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1. 序論

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Academic year: 2021

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図1 感情・学習・行動の関係性

ゴミの分別 特になし

ゴミ拾い・ポイ捨てしない

節電・節水 環境保全意識

日常生活の便利さの気づき 日常生活の見直し 自然に対する興味

環境問題の理解 自然の魅力

不便さ 不快感 自然の美しさ 自然の中での不安感

自然の楽しさ

自然環境に恵まれた大学に通う大学生の環境に対する態度とその形成要因となった体験についての研究 吉安 正樹 (生涯スポーツ学科 野外スポーツコース)

指導教員 林 綾子 キーワード:自然環境 大学生 大学生活 環境に対する態度 体験

1. 序論

B 大学では全学生が必修単位として、環境教育的要素と 冒険教育的要素を含んだ野外スポーツ3大実習を履修して いる。このようなカリキュラムを取り入れ、恵まれた自然 環境に通う大学生は、大学生活での体験を通じて環境に対 してより望ましい態度が形成されているのではないかと考 えた。自然との共存を目指す大学での学生達の学びを明ら かにすることで、今後のより効果的な学生指導への一助と なるのではないかと期待される。そこで本研究では、自然 環境に恵まれた大学に通う大学生の環境に対する態度と、

入学してからこれまでの大学生活の中で、どのような体験 が環境に対する態度形成の要因となったか、またそこから 得られた学習について明らかにすることを目的とする。

2. 研究方法

【調査対象】

自然環境に恵まれたB大学に通う大学生を対象とし、入 学後の学生生活での体験から環境への意識の変化があった と答えた30名に対して意図的に調査を行った。

【調査用紙】

1)自然環境への意識に関するアンケート調査(記述):筆 者が独自に作成した、体験、感情、学習、行動の順に問う アンケート用紙を使用し、1 人につき3 つの体験を挙げて もらった。

2)自然環境への意識に関するアンケート調査(選択):ア メリカの野外教育研究で用いられた「環境に対する態度」調 査用紙を、岡村 (2001)が翻訳したものを筆者が独自に編集 し使用した。

3.結果と考察

①環境に対する態度:認知- 感情間、認知-行動間に有 意な差がみられ、 感情得点と行動得点に比べ認知得点は 低かったことが分かった。また、男女別でt検定を行っ た結果、男子に比べ女子の方が高かった( t (28)=

-2.19, p <.05)。 家事などをする機会の多い女子の方が高 くなったのではないかと考えられる。

②環境に対する態度形成の要因となった体験: 「フレッシュ マンキャンプ」「部活動」「水辺実習」「雪上実習」が挙げら れ、普段の生活環境とは違い、非日常的な生活環境での体 験や部活動での清掃活動が、B大学の大学生に大きな印象 を与えたのではないかと考えられる。

③体験から得られた学習:「自然の魅力」「自然に対する興 味」「環境問題の理解」「環境保全意識」「日常生活の見直し」

「日常生活の便利さの気づき」が挙げられ、それぞれの関係 性を図1にまとめた。それぞれの体験から、多くの学生が 環境に対する態度形成に必要なものを学習したのではない かと考えられる。

4.まとめ

B大学に通う大学生の環境に対する態度は、直接的な体 験から自然環境について理解し、身近でできる環境に配慮 した行動をとっていることが明らかとなった。

【引用文献】

1)岡村泰斗(2001) : 「環境教育の学び」の評価方法に関す

る文献研究 社団法人日本キャンプ協会 キャンプ研

究 第4巻 第2号 19-27

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