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電位(静電ポテンシャル)

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Academic year: 2021

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全文

(1)

電位(静電ポテンシャル)

電位

Φ: 電気を流す力(静電ポテンシャル またはスカラーポテンシャル)

(単位:

ボルト[V])

電場 E(電界)=電位/距離 [V/m]

雲(帯電によ り電位発生)

大地(電位ゼロ)

Φ 0

電位差があると電 流が流れる

z z y y

x x z

y x

E

ˆ ˆ , ˆ

,





問題: 電位がΦ = 𝑥2 + 𝑦2 + 𝑧2で与えられ るとき、電場𝐸を求めよ。

(2)

電気力線と等電位面(線)

電位の等しい点を結んだ面(線)を等電位面(線)という

電気力線と等電位面(線)は直交する。

異種等量の2電荷 同種等量の2電荷

(3)

一様な電場

十分広い2つの平面(極板)に電位差を与えたとき、その間にはほぼ 一様な電場が形成される。

例:コンデンサ

このとき、2枚の平面(極板)の間の距離をd[m]、電位差をΦ[V]と すると、電場の大きさ(強さ)EはE=Φ/d[V/m]として与えられる。

電場の向きは、電位が高い方から低い方に向かう向き(正の電荷には たらく力が、高電位側から低電位側)

例: 0.1[m]の距離で100[V]の電位差なら、電場の強さは 1[kV/m]

問題: 距離が0.50mの2つの極板の間に25Vの電位差を与え た。極板間の電場の強さを求めよ。

d

0 E

(4)

点電荷の周りの電位

|

| ) 4

(

) 0 ) ( ) 4

( ˆ,

) 4 (

] [ )

( )

(

0 0

0 0 2

0

r r r Q

r

r r

r r Q

r r r Q

E

C Q r d E r

r b

a

r a r

b







にあるときは、

一般に、点電荷が位置

のとき、

準とする(

ただし、無限遠点を基

標系を用いて、

)の周りの電位は極座 原点の点電荷(電気量

 

確かめなさい。

となっていることを より、

問題:

) ( )

ˆ (

ˆ ˆ 1 ˆ

1

2 3

2 3 2 2 2

2 2

r r

r E r r

r

z y x

z z y y x x z

y r x



(5)

静電エネルギー

静電気力x距離=電位x電荷=静電エネルギー

E F=qE 一様な電場E

d

Φ=Ed 電位

W=qΦ(=Fd)=qEd 静電エネルギー 電場 静電気力

電荷q

距離d 距離d

電荷q

例題: 一様な強さE=50V/mの電場中にq=+1.0x10-10Cの点電荷 Aを置いた。

(1)Aが受ける静電気力の向きと大きさを求めよ。

(2)Aを電場の向きと逆向きに、0.20m動かした。Aのもつ静電エネル ギーはいくら増えたか(または減ったか)

(6)

電場(電位)の重ね合わせ

2つ以上の電荷A,Bが存在する場合、任意の位置

𝑟

における 電位は両者のつくる電位の和になる。電場も同様。

) ( )

( )

(

) ( )

( )

(

r E r

E r

E

r r

r

B A

B A

2つ以上の電荷i(i=1,2,3,…)が存在する場合は、同様に、

n

i

i n

i

i

r E r

E

r r

1 1

) ( )

(

) ( )

(

問題:x軸上のx=-1の位置に点電荷Qがある。x=1の位置に絶対値が同じ 電気量の点電荷Qを加えたとき、原点x=0における電位Φは、どうなるか?

(1)QとQが同符号の場合(2)異符号の場合のそれぞれを考えよ。

また、原点における電場𝐸はどうなるか?

(7)

とびとびの電荷分布の静電エネルギー

係数1/2は重複した 数えを考慮(例えば、

i=2,j=3とi=3,j=2)

 

N

j

i ij

j N i

i

N

i j

j ij

j N i

i

i

N

i j

j ij

j i i

i i

i i

N

i j

j ij

N j i j

j ij

j i

i i i

ij j

i

i i

R q q R

q U q

U

U R

q q q

U

U Q

R q R

q

Q Q

j i R Q

Q

Q N

N i

q

1 1, 0 1 0

, 0 1

, 0 1 ,

1 0

8 1 8

1 2

1

4 1

4 1 4

) (

) ,..., 2 , 1 (











は、

エネルギー すべての点電荷の静電

Φ

は、

の静電エネルギー より、

Φ

とすると、

ポテンシャルをΦ

の場所につくる静電 以外の点電荷が

とする。

の距離を と

があり、

個の点電荷 を持つ

電気量

問題: 一辺の長さがaの正三角形の各頂点に、電気量+Qの点電荷を

置いたとき、静電エネルギーの和Uを求めなさい。

(8)

連続の電荷分布の静電エネルギー

 

 

0 2 0 2

2 1 2 1

2 2 0 0

0 0

0 0

0 '

2 2

0 4

,

2 2

2 2

2

) ( ) 2 (

1

|'

|

' ) ' ( 4

) 1 ( )

( ) ( ) (

E u

dV E U

r r r S

d E r

r E

r

E S d E dV

E

dV E dV

E

E dV

E

dV r r U

U

r r

dV r r

dV r r q

r

S S V

V V

V V

V V

N

i i i







また、エネルギー密度 よって、

より、

とすると、

第2項の積分要素を

および発散定理より)

(部分微分の公式より より

は、

ー このとき静電エネルギ

ただし、

き換える。

を用いて和を積分に置 電荷密度

える。

連続的な電荷分布を考

全空間

問:距離d、面積Sの2枚の極板間に一様な電場Eができた。極板間の

(1)エネルギー密度u(2)全エネルギーU

をそれぞれ求めなさい。ただし、極板間は真空とする。

(9)

問題解答

電位: E=(-2x, -2y, -2z)

一様な電場: 25[V]/0.50[m] = 50[V/m]

点電荷の周りの電位: 省略

静電エネルギー: (1) 5.0x10 -9 [N]、電場と同じ向き (2)1.0x10 -9 [J]増加した。

電場(電位)の重ね合わせ: (1)2倍になる。(2)0に なる。電場は、(1)0になる。(2)同じ向きで強さが2倍 になる。

とびとびの電荷分布の静電エネルギー:

U = 3𝑄2

4𝜋𝜀0𝑎

連続の電荷分布の静電エネルギー:

u = 1

2 𝜀0𝐸2, 𝑈 =

1

2 𝜀0𝑑𝑆𝐸2

参照

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