薬液改良体の薬液注入速度を変えた圧縮応力の評価 東京都市大学
2
0
0
全文
(2) 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). Ⅲ‑092. 3.試験結果. 表3. 試験条件および結果. 図 2 に注入速度と湿潤密度の関係を示す. それぞれのケースに おいてばらつきが見られるものの,注入速度が速くなるに従い, 湿潤密度が低くなる結果となった. 供試体を作成する際にはそれ ぞれの試料において同量の薬液を充填したことから, 密度の違い は水よりも比重の大きい薬液が間隙内にどれだけ存在している かを示している. これより注入速度が高いほど供試体内で水道の ようなものを形成しやすく,間隙水を完全に薬液に置換できなか ったことが原因であると考えられる. 図 3 に湿潤密度と一軸圧縮強さの関係を示す.珪砂 5 号,珪砂 6 号ともに,湿潤密度の増加に従い,一軸圧縮強さが増加する結 果となった.これは湿潤密度が高いほどシリカ濃度が高くなるた め,一軸圧縮強さも高くなったものと考えられる.豊浦砂に関し てはばらつきが見られ,相関性が得られなかった. 図 4 に注入速度と一軸圧縮強さの関係を示す.ここで硅砂にお いては,注入速度の増加に伴って,改良強度がわずかに低下する 傾向が見られたものの,その程度は小さく,一次元注入において は, 注入速度は一軸圧縮強さにあまり影響しないという結果にな った.これは,本試験に用いた試料の均等係数は小さく,細粒分 を含まないことや,一次元条件では薬液が一方向に間隙水を押し 出した事によると考えられる.一方,二次元平面土槽を用いた安 部ら 3)の研究では,注入速度や土中ゲルタイムと希釈倍率の関係 が示唆されている. 3. まとめ 今回,注入速度と湿潤密度,湿潤密度と一軸圧縮強さにおいて相関性がみられた.しかし,注入速度と一軸圧縮 強さには相関性が見られなかった.今後,均等係数や細粒分含有率,土中ゲルタイムが異なる試料を用いた一次元・ 二次元浸透試験を実施し,薬液の移流拡散現象の把握と,最適な注入速度や土中ゲルタイムの設定方法の検討を行 う予定である.. 珪砂6号. 1.92. 豊浦砂. 250 一軸圧縮強さ(kN/m2). 1.94. 珪砂5号. 1.9 1.88. 珪砂5号. 250 一軸圧縮強さ(kN/m2). 珪砂5号. 1.96 湿潤密度(g/cm3). 300. 300. 1.98. 珪砂6号 200 豊浦砂 150 100. 珪砂6号. 200. 豊浦砂. 150 100. 50. 1.86. 50. 1.84. 0. 0. 0. 200. 400. 600. 800. 1000. 0. 1.8. 注入速度(cc/min). 図2. 注入速度と湿潤. 1.85. 1.9. 1.95. 200. 400. 600. 800. 1000. 注入速度(cc/min). 2. 湿潤密度(g/cm3). 図3. 湿潤密度と一軸圧縮強さ. 図4. 注入速度と一軸圧縮強さ. <参考文献> 1)社団法人. 地盤工学会:はじめて学ぶ土壌・地下水汚染,pp122-128 丸善株式会社,2010.2)佐々木隆光,小山忠雄,末政直. 晃:溶液型薬液注入材のゲルタイムが浸透性と改良強度に及ぼす影響,pp787-788,第 47 回地盤工学研究会,2012.3)安部利亮, 末政直晃, 中川健太郎 , 島田俊介 , 小山忠雄, 佐々木隆光 ,平面土槽を用いた薬液の注入形状の把握,地盤工学研究発表会 発表講演集 Vol.46th Page.ROMBUNNO.416 (2011). ‑184‑.
(3)
関連したドキュメント
標準色の調製:ヒ素標準液 2.0 ml を発生瓶 に入れ、塩酸(1→2)5 ml 及びヨウ化カリウ ム試液 5 ml を加え、2~3 分間放置した。塩化 スズ(Ⅱ)試液 5
その定容液から1mL を分取し、固相 C18 に通した。次に その固相 C18 からの流出液(アセトニトリル 100%)にトル エン
腹腔内注射によっては1、2-Naphthylamino誘導体はβ-誘導体 よりも毒性は少ない。
うな速度で回転させ,反転する箇所を回転ごとに変化させ試料を投入した.その後タッピング法により外モ
結果 6.1 配合変化試験 結果の詳細を別紙 1~2 に示した. 6.2 定量法の特異性 標準溶液と特異性試料溶液のクロマトグラムを比較した結果,ヒューマリン R 注
2.持続性結膜浮腫に対する作用 (1)ナイスタチン浮腫に対する作用
1 .はじめに 血液,尿,唾液などの体液試料中の薬物濃度の測定 に,潟速液体クロマトグラフィー
5.4.3 デクスメデトミジン静注液200μg「サンド」投与中のモニタリング