大牟田市と自治労大牟田市職員労働組合との交渉結果報告
1 日 時 平成28年11月 8日(火) 18:10~19:15
11月21日(月) 20:10~21:25
2 場 所 職員会館3階 第2・3会議室
3 交 渉 案 件 平成28年度秋季年末要求に対する回答
4 交渉結果概要
組合要求の概要
当局回答の概要
1 労使交渉・協議について
賃金労働条件の見直しについては、十分な労使交 渉・協議に基づく合意の上で実施すること 賃金労働条件の見直しについては、十分な労使交渉・ 協議、合意の上で実施する旨の回答を行った。2 組合員の賃金水準の確保について
①50 歳代後半層職員の昇給抑制と昇格制度の見直し を実施しないこと。また、すべての在職者が定年まで 昇給が可能になるよう、号給の延長を行うこと。 ②月例賃金の維持・改善を図り、給料表がプラス改定 される場合には、4 月に遡って差額分を支給すること。 ③一時金の支給月数を引上げること。 ④給与制度の総合的見直しに伴う経過措置額を維持 すること。 ⑤昇給・昇格基準を改善し、併せて在職者調整を実施 すること。 ①人事院勧告が情勢適応の原則に基づき公務員の給与水 準を民間企業の給与水準に均衡させることを基本として 行われたものであることを踏まえると、50 歳代後半にお ける給与水準の上昇を抑制するための制度改正は、国家 公務員に準じた対応が必要になるものと考えており、引 き続き、労使協議を行っていく旨の回答を行った。 ②③人事院勧告を参考とした「給料表の引上げ」「期末・ 勤勉手当の支給月数の引上げ」「扶養手当の改定」の実 施を考えており、給料表の改定については、平成28年 5月1日、期末勤勉手当の改定については、平成28年 12月支給期から適用させ、扶養手当の改定については、 平成29年4月1日から国に準じた経過措置を講じて実 施したいと考えている旨の回答を行った。 ④均衡の原則やラスパイレス指数等の本市をとりまく諸 情勢等を踏まえ、経過措置額の支給については、平成3 0年4月1日に廃止したいと考えており、引き続き十分 な労使協議を行っていく旨の回答を行った。 ⑤国・県からの指導やラスパイレス指数への影響等を考 慮すると、現状において要求どおりの改善は困難である 旨の回答を行った。3 諸手当について
①45 時間以上の時間外勤務手当については割増率の 引き上げを行うこと。 ②地域手当については、福岡県人事委員会の勧告を最 低基準とし、全職員に支給すること。 ①法の趣旨を考慮しつつ、国や他団体との均衡を踏まえ た上で、適切に対処していく旨の回答を行った。 ②本市を取り巻く現状及び諸情勢等から、今日時点で具 体的に支給することは困難である旨の回答を行った。4 雇用と年金の接続について
雇用と年金の確実な接続をはかるための制度を確 立すること。雇用と年金の確実な接続をはかるため、 フルタイムを基本とした再任用制度を確立し、再任用 を希望する定年退職者全員の雇用を確保すること。 高い就労意識と意欲を持ち、多様な職務経験を通して 知識・経験・技術を培ってきた高齢職員の効果的な活用 を基本として制度運用に取り組んでいる。今後において は、実質的な無収入期間の拡大や国家公務員等の考え方 を踏まえ、定年退職者が再任用を希望する場合において は、即戦力として期待される退職時の職務を基本としな がら、希望者全員に雇用の場を提示できるよう取り組ん でいく旨の回答を行った。
5 非正規職員の処遇について
非正規職員の賃金を改善すること。 嘱託員等については、職員の給与改定等を踏まえた報 酬引上げや期末付加報酬の支給月数の引上げを行うこと とし、臨時職員についても、賃金の引上げを実施したい と考えている。嘱託員、業務委託者及び臨時職員の賃金・ 労働条件については、職員の給与改定及び他都市の状況 を参考としながら、一定の水準を確保していきたいと考 えており、引き続き十分な労使協議を行っていく旨の回 答を行った。6 人事評価制度の処遇反映について
評価結果の拙速な給与・処遇への反映を行わず、十 分な労使交渉と合意によるものとすること。 人事評価制度が、概ね適切な運用が図られ、人材の育 成及び組織の活性化を目指すために担う機能も高まって きていると考えられることから、管理職員について、25 年度の勤勉手当から、評価結果を成績率へ反映させたと ころであり、今後においても、人事評価制度の検証を継 続して行い、制度運用に対する職員の理解と納得性を確 保していく必要があると考えている旨の回答を行った。 また、平成 28 年 4 月 1 日施行の改正地方公務員法では、 人事評価制度の導入とともに評価結果の処遇への反映を 求められていることから、今後は管理職以外の職員への 処遇反映について検討を行っていく必要がある旨の回答 を行った。7 賃金格差について
職種間等における不当な賃金格差が生じないよう、 必要な措置を講じること。 均衡の原則及び職務給の原則に基づき、不当な賃金格 差が生じないよう、適切に対処していく旨の回答を行っ た。8 財源の確保について
時間外手当、労働安全衛生や福利厚生に関する予 算、また、臨時・非常勤等職員の人件費を含め、総人 件費にかかる必要な財源を確保すること。 情勢適応の原則や均衡の原則に基づき、人事院勧告等 で示された給与水準や他都市の給与水準、さらには本市 が置かれている状況等を十分踏まえながら、自主交渉・ 自主決定の原則のもと、職員の給与水準について、予算 における人件費の確保に努めていく旨の回答を行った。
9 労働時間の短縮・休暇制度の拡充について
①勤務時間管理の徹底を進め、時間外労働の縮
減や年次有給休暇の計画的取得促進施策を進
めること。
②育児・介護休業法や人事院規則を踏まえ、民
間・国と同様の所要の措置を講ずること。
③子育て支援の観点から、取得要件の拡充をは
かること。
①業務の進捗状況と労働時間の適正把握に努め、労働時 間短縮に向けた様々な取組みを推進していきたい。年次 有給休暇の取得については、計画的な業務運営と業務の 効率化や日常の事務事業見直し等を着実に実行すること と併せ、特定事業主行動計画やワークライフバランスの 推進に向けた意識改革も行いながら、年次有給休暇の取 得の少ない職員へは、管理職から取得を促すなど、年次 有給休暇の計画的、連続取得ができる職場体制の整備に 努めていく旨の回答を行った。 ②仕事と生活の調和を図りうる勤務環境の整備は、公務 能率の向上という観点からも大変重要であると考えられ るため、次世代育成支援に係る休暇・休業について、積 極的に取得を促進していく旨の回答を行った。 ③昨年7月から、子の看護休暇について、対象者の年齢 要件を「12歳に達した年度末」から「15歳に達した 年度末」へと引上げを行い、本年4月からは「対象とな る子が在籍する保育所、幼稚園もしくは小・中学校等が 感染症予防のため臨時に休業となった場合にその子の健 康を管理する場合」を取得要件に追加し、嘱託員につい ても、子育て支援の観点から、職員と同様の取扱いとし た旨の回答を行った。10 労働安全衛生の確立について
労働安全衛生マネジメントシステムの職場
への浸透に取り組み、安心して働ける職場環
境を整備すること。
①安全衛生委員会を定期的に開催すること。
②年間事業計画を策定して予算措置を行うこ
と。
③健康管理を充実し、とりわけメンタルヘル
ス対策を講じること。
④65 歳まで働き続けられる職場づくりに向
け、定年まで働くための職場環境の課題に
ついて、安全衛生委員会で議論を行うこと。
⑤地方公務員災害補償基金が 2011 年 3 月に策
定した「業務負荷の分析表」を踏まえ、公務
災害を生まない職場環境の改善に努めるこ
と。
⑥被災地へ派遣された職員に対して、十分な事
後フォローを行うこと。
労働安全衛生体制の確立を図るため、労働基準法、安 全衛生法などを遵守するとともに、十分な労使協議を行 っていく旨の回答を行った。 ①各安全衛生委員会における年間事業計画を策定する中 で、定期的に開催するよう努めていく旨の回答を行った。 ②毎年度策定する事業計画に基づき、予算措置を行って いく旨の回答を行った。 ③メンタルヘルスに関しては、基礎知識や自己対処法を 習得するセルフケア研修、管理監督者に対するラインケ ア研修の実施、さらには職場環境等の改善を目的とした 「グループミーティング」の奨励を行うとともに、産業 医、臨床心理士、保健師などによる相談体制の充実を図 り、予防及び再発防止に、継続的に取組んでいるところ である。 このため、今後も、メンタルヘルス不調・不全の予防・ 再発防止対策の充実を図るため、これらの取組みを積極 的に推進していく旨の回答を行った。 ④再任用制度の動向等も見極めながら、65 歳まで働き続 けられる職場づくりに向け、職場環境の課題について、安全衛生委員会での審議を行っていく旨の回答を行っ た。 ⑤「業務負荷の分析表」を業務や研修で積極的に活用し、 災害補償の担当職員や安全衛生担当職員のみならず、管 理監督者についても認識を高め、公務災害を生まない職 場環境の改善に努めていく旨の回答を行った。 ⑥被災地へ派遣された職員については、帰任後、必要に 応じて本市産業保健スタッフによる面談を実施してお り、今後も引き続き十分な事後フォローを行っていく旨 の回答を行った。