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決 算 で 注 意 すべき 復 興 特 別 所 得 税 今 年 1 月 以 降 に 決 算 期 末 を 迎 える 事 業 年 度 の 法 人 税 の 申 告 では 所 得 税 と 復 興 特 別 所 得 税 の 切 り 分 けが 必 要 となります 今 年 1 月 以 降 に 決 算 期 末 を 迎

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吉川和良税理士事務所

注目トピックス

01|決算で注意すべき復興特別所得税

今年 1 月以降に決算期末を迎える事業年度の法人税の申 告では、復興特別所得税の税額控除について注意が必要で す。処理を誤ると罰則の対象になってしまうため、解説し ます。

特集

02|復興特別所得税税額控除の取り扱い

前項の通り、復興特別所得税は通常の所得税と切り分けて 考える必要があります。ここでは、復興特別所得税と通常 の所得税とを区分する方法を解説します。

03|日本版 ISA の導入について

日本版ISA については、平成25 年度税制改正大綱にさら なる拡充が盛り込まれ、非課税投資総額は最大 300 万円 から500 万円となりました。

話題のビジネス書をナナメ読み

04|ストーリーとしての競争戦略(東洋経済)

本書では、「ストーリー」という 観点から、競争優位性をもたら す考え方が分かりやすく解説さ れています。多くの事例が紹介 されている分ボリュームがあり ますが、経営戦略の本質を学ぶ ことができますので、経営者や 幹部層にお勧めしたい 1 冊です。

決算で注意すべき

復興特別所得税

吉川和良税理士事務所

ニュースレター

2013 年 4 月号

YOSHIKAWA TAX JOURNAL

(2)

吉川和良税理士事務所

はじめに

今年 1 月以降に決算期末を迎える事業年度の法人税の申 告では、源泉所得税の税額控除について注意が必要です。 所得税と復興特別所得税の切り分けが必要となるためで す。ここでは、決算時に注意すべき復興特別所得税の取り 扱いについて解説します。

復興特別所得税の取り扱い

これまで何度もお知らせしている通り、平成25 年1 月1 日以降は復興特別所得税が課税されることになります。法 人が源泉徴収された復興特別所得税は、復興特別法人税か らの控除や、損金への算入が認められています。 平成24年中の取引には復興特別所得税が源泉徴収されて いませんが、平成25 年1 月1 日以降の取引には源泉徴収 されています。そのため、平成25年1月以降の決算では、 復興特別所得税が課されている取引と、課されていない取 引が混在することになります。 通常、源泉徴収された所得税は、所得税額控除として法人 税から控除することができますが、源泉徴収された復興特 別所得税は、復興特別法人税からのみ控除することができ、 法人税から控除することはできません。 誤って復興特別所得税を法人税から控除してしまった場 合、法人税の税額が過少となるため、調査などで指摘され れば過少申告加算税の対象となってしまいます。

過少申告加算税の対象となることも

調査などで「納める税金が少なかった」ことが指摘された 場合、過少申告加算税が課税されることになります。 過少申告加算税は、納付税額の10%が課されます。ただ し、正当な理由があると認められる場合、正当な理由があ ると認められる部分については過少申告加算税の対象と はなりません。 正当な理由があると認められる事実について、事務運営指 針において一定の指針が示されていますが、注意書きには 「税法の不知若しくは誤解又は事実誤認に基づくものは これに当たらない」とあります。 法人税額から誤って復興特別所得税額を控除した場合、上 記の注意書きに該当するようです。したがって、過少申告 加算税が課されてしまいます。 決算時の復興特別所得税の取り扱いについて不安な点が ありましたら、お気軽に当事務所までお問い合せください。

決算で注意すべき

復興特別所得税

今年1月以降に決算期末を迎える事業年度の法 人税の申告では、所得税と復興特別所得税の切 り分けが必要となります。

平成25年1月

復興特別所得税

平成24年12月

(3)

吉川和良税理士事務所

はじめに

利子や配当の支払いが行われる際、所得税と復興特別所得 税の両方が源泉徴収されますが、支払いを受けた法人側で は源泉徴収税額の内訳は分かりません。ここでは、復興特 別所得税と通常の所得税とを区分する方法を解説します。

区分処理の方法

源泉徴収が行われる際、所得税と復興特別所得税の両方が 源泉徴収されます(利子の場合には、利子割も併せて徴収 されます)。 しかし、源泉徴収税額の内訳が分からないため、源泉徴収 に関する支払いを受けた法人側で、源泉徴収税額を所得税 と復興特別所得税に区分しなければなりません。 区分処理は、①源泉徴収税額に 2.1/102.1 を乗ずること で復興特別所得税を算出する②源泉徴収税額から①の復 興特別所得税を控除して所得税額を算出する、という方法 になります。

① 源泉徴収税額 × 2.1/102.1 【復興特別所得税】

② 源泉徴収税額 - ①の額 【所得税】

端数処理の方法

①の計算の際に生じる1 円未満の端数は、以下のように 処理する必要があります。計算する際は、ご注意ください。 端数 処理方法 50 銭 超 切り上げ 50 銭 以下 切り捨て

具体例

例)平成25 年2 月に支払いを受けた預貯金の利子に関す る源泉徴収税額が500 円だった場合

【復興特別所得税】

500 円 × 2.1/102.1 =

10 円

※50 銭未満の端数は切り捨てます

【所得税】

500 円 - 10 円 =

490 円

なお、この区分処理は、原則的に支払いを受けるごとに行 いますが、合理的な方法であれば年度末に一括処理を行う ことも認められています。 復興特別所得税額控除の経理処理についてのご相談は、 当事務所までお気軽にお寄せください。

復興特別所得税

税額控除の取り扱い

ここでは、復興特別所得税と通常の所得税 とを区分する方法について解説します。

(4)

吉川和良税理士事務所

はじめに

平成 25 年度税制改正大綱では、日本版 ISA と呼ばれる、 少額の上場株式に関する配当所得および譲渡所得の非課 税措置が拡充されました。ここでは、日本版 ISA につい て解説します。

日本版 ISA とは

日本版ISAとは個人投資家向けの税制優遇措置のことで、 毎年一定額までの上場株式などへの投資に対する配当や 譲渡益を非課税とする制度です。

イギリスで導入されている

ISA

(Individual Savings Accounts)と呼ばれる制度を参考に、「貯蓄から投資へ」 の流れを促進するための一環として平成22年度税制改正 で創設されました。日本版 ISA の特徴は、毎年の一定額 を100 万円以下としている点です。

具体的な内容

現在、上場株式などの配当や譲渡益に対する税率は 10% と優遇されていますが、平成 25 年 12 月 31 日をもって 廃止されます。これに伴い、日本版ISA が導入されます。 平成26年~平成35 年「非課税口座」が開設できます。 非課税口座では、毎年「非課税管理勘定」を設定し、年間 合計 100 万円以下の上場株式などの受け入れができます。 非課税口座を開設できる期間は上記10 年間ですが、非課 税口座を維持できる期間は最長5 年間です。 つまり、非課税管理勘定に受け入れられた上場株式などは、 同勘定設定日の属する年の 1 月 1 日から 5 年以内に支払 いを受ける配当、5 年以内の譲渡益が非課税となります。

非課税投資総額

改正後の非課税投資総額は、非課税期間が5 年間に延びた ことから、「年間100 万円×5 年間=500 万円」と最大500 万円に拡大されます。 例)平成 26 年に非課税口座を開設して、100 万円を新 規投資する場合  100 万円の投資から生じる配当や譲渡益について、 平成30 年までの5 年間は非課税  平成27 年以降も、100 万円までであれば平成35 年 まで毎年新規の投資を行うことができる  上記口座から生じる配当や譲渡益も5 年間は非課税 平成 31 年まで毎年 100 万円の新規投資を行ったと しても、平成 26 年に投資した 100 万円の非課税期 間は平成30 年で終了してしまうため、結果として非 課税投資総額は平成 27 年~平成 31 年に投資した 「100 万円 × 5 年 = 500 万円」となる このように、日本版 ISA は非常に複雑な制度です。不明 な点がありましたら、当事務所までお問い合わせください。

日本版

ISA の

導入について

日本版 ISA は、平成 25 年度税制改正大綱に さらなる拡充が盛り込まれ、非課税投資総額 は最大300 万円から500 万円となりました。

(5)

吉川和良税理士事務所

単行本:500

ページ

出 版:東洋経済

価 格:2,940 円(税込)

はじめに

「競争戦略」と聞くと、過去の実績や数字を並べ立てて、 難しく考えるイメージが浮かぶのではないでしょうか。本 書では、「ストーリー」という観点から、競争優位性をもた らす戦略論が分かりやすく解説されています。

「ストーリー」とは何か

著者は、「戦略とは、誰かに話したくてたまらなくなるよう な面白いストーリーであるべきだ」と主張します。 戦略を構成する要素が絡み合い、全体的にゴールに向かっ て動いているイメージが動画のように見える。これがスト ーリーがあるという事です。サッカーに例えてみましょう。 どのポジションにどの選手を配置するかという考えは「点」、 パスがどのように繋がりゴールを目指すかという考えは 「線」です。戦略の実体は、個別の選手の配置・能力では なく、個別の打ち手を連動させる「流れ」にあるのです。

戦略ストーリーの 5C

ストーリーを組み立てる際に柱となるのは、以下5 つです。 著者は、「終わりから考えること」が最も重要だと言います。 【1】競争優位 [Competitive Advantage] :利益創出の最終的な論理 【2】コンセプト [Concept] :本質的な顧客価値の定義 【3】構成要素 [Components] :競合他社との「違い」 【4】クリティカル・コア [Critical Core] :独自性と一貫性の資源となる中核的な構成要素 【5】一貫性 [Consistency] 評価基準:構成要素をつなぐ因果論理

スターバックスの 5C

【1】競争優位 利益を得る方法は、①WTP(顧客 が払いたいと思う水準)を上げる ②コストを下げるに大別されます。 スターバックスはを選びました。 【2】コンセプト 自宅でも職場でもない「第 3 の場所」がコンセプトです。 コーヒー自体はゆったり過ごすための手段だと考えました。 【3】構成要素 [雰囲気] 間接照明・大きなソファ [出店]オフィス街 [スタッフ] 研修・福利厚生 [メニュー] 高品質・非日常的 【4】クリティカル・コア オーナーがゆったりとした雰囲気づくりに取り組めるよう、 全店、直営方式を採用しました。フランチャイズの場合、 オーナーが「回転率を上げよう」と考えてしまうためです。 【5】一貫性 クリティカル・コアは、以下のように、ストーリー全体に 一貫性を与える重要な役割を果たしています。 本書を参考に、「ストーリー」という切り口から経営戦略を 改めて考えてみてはいかがでしょうか。

ストーリーとしての競争戦略

~優れた戦略の条件~

楠木 建 著

直営方式 店舗の雰囲気 出店と立地 スタッフ メニュー 第3の場所 WTPの増大 長期利益 クリティカル・コア 構成要素 コンセプト ゴール 競争優位 スターバックスの戦略ストーリー

参照

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