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平成 30 年度 輸血 移植検査部門 精度管理調査報告 輸血 移植検査部門 精度管理委員 雫石 宏美 八戸赤十字病院 検査技術課 輸血 移植検査部門 部門長 津嶋 里奈 青森市民病院 臨床検査部 はじめに 赤血球型検査は不適合輸血を防ぐために輸血前に行われる重要な検査である 2005 年に 輸血療法

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平成 30 年度 輸血・移植検査部門 精度管理調査報告

輸血・移植検査部門 精度管理委員 雫石 宏美(八戸赤十字病院 検査技術課) 輸血・移植検査部門 部門長 津嶋 里奈(青森市民病院 臨床検査部) はじめに 赤血球型検査は不適合輸血を防ぐために輸血前に行われる重要な検査である。2005 年に 「輸血療法の実施に関する指針(改定版)」が厚生労働省より策定された。また 2016 年に は「赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂2版)」が出された。これに共通す ることは、臨床的意義のある抗体を検出することの重要性である。臨床的意義のある抗体は、 対応する血液型抗原陽性の赤血球を生体内で破壊し、溶血性輸血副作用の原因となるため、 適切な方法で検出することが求められる。 昨年度に引き続き、評価は「赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂2版)」 に準じて実施した。

Ⅰ.実施項目および参加施設数

2試料を用いて ABO 血液型・RhD 血液型・不規則抗体スクリーニング・抗体同定検査お よびフォトサーベイを実施した。また、輸血検査の実施状況や血液型二重チェックについて アンケート調査を行った。48 施設の参加申込みがあり、47 施設より回答を得た。項目別参 加施設数を示す[表1]。 [表1]項目別参加施設数 実施項目 参加コース 参加施設数 A B C 平成 29 年度 平成 30 年度 1.ABO 血液型 ○ ○ ○ 49 47 2.RhD 血液型 3.不規則抗体スクリーニング - ○ ○ 35 32 4.不規則抗体同定 - - ○ 16 14 5.フォトサーベイ ○ ○ ○ 48 47 6.アンケート調査 ○ ○ ○ 48 47

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Ⅱ.配布試料

(1) ABO 血液型、RhD 血液型、不規則抗体スクリーニング、不規則抗体同定検査 【試料1】 1-C:RBC-LR 2 A 型 RhD 陽性 Dia抗原 陰性 1-P:FFP-LR 240 A 型 RhD 陽性 抗 Dia 陽性 【試料2】 2-C:RBC-LR 2 B 型 RhD 陽性 E 抗原、Fyb抗原、S 抗原 陰性 2-P:FFP-LR 240 B 型 RhD 陽性 抗 E、抗 Fyb、抗 S 陽性 ※ 使用した RBC、FFP は血液センターより譲渡血として購入したものである (2) フォトサーベイ 【写真1】【写真2】 写真提供:ID-System バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社

Ⅲ.検査方法

配布した試料の検査方法を調査した。 1. ABO・RhD 血液型 検査方法 検査方法 ABO オモテ検査 ABO ウラ検査 RhD 施設数 % 施設数 % 施設数 % 試験管法 28 59.6 28 59.6 28 59.6 カラム凝集法 19 40.4 19 40.4 19 40.4 計 47 100.0 47 100.0 47 100.0 試験管法またはカラム凝集法のどちらかを実施しており、スライド法、ホールグラス 法、ペーパー法、マイクロプレート法を実施している施設はなかった。 2. 不規則抗体スクリーニング 検査方法 検査方法 平成 29 年度 平成 30 年度 施設数 % 施設数 % カラム凝集法 22 62.9 23 71.9 試験管法 13 37.1 9 28.1 計 35 100.0 32 100.0 年々、カラム凝集法での参加施設の割合が増えている。

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Ⅳ.使用試薬

使用している試薬の種類を調査した。 1. 抗 A 抗 B 試薬 すべての施設でモノクローナル抗体を使用していた。(47 施設、100.0%) ヒト由来抗体、動物免疫抗体を使用している施設はなかった。 2. ウラ検査での O 型赤血球の使用 【試料1】 【試料2】 施設数 % 施設数 % 実施 4 8.5 5 10.6 未実施 43 91.5 42 89.4 計 47 100.0 47 100.0 3. 抗 D 試薬 種類 施設数 % モノクローナル抗体 31 66.0 ポリクローナル抗体とモノクローナル抗体のブレンド 14 29.8 ポリクローナル抗体 1 2.1 未実施 1 2.1 計 47 100.0 未実施と回答した施設があったが、カラム凝集法での参加施設であったためモノク ローナル抗体を使用していると思われる。試薬添付文書を確認する必要がある。 4. 酵素法で使用している酵素試薬 種類 施設数 % ブロメリン 9 28.1 フィシン 8 25.0 パパイン 2 6.3 未実施 13 40.6 計 32 100.0

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5. 間接抗グロブリン試験で使用している反応増強剤、抗ヒトグロブリン試薬 反応増強剤 抗ヒトグロブリン 試薬 平成 29 年度 平成 30 年度 施設数 % 施設数 % 重合アルブミン 多特異性 1 2.9 0 0.0 PEG 多特異性 1 2.9 0 0.0 抗 IgG 10 28.6 8 25.0 LISS 多特異性 9 25.7 6 18.8 抗 IgG 14 40.0 18 56.2 計 35 100.0 32 100.0 アルブミンを反応増強剤とする間接抗グロブリン試験の感度は PEG や LISS よりも やや劣り、一部の臨床的意義の高い抗体(抗 Rh や抗 Kidd など)を検出できないこと がある。今回、アルブミンを使用している施設はなく、赤血球型ガイドラインで推奨し ている PEG または LISS を使用していた。 PEG は抗体検出感度が高いが、一方で臨床的意義のない冷式抗体に由来する補体成 分を原因とした偽陽性反応が見られる場合があるため、抗ヒトグロブリン試薬は抗 IgG を使用する。PEG を使用しているすべての施設で、抗 IgG 試薬を使用していた。

Ⅴ.正解と集計結果

1. ABO 血液型 参加施設すべての 47 施設から回答を得た。 (1) 正解 試料 No. オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 抗 A 試薬 抗 B 試薬 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 試料1 4+ 0 A 0 3+~4+ A A 型 試料2 0 4+ B 3+~4+ 0 B B 型

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(2) 集計結果 【試料1】 A 型と判定した施設を正解とした。(正解:46 施設、97.9%) オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 施設数 % 抗 A 試薬 抗 B 試薬 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 4+ 0 A 0 3+ A A 型 24 51.1 4+ 0 A 0 4+ A A 型 22 46.8 4+ 0 A 0 1+ A 判定保留 1 2.1 【試料2】 B 型と判定した施設を正解とした。(正解:46 施設、97.9%) オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 施設数 % 抗 A 試薬 抗 B 試薬 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 0 4+ B 4+ 0 B B 型 23 48.9 0 4+ B 3+ 0 B B 型 22 46.8 0 4+ B 2+ 0 B B 型 1 2.1 0 4+ B 1+ 0 B 判定保留 1 2.1  ウラ検査における【試料1】の B 赤血球との反応、および【試料2】の A1赤血球 との反応において、3+と判定している施設はカラム凝集法が多く、4+と判定して いる施設は試験管法が多かった。カラム凝集法におけるウラ検査は、試験管法に比 較し反応態度が弱い傾向にある。  どちらの試料もウラ検査は 3+~4+の凝集の強さであったため、2+と判定した施 設は許容正解とし、1+と判定した施設は不正解とした。これらの施設は試験管法 での参加であり、弱く判定している可能性がある。凝集反応の見方、試薬の期限、 遠心力強度、スポイト使用時の角度など、検査手技を確認する必要がある。  ウラ検査で O 赤血球を用いた施設では 2 試料とも 0 と判定していた。 2. RhD 血液型 参加施設すべての 47 施設から回答を得た。

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(1) 正解 試料 No. 直後判定 D 陰性確認試験 RhD 判定 抗 D 試薬 Rh-control 抗 D 試薬 Rh-control 試料1 4+ 0 未実施 未実施 D 陽性 試料2 4+ 0 未実施 未実施 D 陽性 (2) 集計結果 【試料1】 D 陽性と判定した施設を正解とした。(正解:45 施設、95.8%) 直後判定 D 陰性確認試験 RhD 判定 施設数 % 抗 D 試薬 Rh-control 抗 D 試薬 Rh-control 4+ 0 未実施 未実施 D 陽性 43 91.5 3+ 0 未実施 未実施 D 陽性 2 4.3 4+ 0 4+ 4+ D 陽性 1 2.1 4+ 0 未実施 未実施 未実施 1 2.1 【試料2】 D 陽性と判定した施設を正解とした。(正解:46 施設、97.9%) 直後判定 D 陰性確認試験 RhD 判定 施設数 % 抗 D 試薬 Rh-control 抗 D 試薬 Rh-control 4+ 0 未実施 未実施 D 陽性 41 87.2 3+ 0 未実施 未実施 D 陽性 4 8.5 4+ 0 4+ 0 D 陽性 1 2.1 4+ 0 0 0 D 陽性 1 2.1  直後判定において抗 D 試薬との反応を 3+と判定している施設がみられた。反応強 度は使用する抗 D 試薬の種類や抗体特性によって変わってくるため 3+以下が異 常ということではないが、どちらも 4+の凝集の強さの試料であったため、これら の施設では弱く判定している可能性がある。凝集反応の見方、試薬の期限、遠心力 強度、スポイト使用時の角度など、検査手技を確認する必要がある。  直後判定で陽性と判定しているにも関わらず、D 陰性確認試験を実施している施 設があった。直後判定が陽性の場合、D 陰性確認試験は不要である。また、直後判 定や D 陰性確認試験の結果と判定が矛盾している施設があり、不正解とした。

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3. 不規則抗体スクリーニング B および C コースを選択した 32 施設から回答を得た。 (1) 正解 試料 No. 生理食塩液法 酵素法 間接抗グロブリン試験 総合判定 試料1 陰性 陰性 陽性 陽性 試料2 陰性 陽性 陽性 陽性 (2) 集計結果 【試料1】 間接抗グロブリン試験で陽性と判定した施設を正解とした。(正解:32 施設、100.0%) 判定 生理食塩液法 酵素法 間接 抗グロブリン試験 総合判定 施設数 % 施設数 % 施設数 % 施設数 % 陽性 0 0.0 1 3.1 32 100.0 32 100.0 陰性 13 40.6 18 56.3 0 0.0 0 0.0 未実施 19 59.4 13 40.6 0 0.0  酵素法で陽性と判定した1施設はブロメリンを使用した試験管法であり、おそら く酵素一段法と思われる。他のブロメリン使用施設では検出されておらず、カラム 凝集法(酵素二段法)を実施している施設でも検出されていない。今回の試料にお いて酵素法が陽性になるのは考えにくいため、結果を確認する必要がある。 【試料2】 間接抗グロブリン試験で陽性と判定した施設を正解とした。(正解:32 施設、100.0%) 判定 生理食塩液法 酵素法 間接 抗グロブリン試験 総合判定 施設数 % 施設数 % 施設数 % 施設数 % 陽性 0 0.0 19 59.4 32 100.0 32 100.0 陰性 13 40.6 0 0.0 0 0.0 0 0.0 未実施 19 59.4 13 40.6 0 0.0

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4. 不規則抗体同定検査 不規則抗体スクリーニングで陽性と判定した試料について、抗体同定検査を実施し た。今回は2試料とも陽性検体であり、単一抗体と複数抗体を出題した。C コースを選 択した 14 施設から回答を得た。 (1) 正解 【試料1】抗 Dia 【試料2】抗 E、抗 Fyb、抗 S (2) 集計結果 【試料1】 参加したすべての施設で『抗 Dia』と回答し、正解であった。(正解:14 施設、100.0%)  抗 Diaは日本人に比較的高頻度に検出される抗体であり、溶血性輸血副作用や新生 児溶血性疾患の原因となる。Dia抗原の発現頻度は、日本人では 10%程度で白人や 黒人では極めて稀である。そのため Dia抗原は欧米から輸入されたスクリーニング 血球に含まれないことがあり、Dia抗原が含まれていない場合は臨床的意義のある 抗体を見逃すことになる。今回参加した施設では Dia抗原を含むスクリーニング血 球を使用していると推測される。 【試料2】 3 つの抗体を同定できた施設を正解とした。(正解:12 施設、85.8%) 抗体名 施設数 % 抗 E、抗 Fyb、抗 S 12 85.8 抗 E、抗 S 1 7.1 抗 E 1 7.1  同定できなかった施設は抗原表を確認する必要がある。否定できない抗体として 残っていないだろうか。  否定できない抗体や複数の抗体特異性が存在する場合には、追加検査を行う。 ①複数の特異性に対し、それぞれの抗原を1つだけもつパネル血球で検査する ②吸着または解離試験によって抗体を分離して反応パターンを簡略化する ③(試薬があれば)ABO、RhD 以外の血液型抗原を検査する などを行い、抗体特異性を絞り込む。

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5. 準備する赤血球製剤 ABO・RhD 血液型、不規則抗体スクリーニング・同定検査を実施した試料について、 輸血が必要となった場合に準備する赤血球製剤の選択を出題した。C コースを選択し た 14 施設から回答を得た。 (1) 正解 試料 No. ABO 血液型 RhD 血液型 その他の血液型 試料1 A 型 RhD 陽性 Dia陰性 試料2 B 型 RhD 陽性 E 陰性、Fyb陰性、S 陰性 (2) 集計結果 【試料1】 参加したすべての施設で『A 型 RhD 陽性 Dia陰性』と回答し、正解であった。 (正解:14 施設、100.0%) 【試料2】 ほとんどの施設で製剤を選択できていた。(正解:13 施設、92.9%) ABO 血液型 RhD 血液型 その他の血液型 施設数 % B 型 RhD 陽性 E 陰性、Fyb陰性、S 陰性 13 92.9 B 型 RhD 陽性 E 陰性、S 陰性 1 7.1  試料2は抗 E、抗 Fyb、抗 S の 3 つを含む試料であった。3 つとも臨床的意義のあ る抗体のため、抗原陰性血を選択し輸血する。  抗体同定で抗 E のみ回答した施設において、製剤選択では E 陰性、Fyb陰性、S 陰 性を選択していた。可能な限り抗体を同定した上で抗原陰性血を選択すべきであ る。なお、抗体産生防止を目的とした抗原陰性血の使用は、自己免疫性溶血性貧血 など場合を除き、輸血用血液製剤の有効利用を妨げることから原則として控える。 6. フォトサーベイ フォトサーベイはカラム凝集法による反応像の判定を出題した。参加施設すべての 47 施設から回答を得た。 《カラム凝集法の原理》 カラム凝集法はデキストランゲルまたはガラスビーズが充填されたマイクロカラム チューブ内で抗原抗体反応を起こさせ、フィルター効果により凝集の有無を判定する。

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血液型検査用カード(カセット)の抗 A、抗 B、抗 D およびコントロール検査用カ ラムにはあらかじめ試薬が充填されており、被検赤血球浮遊液を分注する。ウラ検査用 カラムには被検血漿(血清)と、A1、B 赤血球試薬をそれぞれ分注する。その後、カー ドを遠心し、凝集の有無および凝集の強さを判定する。非凝集赤血球はゲル(ガラスビ ーズ)間を通過し管底に沈降するが、凝集赤血球はフィルター効果により通過できず、 凝集塊の程度によりカラムの上部から中間部にとどまる。コントロールが陽性となっ た場合は、ABO 血液型、RhD 血液型いずれの検査においても判定は無効となる。血液 型の他に不規則抗体スクリーニングや交差適合試験に使用できるカードもある。 《参考資料》ゲルカラムの反応像(例) 資料提供:ID-System バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社

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(1) 問題

カラム法による検査結果の写真です。各カラムを観察して判定してください。

【写真1】

【写真2】

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(2) 正解 【写真1】 ABO オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 抗 A 試薬 抗 B 試薬 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 mf 0 判定保留 0 4+ A 判定保留 RhD 抗 D 試薬 control RhD 判定 4+ 0 陽性 【写真2】 ABO オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 抗 A 試薬 抗 B 試薬 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 0 mf 判定保留 4+ 0 B 判定保留 RhD 抗 D 試薬 control RhD 判定 mf 0 判定保留

 mf(mixed field agglutination:部分凝集)とは、凝集赤血球と非凝集赤血球を認め る反応像である。部分凝集が認められた場合は、患者情報の収集と追加検査等を行 い、原因を追及する。異型輸血、造血幹細胞移植、血液疾患などによる抗原減弱、 亜型の一部、キメラ等が疑われる。  【写真1】は、A 型 RhD 陽性患者に O 型 RhD 陽性 RBC を輸血した想定の反応 像である。抗 A カラムに部分凝集を認めるため、オモテ検査は判定保留となる。  【写真2】は、血液型の判定を待てず、緊急で O 型 RhD 陽性 RBC を輸血した患 者が B 型 RhD 陰性患者であったという想定の反応像である。抗 B および抗 D カ ラムに部分凝集を認めるため、オモテ検査と RhD 検査が判定保留となる。緊急で O 型 RhD 陽性 RBC を輸血した患者が RhD 陰性だった場合は、RhD 不適合輸血 となるため遅発性溶血を生じるリスクがある。溶血所見や抗 D の産生に注意しな がら経過観察をする必要がある。  『危機的出血への対応ガイドライン』には、  危機的出血における輸液・輸血療法は救命を最優先して行う。  時間的余裕がない場合は交差適合試験を省略し、ABO 同型血を用いる。同型 適合血が不足する場合には ABO 異型適合血を用いる。  RhD 陰性の場合は抗 D 抗体がなければ ABO 同型陽性血を使用してよい。  血液型不明の場合は O 型を使用する。 と記載されており、緊急時には異型輸血をする場合がある。また、異型輸血をした 状態で搬送となった場合、搬送先の病院では血液型を確定するのが困難になる。前 医からの情報が非常に重要となる。

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(3) 集計結果 【写真1】 (正解:38 施設、80.9%) ABO オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 施設数 % 抗 A 抗 B 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 mf 0 判定保留 0 4+ A 判定保留 38 80.9 4+ 0 A 0 4+ A A 型 5 10.6 4+ 0 A 0 4+ B A 型 1 2.1 4+ 0 A 0 3+ A A 型 1 2.1 3+ 0 A 0 4+ A A 型 2 4.3 RhD 抗 D control RhD 判定 施設数 % 4+ 0 RhD 陽性 47 100.0 【写真2】 (正解:36 施設、76.6%) ABO オモテ検査 ウラ検査 ABO 判定 施設数 % 抗 A 抗 B 結果 A1赤血球 B 赤血球 結果 0 mf 判定保留 4+ 0 B 判定保留 37 78.7 0 4+ B 4+ 0 B B 型 6 12.8 0 4+ B 4+ 0 A B 型 1 2.1 0 4+ B 3+ 0 B B 型 1 2.1 0 3+ B 4+ 0 B B 型 2 4.3 RhD 抗 D control RhD 判定 施設数 % mf 0 判定保留 43 91.6 mf mf 判定保留 1 2.1 4+ 0 RhD 陽性 1 2.1 3+ 0 判定保留 1 2.1 判定保留 0 判定保留 1 2.1  mf と判定しなかった施設では 4+や 3+と判定していた。カラム上部だけでなく底 部にも注意して観察する必要がある。  ウラ検査において判定ミスがみられ、【写真1】【写真2】ともに同一施設であった。  オモテ検査における抗 A や抗 B との反応は、0 または 4+のときに判定できる。1+ ~3+に判定した場合は、血液疾患などによる抗原減弱や亜型の可能性があり精査 が必要なため、この段階では判定保留となる。

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Ⅵ.アンケート調査

参加施設すべての 47 施設から回答を得た(回収率 100%)。 1. 輸血検査の実施状況(回答 47 施設) 輸血検査項目 実施 未実施 施設数 % 施設数 % ABO 血液型 47 100.0 0 0.0 RhD 血液型 46 97.9 1 2.1 不規則抗体スクリーニング 35 74.5 12 25.5 不規則抗体同定 13 27.7 34 72.3 交差適合試験 44 93.6 3 6.4 2. 日勤帯での輸血検査の主な方法(回答 47 施設) 日勤帯での 検査方法 ABO 血液型 RhD 血液型 不規則抗体 スクリーニング 交差適合試験 施設数 % 施設数 % 施設数 % 施設数 % 試験管法(用手法) 24 51.1 24 51.1 8 17.0 20 42.6 全自動機器 11 23.4 11 23.4 10 21.3 6 12.8 カラム凝集法(用手法) 11 23.4 11 23.4 17 36.2 18 38.3 その他 1 2.1 1 2.1 0 0.0 0 0.0 未実施 0 0.0 0 0.0 12 25.5 3 6.4 《その他の内容》ペーパー法:1 施設 3. 夜間・日直帯での輸血検査の主な方法(回答 47 施設) 夜間・日直帯での 検査方法 ABO 血液型 RhD 血液型 不規則抗体 スクリーニング 交差適合試験 施設数 % 施設数 % 施設数 % 施設数 % 試験管法(用手法) 22 46.8 23 48.9 8 17.0 17 36.2 全自動機器 10 21.3 10 21.3 9 19.1 8 17.0 カラム凝集法(用手法) 9 19.1 9 19.1 15 31.9 17 36.2 その他 1 2.1 1 2.1 0 0.0 0 0.0 未実施 5 10.6 4 8.5 15 31.9 5 10.6 《その他の内容》ペーパー法:1 施設

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ペーパー法を実施している施設があったが、日本輸血・細胞治療学会では試験管法 によるオモテ・ウラ検査を実施することを推奨している。ウラ検査を試験管法で実施 し、オモテ検査をペーパー法で実施する理由は〝判定結果の保存〟と思われるが、判 定結果を〝凝集像〟として残さなければならない必然性はないと考える。血液型検査 は使用する試薬の添付文書に従った検査を実施することが前提であり、各社の添付文 書には載せガラス法や試験管法の記載はあるが、ペーパー法は記載されていない。ま た、感染症伝播の可能性と血液そのものは個人情報そのものであることから、取扱い は慎重に行うべきである。以上のことからペーパー法は推奨されないため、改善が望 ましい。 4. 血液型ウラ検査の判定基準(回答 47 施設) 判定基準 施設数 % w+以下 4 8.5 1+以下 20 42.6 2+以下 18 38.3 3+以下 2 4.3 再検査なし 3 6.4 5. 月平均の輸血検査件数(回答 47 施設) 月平均件数 血液型 不規則抗体 スクリーニング 施設数 % 施設数 % 0 ~ 50 22 46.8 21 44.7 51 ~ 100 10 21.3 6 12.8 101 ~ 200 4 8.5 1 2.1 201 ~ 300 5 10.6 3 6.4 301 ~ 400 1 2.1 2 4.3 401 ~ 500 1 2.1 1 2.1 501 ~ 600 1 2.1 0 0.0 601 ~ 700 1 2.1 1 2.1 701 ~ 800 0 0.0 1 2.1 801 以上 2 4.3 0 0.0 未実施 0 0.0 11 23.4

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6. 不規則抗体検査結果の有効期間(回答 36 施設) (1) 輸血をしていない場合の不規則抗体検査結果の有効期間 有効期間 施設数 % 2~ 6 日 4 11.1 7~10 日 4 11.1 11~20 日 2 5.6 21~30 日 10 27.8 31 日以上 11 30.6 その他 5 13.8 (2) 輸血をした場合の不規則抗体検査結果の有効期間 有効期間 施設数 % 有効期間 施設数 % 輸血日から 2日間 0 0.0 検査日から 2 日間 0 0.0 3日間 18 50.0 3 日間 1 2.8 4日間 0 0 4 日間 0 0.0 5日間 1 2.8 5 日間 0 0.0 7日間 11 30.6 7 日間 4 11.1 その他 1 2.8 《その他の内容》輸血から 3 週間:1施設 『赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂2版)』より抜粋 2.患者検体 2.2 輸血や妊娠など赤血球による免疫応答(1次あるいは2次応答)の結果、 抗体が産生される。しかしながら、輸血あるいは妊娠による免疫から抗体産生 までの期間については予測できない。このことを考慮に入れて、不規則抗体ス クリーニングや交差適合試験用の検体は採血されなければならない。 2.2.1 連日にわたって輸血を受けている患者では、少なくとも3日ごとに検査用 検体を採血する。また、過去3カ月以内に輸血歴あるいは妊娠歴のある患者で は、輸血予定日に先立つ3日以内を目安に患者から検査用検体を採血する。 2.2.2 輸血前検査に使用できる検体の保管期間は、4℃で保管した場合、採血か ら1週間を限度とする。ただし、3カ月以内に輸血歴や妊娠歴のない場合に限 る。 《その他の内容》 2~7 日間:1 施設 3 日間:1 施設 3 か月:2 施設 決めていない:1 施設

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7. 血液型二重チェックの実施について(回答 47 施設) (1) 日勤帯での血液型二重チェックの実施状況 同一患者の異なる 時点での2検体を検査 同一検体を2人の 検査者で検査 平成 29 年度 平成 30 年度 施設数 % 施設数 % 実施 実施 23 47.9 23 48.9 実施 実施していない 10 20.8 10 21.3 実施していない 実施 9 18.8 8 17.0 実施していない 実施していない 3 6.3 5 10.6 無回答 3 6.3 1 2.1 (2) 日勤帯での同一検体について異なる2人の検査者とはどなたですか? 施設数 % 2名の検査技師 21 67.7 全自動輸血検査装置 5 16.1 1名の検査技師と全自動輸血検査装置 5 16.1 『輸血療法の実施に関する指針』より抜粋 Ⅴ 不適合輸血を防ぐための検査(適合試験)およびその他の留意点 1.検査の実施方法 1)血液型と不規則抗体スクリーニングの検査 頻回に輸血を行う患者においては、1週間に1回程度不規則抗体スクリーニング 検査を行うことが望ましい。 『赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂2版)』より抜粋 3. ABO 血液型検査 3.4. 同一患者および同一検体の二重チェック 3.4.1. 同一患者から採取された異なる時点での2検体で、二重チェックを行う 必要がある。 3.4.2. 同一検体について異なる2人の検査者がそれぞれ独立に検査し、二重チ ェックを行い、照合確認するように努める。ただし、正しく管理された全自動 輸血検査装置を使用する場合は、その結果を考慮してもよい。 8. 交差適合試験 8.3. 副試験は患者の血液型が2回以上異なる時点で採血した検体で二重チェッ クにより確認されていれば省略できる。

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(3) 輸血実施体制 施設数 % 24 時間体制(オンコール含む) 41 87.2 日勤帯のみ 3 6.4 その他 2 4.3 無回答 1 2.1 (4) 夜間・休日帯での血液型二重チェックの実施状況 同一患者の異なる 時点での2検体を検査 同一検体を2人の 検査者で検査 平成 29 年度 平成 30 年度 施設数 % 施設数 % 実施 実施 18 37.5 12 25.5 実施 実施していない 17 35.4 18 38.3 実施していない 実施 2 4.2 2 4.3 実施していない 実施していない 6 12.5 14 29.8 無回答 5 10.4 1 2.1 (5) 夜間・休日帯での同一検体について異なる2人の検査者とはどなたですか? 施設数 % 2名の検査技師 5 35.7 全自動輸血検査装置 5 35.7 1名の検査技師と全自動輸血検査装置 4 28.6 (6) (5)で「2名の検査技師」と回答した施設において、夜間・休日帯での報告は どのようにしていますか? 施設数 % 1名での結果を報告 4 80.0 夜間・休日は保留とする 1 20.0 (7) 輸血療法が伴わない血液型検査の依頼があった場合、その検査結果が初回でも患 者血液型として報告していますか? 施設数 % はい 46 97.9 いいえ 0 0.0 無回答 1 2.1 《その他の内容》 輸血未実施:1 施設 検査のみ実施:1 施設

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(8) 異なる時点の採血であれば、血液型用採血でも交差試験用採血でも別採血と考え ますか? 施設数 % はい 46 97.9 いいえ 0 0.0 無回答 1 2.1 (9) 血液型検査結果はどのくらい前まで前回値として採用していますか? 施設数 % 1ヶ月 2 4.3 1年 12 25.5 5年 6 12.8 10年 7 14.9 その他 19 40.4 無回答 1 2.1 (10) 血液型が確定されている場合、交差適合試験用検体では「照合」目的での血液 型検査は行っていますか? 施設数 % はい(オモテ・ウラ検査両方) 22 46.8 はい(オモテ検査のみ) 13 27.7 いいえ 11 23.4 無回答 1 2.1 (11) 血液型確定のための検査に、別採血であることが明らかな他の検体(生化学検 査用や血算用など)での代用は認めていますか? 施設数 % はい 35 74.5 いいえ 11 23.4 無回答 1 2.1 《その他の内容》 システムに履歴があるものは採用:7 施設 期限なし、規定なし:7 施設 初回値を採用:3 施設 初回値は採用しない:1 施設 15 年:1 施設

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(12) 血液型二重確認の実施体制を運営するには関係するすべての職種の協力が重要 ですが、その中でも一番協力が必要な職種はどの職種と感じますか? 施設数 % 医師 10 21.3 看護師 26 55.3 臨床検査技師 10 21.3 無回答 1 2.1 (13) 青臨技ホームページの『学術からのお知らせに』に血液型確定スライド試料、 啓発用ポスターが掲載されていることを知っていますか? 施設数 % はい 29 61.7 いいえ 17 36.2 無回答 1 2.1 (14) 青臨技6支部のうち5支部において、血液型確定についての研修会が開催され たことを知っていますか? 施設数 % 参加した 11 23.4 知っていたが参加できなかった 25 53.2 知らなかった 10 21.3 無回答 1 2.1 (15) 血液型二重確認の実施体制を運営する上での問題点や疑問点はありますか? (原文まま記載)  夜勤帯は技師 1 人しかいないため、NICU の微量検体の血液型検査などはダブル チェックができず、夜勤者が用手法で検査し結果を送信している。  当院では夜間技師一人体制です。同一検体二人で検査はその時点ではできませ ん。翌日輸血担当者が血液型用採血検体の再度検査を行っています。その代わり になるとは思いませんが、夜間・休日担当者は血液型用採血と同時採血の血算用 でも血液型検査をしています。夜間・休日一人体制の場合どのような二重確認法 が最も良いのか教えていただきたいです。  小規模施設の少数体制では負担が大きい。

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(16) この1年間に輸血検査に関することで困ったことはありますか? (原文まま記載)  オモテ・ウラ不一致  凝集が 0 なのか w+なのか自信をもって判定できない。

Ⅶ.まとめ、考察

例年にならい、ABO 血液型・RhD 血液型・不規則抗体スクリーニング・抗体同定検査 およびフォトサーベイを実施した。また、輸血検査の実施状況、血液型二重チェックにつ いてアンケート調査を行った。 外部精度管理への参加は、業務で行っている自施設の検査結果の正当性を確認するだけ でなく、他施設と比較した自施設の判定特性を知ることができる機会である。通常業務と 違う検査方法で参加している施設が見受けられたが、試料は患者検体と同様に扱い通常業 務で行っている検査方法で行うのが原則である。 ABO 血液型・RhD 血液型検査は、2試料とも正常反応を示す試料だったが正解率は 100.0%に届かなかった。〝凝集の強さ〟を弱く判定している施設や、必要ではない D 陰 性確認試験を実施している施設があった。入力間違いと思われる回答も見受けられた。 不規則抗体スクリーニング検査は、参加したすべての施設が正解であった。反応増強剤 に PEG または LISS を用いて間接抗グロブリン試験を実施しており、Dia抗原を含むスク

リーニング血球を使用していると推測された。 不規則抗体同定検査はおおむね良好な結果であった。日常遭遇する不規則抗体の約 90% は単一抗体である。しかし、複数抗体の場合はしばしば反応が複雑になるため、一致する 特異性が見つけにくい、あるいはある抗体の特異性によって他の抗体が隠れてしまうこと がある。【試料2】は難易度の高い出題ではあったが、〝可能性の高い抗体〟と〝否定で きない抗体〟を正しく挙げ、追加検査を行えば同定できたと思われる。 フォトサーベイでは部分凝集を出題した。「輸血療法の実施に関する指針(改定版)」や「危 機的出血への対応ガイドライン」に記載されているように救命を最優先とし異型適合血を 輸血することがあり得るため、注意が必要である。 血液型二重チェックについてのアンケート結果は前年度とほぼ同様であり、約半数の施 設が「同一患者の異なる時点での2検体を検査」と「同一検体を2人の検査者で検査」の 両方を実施していた。「同一患者の異なる時点での2検体を検査」は血液型検査用検体の 採血時の取り違いによる血液型の誤判定を防止する。「同一検体を2人の検査者で検査」 は検査間違いや入力間違い防止のため、用手法で検査している施設では特に必要と思われ る。輸血検査において誤った結果が出された場合、患者に重篤な輸血副作用をきたすおそ れがある。そのため、検査過程のみならず、検体採取、検査方法、判定基準、報告体制、 試薬管理および機器管理など一連の業務において過誤が起こらないシステムを構築するこ

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とが求められる。夜間休日や検査技師の配置人数によっては異なる2人の検査者での血液 型検査が出来ない場合もあると思うが、各施設で過誤が起こらないシステムを構築するこ とが必要である。 輸血検査は赤血球の抗原とそれに対する抗体との反応を赤血球凝集反応としてとらえ、 その凝集形態を判定している。赤血球凝集反応の目視判定は、輸血検査のなかでも特に難 しい作業であり、熟練した技術力と、弱い凝集を見逃さない注意深い観察力が必要であ る。カラム凝集法を実施している施設においても、再検査や追加検査は試験管法で行って いると思われるため、凝集反応の見方の習得は必須である。 また、凝集反応の見方だけでなく、機器類の精度管理も重要である。凝集判定用遠心機 の遠心力強度やタイマーの精度は検査結果に直接影響する。自動血球洗浄遠心機の洗浄過 程での生理食塩液の分注不良は洗浄不十分を、デカンテーション不良は偽陰性反応を引き 起こすため、定期的に点検を行う必要がある。輸血検査に用いるスポイトは1滴が 50μL であることを確認し、常に一定量を滴下するために垂直に持って滴下操作を行う。恒温槽 の温度確認も必要である。全自動機器を使用している施設においても、定期的なメンテナ ンスや精度管理を行うことが必要である。 輸血検査は標準化の難しい検査であるが、安定した検査結果を得るためには、「基本操 作」の習得が必要である。基本的な知識や技術はすべて安全な輸血に直結する。今回報告 するサーベイ結果、アンケート調査報告が各施設における検査精度・輸血管理体制の向上 に繋がることを希望する。 ご回答いただき、ありがとうございました。 【参考文献】  厚生労働省医薬食品局血液対策課:「輸血療法の実施に関する指針」,2005 年 9 月(2014 年 11 月一部改正).  日本輸血・細胞治療学会:「赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂 2 版)」,2016.  日本輸血・細胞治療学会 輸血検査技術講習委員会:「輸血のための検査 マニュアル Ver.1.3.1」,2017.  日本輸血・細胞治療学会 輸血検査技術講習委員会:「輸血のための検査マニュアル 疑義解 釈 Q&A Ver.1.3.1」,2017.  日本麻酔科学会,日本輸血細胞治療学会:「危機的出血への対応ガイドライン」,2007.  日本臨床衛生検査技師会:輸血・移植検査技術教本.丸善出版,2016.  認定輸血検査技師制度協議会カリキュラム委員会:スタンダード輸血検査テキスト第 3 版. 医歯薬出版,2017.

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