東京女讐學會雑誌第二巻第三號
綜
説
禮内に於
け
ろ燐脂質の研究
東京女子讐學專門學校磐化學教室教授末 吉
雄
治
燐脂質は類脂膿︵ソボイド︶の一つで膿内何れの組織にも含有され疎に踏脊髄の如き紳経組織や肝臓、心 臓等の重要なる軽愚、又は卵黄等に多量に存在するから.何か特別の生理的作用を螢むものであるといふ事 は、古くから一般に想像されて居るのであるが.未だ夫等の黙に就て確定された庭が割合に少ない、降れは 何故であるかといふに、幽界燐脂質の性櫃は脂肪と相似紀ものであるから此導者を分離する事が出來なかつ 仁爲に研究上非常に不便があっπ.余は幸ひ尋者を分離するを得だので此方面に立て多少の研究を進める事 が出來π。 今鼓に記述するは、今日迄に於て一般に研究報告せられ惣主なるものを網羅しセのである。 燐脂質に属する物質は種々あるが.儒書に﹁レチ・ン﹂が最代表的のものである、故に﹁レチ・ン﹂とい 末吉H盤内に於ける燐脂質の研究 一宋吉“膿内に於ける燐脂質の研究 へば燐脂質を意味し、燐脂質といへば 意昧の場合が屡々ある。 「、 激`・ン﹂を音心味する⋮扇合が多いも 二 以下記述の事項に就ても其様な ﹁レチ、ン﹂の消化 ﹁レチ・ン﹂が清化されるや否やの問題を解決するには夫れを分解する酵素が消化忌中に存在するや否やを 槍査すれば確實に到明するのである、それで﹁レチ・ン﹂を分解する酵素が清化講論に存在するかといふ問 題に就ては古くから研究されたのである。今報告を調査すると胃液に存在するといふ人もあり、膵液或は腸 液にも存在するといふ人もめる。斯の如く何れの消化液にも存在するといふ事になるのは從來の實験は脂肪 の混在せる﹁レチ・ン﹂を用みて行はれたのであるから脂肪酵素の爲に脂肪が分解し脂酸が游離し、恰もコレ チ・ン﹂酵素の存在せるが如き結果が呈はれだのである。余と江副は︵日本生皆労會第二同総會報告︶犬の 胃液、膵液及び腸越幾斯に就いて實瞼を施し陀結果、膵液に﹁レチ・ン﹂酵素の存在する事、而して其酵素 の作用は職八・○附近に於て最も張い事を讃明し把。 又脂肪酵素は脂肪を脂酸と﹁グリセリン﹂とに分解するものでめるが﹁レチ・ン﹂も分解すれば之等の成 分に分れるのであるから。從來は脂肪酵素に﹁レチ・ン﹂分解作用あって濁平しπ﹁レチ・ン﹂酵素といふ ものがないと考へる人もめつて此鮎が到明しなかっπ。併し余と江副の研究の結果に依り﹁レチ・ン﹂酵素 は脂肪酵素と異なり濁立しπものであるといふ事が判つ泥。帥ち膵脂肪酵素を冒ミミ誌、ミ法にて精製すれ ば、原の酵素よりも脂肪分解作用が遙かに張くなるが、反封に﹁ンチ・ン﹂分解作用は最早や現はれなくな る。
燐脂質の吸歌 食物が消化され消化管よb黒質されて後は淋巴に入るか或は血液内に入るのである。燐脂質が融化吸牧さ れて淋巴に入りし時、燐脂質の型にて存在するのであるか否かに就いて肉轟ミミ9bd随9・9竃・㊦・。・課。。・︹おト。菖 が動物に﹁レチ・ン﹂を輿へて試験しπ。其成績に依ると.淋巴内の脂酸は著しく増量するが、﹁レチ・ン﹂ の増量は僅少度で働る。故に﹁レチ・ン﹂吸牧後淋巴内に於ては大部分原の﹁レチ、ンしの型で存在しない と述べて居る。 然らば血液にては如何。之に就いては恵暮ミミ︵ごdδ魯9戸N●競合3ロ⑩罐︺︶の實験がある。此實瞼も亦っレ チ・ン﹂を動物に與へて一定時間後に其血液中の﹁レチ・ン﹂と脂肪とを測定しセのであるが何れも増加を 示さなかつや四Q 以上の結果によう吸盤され起﹁レチ・ンしの大部分は﹁レチ・ソ﹂の型で循環するものではないと考へら れて居る。 次に脂肪吸牧に際し脂肪から生じπ脂酸と﹁グヲセリン﹂から.先づ第一に腸粘膜の冒ぎ98α碁 が生 じ、次で尋者から脂肪に獲化するのでめると古くから唱へて居る入がめる。而してζぎ筈8脅冨は燐脂質で ある。果して然らば吸牧される脂酸の長歌如何にようてン爵。魯9昏貯の性駿も聴唖化するといふ事になるの で、之を讃明するだめ象ミミ母︵智羅。︸.Ω蚤5.。。﹄。\ご評︹6辱︺︶は動物に沃素歎大なる肝油と、小なる椰子油と を與へて腸粘膜の燐脂質量及び共脂酸の沃素数を測定し紀。其結果を見ると燐脂質の脂酸の性歌が撮沸し柁 脂酸に似寄って來るのである。 心木士隣n髄内に於ける⋮燐脂質の研究 三
末吉“盤内に於ける燐脂質の砺究 四 燐脂質の盟内生成 燐脂質は艦内に於て生成せられ得るか否かに就てはきゴ繋ミ、嚇︵bゴδ90ヨ︾N.。。。。秘念◎。鴇ロ¢お︺︶ が實験して居 る。且ハ實験は家鴨を心添に分ち、 一群には有機燐化合物の少ない食物を與へ、他の一群には有機燐化合物の 多き食物を與へ、一定期間内に産むだ卵の﹁レチ・ン﹂量を測定して相比較し沈のである。其結果は有機燐 の少ない食物を與へ北者も、多き食物を興へπ者も大息同量位の﹁レチ・ン﹂が膿外に排出せられ把計算に なつπ。有機燐化合物の大部分は燐脂質であるが、之の少ない食物を輿へ忙時膿外に排出された﹁レチ・ン﹂ は、騰内で生成せられだものと考へざるを得ない。言ふ迄もなく謄組織申には巳にコレチ・ンしが相明麗含有 せられて居るが、此コレチ・ンしが排出されπのでないといふ事は實験中に気重が増大して居ったので到る。 之と同様の試瞼をき。9・§ミu零愈§昌島b、・蟄ミ鴨︵︸’羨。ピ∩匿幹おv卜。多︹おおUが行つπ。夫@は脱脂乳 粉末及び白米を﹁エープル﹂にて浸出し躍る後之を用みて鶏を飼養したのであるが、七十五日問に一朋軍均 五十七個の卵を産むだ。此中に含有せられてある燐脂質量は二七・七里となる。斯の如き多き量の燐脂質が排 出されπのであるから之は膿内で生成せられ柁・と考へるより他ない。 上記の如く燐脂質が禮内で生成せられるとすれば、食物中の脂酸が其構成に諮るに非ざるか。果して然ら ば禮内燐脂質の脂酸の性歌は食物の脂峻の性状によム異なる筈である。之に就いて庶路Q.国。一.Ω歪♪盛︹6 卜。o︶が次の實鹸を行つ陀。祷れは家兎に沃素数の高き亜麻仁油と沃素藪の低き榔子油を輿へて後、肝臓内燐 脂質の脂酸の沃素藪を測定しだのである。其結果は亜麻仁油を與へ元兎の肝臓に於ては、椰子油を與へ党場 合よウも沃素の藪が高い。即ち組織の燐脂質の脂酸の性歌は食物の脂酸の性歌により異なるものである。
又鳶、込ミ9国。ピO冨日.博掛混晶ロ膿黍︺︶ の面訴に依れば犬に﹁オレーア﹂油を與ふれば血球及び血漿に脂 酸が増加し之と同時期に相縁行して血球.内の﹁レチ・ン﹂も増加する。此結果に依う蛎導ミは脂酸が血漿よ り血球に入りて﹁レチ秘ン﹂が生成せられるものと考へπ。 §誌誌§︵智里鼻9①葺.鱒G。為G。べ︹硲錠︺︶の實験も亦同様の成績を得て居る。余の許に於て石澤︵慶鷹讐學九・ 一一號︶は潟血、燐中毒.﹁フ實リヂン﹂中毒及び﹁ヘマ塾ボ剛フィリン﹂中毒時に於て血漿に脂酸が増加し同 時に血球に﹁レチ、ン﹂が蝋瑠加する結果を得控。 上記の如く血球内に於て脂酸よb﹁レチ噛ソ﹂が合成せられるとすれば.若し血球が侵害される場合には 血球内﹁レチ・ン﹂量は減量する筈でめるといふので.認奇ミ農・篭§♪寒へ謎§︵㍗bコ三●9自.G。ポβ︹日⑩嵩︺︶ は悪性貧血患者の血球に就て實験しだのであるが.其結果は脂感量には礎動なきもコレチ・ン﹂量は減少して 居る。叉上記.石澤の實験に於て滞貸酸加里中毒を起さしめて測定し元粛学は、血漿には脂酸増量するも血球 には﹁ンチ・ン﹂の増量を示さぬ。購素酸加点中毒の場合には血球が侵害されるといふ事は周知の事である。 以上の實験により血球内に於て﹁レチ樋ン﹂が合成され得るといふ事は疑ひない事である。 組織内燐脂質量 次に各組織内に含有せらる︾燐脂質量に就いて研究せられた實雛を講慣するに、内藤︵国8冨ヨ.N﹂餐℃。。⑩詔 ロ露9。︺︶は﹁ヴヰタミン﹂鉄乏の鳩に﹁レチ・ン﹂を用みて張制飼養を行ったが,肝臓に増量を好し元のみで ある。謡§ミミ︵¥bゴ瞬06剛蚤、罠轟翼︹鰹慧U︶は﹁レチ愉ン﹂を昌々五琵宛七賢問家兎に與へ沈後分析し元庭に依る と、肝、腎、睾丸に僅かながら塘量を認め鴬。 末吉皿盤内に於ける燐脂質の研究 五
末吉繰盤内に於ける燐脂質の・研究 六 又審ミ繰“は犬に古品叉は牛踏を與へて實験しπが不成績では⋮㈱の次白質に増量して居る。又沁§摸ミバ⇔6甲 8冨日.N.巳Q。口。。。v︹おし∂Go﹂︶は犬に十五ケ月の長期に亙りて燐脂質を與へ把のであるが何れの臓器にも多少は 増量するが旛、腎、肝に殊に多い。 §駐︵︸.田。ピ9Φ菖●§β︹扁.¢トっQ。∪︶の實験に依れば家兎に﹁レチ・ン﹂を注射したるとき又燐申毒を起さ しめ把るときは肝内脂肪は増量するが之に反し燐脂質は減量すといふ。併し古谷︵︸●国8冨穿下ρ爵︹お・、。。︺︶ の實験成績に依れば燐中毒時には肝内脂酸の増量はあれどコレチ・ンしの減量を認めす寧ろ増加の傾向ある といふ。 叉§識ミ︵︸9国。3Φ戸唐ドOメ︹お悼占︶の﹁アガ・レナリン﹂を注射しての試駿では各組織内の燐脂質量には殆 ど⋮愛鷹ないが唯腎に於て稽々増加を認めだるのみである。渡邊q・国8冨ヨ●8。。①P︹一.り﹄っ。。U︶に依れば妊娠時に 於て月を纏るに從ひ胎盤内燐脂質量漸次減少すといふ。 糖質との關係 次に血球内燐脂質と糖質とが密接の關係を有するやうに思はる、事實がある。それは余の許に於て行った 石澤の虚血、燐中毒、﹁フロリヂンし中毒、﹁ヘマトポルフィリンし中毒に就ての回国成績が織れである︵慶鷹醤 學九・=土風二九︶暮れは血球内に﹁レチ・ソ﹂の増量を示す時には却て細辛に減少を晒し叉﹁レチ・ンし 注入に依ウ血球﹁レチ・ン﹂を増量せしめたる揚合にも亦同様に容量に減少を回す。反跳に﹁アドレナリン﹂ 注射又は食餌性に血球の糖量を増加せしめπ場合には﹁レチ・ン﹂は減量するのである。 叉余と小此木との馬験︵日本生化腿骨第五六呂會報告︶し把る所に依れば﹁レチ・ン﹂を注入し送る後約
二四下聞にして血球内灘溶性燐が著しく増量するのであるが.其酸溶性燐の性状に就て槍査すると一般に糖 質代謝に關係の深い酸溶性燐と認められて居るものと同じである。故に血液内の﹁レチ・ン﹂は結局糖質代 謝と密切なる嗣係を有する二と︾なる。
榮養蓋の醐係
次に燐脂質は動物の榮養に封し如何なる影響を及ぼすかに關して海息・蓉ミ︵寧ゑ・ド9§﹄,U﹄§︹一逡8︶ は普通食の鼠と普通食に燐脂質を添加したるものにて飼養し把鼠との空曇歌態を比較しやるに共生長線には 殆ど差異がなかつ捻。 唯僅かに麹制の傾向があるのを認めたのみであっセ。叉詩もミ蕊ミ率直、ミ、のQ旬国99Φヨ﹄ひ8。。b︹6ヨ︺︶ 實験では母型に﹁レチ・ン﹂を與へて其時哺難して居る鼠の爽育状態を楡比し誇るに普通飼養のものよりも 多少登育の悪しき傾向を示し元。又高橋も普通食に燐脂質を加へて鼠を飼養した埋れに依ると︵理化學研究 所量報、第三輯、第五號︶燐脂質を與ふれば生長を抽制する結果に塾して居る。 余の許に於て小此木︵日本生化學會關東部會報告︶は家兎に︵亙︶普撞食と﹁レチ・ン﹂とを與へたもの と、︵2︶普通食と脂酸及び燐酸璽を與へたものとに就て何れが多量の燐を膿内に沈着するかを測定したるに ﹁レチ・ンし添加の場合の方が多量罫引に黒馬することを謹明した。又﹁レチ・ンしを血管内に注入し陀る 場合には更に多量の燐が腱内に沈着するのである。 酸棄溝費轟の騨醸 画木士ロ羅瀬壁四に於ける燐脂質の額脚究 七末吉興盤内に於ける燐脂質の研究八
常吉は組織の酸素消費に封ずる燐脂質の影響を實験した。其實瞼は心臓筋肉を用ゐπのであるが、﹁レチ チン﹂は其消費を促進せしめ﹁ケフ。リン﹂には其作用なきを認め忙。而して﹁レチ・ン﹂に水素を通じて 二心巨ΦN警ぎに獲化せしめて使用すれば最早其作用が表はれない。血炭掻を用みて實験する﹁グリココル﹂ の酸化に封ずる影響を§、、“鳶武法に從ひ槍査し紀が、﹁レチ・ン﹂は著明に之を促進するを認め強。柿内は 上述の事實に基き生長一つ︾ある組織に於る寓ぎ。ぎ邑膏と癌組織の酸素消費能力との關係を審査し霞苧 臼。邑Hすの多き程消費量大なることを立零しπ。現今に於て護8筈。二三は燐脂質であると主張する入も少 なくないから之亦常吉の成績に一致するものである。 溶血との關係 血球は蛇毒に依って溶血するものであるが﹁ンチ・ン﹂が存在すれば溶血作用を張く賦活せしむるといふ ことは古くから知られて居った事である。bミ磯§ミニ・き§、§︵一Φ鼠︶等は卵黄に蛇毒を加へると溶血力の 非常に碧き物質の生する事を認めた。其物質を槍逸すると﹁レチ・ン﹂より脂酸一分子の分離し穴もので﹁リ ゾレチ・ン﹂と樽するものである事が到った。勘忍實から蛇毒の溶血作用を﹁ンチ・ン﹂が賦活するといふ は其腱に﹁リゾレチ・ン﹂が生する柁めであると一般に考へらる︾に至っだ。併し之を未だ直接に離明し党 のではない。余の許に於て古久保︵日本生化學會第五同総収報告︶の實験した庭に依ると卵黄に蛇毒を加ハ、 ると﹁リゾレチ・ン﹂が生じ得るが﹁レチ・ン﹂に蛇毒を加へると之が出來ない。故に蛇毒溶血を﹁レチ・ ン﹂が賦活するのは果して﹁リゾレチ・ンしが生じる爲であるか甚だ疑はしいのである。斯る次第であるか ら吾教室に於て戸田︵日本生身魂會第五同総會報告︶が蛇毒溶血に封ずる﹁レチ・ン﹂の賦活作用と﹁リゾレチ・ソしの溶血作用とを比較研究し惣のである。其結果は爽の諸藩に於て爾者が一致しない事が勃つだ。 撃ち蛇毒と﹁レチ・ン﹂に依る溶血は食璽にて慮曝し惣血球を用みては起し難く蕉糖にて虚置し柁血球に は起し易し。併し﹁リゾレチ・ソ﹂の溶血は爾方の場合に同様に溶血を起す。叉蛇毒と﹁レチ・ンしとの溶 血は塵化﹁バリウム﹂にて慮卜した垂球では起さないが﹁リゾレチ・ン﹂溶血は容易に起る。叉蛇毒と﹁レ チ・ン﹂との溶血は﹁モルと、昂﹂.﹁ビニン﹂.﹁コカインし及び﹁ストリビニン﹂にて庭曝し沈血球にては起 さないが﹁リゾレチ・ン﹂溶血は容易に之を起す。以上の成績により蛇毒溶血を﹁レチ・ン﹂が賦活せしめ るのは﹁リブレチ・ン﹂の生ずる爲と云ふことは出 露ないのである。 次に馳、隷ミミミ<・§鳶b&ミ︵国。6園崔麟幹さG。臨ご口旨Ou︶は血球を﹁リンゲル﹂液にて洗瀞すれば低張液に 封ずる抵抗強くなるが其原因は﹁レチ・ンしが除かれる爲である。故に﹁レチ・ン﹂を加へると叉元の抵抗 に還るといふ。余及大川︵成民訴湖周四八・九號︶の實鹸では﹁レチ.ン﹂のみならす﹁オレーフ﹂油を加ハ、 ても亦元の抵抗に還るのであるから艶ミ幕ミミ§等の言ふが如く﹁リンゲルし液洗源に依てコレチ・ン﹂が除 かれだ爲に抵抗強くなつ仁といふ事は信じ難い事である。 血液凝固との關.嬢 次に燐脂質と血液凝固との開係を研究した報告は藪多くあるが之等の成績を綜合すると組織内に凝固促進 物質が鷺山聞し、置巧者は﹁レチ・ン﹂か叉は﹁ケフワヲン﹂であるといふ事になった。黛、㌶鳥へ剛・9βαト遷、ミ︵旨空。月 9§・物ρ台斜︹ち憩トっ︺︶の實験では﹁レチ・ン﹂ではなく﹁ケフ。リン﹂であると報告して居る.、其他の人の成 績も亦同様である。桑島も亦此關係を槍査し矢張り﹁ケフ。リン﹂が凝癖を促すといふ結果を得だ。 末吉硅燈内に於ける燐脂質の研究 九
末吉時燈内に於ける燐脂質の研究 一〇 きミミやき●﹄ミ蕊等に依れば血液凝固を促進せしめる﹁ケフ。ジンしの作用は釜中に存する不飽和脂酸に 關係があるやうに主張して居るが、桑島は﹁ケフ。リン﹂に水素を通じ不飽和脂酸を飽和脂酸に憂化せしめ、 其﹁ケフ。リソ﹂を用みて實験し柁が元の不飽和脂酸を含む﹁ケフ。リン﹂との問に差異がない。故に桑島の 結果は﹁ケフ。リソ﹂の作用は不飽和脂酸に關係がないやうである。 藥劃の作用に蜀する關係 ﹁レチ・ンしが種々の融剤の作用に影響を及す事に就て實験せられた報告は非常に多い。併し其成績は一定 でなく或は藥剤の作用を抑制すといひ或は賦活すといふ。﹁モ川ヒネ﹂の作用に封ずる影響に就て實験しセ入 入はきミ聾麟導遮誌ミミ・罫§曹”卜・♪馳ミミひト§・・§等で其成績は各異って居る。余の許に嘗て河合及び 關根が之に就て實験したのであるが︵成讐會難誌︶それは﹁レチ・ン﹂の等電池の爾側に於て帥七二。九と馬五・ 五とに接て試駒し把のであるが怪態・九の方が﹁モルヒ、邪﹂の呼吸中福麻痺作用を著しく抑制し掻五・五の方 は影響がない。 リヨ 専隠§翰§§︵N﹄ραQβΦ多旨a.撰H﹂口重①ロ︶はCO及CO中毒.﹁クロロフナルム﹂認容、酸素験乏及び臭素の 作用に饗し﹁レチ、ン﹂は之を抽制し叉恢復を蓮くすることを報告して居る。叉bミミF睾ミミ馬ミミ︵N.h 室詳冒。臼HO8まP︹6卜。G。︺︶は﹁レチ、ン﹂の注射は血管を籏張せしむる作用乞呈し﹁アドレナリン﹂の牧縮 作用を減弱せしむ。皆無の心臓に益し﹁アドレナヲン﹂の現はす。・翼。房9Φ芝欝暮σQを弱め﹁ヒヨリン﹂の 岳聾。房9Φ芝貯犀§⑳を強めるものであると報告して居る。