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看護管理者となった男性看護師のジェンダー意識

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看護管理者 となつた男性看護 師のジェンダー意識

山下 敬 。,清水 純 の,中田牧人 の,藤本智美 →

1.京

都学園大学健康医療学部看護学科

2.京

都光華女子大学健康科学部看護学科

3.岡

山大学 医学部附属病院

4.滋

賀 医科大学医学部看護 学科

Email:yamasita@けOtOgakucn.acJp:Satotti YAMASHITA Rcceivcd Apr 13th,2016;acccptcd Octobct,30th,2016

Abstract

Purpose of Study:This study aimcd to determinc how malc nurscs who have become llursing managers consider the rolo of gender in nursing practicc and nllrsing administratiOn settings,and to obtain suggestions that are e翻踏ctive for

their career devclopment and rctention.】 江ethods: Senll‐ structured interviews、 vere conducted with six male nursing managers working for a general hospitalin the Osaka metropol■ an area(l man in his 30s,4 men in thei 40s,and l man in his 50s).The data obtained iom the semi‐structured inteⅣiews were analyzed by a qualitat市 e induct市e method. This study was conducted after obtaining the approval ofthe ethics conlmittcc of Shiga Universiサ of Medical Science. Results:By analyzing the contents ofthe mterviews,the following six superordinate categories、 vere extracted iom 49 <subordinate categorics>and 15{mid― level categorics}:[seX differcnccs that we do not need to pγ attcntiOn to in par― ticular];[eXiSting sex differences and wtts of COping with them];[male nurse― specinc talents and struggles];[Sex dif‐ fcrences…aware management techniques];[the gap betteen the ideal and realiり as a manager];and[expectations ofthe hture based on one's own career].ThC mcan intcr宙 ew time was 79.l minutes(ranging from 70 minutes to 100 min¨ uteS).COnclusions:Thc malc nursing managers bclicvcd that sex differences existed.Based on such a consideration,

they utilized various sex differences― aware management techniques obtained ionl lnen's expcriences of、 vorking as a minority in ajob ield in which women account for the mttority.Meanwhile,■ was found thatthey were troub19d by a gap between the ideal and reality,s a manager and had difflcuhies implementing sex differences¨ aware management techniques.In addttion,the male nursing mttagers placed expectations onjunior male potential peers and made an ef― fortto act as a role model with an eye to thett hture.From the results of this study,we were able to obtain some sug¨

gestions that lcd to the retention and elevation ofrnorale in male nurses and inale nursing managers.

keywords:

男性看護 師 管理者 ジェンダー意識 緒 言 1989年 (平成元年

)に

男女雇用機会均等法が改正 され、看護基礎教育 において も男女 とも同一カ リキ ュラムヘ と内容が変更 となった。その後、1999年の 男女共 同参画社会基本法な ど、男女平等理念 の実現 へ 向けた政策 を背景 に、保健婦助産婦看護婦法 も保 健 師助産師看護 師法へ と名称変更 された。『 看護 士』 か ら『 看護師』へ と男女同一名称へ統一 されたのが 2002年 (平成 14年

)の

ことである。平成25年度 の 看 護 関係 統 計 資料集 (日本 看 護 協 会 出版 会,2014) [1]による と、看護 師 (准看護 師 を除 く

)の

就業者数 は 1,067,760人 で あ る。 そ の 中で 男性 看 護 師 は 63,321人、全体 の5.9%となつてい る。20年前 は

2%

程度で あつた男性看護師 も、年 々増加 の一途 を辿 つ ている。 また、看護 系大学へ の男子入学者 の うち、 19歳の割合 が87.9%と上昇 してい る(日本看護協会 出版会,2014)[1]こ とか らも、職業選択肢 のひ とつ として社会的に認識 されて きた もの と考 え られ る。 学生時代 の経験 についての先行研 究は、入学後 に 学校 の授業や実習の中で経験す る困難や対処方法 に 関 して の報 告 が 多 くみ られ る(菊池 ら,2011;工 藤 ら,2011;飯 高 ら,2010)[2]∼[4]。 また、男性看護 師 として臨床現場で直面す る困難や問題 については、 男性看護師が行 うケアに対す る女性患者 にお ける差 恥 を調査 した ものが多 くみ られ る(小嶋,2004;新 山 ら ,2004;橋 本 ら,2003;大 山 ら ,2006;北 林 ら,2007)[5]∼ [9]。 また土居 ら(2010)[10]は 、男性 看護師 は看護学生時代 と同様 に、女性 多数 の集 団に 入 つてい く困難 を感 じてい る と報告 してい る。 看護 の専門性や本質 には看護 師の性役割 とい う考 えはない とされ てい るが、実際 には性別 に役割期待 が存在す るこ とが考 え られ る(和田,2009)[11]。 ま Copyright◎ 2016.L′′′ “α″θ″α′Jθ““α′グJap““ ι ““ぉ′暉`″ιP“dtCe“″s″″

(2)

看護管理者 となった男性看護師のジェンダー意識 た、男性看護師 に対 して「看護 師である男性」と「男 性 であ る看護 師」 とい う二面性 の認識 か ら業務評価 と役 割 期 待 が 行 わ れ て い る との 報 告 が あ る(明 野,2004)[12]。 「男性である看護師」は、性別 に関 係 な く専門職 としての業務評価 と役害1期待 を してい る認識 で ある。他方 の 「看護 師で ある男性 」は、女 性 患者 に対す る差恥心 を伴 うケアに対す る業務評価 や 役 割 期 待 は 低 い (福 塚 ら

,2000;橋

本 ら

,2003)[1317]反

面、力仕事や機械類 に強い とい った一般的に男性的イメージを持たれてい る分野に おいて、高い業務評価 と役割期待 を してい る とい う こ とで ある。本来専門職 としての看護 師に求 め られ るのは病状 の把握や的確 な説 明、看護技術 とい つた 専門性 であ る。 したがつて、 「男性 で ある看護 師」 とい う認識 に関 しては、本来求 め られ る専門性 に対 して、十分 に検討 され る必要 がある(和田,2009)[11]。 この よ うな ことか ら、多 くの男性看護 師は、男性 ゆえに生 じる業務上 の制約や 、女性看護師への援助 代行依頼 な どを余儀 な くされ 、劣等感や屈辱感 を知 覚 してい る こ とが指摘 され てい る(比嘉,1990;看 護 展望編集部,1992;Brooks,1996)[14]∼ [16]。 これ までの男性看護師 を対象 とした研究は、教育 機 関あるいは病院 な どの職業領域 にお ける男子学生 や男性看護 師の意識や経験 の観察 に収束 した ものが 多 く、また女性 が圧倒的多数 を占める社会 に性 的少 数派 として参入す る男性 の認識や、経験 の特異性 を 整理 した ものが大部分 を占めていた。 しか し、男性 看 護 管 理 者 の キ ャ リア に つ い て の 考 え 方 (栗 林 ,2009)[17]や 男 性 看 護 管 理 者 と して の経 験(桐 明,2010)[18]を 明 らかに した ものは散見 され る程度 であ り、ジェンダー に焦点 をあてた研 究は見 当た ら なかった。 そ こで本研 究 においては、看護管理職 となつた男 性看護 師 に焦点 を当て、彼 らの看護実践 と管理 にお けるジェンダー意識 についての捉 え方 を明 らかに し たい と考 えた。 研 究 目的 本研究 の 目的は、看護管理者 となった男性看護 師 が看護 実践や看護 管理 の場面で どの よ うにジェンダ ー意識 を捉 えてい るかを明 らかにす ることである。 研 究 の意 義 本研 究 は、男子学生や男性看護師 の後進 の育成や キャ リア開発 についての有効 な示唆 を得 る うえで重 要 な意義 を持つ。 また雇用者や女性管理者 にお ける 看護管理 の方法 について寄与す るだけでな く、男女 間のジェンダー意識 について示唆 を得 るな ど有用 な 知見 をもた らす もの と考 える。 研 究 方 法

1.フ

ィー ル ド 本研 究 においては様 々な診療科 を経験 してい る管 理者 か らの調査 を 目的 としたため、近畿圏内の 350 床 以上の総合病院 をフィール ドに用いた。

2.研

究 対 象 者

1)研

究対象者 の リクルー ト方法 近畿圏内の350床以上の総合病院の看護部長宛 に、 男性看護管理者 が在籍す るか、また研 究 に協力が得 られ るかを事前 に確認 を行 つた。事前調査 にて男性 看護 管理者 の在籍 していた施設 の施設長 と看護部長 に文書お よび 口頭 にて、研 究の趣 旨と方法 。研 究協 力 についての説 明を行 い同意 を求 めた。 その後、看 護部長 よ り本研 究 にお ける選定基準 を前提 とした対 象条件 に該 当す る数名 の研 究対象者 を紹介 していた だいた。 各研 究対象者 には 日頭 お よび文書 にて、プ ライバ シーの保護 、匿名性 の保証、研 究参加 は 自由意思で あるこ と、逐語録 の取 り扱 い を慎重 に行 うこと等 の 説 明 を行 う。研 究参加への同意 を文書 にて求 め、同 意 が得 られ た看護師 を研 究対象者 とした。

2)除

外基準 今 回は看護 実践 に携 わ る頻度 の多い主任・ 副師長 クラスは除外 し、また看護部長・ 副部長 な ど主 に組 織管理 に関わ る管理者 も除外 した。 デ ー タ収 集 期 間 2011年(平成 23年)12月 ∼2012年(平成

24年

)10 月

3.デ

ー タ収集 方 法

1)研

究対象者 の属性 研 究対象者 の一般属性 の把握 として、年齢 、看護 師経験年数 、看護管理職経験年数、勤務病棟 、院 内。 病棟 内の男性看護師数 、経験 して きた看護 単位 につ いて質問 し、研究対象者 か ら情報収集 を行 つた。

2)半

構成的面接 研究対象者 に対 して、イ ンタ ビュー に よる半構成 的面接 を行 つた。その際イ ンタ ビューガイ ドを用い、 面接 内容 は研 究対象者 の承諾 を得 た上で

ICレ

コー ダー に録音 し、逐語録 を作成 した。 面接 (イ ンタ ビューガイ ド

)の

内容 ①看護師 として、ケアの展開な ど看護実践 の場面 で強 く性差 を意識 した出来事 。経験 について ②管理者 として、看護管理 の場面で強 く性差 を意 識 した出来事 。経験 について 分 析 方 法

1.分

析方法 半構成的面接 で得 られたデー タは、質的帰納的な 手順 に よつて分析 を行 った。研究テーマ「看護管理 者 となつた男性看護 師のジェンダー意識 」 について 語 られ た部分 を文脈 に留意 しなが ら1つのま とま り をもつた意味 ご とに区切 つて取 り出 し、内容 を示す Copyright◎ 2016ル′″″αあ “α′Jο““″a/Japar2“ι“″FS'47`″ιpra″“α“′s″″

(3)

コー ドを作成 した。そ して、参加観察法によつて得 られたデー タ と対比 させ なが ら、 コー ドを内容 の類 似性 に よ リグループ分類 し、下位 カテ ゴ リー を抽 出 した。 下位 カテ ゴ リー を さらに内容 の類似性 に よ り 集約 しグループ分類 し、中位 カテ ゴ リー を抽 出 した。 さらに中位 カテ ゴ リー を同様 の方法 にて、上位 カテ ゴ リー を抽出決定 した。

2.信

頼性 と妥 当性 の確保 信頼性 を確保す るために、面接 の事前練習 を実施 し、同時に頻繁 な指導 を受 けた。研 究対象者 との交 流 を持 ち、 ある程度 の関係性 を構築 しなが ら信頼性 の高い語 りを得 られ るよ うに努 めた。 妥 当性 については、デー タの分析過程 において研 究者間でのデ ィスカ ッシ ョンを繰 り返 した。 また、 質的研 究 に長 けた研 究者 に も著者 の所 見が了解 可能 で あるか ど うか とい う視点 に基づ き、分析過程 にお いて適 宜スーパー ヴァイズを受 けた。 さらに、分析 結果 を研 究対象者 にフィー ドバ ック し、検討 を重ね ることで分析結果 の妥 当性 の向上 に努 めた。 倫 理 的 配 慮 研究対象者 の利益や不利 益 について、研 究協力の 自由意志 と拒否す る権利 について、プライバ シーの 保護 についてな どを 口頭 と文書 にて説 明 した。本研 究 は滋賀 医科大学倫理委員会 の承認 を得 て実施 した (承認番 号23156)。 結 果 6名の研 究協力者 の年齢 は、30代 1名・40代 4名・

50代

1名であつた。看護師経験年数 は、平均 19年 (15年 ∼26年)で、看護 管理者経験年数 は、平均8.3 年 (5年 ∼13年)であつた。研 究対象者 の うち、全員 が他 の診療科 での勤務経験 を有 していた(表 1)。 分析結果 研究対象者6名全員 か らICレ コー ダー による面接 内容の録音 の許可が得 られ、面接 実施後 に逐語録 を 作成 した。分析 の結果 、6の上位 カテ ゴ リー、15の 中位 カテ ゴ リー、50の下位 カテ ゴ リーが抽 出 され た 表

1

研究対象者の一般属性 (表 2)。 以下、上位 カテ ゴ リー を 【

】、 中位 カテ ゴ リ ー を 《

》、下位 カテ ゴ リー を

( )、

研 究対 象者 が語 つた内容 を 「

」で表記す る。 なお、補 足す る内容 については、

( )を

用いた。 看護 管理者 となつた男性看護 師のジェンダー意識 として、 【特別視す る必要のない性差 】 【実存す る

性差と対処方法】 【

男性看護師なりの工夫と葛藤】

性差を意識した管理術】 【

管理者としての理想と

現実のギャップ】 【自己の経歴を踏まえた将来への

期待】の、

6つ

の上位カテゴリーが抽出された。

1.【

特別視す る必要のない性差】

男性看護師管理者 が、 「性差 とい う意識 はあま り なかつた」 「あま り気 にな らなかつた」な どの語 り にあるよ うに、 「性差」 とい うものをあえて特別視 した り、前面 に押 し出 して利 用す るわけではな く、 臨床現場 においては 〈性差 とい う意識 はあま りなか った〉 とい うあえて性差を意識せずに過 ごしてい る 現状が浮 かび上がつた。 また、同様 に看護管理 にお いて も 「管理 の場面 において も特 に意識 した ことは ない」 (管理の場面 において も性 差 を意識 していな い〉 こ とがわか つた。 これ は、 「スタ ッフに聞いて みて も、男だか らど うの こ うの とは思 つてない と言 って くれ る」 との語 りか らも裏付 け され る。 一方、男性 。女性 とい うカテ ゴ リー分 けではな く、 自己についての 「どち らか とい うとそんなに男 つぽ くない」 「どち らか とい うと中性 的」 とい う語 りか ら (中性 的なので性差 は気 にな らなかつた〉 ことも 伺 えた。 自らを中性 的 と自覚す るのは、それ までの 看護 師 。看護管理経験 のなかで、中性 的な一面 を表 に出 した方 が女性多数社会のなかで適応 しやす い と の経験 によるものであろ うと考えられた。また、「性 差 はない」 との語 りも多 くみ られ たが、実際の とこ ろ、 「j性差 は (意識 してい

)な

い」 ことを指 してお り、多 くは性差 があ ると自覚 した上で、それ にあえ て注視 しない態度 を取 つていた。 よつて、看護 の場 面 。管理 の場面 においては、 あえて 《意識 され て こ なかつた性差》 が存在 してい ることが推察 された。 ⑥ ⑤ ④ ③ ② ① =1 45811tl 看護師経験年数 15年 22年 20年 16年 1看護讐理者経験1年数 一 年 7年 年 一 5 一 綴 は 誰 戦 泌尿器 臨 科 婦

t鱚

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1薔1接持鶴 COpright◎2016.14′′r“α″θ “ α′力 ““ α′げJapα″ω ι″ “ st電 `爾′P“CtiCια″″s″″ 100,) '0分 │││ 80fll iO霧‐ 130`)││‐│││

(4)

看護管理者 となった男性看護師のジェンダー意識 他方、対象 とな る患者 の性別 にかかわ らず専門職 としての仕事 を全 うす る、 〈性差 に よる影響 を受 け ない職 業人気質

)が

垣間見 えた。研究対象者 は 〈患 者 に看護 を提供す るには男性 も女性 も同 じであ る〉 と捉 えてお り、「プ ロとして看護師の資格 を持 つて、 患者 に対 し専門的な ことを させ て も らうだけ」 とい う

)《

専門職 としての仕事 に性差 は関係 しない》姿 勢が伺 えた。看護師免許 を持 つて、専門職 としての プ ライ ドを持 って仕事 を してい く中で、その 《専門 職 としての仕事 に性差は関係 しない》 ことが明 らか になつた。

2.【

実 存 す る性 差 と対 処 方 法 】 「性差 はあつて当然」「あるつてい うのが大前提」 といつた語 りか ら、 《性差は歴然 と存在す る》 もの として、研 究対象者 は性差 を認識 していた。 またそ れ は看護管理 の場面 において も同様で、男女間にお ける考 え方 の違 いや他部 門 。他者 との関係性 の取 り 方 な ど、 〈管理 にお ける性差 は存在す る〉 と捉 えて い るこ とが明 らか となった。 しか し、その歴然 と存 在す る性差 に対 し、 「性差その ものを気付 かない よ うに していたのか も しれ ない」 と、あえて'性差 を意 識 しない よ うに、表面化 しない よ うに してい る とい つた態度 を取つていた。そ こには、 「スタ ッフ間で あま り意識 す る と上手 くい かず組 織 に溶 け込 めな い」な どといった (組織 内においてあま り性差 を意 識す る と失敗す る〉 とい う経験 の中で得 られ た知見 があった。 また、実存す る性差 に対 して、研 究対象者 は様 々 な考 え方 を持 っていた。 なかで も関わ りを持つ対象 となる人物 が性差 を どう捉 えてい るか、性差ではな くその人 らしさな ど (性差 よ り個別性 を重視〉す る とい う声が多 く聞かれた。そ こには 「男 らしさや女 らしさとい うよ りは、 自分 らしさとい うところにベ ー スを置いてい る」 との、対象 となる人がその人 ら しくい られ るこ と、意見や 立場 の違い を理解す る力 が必要であ るこ とを示唆 していた。そ して 〈性差 に 対す る理解 は経験 で変わ る

)と

い う性差だけに とら われ ないためには、それ までの看護経験 を通 して培 われて きた経験知が重要 な役割 を果 た してお り、 自 分 らしさや柔軟 な考 え方 とい つた思考 ロジ ックに置 き換 えるこ とで よ り多面的 な解釈 ができるこ とが、 研 究対象者 の語 りか ら読み取れ た。朝倉(2009)[19] は、世界的 に有名 な看護学者 が書 く言葉の 中に、強 い ジェンダーバイアスの存在があることを指摘 して い る。歴史的に女性性の強調がな されてきたため、 それが現在 の看護職 の専門職化 を阻害す る一つ の要 因 となってい る と述べてお り、 「ケア」 とい う概念 に性別 に よる特異性 を含 ませ るべ きではない として い る。 【実存す る性差 と対処方法 】には、方法 に よる工 夫 だけでな く看護 専門職や管理者 としての としての 意識 の高 さも多分 に含 まれ てい ることが明 らか とな つた。

3.【

男 性 看 護 師 な りの 工 夫 と葛 藤 】 女性 多数社会 において、研 究対象者 は 自らを少数 者 と意識 してお り、ス トレスや不全感 を抱 えていた。 それ は、男性看護師が女性患者へ のケアを行 うにあ た り、 とか く問題 とな りやす いのは差恥心 の,点であ る。研 究対象者 らは、 〈若 い異性 へのケアで拒否 さ れ ることがある〉ために、 〈女性 患者 には適宜女性 ス タ ッフ と交代す る〉 ことで女性患者 のプ ライバ シ ー に配慮 を行 っていた。そ して、 〈男性看護師 には 相談で きない女性患者 の悩みがあ ると思 う〉男性性 を強調す ることでは どうして も乗 り越 え られ ない女 性 患者 との壁 を感 じていた。 「看護師 さんの世界は 女性 の世界 、 自衣 の天使 とい うイ メー ジはや は り強 い と思 う」な ど、 〈根強 く残 る看護師

=女

性 のイ メ ー ジ〉の中、 《男性看護師であるがゆえに抱 く不全 感》 を感 じていた。 しか し、研 究対象者 は、男性 とい うマイ ノ リテ ィ で あることでの利点 も見出 していた。 (男性 である ことのメ リッ トもデ メ リッ トもあ る〉 と捉 えつつ、 (男性 であ るこ とのメ リッ トを最大限活用す る〉術 を身 に付 けていた。 それ は、 「同 じよ うな世代 の男 性 に しか相談で きない悩み もある」 といつた語 りに あ る よ うに、性 差 を活 か し探す 工夫 を して い た。 Hall(1993)[20]は 、看護士は女性的にジェンダー化 された職業役割 の中に、 自分 たちのために男性 的な 地位 を切 り開 くとしてい る。本研 究において も、女 性 よ りもむ しろ男性 の看護師が必要であるかの よ う な領域 を具体的 に示 し、あえて看護職 においてその 存在意義 を積極的に訴 えてい る部分があつた。職業 カテ ゴ リー としての看護職 の一部分 に、対す る男性 職 業 としてのジェンダー化 が遂行 され ていた と言 え る。 また、研 究対象者 は 〈男性 であることで 日常的に 苦労 してい る〉 〈数が少 ないので何 を して も 日立つ〉 状況 におかれ、 「力仕事 とか、必然的 に呼ばれ る。 これ つて看護 じゃない よな、 とか思いなが ら…。」 との (看護 師 としての評価 ではな く男性 として評価 され る〉 こ とに疑 間 を感 じてい た。 これ は、 山崎 (2002)[21]の 男性 の多 くが生得的発達的に身 に付 け る 「力」 を男性看護 師 に期待す ることは、女性看護 師 に 「美人」 を期待す るの と同 じレベル にある。そ れ らは単 な る身体的特性・機能 に過 ぎず、ケアの付 加価値 か も しれ ないが、実質価値 ではない との指摘 に準ず る。 しか し、それ で も研究対象者 は 「女性社 会 の中で男性 に何 らかの役割 を持 たせ てい る と感 じ る」 「男性 だか ら頼 まれ た りす ることに、性差云々 とい うよ りは、や らん といかんのや ろ うな と思いな が らや つて きた」 と 〈男性 としての役害J遂行 に伴 う 様 々な思い〉 を持 ちなが ら、 自ら 《女性 の世界 にお COpright◎ 2016.ルtandioれα′Jθ″脇 αJグJψα″ω′ ““ rS′″g caFe′″ `′ たια “ αs″″

(5)

ける男性 の看護 師 としての価値》 を問い、 《男性看 護 師 と して生 きてい くための工夫》 を模索 しなが ら も葛藤 していた。

4.【

性差 を意識 した管理術 】 研 究対象者 は、 「異性 には相談で きない女の子 としての悩み つてい うのはあ る と思 う」 「僕の心の 裏 には、上 司が男性 で ごめんね ってい うのがや っぱ りある」 との語 りか ら、 〈女性 ス タ ッフに対す る遠 慮

)や

《女性 ス タ ッフヘ の適切 な配慮》の難 しさに 突 き当た つていた。 このため、 「女性 つて ど うした らいいんです か?って リエ ゾン (看護 師

)に

相談 し た」 との女性 である副師長や女性 スタッフに協力 を 求 め、 〈円滑な管理 を行 うた めの第二者の活用〉 を 取 り入れ ていた。 これ は 【性 差 を意識 した管理術 】 のひ とつ として、 《女性 スタ ッフヘの適切 な配慮》 を心がけてい る姿勢 のである と考 え られ た。また 〈男 性 師長 として女性 スタ ッフの心理 を理解 しよ うと努 め る〉 ために、 〈女性 スタ ッフを支持す るための努 力

)を

行 つていた。 一方、男性 であることがメ リッ トとして作用す る 場 面 も少 なか らず存在 していた。〈意図的に「男性性」 を使 つて管理 を行 う〉 〈注意や指導 は客観 的 に距離 をおいて行 う〉 な ど、一般 な男性 的特性 を活 か して 管理 を行 っていた。他 に も、 (男性 であることが ト ラブル 回避 に貢献す る

)と

い つた患者 か らのク レー ムが少 な くなるな どの利点があることも認識 してい た。 また、 「逆 に女性的な ところ も使 ってやれた り す る」 の よ うに、 〈あえて女性的 な面 も使 って管理 を行 う

)と

い う 《性差の選択的利用》の側 面がみ ら れ ていた。

5.【

管 理 者 と して の理 想 と現 実 の ギ ャ ップ 】 研 究対象者 は、《看護管理 に対す る多様 な価値観》 を持 つていた。男性管理者 だか らとい う観 点では考 えず、また男性 女性 とい うよ り看護師 として 〈性差 は考 えず に管理 したい〉 とい う思 いを持 つていた。 その中で、「管理者 として 自分 らしくできた らいい」 と 〈性差 よ り管理者 としての 自分 らしさを重視〉 し ていた。柔軟 な考 え方やそれ まで男性 管理者 が臨床 経験で培 ってきた看護観 がベースにあ り、看護師 と しての (経験 を活 か した管理術

)が

彼 らを支 えてい る と考 え られ た。 また、管理 を行 う上で、 《看護 管理者 としてのあ るべ き姿》 とい う自らの理想 とす る管理者像 を研 究 対象者 はイ メー ジ していた。 それ は、 「上司は理想 を語 るべ きであ る」 「理想 を語 るか らには、それ に 対す る責任 を取 ります」 といつた 〈リーダー として の裁量 の提示〉 であつた り、 「最後 はスタ ッフを守 つて辞表 を書 けばいい」 「看護師がバー ンア ウ トす るのは避 けたい」 な どとい うよ うな くスタ ッフを守 る覚悟〉を内に秘 めてい るこ とであつた。また、「と りあえず女性 と一緒 の分 の仕事 はできない とい けな い」 「皆が生 き生 き と働 ける環境 をつ くることが 自 分 の仕事 と思 えた ら、それ に向かつて邁進す る しか ない」 な どとい った性差 に関係 な く、そ こに こだわ らず に管理職 としての仕事 を全 うしよ うとす る確 固 た る意志が伺 えた。研究対象者 は 「現場の職場環境 を整 えるのは絶対管理職 」な どの思い も語 つて くれ た。管理職 として (性差 に とらわれ ない調整能力〉 が必要であるこ とが推察 され た。 なぜ管理職 になつたのか とい う問いに対 し、 「師 長 にな りたい と思った こ とはなかった」 「周 りが決 めて、役害1と して引 き受 け ざるを得 な くなつたか ら 引き受 けた」な どの後 ろ向きな意見 も多 く間かれ た。 それ らは師長 とい う役職 が彼 らに とつて (周 りに決 め られて引き受 けた役割)であることを示 していた。 彼 らは、 〈手本 とな るモデル がいない ことでの苦悩〉 や (管理者 としての戸惑い〉 を実感 していた。 「人 を東ね る とか人 の上 に立つ とか… 自分 にはあんま り あってないのかな と (思います)」 と、 (管理者 と しての本音

)を

抱いてい るが、それ に反 して現実は 「日々試行錯誤」 しなが ら 《管理者 としての実際の 自分 の姿》 があった。

6.【

自己の経歴を踏まえた将来への期待】

北林(2007)[9]は 、男性看護師が急速 に増加 して き てい る主な理 由 として、次の3つを挙 げてい る。1) 看護士の仕事が女性 だ けの仕事ではない とい うこと が社会 に広 く認知 され てきた こと。2)養成所 。学校 へ の入学者数が増加 し、男子学生 を受 け入れ る窓 口 が開かれて きた こと。3)高齢社会 の到来 に よ り、看 護 関連サー ビスヘの需要が増 した ことであ る。研究 対象者 は、昨今 の (男性看護 師の増加

)に

対 し、今 後 も増加 して くるで あろ うと考 えていた。彼 らが新 卒の頃 には全 く考 えていなか った管理職 になる とい う選択肢 を、今 の若 いスタ ッフが 日に してい るこ と な ど驚 きの声 も聞かれ た。男性看護師は どこかに 〈一 生働 かない とい けない とい う自覚

)を

持 つてお り、 リタイ アす る とい う選択肢 を始 めに持 つて きていな い。 また 自分たちが看護師にな りたての頃に比べ る と男性看護師が格段 に増加 してきてお り、 「ち ょつ とずつ男性看護 師に対す る世間の認識 も広 がって き たのかな と思 う」よ うに、TVなどの影響 も受 けて男 性看護 師の 《社会的認知 の向上》 も期待 していた。 研 究対象者 は管理者 として仕事 を してい く中で、 《後輩 たちへの様 々な思い》 を抱いていた。 「男性 のパイオニア としての仕事 をや つてい く」 「若 い男 性 スタ ッフに 自分が職業人 として将来 目指すべ き姿 で あれ ばいい」 な ど、 (男性看護師の先駆者 として のあ り方〉 を示唆 していた。 それ らは、音 自分 たち の頃にモデル となるべ き人物 がな く、男性看護師 と しての生 き方 を手探 りで探す しかなかつた こ とにも 起因す る と考 え られ た。 同性 であるが ゆえに特別 な COpright◎ 2016.ル `ι r“α″οκ″力 ““α′げJap“ωι““パ′暉`″ιP″`′ た′ “″S″″

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看護 管理者 となつた男性看護師 のジェンダー意識 思いがあ り、 〈同性であるがゆえの後輩の 自立への

期待〉 も表出 された。また、 「男性 としてのやっぱ 表

2

看護管理者 となった男性看護師のジェンダー意識 特別視する 必要のない性差 意識されてこなかった性差 管理の場面においても性差を意識していない 中性的なので性差は気にならなかつた 性差という意識はあまりなかつた 専門職としての仕事 に 性差は関係しない 患者に看護盤 供するには男性も女性も同じである 性差による影響を受けない職業人気質 患者―看護師間において絶対に性差は存在する 患者―看護師間において表面化しない性差が存在する 性差 は歴然と存在する 管理における性差は存在する 実存する性差と 対処方法 組織内においてあまり性差を意識すると失敗する 性差より個別性を重視 性差だけにとらわれない 考え方 性差の理解は経験で変わる 性差だけにとらわれない多面的な解釈 男性であることの控えめな主張 男性看護師として生きていく ための工夫 女性患者には適宜女性スタッフと交代する 同僚からの協力が欠かせない 男性としてのプライドの保持 男性看護師であることの メリット 男性であることのメリットもデメリットもある 男性であることのメリットを最大限活用する 男性看護師なり の工夫と葛藤 男性であることで日常的に苦労している 若い異性へのケアで拒否されることがある 男性看護師であるがゆえに 抱く不全感 男性看護師には相談できない女性患者の悩みがあると思う 数が少ないので何をしても日立つ 根強く残る看護師=女性のイメージ 女性の世界における男性の 看護師としての価値 看護師としての評価ではなく男性として必要とされる 男性としての役割遂行に伴う様 々な思い 女性スタッフに対する遠慮 女性スタッフヘの適切な配慮 円滑な管理を行うための第二者の活用 女性スタッフを支持するための努力 男性師長として女性スタッフの心理を理解しようと努める 性差を意識した 管理術 意図的に「男性性」を破 つて管理を行 注意や指導は客観的に距離鑓 いて行う 性差の選択的利用 あえて女性的な面も使つて管理を行う 男性であることがトラブル回避に貢献する 性差は考えずに管理したい 看護管理に対する 多様な価値観 性差より管理者としての 自分らしさを重視 経験を活かした管理術 管理者としての 理想と現実の ギャップ リーダーとしての裁量の提示 看護管理者としての あるべき姿 スタッフ狩 る覚悟 性差にとらわれない調整能力 周りに決められて引き受けた役割 管理者としての 実際の 自分の姿 管理者としての戸惑い 管理者としての本音 社会 的認 知 の 向上 男性看護師の増加 社会的に認知されてきた男性看護師

T

男性看護師の先駆者としてのあり方 同性であるがゆえの後輩の自立への期待

_

男性看護師の後輩への肯定的メッセージ 自己の経歴を 踏まえた将来ヘ の期待 後輩達への様 々な思い 男性看護師がマイノリテイから脱却するための示唆 Copyright◎ 2016.ルセ″ “α"″ α′力″ “α′″ rJapα “ω′““rStng“″P″`′ たια “α sr“の

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り気 を使 わない と…。患者 さんは男性 だか らつてい う目で見てい る部分 つて結構 多い と思 う」 と少数者 を経験 して きた者 としてのア ドバイス を示す ととも に、 「女性 が主体 の世界 にあえて飛び込んできたの な ら、男性 だか らで きない とか男性 だか らや らない とい うのは論外 」 といつた 〈男性看護 師の後輩への 肯定的 メ ッセー ジ〉 も吐露 され た。その上 で、看護 師 の専 門性 を高 めてい く・ スペ シャ リス トとしての ア ピール してい くこ との必要性 を (男性看護師がマ イ ノ リテ ィか ら脱却す るための示唆〉 としていた。 佐久間 (2012)[22]は 、男性看護 師の思い描 いてい る “未来

"に

は、 「男性 として」 とい う思いが根底 に存在す る と述べ てい る。男性看護 師 には 「男性看 護師は軽視 され がち」 「女性 患者 さんにケアを拒否 され る とや っぱ りつ らい」 な ど男性看護師 としての 複雑 な思いが存在 しなが らも、将来 について 自分の キャ リアに変革 を起 こ したい とい うエネル ギー を感 じられ る としてい る。本研究 において も前述 した男 性看護 師で あるが ゆえのデ メ リッ トや不全感 を感 じ なが らも、研 究対象者 はそれ らを乗 り越 え、周囲か らの肯定的評価 を獲得 し、管理者 とい う役職 に就 い ていた。 そんな彼 らであれ ば こそ、今後増 えて くる であろ う後輩たちへの期待や肯定的メ ッセージが、 自ら経験談 として生 じて くるものであると推察 され た。 結 論 看護 管理者 となつた男性看護師 は、看護 にお ける 性 差の存在 をはっき りと認識 していた。その上で、 あえて性差 を意識 しない とい う態度 を選択 してお り、 性差 を意識 した様 々な管理術 を持 ち合 わせ 、それ を 実践 していた。 それ らは、男性性 を女性 が多数 を占 め る社 会 にお ける少数者 として生 きて きた彼 らが、 看護師 として勤務 した経験 の中か ら創 り出 した処世 術 で もある と考 え られ、男子看護 学生や男性看護 ス タ ッフの時期 か ら適応 を繰 り返 してきた体験 に基づ き生み 出 した もので あった。 しか し一方では、 自己 の中の男性看護管理者 としての理想 と現実のギャ ッ プに悩んでい る状況が明 らか となつた (図 1)。 さらに、男性看護 管理者 には、 これか ら続 く後輩 男性看護師たちへの期待や、将来 を見据 え、後輩た ちのモデル とな るべ く努力す る姿があつた。本研究 の結果 によ り、男性看護師 。男性看護管理者 の定着 や 士気 の向上 につなが る幾つかの示唆 を得 ることが で きた。 本 研 究 の課 題 看護管理者 となった男性看護師のジェンダー意識 に着 目し、その実態 について明 らか としたが、研 究 対象者 の背景や人数 が限 られ ていた。今後 は、それ らを拡大す ると同時 に、今回得 られた成果 を臨床 で どの よ うに活用 できるか、 さらに深 めてい くこ とが 必要であ る。 本研究では信頼性 、妥 当性 の向上に努 めたが、今 後 は、今 回作成 した逐語録 を基 にテ キス トマイ ニ ン グの手法 を用いて分析 を試み るこ とで、 よ り客観 的 な分析 を検討 してい くことが可能 にな るもの と考 え る。 謝 辞 本研究実施 にあた り、貴重 な経験 をお話 しいただ いた研 究対象者 の方 々に感謝 申 し上げます。 また、 論文執筆 に当た りご指導いただきま した元滋賀 医科 大学 医学部看護学科教授 瀧川薫先生 に深謝いた し ます。 本研 究論文 は、2013年 1月 に滋賀 医科大学 に提 出 した修士論文の内容 を加筆・修正 した ものである。

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看護 管理者 となつた男性看護 師のジェンダー意識 Copyright◎ 2016.ル″ “ αttoれα′Jθ ““α′げ Jψ “ ωι “ ″rSi●g`″ι′ “ CtiCC α″″s滋″

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.精

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参照

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