煙霧粒子の粒径分布について : 旭川の煤煙の研究(1)
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(2) . 第6巻 第2 号. 北 海 道 学 芸 大 学 記 要 (第二部). 昭和30年1 2月. 煙霧 粒子の 粒径分布について (旭川の煤煙の研究 1) 大. 喜. 多. 敏. 一. 北海道学芸大学旭川分校地学研究室 (昭和30年6月28日受付). Toshi i i t chi 6KITA: onthe Si i ze Di rbut s l on of Haze Part c es .. Summary M 【 i ius above 0 1 easure ー ば l t th rad ent s of par 5 ” Were made in Asahi c es wi i i ng the per gawa dur . od 。f February 17 to Apr i llo in l955 h T l f t l e r e u s r s a e a s o l o w s . . i 1 but i ( t i ) Thesize dis l r on ofthe part lae esi c s expre ssed by theformu. 警好 一たダ』J. たγo 5 <γ<l o“ ,. 誓 ーを r ぶ デ. たγ1o <γ<4 o“. . . Where γi i l sthe、 radius ofthe part c es ,. 2 i ( ) The mean density of nonhygroscopic part l 20 esi c sabouto . .. l l ( 3 ) Usua i i l t cop c par es i c y the number of nonhygros s very l nuch l arger than that of hygr。scopi c h i d i i l i t h i i par ces an t errato nc reases wi t the rs ze ・ i i i t l dent i t i 繰) The amount of depos l sec r i ed pa t c e s in res i a ty der ons of the c ved f rom the above i i d but i t l i derab r l h h o l l s on formu aei di scons ma rt k s e a nt e o s me a s u r e t n y sa a ee , .. SI 緒. 言. 旭川は人ロからいえば中都市であるが、 我国でも最も寒冷な地域にある為に 冬期各家庭で媛房に 石炭を用いる上に、 盆地の中央にある為に一般に風が弱く叉気温の逆転が起 り易く、 従って大気が 安定化し、 煙突からの煤煙が停滞 し煙霧が発生し易い。 将来旭川を工業都市にしようという構想も あり、 開発が進むにつれて人ロが増大する事をも考慮しなければならないから 保健上等より考え 、 て煙霧に対する対 策をたてる必要があり、 この為にはまず煙霧そのものの研究を進めなければなら ない。. 旭川が盆地内にあるという事は、 他の一つの気象上の特徴即ち幅射霧が発生し易いという条件を 与えている。 現在でも一冬に濃霧が2 、 3回は発生し、 その為に交通上に大きなさまたげとなってい ) 研究によれば 燃焼生成物 )5 る。 その他朝方だけか るという程度の霧は非常に多い。 著者等の3 、 が霧核として作用すると考えられ、 煤煙がますに従って霧の発生回数もますという事もよくいわれ. ている所である。 最近 降雨の研究が盛んになるにつれて、 大気中の微粒子と雨滴や雪片との関係の 6 ) 研究が行われて いるが 煙霧粒子はこれらの研究に適当な手段を与える 一概に煙霧粒子といっ 、 。 ー 39 一.
(3) . . 大. 喜. 敏. 多. cm の 広範 囲 に 亙っ て い る の で、 今 回 は 大 き さ が 1ム以 上 の 粒子 に つ い て も そ の 大 き さは10-7~10-2. てその性質を調べた。 S2 観. 法. 方. 測. 煙霧粒子を捕捉するには2つの方法を用いた。 第1の方法としては、 シリコーンを塗って機水性 型の い の中に入れ、 ス 板 を 第 1図の様な小 図 の様 な 小 型の雪よけのお に し た ガラ ス板を第 にしたガラ 第1図 ガラス板による捕集法 12~24時 間放 置 して お く、 も っ とも お い の中は十分風通 しのある . .\. β ・ ... 様に設計し、 叉塔の上の様な風通 しのよい場所におく様 に 心 掛 け た。 大気中の粒子は、 ガラス板の上に重力により自然落下する。 今 S cm2 のガラス面にts ecの間に “1 個の粒子が落下するとすれ ば. l cm3 の大気に含まれている粒子の数 NI は NI=. 言要言でもっ. ) で粒子が球形をし cm/ s e c て表わされる。 り は粒子の落下速度 (. G: ガラス板. て い る と すれ ぼ り=. 2 三&&だ ≧&&だ で表わされる。 但し 但 γ:粒子の半径、 9 汐. ぬ: 粒子の密度、 g: 重力の加速度、 ガ:空気の粘性係数。 吸湿性粒子は機水性のガラ ス板の上 で半 球状になっている。 もっとも厳密にいえば粒子を構成 している物質の種類によって多少は違うだろ 2館 を用いて ガラス板上 の滴の半径 R よ り そ の 滴 うが、 食塩滴 の場合に実験的に求めた式 尺=1 . が大気中に浮済 している時の半径γを求めた。 非吸湿性粒子の形は一般に球形 ではないが一応球形 であるとみなし、 最も長い径とそれに直角な方向の長さの平均をその粒子の平均直径とした。 第 2 の 方 法 と しては、第2図 に 示. 第2図 くもの糸による捕集法. した様に、 風洞の中に針金に非常. . . して一定の速度” で空気を風洞内 を通せば、 空気中の粒子のあるも. さZのくもの糸にくっついた粒子 の 数 を ”2とす れ ば lcm3の 大 気 中. の粒子数 対2は N2= わされる。 但し γ: 粒子の半径、 t 2: くもの糸の露出時間で ” の値 6m/ secで あ る。 く も の 糸 の 露 は2 .. 出時間は数分程度である。. 導 圏 W. \ /′. 〆. / \′ ←2C侃 →. W: くもの糸. NI: モ ー タ ー. O. 粒子の大きさは勿論光学顕微鏡を用いてはかるのだが、 粒子の重 要な性質の一つである粒子が吸湿性をもっているかどうかという点 をやはり顕微鏡を用いて調べた。 粒子を吸湿性、 非吸湿性の2つに. .顕微鏡対物 レンズ 0: G: ガラス板 S: 硫酸溶液. 子とした。 もっとも変化がごく僅かで顕微鏡で確認出来ないものも あるだろうが、 その様な粒子 は、 この判定法では非吸湿性粒子とな. 第3図. 恒. 湿. 槽. 分けるには、 ガラス板叉はくもの糸を第3 図に示した一種の恒湿槽 に入れ槽中においた硫酸の水溶液の濃度を適当に変化させて、 それ に伴って槽 内の湿度を変化させる様にし、 湿度の変化に伴って形や 大きさの変化するものを吸湿性粒子、 変化しないものを非吸湿性粒. - 40 一.
(4) . 煙霧粒子の粒径分布について 第4図 旭. 川. る わ け で ある。 尚 恒湿 槽 内 の 湿 度 の 変化は 0 ~95% に 亙 る。. 粒 子 の 捕 捉 は、 昭 和30年 2月17日 よ り 4 月10日 に 亙 っ て 第 4 図 に 示 した 地 点 で、 ガ ラ ス板 に よ る 方法 は10回、 く も の 糸 に よ る. 方法は8回行った。 観測地点は、 特に附近 に多量の煤煙を出す煙突のない場所を選ん の. だ。 従 っ て観 測 結 果 は 少く と もそ の 附 近 の 平 均 を 表 わ し て いる も の と 考 え られ る。. S3. 観. 測. 結. 果. 1 1 粒子の粒径分布と密度 ( 第5図及び第6図は各々ガラス板及びく もの糸による観測結果であって、 第5図で は吸湿性、 非吸湿性の両粒子に分けて分布 を求め、 第6図には両粒子を加え合せたも のについての分布を示した。 更に両粒子を 含めたこれらの観測の平均値を第7図に示. した。 前節にも述べた通り、 ガラス板の方 法により大気中の粒子数 NI を求めるには粒子の密度 & を知らねばならない。 吸湿性粒子は 一般 に水を含んでいる為に湿度の高い場合には密度は1に近いと考えられる。 例えば湿度85%の際の食 12である。 そこで吸湿性粒子の密度は1 1であると仮定した。 非吸湿性粒子の場合に 塩滴の密度は1 . . はその形より考えて炭素の小さな粒子の集合体の様なものが多い。 しかし密度を直接求めるのは困 難なのでガラス板法の場合一応密度を1と仮定した。 一方くもの糸法の場合には密度は問題になら. ない。 今この両法の結果即ち第5図及び第6図を比較してみると、 実際には測定時刻や場所が違う ので完全な比較は出来ないが、 くもの糸法の結果の方がガラス板法の結果に比較して数倍の粒子数 を与える。 これらの両法の際の煙霧の強さは同程度であるとすれば、 両者の結果のくいちがいはガ ラス板法において 偽 =1 ととった為であると考えられる。 第7図のガラス板法の平均値を求める 15 として計算 したが、 図より2つの方法の結果が非常によく一致 している事が分 場合には 偽 =0 . 1 232と なっ て い る。 もっ とも ガラ ス 板 法 の 結 果 はく も る。 伊東)氏が大阪で調べた結果では 感 =0 .. の糸法にくらべて長時間の平均であり、 従ってくもの糸法の方が煙霧のこい時の測定結果を与えて いると考えられるので、 実際の密度は伊東氏の値に近いものと思われる。 第7図に示した粒子の粒径分 布の平均値を数式 で示せば、 0”の 樹 々 5~1 半径0 こつい・倣 , 10 ′ ~40” 40”以上. 3 7 著 =たけ ‐ ,. 学. 8 4 . -ガ ー. 著. 7 5 . 為γ-. の関係が成立つ。. 1 ( ). 尚参考の為に他の観測値を示せば第1表の通りである。 )で示した分布が、 煙霧粒子の代表的な粒径分 布であると考えられる。 即ちこれらの結果より(1 一 41 一.
(5) . . 大 第5 図 ′ ‐. 多 敏. 喜. 一 第6図 くもの糸法の結果. ガラス板法の結果. -. ” 」” \、. 。ミ、. /. …. \. \. 」 \. \. \ \ ミ ・. …. . -. 二. \ ◎. 3 ‐ ) にりれ /. ,. .. \ i \ 、. 州. \ i ※. 鯵). 非吸湿性粒子. ◎: = 17一18 平和塔 ×: 皿. 15一16. 言 二. . /. US RADI .y. .. \. ①ミ + 〆. ▲. 三. \ \. 、◎. ‐り (○れ. ミ X \. .. \. 三. 言. 1 1 1 1・11」. ・ ・ . 1 11▼. K. 大学. 十: 皿 29一30 放送局塔. ・. 吸湿性粒子. /0. 7一18 平和塔 ◎: = 1 6 大学 ⑭: m 15一1 ◎: 皿 29一30 放送局塔. 1. ) は更に小さい粒子迄研究して全体とし Junge2. 4 でもって表わされると述べ て 挙 = 伽 跡γ- て い る が、 詳 しく 調 べ る と Jungeの 述 べて いる. も の よ り 多 少 異 つ た も の と な る。 しか も Junge. は観測にガラス板法を用い、 粒子の密度を1で あると仮定しているが、 その点は上に述 べた様. \. … ,. /. .. …. \ … . - 1 1 1 111-. 0: m 29 天文台 ▽ 8 春光町 十:1. RADIU5 γ. /00. “. ▽ 7 春光町 0:1 O 春光町 ×: W I. に再検討をする必要 がある。 吸湿性粒子の粒径は湿度によって変化するのでへ 吸湿性粒子の大きさとして粒子を捕捉した際の もって表わした。 然し次に述べる様に吸湿性粒子の 大きさ、 即ちその時の湿度と平衡した大きさでも 少いので、 湿度による粒径分布の変化は小さい。 数は一般に非吸湿性粒子の数に比較してかなり少 2一 一4.
(6) . 煙霧粒子の粒経分布について 1. 第. 粒子の半径 の 1観測者1 場. 所i 時. 大喜多 旭川東方郊外 0 5 ~ を. 10”. 伊. .. 東. Junge. 10 ” 以 上. 大. 1 93 8 年. 阪. Frankfur t. l952年 7月. 旭川東方郊外. 195 4年9月. 大. 1 93 8. 阪. 天 文 平 和 大 春 光 春 光 春 光. 時. 刻. 台 塔 学. 亘. 1 7‐一18 ,. =. 25一26. m. B--16. 町. m. l9-20. 町. m. 22-23. 町. m. 23-24. 放 送局塔 日新小学校 放送局塔. m. 29 ‐一30. m. 29-30. m. 30- -31. 大. 学. m. 29. 天 文 台 天 文 台 春 光 町 春 光 町. m. 29. 春. 光 町. W. I9. V 1 20 仙 台 (昭和26年). ′ W 23. ▽ 1 24 W. 25. 区. 4. 分. 布. 式. 亭 『o燭 ”-3 5 , . Z -42 メデ ニの”s・γ .. αF. . o =の”爵.γ-5 .. . F =cり郷オザー5‐O. (括弧内の数字は調べた粒子数) 子 の. 2~ , 0 .. 1. ~ 2. 2. ~. 5. 5 ~10. 00. 67. 24. 32. 46. 00. 13. 73. 6 7 , 9 3 .. 芳 男. 10. 吸湿粒子0. 吸湿粒子0. 吸湿粒子0. 吸湿粒子0. 9 ( ? ≧. ▽ 6 1 ▽ 7 1 ▽ 8 1 ▽ lo 1 ヤ 生 19. 年. 195 2年7月. 子数 第2衷 α 一 瞬擬装並等 数 所. 刻i. 班4年9月. Frankf t ur. 場. 表. . 6 9 .. 80 100 59. 2 ( ≧ ¥. ( ラ リ 30. 0 93 . 3 6 . 4 7 . 1 8 . 1 3 . 1 O . 8 3. 3 7 . 47. { 2 } 吸湿性粒子と非吸湿性粒子の数の割合 前節に示した方法によって粒子を吸湿性、 非吸湿性の両粒子にわけ、 その数の比を第2表に示し た。 これらの比を求 める際に非吸湿性粒子の密度は0 1 5と して計算 した。 従つて半径2~5” の粒子 . についてガラス板法とくもの糸法との両者が同様な α の値を与 えている事は 非吸湿性粒子につい 、 15と い う 推 定 が 正 しい と い う 一 つ の 裏 付 け に な る て心 =0 . 。 一 43 一..
(7) . . 喜. 大 ノリβ”- ・-. \ …. 7 図 第 . ・・ - ・ ・r --. 多 敏. 1 1 . ・11.ム. 喜. 、 :‐ 、 、. :\ \. ‐ 一. \. . 言. ro. …. い 、 \ .. - \. ,言. ÷ミ. \. ÷ \\\ 、 長. \ \. 暇-. - ; ) @唾. 取. 熱. … - -. /0. ●: くもの糸法の平均 (8回) x: ガラス板法の平均 (9回) 1 7回) △: 旭川東方郊外 ( t □: Frankfur. o:大阪 (相対値). えて、 非吸湿性粒子は市内全般に源を有する煤 煙状のものであり、 吸湿性粒子の源は市外にあ るか、 市内にあっても特殊な地点である事が分. る。lungeは凝結叉は昇華によって出来る粒子 には、 固体物質と液体物質のまざったいわゆる. 糸 で捕捉する方法の2つの方法を用いたが、 両 者には可成りの違いがある。 即ちガラス板によ. る方法では少くとも数時間の粒子数の平均を調 べる事になり、 且粒子の密度を仮定しなければ. 、 ×. な ら な い が、 く も の 糸 法 で は せ い ぜ い10分 内 外. の平均粒子数を求める事が出来る。 従って全体 と して み れ ば、 く も の 糸 に よ る 方 法 の 方 が 厳密. 態. な結果を与える。 しかし吸湿性粒子の平均密度 が非吸湿性粒子の平均密度より可成り大きいの. 、 \o 玖D USγ “ ー. く 変 動 して い る 事 を 示 して い る。 こ の 点よ り 考. 今回の観測には、 前にも述 べた様に、 粒子を ガラス板の上に自然落下させる方法及びくもの. 韻 、. ′. 及び時刻によって余り大きな変化がないので、 この事はとりもなおさず吸湿性粒子の数が大き. ) 2つの観測法の特徴 3 {. \ \ 、 . 0 、. 刻及び場所によ って可成り異っている。 非吸湿 性粒子の数は第5 、 6図より分る様に観測の場所. 僅かではあるが附着している可能性はある。. \. ÷. 2 ( )粒子の大きさがますに従 測結果と一致する。. 0g以上の吸湿性 ってαの値が増加する。 半径2 3 )αの値が観測 の時 粒子は殆 ん ど存在しない。(. 5”以上の粒子について 々の観測結果では半径2 . はそのようなものを殆ん ど認めなかった。 もっ とも非吸湿性の団体粒子の表面に吸湿性物質が. 、0. L. 性粒子の数は非吸湿性粒子数にくらべて可成り 9年の著者の観 少い。 この点は Junge や昭和2. ” が 多 い事 を述 べ て い る が 我 ”mixed nuc l i e 、. 、. .率 t. 三 二. 第 2表には著者が仙台において観測した結果 5 1 )をも加えたが、 表より次の事が分る。( )吸湿. ″◇. で、 ガラス板法の場合の方が吸湿性粒 子の非吸 湿性粒子に対する割合 をますから、 吸湿性粒子 の観測にはガラス板法の方がすぐれている。. S4 降下煤煙の量 第5 、6 、7図を用いて種々の結果を引き出す事 が出来るが、 今回調べた大きさの煤煙粒子の最 一 44 一.
(8) . 煙霧粒子の粒経分布について も大きな特徴である地面への降下量を調 べた。 即ちこの程度の大きさの煤 煙粒子が地上にふりつも って市街を汚 しているものと思われる。. 今煤煙粒子が常に第7図に示した様な分布を しているものとすれば降下煤煙の量はlkm2当り1日. むこ. 5~10βの 粒子 … … 4kg 半径 0 , ″. 10ハノ40”. ″. … …39kg. 40g以一三 ″ … …25kg 〃 と な り全部 で68kgと な る。 但 し 偽 =0 25と と っ た。 こ の 表 よ り半 径10~40口の 粒 子 の 降下 量 が 最も .. 多い事が分る。 今仮に半年間同様な状態が続くとす れば半年間にlkm2に降る煤煙の量は約1 2 t onと なる。 今比較の為に他の地域における降灰量を示すと、 1 ) 年) 市 内 大 阪 (昭和 3 ~13 周辺 ) イ ギリ ス4. 110~210 km2年 ton/ 60~130 ton/km2年. 郊外 の平均. 35 ton/km2年. 工 業 地 帯 の 平均. 74 ton/km2年. であって、 これらにくらべると可成り少いが、 今回の結果では雨や雪に捕捉されて降ってくる煤煙 を除いており、 叉観測地域は主として公園等の周囲に家屋のない地域であって、 工場地帯や市街地 の中心では上に示 した量の数倍程度になるものと思われるが、 少くとも周辺の住宅地域の煤 煙は当 初予想した程甚だしいものではない。 しかし煙霧の一番ひどいのは12月より1月にかけてであり 、 殊に気象状態によっては非常にひどい日があるので、 今後この様な点を考えて調査を進めて行く予 定 で あ る。. 最後に観測の為の施設を提供して下さった旭川市役所、 NHK旭川放送局、 日新小学校 旭川天 、 文台の方々に厚く 御礼を申述 べる。 尚この研究は北海道科 学研究補助金によって行われたものであ る。. 引 用 女. 献. 1 ) 伊東彊目: 大阪の大気中の塵族、 災害科学研究所、 昭和1 5年. 2) C.Junge: Di l 6rmig Be e Rol f e der Ae imengungender Luf rosol e und der gas tim Spurens l t t o任hausha der Troposph員re l lus . Te ,5 , 1 (1953) 3) D. Kuroiwa: B1ectronmicroscope StudyofAtmospher i i i t l i cCondensa on Nuc e 349 eson Fogs . Stud , ,p , lns i f Low Tempera t tut i ture Sc eo i d6 Uni i enぐe ty (1953) ver s . Hokka 4 i ) A. R. Meetham ”Atmospher l i c Pol ut od’ d(19 t 52) , London Pergamon Press L. 5 ) 荻原断二・大喜多敏一 : 電子顕微鏡による雲及び霧核の研究、 気象集誌30 19 32 ( 5 2 ) 、1 6) 大喜多敏 一 : 大気中の微粒子と雨滴との相互作用について 気象集誌末 33,220 (1955) 、. ’ 」\ ! E.
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