立体トラスの変位について
立体トラスの變位について
緒 言
本文は先づ静定立体トラスに或荷重が作用した時の 各節点の変位を求める一般方去について述べ、次に之 を不静定立体トラスに応用してその不静定値を求める 方法について述べたものである。1一般式
立体トラスを構成する一部材の、長さをS直変三軸 Y「一
ノ£’第 1図
XXZ方向の分長をxyx, xyz軸となす角をαβγ,部材 応力をS,総断面積をFとすれば 1三i劃一一一・・1−一一・一,.一一.(・)∴i欝㌫三1ξ}一・)
≧ピ1意隠一、
∵‡1:;二|
(3)三;≡ζ毒訂
従てトラスを構成する各部材の角変位4α,dβが求ま れば節黙ゴの変位は次式により求まる。 ぴx=ソκ一‡M工 /
近藤繁人
げδ・Y= 驤黶fi−y ny 7・/・2+・2∠β t (ア i ___ x … (4) δ‘Z=驤齧怩噤{尋 Vy2+・2=4・
+£在・+。・⊥。β
O Z 鼓にσ=丁にしてFは引張部材に封しても総断面積 を使用しなければならない。2部材廻韓角
AB部材の方向
の角αβγを以て表 θ㌶念部材〆石「フ
第 2図 π一α T一β π一γ で表わされる。従てAB部材の方向角αがdαだけ増せ ぼBA部材の方向角,π一αは一dαだけ増す事にな る。即ち部材の方向が変れば其の剖材の廻転角の符號 が変る事になる。3片持トラス
平面トラスの基本形が三角形である様に立体トラス の基本形は四面体であると考えることが出来る。今第 YSic
\ξの/
θ9下
X
第 3 図 3図に於て四面体ABCDの一面dABCの・4鮎を原黙と On Displacements of the Space Frame Shigeto Ko血do(−37−)
♪、 山梨大学ヱ学部研究報告第2號 し、ABをZ軸、∠ABCの面内に於てABに垂直上向を y軸yzに垂直方向をX軸、 A瓢の反力はxyz方向の 3個、B慧の反力はXγ方向の2個、 C黙の反力はX方向 のみであるとすれば、此の四面体ABCDは静定立体 トラスになる。之に他の四面体例えばノ1CDEを違績 さぜ、更にADEFを連績させて行くと、 dABCの面 で固定された静定の片持立体トラスが出来上る。之に 或る荷重が作用した時の各節鮎変位を求めるには先づ 各部材の応力σを求める。次に任意の三角形に封し閉 合條件として(4)式から δX=0 δY=0 δZ=0 をWれば 一量・エ1+一筈κ2+一晋κ3−{/y!+zi−∠α1 +/ッ;』・・+/夕1+・1…}一・ Si・・+−i2’y・+一晋ッ・一{/xl+・1・β・ +/x》+・;・β・+/・1+・1・β,}一・ ’一諱烽嘯P+一芸一z2+遣一客3+ヲ/夕1+z…−i…}∠α・ +/y:+・弓・の+夕1+・;一㌢・・
+/xi+・㍑蝸+/xl+謬胸
+/x…+・…芸}・β・一・ 今dABCに対し(5)式を作れば㌘三㌃ユー一なる故
芸夕・+蓄夕・一{国・β・+1・・1 ・β・}一・ σ] σ2 σ3 1z21 一τz1十一li−z2十一Ex3十一云一夕2∠fβ2十 要夕・・β・一・ …(5) (6) (6)式からdβ2とdβ3を決定することが出来るので d.A五Cの各辺の廻転角が決定した事になる。 次に節鮎DはAD、.BD、 CD、の3部材によつて決 定され之が変位を起せば1部材につき2個宛合討6個 の」α、Aβが未知量として新しく生れる事になる。之 に堂れDに集つている2個の三角形に封する閉合條件 として(5)式に相当する式がφ個宛2組合計6個出 Xるので之を解けば凡ての部材の廻転角を求める事が 出来る。dα、 dβが求まれば(4)式より各節鮎のXY Z軸方向への変位δixδSYδ・Zを求めることが出.来る。4軍純トラス
第」図は四面体の集合より成る立体トラスの平面図 の輪廓を示すものとし、A支瓢の反力はxyz方向に、 (Y)A
z 第 4図 B支鮎の反力はyz方向に・c支顯の反力はy方向にの み起つているものとすれば此のトラスは静定になる。 今適当な三角形に封し閉合條件式(5)を作る。此の 式の中でdα1個とdβ2個例えぽdαi,dβ1,∠β2を既 知数と假定すれば残りのdα2,dα3,dβ3は3個の(5)式 を解く事により4α1,∠β1 ztβ2 ,’を以て表わす事が出 来る。 次に片持トラスの場合と同様に次々の頂鮎に進めば 全部材の廻転角を∠αi,dβ1,dβ2を以て表わす事が 出来る。従てA点に封する隠嬬顧㍑:9!._t..…(7)
B点のZ方向の麺、BZ ==。/ を作れば此の3式から∠α1,∠β1,Aβ2を求める事が 出来る。之によつて全部材の正確な廻転角∠α,dβが 決定され(4)式より全節点の変位が求まることにな る。(実際の計算は平面トラスの場合1)に準ずればよ ろしい)5不静定立体トラスへの磨用
静定主系を適当に選べばi点にP=1が作用した時 の不静定値の大さはXA一昔……・…一…
に依て表わされる。舷にδAA及δ・iAは静定主系にXA= −1を作用さぜた時のA点のXA =一一1方向及びi点の Pi=1方向への変位を表わすものとする。即ち此の δ・i Aとしてi点のX,Y或はZ方向への変位を取れば、 X,Y或はZ軸方向の力Pi=1が作用した時のXAが求 まる事になる。結 言
之迄立体トラスの変位を求むる方法としては、專ら 假想仕裏の原理に依る力法が用いられている。此の方 法は或一一一一つの点iの或一つの方向例えばX軸方向への 変位を求めるのKは便利であるが、n個の点のx,y,z 3方向への変位を求めるのには同じ様な計算を3n回繰 り返さなければならない。のみならず与えられた荷重 と全く無関係の単位荷重をi点に作用させて全部材応 力を計算しなければならないので無駄が多い。(−38−)
分別沈澱法に依る脂肪酸の分離に就いて これに勤し本方法に依る時は与えられた荷重に対す る部材応力を用いるだけで凡ての節点のX,Y, Z3方向 への変位を唯一回の計算だけで同時に求める事が出 来、而かも隣接部材間の角変化のみならず凡ての部材 間の角変化も同時に求まる。殊に不静定立体トラスの 解法に応用して不静定値め影響線を求めるのに利用す ると大変便利である。 文献 (1)土木学会誌 eg:35券第7號 《一一一〉一♂一∼一.・−e・P・・ktl,e■=” _■