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テニスの技術指導にコオーディネーショントレーニングを取り入れた効果に関する研究-特にリズム能力に着目して-

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Academic year: 2021

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(1)テニスの技術指導にコオーディネーショントレーニングを          取り入れた効果に関する研究.         ∼特にリズム能力に着目して∼                          専  攻  教科・領域教育.                          コース  生活・健康・総合内容系                          学籍番号  M08227A                         氏  名  田 中 裕 美 I.目的                       から深く半面が2点、それ以外のシングルス  コオーディネーショントレーニングがテニスの技術    コートに入ったボール1点、ネットは一1点と 指導に及ぼす効果について、特にリズム能力に着目し、.    し、その合計とする。. リズムトレーニングおよびコオーディネーショント レーニングがテニスのグランドストロークの技術に及.  各群についてテニス評価をトレーニング前後に行っ. ぼす影響について検証した。. た後にどのような影響を及ぼしているかを検討するた. lI.方法. た。またトレーニングの効果が本来の通常練習に戻っ. め、B高校では16日目、C高校では10日目にもう一.  コオーディネーショントレーニングが盛んに行われ. 度同じテニス評価を行い(以下残存効果)、それぞれに. ている欧州諸国にて予備調査を行い、コオ』ティネー. ついて比較検討を行った。. ショントレーニング実践のための基礎的資料を得た。. 皿.結果ならびに考察. 実験①の授業実践から、経験者に対してリズムおよび. 1.実験① 表1に各群の得点の平均億(標準偏差)および伸び. コオ』ティネーショントレーニングが打球動作に有効 であると認められたため、実験②ではより技術レベル. 率を表した。. の高い、部活動での実践を行い、その効果を検証した。. 1)全体の結果について 表1 全体の得点の平均値(標準偏差)および伸び率. 1.実験①授業実践  兵庫県立A高校の体育授業のテニス選択者. 伸び率. Pre. 岬st. A(男子25名). 564(3.64). 7.24(孔42). 128%. B:コオーディネーショントレーニング群. B(男14名・女12名計26名). 6.08(454). 9.23(5.07). 152%.   2年男子14名・女子12名    計26名. C(男10名・女11名計21名). 6.52(3.8). 8.57(4,61). 131%. A:リズムおよびコオーディネーショントレーニング.   群3年男子25名    計25名 C:コントロール群.   3年男子10名・女子11名    計21名 授業時間:9時間(評価2時間含む) テニス評価:ボールマシーンから出たボールをクロス       に打ち返す。3球試行10球テスト。 得点:クロスコート2点、ストレートコート1点の合    計とする。. コオーディネーショントレーニング群の伸び率が3  コオーディネーショントレーニング群の伸び率が3. 群間で最も高い値を示し、リズムおよびコオーディ ネーショントレーニング群がコントロール群よりも低 州直を示したリズムトレーニングは初心者にとって、 ステップワークやラケットワークで大変であるのに加 えて、リズムを取り入れることでさらに混乱をきたす ため、初心者にとってはあまり有効でないことが認め. 2.実験② 部活動での実践.  兵庫県立B高校(県内上{轍およびC高校(県内 中位校)の部活動の1・2年男子テニス部員 A:リズムトレーニング群          16名 B:コオ」ティネーショントレーニング群   15名. られたそこで被験者をテニス経験者のみに限定して 分析した。図1に各群におけるテニス経験者のトレ』 ニング前後の得点の平均値を表した。 2)テニス経験者・1の結果について. C:コントローノレ群           15名 トレーニング回数:全12回。1回につき30∼40分 テニス評価:部員および顧問が球出ししたボールを逆       クロスで打ち返す。3球試行20球テスト。 得点:シングルスコート、べ一スライン及びサイドラ.    インから1mを中心として5重の円を描き幅20    cm感覚で中心から7→3点、サービスライン. 図1 経験者の各群のトレーニング前後の得点の平均値. 一444r.

(2) ・1テニス経験者とはテニス・ソフトテニスの部活動およびテニ. ていったためと考えられる。さらにより技術レベルの.  ススクールでならったことがある者. 違いに対するトレーニングの効果を詳細に検討するた.  トレーニング前は各群に有意な差はなかった。ト. めに、トレーニング前剛直が高い者6名と低い者6名. レーニング前後の群間の有意差は認められなかったが、. の成績を比較検討した図2に各群のトレーニング前. リズムおよびコオーディネーショントレーニング群(p. の得点の下位者6名(ただレ尋点が一桁のものは除く). <0.01)、コオーディネーショントレーニング群(p<. のトレーニング前後の得点の平均値をグラフに表した。. 0.01)にトレーニング前後に有意な差が見られ、トレー. 2)トレーニング前の得点の上位者について  トレーニング前の得点の上位者については、各群と. ニング効果が認められた。.  以上のことはコオーディネーショントレーニングは. もに成績が向上した者と低下した者が見られ、トレー. 技術レベルに関係なく効果が見られるが、リズムト レーニングには経験が影響することが推察された。そ. ニング後の得点の平均値が下がっていた。従ってト. こでテニス技術レベルが高い部活動参カ晴を対象に、. 評価の視点をエリアにまで拡大し、そこに落下した球. レーニングの効果は認めがたいものであった。テニス. リズムトレーニングのみの群(A)を編成したB,C. 数からみると、リズムトレーニング群のみ6名中1名. 群は実験①と同じである。. 成績が低下しただけであった。これらから、リズムト. 2.実験② 表2に各群のトレーニング前後および残存効果の得 点の平均値(標準偏差)ならびに伸び率を表した。. 1)全体の結果について 表2各群のトレーニング前後および残存効果の得点 の平均値(標準偏差)ならびに伸び率 post 残存効果 pre. A16名 B15名 C15名 伸び率. A群 B群 C群. レーニングに若干の効果が期待されることが推察され る。. 3)トレーニング前の得点の下位者について  トレーニング前の得点の下位者についてみると、ト レーニング後の得点については、群間の有意な差ぼ認 められなかったが、リズムトレーニング群φ〈α01)、. コオーディネーショントレーニング群(p<0.01)に. 2&12(9.73). 31.69(7.14). 3α56(9.19). はトレーニング前後に有意な差が認められ、トレーニ. 2&60(10,01). 30.67(7.89). 32.00(τ50). ング効果が認められた。コートでの練習より、リズム. 28.67(τ93). 29.93(11.42). 30.33(7.95). トレーニングでステップワークやフットワークのリズ ムをつかんでグラウンドストロークの動きに取り入れ. p鵬→Post. post→残存効果. 113%. 96%. たり、コオーディネーショントレーニングで状況判断. 107%. 104%. 能力や適応能力を高めたり、テニス以外の運動能力を. 104%. 101%. 高めたりする方が、コントロール群に比べて技術習得. 3群間ともトレーニング後成績は向上していた。そ のうち、リズムトレーニング群が一番トレーニング後. が早まるということが認められた。. ポ広二 rふ器≡. の得点ならびに伸び率が高くなっていたこれは、漠 然ととらえていたリズムを、音楽や人に合わせたりす ることにより、明確に意識し、練習に取り入れたため、. リズム感が養われ、タイミング良く打つことができた と推察される。次にコオーデノネーショントレーニン.  1⑪ 一・. グの得点ならびに伸び率が高かった。これは全身を使.        P・・    p⑪・t怖<0・01. い自分に足りない能力を認識し改善しようと試みコ オーディネーション能力が高まったことにより、打球 動作へ結びついていったと考えられる。コントロール 群ではトレーニング前より得点は高くなっていたが、. 図2 各群の得点下位者のトレーニング前後の得点の平瑚直. IV まとめ  初心暗ではリズムトレーニングは混乱を招き、あま り効果的でなかったが、コオーディネーショントレー. 得点の向上は一番低かった残存効果ではリズムト レーニングはトレーニング後より得点ならびに伸び率 が落ちていた。トレーニングを行わなくなると元の自. 分の打球動作リズムに戻るためその効果が薄れると推 察される。コオ』ティネーショントレーニングでは、. ニングは効果的であった。.  経験者では、両トレーニング群の効果を技術レベル 別にみた場合、両群とも高レベル群ではあまりみられ ず、低レベル群で著しく有効であった。. 一番得点が高くなっており、トレーニングをやめても、. 運動を行う基礎として身につき、打球動作に結びつい. _445一. 主任指導教員 後 藤 幸 弘. 指導教員 松下健二.

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