大学生における中学生時および高校生時のスポーツ傷害の実態
眞 下 苑 子*
Previous history of sports related injuries in university’
s students
Sonoko MASHIMO
キーワード:スポーツ傷害,中学生,高校生
Abstract
The purpose of this study was to analyze the frequency and characteristics of sports injuries incurred during junior high and high school in university’ s students. Students in Osaka Electro-Communication University were prescribed to fill in a questionnaire about sports injuries. The main results were as follows: 1) The subjects(n=1085) reported that experiences of sports injuries during junior high and high school (29.1%). Almost 70% of injuries were caused by traumatic. 2) The main body parts of injuries were ankle and knee. Elbow and finger in junior high and lumbar spine/ lower back in high school were reported. 3) The main types of injuries were fracture and sprain. In addition to stress fracture in junior high and ligament rupture in high school were occurred. This study was found that injury prevention should provide specific generation and sports activities.
1.緒言
スポーツ活動は,身体的・社会的側面において良い効果をもたらす一方,傷害発生の危険性を 高めることが報告されている(Gabbett et al.2012:pp953-960).特に競技スポーツにおいては, 傷害を予防し,パフォーマンスを向上させることが求められる. スポーツ傷害を予防するためには,Van Mechelenらにより「4段階の予防戦略」に基づくこと が提唱されている(Van Mechelen.1992:pp82-99).第1段階は,傷害調査を実施し,傷害発生の 実態を把握することである.第2段階は調査の結果を基に傷害発生要因とメカニズムを解明する こと,第3段階は傷害発生要因に対する予防介入を行うこと,第4段階は介入効果の検証を行うこ ととしている.そのため,第1段階で行われる傷害調査は,傷害予防の取り組みの最初に行われ るものであり,その後の傷害発生要因やメカニズムの解明,予防策の導入のためには必須である.生・高校生年代の傷害発生も成人の選手と同程度であり,これらの年代から傷害予防の取り組み を行っていくことが重要であるとされる(Olsen et al.2006:pp426-432).欧米では,中学生・高 校生年代における傷害調査を実施し,そこから得られた結果をもとに傷害予防トレーニングを開 発し,その効果が実証されている(Wedderkopp et al.2003:pp371-375) (Rössler et al.2016: pp549-556) (Backx et al.1991:pp124-130).一方,本邦における中学生・高校生年代の傷害予 防の取り組みとしては,競技別に調査は実施しているものの複数競技を網羅する全国的なサーベ イランスシステムが存在していないのが現状である(奥脇.2011:pp5-26).そのため,本邦にお けるスポーツ傷害の統計データは,スポーツ安全協会による「スポーツ等活動中の傷害調査」と, 日本スポーツ振興センターによる「学校の管理下の災害」に基くことが多い.スポーツ安全協会 による「スポーツ等活動中の傷害調査」は,全国で1000万人が加盟するスポーツ安全保険の請求 を基にした報告書である.また,日本スポーツ振興センターの「学校の管理下の災害」は,保育 所,幼稚園から高等学校までの約1800万人が加盟している学校の正規授業や部活動などの怪我, 病気についての災害共済給付請求システムをまとめたものである.いずれも保険請求があった症 例をまとめたものであり,保険請求に至らない傷害は記録されていない. 傷害予防の第1段階である傷害調査を実施する上では,傷害の定義の選択が重要であるとさ れる(Bahr.2009:pp966-972).傷害をどの定義により記録するかということが,最も調査結 果に影響を与えることが報告されている(Clarsen et al.2014:pp510-512).そのため,IOC (International Olympic Committee)や各競技団体から調査方法に関する合意声明が出されて おり,傷害の定義や傷害部位の分類など,合意声明に基づいて調査を行うことが推奨されている (Junge et al.2008:pp413-421) (Fuller et al.2006:pp193-201).特に,複数の競技を同時に調 査する場合にはIOCから出された調査方法で行うことが望ましいとされる(Junge et al.2008: pp413-421).先述したように,本邦においては,複数競技を調査対象としたスポーツ傷害の統計 は,保険請求に基づいたデータしか存在しておらず,中学生・高校生年代における傷害発生の実 態を十分に把握できていないのが現状である. そこで,本研究の目的は,IOCの調査方法に準拠し,中学生・高校生における傷害発生の実態 を把握するとともに,各競技による傷害発生の特徴を明らかにすることとした.そのことによっ て,本邦の中学生・高校生年代における傷害予防策を確立するための基礎的資料となりうると考 えられる.
2.方法
2.1 対象 平成30年度に大阪電気通信大学で行われた「スポーツ実習1」および「ソフトボール」の授 業履修者の中で1年生を対象とした. 2.2 調査方法・期間 調査は,記入式質問紙を用いて行った.質問紙の配布・回収方法は,平成30年度に行われた 「スポーツ実習1」および「ソフトボール」の授業中に質問紙の配布・回収を行った.質問紙の記 入に要する時間は約15分とした. 調査期間は,2018年4月9日~ 2018年7月27日の期間とした.2.3 傷害の定義・分類
本研究における「傷害」は,部活動の試合時あるいは練習時に発生した傷害で,試合または 練習を1日以上休まなければならなかったものとした(Junge et al.2008:pp413-421) (Fuller et al.2006:pp193-201). 傷害の内訳として,「外傷」は明確な1回の外力により発生したもの,「障害」は原因が特定 できず微細な損傷が繰り返し加わることで発生したものと定義・分類した(Junge et al.2008: pp413-421) (Fuller et al.2006:pp193-201). 2.4 調査項目・算出項目 質問紙は2カテゴリー(基本項目,傷害に関する項目),合計28項目で構成した. 基本項目は,「学生番号」,「氏名」,「利き手」,「利き足」,「中学生時のスポーツ系部活動加入 の有無」,「中学生時の部活動名」,「中学生時の部活動の練習量」,「高校生時のスポーツ系部活動 加入の有無」,「高校生時の部活動名」,「高校生時の部活動の練習量」の計10項目とした.中学生 時および高校生時の部活動は,記入された部活動名を参考に,「団体接触種目(サッカー,バス ケットボール等)」,「団体非接触種目(野球,バレーボール等)」,「ラケット種目(卓球,テニス 等)」,「個人種目(陸上競技,柔道等)」の4種類に分類した.中学生時および高校生時の部活動 の練習量は,1日平均時間,週平均回数を調査し,1週間あたりの練習量(時間)を算出した. 傷害に関する項目は,「中学生時の傷害」と「高校生時の傷害」の2つに分類した. 調査項目は,中学生時の傷害および高校生時の傷害ともに,「傷害の有無」,「部位」,「医療機 関受診の有無」,「種類」,「競技復帰までの日数」,「受傷場面」,「受傷動作」,「原因」,「既往の有 無」の計9項目とした.なお,記入できる傷害は最も重症なもの2つとした.
傷害の部位,種類,原因については,IOCの傷害調査方法(Junge et al.2008:pp413-421)を 参考に,傷害の部位は24部位(表1),種類は18種類(表2),原因は11種類(表3)に分類した. 表1 傷害の部位の分類 頭部・体幹 上肢 下肢 1. 顔(目 / 耳 / 鼻を含む) 11. 肩 / 鎖骨 21. 股関節 2. 頭部 12. 上腕 22. 鼠径部 3. 頚部 / 頚椎 13. 肘関節 23. 大腿 4. 胸椎 / 上背部 14. 前腕 24. 膝関節 5. 胸骨 / 肋骨 15. 手関節 25. 下腿 6. 腰椎 / 下背部 16. 手 26. アキレス腱 7. 腹部 17. 指 27. 足関節 8. 骨盤 / 仙骨 / 臀部 18. 母指 28. 足部 / 足趾
表 2 傷害の種類の分類 1. 脳震盪 10. 筋挫傷 / 肉離れ / 筋断裂 2. 骨折(外傷性) 11. 打撲 / 血種 / 挫傷 3. 疲労骨折(障害性) 12. 腱炎 / 腱周囲炎 4. その他の骨傷害 13. 滑液包炎 5. 脱臼 / 亜脱臼 14. 裂傷 / 擦り傷 / 皮膚損傷 6. 腱断裂 15. 歯の損傷 7. 靭帯断裂 16. 神経損傷 / 脊椎損傷 8. 捻挫 17. 筋痙攣 / スパズム 9. 半月板 / 軟骨損傷 18. その他 表 3 傷害の原因の分類 1.徐々に発生した障害 7.ルール違反 2.非接触型外傷 8.フィールドの異常 3.他の選手との接触がある外傷 9.天候 4.動いている物との接触がある外傷 10.用具の故障 5.動いていない物との接触がある外傷 11.その他 6.過去の傷害の再発 2.5 分析手法 比率尺度での平均値の年代間(中学生時-高校生時)比較には,T検定を用いた. 名義尺度での年代間の比較および部活動分類間の比較には,χ2独立性の検定を用いた.関連 の程度はφ係数もしくはCramerのV係数で示した.年代間もしくは部活動分類間に有意な差が みられた場合には,事後検定として残差分析を行なった.残差分析では,調整済み残差の絶対値 を用い,絶対値1.96以上を差があるものとした.なお,χ2独立性の検定を行う際に,クロス集 計表上に0度数のセルが存在する,もしくは期待度数が5以下のセルが全体の20%以上ある場合に は,χ2検定が適さないため行わなかった(郷式.2008:pp56-66). いずれも有意水準は5%とした. 全ての統計手法において,SPSS Statistics(version 25.0)を使用して行った.
3.結果
本論文では,質問紙により調査した基本項目および傷害に関する項目の中で,特徴的な結果を 示したもののみ記載する. 3.1 基本項目 回収した質問紙数は1109部であり,有効回答数は1085部で有効回答率は97.8%であった. 有効回答者の年齢,身長,体重の平均は,それぞれ18.3±0.8歳,169.5±6.9cm,62.6±12.3kg であった. スポーツ系部活動への加入状況は,中学生時で「未加入」249名(23.0%),「加入」834件(77.0%), 高校生時で「未加入」571名(53.1%),「加入」504名(46.9%)であり,年代間で有意な差が認め られた(p<0.001,Φ=0.310).スポーツ系部活動を分類すると,中学生時では「団体接触種目」252名(30.2%),「団体非接触 種目」144名(17.3%),「ラケット種目」261名(31.3%),「個人種目」177名(21.2%)であった. 高校生時では「団体接触種目」133名(26.4%),「団体非接触種目」96名(19.0%),「ラケット種目」 145名(28.8%),「個人種目」130名(25.8%)であり,年代間で有意な差は認められなかった. スポーツ系部活動の練習量は,中学生時で1週間あたり平均19.7±8.4時間,高校生時で22.6± 11.5時間であり,中学生時に比して高校生時で有意に長かった(p<0.001). 3.2 中学生時および高校生時のスポーツ傷害の特徴 スポーツ系部活動に加入していた対象者における傷害受傷の有無について,中学生時では「傷 害受傷無し」584名(71.8%),「傷害受傷有り」229名(28.2%)であった.高校生時では,「傷害 受傷無し」329名(70.9%),「傷害受傷有り」135名(29.1%)であり,年代間で有意な差は認めら れなかった. 傷害を外傷と障害に分類すると,中学生時では269件の傷害が発生し,その内訳は「外傷」195 件(74.7%),「障害」66件(25.3%)であった(欠損8件).高校生時では169件の傷害が発生し, その内訳は「外傷」107件(67.7%),「障害」51件(32.3%)であり(欠損11件),年代間で有意な 差は認められなかった. 傷害の発生部位ついて,中学生時では「足関節」60件(22.5%)が最も多く,次いで「膝関節」 37件(13.9%),「肘関節」27件(10.1%)・「指」27件(10.1%)の順に多かった.高校生時では,「足 関節」34件(20.7%)が最も多く,次いで「腰椎/下背部」20件(12.2%),「膝関節」19件(11.6%) の順に多かった(表4). 傷害の種類について,中学生時では「骨折」69件(31.2%)が最も多く,次いで捻挫44件 (19.9%),疲労骨折21件(9.5%)の順に多かった.高校生時では,「捻挫」24件(17.3%)が最も多く, 次いで「骨折」23件(16.5%),「靭帯断裂」20件(14.4%)の順に多かった(表4).
表4 中学生時および高校生時の傷害部位・種類 傷害部位・種類 中学生時 高校生時 件数 (%) 件数 (%) 傷害部位 顔 14 (5.2%) 4 (2.4%) 頭部 3 (1.1%) 3 (1.8%) 頚部 / 頚椎 1 (0.4%) 0 (0.0%) 胸椎 / 上背部 0 (0.0%) 2 (1.2%) 胸骨 / 肋骨 0 (0.0%) 0 (0.0%) 腰椎 / 下背部 14 (5.2%) 20 (12.2%) 腹部 0 (0.0%) 1 (0.6%) 骨盤 / 仙骨 / 臀部 3 (1.1%) 0 (0.0%) 肩 / 鎖骨 9 (3.4%) 14 (8.5%) 上腕 1 (0.4%) 0 (0.0%) 肘関節 27 (10.1%) 11 (6.7%) 前腕 4 (1.5%) 2 (1.2%) 手関節 18 (6.7%) 8 (4.9%) 手 3 (1.1%) 1 (0.6%) 指 27 (10.1%) 8 (4.9%) 母指 9 (3.4%) 3 (1.8%) 股関節 4 (1.5%) 3 (1.8%) 鼠径部 0 (0.0%) 2 (1.2%) 大腿 5 (1.9%) 12 (7.3%) 膝関節 37 (13.9%) 19 (11.6%) 下腿 7 (2.6%) 11 (6.7%) アキレス腱 1 (0.4%) 0 (0.0%) 足関節 60 (22.5%) 34 (20.7%) 足部 / 足趾 20 (7.5%) 6 (3.7%) 欠損 2 5 傷害種類 脳震盪 1 (0.5%) 3 (2.2%) 骨折 69 (31.2%) 23 (16.5%) 疲労骨折 21 (9.5%) 13 (9.4%) その他の骨損傷 17 (7.7%) 1 (0.7%) 脱臼 / 亜脱臼 4 (1.8%) 5 (3.6%) 腱断裂 0 (0.0%) 0 (0.0%) 靭帯断裂 12 (5.4%) 20 (14.4%) 捻挫 44 (19.9%) 24 (17.3%) 半月板 / 軟骨損傷 9 (4.1%) 7 (5.0%) 筋挫傷 / 肉離れ / 筋断裂 8 (3.6%) 13 (9.4%) 打撲 / 血腫 / 挫傷 8 (3.6%) 2 (1.4%) 腱炎 / 腱周囲炎 4 (1.8%) 1 (0.7%) 滑液包炎 0 (0.0%) 0 (0.0%) 裂傷 / 擦り傷 / 皮膚損傷 7 (3.2%) 6 (4.3%) 歯の損傷 0 (0.0%) 1 (0.7%) 神経損傷 / 脊椎損傷 0 (0.0%) 1 (0.7%) 筋痙攣 / スパズム 0 (0.0%) 2 (1.4%) その他 17 (7.7%) 17 (12.2%) 欠損 48 30
3.3 中学生時における部活動分類別スポーツ傷害の特徴(表5,6) 中学生時にスポーツ系部活動に加入していた対象者における傷害受傷の有無について,部活 動分類間で有意な差を認め,団体接触種目および団体非接触種目での「傷害受傷有り」が有 意に多く,ラケット種目および個人種目での「傷害受傷無し」が有意に多かった(P<0.001, V=0.311). 傷害を外傷と障害に分類すると,部活動分類間で有意な差を認め,団体接触種目で「外傷」が 有意に多く,団体非接触種目で「障害」が有意に多かった(P=0.002,V=0.235). 傷害の発生部位ついて,団体接触種目では「足関節」38件(29.7%)が最も多く,次いで「指」 18件(14.1%),「膝関節」15件(11.7%)の順に多かった.団体非接触種目では「肘関節」16件 (24.6%)が最も多く,次いで「膝関節」8件(12.3%)・「顔」8件(12.3%)の順に多かった.ラケッ ト種目では「足関節」7件(22.6%)が最も多く,次いで「膝関節」6件(19.4%),「肘関節」5件(16.1%) の順に多かった.個人種目では「足関節」9件(20.9%)が最も多く,次いで「膝関節」8件(18.6%), 「下腿」4件(9.3%)の順に多かった. 傷害の種類について,団体接触種目では「骨折」36件(34.6%)が最も多く,次いで「捻挫」 27件(26.0%),「疲労骨折」9件(8.7%)の順に多かった.団体非接触種目では「骨折」20件(35.1%) が最も多く,次いで「その他」12件(21.1%),「疲労骨折」8件(14.0%)の順に多かった.ラケッ ト種目では「その他の骨損傷」6件(24.0%)が最も多く,次いで「捻挫」5件(20.0%),「骨折」 4件(16.0%)の順に多かった.個人種目では「骨折」9件(25.7%)が最も多く,次いで「捻挫」 6件(17.1%),「筋挫傷/肉離れ/筋断裂」4件(11.4%)の順に多かった. 表5 中学生時の部活動分類別スポーツ傷害の特徴(傷害受傷・外傷 / 障害分類) 受傷・分類 団体接触種目 団体非接触種目 ラケット種目 個人種目 件数 (%) 調整済み残差 件数 (%) 調整済み残差 件数 (%) 調整済み残差 件数 (%) 調整済み残差 傷害受傷 無し 135 (55.6%) -6.7* 88 (61.5%) -3.0* 226 (88.6%) 7.2* 135 (78.5%) 2.2* 有り 108 (44.4%) 6.7* 55 (38.5%) 3.0* 29 (11.4%) -7.2* 37 (21.5%) -2.2* 欠損 9 - 1 - 6 - 5 -外傷 / 障害分類 外傷 107 (84.9%) 3.7* 39 (61.9%) -2.7* 22 (71.0%) -0.5 27 (65.9%) -1.4 障害 19 (15.1%) -3.7* 24 (38.1%) 2.7* 9 (29.0%) 0.5 14 (34.1%) 1.4 欠損 3 - 3 - 0 - 2 -*p<0.05
表6 中学生時の部活動分類別スポーツ傷害の特徴(傷害部位・種類) 傷害部位・種類 団体接触種目 団体非接触種目 ラケット種目 個人種目 件数 (%) 件数 (%) 件数 (%) 件数 (%) 傷害部位 顔 2 (1.6%) 8 (12.3%) 4 (12.9%) 0 (0.0%) 頭部 1 (0.8%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (4.7%) 頚部 / 頚椎 1 (0.8%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 胸椎 / 上背部 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 胸骨 / 肋骨 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 腰椎 / 下背部 8 (6.3%) 2 (3.1%) 2 (6.5%) 2 (4.7%) 腹部 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 骨盤 / 仙骨 / 臀部 3 (2.3%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 肩 / 鎖骨 0 (0.0%) 4 (6.2%) 2 (6.5%) 3 (7.0%) 上腕 1 (0.8%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 肘関節 5 (3.9%) 16 (24.6%) 5 (16.1%) 1 (2.3%) 前腕 2 (1.6%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (4.7%) 手関節 11 (8.6%) 4 (6.2%) 0 (0.0%) 3 (7.0%) 手 3 (2.3%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 指 18 (14.1%) 6 (9.2%) 0 (0.0%) 3 (7.0%) 母指 3 (2.3%) 4 (6.2%) 1 (3.2%) 1 (2.3%) 股関節 2 (1.6%) 1 (1.5%) 1 (3.2%) 0 (0.0%) 鼠径部 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 大腿 4 (3.1%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (2.3%) 膝関節 15 (11.7%) 8 (12.3%) 6 (19.4%) 8 (18.6%) 下腿 3 (2.3%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 4 (9.3%) アキレス腱 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (3.2%) 0 (0.0%) 足関節 38 (29.7%) 6 (9.2%) 7 (22.6%) 9 (20.9%) 足部 / 足趾 8 (6.3%) 6 (9.2%) 2 (6.5%) 4 (9.3%) 欠損 1 1 0 0 傷害種類 脳震盪 1 (1.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 骨折 36 (34.6%) 20 (35.1%) 4 (16.0%) 9 (25.7%) 疲労骨折 9 (8.7%) 8 (14.0%) 1 (4.0%) 3 (8.6%) その他の骨損傷 4 (3.8%) 4 (7.0%) 6 (24.0%) 3 (8.6%) 脱臼 / 亜脱臼 2 (1.9%) 0 (0.0%) 1 (4.0%) 1 (2.9%) 腱断裂 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 靭帯断裂 8 (7.7%) 3 (5.3%) 0 (0.0%) 1 (2.9%) 捻挫 27 (26.0%) 6 (10.5%) 5 (20.0%) 6 (17.1%) 半月板 / 軟骨損傷 4 (3.8%) 3 (5.3%) 2 (8.0%) 0 (0.0%) 筋挫傷 / 肉離れ / 筋断裂 3 (2.9%) 0 (0.0%) 1 (4.0%) 4 (11.4%) 打撲 / 血腫 / 挫傷 5 (4.8%) 1 (1.8%) 0 (0.0%) 2 (5.7%) 腱炎 / 腱周囲炎 1 (1.0%) 0 (0.0%) 1 (4.0%) 2 (5.7%) 滑液包炎 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 裂傷 / 擦り傷 / 皮膚損傷 3 (2.9%) 0 (0.0%) 1 (4.0%) 3 (8.6%) 歯の損傷 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 神経損傷 / 脊椎損傷 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 筋痙攣 / スパズム 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) その他 1 (1.0%) 12 (21.1%) 3 (12.0%) 1 (2.9%) 欠損 25 9 6 8
3.4 高校生時における部活動分類別スポーツ傷害の特徴(表7,8) 高校生時にスポーツ系部活動に加入していた対象者における傷害受傷の有無について,部活 動分類間で有意な差を認め,団体接触種目および団体非接触種目での「傷害受傷有り」が有 意に多く,ラケット種目および個人種目での「傷害受傷無し」が有意に多かった(P<0.001, V=0.300). 傷害を外傷と障害に分類すると,部活動分類間で有意な差は認められなかった. 傷害の発生部位ついて,団体接触種目では「足関節」23件(33.8%)が最も多く,次いで「膝 関節」8件(11.8%),「腰椎/下背部」6件(8.8%)・「大腿」6件(8.8%)の順に多かった.団体非 接触種目では「腰椎/下背部」7件(17.1%)が最も多く,次いで「肩/鎖骨」6件(14.6%),「大腿」 4件(9.8%)・「足関節」4件(9.8%)の順に多かった.ラケット種目では「膝関節」4件(21.1%) が最も多く,次いで「下腿」3件(15.8%)・「足関節」3件(15.8%)の順に多かった.個人種目で は「腰椎/下背部」5件(14.7%)・「膝関節」5件(14.7%)が最も多く,次いで「足関節」4件(11.8%) の順に多かった. 傷害の種類について,団体接触種目では「捻挫」15件(24.6%)が最も多く,次いで「靭帯断裂」 13件(21.3%),「骨折」9件(14.8%)の順に多かった.団体非接触種目では「その他」7件(20.6%) が最も多く,次いで「疲労骨折」6件(17.6%),「捻挫」5件(14.7%)の順に多かった.ラケット 種目では「骨折」3件(18.8%)・「捻挫」3件(18.8%)が最も多く,次いで「疲労骨折」2件(12.5%)・ 「脱臼/亜脱臼」2件(12.5%)・「半月板/軟骨損傷」2件(12.5%)の順に多かった.個人種目では「骨 折」6件(23.1%)が最も多く,次いで「靭帯断裂」4件(15.4%),「疲労骨折」3件(11.5%)・「筋 挫傷/肉離れ/筋断裂」3件(11.5%)・「裂傷/擦り傷/皮膚損傷」3件(11.5%)・「その他」3件(11.5%) の順に多かった. 表7 高校生時の部活動分類別スポーツ傷害の特徴(傷害受傷・外傷 / 障害分類) 受傷・分類 団体接触種目 団体非接触種目 ラケット種目 個人種目 件数 (%) 調整済み残差 件数 (%) 調整済み残差 件数 (%) 調整済み残差 件数 (%) 調整済み残差 傷害受傷 無し 65(54.2%) -4.7* 53(59.6%) -2.7* 115(86.5%) 4.6* 96(79.3%) 2.3* 有り 55(45.8%) 4.7* 36(40.4%) 2.7* 18(13.5%) -4.6* 25(20.7%) -2.3* 欠損 13 - 7 - 12 - 9 -外傷 / 障害分類 外傷 52(76.5%) 2.1 21(53.8%) -2.1 11(61.1%) -0.6 21(67.7%) 0.1 障害 16(23.5%) -2.1 18(46.2%) 21 7(38.9%) 0.6 10(32.3%) -0.1 欠損 1 - 2 - 1 - 4 -*p<0.05
表8 高校生時の部活動分類別スポーツ傷害の特徴(傷害部位・種類) 傷害部位・種類 団体接触種目 団体非接触種目 ラケット種目 個人種目 件数 (%) 件数 (%) 件数 (%) 件数 (%) 傷害部位 顔 2 (2.9%) 2 (4.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 頭部 2 (2.9%) 1 (2.4%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 頚部 / 頚椎 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 胸椎 / 上背部 1 (1.5%) 1 (2.4%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 胸骨 / 肋骨 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 腰椎 / 下背部 6 (8.8%) 7 (17.1%) 2 (10.5%) 5 (14.7%) 腹部 0 (0.0%) 1 (2.4%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 骨盤 / 仙骨 / 臀部 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 肩 / 鎖骨 4 (5.9%) 6 (14.6%) 2 (10.5%) 2 (5.9%) 上腕 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 肘関節 3 (4.4%) 3 (7.3%) 2 (10.5%) 3 (8.8%) 前腕 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (5.9%) 手関節 3 (4.4%) 3 (7.3%) 1 (5.3%) 1 (2.9%) 手 0 (0.0%) 1 (2.4%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 指 2 (2.9%) 2 (4.9%) 1 (5.3%) 1 (2.9%) 母指 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (5.3%) 2 (5.9%) 股関節 3 (4.4%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 鼠径部 2 (2.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 大腿 6 (8.8%) 4 (9.8%) 0 (0.0%) 2 (5.9%) 膝関節 8 (11.8%) 2 (4.9%) 4 (21.1%) 5 (14.7%) 下腿 2 (2.9%) 2 (4.9%) 3 (15.8%) 4 (11.8%) アキレス腱 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 足関節 23 (33.8%) 4 (9.8%) 3 (15.8%) 4 (11.8%) 足部 / 足趾 1 (1.5%) 2 (4.9%) 0 (0.0%) 3 (8.8%) 欠損 1 0 0 1 傷害種類 脳震盪 2 (3.3%) 1 (2.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 骨折 9 (14.8%) 3 (8.8%) 3 (18.8%) 6 (23.1%) 疲労骨折 2 (3.3%) 6 (17.6%) 2 (12.5%) 3 (11.5%) その他の骨損傷 0 (0.0%) 1 (2.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 脱臼 / 亜脱臼 1 (1.6%) 2 (5.9%) 2 (12.5%) 0 (0.0%) 腱断裂 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 靭帯断裂 13 (21.3%) 2 (5.9%) 1 (6.3%) 4 (15.4%) 捻挫 15 (24.6%) 5 (14.7%) 3 (18.8%) 1 (3.8%) 半月板 / 軟骨損傷 2 (3.3%) 1 (2.9%) 2 (12.5%) 2 (7.7%) 筋挫傷/肉離れ/筋断裂 7 (11.5%) 3 (8.8%) 0 (0.0%) 3 (11.5%) 打撲 / 血腫 / 挫傷 1 (1.6%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (3.8%) 腱炎 / 腱周囲炎 1 (1.6%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 滑液包炎 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 裂傷/擦り傷/皮膚損傷 2 (3.3%) 1 (2.9%) 0 (0.0%) 3 (11.5%) 歯の損傷 0 (0.0%) 1 (2.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 神経損傷 / 脊椎損傷 0 (0.0%) 1 (2.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 筋痙攣 / スパズム 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (12.5%) 0 (0.0%) その他 6 (9.8%) 7 (20.6%) 1 (6.3%) 3 (11.5%) 欠損 8 7 3 9
4.考察
4.1 中学生時のスポーツ傷害の特徴 中学生時にスポーツ系部活動に加入していた対象者の中で「傷害受傷有り」と回答した対象者 の割合は28.2%であった.部活動分類別に見ると,団体接触種目・団体非接触種目での「傷害受 傷有り」が有意に多く,ラケット種目・個人種目での「傷害受傷無し」が有意に多かった.日本 スポーツ振興センター発行の部活動におけるスポーツ傷害調査(奥脇.2011:pp4-32)によると, スポーツ種目別での傷害発生頻度は,「バスケットボール」が最も高く,次いで「サッカー」,「野 球」の順に高かったことを報告している.つまり,ラケット種目や個人種目に比べて団体種目で の傷害発生頻度が高いことを意味しており,本研究は同様の結果となった. 傷害発生を外傷と障害に分類すると,全傷害の74.7%が「外傷」での発生であった.オランダ で行われた小学生から高校生までを対象にした研究によると,打撲や捻挫などの「外傷」による 傷害発生が多いことを報告しており(Backx et al.1991:pp124-130),本研究はそれを支持する 結果となった.しかし,部活動分類別に見ると,団体接触種目で「外傷」での発生が有意に多く, 団体非接触種目で「障害」での発生が有意に多かった.団体接触種目であるサッカー (Pfirrmann et al.2016:pp410-424)やバスケットボール(三木ら.2012:pp41-42),ハンドボール(Olsen et al.2006:pp426-432)の選手を対象にした調査では,「外傷」での発生が多いことが報告されており, その原因として競技特性上接触が許されていることが挙げられている.一方,団体非接触種目は 接触がない種目であることから「障害」での発生が多くなったと考えられる. 傷害の部位について,「足関節」および「膝関節」が上位を占める結果となった.これらの部 位は,年代に関わらずスポーツ傷害の主要な発生部位であることが明らかとなっている(Junge et al.2009:pp2165-2172) (Engebretsen et al.2013:pp407-414).また,「肘」・「指」の発生も多い結果となった.部活動分類別に見ると,「肘」での傷害発生が多いのは団体非接触種目であ り,「指」での傷害発生が多いのは団体接触種目であった.団体非接触種目の主である野球にお いて,中学生を対象とした調査によると,障害発生部位は肘関節,膝関節, 腰部の順に多いこと を報告している(柚木ら.1988:pp883-888).一方,団体接触種目での「指」については,バスケッ トボールやハンドボールなどのボールを手で扱う競技において傷害発生が多いことが報告されて おり(Olsen et al.2006:pp426-432) (三木ら.2012:pp41-42),中学生の年代からこれらの部位 に対する傷害予防の取り組みを行っていくことが重要である. 傷害の種類については,「骨折」および「捻挫」が多い結果となった.オランダで行われた小 学生から高校生までを対象にした研究によると,「打撲」が最も多く,次いで「捻挫」「筋挫傷」 であったことを報告している(Backx et al.1991:pp124-130).一方,日本スポーツ振興センター が出している部活動中の傷害についての統計によると,傷害の種類は「骨折」が最も多く,つい で「捻挫」であったことを報告している(奥脇.2011:pp5-26) (奥脇.2011:pp4-32).オランダ
おり,成長期である中学生時は,骨形成が未成熟で力学的負荷に弱い状態にあり,その中でス ポーツによる負荷が加わることが原因となっていると考えられる. 4.2 高校生時のスポーツ傷害の特徴 高校生時にスポーツ系部活動に加入していた対象者の中で「傷害受傷有り」と回答した対象者 の割合は29.1%であり,中学生時と同様に約30%の対象者が傷害を有していた.また,部活動分 類別に見ると,団体接触種目・団体非接触種目での「傷害受傷有り」が有意に多く,ラケット種 目・個人種目での「傷害受傷無し」が有意に多い結果となり,中学生時と同様の結果であった. 傷害発生を外傷と障害に分類すると,全傷害の67.7%が「外傷」での発生であった.部活動分 類間で有意な差は認められなかったが,「外傷」での発生の多さは中学生時と同様の結果であった. 傷害の部位をみると,「足関節」および「膝関節」が上位を占める結果となった.また,高校 生時では「腰椎・下背部」も主要な傷害発生部位であった.中学生・高校生のサッカー選手を対 象とした研究(重松ら.2007:pp5-7)によると,腰痛を持っている選手は持っていない選手に比 べて股関節屈筋群と膝伸展筋の筋柔軟性が低下していたことを報告している.また,青少年期の スポーツ選手を対象とした調査(Kujala et al.1992:pp627-632)によると,腰痛が見られる選手 は股関節屈筋群の筋柔軟性低下と練習量の多さがより多く見られたと述べている. 本研究では, 練習量は中学生時に比して高校生時で有意に長い結果となった.筋柔軟性については検討してい ないが,成長期に伴う筋柔軟性の低下が考えられ,加えて練習量の増加により高校生時で腰椎・ 下背部の傷害発生が多くなったと考えられる. 傷害の種類について,中学生時と同様に「骨折」「捻挫」が多い結果となった.また,「靭帯断裂」 も主要な傷害の種類であった.「靭帯断裂」については団体接触種目および個人種目で多い結果 となった.団体接触種目であるバスケットボール(三木ら.2012:pp41-42)やハンドボール(Olsen et al.2006:pp426-432)(Wedderkopp et al.2003:pp371-375)では膝関節の靭帯断裂が多いこ とが報告されているが,本研究は部位別や傷機転などを考慮していないため,今後さらなる検討 が必要である.
5.まとめ
本研究は,大阪電気通信大学の1年生を対象に,中学生時・高校生時の部活動とスポーツ傷害 について調査した.その結果,中学生時・高校生時ともに約30%の対象者が傷害受傷の経験を 持っており,特に団体種目で傷害受傷経験が多い結果となった.また,発生した傷害の70%は 「外傷」での発生であった.さらに,主要な傷害発生部位は,「足関節」および「膝関節」であり, 年代・部活動分類でみると特徴的な結果を示した.傷害の種類については,「骨折」および「捻 挫」が主要な傷害の種類であるが,それに加えて中学生時は「疲労骨折」,高校生時は「靭帯断 裂」も多い結果を示したことから,年代・部活動の種類に応じて,これらの年代から傷害予防の 取り組みをしていくことが重要であると考えられる.本研究では,傷害発生の受傷機転や原因, 既往歴の有無などを検討することはできなかったが,今後はそれらを含めて詳細に傷害発生要因 を明らかにしていく必要があると考えられる.引用文献
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