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水酸化アルミニウムによるマンガンの捕集

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Academic year: 2021

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(1)

水 酸 化

ア ル

ン の

捕 集

Collection

 of 

Manganese

 with  

Aluminium

 

Hydroxide

Sabro

 

OTAKE

    Genera11y , 

in

 collecting  a trace amount  of manganese  with  coprecipitation  

in

 solution

まron (皿)

hydroxide  is used  as carriers

  且 owerer

 in this study

 instead of iron (皿hydroxide

 aluminium

hydroxide  was  used

 and  manganese  was  

determined

 by the A

 C

 polarography

   

It

 

is

 the main  subject  

in

 this study  to  investigate how  pH in the sample  solution

,  varieties  of

precipitant

 coexistance  of reduci   agent  and  other  factors influenced the coprecipitation  rate  of

rnanganese

 

When

 adding  the aluminium  sulfate  suitable  for 40 times  as  much  aluminium  as man

ganese to the solution  containing  a trace a皿 ount  of ma   anese  the precipitation rate  with  sodium

hydroxide

 showed  that the precipitation rate  

became

 100 percent at pH  >

9

, also with  ammQnia

am

moniurn  salt  at pH >9

5

   

When

 L

ascorbic  acid  was  contained  to the solution  in the case  pH  about  g and >10

 the rate  in

sodium  

hydroxide

 showed  

100

 percent

 

In

 ammonia

ammonium  salt

 

it

 showed  

96

 percent at pH  

9.

2.

Besides,

 

in

 spite of the 

increase

 of pH  value

 the rate  decreased

  In all 

the

 cases

, manganese  oxidized , and  

in

 this 

precipitation

 the color  from  light

red  through  brown  was  observed

1.

  緒   微量 成 分の金 属の量の た め

担 体を用い て溶液中か ら 目的の金 属 を 共 沈 させ, 分 離 濃 縮 をは か る方法は,

広 く研 究 , 利 用 されて い る t)

3[ 。 こ の際, 共 沈 率 は, 溶液の pH の 変化に著しい影響を うけ る。 し た が っ て, 共 沈 法に よる分 離, 濃 縮 を 行 ない 満足 な 定 量 結 果 を 得 るには, 共 沈に 影 響 を 与え る諸 条 件にっ い て充 分な検 討 を 加 えて おかね ば な らい。 逆に, 共 沈に よ る沈 殿の 汚 染 を 防 ぐた め に も, これが 重 要で あるこ とは い う まで も ない

 本研 究は

溶 液 中の微 量マ ン ガ ン の捕 集に, 従 来 広 く 利 用さ れ てい る水 酸 化 鉄 (皿)の代 りをこ, 水酸 化ア ル ミ ニ ムを 担 体にえ らび, そ れへ の マ ソガ ンの共 沈の条件 を, 主 と し て沈殿 剤の 種類

,pH ,

還 元 剤の 共存などに よ る 影響に つ い て しらべ るこ と とを 目的とし た。 マ ンガ ン の定 量に は, ポ

ラ ロ グラ フ法 を 用い たが, ア ル ミニ ゥ ムは比 較 的, 難 還 元 性 で ある た めマ ン ガソ (皿)

ト リ ニ タノ

ル ア ミソ の

E1

/2:

0 .

30

 

V

 vs  

Hg −Pool

* * の還 元波を妨 害しない。 *     **

O

50VvsS

C

E

2

  実  

2.

1

 試  薬  硫 酸マ )標 準 溶 液 特 級 硫 酸 ガ ソ (純 正 化 学製) を

0.

1N

硫 酸 溶 液 に 溶 解し, 

10−

2M

f

1

040)とし た

 硫 酸アル ミニ ム 溶液: 特 級 硫酸 アル ミニ ム (純 正化 学 製) を,

0 .

1N 硫 酸 溶 液に溶 解し, 約 10

1M に 調 製し た。  そ の他: 水 酸 化ナ ト リ ウム, ア ン モ ニ ア水, 硝 酸ア ン モ ニ ウ ム, L

−一

ア ス コ ル ビ ン酸, 水 酸 化カ リ ウム, ト リ エ

ル ア ミソ どいれも特 級品を用い た。  2

2  装   置  v ンガ ン量のた めの ポ

ラ P グ ラ フは

柳本

pa

 

PA −

102

型 を 用い た。  pH の測 定に は, 東 亜 電 波 製 pH 計

HM −−5

型 を 使 用 し た。  

2.

3  実 験 方 法  

2・

3・

1

 沈 殿の生成   100m εの メ ス フ ラス コ に マ ン ガ ン ll) 標 準溶 液 1 ml

10−

s

Mn

と硫 酸ア ル ミニ ウム 溶 液 2ml (約 4x10

4 モ ル

Al

) をピペ ッ ト に て と り, これに水

一 15 一

(2)

  相 模工 業 大 学 紀 要  第2巻  第 1号 70mi を 加 えた の ち, 0

3M 水酸 化ナ ト リ ウム ある い は 1M また は 6M ア ソ モ ニ ア水の適 量 をピペ ッ ト で加え 全 容を

100

 ml と し た 実 験の条 件に応じ, 上記溶

に は, O

IML

アス コ ル ビソ酸ま た は 3M 硝酸ア ンモ ニ ウム溶液を アル カ リ添 加 前に加 え て おい た。 この ように し て得 られ た種々の pH 値を もつ 料溶 液を

10

分 間 湯 浴 中に て加 温 し, つ いで 20

−・

25

℃ の水 槽 中に

1

時 間 放 置し てか ら, 東 洋 ろ 紙 No

131 を 乾燥の ま ま使 用して ろ 別 した。 ろ液と沈殿につ き

2.3.2

の方法に よ りマ ソ ガ ソを定量し た。

 

なお試料 溶液の pH 値の測 定は, すべ て ろ別後, ろ液 につ い て行なっ た。  2

3

2 マ ンガン の 定 量法  ポ

ラ ロ グラ フ に よ るマ ンガンの定 量 を藤永

荻 原の 方法4, し た が っ て実施し た。 な おマ ンガ ソの酸 化に は, 過酸化 水素水 を 用い た。  ろ液は, その

20m

εをピペ ッ トで 25 mt メス フラス コ に とり,

50

V

V

トリエ タ ノ

ル ア ミソ (以 下

TEA

溶液と略 記する)2ml と

4M

水酸 化ヵ リ ゥム溶 液

1

 me を加え, よ く混 合してから

10

% 過 酸 化 水 素 水 1滴 を 落 とし

沸 騰水中に

25

分 以 上 放 置 し, その後, 冷却して から 水を 加え て 25m ‘ と し た もの につ い て 交流ポ

ラ ロ ラフに よ りマ ソガ ソの定量を行 なっ た。 これに よ り 検量 線か らマ ン ガソの残存率を求め , つ ぎの式か ら共 沈 率を算出した。        共 沈 率

100%

残存率

 

この結 果を, つ ぎの沈殿中に含 まれるマ ン ガ ンの定量 か ら求 め た 共 沈率と比 較 したが, きわめ て よく

致し た。   沈 殿は , 水ま た は O

OlM 硝酸ア ン モ ニ ウム溶液で 洗 浄 後,

TEA

溶液と水酸化ヵ リ ウム溶 液の 2 :

1

体 積比 の混 合 液をほ とんど沸騰するまで加 熱 した熱溶液を用い て溶 解 し, 洗 液と合せ 水 を 加 え て 100m ε とし, これに つ い て マ ン ガ ソを定 量し た。   2

3

3 マ ンガンの 検 量 線

 

マ ンガ ン

ll

標 準溶 液を 希釈 し て

5

×

10−

‘M 溶

を 調製

これが適量 をピペ ッ ト に て 25m ‘メ ス フ ラ ス コ に とり,

TEA

溶液

2m

ε と水 酸 化カ リ ウム溶 液

1m

‘を 加 え, 水で うすめv ンガン につ き

1x10 −

SM か ら

12

×

10−

SM 各溶 液 っ た。 マ ンガソ の測定法は,

2 .

3.

2

に示 す 通 り である。

 

こ うし てつ っ た各濃度の検液をポ

ラ ロ グ ラフ用セ ル に とっ たの ち, 窒 素ガ ス を 5分 間通し,

25

° ±

0 .

5

℃ に た もっ て交 流ポ

ラ ロ

グラ フ を求め, 第

1

図に よ り 波高を測定し た

これ に よ ウ作 製し た検 量線は直 線で

波 高はマ ソ ガ ソの濃 度に よ く比 例 した(第

2

図)。     駒

E 邑 匝 魁 一 〇

IV      マ ンガ ン の濃 度:8×10

5M   第

1

TEA ・

KOH

溶 液にお ける          

Mn

(皿)→

Mn

)の ポ

e

         ラ ロ ラム   Mn の濃 度 (x10

SM ) (4x10

‘ mel /25 rnl A星 を含む) 第

2

図 

Mn

の検量線

 

検 量線は, マ ン ガ ン のみを 含 む 溶 液 とアル ミニ ウム を

4x10 −

25m

溶液の 二つ い て 求め た が, ア ル ミニ ウムの共存に よ る影 響は認められ なかっ た。 その他, 以 下の測定に用いた アン モ ニ ア, 塩 化ア ソ モ ニ ウム,

酸ア γモ ニ ゥム, 水 酸化 ナ トリウム は, ( M

一 16 一

(3)

水酸 化 アル ミニ ム に よ るマ ン ガ ン の捕 集 (大 竹三 郎) 0

1M 程 度 以 下の濃度 で マ ン ガ ン の波 高に 影 響を与え なか っ た。

3

 

実 験 結 果 およ び考 察  

3.

1

 マ ンガン 共 沈 率 に 対 する沈殿 剤の種類と pH の       影 響  マ ン ガ ン (H) 標 準 溶 液 1 mt

10

iM 硫 酸ア ル ミニ ゥム溶 液 2 mt の合 溶液に

70

 mZ の水 を 加 え, 水 酸 化 ナ ト リ ウム ま たは ア ン モ ニ ア 水 を 加 えて 100 ml し た そ れ ぞ れの場 合に つ い て

各 pH 値におけ るマ ンガ ン共 沈 率を しらべ た。  

3.1,

1

 水 酸 化 ナ ト リウ ム の場合  試 料 溶 液は

ア ル カ リ添 加 と同 時に水 酸 化ア ル ミニ ウ ム, な らびに水和 酸 化マ ン ガン α

V

) を 生 成 し, か っ 色 を 呈 する。 pH 

9

を越え る と, 水 酸 化ア ル ミ

ウム の ア ル ミ ソ酸イオ ンへ の変 化が おこ り, 沈殿は溶解し減 少し てい くが, マ ンガ ンの溶 液 中へ の移行 は お こ ら ない。 第

1

3

図に そ の結 果 を 示 す。 第

1

NaOH

燬 剤 1

  NaOH 共

  沈 殿 剤 pH

一 一

}.

共 沈 率 (%)     \ ・

H

100

0100

0100

O   3

1

2 アン モ ニ 合  試 料溶液に は

3M 硝 酸ア ン モ ニ ム 1崛 を加え て おき

1M ア ン モ ニ ア水を加えて 各 pH 値に 調 節, 沈 殿を 生成 させ た。 ア ン モ

ア ン モ ニ ウ ム 塩 溶 液 中で は (3x10

2MNH ‘+)

水酸 化ナ トリウム の 場合の よ う に か っ 色 を 呈 しない で沈殿は 白色 を保っ て て い た。 こ の 白 色沈殿は

100°

C

の湯浴中に て

10

分 間 加 温 すると徐 々に淡 赤色 をお び, マ ン ガン (皿)の酸 化 さ れるこ とを 示 し た。 淡 赤 色の濃 さは, pH 値の増 加 と共に増す傾 向 を 示した。 こ の沈 殿が か っ 色 を 呈 す る ように なる に は,

48

時 間 以 上 放 置せ ね ば な ら なか っ た。  白 色 沈 殿 を 含 む 溶 液 は 加 温しない場 合で , pH  

9 .

9

で は, アル カ リ添加後

10 分後で ほぼ 100 % に近い 共 沈率に 達し て い る の で

こ の こ と か ら

マ ン ガンがア ソ 第 2 表

6.

77

99

3

 9

567

6100

0

9

410

410

6

NH3 ・

NH4NO3

     丶

共沈 率(%) 沈 殿剤

1NH

NH

NO8

    

1

pH

 

l

共 沈 率 (%) 8

68

88

99

3

52

866

2

  …

86.

597

3

9 .

59

810

1

100.

0100

0100

0

共 率 80 (%〕 pH        水酸 化ナ ト リウム に よ る共沈

1

× 10

‘MMnSO6

,2x10

3MAIa (

SO4

)s 20℃

3 図 マ ン ガン沈率と

pH

と の 関 係 (1) go   80 共 沈 率 % 8 9        10 pH 11        ア ン モニ に よ る共沈

1x10

τ ‘M  MnSO4

3×10

3MA12 (

SO4

)s

3x10

2M  

NH4NOe

 

20

第 4図 マ ン ガン共 沈率 と pH との 関 係

(4)

相模工業 大 学 紀 要  第

2

巻 第

1

号 引 モ ニ ア錯イ オ ン の 状態で水酸化アル ミニ ムに 吸着さ れ て お り, し か も, こ の状 態で 酸 化か ら保 護さ れて い るも の と思われる。 ま た, 同じ共沈

に達する の に, 水酸化 ナ ト リウム に くらべ , ア ン モ ニ ア

ア ン モ ニ ウム 塩 溶液 で は高い pH 値を 必要とするこ と か ら,  v ンガ ソ (皿〉 イオ ンが ア ン モ ニ ア と錯イ オ ン を 形成 する こ と に よっ て 水酸 化ア ル ミニ ウムへ の吸着が抑 制さ れてい るこ ともわ か る。 結果 を 第 2表, 第 4図に示す。

 

いずれの場 合も, つ

べ る還元 剤の共 存 する場合 に見られ る ごと く, pH 

9

以 上で は マ ン ガン (

ll

)→ (

IV

) へ の化 が い っ そ う う強まり, pH  

10

で は, 共 沈の た めの担 体が存 在しな くても 水和酸 化マ ンガ ン

IV

)の沈 殿 生 成が見ら れ た

マ ンガ ン 【V)へ の酸 化は,

定 時 間 (た とえば,

1

時間) 放 置後の pH 値が 10 以上 でな くて , 濃 度の 高い ア ル カ リを滴下 す る と (た だ し, 還 元 剤が共 存 しない か , ア ン モ ニ ア水 の場 合に は

ア ン モ ニ ム イオソ濃 度の小 さい とき), その瞬 間に, 部 分 的 にマ ン ガ ン の酸化 がおこ り, 以 後, か きまぜて pH 値が

10

以下に低下 した と しても再 溶解を お こさなかっ た。 こ の ため 試 料 溶 液の pH 値 調 節に は,

0 .

3M

水酸 化ナ ト リ ウム, また は

IM

ア ン モ ニ ア水 を 用い た。   3

2

 水 酸 化ア ル ミニ ウム のマ ン ガ ン共 沈と L

ア ス コ       ル ビ ン酸の 影響  

3.1

と 全 く 同

条件の もとで

0

1ML

アス コ ル ビ ン酸を 添 加し, その ときの マ ン ガ ン 共 沈率を 各 pH 値に つ い てめ てみ た。   3

2

1 水 酸化ナ トリ ウムの場 合

 

第 3表, 第

5

図か らわ か る よ うに

pH 値に対 す るマ 沈 率 , L

アス コ ル ビン酸の添加によっ て 幾分 高 くなっ てい る。 pH9

0 〜9 .

2

で共 沈率

100

% を 示 し, そ れ より高い pH 値 では, 水酸化アル ミ= ウム の溶 解が お こ り

共沈 率の減 少を 示 し た。 し か し, pH  9

5 を境に し て以 後 再び増加 し

pH  10 以 上 で 水 和酸 化マ ン ガン (

rv

)の沈殿 を 生 成 し た

2

3

2 に 示 し た 法 第 3 表 共 沈 80 率 (% )        10       11       pH       水 酸 化ナ ト リウム に よ る共 沈   1× 10

4M  

MnSO

2

×

10−

3M  

AI2

SO

,)3  1x10

3ML

ア ス コ ル ビ ン酸 第

5

図 マ ンガン共 沈 率 と pH との 関係 (

3

6 .

56

67

27

88

59

0 NaOH

ア ス コ ル ビ ン酸 共 沈 率 (% )  

5

010

716

371

796

0100

0

9 .

29

49

510

111

9

ス ア 酸 ゜ ン H ビ 0 レ a / N コ 共 沈 率 (%) 100

093

383

8100

0100

0

に し た がい マ ガ ンを 定 量 した とこ ろ

100

% の 回収を 得た。   pH  9 以 下で , マ ンガ ン共 沈 率が ア ス コ ル ビ ン酸の共 存しない 場 合に くらべ い こ とは, 水酸化アル ミニ ウム へ の ア ス コ ル ビ ンの吸 着に よっ て , そ れへ の マ ン ガン の吸 着 が 促 進 され るもの と考え ら れ る。 し か しながら, ア ル カ リ溶液の加の ときに試 料 溶液が直ちに か っ 色を 呈 しない こ と, 加 熱 後ま た は しば らく放 置した あ とに沈 殿に か っ 色の現われるこ とか ら考え えて, ア ス コ ル ビ ン 酸の還元作用の 働 らい て い る こ とを 示す。 ア ス コ ル ビ ソ 酸の共 存に よっ て

マ ン ガ ゾ は共 沈量 を増加させ ながら も そ れ の酸化 は抑 制さ れ て い る と思われる。   pH  

9 .

2 か ら

9 .

5 に 至 る共沈 率の 低 下 は, 水 酸 化ア ル ミニ ウムの溶解か ら, ア ス コ ル ビ ン酸の還 元 作 用 が 有 効に作 用 し は じめたことを 示すが,

方,

pH

の増加に よ る酸 化の傾 向 も 増し,二 つ の 作 用 が 互い に拮抗しあい

そ れ が pH  

9 .

5

の谷 と なっ て現われ るもの であろう。  

3.

2

2

アンモニ ア水 の場 合  水酸化ナ ト リ ウム の ときと同じ く, pH  

9 .

2

の ピ

ク に至る ま で の

pH

の低い領域で は, 同

 pH 値に対 する 共 沈 率が, ア ス コ ル ピ ソ酸の 共存し ない 場合に く らべ て ずっ と高 くなっ て い る。 アス コ ル ビ ン酸を 共存 し ない と ぎ (第

4

図 ), 共 沈し たマ ンガ ソ (

H

)は, ア ソ モ ニ ア錯 イ オ ン と し て酸 化か ら保 護されてい ると 推定し た が, ア

一 18 一

(5)

水 酸 化アル ミニ ム に よ るマ ン ガン の捕 集

 

(大 竹三郎) ス コ ビ ン酸の共存が

担体へ の マ ソガソ の吸 着 を, ア ン モ ニ 錯イ オ ン の生 成 能よ り大 ぎ くし てい る もの と思 われる。 し たがっ て, 第

6

図でア ス コ ル ビ ン酸の 濃 度 を

5

倍に増 した と き, マ ン ガン共沈 率は 増加 を 見せて い る。 こ の こ とは, ア ス コ ル ビ ン酸の増 加に より

沈 殿の か っ 色の濃 くなるこ と に よっ て も推 定 される。

 

4

表, 第

6

図に おい て, pH 9

2 ない し

9 .

5を越え ると, 共沈 率は急 減 するが, ア ス コ ル ビン酸の還 元 作用 が有効にい て い るこ とを 明 瞭に示 して い る。

 

こ の場合, pH 10 を過 ぎても水 和 酸 化マ ン ガン (

IV

) の生 成が見 られ ない の は

還元雰囲気で保 護さ れた もと で マ ガ ン (皿〉の ア ソ モ ニ ソ の 形 成に よ るも の と考 え ら れ る。   2

4  水 酸 化 アル ミニ ウ ムへ の マ ンガン共 沈 と ヴ リシ       ンの 影 響  

1.L .

 Teodorovich 5) , 銅, 亜鉛, ニ ッ ケル な ど の 金 属イオ ソを 水 酸化ア ル ミニ ムを担 体 と し て共 沈 さ せ る とき, 試 料 溶 液 約 50  ml

1g

グ リ を 添 加 させ ると

これらの金属イ オ ンの共 沈 が 防 止で き るこ と を報 告して い る

 

3 .

2

と全 く同

条 件で, グリ シ ン 19 を添 加 し た 試 料 溶 液にっ ぎ, 水 酸 化ナ ト リ ウ ム溶 液を加 えた場合のマ ソガ ン共 沈 率 を 求め た。 pH  

8 .

6

でマ ソ ガン 共沈 率が 56

8

% の最 高値を 示し たが, これ 以後は急 減し た (第

7

図 )

ア ス コ ル ピ ン 酸

1m

‘を添 加した場 合 と添加 しない 場 合との v ソガ ン 共沈 率の変化の様 子 は,

3.2

に 述べ 第 4 表 た事 情と ほぼ 同 様で ある。   80 共 沈 率 %       (

δ

〜 NHs

NH4NOB 8      9     pH 】0 ユ1         ア ンモ ニ 水 に よ共 沈

1

×

10−

4MMnSO ,

,2x10 −

3M  

A12

SO

‘)s

3x10 −

ZM  

NH4NO3

 

 アル コ ル ビン酸 1×10

SM  

x

×

   同     上  

5x10 −

3M 第 6図 マ ンガ ン共 沈 率 と pH との 関係 (4) 沈   殿     剤 L

ア ス コ ル ビ ン  

1x10 −

3M L

ア ス コ ル ビン酸  

5x

 

10−

3M pH 共 沈 率 (%)   共 沈 率 (%) 6°

8

18

48

68

99

1929

39

59

710

010

110

5

55

475

7

91 .

2

95 ,

9

94

690

5 40

516

3

95

999

6100

0100

0

99

670

0

30 6 7pH8 9 10       水 酸 化ナ ト リウム に よる共 沈

1

×

10−

4M  

MnSO4

, 2xlO

aM  AI2

SO4

)3 グ リシ ン

1

 g

IOO

 ml    

 アス コ ル ビン酸 添 加    

X

X

 アス コ ル ビ ン酸な し 第 7図 マ ン ガ ン 共 沈 率とグリシ ン の 影響

19

(6)

相 模工 業 大 学紀要  第2巻   第 1号   3

5 水 酸 化ア ル ミニ ウ厶 へ ン ガ ン の       変化  マ ン ガン, ア ル ミニ ウム の 各イオ ン 濃度を

定 に 保 ち,

pH

 

9 .

5

ないし

10

に おけるマ ンガン共 沈 率の時間 的な変 化を し らべ た。 たと え ば, 硝酸ア ン モ ニ ウム

3x

10

2M も とで ア ン モ ニ ア水に よっ て 共 沈 させ た場 合 の結 果につ い て

8

図に示 す

これに よ る と

ア ン モ ニ ア水 添 加と同 時に

マ ン ガンは

ほ と ん で全量 が沈殴 す る。 加 熱 す るとい っ そ う効 果 的で ある。 加 熱しない場 合で室 温 (20℃)に 放 置し た ときは, 1 時 間 後の ろ液に つ い てV ン ガン を 測 定 した 場 合 , ポ

ラ ロ グ ラフ的に ほ とんど 検 出 し得 なかっ た。 第

8

図に は示 し てないが, 加 熱 し ない と き, 10 分 後の ろ液の測 定に よ る と, マ ン ガ ソ共 沈 率

97 .

3

%であっ た。 100 共 沈 率 ‘% )  50

_

4

 

 

     

… 亠

    12345   @10    2       時        ア ン ァ 水よ る

沈 1

×

10

MMnSO4

,2

×

10 − sM 

A12

SO4

a

3x10

− 2M 

NH4NO3

 pH

9

. 9   第8 図 マ ンン 共 沈 率 の 間的

化  

3

6

 ア ルニ ウ オ ン 濃度 の マ ガ # 沈 率 に対    す る影 響  マソガ

ィ ォ ン

1x10

s

モルを含む溶 100m ε中 の ア ル ミ ニ ウム イ オン の 濃度 を種 々 変 さ せ た場合 , アソ モア 水よ るマソガ ン共沈率 の 化 を 求め て み た。 す べ て の 試 料溶 液 には , あ ら

3M

硝 酸ア ソモ ニ

1

  ml を 加 えある。 なお スコル ビン酸は 加えてい な い。 第

2

表 ,第

4

図の 結 果 ら,共沈

100 %を示 す

pH

 9 .

8

付近に試 料 溶液 調 節 し た。 その

果 は ,第 9 す よ ア ミ

ウ ム イ オン濃 度が 小 さくて も , 湯浴中10 分 間 加 温後 は ,マ ンガンはすべ て水 和 酸化マンガ (

rv

) とし て沈殿,

離 さ れた 。   ところ が,

pH

 

D7

では ,マン ガ ンに対し

40

倍量 の ア ルミ ニウ オンの 共存の もと で も ,共沈率は 70 % 以下で り,pH の影 響の著 しい こ と を裏 付 け た 。  

3

7

  ン ガ ン の共沈 に する ン モ ニウム イ オ ン 濃       度の

  γ ガ ( 皿 ) 標 準 溶 液 1  mtと10− 硫酸アル

   

     

  

pH  

9.

8100b

_

_ _ _ 》__ _ 囓 一◇ __ 呷. 一 、 セ

( %)    5010 03040 アル ミ

イオンの濃

(x −

1x10 −

4MMnSO4

0 .2− 40×

10

4M

聞 【

A12

( SO4 s ,

3x

2M

 

NH4NO3

   ア ル ミニ ウム イ オ ン 濃度 と マ ン ン       率と の 関 係 ニ ゥム 溶液

2mZ

3M

塩化 ア ンモニゥム30

mt

を加 え ,

6M

ア ンモニア水

6ml

と水 を 加え て全 を

100

 mt

とし た。こ れを湯 浴中に

10

加 温し 20 °

C

2

時 間放 冷

, ろ別し,ろ紙 上 の 沈殿は

5

×

10

2M

塩 化 ア ソモ ニウムを 使って洗 った。こ あと常法 に し た がい, TEA

水 酸 ヵ リム 熟混合 液で 溶解し ,洗 液 を含め

100m

‘ とした もの に っ い ポー ラ ログラ フ法 で 定

し た 。そ 結果 マン ガ ン共 沈率 は

7

.7 % であ っ た

この と き 料 溶液のpH は

8

9

で あっ た 。   ア ン モニ ウムイ ン濃の低 下,硝 酸, 酸

化 水

臭素酸 化剤 の いず マンガンの共沈お よび酸 を たす けた 。

4

.結 び  

1

)   溶 液 中のマ ガ ソ (

ll

)は,  

pH

 

10

以 上に保 ち 加 熱すれ , 共沈の ため の 担 体のあるな しに かか わ ら ず マ ソガ ( 皿) に酸 化 さ れ ,沈殿離され る 。 酸 化 剤

存 は,pH

らに低い領 域で れを可 能とし, 還 元 ( レア スコ ル ビン 酸 ) の 存在 は , ア ンモニア・ア ルカ 性 の 場 合, 水 酸化ア ル ミニ ウムの 溶 解 と共 に, マ ン ガ ンも 解さ る。水和酸化 マ ンガ ン ( IV )の酸化の程 度

よ っ ,沈 殿は淡赤 色 か ら濃い かっ色にま で着 色 す る。 @2 ) ろ

上 の 水和酸 化 マン ガン (

IV

)は,  TEA 水 酸 化カ リ ウム熱 混 合溶 液 にて溶 解さ ることがで きる 。 こ の 溶 液を一 定体積に 希釈す れ ば, れ より 直ち にマ ン ガ ンのポー ラログラ ム をと

こ ができ る 。  

3

)  v ンガ ソ(皿 ) を 共 沈ない し酸 ,沈 殿させな い た めには, pH を

6

以 下 に保 た な て

ない

殿

(7)

水 酸 化ア ル ミニ ム に よ るマ ン ガン の 捕集 (大 竹三 郎) アル カ リ添加後, 必要以 上の加 熱は さけ るこ とが 必 要で ある。  沈 殿に, ア ソモ ニ ア錯イ オン の状 態で 吸 着し てい るマ ン ガンは, 1M 以 上の 塩 化ア γ モ ニ ウム溶液 で 充 分 に 洗え ぱ, ろ液中に うつ すこ とがで ぎる。       ×      X      ×   終り に本研究につ い て ご教 示 下さ れ た東京 大 学 教 養 学 部 綿 抜 邦 彦助 教授に深 く感 謝し ます。 ) 1 ) ) 23 ) ) 4

D 文 献 日化 編: 

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参照

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