• 検索結果がありません。

そのまつくらな巨きなもの

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "そのまつくらな巨きなもの"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

奈良教育大学学術リポジトリNEAR

そのまつくらな巨きなもの

著者 吉田 正美

雑誌名 文学研究

巻 2

ページ 28‑30

発行年 1955‑12‑01

URL http://hdl.handle.net/10105/8914

(2)

る︒結論として うた子が始めて安住の地としたのはこ のS病院であり︑S病院をとりまいている社会であると

いうものを︑あえて強調している点である︒この点︑そう

露骨竺呂わずに︑暗にそう読者をして感じ承らせる斑に 終末をもつべきでありそれは︑この﹁生きる﹂がより広 い啓票的な指導力をもち︑労偽者︑棄民にアッピールす べき生活記禄運動を進めて行かせる力をもりが故に︑よ

り二層そういう部分を鰭.聖にす きであ 二と思う︒

以上こっの点をなお検討すべき課題としたい︒そして

金紋的な﹁生きる﹂ の作品分析へと義んでいきたいU

そのまつくらを巨きなもの

そのまつくらな巨きだものを 畢れはどうにも動かせない 薄絹お聖で蛇だわなのかなも

改めて又どらをうつたり手を叩いたり 村いっぱい大へんにぎやかになりた 向ふはさ?き みんなと一諸に入?怒誹屠

しだ  へ′なぎゃ績C元

締昼鷺軋るい烹五第野原にひらいている あゝ松を出て社損を登り

うすくらがりの板の上に からだをなげておれ誓泣きたい け㍑ども響れはそれをしてはならない 無授  紐畏   断じて進め

﹁そのまつくらな巨重なもの ﹂ に宮沢一聖治がりさ当っ

てし発ったのは敏腕をなげうち︑農民の由へ ﹁もろとも にかがやく宇宙の放鹿と﹂なろうと決心し描須故人協会 を設立して意もない昭和二年境と推定される︒  わず か一年繭﹁おれたち捜尊農民である﹂ と宣言し﹁ぎちぎ

を拘って農民として生きょうとした綾がなぜこのように 運かに動かし樽ない持害に︵一き当ったのだろうか絶望の

28

(3)

オ一ほカ仇の致しさからやって来たつかれの麗くるしい 虚無讐仲二川は二秒九頓の針を流していて さぎがたく さん束へとんだ﹂と適切にも表現した彼は﹁太市や忠匹 などと一諸に露草かけた笹の由へ﹁おちこんで﹂しまい たいような労班を自分に強いている︒生れついての農民 ならば血族的な又封鎖的な紐帯にしぼられながらもそれ 誓それで激しい労功の後には祭りがあり︑一寸でも自分 の土撃砕ふやしたいという希望があり︑更に蛇失意の底 にも﹁酵母の蛮﹂でうさを忘れるすべがあった︒

しかし亘り水飲百姓を理想とした波に止竺切れの沢庵 にも遠慮せねば誓わず︑酒も煙草も︑又時には﹁食はな い﹂ことも当然の醇であらねば写らなかった︒彼の諸共 に農民となる怠慾は彼にとって農民生活の追体験であら

ぬは琴曇はかったからである︒

しかもそんな彼をむか午たものほ学校を出︑町にそだ ち︑月給をとった撃のあるものに対する疑いであり﹁誰 ももう手も足も出ずい意のまんまで お礼よりもきたな く︑おれよりもくるしいの琴ら そっちの方がずつとい

\﹂という﹁ひは梅や風の暗黙のあいだ 主義ともいは ず思想ともいはず たゞ行捻れる巨き牢もの﹂の反撥で

でも彼はおそらく幸雄したであろう一︒又まれにみる行動

くろな巨きなものを﹂ は書かれたのであり身動きならぬ

はなくともともかく進まねは元ら∴兢い︑絶望の由からわ

自分の技術を受けとClていただく餌で⁚⁚⁚

そして昭和八年披注死んだ︒

29

(4)

しかし彼の生き方は遂に﹁そのまつく一hな巨きなもの

を解決し接しなかった︒波の詩は民族的な︑土に生

きるものゝ澄軍態の上にたって時にはきらびやかに時に

はぎりぎり品生活感情至殆んどバロメーターの如く適切

に写し出し悩むH志の典型を鋳出しており前代□太詩の

二両といわねばならないが︑綾の方法捻誤りていたと

私は撃つ・︑没はたしかに鷹格に身を持した︒しかし

それは披0精神風土の車でではなかつたか︑積は農

にと同じょうに労伍した︒しかしそれは農民と苦楽を頒

ち合う場で写されたか︑それは農民の苦しみ誓.仲を享受

しようとする稟教東商自己扶牲監相神では苧かったか︑

亨つとすれ学それは農民聖感情の奥底までゆすぶる力は

恐らく彿音㍗∴∵∵が当然であろう︒私蛇稜がその小

中正的方法の紋に死をもってまであがなわればならなか

った.班の農民生活をおしむ︑禎丁八の為ではなく︑方法

論再晦迷誓紋に生命きつははれた多く爪∵日大人のために︒

﹁何処にか走らざるべからす走るべき処現し何事か

な宍まえ蒜からず︑.為すべきがなし.坐するにたへず

葡迫は天地に7−中吉﹂石川啄木高村光太郎そして

十年をへたてて暗黒は尚今一人n人をねじふせたのであ

ソ二三〇︒二U︒二〇︵文四﹂ ア ンチ︒

チャオ

ーゼ 嘩宴

、十三.

妻塁

の 文 学 世 界

現代中国文学は︑近代文学に対する異質性を持ハ′てい

る︒・しかし︑超樹盟文学の異質性は二万人民文学に対 しても異質である︒中国文学の提由∵するアンチ三アIゼ は︑ソヴューt圏を除いて︑フランスと日太に鋭敏に吸 収されつつある︒中国文学の研究が︑ソプエート圏を除 けは︑フランスと日本で︑盛んな事実は︑両者が先進国 疑似先進盤として︑同じ悩みを感じているからであり︑

しかもこの悩みを自力で解くことによってのゑ︑両者の 活路を見出し帝るのである︒

近代文学の繭恒とするものは︑人間を全き統一体とし てとらえることが究極的に可寵であるとする蜜である︒

この前鮭はしばしば疑われたけれど︑否定論をふくめ

て︑前提そのものが寧止されたことは一度もfCか?にC

しかし︑二悦の大戦を経て︑人間の解桂があからさまに

50

参照

関連したドキュメント

特許庁では,計算機細部というハー ド/ソフトウェア何でもありの分野に 配属されました.700 件ほどの出願を

本授業は、工学部以外の1年生を対象に、 「橋のある

ガラスにおける音波振動は原子間の位置関係に直接影響を与えるため、

第 1 時 段落①②を読み、課題文と学習のめ あてを確認する。 (1) 第2時 段落③④⑤⑥を読み、イソギンチャ クとクマノミの関わり合いを読み取 る。 (2)

[r]

[r]

[r]

 第 2