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Academic year: 2021

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あとがき

著者 河合 洋尚

雑誌名 国立民族学博物館調査報告 

巻 136

ページ 325‑325

発行年 2016‑03‑22

URL http://hdl.handle.net/10502/00008562

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325

あとがき

 本書は、2015年 1 月24日〜25日にかけて開催した国際フォーラム「中国地域の文化遺 産 ― 人類学の視点から」の成果出版物である。このフォーラムでは、日中より集まっ た14名の発表者、 5 名のコメンテーター、 2 名のディスカッサントにより、中国の有 形・無形の文化遺産についての議論をおこなった。また、本フォーラムは一般公開をし て社会に発信することも目的としていたため、研究者以外の参加者も少なくなく、様々 な立場からの活発な意見交換もなされた。本書の各論文は、フォーラム開催前に各発表 者より提出いただいたプロシーディングに基づいているが、こうして意見交換なされた 内容を加味し推敲したものとなっている。また、本書では、 2 名のディスカッサントに よるコメントも掲載した。本書の編集にあたっては、主に河合が原稿の収集と整理を、

飯田が全体の総括およびディスカッサントのテープ起こしと整理をおこなった。

 こうして本書を皆様にお届けできることになったのは、国際フォーラムの開催にご尽 力いただいた関係者の皆様のおかげである。フォーラムにおいて開幕の挨拶をしていた だいた須藤健一館長、司会を務めてくださった塚田誠之先生、韓敏先生、吉田ゆか子先 生、宮脇千絵先生、およびコメンテーターを務めてくださった長谷川清先生、横山廣子 先生、野林厚志先生、稲澤努先生、梶丸岳先生には、深くお礼を申し上げたい。また、

外来研究員の奈良雅史先生には、司会を務めていただいただけでなく、本フォーラムの 準備や運営においてもご助力いただいた。恵州大学の横田浩一先生にも日本語校閲でお 世話になった。さらに、本書の出版にあたり貴重なコメントをいただいた匿名査読者の 先生、および編集実務にあたられたスタッフの皆様にも感謝を申し上げたい。最後に、

本企画と編集出版は、国立民族学博物館機関研究「文化遺産の人類学」の助成があって 実現したことを謝意とともに申し添えておく。

 これまで中国地域の文化遺産をめぐり様々な議論が展開されてきたが、特に日本では 人類学の視点からのアプローチが少ない。もちろん中国地域の文化遺産をめぐる人類学 的研究は、まだ端緒についたばかりであり、いくつかの課題が存在することは本書でも 示されている通りである。しかしながら、本書の視点と事例は今後、同テーマの議論の 1 つの出発点となりうると信じている。本書の出版が中国地域の文化遺産をめぐる人類 学的研究を推進する一助となることができれば、それに勝る喜びはない。

  河合 洋尚

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