つくばリポジトリ .あとがき

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あ と が き

本書は r ネ オ ・ リ ベ ラ リ ズ ム の 進 展 と ア ジ ア 化 す る オ ー ス ト ラ リ ア 社 会 に 関 す る 人 文 地 理 学 的 研 究J 2012 セ@ 15年 度 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 基 盤研究 ( B) ( 海外学術) ( 代表者: 堤 純y 課題番号: 24401036) ( 以下,ネオ・ リ ベ ラ リ ズ ム 科 研 ) に よ る 研 究 成 果 を 骨 子 と し 以 下 に 示 す 他 の い く つ か の 別

テーマの科学研究費プロジ、エクトの成果を統合したものである口執筆者のうち3

堤 , 官

3

1

3 ,葉t 筒井,松井の

5

名はネオ・リベラリズム科研のメンバーで、ある。

4年 間 の 研 究 期 間 中 に , メンバ」のほとんどが集まる 1週間程度の合宿調査を メルボルン ( 2012年),パース ( 2013年),アデレード ( 2014年) , シドニ) ・ キャンベラ ( 2015年) において実施した。

合宿調査ではキ コチン付きのコンドミニアムを借り,そこをベースキャンプ

として現地調査を進めたD 毎日の食事当番を決めておき,その日の食事当番が

メンバ」全員の夕食を準備する。残りのメンバーは宿に戻ってくれば食事がで、

きており,その食事を皆でとりながらその日の調査結果を報告し合い. 知識を

無理なくシェアする。論文として成果を公表できた内容は,そんな日々の報告 の中のほんの一握りにすぎないがタ毎日数時間もかけて共有した現地調査の収 穫は,メンバー全員にとってかけがえのない財産になっている。

こうした‘ キッチンイすき. 家具付きの宿泊施設というのは,オ) ストラ1) ア で は 一 般 的 に よ く 見 か け る も の で あ る 。 大 都 市 部 は も ち ろ ん . 保 養 地 し か り . そ し て 道 路 沿 い の ち ょ っ と し た 中 継 地 点 と な る 小 さ な 観 光 地 で も , “F ul1

「エ」ィ・ョ B N TセU H

たは電気式コンロ),オーブンや鍋・釜・包丁のレベルまで、調理道具がすべて揃っ

た荷泊施設であり. 施設の数も多い。夕食を準備しながら. メンバーの間でそ

の日の調査結果や疑

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)

主や"iiVhat'sne¥¥7" を 気 軽 に 話 し iヨ頃と変わらずソファ でくつろいだり. フィーjレドノートを弦現したり, リラックスした雰囲気で食 事を│ 週んだり一. . . . 。その日のフィーjレド調査でのできごとを3 まるで家族のよ

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といっても過言ではないだろう。

こうしたオージースタイルの情報シェアリングが功を奏した場前があった。

それは? 本書の成果の 一部 を 日 本 地 理 学 会 の 口 頭 発 表 に お い て , グ ル ー プ で い くワかの発表を連続して行った時のことである。口頭発表を予定していたメン バーの

1

人が急用のため発表当日の都合がつかなくなった際に, {!)I :究代表者の

私が急逮ピンチヒッターとして口頭発表を担当した。現地調査そのものは

1

のメンバーが中心的に行ったものであったが,発表を担当した私にとっても, 合 宿 調 査 時 に 食 事 を し な が ら 開 い て い た さ ま ざ ま な 情 報 の 蓄 積 が あ る た め , 発 表と質疑応答をそつなくこなすことができた。

ところで,本書の執筆者の中には,ネオ・リベラリズム科研の分担者ではな いメンバーも含まれる。執筆者のうち大呂さんと阿部さんの2名 は , 全 国 学 会

などを通じてオーストラリア布

f

究に対するさまざまなアイデアをネオ・リベラ

リズム科研のメンバーとも相談してきたつながりから. 本書に寄稿することに

なった。 阿部さんによるシドニー郊外のエスニックコミュニティの論考,大呂

さんによるwa g y uのコラムは,本書二の「旨み」を増すp か か せ な い ス パ イ ス

でもある。また近いうちにz 大呂さんと阿部さんも加わった研究プロジェクト

を企画して,オージースタイルの合宿調査を行いたいと切に希望している。

本書の各章は,

III

主主と

I X

章を! 徐き,既発表論文を修正・力[ [ 室長: のうえで集成

したものである。各章と既発表論文との関係は次の; 通りである。

I主 主 提 純 ・ 吉 田 道 代 ・ 業 情 珠 ・ 筒 井 由 起 乃 ・ 松 井 主 介 ( 2015) : セン サ ス デ ー タ か ら み た オ ー ス ト ラ リ ア に お け る 多 文 化 社 会 の 形 成 . 地 理 空 間

8

pp. 81- 89.

I

I

章堤 純 ( 2013) : シドニーとメlレボjレンにおける都市社会の多様性一 地理情報システム

( G

I S)

を用いた分析の可能

tl : -.

オーストラリア研究, 26,

pp. 37- 48.

堤 純 ( 2014) セM

ジ エ ン ト ワ フ イ ケ ー シ ョ ン ー . 統 計 (

E

I

木統計協会) , 65 (6) , pp. 42- 45.

III

主主書き下ろし.

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1) ア国勢調査「テーブルピルダーJ データを利用して一. 統計( 日本統計協会),

63 (2) , pp. 19- 25

V 章堤 純 , オ コ ナ ー ・ ケ ヴ イ ン ( 2008) : 留 学 生 の 急 増 か ら み た メ ル ボ ルン市の変容. 人文地理, 60, pp. 323- 340.

T s ut s umi,

J.

and G' Connor, K. ( 2011) :I nt eTnat i onal St udent s as an l nf J uence on Resi dent i al Change: A Cas e St udy of t he Cj t y of Mel bour ne.

Geogr a戸hi cal Rev i ew

0

/

]; ゆa11 Seri es B 84 (1),pp. 16- 26.

V 1掌 : 吉 田 道 代 ・ 葉 青イ5章・筒井i主 起 乃 ・ 松 井 圭 介 ・ 堤 純 ( 2015) : シド ニ ー ・ ラ イ カ ー ト に お け る イ タ リ ア 系 コ ミ ュ ニ テ ィ の 拠 点 再 構 築 の 試 み . 地 理

空間8,pp. 91- 102.

¥1

1

1

章 : ; 葉 備 荒 ・ 筒 井 由 起 乃 ・ 松 井 圭 介 ・ 堤 純 ・ 吉 田 道 代 ( 2015) :: キャ

ン ベ ラ に お け る 華 人 社 会 の 空 間 構 造 . 地 理 空 間8,pp. 103- 115.

VI I I 章: 筒井出起

J

?J .松井主介・堤 純・吉田道代・葉 信 涛 ( 2015) .: 南オー ストラリアナ

H

ア デ レ ー ド に お け る ベ ト ナ ム 系 住 民 の 分 布 と そ の 特 徴 地 理 空 間

8, pp. 117- 129.

I X

章 書 き 下 ろ し

また,前述のネオ・リ ベ ラ リ ズ ム 科 研 以 外 に も , こ れ ま で に た く さ ん の 研 究

助 成 を い た だ い た こ と に も 謝 意 を 述 べ た い 。 本 書 のIII 章 の 執 筆 に は 「 オ 」 ス ト ラ リ ア 裂 多 文 化 主 義 の 変 容 と 移 民 エ ス ニ ック空 間 の 形 成 に 関 す る 研 究J 20日 セ@ 17年 度 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 若 手 研 究 ( A) ( 代表者: 阿部亮吾F

謀 題 番 号 : 26704010) の一部を1 また本書のV 章 の 執 筆 に は 「 オ ー ス ト ラ リ ア

におけるアジア系留学生の急増と都市グローパル化へのインパクトJ 2006 セ@ 08

年 度 目 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 若 手 研 宛 ( B) ( 代 表 者 提 純 . 課 題 番 号 : 18720229) の一斉1),お よび「コンド・ブームの進展とジ、エントリフイケー シ ョ ン の 多 様 化 に 関 す る 研 究J 2009 セ@ 11年 度 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 若 手研 究 ( B) ( 代表者: 堤 純 三課 題 番 号 : 21720301) の一部を使用した。

さらに,本書を執筆するに当たり1 現 地 調 査 で は 実 に 多 く の 方 々 か ら 多 大 な

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的で示唆に富むご教示を得ました。加えて,現地の州政府や市役所の方々から

セサエ エ

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I

輩 の ラ イ カ ー ト で の 現

地 調 査 で は , ラ イ カ ー ト 市 役 所 お よ び ラ イ カ ー ト 市 立 図 書 館 の 職 員 の 方 々 ,

Co. As. lt . 職員の方々に開き取りにご協力いただき,自治体国際化協会 ( CL AI R)

シドニ一事務所のl隊員の方々にもイ中グトの労をとっていただきましたo

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章の

キャンベラでの現地調査では, A C T Chr nes e Aust r al i an As s oc i auon会 長 の

Chi n v Vong氏ならびにDepar t ment of Soci al Ser vi cesの

J

oanne Const ant i rri des

氏に大変お世話になりました。

Vl n

章のアデレードでの現地調査では,南オー

ス ト ラ リ ア ベ ト ナ ム 入 会 長 のLoc夫 妻 を は じ め 調 査 に 快 く ご 協 力 く だ さ っ た方々に心より感謝いたします。末訟ながら以上記して感謝申し上げます。

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