• 検索結果がありません。

要 望 演 題

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "要 望 演 題"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

117

10

20

E

要 望 演 題

今般の東日本大震災では、発災からライフライン が不安定な中で医療活動が行われた。このような状 況での円滑な医療活動には「自己完結」の活動が必 須である。しかし、一口に自己完結と言っても、ど れほどの実態があるのであろうか?

当院は「自己完結」での救護活動をすべくこれま で 11 回に亘る国内外各地での活動を展開してきた。

これら救護チームを効果的に運用するには、平時に おける病院運営と同様、高度な技術を持った技術者 が必要不可欠である。当院は、独自の基準に基づい た ERU 技術要員チーム Blue  Guys を編成し、特 殊車両やクレーン、電気技能といった免許の取得や 資機材の操作訓練を行う等、マルチタスクに対応で きる要員を養成してきた。彼らは、通常事務職・薬 剤師・看護師などとして勤務しているが、災害現場 では資機材の展開、管理を行う等、医師・看護師の 活動を支える重要な役割を担っている。

熊本日赤では「自己完結型」を単なる装備品の意 味に収めず、1)技術的「自己完結型」と 2)自律的

「自己完結型」を目標に今回も活動した。技術的「自 己完結型」とは即ち、今まで言われてきたハード・

装備と運用であり、自律的「自己完結型」とは発災 後の情報の情報収集に始まり、アセスメント、出動 の意思決定、派遣準備、派遣先の選定など初動時の ミッション全体を自律的に運用するものである。

医療救援は医療だけでなく、それを支える環境が 整って始めて可能となる。とりわけ病院長の災害時 の意思決定と指揮は平時での準備と実働の救護活動 のまさに要でことは言を俟たない。 今後は、東海 地震や首都直下型地震等の広域巨大地震をターゲッ トにした「緊急時即応病院」として、日赤全体の救 護の戦略をも含めて議論と実働に取り組んでいきた い。

【はじめに】東日本大震災における医療支援として、

関西広域連合のカウンターパート方式を受け、日赤 京都府支部から 3 〜 4 月にかけて福島県会津若松市へ 医療班が派遣された。当院では、京都滋賀の赤十字 病院と協力し 4 班の救護班を派遣した。今回発災 1 カ 月を経過した Phase-3 慢性期における第 12 次救護班 の活動について報告する。

【活動の実際】当救護班は会津若松市保健所を拠点に、

4 月 24 日〜 26 日の 3 日間で 10 か所の一次、二次避難 所を巡回し、計 95 名の診療を行った。受診者は、高 血圧や糖尿病などの既往疾患の継続診察の希望者や、

上気道感染症やストレス症状の訴えが多かった。避 難生活が長期化し、様々な医療班から多種類の内服 薬を処方されているケースも多く、内服薬の確認に 労を要した。救護班の薬剤師と帯同の薬剤師により 何とか対応できたが、救護班における薬剤師の重要 性とお薬手帳などの有効活用の必要性を考えさせら れた。また、原発事故による避難者が多く、先行き の不透明さに対する不安、慣れない共同生活による 疲労の蓄積からくる心身の症状などを訴える者が多 かった。話し出すと止まらない方も多く、避難者の 方へのこころのケアの重要性を再認識した。

【活動における課題】今回の活動を通して、1.慢性疾 患を有する方の避難地域の医療機関への継続、2.各 救護班から処方された内服薬の整理、3.多職種で共 有できる診療録、4.保健師班や行政との連携、5.薬剤 師の医療救護班構成員としての必要性、6.職種に関 わらず災害学習会や災害訓練への参加の必要性、7.

亜急性期や慢性期の医療救護班の巡回診療を想定し た内容の災害時の訓練の必要性などの課題が考えら れた。

熊本赤十字病院 国際医療救援部

○宮田

みやた

あきら

、村岡  隆、一二三倫郎

Y2-14

自己完結型救護とは?「緊急時即応病 院」の提言

Y2-15

東日本大震災による原発事故避難者へ の救護班の活動の実際と課題

京都第二赤十字病院 看護部

1)

、 日本赤十字社 京都府支部

2)

○宮原

みやはら

美奈子

みなこ

1)

、中川 典子

1)

、柏原いつ子

1)

小田 和正

1)

、小森 玉緒

1)

、中西  穣

1)

谷口 治郎

1)

、乾  啓子

1)

、安井 邦子

1)

美濃 秀隆

2)

、細野 哲雄

2)

要望演題

参照

関連したドキュメント

会誌編集委員会 編集長 中島 秀之 担当理事 河口 信夫 木下 哲男 本号エディタ 伊藤 毅志 井上 拓 岡本 真 奥乃 博 小野寺民也 掛下 哲郎 柏野 邦夫 加藤 丈和 兼宗 進

直近病院・周辺避難所での情報収集を行った。水素 爆発の約 1

ガーゼカウント不一致は軽微な事故に対応し、これ が年間 30 回起これば、ガーゼ遺残が年に 1

【方法】当院の地域医療連携室の相談部門では、6 名 の SW と専任事務 1 名と共に、ケアマネージャーや訪 問看護の経験を有する看護師 4

精神疾患を持つ患者さんの医療環境には問題点が多く、身体疾患の

【目的】当院では昨年 10 月から急性期看護補助体制 加算 1 を取得しているが、それに伴う看護業務の整

山下真紀 1)  岩﨑淳子 1)  武藤英理 1)  齋藤良子 1)  桐山啓一郎 1).. 樹神千尋 1)  清水八恵子 1)  中村廣隆 1)  村山晃子

原田 大輔 1 、木村 美貴子 2 、北林 愛理 3 、中野 真由 4 、 倉谷 千尋 5 、池内 葉子 6 、阪本 夏子 1 、柏木 博子 1 、 鈴木 志帆 6 、今井 康乃 3,6 、中野 美佳 3,5 、中筋 葉子