• 検索結果がありません。

要 望 演 題

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "要 望 演 題"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

115

10

20

E

要 望 演 題

【目的】2011 年 3 月 11 日に発災した東日本大震災の医 療救護活動を行った長野赤十字病院救護班隊員の意 見をまとめ、今後の救護班活動の参考にしたい。

【方法】東日本大震災の被災地である石巻市に長野赤 十字病院からは 5 月 25 日までに計 5 班の救護班を派遣 した。のべ隊員数は 44 名、内訳は医師 13 名、薬剤師 5 名、看護師 15 名、主事 11 名であった。派遣から戻 ってきたところで隊員それぞれに振り返りをまとめ てもらい、各救護班ごとにデブリーフィングを行っ た。今後の救護班活動に向けて考慮すべき意見をま とめた。

【結果および考察】当院からの救護班には全て薬剤師 を帯同させたが、救護所、病院支援と薬剤師業務は 多岐にわたり有意義であり、薬剤師の帯同は必要で ある。医師の多い編成にしたり、他病院の救護班と 混成チームを形成することで多数の任務や 24 時間対 応が可能となった。しっかりとした派遣前の準備と 充実した現地での任務遂行を行うために本社・支部 を含む指示命令系統および情報伝達を強化すべきで ある。広域後方搬送拠点の指揮・運営業務など日本 DMAT の訓練を受けていた方がよいと思われる任務 もあった。急性期は当然であるが、比較的安定期に 入っても、派遣前準備、情報収集、派遣中の留守本 部機能、派遣後の情報整理等ができるように派遣元 病院の災害対策本部機能も充実させるべきである。

現地の医療情報(医療ニーズ)が派遣元病院でリア ルタイムに得られる情報共有システムが必要である。

現地の病院等に負担をかけないように、医療資機材、

医薬品、情報資機材、食糧飲料水等、より徹底した 自己完結装備を考慮すべきである。一隊につき救急 車や資材搬送用車両が複数あるとより多くの任務を 遂行できると考えられた。

災害医療における安全管理で、一番に優先されるべ きは Self(自己)の安全である。東日本大震災の発 災翌日に、福島県支部の指示で福島県新地町におけ る救護所の立ち上げを、医療センター・みなと赤十 字の救護班とともに行った。同町に到着後、災害対 策本部・町長へのあいさつ、町役場での救護所設営、

直近病院・周辺避難所での情報収集を行った。水素 爆発の約 1 時間前に町役場側から「原発が爆発する かもしれない」という情報がもたらされた。その段 階ではテレビ等では危険についての報道はなく、周 辺住民へのアナウンスもなかった。新潟県支部経由 で本社に情報収集したところ、危険な状態となって いるとのことで、宮城県側へ直ちに避難する旨の指 示が出された。原発からの直線距離は 30km 以上あっ たが、その時点では爆発規模やその後の放射性物質 飛散の予測がつかないため、ただちに退避の決定を した。町長にその旨を伝え、整然と移動したが、町 側には見捨てられた感が強く、その後の赤十字の救 護は受け入れられていないとのことだった。現場の 混乱した状況の中での判断の難しさが実感できた。

長野赤十字病院 救護班

○柳谷

やなぎや

信之

のぶゆき

、北川原 亨、古澤 武彦

Y2-10

今後の救護班活動に向けての提言:東 日本大震災救護班活動を経験して

Y2-11

災害現場における安全優先〜東日本大 震災原発爆発時の活動

長岡赤十字病院 救命救急センター

1)

、 みなと赤十字病院

2)

日本赤十字社 医療センター

3)

○江部

えべ

克也

かつや

1)

、内藤万砂文

1)

、小林 和紀

1)

伊藤 敏孝

2)

、近藤 祐史

3)

要望演題

参照

関連したドキュメント

J-STAGE は、日本の学協会が発行する論文集やジャー ナルなどの国内外への情報発信のサポートを目的とした 事業で、平成

旅行者様は、 STAYNAVI クーポン発行のために、 STAYNAVI

水素爆発による原子炉建屋等の損傷を防止するための設備 2.1 概要 2.2 水素濃度制御設備(静的触媒式水素再結合器)について 2.2.1

② PCV ヘッド周辺の水分の蒸発や、 PCV の リークにより持ち込まれた湿分がシールド プラグ下部に滞留し、シールドプラグの隙

・水素爆発の影響により正規の位置 からズレが生じたと考えられるウェル

傷病者発生からモバイル AED 隊到着までの時間 覚知時間等の時間の記載が全くなかった4症例 を除いた

❸今年も『エコノフォーラム 21』第 23 号が発行されました。つまり 23 年 間の長きにわって、みなさん方の多く

それに対して現行民法では︑要素の錯誤が発生した場合には錯誤による無効を承認している︒ここでいう要素の錯