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第60回 東京医科大学血液研究会

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Academic year: 2021

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一 325 一

東医大誌 51(3):325〜326,1993

第60回

東京医科大学血液研究会

当番教室 特別講演

時 平成4年12月7日(月)

  午後4:00〜

場東京医科大学病院本館6階

  第一会議室

  外科学教室第二講座   抗血小板療法,その問題点

  大阪大学医学部第2外科講師

  上 林 純 一 先生

  2. 骨髄異型性症候群より移行したCD7陽性急性 巨核芽球性白血病の一例

(内科学第三)野村信宏、野本さい子、上原豊彦、近藤美知、

岡田潔、内田博之、六本木尚、代田常道、酒井信彦、伊藤 久雄

72才女性、平成3年8月頃より軽度貧血を認あていたが、

同4年4月貧血増強した為骨髄検査施行したところ骨髄芽 球の軽度増加を認めMDS(RAEB)と診断される。同年6月よ

り白血球増加、血小板減少も指摘され、8月=コ精査のた め当院入院となる。転院時の検査では、末梢の白血球は 28200/μ1(Blast 72%)と増加しており、細胞表面形質で CD 7, HLA−DRは、陽性を示したが他のリンパ系、骨髄系抗 原及び巨核球系のCD41、 CD42は陰性であった。電顕のPPO 染色陽性よりCD7陽性急性巨核芽球性白血病(FAB分類:M7)

と診断し、DVP療法2コース、 DCMP療法1コース施行した が、末梢血の芽球は50%前後を維持しており、化学療法に 対し抵抗性を示している。

  1. 天然型α一IFNによる血小板血症治療経験

(老年病学)岡田豊博、中野正剛、宇野雅宣、米田陽一、新

弓ムー、 高山奇  優

今回我々は、本態性血小板血症に対して天然型α一IFN を使用する機会を得たので、その結果について報告する。

症例1:83歳、男性。自転車転倒にて入院となり、血小板 増多(血小板数151万)を指摘される。ブズルファン投与 するも著効は認められず、IFNを使用する。 IFN連日 投与後2週間で、速やかに血小板数が50万にまで減少し、

IFNの漸減、週1回投与が可能であった。症例2:67歳、

女性。耳鳴りを主訴に某院受診し、血小板数191万を指摘 される。ブズルファン、6−MP、 AZP等を試みるも、いずれ も嘔吐を生じるために中止し、IFN投与となる。 IFN 投与後速やかに血小板数は減少し、連日投与2週間後には 50万にまで減少。週2回に漸減した際に、血小板数の増加 を認め、現在週3回投与にてコントロール良好であり経過 観察中である。

 血小板血症に対するIFN投与は極めて有効であり、文 献的考案を加え報告する。

  3. 腎移植患者におけるrh−GCSF使用経験一移植腎 機能に及ぼす影響一

(八王子医療センター臓器移植部)内山正美、玉置透、田中 三津子、松野直徒、河野和之、小蔚浩一、岩堀徹、伊保谷 憲子、梶尚志、川口美香、杉浦美沙、加地紀夫、吉田雅治、

櫻井悦夫、玉置勲、小暗正巳

 【目的】腎移植患者にrh−GCSF投与後、一過性の血清Cr値 の上昇を経験したので、rh−GCSFの移植腎機能に及ぼす影 響について検討した。

 【対象】過去2年間に施行した生体腎移植4例と死体腎移 植18例のうち抗拒絶療法施行中の3例と血液透析施行中の 3例を除いた16例とした。白血球減少の原因は、DSGなど の薬剤性14例、CMV感染症7例、不明1例であった。

 【方法】rh−GCSF投与(0.5〜4.0μg/kg/day)前の血清Cr 値が2.Omg/d1以上(1群, n=12)と2。 Omg/d1未満(ff群, n

=4)に分類し、各群における血清Cr値の上昇率、白血球数 を検討した。

 【結果】1群12例中7例(58.3%)は白血球の増加ととも に血清Cr値の上昇が認められたが、 H群の血清Cr値は不変 あるいは低下を示した。

 【結語】腎機能低下時にrh−GCSFを投与すると、一過性の 血清Cr値の上昇を招くことがあり、拒絶反応との鑑別が重 要であると思われた。

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