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A 講義目的 解析学とは極限

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Academic year: 2021

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解析学A

講義目的

解析学とは極限(関数の極限、数列の極限)にかかわる数学といえます。微積分学は解析学の入 門部分であり、それまで独立に発展していた微分法(速度、最大最小を求める方法)・積分法(面積、

体積を求める方法)が互いに逆演算であることを見抜いたNewton, Leibnizがはじめたものと言え ます。この講義ではこれから数理・情報科学を学んでいく上で基礎となる微積分学について学びま す。最初の数回で実数の性質および数列の極限、関数の極限を厳密に扱うためのε-N論法ε-δ 法を学びます。この論法は最初はわかりにくいかもしれませんが、慣れれば難しいものではあり ません。長い時間がかかってもよいから理解してほしいと思います。講義では、具体例をいくつ かあげて説明しますが、それもよく分からない時は自分でも例を考えて見て下さい。

解析学Aでは、

1. 極限の厳密な定義を学び(“完全にマスターすることは要求しない)、テイラーの定理など 発展的な内容を知る。

2. 多変数の関数の微分法を学び極値問題の解法を習得する. を主な目的としています。

講義内容

1. (410)ガイダンス

実数の性質および高校時代に学んだ数列の極限、関数の極限の復習

2. 実数の性質に基づいて「中間値の定理」、「最大値・最小値の存在定理」がどのように証明さ れるかを見る。また、自然対数の底eの定義を与える。

3. ε-N論法、 ε-δ論法による極限の定義(I)

4. ε-N論法、 ε-δ論法による極限の定義(II),および初等関数についての注意 5. 一変数関数の微分

6. 一変数のテイラーの定理(I) 7. 一変数のテイラーの定理(II)

8. Rnの中の集合の性質: 近傍、開集合、閉集合、有界性、  多変数の連続関数 9. 偏微分、全微分の定義

10.接平面、Cn-級関数

11. 連鎖律

12. 多変数のテイラーの定理

13. 極値問題

14. 試験(731)

前期中にMapleによる計算機実習が1回あります。

教科書「微分積分学」 (難波誠著,裳華房,数学シリーズ) 参考書 「解析概論」 (高木貞治著、岩波書店)

参照

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