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Academic year: 2021

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 被ばく後、しばらく症状の現われない潜伏期間があるものを晩発効果と いいます。代表的なものに、ガンや白内障、寿命短縮、不妊があります。

 放射線によって細胞の中の DNA など遺伝物質が損傷すると細胞再生産 がうまく行われなくなります。発ガンはこれが体細胞について起こった場 合であり、細胞は無秩序に細胞分裂を繰り返します。しかし、DNA が損傷 を受けても生体の修復能力によりほとんどの DNA は元通りになります。

 発ガンの潜伏期間は、放射線の量や被ばくした部位、年齢などで異なり ますが、だいたい 10 〜 30 年程度です。また、死に到るような発ガンの 可能性は、全身に 1 シーベルトの放射線をあびた場合、5.5%程度です。

一度に 2 シーベルト以上を目に被ばくした場合に起こる白内障の潜伏期間 は数年から数十年といわれています。

晩発効果

52

リスク 利益

70年齢

35 1

年をとると、リスクがへる。

これは、晩発効果が数 10 年の 潜伏期間をもつため、老人の 発ガン率が低くなるためです。

胃部エックス線検査を受ける利益とリスク

(年齢による変化)(概念図)

豆知識  タバコと放射線

 ガンや白内障は、ほとんどの場合、

放射線に起因するものと他の原因で発 生したものと区別することが困難です。

例えば、1 日 20 本のタバコを 1 年間吸い

続けた人の発ガンの確率は、70 〜 280 ミリシーベルトの放射線被ばく

をうけた人と同じ、という報告もあります。

参照

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