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H 「おむすび山の秘密」

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Academic year: 2021

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H25.2.9 讃岐おむすび山の秘密 1

「うどん県」だけじゃない香川県

アート県に続け

讃岐ジオパーク認定目指し

発信&発進

記念講演&サヌカイトコンサート

讃岐おむすび山の秘密

日時:平成25年2月9日(土)13:35~15:06 場所:サンポートホール高松 第1小ホール 主催:讃岐ジオパーク推進協議会 http://www.geosanuki.com プログラム: 13:35~13:38 挨拶 前田宗一(まえだむねかず)讃岐ジオパーク推進協議会 13:38~14:05 サヌカイトコンサート 演奏 COLON 14:05~14:15 会場設営・休憩 14:15~15:06 記念講演「おむすび山の秘密」 長谷修一(香川大学工学部教授) 内容: 13:35~13:38 挨拶 前田宗一(まえだむねかず)讃岐ジオパーク推進協議会 ・香川県の優しい山が、どうして出来たんだろう。 ・讃岐の優しい山が、香川県の人の心をつくらせている。 ・サヌカイトを生音で聞いていただける、数少ない機会。 ・長谷川先生からは、讃岐の山のお話とジオパークについても紹介いた だけると思う。 ・讃岐ジオパークの推進を取り組んでいく。 13:38~14:05 サヌカイトコンサート 演奏 COLON ○1曲目 賛美歌 アメージンググレース ・2007年に結成。山本智子、清水真由香 ・1400万年前、瀬戸内海の火山活動で出来た石。 ・その石を加工して出来たのがこのサヌカイト。 ○2曲目 瀬戸の花嫁 山本智子さん ○3曲目 ふるさと ○4曲目 浜辺の唄 ・サヌカイトの音は、澄んだ音で、オルゴールにも似ているが、金属の音 ではなく、暖かい石の音だと思われたのでは。 ○5曲目 ホルスト作曲 組曲惑星から 「木星」 清水真由香さん ○6曲目 ディズニー映画オイノキオより 「星に願いを」

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2 ○7曲目 上を向いて歩こう 縦に切ると断面はこんな感じ 横に切るとこんな感じ COLON 14:05~14:15 会場設営・休憩 14:15~15:06 記念講演 おむすび山の秘密 ○講師:長谷川修一(香川大学工学部教授) ○はじめに ・香川経済同友会の前田宗一(まえだ むねかず)。そのお父さんの前田仁 (まえだ ひとし)さんと20年ぐらい前にお会いし、サヌカイトの音 にひれ伏した。 ・私は香川の出身ではない、松山出身。宇高連絡船で高松に向かうと、左に「屋島」、右に「おむ すび山」が見える。 ○ジオパーク(Geopark)とは ・地球活動の遺産を主な見所とする大地の公園 ・その大地だけではなく、その大地の上の暮らしも含まれる。 ・ジオパークは、ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワーク(G

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H25.2.9 讃岐おむすび山の秘密 3 GN)により、世界各国で推進中。 ・世界ジオパーク認定は日本では5つ 洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸 ・日本ジオパーク認定は25カ所 洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、アポイ 岳、南アルプス、恐竜渓谷ふくい勝山、隠岐、阿蘇、天草御所浦、白滝、伊豆大島、霧島、男 鹿半島・大潟、磐梯山、茨城県北、下仁田、秩父、白山手取川、八峰白神、湯沢、銚子、箱根、 伊豆半島 ・世界のジオパークは、ヨーロッパ、中国に多い ○ジオパークのコンセプト(讃岐) ・3層からなるコンセプト 「大地の成り立ち」「独自の生態系」「人の営み」 言い換えると 「ロック」 「グリーン」 「カフェ」 讃岐で言えば 「讃岐富士」 「ため池」 「讃岐うどん」 ・「讃岐富士」、「ため池」、「讃岐うどん」は、讃岐平野のシンボル。 ○讃岐の里山の世界的価値 (1)約1400万年前の稀有な瀬戸内火山活動によってサヌカイトマグマが形成された。 ・1891年、ドイツのワイセェルフという研究者が石を持ち帰り、サヌカイトと命名した。 (2)瀬戸内火山岩類が浸食された里山の造形美 →メサ(屋島など)、讃岐富士(飯野山など) (3)里山を構成する多様な火山岩類 →旧石器時代から現代まで続く火山岩類を利用した多様な石の文化 世界的にもユニークなジオパークになりうる可能性 (1)約1400万年前の火山活動 ・巽(たつみ)好幸教授のマグマの成因論は世界をリード ・小豆島は世界のマグマ学者の聖地 巽教授と小豆島町町長 (2)瀬戸内火山岩類が浸食された里山の造形美 ・讃岐平野の里山の出来方は? ・讃岐富士がビュートか? ○天然記念物「屋島」 ・屋島は山頂部の讃岐岩質安山岩がキャップロックとなって浸食に対して抵抗したメサ ・屋島が浸食していくと讃岐富士になるのか? ・屋島の崖を作る讃岐岩質安山岩の板状摂理

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4 ・屋島には谷が発達していない アジア航測の千葉さんが発明した赤色地形図 上から崩れて、崩れた土砂が下を保護して いるので谷が出来ない。 ・女木島の北部では、保護の供給量が減ってき て、谷が形成されている。 ・五剣山にはキャップロックが無く、谷が発達 している。 ○讃岐富士はビュートか火山岩頸(かざんがんけい)なのか ・火山岩頸とは:地下からマグマが上昇してきて火山が噴火し、溶岩が地表に流れ出したあと、 まわりの部分が侵食され、マグマの通り道(火道)のマグマが冷えてできた硬い岩石の部分だ けが残ったもの。そのため、柱状節理が見られることがよくある。 ・香川県には讃岐7富士がある。 高瀬富士・爺神山(三豊市) 柱状節理を曲げて貫入するマグマ ・爺神山は火山岩頸 火山岩頸の残丘は花崗岩中にマグマが貫入したので、安山岩の下位に凝灰岩類を伴わない。 →凝灰岩を伴わないおむすび山は火山岩頸の可能性が高い。 ○おむすび山は、鉛筆の芯のある火山岩頸 ○富士山にも谷がない、なぜ? 讃岐富士にも谷がない、なぜ? ・富士山は活火山 繰り返し噴火を繰り返し、谷は埋められていく。 ・讃岐富士は活火山ではないが、山頂から土砂が供給され谷を埋めている。 ・白山(東讃富士)も同様 風化花崗岩斜面の谷を安山岩崩積土が埋積 ・屋島が開析されると花崗岩丘陵になるが、讃岐富士は讃岐富士のまま

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H25.2.9 讃岐おむすび山の秘密 5 屋島はやせ細り、谷が発達 讃岐富士は、芯があるので、円錐形を保持 (3)世界に誇る讃岐の石の文化 ・現代:石材(花崗岩類・庵治石など、由良石) 骨材(安山岩、砂岩、花崗岩など) 楽器(サヌカイト:金山、連峰寺山) ・近世:城郭の石垣(花崗岩類、小豆島など) ・中世以降:石灯籠(凝灰岩類、豊島石など) ・古墳時代:石棺(鷲ノ山石(安山岩)、火山石(凝灰岩)) ・弥生時代:石器(サヌカイト、金山) ・縄文時代:石器(サヌカイト、金山) ・旧石器時代:石器(サヌカイト、金山、国分寺) 讃岐の石の文化と産業は瀬戸内火山岩の賜物(たまもの) ①中国四国を制覇したサヌカイト石器 サヌカイト製石器 金山(かなやま):旧石器時代のハイテク基地 ②鷲ノ山(わしのやま)の石船石棺(高松市国分寺町) ③中世の石造物の産地 加工しやすい そのため風化しやすく、原形をとどめているものが少ない 天霧石の摩崖仏(弥谷寺) ④讃州豊島石(さんしゅうてしまいし) 室町時代からの豊島石の伝統が消えた 豊島石最後の石工職人 世界的マグマ学者巽(たつみ)好幸教博士が語る、「豊島石が瀬戸内火山活動の謎」 ⑤大阪城石垣の丁場跡と残石群 岩屋の天狗岩丁場(小豆島町) 2012年石の文化シンポジウム イサム・ノグチ庭園美術館

高松空港で出迎えるイサム・ノグチの遺作 Time & Space by Isamu Noguchi ⑥皇居東庭の敷石は由良石 由良石の採石場は20世紀末に閉鎖 由良石の敷石が撤去され、モルタルブロックに置き変わっている ⑦サヌカイトのルネサンス 琮(そう)を演奏するエダーさん(ジオパークの提唱者) サヌカイト楽器の創作 馨(けい) 琅(ろう) 重低音が出てくる

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6 ○前田仁(まえだひとし)先生のサヌカイトから学んだこと ・真、善、美、聖 ・真(Truth) → Science ・善(Good,Virtue) → Life,Technology ・美(Beauty) → Art ・聖(Holiness) → Religion ○瀬戸内火山岩類(讃岐層群)の多様な物性を持った岩石が多様な石の文化を育んだ ○讃岐富士周辺はさぬきうどんの聖地 ・中讃は讃岐うどんの聖地 人口1万人あたり のうどん店数は中讃が一番多い ・S級指定店は中讃に多い ・土器川の扇状地はうどんの聖地 ○さぬきうどんの成立条件 1.良質の小麦がとれたこと → 水はけが良い → 扇状地 ← 讃岐山脈の隆起 → 雨が少ない → 瀬戸内海式気候 2.塩づくりがさかんであったこと → 雨が少ない → 瀬戸内海式気候 ← 四国山地と 3.醤油の名産地であったこと → 塩の産地 → 塩 → 瀬戸内海式気候 ← 中国山地の隆起 4.美味しいいりこがとれたこと → 瀬戸内海 5.良質の地下水が大量に、かつ安価に得ることが出来ること → 扇状地 ← 讃岐山脈の隆起 ・瀬戸内海式気候は四国山地のおかげ ・讃岐山脈と四国山地の隆起 讃岐うどん文化の風土を作った 中央構造線の第四期断層活動によって讃岐山脈が隆起するより前に四国山地は隆起 していた ・四国山地の地下には1400万年前の花崗岩体が伏在 ○約1400万年前に四国山脈の地下で大量の花崗岩マグマが形成 ・四国山地ではマグマが地下に伏在 → 1400万年前以降、軽い花崗岩の浮力で隆起 ・1400万年の瀬戸内火山活動は地表にマグマが達した → その後浸食され、おむすび山に なった

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H25.2.9 讃岐おむすび山の秘密 7 ○讃岐うどん文化のジオストリー ・1400万年目の火山活動後、四国山地が隆起 → 瀬戸内海式気候の形成 → 瀬戸内への海の進入 → いりこと塩の産地 → 小雨(夏も冬も) → 小麦の栽培 → 日照時間が長い → 塩の生産 → 瀬戸内火山活動による讃岐富士の形成 ・中央構造線の活動に伴う讃岐山脈の隆起 → 瀬戸内一番の小雨 → 扇状地の形成 → 灌漑が必要 → ため池 → 良好な水はけ → 小麦栽培 → 豊富な地下水 → うどん店 ○讃岐うどんも讃岐富士も1400万年前の火成活動の賜物 ・讃岐うどんもジオパークの要素 ・宗教・信仰も讃岐ジオパークの要素 金比羅さんからの讃岐富士、八栗寺と五剣山 神社・寺院は石造物の宝庫 ・石は祈りの対象 五剣山の摩崖仏、豊島石製のラントウ、山麓には神社(飯野山)、山頂に祠(五剣山) ○讃岐ジオパークの目指すもの ・真:石と科学、地球科学 ・善:石と産業・生活、ため池、讃岐うどん ・美:石と芸術、自然の美 ・聖:石と祈り、神社、四国88ヶ所 持続可能な地域の発展 讃岐をジオパークの聖地に! サヌカイトは讃岐ジオパークのご本尊 ○世界ジオパークネットワークに参加するには ・公的機関・地域社会ならびに民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つ。 ・ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成する。 ・博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育・普及 活動を行う。 ・それぞれの地域の伝統と法に基づき地質遺産を確実に保護する。 ・世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積

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8 極的に活性化させる。 ・目的は、地域の持続可能な発展につなぐこと ○世界ジオパークの道筋(日本ジオパークネットワーク公式ホームページ) ・地域で声を上げる ・日本ジオパーク連絡協議会に参加する ・ジオパーク運営組織を立ち上げジオパークとしての活動を開始する ・日本ジオパーク委員会がユネスコガイドラインに基づいてその活動を評価し、一定水準に達し たものに日本ジオパークネットワーク加盟を認める ・日本ジオパーク委員会は、優れた地質・地形遺産があり、その活動が世界水準に達したジオパ ークを世界ジオパークネットワーク申請候補に選定する ・選定を受けた各地域の運営組織が、世界ジオパークネットワークに申請書を提出する。 ・世界ジオネットワークの依頼を受けた委員会が書類審査・現地調査を行い、世界ジオネットワ ーク加盟の可否を判定する。 ・世界ジオパークネットワークに加盟したジオパークは、世界のジオパークと連携して日本ジオ パークの模範となって、ジオパーク運動の推進に努める。 ○ジオサイトは香川全域にある ○讃岐を世界のジオパークの聖地に ・準備会事務局:株式会社興仁(こうじん)内 電話:0877-45-4205 E-mail:[email protected] http://www.geosanuki.com - 以上 -

参照

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