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2次元剛体模型バネ支持試験

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Academic year: 2022

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(1)I-B337. 荒川横断橋梁( 荒川横断橋梁(仮称) 仮称)主塔の風洞試験 石播・宮地・川田 JV 正員○杉本高志 東京都 建設局 第五建設事務所 正員 森田雅文 本間信之 石播・宮地・川田 JV 正員 上島秀作 正員 黒田眞一 正員 松田一俊 1. はじめに 荒川横断橋梁(仮称)は東京都荒川河口の地下鉄東西線荒川鉄橋の南側に架かる中規模の鋼斜張橋である(図-1)。. 耐風設計上の問題点は、橋軸方向の風で、主塔が橋軸直角方向にギャロッピングを起こすことである。基本計画の段階で 制振対策として、主塔(基本)断面に対し既に国内で実績1)2)がある空力プレート(図-2)を採用することが決定された。本風 洞試験では、空力プレートのサイズと設置位置を選定し、その制振効果を実証するため、2次元バネ支持試験(一様流,乱 流)と3次元弾性模型試験の2段階で行った。 2次元剛体模型バネ支持試験. し、空力プレートの幅(L),主塔縁端からの設. P2. 44000. P1. 試験は固有振動数の低い P1 主塔を対象と. 55000. 2. 置位置(d)の最適値を調査した。バネ支持条 件を表-1に示す。. 169000. 230000. 橋軸方向(β=0°)で最も不安定となり、実橋. 146400. 図-1 荒川横断橋梁(仮称) 一般図. 風速 10m/s 程度でギャロッピングが発生した. 空力プレート. (図-3)。一様流中の試験が終了した段階で、最も耐風性の良い. 3000mm d=240. により、主塔静止時の流れの可視化を行なった(図-4,5)。空力プ 風向角β. レートにより、剥離せん断層が小さく抑えられていることがわかる。 さらに格子乱流中での試験を実施した結果、最良断面に関して. L=240. も、β=45°において渦励振が発生することがわかった。渦励振振 幅は最大振幅で 0.140m であるが、これは初通過破壊の許容振幅 以下である。疲労に対しては、振動の発生する風向(β=45°),風. 2000mm. 断面は、L=240mm・d=240mm であった(図-3)。また参考に CFD. 橋軸方向. 図-2 主塔断面図. 速(11m/s)が極めて限定されることより、疲労が問題となる可能性は 小さく、以降の3次元弾性模型試験結果と併せて評価することとした。 3. 3次元弾性模型試験 3次元試験では、2次元試験で決. 定した空力プレートの設置範囲を決. 物理量. 定すると共に、乱流中における耐風. 等価重量 振動数 構造減衰 風速倍率. 安定性の最終確認を行なった。試 験フローとしては、まずギャロッピン. 表-1 バネ支持試験条件 (模型縮尺 1/37) 単位 実橋 相似比 模型所要値 kgf/m Hz - -. 6841 0.49 0.02 -. 1/372 - 1 -. 4.997 - 0.02 -. 模型実際値 5.022 5.36~5.43 0.020~0.022 3.34~3.38. グの発生し易い橋軸方向(β=0°) の一様流中において、空力プレートの必要設置長を調査した。さらに耐風安定性の良好なケースに対し、乱流中での試 験を行なった。また P2 主塔が風上側となるβ=170~180°に対しても試験を実施した。(写真-1) 無対策の主塔では、風速 10m/s 程度からギャロッピングが発生し、2次元試験結果と良く符合している。空力プレートは 設置区間上部 37%で十分振動が抑制される事が分かった(図-6)。そこでプレート設置区間案として上部 37%区間,上 キーワード:主塔制振,ギャロッピング,空力プレート 連絡先住所:横浜市磯子区新中原町 1 石川島播磨重工業(株)技術開発本部,tel:045-759-2135,fax:045-759-2183. -674-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

(2) I-B337. 部 58%区間を選定し、これらに対して乱流中の試験を行った。どちらの. 1.0. 空力プレート設置区間を採用しても、全風向についてギャロッピングは 0.8. また、2次元剛体模型試験で確認されたβ=45°における渦励振も、 乱流中における3次元弾性模型試験では発生しなかった。これは、2次 元模型試験に比較して、流れの3次元性により風による励振力が小さく. 実橋振幅η(m). 発生しないことが確認された。. なったものと推測され、実橋でも振動発生の可能性は小さいと考えた。. 基本断面 対策断面. 0.6. β=0°,δ=0.02. 0.4 0.2. 一方、乱流中ではガスト応答が発生したが、許容振幅以下である。 4. 0.0 0. まとめ. 10. 20. 30. 40. 50. 60. 実橋風速(m/s). 本業務における結論を以下に列挙する。. 図-3 空力プレートの効果. (1)主塔の空力プレート設置方法. ・本主塔基本断面ではP1主塔において、風速 10m/s 程度でギャロッピングが発 生し、制振対策が不可欠である。. ・空力プレートの断面は、板幅 L=240mm,プレート位置 d=240mm の位置が最適 である。また、塔頂より 37%区間に設置すれば十分な制振効果が得られる。 (2)最終主塔形状の耐風安定性の評価. ・乱流中ではガスト応答が発生するが、風向β=0~45°においては許容振幅以 下である。. ・今回試験範囲外のβ=90°(橋軸直角方向風)のガスト応答の特性は評価でき ていない。しかし、この風向は概ね河川の流れ方向に相当し、気流の乱れは比 図-4 CFD による流れ可視化(基本断面) 較的小さいと予想される。従って、ガスト応答は、本体構造に問題を発生させる ような振幅レベルに達しないと考えられる。 *追記 空力プレートの設置区間は、景観を考慮するとともに製作、架設上から、主塔の 上部 48%区間(P1 主塔では 26.4m/55m)とした。 【参考文献】 1)亀井ら:中島大橋(仮称)の耐風安定性に関する調査,橋梁と基礎 94-11 号, pp9-14,1994.11 2)本田ら:浦上川歩道橋主塔の耐風安定性に関する実験的研究,土木学会第 47 回年次学術講演会論文集 I-265,pp.706-707,1992.9. 図-5 CFD による流れ可視化(対策断面). 実橋振幅η(m) (橋軸直角方向). 1.0. 基本断面 上部16 %区間 上部26 %区間 上部37 %区間 上部58 %区間 全区間付設. 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 0. 写真-1 3次元弾性模型(縮尺 1/37). 10. 20 30 40 実橋風速(m/s). 50. 60. 図-6 空力プレート設置長の検討. -675-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

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参照

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