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目 次 タイムテーブル 1 参加者名簿 2 保険者グループ分け一覧 4 Ⅰ. 健康とくらしの調査 共同研究会資料 5 Ⅱ. 地域診断書を用いた課題抽出ワークシート 23 Ⅲ 年度健康とくらしの調査 保険者独自調査項目の比較分析の比較分析の結果 24 Ⅳ. 資料 : NEXT らいふ 53

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(1)

介護予防を推進する地域づくりを戦略的に進めるための研究

「健康とくらしの調査」共同研究会

配付資料

厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業) 介護予防を推進する地域づくりを戦略的に進めるための研究 (H25-長寿-一般-003) JAGES プロジェクト 日時:2014年 6 月 17 日(火)10:30~17:00 場所:日本福祉大学名古屋キャンパス北館 8 階

(2)

目 次

タイムテーブル

参加者名簿

保険者グループ分け一覧

Ⅰ.「健康とくらしの調査」共同研究会資料

5

Ⅱ. 地域診断書を用いた課題抽出ワークシート

23

Ⅲ. 2013 年度健康とくらしの調査

保険者独自調査項目の比較分析の比較分析の結果 24

Ⅳ. 資料:

NEXT らいふ 53歳のスタート

高校の同窓生たちと地域の困り事相談 32

(2014.5.22読売新聞)

(3)

第 1 回共同研究会(6 月 17 日)タイムテーブル

10:30-11:30 厚生労働省の政策動向と検討課題 ○オリエンテーション(30 分) ・参加者紹介と本日の流れ ・地域包括ケアを巡る厚労省の政策動向と本研究会の位置づけ ○グループワーク(GW)1:介護予防・生活支援を巡る 第 6 期に向けた検討課題 (20 分+発表 10 分) 11:30-12:30 市町村の特徴を見出す:JAGES データの市町村間比較から ○市町村間比較/地域診断書の見方(10 分) -休憩・市町村間比較/地域診断書の体験-(10 分) ○GW2:市町村間比較による地域診断(課題と強みの抽出、感想と改善要望) (25 分+発表 15 分) 12:30-13:30 昼食・休憩・市町村間比較/地域診断書の体験 13:30-14:25 重点対象地域を見出す:小学校区・包括区間の比較から ○市町村内比較の見方(15 分) ○GW3:市町村内比較による地域診断(課題と強みの抽出、感想と関連要因の仮説の抽出) (30 分+発表 10 分) 14:25-15:15 介護予防の手がかり抽出 ○手がかり発見システムの使い方・見方(15 分) ○所見:主な研究成果から(15 分) -休憩・手がかり発見システムの体験(20 分) 15:15-16:30 今後の展開とまとめ ○GW4:検証仮説と追加指標・分析の提案(30 分+発表 10 分) ○次回に向けての分析計画とデータ提供のお願い(15 分) ○総合討論:全体の感想と第2 回に向けての要望(15 分) ○まとめ(5 分) 16:30- アンケート記述+個別面談など 17:00- 懇親会

(4)

「健康とくらしの調査」(JAGES調査2013年) 第1回保険者共同研究会 参加者リスト(1) ■保険者 *順不同、敬称略 No 保険者名 No 氏名 部署名 1 十和田市 1 佐々木 一夫 高齢介護課 2 岩沼市 2 木幡 祐貴 健康福祉部介護福祉課 3 瀬戸山 智子 福祉活動推進課 4 山口 智子 高齢者支援課 4 横浜市 5 見村 めぐみ 高齢在宅支援課 介護予防担当係長 5 新潟市 6 上田 睦子 高齢者支援課 6 中央市 7 笹川 浩道 高齢介護課 8 野口 孝政 健康福祉局高齢福祉部地域ケア推進課 9 杉浦 雅子 健康福祉局高齢福祉部地域ケア推進課 10 佐々木 直子 健康福祉局高齢福祉部地域ケア推進課 11 加藤 充洋 福祉部福祉事務所長寿介護課 12 本塚 真弓 福祉部福祉事務所長寿介護課 13 金子 隆太郎 福祉部福祉事務所長寿介護課 14 杉浦 洋子 健康推進部健康課 15 池田 貴文 健康推進部高齢介護課 16 判治 幸子 健康福祉部長寿課 17 長田 克彦 健康福祉部長寿課 18 内藤 喜久枝 健康福祉部高齢福祉課 19 河合 智栄子 健康福祉部健康課 20 尾澤 理恵子 健康福祉部高齢福祉課 21 永井 智仁 事業課 22 牧之瀬 睦美 事業課 23 長坂 友子 事業課 24 片岡 正寛 事業課 25 早川 直樹 介護保険課 26 木村 智恵子 保健センター 27 中村 廣隆 包括支援センター 28 神谷 みづ穂 地域福祉課 29 長屋 博美 地域包括支援センター 30 堀内 康世 福祉部福祉課 31 竹内 裕人 福祉部福祉課 32 高澤 義晴 福祉部福祉課 33 竹内 京子 厚生部健康課 34 三井 ゆかり 地域包括支援センター 35 松本 由美子 厚生部健康課 36 田中 恵子 厚生部健康課 37 竹内 一高 厚生部福祉課介護係 38 山下 宏太 厚生部福祉課介護係 39 中西 明美 厚生部健康推進課予防係 40 伊藤 恵子 地域包括支援センター 41 相川 和英 厚生部保健介護課 42 山下 ひかり 厚生部保健介護課 18 度会町 43 下田 未来 福祉保健課 19 十津川村 44 栃谷 憲一郎 十津川村福祉事務所 45 森井 文恵 保健福祉局高齢者福祉部介護保険課 46 岡田 尚 保健福祉局高齢者福祉部介護保険課 47 武藤 剛 保健福祉局高齢者福祉部介護保険課 48 吉田 文則 高齢者支援課 49 福田 明美 地域包括支援センター 50 奥村 登士美 地域包括支援センター 51 澤井 慎一郎 地域包括支援センター 52 荒木 典子 健康ほけん課 53 藤原 晴美 健康ほけん課 54 西橋 静香 福祉課福祉課(包括支援センター) 55 嶋津 里枝 福祉課福祉課(包括支援センター) 23 御船町 17 南知多町 22 松浦市 21 丸亀市 16 美浜町 半田市 20 神戸市 15 武豊町 3 柏市 7 名古屋市 8 豊橋市 9 碧南市 14 常滑市 12 知多北部広域連合 11 田原市 13 西尾市 10

(5)

■研究者 *順不同、敬称略 1 鵜川 重和 北海道大学 2 相田 潤 東北大学 3 近藤 克則 千葉大学 4 引地 博之 千葉大学 5 佐々木 由理 千葉大学 6 宮國 康弘 千葉大学 7 長嶺 由衣子 千葉大学 8 芦田 登代 東京大学 9 谷 友香子 東京大学 10 中川 雅貴 国立社会保障・人口問題研究所 11 岡田 栄作 浜松医科大学 12 樋口 倫代 名古屋大学 13 村田 千代栄 国立長寿医療研究センター 14 斎藤 民 国立長寿医療研究センター 15 鄭 丞媛 国立長寿医療研究センター 16 斉藤 雅茂 日本福祉大学 17 井上 祐介 日本福祉大学 18 伊藤 美智予 日本福祉大学 No 氏名 所属      「健康とくらしの調査」(JAGES調査2013年) 第1回保険者共同研究会 参加者リスト(2)

(6)

「健康とくらしの調査」(JAGES2013年調査)第1回保険者共同研究会 グループ分け

1 横浜市 29 碧南市1 2 名古屋市1 30 碧南市2 3 名古屋市2 31 十和田市 4 名古屋市3 32 田原市3 5 神戸市1 6 神戸市2 33 半田市3 7 神戸市3 34 半田市4 35 西尾市3 8 豊橋市1 36 知多北部広域連合3 9 豊橋市2 37 知多北部広域連合4 10 田原市1 38 丸亀市3 11 田原市2 39 丸亀市4 12 柏市1 40 常滑市3 13 知多北部広域連合1 41 常滑市4 14 知多北部広域連合2 42 武豊町3 15 新潟市 43 武豊町4 16 豊橋市3 44 中央市 17 柏市2 45 美浜町3 18 西尾市1 46 南知多町3 19 西尾市2 47 御船町1 20 丸亀市1 48 御船町2 21 丸亀市2 49 度会町 22 半田市1 50 十津川村 23 半田市2 51 松浦市1 24 常滑市1 52 松浦市2 25 常滑市2 53 美浜町1 26 武豊町1 54 美浜町2 27 武豊町2 55 南知多町1 28 岩沼市 56 南知多町2 A G H J B C D E F I

(7)

「健康とくらしの調査」

共同研究会

資料

1

本研究会のねらい

1.厚生労働省の政策動向を確認する。

2.地域診断支援システムとグループ・ワークを通して、

地域診断の流れを体験的に学ぶ。

・市町村間比較→市町村内比較→手がかりの発見

3.地域診断システムの操作方法を習得し、職場で活用

できるようになる。(第6期介護保険事業計画の策定

に必要な課題を抽出し、7月7日までにワークシートに

まとめ送ってください)

2

(8)

厚生労働省の政策動向と

本研究会の位置づけ

3

(9)

5

JAGESを

活用可能

(10)
(11)

地域包括ケアシステム構築のプロセスとJAGESが役立てること

JAGES2013調査とニーズ調査

ボランティア,スポーツ

町内会・自治会,趣味

年間世帯所得,世帯人数

教育,職業(最長職),年金

会・グルー

プへの参加

ソーシャル・ネットワーク

ソーシャル・サポート

うつ 幸福度

Sense of coherence

(6項目)

ライフコース

罹患 保健行動

BMI 転倒状況

(地域に対する)

信頼 互酬性

治安,祭り,近所づきあい

身体状況

機能状態

心理

社会

地域環境

家族・地域で

の役割

介護体験

虐待

健康情報

リテラシー

医師への

信頼感

介護予防教室

運動・

服薬状況

食材の調達

笑い

受動喫煙

COPD*

*COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease

予防接種

外出頻度,交通手段

外出

社会経済

的地位

・・・ニーズ調査には無い項目

10

(12)

JAGES2013

11

JAGES

要介護認定者の比率

JAGESプロジェクトが開発した地域診断システム

○日本福祉大学健康社会研究センター(センター長 近藤克則)が、平成23年度厚生労働

省老人保健健康増進等事業「WEB-GISを活用した客観的指標によるベンチマーク・システ

ムの構築」において、地域診断システムを開発した。介護予防事業報告などの情報を基に

、地理情報システムを活用して「見える化」し、各自治体の介護予防事業などの現状把握

等を支援するものである。

○介護予防事業報告などの 情報を基に、地理情報シス テムを活用した「見える 化」を支援するためのツー ルであり、WEB上から、 誰でも無料で利用すること ができる。 ○「見える化」することに より、自治体内の情報共 有、他の自治体との比較、 全国との比較が可能にな る。

JAGESで「見える化」のプロトタイプ開発

厚生労働省の説明資料

(13)

地域診断システムを活用した課題解決

と本研究会の位置づけ

見える化 課題設定 手がかりの 発見 実践 効果検証 ベンチマーク システム ※ベンチマークシステム:指標を用いた市町村間/市町村内比較

地域診断

実践

評価

13

本研究会が担う主な部分

・地域診断を通した

問題発見と課題設定

市町村間比較/地域診断書の見方

14

(14)

市町村間比較の見方(1)

JAGES参加30自治体と

ニーズ調査参加13自治体

見たいデータを

選ぶ

赤色がリスクが高い

自治体,緑色がリス

クが低い自治体

色やクラス分

けを変更

IDと値の並び変

えが可能

高齢化率・人口

密度で自治体を

選択可能

15

各自治体の番号(A1~)は個別にお知ら

せします

市町村間比較の見方(2)

例.運動機能低下割合(前期高齢者)

自治体A10の前期高齢者

A10の運動機能低下割合

の自治体中の位置

(15)

市町村間比較の見方(3)

例.1日の平均歩行時間が30分未満の者の 割合

(高齢者全体)

自治体A10の高齢者全体

A10の歩行時間30分未満の

者の割合の自治体中の位置

色なしは調査データ無し

の自治体

17

市町村間比較システムへのアクセス

18 地域診断システムはコチラ

ログインパスワード:

kaigoyobou

(16)

地域診断書の見方(1)

集計対象地域の平均 (赤色の縦線) 前回値(前回データを ご提供いただけた場合 のみ表示) 分析区タブで調べたい対 象地域を選択する. 対象地域の今回値. 他よりも良ければ緑、 悪ければ赤

 評価したい対象地域の

要介護リスク

社会参加状況

表示

しています.

 今回値や前回値,また他の対象地域と比べた

良悪

相対的位置

がわかります.

 この地域診断書によって,

事業評価

やどの項目を優先するかなど,

戦略的な地域政策

を立案することに活用できます.

8領域36項目を表示 (データ提供された項目のみ表示) ①生活機能評価:要介護リスク7項目 ②IADL:1項目 ③社会参加:6項目 ④独居者割合:1項目 ⑤生活習慣等の状況:4項目 ⑥サービスニーズ:4項目 ⑦生活支援ニーズ:10項目 ⑧ソーシャル・サポート:4項目 今回比較した全地域の値を5等 分して色分け 上段は高齢者全体値 画面スクロールすると 前期高齢者、その下に 後期高齢者の値を表示 19

認知症リスク者の割合

が多い

地域診断書の見方(2)

例.ある市町村の事例

(17)

地域診断書へのアクセス

21 地域診断システムはコチラ

ログインパスワード:

kaigoyobou

市町村内比較の見方

22

(18)

市町村内比較の見方(1)

市町村内の小地域

(小学校区/包括区)

見たいデータを

選ぶ

赤色がリスクが高い

小地域(小学校区

/包括区),緑色が

リスクが低い小地域

色やクラス分

けを変更

IDと値の並び変

えが可能

23

市町村内比較の見方(2)

例.ボランティア参加者割合 (高齢者全体)

見たい地区の上

にカーソルを置く

この地区のボランティア

参加者割合は市内で一

番高い

(19)

市町村内比較の見方(2)

例. 独居者割合 (高齢者全体)

見たい地区の上

にカーソルを置く

25

この地区の独居者割合

は市内で一番高い

市町村内比較システムへのアクセス

26 地域診断システムはコチラ

ログインパスワード:

kaigoyobou

(20)

介護予防の手がかり抽出

見える化 課題設定 手がかりの 発見 実践 効果検証 ベンチマーク システム ※ベンチマークシステム:指標を用いた市町村間/市町村内比較

地域診断

実践

評価

27

・地域診断を通した

問題発見と課題設定

ここからの説明

ここまでの説明

・手がかり発見システムの使い方

・所見:主な研究成果から

手がかり発見システムの見方(1)

関連を見たい2つの指標を選ぶ

(21)

手がかり発見システムの見方(1)

例. スポーツの会参加と運動機能低下割合

29

「スポーツの会参加が多い市町村ほど、運

動機能が低下している高齢者が少ない」

29

手がかり発見システムへのアクセス

30 地域診断システムはコチラ

ログインパスワード:

kaigoyobou

(22)

所見:地域単位ごとの地域相関マトリックス(前期高齢者)

要介護リスク該当率と社会参加率-JAGES2013-

社会参加14項目および頻度

健康に良い関連

健康に悪い関連

分析単位

要介護リスク 生活機能低下 運動機能低下 低栄養 口腔機能低下 閉じこもり うつ 残歯数 転倒歴 GDS5点以上

・緑色の会・グループが,地域

の健康に良さそうということが

分かってきている.

・一方、健康との関連がほとん

ど見られない会・グループもあ

・縦断研究で確認が必要

所見:認知症の予測因子

・愛知県内の高齢者9,720名(2003人から3年間追跡)

・男性は独居、園芸活動なし、知的活動低下(新聞・雑誌を読まない)が認知症の因子に。

・女性は物忘れの自覚あり、スポーツ活動なし、生活機能低下(公共交通機関利用の外出、

▲男女別予測因子有無別の認知症発生確率

(竹田ほか,2010:プレスリリースno.20. 外出・買い物・料理・園芸・スポーツしないと認知症リスクが約2倍)

(23)

所見:スポーツ組織参加と要介護認定

・愛知県内の高齢者11,581名(2003人から4年間追跡)

・スポーツ組織に参加していないものの、週一回以上の運動をしている人たちは、

スポーツ組織に参加しており、かつ週一回の運動をしている人たちに比べて、

4年間で要介護認定を受ける確率が1.29倍高い。

・身体活動の効果だけでなく、スポーツ組織への参加を通して仲間ができ、社会的な交流や

支え合いが増えることで、要介護状態発生の低下につながっているのでは?

▲運動実施頻度とスポーツ組織参加による要介護状態の発生リスク

(金森,2012:プレスリリースno.40. 運動は一人より仲間とするのがお勧め) 33

▲趣味活動(運動系)の実施割合

.0 10.0 20.0 30.0 散歩・ジョ ギング ゴルフ グランドゴ ルフ ゲートボー ル 体操・太極 拳 舞踊・ダン ス 登山 前期男性 前期女性 後期男性 後期女性

• 男性は散歩・ジョギング

実施割合が高い

• 体操などグループで体を

動かすものは女性中心

(男性には好まれない)

• 前期男性ではゴルフ、後

期男性ではグランドゴル

フが比較的盛ん

%

所見:性・年齢別の趣味活動

34 斎藤 民(国立長寿医療研究センター)

(24)

▲年齢階級・男女・地域特性別

散歩・ジョギング活動者割合

• 大都市男性では散歩・

ジョギング実施割合が

特に高い(全趣味活動

のなかでも最多)

• 大都市では、後期男性

でも、約3人に1人は散

歩・ジョギングを実施

34.1  30.4  5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 大都市地域 郊外地域 農村的地域 前期男性 前期女性 後期男性 後期女性 %

所見:性・年齢・都市規模別の趣味活動

35 斎藤 民(国立長寿医療研究センター)

手がかりはプレスリリースで

健康社会研究センター

のHP

ココをクリック

(25)

【市町村版】地域診断書を用いた課題抽出ワークシート

課題の抽出 主な所見 なぜそのよう な結果になったと考えられるか 課題と取りう る方法 現状把握 良 か っ た 点 悪 か っ た 点 課題①: 課題②: 課題③: 課題④: 課題⑤:

‐23‐

(26)

2013 年度健康とくらしの調査

保険者独自調査項目の比較分析の結果

鄭丞媛・井上祐介・近藤克則

1. 背景・目的

 自治体によって抱えている課題は異なるため,JAGES 調査を行う際には,全ての自治 体に共通する調査項目とは別に,自治体ごとに独自調査項目を設けた.独自調査項目 をみると,自治体間で共通する項目がある.  そこで,本稿では,独自調査項目の調査結果の自治体間比較を行い,共通する課題の 抽出と,次回の調査に向けての示唆点などを明らかにすることを目的とした.

2. 研究方法

 2013 年に行った JAGES 調査(31 自治体,141,436 人)では,①全自治体の共通調査 項目と,②各自治体の独自調査項目から成る調査票を用いた.  本稿では,各自治体の独自調査項目を比較検討し,5 つ以上の自治体で実施された独 自調査項目の調査結果に関して自治体間の比較を行った.

(27)

3. 結果

 各自治体の独自調査項目は,大きく分けて,①介護保険制度等に関する項目,②介護 予防に関する項目,③日常生活の状況等に関する項目の 3 つである.  内容は,表1で示した通りである. 表 1 各自治体の独自調査項目 介護保険制度等に関する項目 「地域包括支援センター」の認知度,介護保険の費用負担 についての意識,13 年経過した介護保険制度の評価,認 知度,介護施設増設への意向,希望する介護形態(入所か 在宅か),在宅介護が必要となった場合の介護者の有無 , 在宅介護の場合,希望する介護保険サービス,介護で相談 したい相手,在宅介護で必要なもの,自分以外の介護者の 有無,自分以外の介護者が困っていること 介護予防に関する項目 「介護予防」の認知度,健康のために日頃から気を付けて いること,自治体が行っている各種介護予防事業の認知 度,参加頻度,参加意向,介護予防に関する情報の入手先 希望する介護予防教室等の参加費,参加したい介護予防教 室,老人福祉センターの利用頻度,利用内容,利用しない 理由,今後の高齢者福祉サービスに対する考え(サービス 水準のバランス),力を入れてほしい高齢者施策,今後の 高齢者の役割,高齢者支援サービスの認知度,利用意向, 公的サービス以外での利用経験,利用意向,高齢者の見守 りに関する考え,地域での支え合いに必要なもの 日常生活の状況等に関する項目 会話の頻度,睡眠の習慣,交通手段について(不自由さ, 利用したい時間帯,市内バスの費用負担),外出の目的, 身体活動の習慣,商店の利用頻度,趣味や健康のために出 かけている場所,住みやすさ,家族構成,現在と今後の住 居形態について,病院受診について,傾聴ボランティアに 話を聴いてもらいたいか,日常生活の中での不安,悩み, 困りごと,孤独感や寂しさを感じるか,認知症について, かかりつけ医の有無,医師等による訪問診療,最後の迎え る場所,K‐NETの認知度,災害が起きたときの備え

(28)

1) 地域包括支援センターの認知度(10 自治体)  「地域包括支援センターの認知度」に関しては, 10 自治体が調査していた.  認知度は約41%から約 72%であり,自治体間に約 30%の差があった.  ただし,選択肢の数が自治体間で異なるため,この結果を単純に比較することはでき ないことに注意が必要である. 2) 地域包括支援センターの利用率(9 自治体)  「地域包括支援センターの利用率」は,9 自治体が調査していた.  利用率は3.9%から 13.4%であった. 71.7 63.7 59.4 59.3 57.5 55.8 53.8 53.6 48.2 41.4 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 知多北部 中央 碧南 柏 南知多 美浜 横浜 十和田 半田 豊橋

「地域包括支援センター」の認知度

3.9 4.0 4.7 5.3 6.5 6.8 6.9 7.0 13.4 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 美浜 十和田 南知多 半田 柏 横浜 碧南 知多北部 中央

地域包括支援センター」の利用率

(29)

3) 介護保険料の負担に対する意見(6 自治体)  「介護保険の費用負担に対する意見」に関しては,①サービスをもっと充実させるた め介護保険料を引き上げても良い,②サービスを維持させるため介護保険料を引き上 げてもやむを得ない,③現在のまま維持して欲しい,④その他の 4 つの項目で比較を 行った.  本項目に関しては,10 自治体が調査を行ったが,自治体の中には,上記の項目に当て はめることが難しいところもあり,最終的に 6 自治体のみ集計を行った.  その結果,②サービスを維持させるため介護保険料を引き上げてもやむを得ないと回 答した人が全体的に多かった.  他方で,十和田と美浜は,現状維持して欲しいと答えた人が最も多かった. 1.8 2.1 2.8 2.6 1.0 2.8 24.3 24.5 25.0 25.3 32.1 32.6 25.9 21.0 22.1 32.9 28.2 28.9 48.0 52.4 50.1 39.2 38.7 35.7 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 美浜 常滑 南知多 十和田 武豊 半田

介護保険料の負担に関する意見

サービスをもっと充実させるため 介護保険料を引き上げても良い サービスを維持させるため 引き上げてもやむを得ない 現在のまま維持して欲しい その他

(30)

4) 希望する介護の形態(7 自治体)  「自分に介護が必要となった時に希望する介護の形態」について調査を行った自治体 は7 自治体であった.  この項目については,①家族中心の介護,②介護保険サービスを受けながら自宅で過 ごしたい,③施設に入所したい,の3 項目に分類した.  常滑と丸亀は,上記の①家族中心の介護に関する項目がなかったため,上記の②と③ の数値が他の自治体よりも相対的に高くなっている可能性があるため,比較には注意 が必要である. 5) 介護が必要になった場合の介護者の有無(5 自治体)  「介護が必要になった場合の介護者の有無」に関しては 5 自治体が調査していた.  自宅介護が必要となった際に,介護者がいないと答えた者の割合は,丸亀で 14.5%, 松浦で 5.6%であった. 16.523.5 16.1 19.5 11.6 16.7 24.3 34.2 44.0 44.5 45.9 57.3 23.4 16.0 11.8 29.8 47.0 11.7 33.7 0 10 20 30 40 50 60 70 南知多 半田 西尾 十和田 丸亀 碧南 常滑

希望する介護の形態

家族中心介護 自宅+介護サービス 入所 5.6 8.6 10.9 12.1 14.5 0 2 4 6 8 10 12 14 16 松浦 中央 常滑 半田 丸亀

介護が必要になった場合、

介護者がいない者の割合

(31)

6) 自治体が行っている介護予防事業の認知度(11 自治体)  「自治体が行っている介護予防事業の認知度」を調査したのは 11 自治体であった.  この項目は,自治体間で選択肢の数が異なっていたため,注意が必要である. 7) 各自治体が行っている介護予防事業の利用率(9 自治体)  各自治体が行っている介護予防事業の利用率については 9 つの自治体が調査を行 っていた.  参加率は 1%から約 13%であった. 29.7 32.6 34.8 48.7 53.4 56.1 56.7 65.9 69.8 70.6 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 半田 豊橋 横浜 南知多 名古屋 美浜 知多北部 西尾 神戸 丸亀

自治体が行っている

介護予防事業に関する認知度

1.0 1.4 3.3 5.5 5.7 6.8 7.6 12.7 13.1 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 豊橋 横浜 名古屋 半田 十和田 南知多 知多北部 丸亀 美浜

自治体が行っている

介護予防事業への利用率

(32)

8) 自治体が行っている介護予防事業に参加しない理由(8 自治体,複数回答)  「自治体が行っている介護予防事業に参加しない理由」に関しては,8 自治体が調 査を行った.  この項目は,①情報不足,②他人と交流するのが苦手,③アクセスが不便,④他の 活動に参加している,⑤効果に疑問を感じる,の 5 つの項目にまとめた.他にも, 時間の余裕がない,金銭的に負担を感じる,興味がないなど,自治体によって様々 な選択肢があった.  本稿では,上記の 5 つの項目のみを集計した.この項目は複数回答であった.  他の活動に参加,情報不足,他人と交流するのが苦手が相対的に多かった. 8.7 8.8 13.4 13.7 15.7 19.1 22.5 24.7 13 17.8 32.4 15.4 28.1 21.5 56.2 31.5 39.3 15.5 5.3 4.1 5.4 14.9 9.2 9.4 15.5 3.4 8.1 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 半田 南知多 名古屋 美浜 西尾 横浜 十和田 豊橋

自治体が行っている

介護予防事業に参加しない理由

他人と交流する のが苦手 他の活動に 参加 情報不足 アクセスが 不便 効果に疑問

(33)

9) 日常生活の中での不安,悩み,困りごと(5 自治体)  「日常生活の中での不安,悩み,困りごと」については5 自治体が調査を行った.  複数回答で行った調査であったことと,自治体によって 選択肢が異なったため,そ の中からいくつかを抜粋して集計したことから自治体間の単純比較は出来ないこ とに注意する必要がある.  日常生活の中での悩みは,①身体的・生活能力の低下,②家事,③外出が出来ない, ④近所にスーパーや商店がないなどの生活環境の不便さ,⑤話し相手がない,⑥い ざとなった時に頼みごとをお願いする人がない,の 6 つの項目でまとめた.  全体的に身体的生活能力の低下と外出の厳しさを挙げた人が多かった.

4. 考察・結論

 本稿では,各自治体の独自調査項目を比較検討し,5 つ以上の自治体で共通する独自 調査項目の調査結果を集約して自治体間の比較を行った.  独自調査項目から関心が高いと思われたのは,地域包括支援センターや介護予防事業 の認知度や利用率,希望する介護の形態,介護保険の費用負担などであった.  また,そして,調査結果の自治体間比較を通して, 地域包括支援センターや介護予防 事業の認知度や参加率では地域間に差があることがみられた.  しかし,全体的に言えることだが,質問項目や選択肢がやや異なるため,結果の解釈 には注意する必要がある.  今後,より詳細な分析を行うためには,次回の調査では,共通の関心事を持つ自治 体間で独自調査項目を合わせていくことなどが必要であると思われる.  さらに,共通した課題を抱える自治体を抽出し,課題に対する効果的な取り組み(グ ッド・プラクティス(好事例))等の情報を共有し,自治体間でベンチマークする ことは有意味であると思われる. 5.3 7.5 2.0 6.6 23.0 3.6 15.2 16.4 16.6 27.8 7.0 36.0 22.8 4.9 7.1 20.2 6.5 17.1 18.5 3.7 4.8 5.2 名 古 屋 丸 亀 柏 十 和 田 西 尾

日常生活の中での悩み

介助 外出 身体的・生活能力 家事 生活環境 話相手

(34)

牒招待掴瑠轍搬東湖

曹聾Q盈忠節窄梶

如拙en−山一∈潮息 後掛∩誌壁嗟寮監檻Q只卜 H01畔′qV郡部遥掴題 は田上尺時りり後′ZhO雄く 「嶋村恥各備州蚕」Q義昭恕○ 榊鵜側臥1竃粗く(豊)後巴 酬訂匝軍事だQ腫吏Q匿額 瑚足跡刃琵二足0華や頻尿頼 朝酎Ⅷ淋酎睡掩′粉卜六 】トヽト担誓湛駐塞く⊥lトト竜 顔勾甘藍N00社台璽寓日華 豪打導○:「営軍㊤壌恵贈兎 糖」e建扉舟紗nO ●  ●  ● ーのり0〇掛′掛倒齢埴偲 曜璧肘掛鞘寒′韓老e《訃鳥 類砥′皿痘碑劉則帽虹儀饉○ 矧即せ鼎談貼せ恥軋申 二足墨程合恕瑚出社こ′完堰 班腔錐償級別町史0等確 引臥Ⅷ和訓咄頗靴D′ 椅嫌悪吋Q#唖恕0 匿焼却刃悪口隠一六寒′整 潮臥改野′∃湘息は監∩足 ふJP′「剥瞳瀾瑚凱u 融ル二足」0中台髄迷佃二 役樹£nP勅足0悪宗堰だu くPP童心○噴皿態様110く 舶蛸吠熟談瑠瑚粧仲0 「沌経堂営眠el」刃蟹量90 抑日当マレ黒檻空糊口ニ逓醇 徴恕J′姓膳蚕二相席ハト0 お餅弘か祁相識軋沌独唱忠 巨り題量卜足匝密封だり酔′ 貿軍u匡量輝眠J題>巨悪 刃」 邸が棚輝餌壕掛澗桓 薯愈足0匡燦朝聖像惟車′霹 覇車′剥噺車′瓢封り攻勒′ 新蜜叙鍵盤脚朝量JP埋哩J P二足0「殴凋撤紺丹欄′

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参照

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