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理念 基本方針 法人の理念 人と 社会と ふれる つながる 敷津浦学園の理念 たとえ小さなことでも見逃さない目と心を 1 私たちは 利用者の障がい特性を踏まえ 気持ちに寄り添った支援を行います 2 私たちは 報告する 連絡する 相談することを徹底します 3 私たちは 利用者の権利擁護と支援内容の充実

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全文

(1)

様式1

【受審施設・事業所情報】

運 営 法 人 名 称

福 祉 サ ー ビ ス の 種 別

定 員 ( 利 用 人 数 )

ホームページアドレス

電 子 メ ー ル ア ド レ ス

事 業 開 始 年 月 日

職 員 ・ 従 業 員 数 ※

※印の項目については、定義等を最終頁に記載しています。

【第三者評価の受審状況】

前 回 の 受 審 時 期

年度

【評価結果公表に関する事業所の同意の有無】

評価結果公表に関する

事 業 所 の 同 意 の 有 無

施 設 ・ 設 備 の 概 要 ※

[居室]

  個室7室、4人部屋21室

[設備等]

  食堂、浴室、調理室、更衣室3、医務室

  プレイルーム、日中支援室2、プール

  グラウンド

0

正規

22

非正規

14

介護福祉士2名、保育士16名、看護師1名

管理栄養士1名、医師3名(嘱託)

06

6686

4035

http://www.iwakigakuen.or.jp/ shikitug@gaia.eonet.ne.jp

昭 和 53 年 4 月 1 日

事 業 所 所 在 地

559-0015

大阪市住之江区南加賀屋3丁目10番27号

06

6683

3300

福祉サービス第三者評価結果報告書

【障がい福祉分野】

大阪市立 敷津浦学園

社会福祉法人 いわき学園

障害児入所施設、施設入所支援

貴島 守(園長)

80

(2)

【理念・基本方針】

【施設・事業所の特徴的な取組】

【評価機関情報】

第 三 者 評 価 機 関 名

大 阪 府 認 証 番 号

評 価 実 施 期 間

評 価 決 定 年 月 日

評 価 調 査 者 ( 役 割 )

平 成 29 年 9 月 4 日

1602B037

運 営 管 理 委 員

1401B017

運 営 管 理 ・ 専 門 職 委 員

0701B031

「法人の理念」

  人と、社会と、ふれる、つながる。

「敷津浦学園の理念」

 『たとえ小さなことでも見逃さない目と心を』

   ①私たちは、利用者の障がい特性を踏まえ、気持ちに寄り添った支援を行い

    ます。

   ②私たちは、報告する。連絡する。相談することを徹底します。

   ③私たちは、利用者の権利擁護と支援内容の充実を目指します。

1.全利用者の毎日入浴を実施している。

   給湯設備が循環方式になっていないので、夕食時にお湯の入れ替えを行い、

   衛生面を重視している。入浴マニュアルに従い皮膚観察に留意し、皮膚トラ

   ブル・けがの早期発見に努めている。

2.好評の夏休みのプール活動を行っている。

   希望者に対し、8月の月・火・木・金の午後、プールに入水している。特に

   障がいの重い利用者は水遊びが好きで余暇活動の充実に繋がっている。

3.広いグランド使用可能である。

   ソフトボールの練習や学園の祭りを実施している。利用者にとって砂遊びを

   したり走ったりすることはストレス発散に繋がり、支援者にとっては利用者

   の場面転換に利用できる。

大阪府社会福祉協議会

270002

平 成 29 年 6 月 1 日

平 成 29 年 9 月 4 日

(3)

◆評価機関総合コメント

◆特に評価の高い点

【総評】

昭和53年に開設した大阪市南部に位置する歴史ある施設です。平成18年度から大阪 市の指定管理制度により運営を行っています。児童福祉法にもとづく障がい児入所施設、 障害者総合支援法にもとづく障がい者支援施設として、知的障がい者を受け入れ、 日常 生活の支援にあたっています。学齢児はすべて住之江支援学校に通学しています。定員8 0名で、基本は4人部屋となっています。グラウンドやプールがあり、これらを活用した ソフトボールや水遊び等の活動が積極的に行われています。また、在宅福祉サービスとし て短期入所事業・日中一時支援事業を実施して施設機能の向上を図るとともに、放課後等 デイサービス・障がい児等療育支援事業をとおして児童施設の専門性を地域に還元してい ます。 (注)判断基準「abc」について、(a)は質の向上を目指す際の目安となる状態、(b)は多くの 施設・事業所の状態、(c)はb以上の取り組みとなることを期待する状態、に改訂されました。即 ち、(b)が一般的な取組水準となり、従前に比べて(b)の対象範囲が広がります。また、改正前 に(a)であった評価項目が改正後の再受審で(a)を得られなくなる可能性もあります。 1.年齢や障がいに応じた個別支援  児童については成長、発達に視点を置き、基本的生活習慣の確立、社会性の獲得を目標 に利用者の気持ちに寄り添った支援を行っています。成人については、施設内で快適な生 活を送れるように配慮するとともに、作業支援班と活動支援班に分かれて一人ひとりの状 況に応じた日中活動を実施しています。また、地域移行を視野に入れた自立訓練に力を入 れています。 2.自閉症の重度障がい者への対応  自閉症の重度障がい者に対して、外部の専門機関の研修への参加やサービス会議の実 施、また、専門家を招いた勉強会の開催等、サービスの質の向上に向け取り組んでいま す。 3.地域資源を活用した、利用者の生活支援  利用者の生活の質の向上等のため、理・美容院に整髪に行ったり、衣料品店での買い 物、飲食店での外食等、積極的に地域に外出しています。 4.苦情解決の仕組みの確立  苦情解決マニュアルを整備し、苦情受付窓口の担当や責任者、第三者委員(2名)を配置 し、苦情の仕組みを分かりやすく掲示しています。また、第三者委員は年1回は施設を訪 問して指導・助言を行っています。利用者等の意見や苦情は職員間で検討し対応するとと もに、その内容を利用者等に直接伝えています。 5.災害時における利用者等の安全確保  利用者の安全確保のために、防災計画と防災マニュアルを整備して、自衛消防隊を組織 しています。定期的に防災会議を行うとともに、年2回大地震や大水害を想定した避難訓 練を実施して、地元の消防署も立ち会っています。また、毎月の火災避難訓練も実施して います。 6.利用者の権利擁護  虐待防止マニュアルを整備し、不適切な支援等について虐待防止委員会で検討していま す。検討した内容は、申し送りや会議等を通して職員へ周知しています。また、施設内外 の虐待防止研修に積極的に参加し、人権擁護に対する職員の意識向上に努めています。 7.グループディスカッションによる職員の意識向上  職員が様々なチーム編成のもと、いろいろなテーマで自由に意見交換を行うグループ ディスカッションを実施しています。互いの理解や連帯感を深め、職務意識の向上や風通 しの良い職場づくり、さらには業務改善にもつながる組織的な取り組みとして高く評価で きます。今後も活動のさらなる充実が期待されます。

(4)

◆改善を求められる点

1.記録書類やファイルの整備  各種の会議や委員会等があり、利用者支援や安全管理、健康管理等について検討してい ますが、検討後の記録やその整理が不十分です。記録の重要性の教育・研修や記録マニュ アルの作成等を行い、整備への取り組みが望まれます。 2.人事考課での進捗確認  人事考課により評価と今後の目標設定等を行っていますが、達成への進捗状況の確認が なされていません。職員一人ひとりの目標項目や目標水準等を明確にして中間での面接を 実施し、記録に残すことが求められます。 3.施設の地域貢献  学園祭等に地域住民を招待したり、地域の祭りに職員派遣や綿菓子等の販売をしていま すが、施設の専門性を活かした活動が不十分であり、災害時の役割についても明確になっ ていません。地域貢献への取り組みの検討と実施が望まれます。 4.積極的な情報提供  施設の理念や基本方針、地域での役割、存在意義等のホームページやパンフレット、広 報誌等を通じた発信、サービス内容等を明記した資料の社会福祉協議会や公民館、相談支 援事業所等への設置、さらには苦情内容やその対応の状況についての公表が求められま す。 5.意思決定が困難な利用者等のルール化  入所後、利用者や家族の意思決定が困難になった場合の取り決めがなく、成年後見制度 等の利用のためのルール作りとマニュアル化が望まれます。 6.意見箱の移動と開封方法の工夫  意見箱を玄関に設置していますが、投函時に職員から見えない場所への移動と、開封時 の工夫が求められます。 7.利用者参画のもとでの検討会議  利用者の意見や要望等を主坦会議や職員会議で分析・検討し対応していますが、利用者 の参画のもとでの検討会議の開催が望まれます。 8.利用者支援マニュアルの充実  現在のマニュアルは手順が中心となっており、食事・入浴・排泄・服薬等の各場面にお ける支援の目的やねらいを明確にした、基本となる標準的実施方法の整備が不十分です。 最善のサービス提供が継続的かつ効率的に実践できるよう、さらなる充実が望まれます。 9.マニュアル等の作成日・改定日・見直し時期の明記  福祉サービスの標準的なマニュアルの検証・見直しについては、時期や方法等を定めて 定期的に実施し、作成日や改定日、見直し時期の明記が求められます。 10.中期計画の策定  職員の確保、虐待防止などの重点課題や、今回の第三者評価から明らかとなったテーマ について、3年程度の中期的な視点からありたい姿(目標・ビジョン)を明確にし、それ を達成していくための行動計画の策定と、必要に応じた見直しが求められます。

(5)

◆第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント

・別紙「第三者評価結果」を参照

◆第三者評価結果

 今回初めて第三者評価を受審し、評価基準の厳しさに戸惑いましたが、本施設の強み弱 点が浮き彫りとなり、今後、本施設が取り組むべき課題が明確になりましたことは、非常 によかったと思います。  改善を求められた事項については、真摯に受け止め、全職員に周知徹底し、職員一人ひ とりが共通認識を持って改善に取り組むことといたします。  今後は、これまでのやり方に囚われず、客観的な第三者の視点から利用者支援を行うこ との重要性を認識し、より質の高いサービス向上に向けて取り組むことといたします、

(6)

評価結果

Ⅰ-1-(1)-①

b

(コメント)

評価結果

Ⅰ-2-(1)-①

b

(コメント) Ⅰ-2-(1)-② 経営課題を明確にし、具体的な取り組みを進めている。

a

(コメント)

<別紙>

第三者評価結果

評価対象Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織

Ⅰ-1 理念・基本方針 Ⅰ-1-(1) 理念、基本方針が確立・周知されている。 理念、基本方針が明文化され周知が図られている。 Ⅰ-2 経営状況の把握 Ⅰ-2-(1) 経営環境の変化等に適切に対応している。 事業経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握・分析されてい る。 ■最大の経営課題は、障がい児・者がともに入居している現状について、今後 の進むべき方向性の明確化です。そのことは役員や職員とも共有化し、行政と の話し合いを通じて取り組んでいます。 ■その他の課題としては、設備の老朽化、利用者の生活環境改善、入居児童並 びに職員の確保、虐待防止の徹底等があり、行政への提言や事業計画等により 具体的な取り組みを行っています。職員へは職員会議等を通じて周知していま す。 ■施設長会で社会福祉全体の動向について把握・分析し、また、月々の利用者 数やコスト等の分析・検討を行っています。 ■地域の福祉計画については、指定管理を受託している関係から、大阪市障害 児者施設連絡協議会において動向や内容を把握しています。 ■待機児童等、地域の状況に関しては、児童相談所と情報を共有しています。 ■法人の理念はパンフレット・ホームページに、施設の理念・基本方針は事業 計画書に記載されています。平成28年度に施設の理念の変更を行い、それに 先立って職員と一緒に検討を重ねることで周知を図っています。また、それ以 降の入職者には新人研修で説明をしています。今後は、「職員チェックリス ト」での自己評価等により周知状況の確認を行い、継続的な取り組みを行うこ とが望まれます。 ■家族等については年度はじめの保護者説明会で話を行い、不参加の家族等へ は資料を郵送しています。今後は成人の利用者本人にも、わかりやすく説明し た資料を作成するなどの工夫をして、伝えていくことが望まれます。 ■施設の理念・基本方針の周知にあたっては、施設内掲示を行い、ホームペー ジやパンフレットにも記載することが望まれます。

(7)

評価結果

Ⅰ-3-(1)-①

c

(コメント) Ⅰ-3-(1)-②

c

(コメント) Ⅰ-3-(2)-①

b

(コメント) Ⅰ-3-(2)-②

b

(コメント) Ⅰ-3 事業計画の策定 Ⅰ-3-(1) 中・長期的なビジョンと計画が明確にされている。 中・長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている。 中・長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている。 ■事業計画書では「利用者の人権を最優先したサービス提供」「職員のスキル アップ」「利用者や家族等の満足度向上」「地域との関係の重視」等を基本的 な考え方として掲げています。今後は、それらを達成するためのプランをより 具体的に作成し、数値目標や成果等を設定することなどにより、実施状況の評 価を行える内容にしていくことが望まれます。 ■計画の策定にあたっては、①法人内の理事会等の会議で説明する大枠の計画 書と、②施設内でPDCAにもとづいてマネジメントしていくための実務的な 詳細計画書、とに分けて作成することの検討が望まれます。実務的な詳細計画 書においては、重点実施事項等について、誰が、何を、何のために、どこで、 いつ頃、どのように、どこまで、等をある程度明示し、達成できたかどうかが 判断できるものであることが望まれます。 ■設備の老朽化対応や利用者の生活の質の向上のための改修工事については計 画を立てていますが、それ以外の中期的なアクションプランは作成していませ ん。 ■施設の基本的な方向性の検討・決定とは別に、前項に記載された課題や今回 の第三者評価から明らかとなったテーマについて、3年程度の中期的な視点か らありたい姿(目標・ビジョン)を明確にし、それを達成していくための行動 計画の策定と、必要に応じた見直しが求められます。 ■前項の「Ⅰ-2-(1)-②」のコメントの「その他の課題」の中で、設備や入 居児童のことは行政の裁量等に委ねられている部分が多く、施設としては提 言・要望が主となるため、目標・ビジョンの設定やそれに基づく計画づくりは 難しいと思われます。しかし、自らの主体的な活動に関連する事項(職員確保 や虐待防止、今回の評価結果からの課題など)については、ありたい姿を明確 にして中期的な観点から課題解決に取り組んで行くことが求められます。 Ⅰ-3-(2) 事業計画が適切に策定されている。 事業計画の策定と実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行わ れ、職員が理解している。 事業計画は、利用者等に周知され、理解を促している。 ■4月の保護者説明会で事業計画や行事計画の説明をしており、出席できない 方には郵送しています。また、行事の開催については、実施する前に都度の案 内もしています。 ■入居者の内で18歳以上の利用者が7割近くとなっています。保護者への説 明だけでなく、今後は、成人の利用者に対して、わかりやすく説明した資料 (計画のすべての内容ではなく、利用者に関係したものについて、カラーや写 真、絵なども用いて)を作成するなどの工夫をして、伝えていくことが望まれ ます。 ■事業計画は、日々の職員の意見や毎月の会議等での内容、社会情勢等を踏ま えて園長が作成しています。今後は、事業計画策定のプロセスの中に職員の意 見を集約・反映する機会を組み込み、仕組みとして機能させていくことが望ま れます。 ■事業計画書は年度初めの職員会議で周知・説明を行い、実施状況について は、毎月の会議(主担会議、グループ会議)で把握しています。前項(Ⅰ-3 -(1)-②)で述べた実務的な詳細計画書(重点実施事項等)については、 あらかじめ定められた時期、手順にもとづいて評価・見直しを行い、必要に応 じて変更・修正していくことが望まれます。

(8)

評価結果

Ⅰ-4-(1)-①

b

(コメント) Ⅰ-4-(1)-②

b

(コメント)

評価結果

Ⅱ-1-(1)-①

b

(コメント) Ⅱ-1-(1)-②

a

(コメント) Ⅰ-4 福祉サービスの質の向上への組織的・計画的な取組  Ⅰ-4-(1) 質の向上に向けた取組が組織的・計画的に行われている。 福祉サービスの質の向上に向けた取組が組織的に行われ、機能し ている。 評価結果にもとづき組織として取組むべき課題を明確にし、計画 的な改善策を実施している。

評価対象Ⅱ 組織の運営管理

■業務の振り返り、「施設管理に対する評価シート」や利用者満足度調査等に よって明らかとなった課題については、主担会議で改善策が検討されグループ 会議等にて周知が図られています。またテーマによっては事業計画に反映させ て取り組んでいます。 ■今後は、前項で述べた自己チェックや今回の第三者評価の結果等から取り組 むべき課題を明確化し、改善に向け組織的な取り組みを行うとともに、記録を 残すことで次に繋げていくことが望まれます。 ■毎月の定例会議やグループディスカッションを通じて業務の振り返りを行 い、加えて、「施設管理に対する評価シート」を用いた自己評価と行政による 他者評価、行政の利用者満足度調査、保護者会等での意見・要望・苦情などを 通じて組織的に、福祉サービスの質について評価を行う体制が整備されていま す。 ■「施設管理に対する評価シート」は項目が大まかな設定となっており、第三 者評価で使用した評価表、もしくはそれを自らにより適合するようにアレンジ したものにもとづいて、定期的に自己チェックを実施することが望まれます。 Ⅱ-1 管理者の責任とリーダーシップ Ⅱ-1-(1) 管理者の責任が明確にされている。 管理者は、自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を図って いる。 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている。 ■倫理綱領、職員行動規範を定め、取り組んでいます。 ■人権や虐待防止については、委員会の設置や研修の実施とともに、グループ ディスカッションによる職員間の意見交換を通じて意識づけを行っています。 個人情報保護については、持ち出しの禁止や郵送物・FAXの送り先確認の徹 底に努め、毎年、守秘義務の同意書を職員から取っています。 ■法令遵守の研修に関しては、園長自身が、施設長研修の他、労働法や虐待防 止等の勉強会に参加しています。また、集団指導、会計、防災、育児・介護休 業、労働災害等の外部研修に職員を参加させています。 ■環境への配慮等も含む、幅広い分野について遵守すべき法令等を把握し取り 組みを行うために、コンプライアンス(法令遵守)規程の策定や担当者の設 置、通報相談窓口の整備等の検討を、法人として行うことが期待されます。 ■園長は自らの役割・方針を年度初めの職員会議で明確にしています。また、 平成29年度の役割や責任について、平成28年10月に再開した広報誌「し きつっこ」に掲載すべく現在準備中です。 ■管理者の役割は、不在時の権限移譲を含めて明文化しています。

(9)

Ⅱ-1-(2)-①

a

(コメント) Ⅱ-1-(2)-②

a

(コメント)

評価結果

Ⅱ-2-(1)-①

b

(コメント) Ⅱ-2-(1)-②

b

(コメント) Ⅱ-1-(2) 管理者のリーダーシップが発揮されている。 福祉サービスの質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮 している。 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮してい る。 Ⅱ-2 福祉人材の確保・育成 ■園長は、施設長会での状況報告や、今後の施設の方向性の検討に関連して、 人事、財務等経営状況の分析を行っています。 ■児童発達支援管理責任者、サービス管理責任者など運営上必要な資格につい ては職員に研修を受講させ、人事異動があった場合に備えています。また、主 担会議では、業務の振り返りや課題の検討、財務面での現状説明を行い、業務 の実行性や経営意識を高めるよう努めています。 ■平成26年度~28年度において、大阪市の「障がい児入所施設療育機能強 化事業」を受託し、関係機関・施設への訪問や協議をとおして、利用者約30 名の地域移行を実現しました。 ■職員が様々なチーム編成のもと、いろいろなテーマで自由に意見交換を行う 「グループディスカッション」を実施しており、新たな改善にもつながってい ます。互いの理解や連帯感を深め、職務意識の向上や風通しの良い職場づく り、さらには業務の実行性を高めていく組織的な取り組みとして、さらなる充 実が期待されます。 ■園長、支援課長は毎月の会議にて現状や課題を把握し、改善に向けて取り組 みを明示したり、職員の意見を反映すべく指導力を発揮しています。内部・外 部研修の充実に努め、また、「OJT研修(職員による外部研修の内容伝達 と、自らの経験や学んだことの発表)」を職員会議にて実施しています。 ■利用者の生活の質を改善するため、市への改修依頼を行うとともに、畳の入 れ替え、空調の定期的な清掃、業者によるトイレ清掃等、日々の快適性に関連 するものについては年間計画を立てて実施しています。 ■自閉症については外部の専門家に協力を求めて、支援の充実を図り、質の向 上を目指しています。 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保・育成計画、人事管理の体制が整備されている。 必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が確立し、 取組が実施されている。 総合的な人事管理が行われている。 ■「期待する職員像」については、施設の理念や基本方針で明確にしていま す。また、人事考課制度が確立しており、目標等を含め総合的に評価していま す。人事考課では昇任や昇格基準等を明確にし、考課者との面接で将来の希望 等を話し合っています。 ■人事考課については、新人研修で説明していますが、実施前に定期的な説明 を行うことが望まれます。 ■職員自らが将来の姿を描けるような総合的な仕組みづくりができていません ので、キャリアパス制度の構築が望まれます。 ■制度上必要な職員を確保するための基本的な考え方や、確保・育成に関する 方針は確立しており、そのために就職説明会への出席や学校訪問をしていま す。 ■人材の育成については、児童発達支援管理責任者研修やサービス管理責任者 研修、自閉症等の研修を受講しています。 ■サービス提供に必要な福祉人材や人員体制についての具体的な計画がありま せんので、作成することが望まれます。

(10)

Ⅱ-2-(2)-①

b

(コメント) Ⅱ-2-(3)-①

c

(コメント) Ⅱ-2-(3)-②

a

(コメント) Ⅱ-2-(3)-③

b

(コメント) Ⅱ-2-(4)-①

b

(コメント) Ⅱ-2-(2) 職員の就業状況に配慮がなされている。 職員の就業状況や意向を把握し、働きやすい職場づくりに取組ん でいる。 Ⅱ-2-(3) 職員の質の向上に向けた体制が確立されている。 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。 職員の教育・研修に関する基本方針や計画が策定され、教育・研 修が実施されている。 ■人事考課の中で評価と今後の目標設定等を行っていますが、面接を通して進 捗状況を確認するシステムができていません。一人ひとりの目標項目や目標水 準、目標期限を記入する管理表を作成し、それにもとづいて定期的な面接を実 施して、結果を記録していくことが求められます。 ■職員が働きやすい職場づくりに向け、就業状況を把握したり、ワーク・ライ フ・バランスに配慮しています。関係法令についても遵守しています。職員の 就業状況や労務管理の責任者を配置していますが、責任体制を明文化したもの がありませんので、作成が望まれます。 ■仕事上の事柄について職員に無記名式のアンケートを実施し、明らかとなっ た課題については「グループディスカッション」を行なう等により改善に努め ています。 ■把握した就業状況や職員の意向・意見を分析・検討した結果や改善策につい ては、文書を作成し、具体的な計画に反映し実行していくが望まれます。 職員一人ひとりの教育・研修の機会が確保されている。 Ⅱ-2-(4) 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の研修・育成が適切に行われている。 実習生等の福祉サービスに関わる専門職の教育・育成について体 制を整備し、積極的な取組をしている。 ■実習生等の福祉サービスに関わる専門職の教育・育成について、基本姿勢を 明文化し、受け入れマニュアルを作成しています。 実習前や実習期間中には 学校と密に連携を図っています。 ■現在、保育士の実習生を受け入れていますが、指導者研修が義務化されてい ないため受講していません。以前、社会福祉士の実習生を受け入れた時期には 受講していました。現在は、社会福祉士の実習希望はありませんが、今後、希 望者があった場合のために研修への参加が望まれます。 ■職員一人ひとりの知識や技術水準、専門資格の取得状況は、資格一覧で把握 しています。また、職員に施設内外の研修の情報を提供しています。 ■階層別研修は、職員の勤務年数に応じて大阪府社会福祉協議会の階層別研修 を計画的に受講しています。また、新入職者は採用時に研修を実施する他、担 当制で指導をしています。しかし、プリセプター制度による実務の中での個別 研修は行っておらず、現在、導入に向け検討をしています。職員の質の向上の ため、早期の実施が望まれます。 ■組織が目指す福祉サービスを実施するために、基本方針や研修計画に期待す る職員像を明文化し、教育・研修が行われています。 ■年度当初に研修計画を立てて実施し、計画や内容、プログラムについて定期 的に評価と見直しを行っています。

(11)

評価結果

Ⅱ-3-(1)-①

b

(コメント) Ⅱ-3-(1)-②

b

(コメント)

評価結果

Ⅱ-4-(1)-①

a

(コメント) Ⅱ-4-(1)-②

a

(コメント) Ⅱ-3 運営の透明性の確保 Ⅱ-3-(1) 運営の透明性を確保するための取組が行われている。 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている。 公正かつ透明性の高い適正な経営・運営のための取組が行われて いる。 ■経理規程に取引等に関するルールを定め、職務分担や責任者を明確にしてい ます。また、主担会議や職員会議等で職員に周知しています。 ■今後、第三者の専門家による外部監査等を受けることが望まれます。 ■ホームページに理念や予算、決算、事業計画・報告等を掲載し運営状況を公 開しています。また、広報誌や行事のチラシを町会に配布したり、地域団体主 催のパンフレット等に施設案内を掲載しています。 ■施設の苦情相談体制は整備されていますが、苦情内容や対応・改善の状況に ついて公表されていません。ホームページや事業報告書での公表や、施設内へ の掲示が望まれます。この度の第三者評価受審についても、同様に公表が望ま れます。 ■法人の理念等を地域に発信していますが、法人や施設の存在意義や役割につ いても明確にすることが望まれます。 Ⅱ-4 地域との交流、地域貢献 Ⅱ-4-(1) 地域との関係が適切に確保されている。 利用者と地域との交流を広げるための取組を行っている。 ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制を確立 している。 ■ボランティア受け入れの基本姿勢を事業計画に明文化し、受け入れのマニュ アルを作成しています。ボランティアは、行事や清掃、外出等で受け入れてい ます。また、ボランティア前には、利用者の接し方等の説明を行い、事後には 反省会を実施しています。 ■学校教育への協力は、教職課程での単位取得のための介護体験を受け入れた り、「障がい児等療育支援事業」を年2回実施し、その中核的な存在として リーダーシップを取るべく努めています。 ■地域との関わり方について、基本的な考え方を法人理念や事業計画に明記し ています。町会の運動会や夏祭りの案内を玄関や居室ゾーンに掲示し、希望す る利用者が参加しています。また、地域の行事に職員が付き添って参加した り、利用者と一緒に「火の用心」の夜回りを行っています。 ■利用者は、衣料品店での買い物や飲食店での外食、理美容に行く等、積極的 に地域の社会資源を利用しています。

(12)

Ⅱ-4-(2)-①

b

(コメント) Ⅱ-4-(3)-①

b

(コメント) Ⅱ-4-(3)-②

b

(コメント)

評価結果

Ⅲ-1-(1)-①

a

(コメント) Ⅱ-4-(2) 関係機関との連携が確保されている。 福祉施設・事業所として必要な社会資源を明確にし、関係機関等 との連携が適切に行われている。 Ⅱ-4-(3) 地域の福祉向上のための取組を行っている。 福祉施設・事業所が有する機能を地域に還元している。 ■施設のグラウンドで学園祭を行う際に、地域住民や家族を招待し交流を図っ ています。また、地元の「地域活動協議会」に出席し、地域の祭りに職員を派 遣したり、綿菓子や木工製品等の販売する等の交流を図っています。 ■地域住民に対し施設の専門性を活かした講演会や研修会の開催ができておら ず、また、災害時における施設の役割等が明確になっていません。今後、検討 や取り組みが望まれます。 ■地域の「事業所連絡会」や「学校連絡会」「子ども部会」と連携を図ってい ます。 ■地域の社会資源リストの作成が望まれます。 ■利用者の地域移行については、相談支援事業者や「障害者就業・生活支援セ ンター」、グループホーム等の関係機関と連携を図りながら取り組んでいま す。 地域の福祉ニーズにもとづく公益的な事業・活動が行われてい る。

評価対象Ⅲ 適切な福祉サービスの実施

Ⅲ-1 利用者本位の福祉サービス Ⅲ-1-(1) 利用者を尊重する姿勢が明示されている。 利用者を尊重した福祉サービス提供について共通の理解をもつた めの取組を行っている。 ■「学校連絡会」や「子ども部会」をとおして、子ども食堂等の情報を得てい ます。また、行政から市内の他施設の短期入所・日中一時支援事業等の体制や 利用状況を確認して、福祉ニーズの把握に努めています。 ■相談支援事業所は開設していませんが、施設入所やショートステイ等の福祉 サービスの相談があり、他事業所を紹介する等の対応をしています。 ■民生委員との連携や地域貢献事業がなされていません。法人として、地域支 援グループを創設しています。今後は、地域包括支援センター等の関係機関や 民生委員と連携を図るとともに、地域の福祉ニーズに基づいた事業計画を策定 し、実施することが望まれます。 ■施設の理念・基本方針や倫理綱領、事業計画の中に、利用者の人権尊重や利 用者を中心としたサービスに配慮し、支援することを明文化しています。ま た、法人や施設内で人権研修を行い、意識の向上に取り組んでいます。 ■倫理綱領や職員行動規範を職員に配付するとともに、定期的に人権の尊重や 配慮について状況の検証を行っています。

(13)

Ⅲ-1-(1)-②

b

(コメント) Ⅲ-1-(2)-①

b

(コメント) Ⅲ-1-(2)-②

b

(コメント) Ⅲ-1-(2)-③

b

(コメント) Ⅲ-1-(3)-①

b

(コメント) 利用者のプライバシー保護等の権利擁護に配慮した福祉サービス 提供が行われている。 Ⅲ-1-(2) 福祉サービスの提供に関する説明と同意(自己決定)が適切に行われている。 利用希望者に対して福祉サービス選択に必要な情報を積極的に提 供している。 ■理念や基本方針、福祉サービス内容等を明記した資料が公共施設等に設置さ れていません。今後、大阪市社会福祉協議会や公民館、相談支援事業所等にパ ンフレット等の設置が望まれます。 ■サービス利用希望者には、重要事項説明書等により丁寧な説明を行っていま す。また、短期入所希望者には、日中一時支援事業の利用を勧める等、徐々に 慣れていくようなアドバイスもしています。 ■利用者の権利擁護については、「虐待防止マニュアル」を作成し、職員会議 や虐待防止委員会、研修等をとおして職員に周知しています。また、家族には 保護者説明会で、プライバシーや権利擁護についての話をしています。 ■重度障がい児者が多く安全確認のため居室はカーテン等で仕切られていませ んが、施錠できる個人用のロッカーが各部屋にあり、鍵は職員が管理していま す。 福祉サービスの開始・変更にあたり利用者等にわかりやすく説明 している。 福祉施設・事業所の変更や家庭への移行等にあたり福祉サービス の継続性に配慮した対応を行っている。 Ⅲ-1-(3) 利用者満足の向上に努めている。 利用者満足の向上を目的とする仕組みを整備し、取組を行ってい る。 ■他施設や地域への移行者には、移行先事業所の希望に沿って支援経過記録や フェイスシートを渡しています。そのため、特定の引継ぎ文書は作成していま せん。 ■施設のサービス利用終了後も利用者や家族等が相談できるように窓口や担当 者を設置していますが、その内容を記載した文書がありませんので、作成し退 所時に渡すことが望まれます。 ■入所前には、面接や見学を行う他、サービス内容を説明し入所の意向を確認 しています。重要事項説明書はルビを振ったものや拡大版を用意して説明し、 同意を得て入所しています。 ■サービス内容の開始や変更時には、利用者や家族等に説明して同意を得てお り、実施した内容等を個別支援記録に記載しています。 ■意思決定が困難な利用者は、家族や司法書士、弁護士の後見人が対応してい ますが、入所後に後見人が必要になった場合のルール化がなされていません。 手順等についてのマニュアル化が望まれます。 ■利用者の満足度調査は、指定管理者であるため、年1回大阪市の様式で実施し ています。結果を分析・検討した内容は保護者会で資料を配付し説明していま す。また、利用者や家族との懇談会は、行事の後や保護者会の後に実施してい ます。 ■利用者の意見や要望等は、主担会議や職員会議等で分析・検討し対応してい ますが、今後は利用者の参画のもとでの分析・検討が望まれます。

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Ⅲ-1-(4)-①

c

(コメント) Ⅲ-1-(4)-②

a

(コメント) Ⅲ-1-(4)-③

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(コメント) Ⅲ-1-(5)-①

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(コメント) Ⅲ-1-(5)-②

b

(コメント) Ⅲ-1-(4) 利用者が意見等を述べやすい体制が確保されている。 苦情解決の仕組みが確立しており、周知・機能している。 利用者が相談や意見を述べやすい環境を整備し、利用者等に周知 している。 ■利用者が相談や意見を述べやすいように、担当者や担当者以外の複数の職員 から自由に相手を選べることを文書で掲示しています。また、話をする場合に は、面談室を利用したり、誰からも聞かれないように離れた部屋で行っていま す。 ■「苦情解決実施要綱」を整備し、受付窓口や苦情解決責任者、第三者委員(2 名)を配置するとともに、玄関や生活ゾーンに苦情解決についてのわかりやすい ポスターを掲示し、意見箱を設置しています。また、第三者委員は年1回は施設 を訪問して指導・助言を行っています。 ■苦情や要望は、分析・検討後に当事者に伝えていますが、公表はしていませ ん。今後は、苦情を申し出た利用者や家族等に配慮しながら、施設内の掲示や 事業報告書等への記載等により公表することが求められます。 利用者からの相談や意見に対して、組織的かつ迅速に対応してい る。 Ⅲ-1-(5) 安心・安全な福祉サービスの提供のための組織的な取組が行われている。 安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメン ト体制が構築されている。 感染症の予防や発生時における利用者の安全確保のための体制を 整備し、取組を行っている。 ■安心・安全なサービスを提供するために、リスクマネジャーの配置やリスク マネジメント委員会を組織する等の体制を整備しています。リスクマネジメン ト委員会は、2ヶ月に1回開催し、ヒヤリハットや事故報告等を行い、その原因 や対策等を検討しています。また、ヒヤリハットや事故報告の様式も作成して います。 ■事故防止のための安全対策の評価・見直しは随時行っていますが、利用者の 安心・安全を考慮して定期的に実施することが望まれます。 ■相談や意見を受けた際の記録方法や報告の手順、対応の検討等については、 「苦情解決実施要綱」に明記しています。要綱は随時見直しをしていますが、 定期的な見直しが望まれます。 ■意見箱やアンケート等で収集した意見や要望は、職員会議等で分析・検討さ れ、解決に向けて努力しています。直ぐに対応できるものは直ぐ実行し、対応 できないものは、その旨を説明しています。 ■玄関の意見箱に投函する時に、職員から丸見えになりますので見えない場所 への移動が望まれます。また、意見箱を開封する場合は、利用者の代表と一緒 に開封し、日時や氏名を記載する等の公正性が望まれます。 ■感染症対策については、責任者と役割を明確にした管理体制が整備され、感 染予防と発生時のマニュアルを作成して職員会議等で周知しています。また、 区の保健福祉センターと連携し医師の助言を受けたり、感染予防の研修や勉強 会を行っています。 ■感染症対策マニュアルは随時見直しをしていますが、定期的な見直しを行う こと、並びに、0-157等の食中毒や疥癬等の多種にわたる内容について記載が 望まれます。 ■感染症対策委員会は随時行われていますが、定期的に毎月開催するように努 めるとともに、食中毒・インフルエンザ等の感染予防ポスターの掲示が望まれ

(15)

Ⅲ-1-(5)-③

b

(コメント)

評価結果

Ⅲ-2-(1)-①

b

(コメント) Ⅲ-2-(1)-②

c

(コメント) Ⅲ-2-(2)-①

b

(コメント) 災害時における利用者の安全確保のための取組を組織的に行って いる。 ■利用者の安全確保のため防災計画や防災マニュアルを作成し、自衛消防隊を 組織しています。定期的に防災会議を行うとともに、年2回大地震や大水害を想 定した避難訓練を実施して、地元の消防署も立ち会っています。また、毎月の 火災避難訓練も実施しています。昨年7月のやまゆり園事件後は、地元警察の協 力を得て防犯訓練を行っています。 ■非常食(3日分)や非常用備品の備蓄、強化ガラスや強化プラスチックへの変 更、大津波警報等の発令時における職員招集の体制等を整備しています。 ■施設の立地条件等から、南海トラフ地震があった場合に建物が水没する恐れ があります。福祉サービスを継続するため、非常持ち出し備品一覧表の作成 や、それが置かれている場所の確認等が望まれます。 ■地域関係団体との連携については、独居老人対策が中心で十分な協力関係に は至っていません。今後、地元の民生委員や町会、高齢者施設等との連携の強 化が望まれます。 ■避難経路図や防災ポスターの掲示が望まれます。 Ⅲ-2 福祉サービスの質の確保 Ⅲ-2-(1) 提供する福祉サービスの標準的な実施方法が確立している。 提供する福祉サービスについて標準的な実施方法が文書化され福 祉サービスが提供されている。 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している。 Ⅲ-2-(2) 適切なアセスメントにより福祉サービス実施計画が策定されている。 アセスメントにもとづく個別的な福祉サービス実施計画を適切に 策定している。 ■福祉サービスの実施計画策定の責任者を配置し、アセスメントにもとづく個 別支援計画を作成してサービスを実施しています。支援計画書は担当者や支援 課長、園長の検印があり、事務所で全職員が閲覧できるようになっています。 ■個別支援計画は、利用者や家族、後見人等の意見や要望を聞きながら作成 し、同意を得て福祉サービスを実施しています。計画の検討会議に担当者や リーダー、支援課長、園長等は参加していますが、看護師や管理栄養士が随時 の参加となっています。今後、施設内の全職種が関われるような体制づくりが 望まれます。また、相談支援事業所がサービス等計画を作成している場合の連 携も必要です。 ■マニュアルの検証・見直しは、随時行われており、時期や見直し方法等が明 確に定められていません。利用者・家族等、職員からの意見や、個別的な福祉 サービス実施計画の内容を、必要に応じて反映していくための方法等も含め て、ルールの明文化と定期的な見直しの実施が望まれます。 ■食事・入浴・排泄等の標準的な実施方法をマニュアル化し、介助を実施して います。 ■標準的な福祉サービスを実施できるように、新人研修等で職員に周知してい ます。また、マニュアルは、職員が事務所内でいつでも閲覧できるようになっ ています。 ■標準的な介助方法にもとづいて実施されているかどうかを確認する仕組みが ありません。チェック表の作成や方法・ルール等の検討が望まれます。

(16)

Ⅲ-2-(2)-②

b

(コメント) Ⅲ-2-(3)-①

b

(コメント) Ⅲ-2-(3)-②

a

(コメント) ■利用者に関する記録の管理は、個人情報保護規程にもとづいて行っていま す。管理責任者は園長で、利用者の支援計画やケース記録等を見る際は、パス ワードが必要です。また、個人のパソコンからは、USB等を使い利用者に関す る記録等の個人情報を持ち出せないシステムになっています。 ■個人情報保護については、4月に職員向けの説明会を行い同意を得る他、研修 や職員会議等で周知しています。また、利用者や家族に対しては、4月の家族会 で説明しています。 ■利用者に関する福祉サービスの実施状況は、ケース記録や個別支援計画の統 一した様式で記録していますが、職員によって記録内容や書き方に差異が生じ ないようマニュアルの作成が望まれます。 ■支援内容の変更や行事等の情報は、リーダー会議や主担会議等で共有を行う 他、パソコンネットワーク上で閲覧、確認ができるシステムになっています。 定期的に福祉サービス実施計画の評価・見直しを行っている。 Ⅲ-2-(3) 福祉サービス実施の記録が適切に行われている。 利用者に関する福祉サービス実施状況の記録が適切に行われ、職 員間で共有化されている。 ■福祉サービス実施計画の評価・見直しは、半年に1回支援会議で定期的に行 い、サービスを提供しています。評価・見直した支援計画は、主担会議や職員 会議、パソコンネットワーク上で全職員に周知していますが、手順書がありま せんので、作成が望まれます。 ■福祉サービス内容を緊急に変更する場合や福祉サービスの質の向上に関わる 課題は、支援会議等で検討し、申し送りや主担会議、パソコンネットワーク上 で職員に周知しています。 利用者に関する記録の管理体制が確立している。

(17)

障がい福祉分野の内容評価基準

評価結果

A-1-(1)-①

b

(コメント) A-1-(1)-②

b

(コメント) A-1-(1)-③

a

(コメント) A-1-(1)-④

b

(コメント) ■見守りと支援の体制は、小規模グループケアやグループ会議等で話し合われ ています。 ■自力通学や日々の買い物など、生活と活動の範囲が広がるよう、職員が側面 的にかかわり、利用者を支援しています。 ■自力で行っているときにも、介助が必要な時には、本人や家族等との話し合 いのもと、適切な介助が行われています。 ■地域移行を見据え、対象者は自活訓練を行っており、調理、洗濯、買い物等 の日常生活場面に応じたプログラムが確立しています。 ■利用者の能力に応じ洗濯等の体験の機会が設けられ、継続して取り組めるよ う担当職員が中心となり支援しています。 ■学齢期の利用者については、学校で配布される人権のパンフレットやイベン ト案内を一緒に確認し、人権意識の啓発に努めています。今後は、利用者の能 力に応じた人権に関する資料を作成し、それを用いた話し合いが望まれます。 A-1 利用者の尊重 A-1-(1) 利用者の尊重 コミュニケーション手段を確保するための支援や工夫がなされて いる。 利用者の主体的な活動を尊重している。 利用者の自力で行う日常生活上の行為に対する見守りと支援の体 制が整備されている。 ■利用者一人ひとりに応じたコミュニケーションを行うため、グループ会議等 で固有のコミュニケーション手段やサインの発見と確認をしています。 ■自閉症の方が多く在籍しており、写真等を用いた視覚的な支援を取り入れて います。 ■心理士等との連携も行っており、利用者の意思や希望を正しく理解するよう に努めています。 ■今後は現在行っている支援内容を記録に残していくことが望まれます。 ■春の遠足は利用者の意見を尊重しながら目的地を決定しています。また、行 き先が決まると利用者代表と一緒に下見に行き、その意向の尊重と発展を促す よう側面的な支援を行っています。 ■卒業生との交流や支援学校の運動会に参加する等、施設外の人との交流を促 す取り組みを行っています。 ■利用者会・自治会はありませんが、学齢期の児童同士が集まって「子ども会 議」を開催し、施設生活等のことについて必要に応じ検討を行っています。今 後は、大人も参加する利用者会等の設置と運用、並びに取り組みの記録が望ま れます。 利用者のエンパワメントの理念にもとづくプログラムがある。

(18)

A-1-(1)-⑤

a

(コメント) A-1-(1)-⑥

b

(コメント) A-1-(1)-⑦

a

(コメント) A-1-(1)-⑧

a

(コメント) A-1-(1)-⑨

b

(コメント) ■虐待防止や身体拘束廃止に関する取り組みを積極的、継続的に行っていま す。 ■行動障がいが著しい利用者も在籍しており、職員の支援のあり方について主 担会議やグループ会議等で話し合っています。 ■虐待等の不適切な行動が生じた際の処分規程が定められ、不適切な行動が あった場合の再発防止策を講じる仕組みも設けられています。具体的には、倫 理及び虐待防止委員会の中で検討しています。 ■一人ひとりの個別支援計画を作成し、説明の上、本人や保護者等の同意を 取っています。 ■個別支援計画における目標に対する評価を、モニタリングで把握しています が、提供したサービスの具体的な内容や回数、結果等の記載が曖昧です。今 後、数値化を含めて具体的に記録していくことが望まれます。 ■地域移行計画にもとづき、プログラムに沿った自立訓練の機会を提供してい ます。施設内には、宿泊の訓練のための個室が数部屋あります。現在、4名の 在園児者が取り組みを行っています。 ■主担会議やグループ会議での検討をとおして、また利用者との関わりの中 で、地域移行に対する本人の意向把握を行っています。 ■今後も、地域の相談支援事業所、日中活動事業所、グループホーム等と連携 し、利用者の意向に沿った地域移行のさらなる推進が期待されます。 体罰や虐待(拘束、暴言、暴力、無視、放置等)の人権侵害の防 止策や、万一に備えての取組が徹底されている。 利用者個々のサービス計画が作成され、サービス実施にあたって は利用者の同意が徹底されている。 利用者が地域内での自立生活へと移行することについて、情報提 供や個別計画の作成など、適切な支援が行われている。 家族とは日常的に情報提供、意見交換がなされるとともに、求め に応じてサービス記録を開示する等、サービス内容についての説 明を十分に果たしている。 自傷他害等については、その原因の究明除去とともに、適切な対 応が行える体制がとられている。 ■利用者や家族等の状況に応じた取り組みが行われています。 ■面会に来た家族等には、利用者の日頃の様子を話しするように心がけてお り、家族の思いにも傾聴しています。また、なかなか面会に来れない家族に対 しては、電話連絡や文章の送付により本人の様子を伝える取り組みを継続して 行っています。 ■2か月に1度家族会があります。また、機会を見つけて家族に対する学習会 を実施しています。最近では、成年後見制度について行っています。 ■記録の開示は、重要事項説明書で明示されており、求めに応じて、開示する ことができます。 ■自閉症に起因する著しい行動障がいのある利用者を受け入れ、その支援に力 を注いでいます。 ■著しい行動障がいについては、医師をはじめ、支援者が共通認識を持って対 応ができるようケース会議等を随時開き、検討をしています。また、外部の専 門機関へ意見を求めたり、視覚的支援を用いた対応を行っています。 ■担当するスタッフだけでなく、全ての職員が統一した対応をできるよう、 日々の様子を朝礼等の申し送りで報告しています。

(19)

評価結果

A-2-(1)-①

b

(コメント) A-2-(1)-②

b

(コメント) A-2-(1)-③

a

(コメント) A-2-(2)-①

b

(コメント) A-2-(2)-②

a

(コメント) A-2-(2)-③

a

(コメント) ■平成29年4月から給食会社へ委託し食事の提供を行っています。 ■管理栄養士が配置されており、給食会社を含めた会議を月に一度行っていま す。会議には利用者の参加はありませんが、食事に対する希望は担当職員が直 接聞いたり、グループ会議の中でも食事に関する内容が検討されています。 ■季節の食材や行事に対応した献立に配慮しています。月に一度、誕生日会が あり、洋菓子の選択ができます。 ■嗜好調査を実施していますが、結果の分析までには至っていません。今後、 食事の提供にあたり、調査結果にもとづいた検討が望まれます。また、献立に ついては、利用者により分かりやすく周知できるよう、写真等を用いた視覚的 な工夫の検討が望まれます。 ■職員も利用者と同じ場所で同じものを食べており、食事の時間は楽しいひと 時になっています。 ■食事時間は設定されていますが、利用者の状況に応じた配慮を行っていま す。 ■健康状態の把握や留意事項の記載は行っていますが、情報が集約されておら ず、さまざまな場所に利用者の情報があるのが現状です。誰もがひと目で分か るよう一元化が望まれます。 ■簡単な手順を記載した「入浴マニュアル」はありますが、今後、プライバ シー保護や介助・支援方法、KY活動(危険予知活動)等、具体的な内容を追加 し改訂することが望まれます。 ■入浴は毎日実施しています。 ■失禁した場合等はその都度シャワーが利用でき保清に努めています。 A-2 日常生活支援 A-2-(1) 食事 サービス実施計画に基づいた食事サービスが用意されている。 食事は利用者の嗜好を考慮した献立を基本として美味しく、楽し く食べられるように工夫されている。 喫食環境(食事時間を含む)に配慮している。 ■「食事提供マニュアル」を整備していますが、その内容は手順にとどまって おり、具体的な内容には至っていません。 ■食事形態については、骨抜きや油抜き、ダイエット食等、個人の配慮事項を 明示し周知しています。栄養量については一律のカロリーになっており、ご飯 の量で調整しています。 ■委託業者が食事提供を行っていますが、心身の変調時等には、一人ひとりの 状況に応じた献立に変更ができます。 A-2-(2) 入浴 入浴は、利用者の障がい程度や介助方法など個人的事情に配慮し ている。 入浴は、利用者の希望に沿って行われている。 浴室・脱衣場等の環境は適切である。 ■グループ会議等で入浴に関する環境の話し合いを行っています。 ■脱衣場には冷暖房があり、気温や利用者の身体的状態に合わせた調整が可能 です。 ■脱衣場に下駄箱があり工夫をしています。浴室内は、大きな浴槽と小さな浴 槽があり、障がい特性や健康状態に応じた配慮をしています。

(20)

A-2-(3)-①

b

(コメント) A-2-(3)-②

c

(コメント) A-2-(4)-①

a

(コメント) A-2-(4)-②

b

(コメント) A-2-(5)-①

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(コメント) A-2-(5)-②

a

(コメント) ■髪型や髭剃り、化粧等については、利用者の意思を尊重しています。職員は 必要に応じて整容の手伝いをしています。 ■理美容については、定期的に施設を訪問する有償ボランティアを活用する利 用者がほとんどです。要望があればその都度に情報提供を行っていますが、資 料の用意までには至っていません。 ■有償ボランティアが経営する地域の理髪店に利用者が出向いています。 ■今後は、利用者が複数の中から選択できるよう、新たな協力理美容店の開拓 と情報提供が期待されます。 理髪店や美容院の利用について配慮している。 トイレは清潔で快適である。 A-2-(4) 衣服 利用者の個性や好みを尊重し、衣服の選択について支援してい る。 衣類の着替え時の支援や汚れに気づいた時の対応は適切である。 A-2-(5) 理容・美容 利用者の個性や好みを尊重し、選択について支援している。 ■歴史ある施設ですが、可能な限り、ハード面の配慮を行っています。利用者 の状況に合わせた、排泄環境となっています。 ■清掃は一日2回行っています。その他、汚れた時は迅速に対応しています。 ■トイレの環境を担当する職員を配置し、グループ会議の中でその職員を中心 に検討を行っています。 ■衣類の選択が可能な利用者は本人の意思を尊重しています。また、季節に応 じた衣類になるよう必要に応じ助言をしています。 ■衣類購入の相談があった時には、助言だけでなく、時には職員が一緒に買い 物に付き添い、購入の手伝いをしています。 ■失禁等で汚れた時には、その都度、迅速に対応しています。 ■着替えのペース、タイミングについては、可能な限り本人の意思を尊重する ようにしています。 ■汚れや破損が生じた場合、感染症等の危険もあり、手順・ルールは決まって いますが、マニュアルの作成までには至っていません。 A-2-(3) 排泄 排泄介助は快適に行われている。 ■排泄介助は、同性介助に努めていますが、やむを得ずできない場合がありま す。その際には利用者に確認し、同意のもと介助が行われています。 ■排泄のマニュアルを作成していますが、排泄用具の使用法や感染防止のため の衛生管理が明文化された内容にはなっていません。現在、おむつを使用する 利用者が数名いることから、衛生管理について文章化していくことが望まれま す。

(21)

A-2-(6)-①

c

(コメント) A-2-(7)-①

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(コメント) A-2-(7)-②

a

(コメント) A-2-(7)-③

c

(コメント) A-2-(8)-①

b

(コメント) ■安眠のための支援として、日中からの生活リズムの工夫を行っています。 ■不眠時の対応は、一時的に部屋替えをせざるを得ず、対応に苦慮していま す。 ■「就寝準備マニュアル」と「宿直体制マニュアル」に夜間におけるサービス の手順が明文化されていますが、体位変換やおむつ交換、さらには睡眠リズム の乱れや不眠者への対応等を含む内容にはなっていません。今後は、利用者の 安眠に配慮した具体的な支援マニュアルの作成が求められます。 ■看護師と各担当職員が連携し日常の健康管理に努めています。 ■利用者の健康に関する情報は、健康診断の結果や月々の身体測定の結果、服 薬情報、母子手帳のコピー等がありますが、一人ひとりの健康管理票の作成ま でには至っていません。利用者の情報を整理・一元化することで、職員が迅速 に状況を把握して適切な対応がとれるよう、施設としての健康管理のあり方に ついて検討が求められます。 ■協力医療機関を確保しており、利用者の心身の状況に応じて、随時、医療面 の相談を行っています。 ■心身の変調時のマニュアルがフローチャートで作成されており、迅速な対応 ができるよう体制を整備しています。 ■「処方箋ファイル」にて利用者の服薬の状況を把握しています。 ■「服薬マニュアル」がありますが、保管から服用、使用確認に至るまで実情 に合わせた具体的な手順の明示が求められます。 ■誤薬時のマニュアルがあり、フローチャートにて対応を定めています。今後 は、定期的な見直しが望まれます。 A-2-(6) 睡眠 安眠できるように配慮している。 A-2-(7) 健康管理 内服薬・外用薬等の扱いは確実に行なわれている。 A-2-(8) 余暇・レクリエーション 余暇・レクリエーションは、利用者の希望に沿って行なわれてい る。 ■遠足等の行き先を決める際には利用者の意見が反映できるよう、あらかじ め、行き先の希望を食事の時間等に一人ひとりに聞いています。また、利用者 の代表が候補地の下見に行っています。 ■遠足やキャンプに行く時には、ボランティアを積極的に活用しています。 ■地域の運動会や支援学校の行事等の情報提供を行い、希望があった時には、 付き添い等を行っています。 ■施設内にはプールとグラウンドがあり、水遊びやソフトボール等、余暇活動 の充実につながっています。 ■今後は、利用者がさらに主体的な活動ができるよう、「子ども会議」の積極 的な運営や、大人も参加する利用者会等の設置が望まれます。 日常の健康管理は適切である。 必要な時、迅速かつ適切な医療が受けられる。

(22)

A-2-(9)-①

b

(コメント) A-2-(9)-②

b

(コメント) A-2-(10)-①

b

(コメント) A-2-(10)-②

a

(コメント) A-2-(10)-③

非該当

(コメント) A-2-(11)-①

b

(コメント) ■外泊は利用者及び保護者の意向に沿い行っています。 ■家庭の事情を考慮し、児童相談所とも連携しながら行っています。 ■自己管理ができるよう、小遣い帳等を活用し職員とともに管理しています。 ■地域移行へ向けた自立訓練において、利用者の状況に応じて現金を手渡し、 金銭管理の練習を行っています。 ■金銭管理に関する取り組みは、自己管理に向け、一人ひとりの状況に応じた 学習支援となっていますが、今後は、施設としてのプログラムを整備し、それ にもとづいたサービスの提供が望まれます。 ■新聞や雑誌の購読の制限はなく、外出時に購入が可能です。 ■施設ではスポーツ紙、雑誌の定期購入をしており、自由に利用できます。 ■テレビは各居室に設置されています。私物のポータブルプレーヤーでの閲覧 も可能です。 ■障がい児が入所している施設で、また建物・設備面での制約もあり、酒、た ばこは禁止となっているため非該当。 ■建物・設備の構造上、一人になるための部屋の確保は難しいですが、プレイ ルームや日中支援室等でクールダウンできるよう、その都度配慮を行っていま す。 ■訪問者との面談は相談室で行っています。 A-2-(10) 所持金・預かり金の管理等 預かり金について、適切な管理体制が作られている。 新聞・雑誌の購読やテレビ等は利用者の意志や希望に沿って利用 できる。 嗜好品(酒、たばこ等)については、健康上の影響等に留意した 上で、利用者の意志や希望が尊重されている。 A-2-(11) 生活環境の整備 一人になれる場所や部屋又は少人数でくつろげる場所や部屋が用 意されている。 A-2-(9) 外出、外泊 外出は利用者の希望に応じて行われている。 外泊は利用者の希望に応じるよう配慮されている。 ■週末、グループに分かれて外出を行っています。具体的には、「飲食」、 「ドライブ」、「コンビニ」等のプログラム(班)があり、利用者の希望に添 えるよう配慮しています。 ■市町村により移動支援の支給決定が異なりますが、使用できる利用者につい ては、必要な時にサービスを使うことで本人の余暇活動の支援を行っていま す。 ■外出の際の安全確保の取り組みとして、洋服の裏に「氏名」「施設の名前」 「施設の電話番号」を明記することで不測の事態に備えています。また、職員 と一緒に外出した時には、携帯電話での連絡ができるよう体制を整えていま す。

(23)

A-2-(11)-②

b

(コメント) A-2-(12)-①

a

(コメント)

障がい福祉分野の内容評価基準 -授産施設としての対応-

判  断  基  準  項  目

評価結果

A-3-(1)-①

非該当

(コメント) A-3-(1)-②

非該当

(コメント) A-3-(1)-③

非該当

(コメント) A-3-(1)-④

非該当

(コメント) ■ハード面の制限があり工夫の余地は少ない状況ですが、可能な限りプライバ シーの確保ができるよう、グループ会議等で話し合っています。 ■生活環境に対する利用者や家族等の意見については、職員間で多様な検討が 行われ実践しています。具体的には、食堂のカーテン設置の事例があります。 工賃報酬を引き上げるため積極的な取り組みが行われ、工賃が適 正に支払われている。 ■授産施設ではないため非該当。 ■授産施設ではないため非該当。 ■授産施設ではないため非該当。 ■授産施設ではないため非該当。 心地よく生活できる環境への取組がなされている。 A-2-(12) 日中活動支援 個別支援計画に基づいて日中活動等に関するさまざまな支援を 行っている。 A-3 授産施設としての対応 ■サービス等利用計画において、ケースにより外部の相談支援事業所を利用 し、必要に応じて、移動支援や就労継続支援B型等、外部のサービスを利用し ています。 A-3-(1) 授産施設としての対応 就労に向けて、情報提供や職場実習の実施など、積極的な支援が 行われている。 働く場として、個々の障がい程度、特性に合わせた作業内容を用 意している。 働きやすい作業環境が用意され、安全衛生面でも配慮されてい る。

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