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目次 1. 石油販売業をめぐる現状と課題 2 2. 石油のサプライチェーン維持 強化に向けて 7 1

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(1)

石油製品の安定供給に向けた取組について

(平成27年度北海道地域灯油懇談会)

平 成 2 7 年 1 1 月

資 源 エ ネ ル ギ ー 庁

(2)

目次

1.石油販売業をめぐる現状と課題・・・・・・・・・・・・ 2

2.石油のサプライチェーン維持・強化に向けて・・ 7

(3)
(4)

<事業環境>

1. 石油製品需要の継続的な減少(毎年△1%~△2%の需要減)と経営基盤の脆弱化

○少子高齢化や自動車の燃費向上等といった構造的な要因により、石油製品需要は減少。経営基盤の脆弱化、後

継者難などから全国のSS(サービスステーション)数は減少。消防法令の規制強化がSSの減少傾向に拍車をか

けている。

2. 全国的な 石油供給網の末端における綻びと地域における安定供給確保への懸念

○全国的にSS数が減少する中、市町村内のSS数が3カ所以下の地域は283カ所。自動車のガソリンや農業機械

の軽油などの給油や高齢者への冬場の灯油配達などに支障が生じる懸念のある「SS過疎地」の問題が顕在化。

3. 厳しい市場競争環境と公正な取引条件の確保への懸念

○石油製品は差別化が容易ではなく、競争が価格に集中する傾向。このため、卸価格の格差はSSの競争

基盤に大きな影響を及ぼすものと考えられる中、卸価格の価格差や決定方法の不透明性、系列内外の競争もよ

り一層厳しくなっているとの指摘もある。

<課題>

①経営基盤の安定化

○地域の安定供給を担う意識と意欲のあるSSがその役割を果たすための支援を実施。

②地域における石油サプライチェーンの維持・強化

○SS過疎地における持続可能な燃料供給体制について元売各社、販売事業者、自治体、地元住民等の理解と強

力のもと、関係省庁と共に地域政策としてより踏み込んだ対応が必要。

③公正・透明な競争環境の整備

○正常な商慣習に照らして不当にSS事業者が不利益を被るなど、独占禁止法に違反する疑いのある卸価

格の価格差が存在する場合には、公正取引委員会とも連携して対応する。

3

石油販売業の事業環境と課題

(5)

0 50 100 150 200 9. 1 5 9 0. 1 5 9 1. 1 5 9 2. 1 5 9 3. 1 5 9 4. 1 5 9 5. 1 5 9 6. 1 5 9 7. 1 5 9 出典 ガソリン販売業者:石油製品販売業経営実態調査報告書(平成26年度調査版) 小売業:年次別法人企業統計調査(財務省)

【ガソリン販売量の推移】

(単位:千KL) 販売量実績値:▲9.3% (平成22年度、平成26年度比較) 想定値:年平均▲1.8%、全体で▲8.9%見込み (平成26年度~平成31年度比較)

【小売業・ガソリン販売業の営業利益率の推移】

(単位:%)

【ガソリン価格、原油価格推移】

(出典)・資源エネルギー庁調べ 10月26日:33.7円/㍑ 43.8$/バレル 122.1円/$ 10月26日133.7円/㍑ 最高値:182円/㍑ (平成20年8月) 最高値:90円/㍑ 133$/バレル、108円/$ (平成20年7月) レギュラーガソリン ドバイ原油 は実績 は見通し -は小売業 -はガソリン販売業者 半分 以 下

○全国のSS数は平成6年度末をピークにその後減少傾向で推移。(平成26年度末時点で33,510件)

○ガソリン販売量は、少子高齢化や自動車の燃費向上等といった構造的な要因により、今後も減少傾向(年▲1.8%)

が続く見込み。

○ガソリン販売量の減少、厳しい市場競争環境等に伴い、SSの収益率が低下。

45,000 47,000 49,000 51,000 53,000 55,000 57,000 59,000

石油販売業の現状

58,285 60,421 33,510 32,835 16,429 0 15,000 30,000 45,000 60,000 平成元年度末 平成14年度末 給油所数 揮発油販売業者数

【SS数及び石油販売事業者数の推移】

平成26年度末

4

(6)

デジタル指示電源部 屋外デジタル指示計 磁歪式センサー 油検知フロート 水検知フロート 地下タンク 屋内 ○SSは消防法上「給油取扱所」として規定されており、その設置や施設の変更等にあたっては市町村長などの許可が必要。給油取扱所に係る 位置・構造及び設備についての技術上の基準は、消防法に基づく危険物の規制に関する政令及び危険物の規制に関する規則等で定められ ている。 ○平成22年6月28日に公布された、危険物の規制に関する規則等の一部を改正する省令に基づき、地下タンクのうち地盤面下に直接埋設され た腐食のおそれが(特に)高いものについては、危険物の流出防止措置等を講ずることとされた。 施行:平成23年2月1日(ただし、2年間の猶予期間あり。) 腐食のおそれが特に高いもの (概ね設置年数50年以上のもの) 腐食のおそれが高いもの (概ね設置年数40年以上のもの) それ以外のもの ・FRP内面ライニング 又は ・電気防食 ・①に掲げる措置又は精密油面計等による 常時監視 ・現在の基準どおり (一週間に1回以上漏洩検知管に金属棒などを 差し込んで、油臭、油膜を確認) ① 危険物の漏れを 未然に防止する措置 ② 危険物の漏れを 早期に検知する措置 設置年数 塗覆装の種類 設計板厚 アスファルト 全ての設計板厚 モルタル 8.0mm未満 エポキシ樹脂等 6.0mm未満 強化プラスチック 4.5mm未満 設置年数が40年以上50年未満のもの アスファルト 4.5mm未満 設置年数が50年以上のもの 設置年数 塗覆装の種類 設計板厚 モルタル 8.0mm以上 エポキシ樹脂等 6.0mm以上 強化プラスチック 4.5mm以上12.0mm未満 アスファルト 4.5mm以上 モルタル 6.0mm未満 エポキシ樹脂等 4.5mm未満 強化プラスチック 4.5mm未満 アスファルト 6.0mm未満 モルタル 4.5mm未満 設置年数が20年以上30年未満のもの アスファルト 4.5mm未満 設置年数が30年以上40年未満のもの 設置年数が50年以上のもの 設置年数が40年以上50年未満のもの

5

消防法令における地下タンクの危険物流出事故対策

(7)

仕切価格決定方式について

○元売各社は原油コストを回収しきれない状態が続き、2013年度は大幅な赤字決算となったことから、201

4年春に仕切価格決定方式を見直した。

○スポット価格が原油コストを反映していないとの認識のもと、新たな仕切価格決定方式の下では、スポット価

格を参照しないという社もあれば、引き続きスポット価格も参考として価格を決定するとした社もある。

新たな仕切価格決定方式のイメージ

国内小売価格

国内スポット価格

国内先物価格

海外製品価格

原油価格

ボリューム

インセンティブ

配送費

販売関連経費

“ブランド料”

元売各社は、これらの

指標の変動を全部また

は一部加味することで、

次週の卸価格の基準と

なる価格を決定

(出所)石油元売8社に対するヒアリングから資源エネルギー庁作成

スポット価格に対する元売各社の声

○海上スポット価格が陸上スポット価格を上回ることがあること、また、価格評価をする対象者が明確化されて

いないことから価格に対する信憑性に疑問。

○原油価格が上昇したとしても、スポット価格が上昇しない状況が続いたことから、コストを適正に反映してい

ない。また、在庫が低水準で推移している中、スポット価格が上昇せず、需給感応度が低い。

(8)

2.石油のサプライチェーン維持・強化に向けて

(9)

石油販売業を巡る現状 ・全国のSS数は平成6年度をピーク(60,421ヶ所)にその後減少傾向で推移している(平成26年度末で33、510ヶ所)。ガソリン販売量は、少子 高齢化や自動車の燃費向上等といった構造的な要因により、今後も減少傾向(年率2.4%減)が続くと見込まれる。ガソリンの小売価格内訳は、現 在では原油コストが約4割、揮発油税等の税額分が約4割と2つの要素で8割以上(軽油では約8割、灯油では約7.5割)を占め、その他の限られ たマージンの中で石油精製・元売業と石油販売業が利益を分け合う構造である。 ・引き続き国内需要減の見込まれる厳しい市場環境下で、安定供給に重要な役割を担う石油業界が事業を継続していくためには、単に販売量の拡 大を目指して価格競争を行うのではなく、健全な競争の枠組みの下で、多様なビジネスモデルが競い合いつつ、適正なマージンを確保し、必要な再 投資を行うことが求められている。 地域コミュニティを支えつつ安定供給の役割を担う石油販売業の対応の方向性 ・地域コミュニティを支える燃料安定供給の役割を担うSSが事業を継続していく上で、事業者各々の現状認識や将来展望を踏まえ、主体的な経営判 断により、適正なマージンを確保するための様々な取組を行うことが求められる。SS関連設備や配送の高度化・合理化や事業承継などによる石油 製品販売のビジネスモデルの見直し、石油製品以外のサービスの提供等を通じてSSの経営力強化を促すために、政府としても、先行して見られる 対応の事例等を収集・分析し、SSの規模や立地等の相違など経営実態に応じた対策を関係者と共に検討することが有効である。 ・SSの機能は、エネルギーの安定供給の観点のみならず、地域コミュニティにとっても不可欠なインフラである。地方創生における取組の一つである 「小さな拠点の形成」においても、安定的な石油製品の供給システムは、地域で暮らしていける生活サービスの維持・確保のために必要な機能とし て位置づけられている。SSの経営基盤強化を支援していくにあたっては、地域政策を担当する省庁や、自治体、事業者とも連携を図りながら多様 な支援を検討・実施していく必要がある。

資源燃料分科会報告書抜粋①

〈参考〉

(10)

SS過疎問題への対応と離島への支援 ・また、SSの減少が著しい地域では、自動車のガソリンや農業機械の軽油などの給油や、高齢者への冬場の灯油配送などに支障を来すといった、 いわゆる「SS過疎問題」が顕在化しているケースがある。石油精製・元売会社(以下、元売)、石油販売業者及び国は徹底したSS運営合理化や 政策支援により、地域における石油製品の安定供給に係る要請に応えていくことが必要である。 ・SS過疎地において各地域の実情に応じた供給体制を構築するため、資源エネルギー庁が2011年度から2013年度にかけて実証事業を実施した 結果、日用品の販売・配送とSSとの複合拠点化、給油タンクのダウンサイジング等の取組の方向性とともに、自治体と地域住民による地域ぐるみ でのSS存続に向けた取組が不可欠であることが明らかになった。 ・これらを踏まえ、2014年度から過疎法に基づく市町村計画に石油製品の安定供給確保策を位置づけるなど石油販売業者と地方公共団体が連携 したと認められる場合に、SSの地下タンクの入替や需要動向に応じた簡易計量機の設置補助割合を拡大した。これは、従来の国のみによるSS に対する支援という枠組ではなく、地方公共団体も参画した上で、地域に必要と判断されたSSの機能維持を国が支援するという枠組への転換で ある。2014年度には、青森県五戸町、広島県北広島町、和歌山県新宮市の策定した過疎地域自立促進計画には、当該地域における燃料の安 定供給を図るためのSSの整備・維持が位置づけられ、これらの地域のSSに対して、資源エネルギー庁により、補助率を引き上げた形で支援を実 施された。 ・加えて、自治体・地域住民等による主体的な取り組みを後押し出来るよう、国、石油元売会社、石油連盟、石油商業組合など業界団体等により、本 年3月にSS過疎地対策協議会が設置された。同協議会の枠組みのもと、自治体・地域住民による地域コミュニティに必要な燃料供給機能確保の ための取組を働きかけ、多様な地域の実情に応じたオーダーメイド型の対策をコーディネートし、実践を促していくことが有効である。 ・また、SS過疎地におけるSSの運営コストの低減に向けて、技術による課題解決や新しいオペレーション等の可能性を検討していくことが重要であ る。地域特性に応じた効率的な給油取扱所の運用形態が模索されていることを踏まえ、消防庁においても、地域特性を踏まえ、併設する店舗等か ら来客時のみ危険物取扱者である従業者が駆け付けて給油を行う形態の安全確保策に関して検討が行われている。また、資源エネルギー庁に おいてもSS運営コストの低減に資する技術開発等の実証を支援していくべきである。 ・SS過疎地においてSSによる燃料安定供給の機能を維持していくためには、その必要性を関係者が共有し、地域コミュニティに必要な燃料供給機 能の維持を、地域コミュニティのコミットのもとで、多様な地域の現場のニーズに合致した方策で実践していくことが不可欠である。政府としても、そ うした地域政策を担当する省庁や事業者とも連携を図りながら、地域の関係者のコミットメントを慫慂しつつ、地域における石油製品の安定供給に 貢献する意識と意欲のあるSSの経営基盤強化を支援していくことが必要である。 ・また、離島においては、石油製品の流通コストが本土より割高であることから、その差額相当の補助が行われている。離島の流通コストの実態に即 した補助となるよう補助単価の見直しを検討すべきとの2014年度の会計検査院の指摘を踏まえ、資源エネルギー庁により流通コストについて調 査が行われた。これらの経緯を踏まえ、今後、離島の実態に合わせて適切な見直しが図られていくべきである。

9

資源燃料分科会報告書抜粋②

〈参考〉

(11)

(1)災害対応能力の強化

災害時における石油サプライチェーンの災害対応能力の強化

を図るため、自家発電設備や大型タンク等の増強を支援し、供

給の拠点となる「中核SS」を整備(現在、全国で1,600SSを

指定。)

(2)SS過疎地対策

SS過疎地における持続可能な燃料供給体制の構築に向けて

石油元売会社、石油販売業者、自治体等関係者と新たな供給

モデルの検討・実施を目指す。

○SS数は零細企業が大半を占め、人口減少や自動車燃費向上等を

背景とするガソリン需要の減少や、後継者難等により減少の傾向。

○東日本大震災の教訓を踏まえ、エネルギー基本計画においてSS

を災害時におけるエネルギー供給の「最後の砦」と位置付け。

○SS数の減少に伴い、市町村内にSS数が3カ所以下の地域(283

/全1718市町村)が増加。自動車の給油や灯油配送に支障がで

るといった「SS過疎地域」の増大懸念。

中核SS等のイメージ 【SS数及び石油販売事業者数の推移】 (出典)・資源エネルギー庁調べ 【ガソリン販売量の推移】 (出典) ・平成22年度~平成26年度実績値:「資源エネルギー統計」資源エネルギー庁 ・平成27年度~平成31年度想定値:「石油製品需要見通し(平成27年4月)」石油製品需要想定検討会 は実績 は見通し (単位:千KL) 販売量実績値:▲9.3%(平成22年度、平成26年度比較) 想定値: 年平均▲1.8%、全体で▲8.9%見込み (平成26年度~平成31年度比較)

業界・自治体・関係省庁の連携による製油所からSSに

至る緊急時ロジスティックスの円滑化、安定供給への意

識と意欲のあるSSのハード・ソフト面での支援。

SS過疎地問題は地域コミュニティの存続問題であり、

過疎対策や地方創生に向けた取組との連携を図る。

石油サプライチェーンの強靱化(SS関連)

SS(サービスステーション)の現状

対応の方向性

58,285 60,421 33,510 32,835 16,429 0 15,000 30,000 45,000 60,000 平成元年度末 平成14年度末 給油所数 揮発油販売業者数 平成26年度末 45,000 50,000 55,000

(12)

過疎SS市町村

11

○全国的にSSが減少していく中で、市町村内のSS数が3カ所以下の地域は283カ所(平成27年3

月末)にのぼり、昨前より18市町村増加。自動車のガソリンや農業機械の軽油などの給油や、高

齢者への冬場の灯油配達などに支障がでるといった、「SS過疎地問題」が顕在化。

1 青森県  中津軽郡西目屋村 2 新潟県 岩船郡粟島浦村 3 富山県 中新川郡舟橋村 4 大阪府 豊能郡豊能町 5 奈良県 磯城郡三宅町 6 奈良県 吉野郡黒滝村 7 和歌山県 東牟婁郡北山村 8 山口県 玖珂郡和木町 9 鹿児島県 鹿児島郡三島村 10 鹿児島県 鹿児島郡十島村 1 北海道 上磯郡木古内町 2 北海道 古宇郡神恵内村 3 北海道 余市郡赤井川村 4 北海道 空知郡上砂川町 5 北海道 樺戸郡月形町 6 北海道 雨竜郡秩父別町 7 北海道 雨竜郡北竜町 8 北海道 苫前郡初山別村 9 青森県 東津軽郡蓬田村 10 青森県 下北郡風間浦村 11 秋田県 南秋田郡大潟村 12 山形県 最上郡金山町 13 福島県 南会津郡檜枝岐村 14 福島県 河沼郡湯川村 15 福島県 大沼郡三島町 16 福島県 西白河郡中島村 17 群馬県 多野郡上野村 18 東京都 利島村 19 東京都 御蔵島村 20 東京都 青ヶ島村 21 神奈川県 中郡二宮町 22 神奈川県 足柄上郡松田町 23 神奈川県 足柄上郡開成町 24 神奈川県 足柄下郡真鶴町 25 神奈川県 愛甲郡清川村 SS数が0箇所 :10町村 SS数が1箇所 :66町村 26 石川県 能美郡川北町 27 山梨県 南都留郡西桂町 28 山梨県 北都留郡小菅村 29 長野県 南佐久郡北相木村 30 長野県 下伊那郡平谷村 31 長野県 下伊那郡根羽村 32 長野県 下伊那郡天龍村 33 長野県 下伊那郡泰阜村 34 長野県 木曽郡王滝村 35 長野県 東筑摩郡山形村 36 長野県 上高井郡高山村 37 京都府 綴喜郡井手町 38 京都府 相楽郡南山城村 39 奈良県 生駒郡三郷町 40 奈良県 宇陀郡御杖村 41 奈良県 高市郡明日香村 42 奈良県 北葛城郡上牧町 43 奈良県 北葛城郡王寺町 44 奈良県 吉野郡野迫川村 45 奈良県 吉野郡上北山村 46 奈良県 吉野郡川上村 47 和歌山県 日高郡美浜町 48 和歌山県 東牟婁郡太地町 49 島根県 隠岐郡知夫村 50 岡山県 真庭郡新庄村 51 岡山県 英田郡西粟倉村 52 山口県 阿武郡阿武町 53 高知県 安芸郡田野町 54 高知県 安芸郡北川村 55 高知県 土佐郡大川村 56 高知県 幡多郡三原村 57 福岡県 鞍手郡小竹町 58 熊本県 球磨郡水上村 59 沖縄県 国頭郡大宜味村 60 沖縄県 中頭郡嘉手納町 61 沖縄県 島尻郡渡嘉敷村 62 沖縄県 島尻郡渡名喜村 63 沖縄県 島尻郡南大東村 64 沖縄県 島尻郡北大東村 65 沖縄県 島尻郡伊是名村 66 沖縄県 宮古郡多良間村 1 北海道 上磯郡知内町 2 北海道 茅部郡鹿部町 3 北海道 檜山郡江差町 4 北海道 檜山郡厚沢部町 5 北海道 寿都郡寿都町 6 北海道 寿都郡黒松内町 7 北海道 虻田郡真狩村 8 北海道 虻田郡喜茂別町 9 北海道 余市郡仁木町 10 北海道 空知郡奈井江町 11 北海道 雨竜郡雨竜町 12 北海道 上川郡東神楽町 13 北海道 上川郡愛別町 14 北海道 上川郡東川町 15 北海道 空知郡上富良野町 16 北海道 空知郡中富良野町 17 北海道 勇払郡占冠村 18 北海道 上川郡和寒町 19 北海道 上川郡剣淵町 20 北海道 上川郡下川町 21 北海道 中川郡中川町 22 北海道 留萌郡小平町 23 北海道 苫前郡苫前町 24 北海道 天塩郡遠別町 25 北海道 天塩郡幌延町 26 北海道 宗谷郡猿払村 27 北海道 枝幸郡中頓別町 28 北海道 礼文郡礼文町 29 北海道 利尻郡利尻町 30 北海道 虻田郡豊浦町 31 北海道 有珠郡壮瞥町 32 北海道 勇払郡厚真町 33 北海道 河西郡更別村 SS数が3箇所 :111市町村 34 青森県 下北郡大間町 35 岩手県 西磐井郡平泉町 36 岩手県 下閉伊郡普代村 37 宮城県 牡鹿郡女川町 38 秋田県 北秋田郡上小阿仁村 39 秋田県 南秋田郡井川町 40 秋田県 雄勝郡東成瀬村 41 山形県 最上郡鮭川村 42 山形県 東田川郡三川町 43 福島県 伊達郡桑折町 44 福島県 耶麻郡磐梯町 45 福島県 河沼郡柳津町 46 福島県 西白河郡泉崎村 47 福島県 石川郡玉川村 48 福島県 双葉郡広野町 49 福島県 双葉郡楢葉町 50 福島県 相馬郡新地町 51 群馬県 多野郡神流町 52 群馬県 吾妻郡高山村 53 埼玉県 比企郡滑川町 54 埼玉県 秩父郡長瀞町 55 埼玉県 児玉郡美里町 56 東京都 清瀬市 57 東京都 西多摩郡日の出町 58 東京都 西多摩郡奥多摩町 59 東京都 小笠原村 60 神奈川県 逗子市 61 新潟県 刈羽郡刈羽村 62 福井県 今立郡池田町 63 山梨県 南巨摩郡早川町 64 山梨県 南都留郡道志村 65 山梨県 南都留郡忍野村 66 長野県 小県郡青木村 67 長野県 上伊那郡宮田村 68 長野県 下伊那郡喬木村 69 長野県 木曽郡上松町 70 長野県 東筑摩郡朝日村 71 長野県 東筑摩郡筑北村 72 長野県 北安曇郡池田町 73 長野県 北安曇郡松川村 74 長野県 北安曇郡小谷村 75 長野県 下高井郡野沢温泉村 76 岐阜県 安八郡安八町 77 岐阜県 加茂郡坂祝町 78 岐阜県 大野郡白川村 79 愛知県 北設楽郡東栄町 80 愛知県 北設楽郡豊根村 81 三重県 三重郡朝日町 82 京都府 乙訓郡大山崎町 83 大阪府 藤井寺市 84 大阪府 泉北郡忠岡町 85 大阪府 南河内郡太子町 86 大阪府 南河内郡千早赤阪村 87 奈良県 宇陀郡曽爾村 88 奈良県 吉野郡天川村 89 鳥取県 八頭郡若桜町 90 鳥取県 日野郡日野町 91 島根県 隠岐郡海士町 92 岡山県 浅口郡里庄町 93 岡山県 久米郡久米南町 94 広島県 安芸郡府中町 95 広島県 安芸郡坂町 96 徳島県 名東郡佐那河内村 97 香川県 香川郡直島町 98 香川県 仲多度郡琴平町 99 高知県 安芸郡東洋町 100 高知県 安芸郡芸西村 101 高知県 長岡郡本山町 102 福岡県 田川郡糸田町 103 熊本県 阿蘇郡南小国町 104 熊本県 球磨郡球磨村 105 宮崎県 東諸県郡綾町 106 宮崎県 児湯郡木城町 107 宮崎県 東臼杵郡椎葉村 108 沖縄県 国頭郡宜野座村 109 沖縄県 国頭郡伊江村 110 沖縄県 島尻郡与那原町 111 沖縄県 八重山郡与那国町 52 岐阜県 本巣郡北方町 53 岐阜県 加茂郡富加町 54 岐阜県 加茂郡東白川村 55 愛知県 海部郡大治町 56 三重県 桑名郡木曽岬町 57 滋賀県 犬上郡甲良町 58 京都府 綴喜郡宇治田原町 59 京都府 相楽郡笠置町 60 大阪府 三島郡島本町 61 大阪府 泉南郡田尻町 62 大阪府 南河内郡河南町 63 兵庫県 加古郡播磨町 64 奈良県 生駒郡平群町 65 奈良県 生駒郡斑鳩町 66 奈良県 生駒郡安堵町 67 奈良県 高市郡高取町 68 奈良県 吉野郡下市町 69 奈良県 吉野郡東吉野村 70 和歌山県 伊都郡九度山町 71 和歌山県 伊都郡高野町 72 和歌山県 東牟婁郡古座川町 73 鳥取県 日野郡江府町 74 岡山県 勝田郡奈義町 75 山口県 熊毛郡上関町 76 徳島県 勝浦郡勝浦町 77 徳島県 勝浦郡上勝町 78 高知県 安芸郡奈半利町 79 高知県 安芸郡安田町 80 高知県 安芸郡馬路村 81 福岡県 遠賀郡遠賀町 82 福岡県 朝倉郡東峰村 83 福岡県 田川郡赤村 84 福岡県 築上郡吉富町 85 佐賀県 三養基郡上峰町 86 熊本県 球磨郡五木村 87 大分県 東国東郡姫島村 88 宮崎県 児湯郡西米良村 89 宮崎県 東臼杵郡諸塚村 90 鹿児島県 大島郡宇検村 91 沖縄県 国頭郡東村 92 沖縄県 国頭郡今帰仁村 93 沖縄県 島尻郡座間味村 94 沖縄県 島尻郡粟国村 95 沖縄県 島尻郡伊平屋村 96 沖縄県 島尻郡久米島町 SS数が2箇所 :96町村 1 北海道 石狩郡新篠津村 2 北海道 島牧郡島牧村 3 北海道 虻田郡ニセコ町 4 北海道 虻田郡留寿都村 5 北海道 虻田郡京極町 6 北海道 古宇郡泊村 7 北海道 古平郡古平町 8 北海道 樺戸郡浦臼町 9 北海道 雨竜郡沼田町 10 北海道 雨竜郡幌加内町 11 北海道 上川郡鷹栖町 12 北海道 上川郡比布町 13 北海道 中川郡音威子府村 14 北海道 網走郡津別町 15 北海道 常呂郡置戸町 16 北海道 紋別郡滝上町 17 北海道 紋別郡西興部村 18 北海道 足寄郡陸別町 19 北海道 阿寒郡鶴居村 20 青森県 東津軽郡今別町 21 青森県 南津軽郡田舎館村 22 青森県 下北郡佐井村 23 宮城県 刈田郡七ヶ宿町 24 山形県 西村山郡西川町 25 山形県 最上郡舟形町 26 福島県 大沼郡昭和村 27 福島県 双葉郡葛尾村 28 群馬県 甘楽郡南牧村 29 群馬県 利根郡川場村 30 群馬県 邑楽郡明和町 31 埼玉県 入間郡越生町 32 埼玉県 秩父郡横瀬町 33 埼玉県 秩父郡東秩父村 34 埼玉県 南埼玉郡宮代町 35 千葉県 長生郡睦沢町 36 東京都 西多摩郡檜原村 37 東京都 神津島村 38 石川県 河北郡内灘町 39 山梨県 南都留郡鳴沢村 40 山梨県 北都留郡丹波山村 41 長野県 南佐久郡南相木村 42 長野県 上伊那郡飯島町 43 長野県 下伊那郡下條村 44 長野県 下伊那郡売木村 45 長野県 下伊那郡豊丘村 46 長野県 下伊那郡大鹿村 47 長野県 東筑摩郡麻績村 48 長野県 東筑摩郡生坂村 49 長野県 下高井郡木島平村 50 長野県 上水内郡小川村 51 長野県 上水内郡飯綱町

(13)

過疎SSに対する支援① 灯油ローリー 配備支援

12

灯油配送合理化促進支援事業

平成26年度補正

30.0億円

事業の内容 条件(対象者、対象行為、補助率等)

民間団体等 補助 事業イメージ 事業目的・概要

灯油は暖房用・給湯用燃料として国民の生活にとって必要不可欠 な物資の一つです。

しかし、過疎地域においては、経営悪化によって、灯油配送を担っ てきた地場SS(サービスステーション)の廃業が進むなど、供給 側の問題から灯油の安定供給に支障をきたす地域が存在していま す。

また、豪雪・災害時には、老朽化したローリーの多くが稼動不能とな り、灯油の供給不安が生じました。

こうした問題に対応し、地域における灯油の安定供給を確保するた め、過疎地・豪雪地においてSSを経営している事業者が行う灯 油配送の合理化(老朽化した小型ローリーの大型化、配送用 ローリーの共同所有、共同配送システムの導入等)を促進する取 組を支援します。 成果目標

過疎地や豪雪地において、灯油配送の合理化を促進する取組を 助成することにより、灯油の安定供給を図ります。 事業目的・概要 事業例①:配送料の拡大による合理化

大型化

配送地域の拡大

⇒石油製品の安定供給

事業例②:共同所有による合理化

宅配

過疎地・豪雪地における確実な灯油配送を実現

共同所有

取得・維持コストの低減

⇒石油製品の安定供給

揮発油販売 事業者等 購入補助(2/3

(14)

地域エネルギー供給拠点整備事業

平成28年度概算要求額

34.0億円(33.9億円)

事業の内容 事業イメージ (1)災害時を含む安定供給の維持・確保 (2)環境・安全対策に係る中小石油販売業者の支援 事業目的・概要

石油製品の安定供給を確保するため、以下の事業について支援します。 (1)災害時を含む安定供給の維持・確保 災害時等を含む安定供給を確保するため、①地下タンクの大型化に伴 う入換や、②地下タンク入換に伴う自家発電機導入に係る費用を支 援します。また、過疎地での需要減少が見られる中で石油製品の供給 拠点を維持すべく、③経営基盤強化のために複数事業者等が行うSS の統合、集約、移転の際の地下タンクの新設や、④簡易計量機の設 置等に係る費用について支援します。 (2)環境・安全対策に係る中小石油販売業者の支援 ⑤地下タンクからの危険物漏えい防止対策や、⑥危険物の漏れの点 検に係る検知検査、⑦地下タンク等の撤去に係る費用について支援し ます。 ・放置されたSS ・鋼製一重殻タンクの撤去 内殻 外殻 検知層 ①地下タンクの大型化等に伴う入換 ②災害対応設備の導入 ・鋼製一重殻タンクの撤去及び 大型二重殻タンクの設置 ⑤漏えい防止対策 ・内面ライニング施工・電気防食システム設置 ・精密油面計設置 ・自家発電機の導入 ④需要動向に応じた ダウンサイジング ・簡易計量機の設置等 ③地下タンクの新設 A事業者 B事業者 A・B事業者 統合、集約、移転 ⑦放置防止 ⑥土壌汚染の早期発見 ・危険物の漏れの点検に係る検知検査等 補助率: ①地下タンク入換 【非過疎地】中小企業※1 2/3、非中小企業 1/4 【過疎地】 中小企業※1 3/4※2 または2/3、 非中小企業 1/4、自治体所有のSS 10/10※2 ②自家発電機導入 【全国】 1/2※3 ③地下タンク新設 【過疎地】 中小企業※1 3/4※2 または2/3 自治体所有のSS 10/10※2 ④簡易計量器設置等【過疎地】 中小企業※1 3/4※2 または2/3 自治体所有のSS 10/10※2 ⑤地下タンク漏えい防止対策【全国】 中小企業2/3 ⑥危険物の漏れの点検に係る検知検査【全国】中小企業1/3 ⑦地下タンク撤去 【全国】 中小企業2/3 ※1 中小企業基本法に基づく中小企業(会社及び個人) ※2 ①過疎地域自立促進特別措置法に基づく過疎地域であって、同法に基づく過疎地域自 立促進市町村計画、または②1市町村あたりのSS数が3カ所以下の市町村であって、 地方自治法に基づく総合計画(実施計画)等に、SSの整備・維持が位置づけられた場 合 ※3 地下タンク入換と同時に行う場合のみ補助対象

過疎SSに対する支援② 地下タンクの入換支援等

13

(15)

石油製品流通網維持強化事業(

のうち

石油製品流通網再構築実証事業)

平成28年度概算要求額

5.2億円(1.5億円)

事業の内容 事業イメージ 事業目的・概要

地域の実情や外部環境の変化を踏まえた石油製品の効率的かつ安定的 な供給に向け、具体的な燃料供給システム、コスト削減に係る方策、安全 性に係る技術開発などの実証事業を支援します。 (1)石油製品の安定供給に係る実証事業 石油製品の安定供給に支障を来している地域において、自治体が自ら の問題として捉え、地域内のSSや他業種と連携して実施する新たなビ ジネスモデルとなる実証事業を支援します。 (2)安全性の確保を前提としたSSのコスト削減に資する技術開発 石油製品の安定供給を可能とするため、安全性を担保したSSのコスト 削減に資する技術開発に係る実証事業を支援します。 地域における石油製品安定供給確保 [実証例] 連携 石油製品の 安定供給に向けた 様々な実証事業 を実施 運送事業者と連携した灯油の 配達による配送コストの削減

SS

店舗等 看 板 車両検知 センサー SSのコスト削減に資する技術開発 SSの来客時に近隣の店舗等から 危険物取扱者が駆け付けて給油 人件費を削減し、過疎地におけるSSの経営基盤強化を図る ※駆け付け給油のイメージ

民間団体等 補助(定額 (10/10)) (10/10) 補助 揮発油 販売事業 者等 条件(対象者、対象行為、補助率等)

過疎SSに対する支援③ 安定供給に向けた実証事業等

(16)

○こうしたSS過疎地において、各地域の実情に応じた供給体制を構築するため、日用品の販売

・配送や、ダウンサイジング等の実証事業を23~25年度で計9カ所実施。

SS過疎地における先進的な取り組み事例

※SSに他の公共インフラを併設し、ワンストップ化を進めているケースも存在: 郵便局 (北海道・新潟) 、薬局 (北海道)

15

○自治体が主体的に経営

愛知県豊根村 : SSの閉鎖直後に村が施設を買取り、運営を村営事業のひとつとして三セク会社

に管理委託(17年)

宮城県七ケ宿町 :閉鎖予定のSSを無償で譲り受け、自動車整備事業者に無償貸付(21年)

○自治体が事業者に補助

北海道上ノ国町 :町がSS等中小企業の設備導入費の1/2を上限1,500万まで補助(25年)

福島県檜枝岐村 :村民の要望を受けガソリン・灯油について定額補助(年間1,200万程度)(21年~)

長野県泰阜村

:JASSの撤退を受け、住民出資会社が地下タンクを入れ換える際に、経費の半額

・阿智村

程度を補助(1,000万)(21、22年)

岐阜県白川町

:JASSの地下タンク入替費用の8割(2,400万)を町が補助(25年)

和歌山県すさみ町:消防法規制強化を機にJAが撤退を検討したことから、町が地下タンク入替費用

の一部を補助(23年)

高知県梼原町

:事業者撤退を受け、住民出資会社が地下タンクを入れ換える際に補助(26年)

○住民が主体的に経営

群馬県みなかみ町、長野県泰阜村、阿智村、滋賀県甲賀市、兵庫県神河町、岡山県真庭市、

広島県安芸高田市、高知県四万十市、梼原村

○民間事業者やJAの撤退により、自治体や地域住民が地域のSSを守るために、主体的に取り組

む事例が増加している。

(17)

生桑地域複合型SS整備実証事業

(広島県安芸高田市美土里町生桑地域)

大宮地区燃料安定供給対策事業

(高知県四万十市西土佐大宮地区)

白川町エネルギー供給拠点整備事業

(岐阜県加茂郡白川町蘇原地区、佐見地区)

富山地区配送効率化等によるコスト低減事業

(愛知県北設楽郡豊根村富山地区) 住民自治組織(生桑振興会)を中心として、地域の利用 ニーズに即したSSの施設更新を行うとともに、住民自治 組織をベースとした当該SSの経営体制を構築する。 また、SSには、給油機能だけではなく、地域住民のニー ズを踏まえた食料品 店舗、福祉サービス拠点 等の生活関連機能等を 併設して複合拠点化を 図り、住民サービスの 向上及び地域に根ざした 安定供給体制の構築を 図る。 石油製品の供給だけではなく、日用品販売などの複合機能 をもつ大宮SS(住民出資会社により運営)において、宅配 サービスや商品ポイント制度導入、施設配置の改善等を行 う。 実施に当たっては、幅広いエリアから利用ニーズを把握し、 地域におけるさらなる安定供給体制の構築を図る。 高齢化率が高く、デイサービス利用者が多いという地域を踏 まえ、既存のデイサービスセンターにサテライト型エネルギー 供給拠点を設置し、送迎車など利用者や職員の移動交通を 活用した灯油の宅配サービスを行う。 近年、周辺地域のSS撤退が見られつつある中で、地域 福祉と連携した新たな燃 料供給の仕組みを確保す ることにより、地域におけ る安定供給体制の構築を 図る。 豊根村富山地区にある唯一のSSにおいて、近隣の複数 事業者が個々に実施している石油製品の配送を共同化す ることにより輸送コストの低減を図る。 併せて当該SSに新たに中型ローリーを導入し、灯油の備 蓄能力強化及 び配送合理化を行う ことで、人的コスト等 の低減を図り、富山 地区におけるSSの 安定的な経営を維持 しつつ、安定供給体 制の確立を図る。 燃料と福祉の融合 配送・備蓄体制の強化 住民組織による複合拠点 多機能生活拠点 利便性の向上 事業参加者 生桑振興会、安芸高田市役所等 事業参加者 (株)大宮産業、高知県庁等 事業参加者 町内のデーサービスセンター、白川町役場等 事業参加者 (株)モカル富山(SS事業者)、豊根村役場等 事業参加者

SS過疎地対策支援事業 実施案件①

(18)

厚床地区灯油・A重油戸別配送等安定供給実証事業 【北海道根室市厚床地区】 天龍村エネルギー供給拠点整備事業 【長野県下伊那郡天龍村】 石原地区燃料安定供給対策事業 【高知県土佐郡土佐町石原地区】 既存SSの移設及び設備見直しを行い、利用利便性と安全性を高 める。 また、買物弱者対策のために商工会青年部が実施している 「御用聞き事業」と連携した、灯油と日用品の共同配送を行うととも に、大口需要家に対する灯油の 定期配送、計画配送を実施する。 既存SSに灯油・A重油の戸別配送用のタンクローリーを常駐配備す る。また、灯油の戸別配送と連携して、高齢者等からニーズのある食 料品・日用品の配送などの日常生活サービス機能(便利屋機能)の強 化・拡充させる。 休止中のSSを住民自治組織が中心となって 復活させ、看板設置等による利用促進策を実施 する。あわせて、宅配用のミニローリーを新たに 導入し、高齢者世帯等への燃料宅配サービスを 実施する。また、既存の日用品宅配サービス事 業者と連携した共同受発注システムを構築す る。 これらにより、店舗と一体的な住民サービスの 向上と、利用者拡大を進め、住民自治組織によ る地域に根差した燃料安定供給体制の構築を 図る。 事業参加者:㈲綿治硝子店、天龍村商工会等 事業参加者:いしはらの里協議会、高知 県庁等 事業参加者:㈱ヒシサン、根室市厚床連合町内会等 買物弱者対策とSS利用促進 の連携 これらにより、天龍村唯一のS Sの経営効率化及び周辺商店 街を含めた利用促進を進め、天 龍村における燃料供給安定体 制の構築を図る。 これらにより、特に冬場の燃料 安定供給リスク軽減と燃料の調 達・配送の効率化及びSS中心と した地域コミュニティーの形成に よる、地域に根差した燃料供給安 定体制の構築を図る。 燃料の調達・配送リスクの軽 減と生活サービス拠点化 住民自治組織による休止SSの 復活と複合拠点化 馬路村燃料安定供給対策事業 【高知県安芸郡馬路村魚梁瀬地区】 事業参加者:魚梁瀬石油、馬路町役場等 利用者の減少が進む地区唯一のSSにおい て、更新が近づいた貯蔵タンクを廃止して簡易S S化(ポータブル計量機のみによるダウンサイジ ング化)を行う。また、軽油用、灯油用それぞれ 2KLミニローリーを新たに導入する。 これらにより、燃料の調達・配送の効率化によ るSS経営安定化と、地域のニーズに対応した燃 料供給安定体制の構築を図る。 ダウンサイジングによる経営効 率化 鮎河地区エネルギー供給拠点整備事業 【滋賀県甲賀市鮎河地区】 事業参加者:㈱あいが、農事組合法人、甲賀市役所等 住民が出資して運営する既存SSに日用品店舗を新設し、日用品や 食料品、農業資材を販売するとともに、住民の憩いのスペースを設け る。またタイヤ交換やオイル交換の作業スペースを整備する。さらにS Sの営業時間延長や灯油配達と 連携した買物サービスを実施する。 これら地域の生活に必要なサー ビス機能の拠点化を図り、油外収 入を増やし経営安定の一助とす ることにより、燃料販売の燃料供 給安定体制の構築を図る。 日用品店舗併設等による油外 収益の強化 17

SS過疎地対策支援事業 実施案件②

(19)

地域エネルギー供給拠点整備事業

平成28年度概算要求額

34.0億円(33.9億円)

事業の内容 事業イメージ 資源エネルギー庁 石油流通課 03-3501-1320 (1)災害時等を含む安定供給の維持・確保 (2)地下タンク等の放置防止

民間団体 補助 (定額(10/10)) 成果目標

本事業を通じて、市町村毎に1拠点以上のSSの維持・確保を図り、石油 製品供給網の維持・強化や災害対応力の向上を目指します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 事業目的・概要

石油製品の安定供給を確保するため、SSの統合・集約化・移転の際の 地下タンクの新設や大型化に伴う地下タンクの入換、過疎地等における簡 易計量機の設置、漏えい防止対策工事や土壌汚染の有無に関する検査、 地下タンク等の放置防止等に係る費用について支援します。 (1)災害時等を含む安定供給の維持・確保 経営基盤強化のために行うSSの統合、集約、移転の際の地下タンクの 新設、地下タンクの大型化等に伴う入換や漏えい防止対策、地下タン ク入換に伴う自家発電機導入、過疎地における簡易計量機の設置等 に係る費用について支援します。 (2)地下タンク等の放置防止 地下タンク等の撤去に係る費用を支援します。 (3)土壌汚染の早期発見及び早期対策 土壌汚染の有無に関する検知検査等に対して支援します。 揮発油 販売事業 者等 補助 (10/10,3/4,2/3, 1/2,1/3,1/4) 放置防止 ・放置されたSS ・鋼製一重殻タンクの撤去 石油製品の安定供給 内殻 外殻 検知層 地下タンクの大型化等に伴う入換 ・鋼製一重殻タンクの撤去及び 大型二重殻タンクの設置 漏えい防止対策 ・内面ライニング施工・電気防食システム設置 ・精密油面計設置 過疎地における安定供給 需要動向に応じた ダウンサイジング ・簡易計量機の設置等 地下タンクの新設 A事業者 B事業者 A・B事業者 統合、集約、移転

拡充

(再掲)

(20)

石油製品流通網維持強化事業

平成28年度概算要求額

21.8億円(4.9億円)

事業の内容 条件(対象者、対象行為、補助率等) 事業イメージ 事業目的・概要

石油製品の安定供給を実現することを目的として、以下の事業を行います。 (1)次世代石油製品販売業人材育成事業 外部環境の変化に対応した新たなビジネスモデルへの転換に必要な人材 育成の取組を支援します。 (2)経営安定化促進支援事業 長期的な事業継続が可能なSSに対し、経営安定化に資するベーパー 回収設備等の導入を支援します。 (3)緊急時石油製品供給安定化対策事業 SSの災害対応能力の強化に向けた人材育成等の取組を支援します。 (4)石油製品流通網再構築実証事業 地域の実情や外部環境の変化を踏まえた燃料供給システムに係る実証 事業等を支援します。 成果目標

経営者等の能力の向上や災害対応能力強化に向けた人材育成、 灯油配送の合理化を促進する取組を支援するとともに、地域の実情 等を踏まえた燃料供給システムに係る実証事業を行いその有効性を 確認することにより、市町村毎に1拠点以上のSSの維持・確保を図り、 石油製品供給網の維持・強化や災害対応力の向上を目指します。 資源エネルギー庁 石油流通課 03-3501-1320 (1)次世代石油製品販売業人材育成事業 <講義形式の研修> <実地の研修> 人材育成研修を実施 将来に向けた経営基盤強化を図 ることで石油製品の安定供給を 実現 [実証例] 連携 運送事業者と連携した灯油の配達による 配送コストの削減

民間団体等 補助(定額) (2)(4)揮発油 販売業者等 補助((2)1/2、(4)定額) (2) 経営安定化促進支援事業 災害対応能力強化に向けた研修や訓練を実施 (3)緊急時石油製品供給安定化対策事業 石油製品の安定供給に向 けた様々な実証事業を実 (4)石油製品流通網再構築実証事業 経営基盤等を強化するこ とで石油製品の安定供 給を実現 高効率計量機等の導入 設備更新による 運営コスト削減 災害時における石油製品の 安定供給を実現

拡充

19

(一部再掲)

(21)

被災状況等の報告 【法】 緊急的な供給要請 (事業者からの)情報収集体制の整備【法、予】 被災状況、入出荷状況等の報告 【法】

政 府

○地域で拠点となる製油所・油槽所の災害対応能 力の強化(出荷設備、ドラム缶出荷設備、非常用 電源等) 【予】 ○地域における中核SSの災害対応能力の強化 ・自家発電設備の設置 【法、予】 ・地下タンクの大型化 ・通信設備の増強 等 ○石油製品の国家備蓄の増強 【法】 ○災害時に石油備蓄を放出可能に 【法】 ○災害時において迅速かつ的確に石油製品需要に 対応できる仕組みとして災害に備えた石油会社 間の共同体制の構築の義務付け 【法】 医療機関、避難所、 緊急車両等に対して供給 ○地域における燃料配送拠点の災害対応能力の強化 ・自家発電設備の設置 【予】 ・タンクの大型化 ・ローリーの追加配備 等 灯油配送センター ○製油所、油槽所の被災状況や入出荷状況等を集 約するシステムの構築 【予】 ○被災SSの早期稼働の再開を支援するための 拠点(石油組合等)の整備 【予】 ・小規模SSへの配送可能な小型発電機の配備 ・通信設備の増強 等 ※その他、小規模SSの災害対応能力の強化を支援【予】 ※災害時に報告を求める対象として、「石油販売業者が 組織する団体(石油組合)」を追加 【法】

○東日本大震災時の事象

製油所、油槽所・・・・・・・・・・出荷設備、タンクローリーの被災等 被災地等への石油製品供給に支障

SS(サービスステーション)・・・停電や給油待ち渋滞の発生、在庫切れ等 最終消費者への供給に支障

災害時において、石油の安定供給を確保するため、地域ごとに体制を構築

地域における中核的拠点

(中核SS・小口配送拠点)

需要家

製油所、油槽所

災害時における石油の供給体制の整備について

20

(22)

○東日本大震災の教訓を踏まえ、全国的な防災・減災の観点から地域における石油製品サプライチェーンの災害

対応能力強化が重要という認識のもと、平成24年8月に石油備蓄法を改正。

○災害時に地域の石油製品供給の拠点となる、自家発電設備や大型タンク等を備えた「中核SS」を全国で約1,

600SSを指定済み。

○群馬県や島根県は事業費の1/10を補助する制度を創設。

災害対応型中核給油所(中核SS)等の整備(ハード対策)

整備状況 ~地震の被害予想が大きい県から順次整備 事業の概要 ◆23年度補正 40.0億円 ~5県(被災県:青森・岩手・宮城・福島・茨城) ◆24年度当初 56.7億円 ~10県(東日本大震災のバックアップ地域、東海地震 により被害が予想される地域:秋田・山形・新潟・栃木・群馬・山梨・静岡・愛知・岐 阜・三重) ◆24年度補正 132.0億円 ~32都道府県(東南海・南海地震や首都圏直下型地 震により被害が予想される地域など) →26年中に整備完了 ◆中核SS整備(補助率:2/3) ・自家発電設備、情報伝達装置等の設置補助、地下タンク増強 ◆小口燃料配送拠点整備(補助率:2/3) ・自家発電設備、情報伝達装置等の設置補助、地下タンク増強、配送用 ローリー導入補助 ◆周辺SS早期再開支援拠点整備(補助率:定額) ・携行缶、自家発電設備、可般式ポンプ等の複数常備 (出所:下野新聞HP)

緊急車両等への給油

中核SS

医療機関・避難所等

ローリーに よる配送 情 報 石 油 組

情 報

小口配送拠点

自家発電設 備等 自家発電設備等 優先給油

21

(23)

○災害時に地域における石油製品の供給拠点となり、警察・消防等の緊急車両に優先給油を実施する役割を担

う中核SSに対して、一定量の在庫を備蓄するための燃料購入費用及び管理費に対する支援を国と県が連携

して実施(平成25年度補正予算)。

○24の自治体に所在する事業者(中核SS:646か所、小口燃料配送拠点:205か所)が本事業を実施。

・都道府県等が次年度以降に財政支出を行うことにより、災害時において石油製品の安 定供給を実現するため、地域ごとに関係者による連携体制を構築 ※1 必要に応じ、政令指定都市が支援することも可能。 ※2 必要に応じ、災害時に病院・避難所等に燃料を配送する「小口燃料配送拠 点」においても備蓄することが可能。 都道府県等※1 (次年度以降) 国 (初年度) 製品備蓄に係るイニシャルコスト (備蓄燃料の購入費用及び管理費 用)を支援 製品備蓄に係るランニングコスト (管理費用)を支援 中核SS事業者等※2 一定量の燃料を備蓄し、災害発生時に放出 緊急車両等への給油 中核SS 医療機関・避難所等 小口配送拠点 一定量の備蓄を支援 ガソリン2.5KL、軽油2.5KL 灯油、軽油、重油の合計20KL

(参考:中核SS)

備蓄量のイメージ 備蓄量のイメージ 全国で約1,600のSSを指定済み。

(参考)災害時給油所地下タンク製品備蓄促進事業

平成25年度補正予算額 15.0億円

(24)

SSにおける災害研修・訓練の実施

(研修内容)

・中核SSの役割と義務、災害対応ガイドラインの説明

・災害時のSS店頭混乱回避策(ロールプレイング)

・自家発電機の操作方法・メンテナンス

・災害対応ガイドラインにもとづいた被災状況報告訓練

23

◆3.11の教訓から、改正備蓄法において、石油組合を災害時の情報拠点として法律上に位置付けたととも

に、「エネルギー基本計画」において、石油は『最後の砦』としての役割が期待されている。

◆このため、全国の石油組合では、地元自治体と災害協定を締結するとともに、「総合防災訓練」に参加する

等、災害対応能力の強化に取組んでいる。(H27年度は17組合が災害訓練に参画)

ローリーによる燃料配送訓練 福島県 (2014.8.31) 島根県 (2014.10.26) 灯油を活用した煮炊き訓練 中核SSでの緊急車両へ優先給油訓練 島根県 (2014.10.26) 東京都 (2014.8.30) 都指定の拠点病院への燃料配送訓練

(25)
(26)

SS過疎地対策に係る説明会

行政区域 開催日 出席者 北海道経済産業局 北海道 6/5(金) 20名(11自治体・4組合) 東北経済産業局 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 5/21(木) 17名(4自治体・7組合) 関東経済産業局 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、 神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県 5/8(金) 23名(12自治体・7組合) 中部経済産業局 愛知県、岐阜県、三重県、富山県、石川県 5/8(金) 19名(8自治体・4組合) 近畿経済産業局 福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、 和歌山県 5/29(金) 15名(5自治体・7組合) 中国経済産業局 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 5/14(木) 23名(14自治体・4組合) 四国経済産業局 徳島県、香川県、愛媛県、高知県 5/22(金) 12名(4自治体・3組合) 九州経済産業局 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、 鹿児島県 5/25(月) 14名(2自治体・7組合) 沖縄総合事務局 沖縄県 6/2(火) 14名(9自治体・1組合)

○地域におけるSS過疎地対策を促すため、各経済産業局単位において、自治体や石油組合を対象

とした説明会を実施し、SS過疎地に係る現状や支援策を説明するほか、管内の現状把握や組合

等と今後の見通し等についての意見交換を要請。

○一方、多くの自治体は、石油製品の安定供給を担う部署が存在しないため、協議会として、SS過

疎地の現状を把握し、取組が求められると推察される自治体に対してアプローチを実施していくこ

とが重要。

25

(27)

道路距離に応じたSS立地情報把握システム

1.本システムが有する基本的な情報

○「揮発油等の品質の確保等に関する法律」に基づき、揮発油販売業の届出があったSSをベース

に石油元売会社、JA全農、関連商社の協力により、サインポールの情報を付与したSSを地図上

にプロットするとともに人口分布や商業統計の情報を付与

○SSのほか、製油所、油槽所に加え、災害対応時にも活用可能とするため、中核給油所や小口燃

料配送拠点、警察署、消防署の立地情報をプロット

2.活用例

○SS間の距離情報を付加することにより、道路距離に応じたSS過疎地を抽出し、新たなSS過疎地

の定義付けを検討するとともに、自治体への働きかけのツールとして活用

 最寄りSSとの距離が一定以上のSSの近隣市町村をSS過疎地として位置付け、現在のSS過

疎地の定義(市町村内のSS数が3か所以下)変更を視野に入れた活用を想定

 今後、道路距離に応じたSS過疎地を有する市町村に対し、積極的にアプローチすることによ

り、地域におけるSS過疎地対策の取組を促し、必要に応じて本協議会における支援を実施

※ 最寄りのSSまでの距離が15

km以上のSSを抽出した事例を次頁以降に掲載

(28)

参考:岩手県における事例(広域)

凡例

最寄りSSまでの距離が 15km以上のSS

参照

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