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目 次 1 1. 政府の政策と JICT 2 政策課題としての ICT 分野の海外展開と JICT の設立 3 インフラ海外輸出に関する政府の方針 4 2.JICT の役割と機能 5 JICT とは 6 JICT の基本支援スキーム 7 JICT の投資原資 8 3. 支援に関する基本事項 9 支援

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(1)

JICTのご案内

(2)

1

1.政府の政策とJICT

・・・・・・・・・・・・・・・・・2

 政策課題としてのICT分野の海外展開と JICTの設立 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3  インフラ海外輸出に関する政府の方針 ・・・4

2.JICTの役割と機能

・・・・・・・・・・・・・・・・・5

 JICTとは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6  JICTの基本支援スキーム ・・・・・・・・・・・・・7  JICTの投資原資 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

3.支援に関する基本事項

・・・・・・・・・・・・・・9

 支援の対象 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10  支援対象事業の例 ① 通信 ・・・・・・・・・11  支援対象事業の例 ② 放送・郵便 ・・・・12 <参考> JICT設立根拠法における支援対象 事業の構造 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13  支援のストラクチャー例 ① ・・・・・・・・・・14  支援のストラクチャー例 ② ・・・・・・・・・・15  支援実績 ① ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16  支援実績 ② ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17  支援候補案件についての現状 ・・・・・・・・18

4.支援に当たっての考え方と手続

・・・・・19

 JICTが投資に当たって目指すもの ・・・・20  投資に当たっての方針 ・・・・・・・・・・・・・・21 <参考> 政府の策定した官民ファンドの運営に 係るガイドライン ・・・・・・・・・・・・・・・・・22 <参考> 総務省の定めた支援基準 ・・・・・・23 <参考> 政府の官民ファンド幹事会における JICTのKPI ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24  投資ファンドとしてのJICTの強み ・・・・・・25  その他のJICTの特色 ・・・・・・・・・・・・・・・26  支援決定プロセス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・27  支援検討の進め方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・28

5.会社概要

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

 基本会社情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30  株主一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31  組織図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32  役員一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

(3)
(4)

3

● 「官民ミッション」の派遣(トップセールス) ● 「官民ローカルタスクフォース」の形成 ● 国際展開に資する資金供給等の仕組みの整備

政策課題としてのICT分野の海外展開とJICTの設立

● 我が国のICT企業が今後成長していくためには、これまで以上に海外市場へ展開していくことが必要。 ● 総務省の主導により、ICT分野の海外展開促進のための課題に対応するための官民連携体制の構築の一つの 施策としてJICTを設立。 国内市場の成長性の鈍化 モノ作りのサービス業化 海外市場の高い成長性 我が国のICT企業が今後成長していくためには、成長性や規模そのものが有望な海外市場に、 これまで以上に注力して展開していく必要に迫られている

機動的で実効的な官民連携体制の構築

「日本ブランド」の確立 人材育成・人脈構築

JICTの設立

総務省による政策対応

政策課題

日本企業の海外市場でのシェア低下 プラットフォーム獲得の重要性の高まり ICT活用可能分野の拡大

(5)

4

0 10 20 30 2010年 2013年 2014年 2020年

インフラ海外輸出に関する政府の方針

● 政府は、2013年5月に「インフラシステム輸出戦略」を決定し、2020年に約30兆円のインフラシステムを受注 することを目標として掲げている。 ● 2014年の実績は約19兆円であり、うちICTは最大の約9兆円を占めている。 ● 安倍首相は、2016年5月に「質の高いインフラ輸出拡大イニシアティブ」を公表。今後5年間にインフラ海外輸 出に関して約2,000億ドルの資金等を供給することを掲げる。 ● JICTは、この取組を担う主体の一つとして位置付けられている。

質の高いインフラ輸出拡大イニシアティブ

(2016年5月) 今後5年間の目標として、インフラ分野に対して 約2,000億ドルの資金等を供給する。

インフラシステム輸出戦略

(2013年5月、最終改訂2016年5月) 2020年に約30兆円のインフラシステムを 受注。 うちICTは 約9兆円 JICA (独)国際協力機構 JBIC (株)国際協力銀行 NEXI (独)日本貿易保険 JOIN (株)海外交通・都市開発事業支援機構 JICT (株)海外通信・放送・郵便事業支援機構 JOGMEC (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 取組を担う主体 約10兆円 約16兆円約19兆円 約30兆円 統計等に基づくインフラ受注実績※ ※ 第24回経協インフラ戦略会議(平成28年5月23日)資料より

(6)
(7)

6

JICTとは

● (株)海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT)は、規制分野であるが故の政治リスクやそれに伴う需要リスク の影響が大きい通信・放送・郵便事業分野において、我が国の企業の海外展開を支援するため、リスクマネーの供 給等を行うことを目的とする投資ファンドとして、法律※に基づき2015年11月25日に設立。 ● JICTは、日本政府と民間企業等の双方からの出資を受けて設立されたいわゆる官民ファンド。

通信・放送・郵便分野における日本企業の海外展開を支援

日本政府

民間企業

出資

出資

官民ファンド

通信事業者、放送事業者、 郵便事業者、メーカー、商社、 金融機関等の22の企業等が 出資 監督官庁である総務省、 株主である財務省等が関係 (日本政府は常時議決権の過半数 以上を保有) ※ 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法(平成27年法律第35号)

リスクマネーの

供給

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7

JICTの基本支援スキーム

JICT

海外において

通信・放送・郵便

事業を展開する

企業

日本企業

(事業パートナー)

出資

等※ ● JICTは、海外において通信・放送・郵便事業を展開しようとする日本企業と共同で当該事業を行う企業等に対し て出資を行うことにより、支援を行うことが基本。 ● 出資に当たっては、必要に応じ、事業パートナーとなる日本企業と共にエクイティホルダー(株主)としての事業 参画・運営支援(ハンズオン)を行う。 ● 現地での事業展開に当たっては、融資等を行う民間金融機関等とも連携。

事業参画

運営支援

民間金融機関

融資

等 ※ JICTの支援に当たっては、出資を基本としつつ、最適な手法を検討する。 また、JICTは原則として日本の事業者との間で最大の出資者とならないことが求められている。

(9)

8

JICTの投資原資

● 投資に際しては、その原資とするため、投資額に相当する分を日本政府に対してキャピタルコールを行うことが 原則。このため、政府の産業投資特別会計に予算(2017年度:190億円)が計上されている。 ● 上記予算で不足する場合には、政府保証債(2017年度:226億円)を発行して資金調達を行い、投資原資 とすることが可能。

JICT

海外において

通信・放送・郵便事業を

展開する企業

出資

キャピタルコール

※ 産業投資特別会計 (予算枠)

190

億円 (2017年度)

日本政府

機関投資家

等 政府保証 (予算枠)

226

億円 (2017年度)

政府保証債発行

JICTは、一般の民間投資ファンドとは異なり、 会社組織自体がファンドとなっている。 ※ 資金拠出の請求

(10)
(11)

10

支援の対象

● 現在検討している案件は、ASEAN諸国を中心 とするアジアの割合が高いところですが、対象とな る事業展開国に特段の限定はありません。

支援の対象となる事業展開国

支援の対象となる事業

● JICTの設立根拠法において、JICTの支援対 象となる事業は次のとおりとされています。  海外で行われる通信・放送・郵便事業※1 ※1 電気通信事業・放送事業・郵便事業のほか、これら事業と 一体的に行う密接に関連する事業(これら事業のサービスの 需要開拓に寄与する事業等)も含まれます。  上記事業を支援する事業※2 ※2 海外の通信・放送・郵便事業の持株会社、海外の通信・放 送・郵便事業に出資を行う民間ファンド、海外で通信・放送・郵 便事業を行う社との契約に基づき事業に係る業務の一部(設 備の運営代行等)を行う事業等が含まれます。 ● 次の①または②をパッケージで行う事業である ことが必要です。 ① 通信・放送・郵便に係るインフラの整備とその 運営・維持管理 ② ①と当該インフラを活用したICTサービス・ 放送コンテンツの提供等 ● 現時点では、支援額の下限は特に設けておりま せん※5 ※5 ただし、少額投資となり得ることが見込まれる案件については、 投資検討に必要なコスト等を踏まえた判断を行うことがあります。 ● 支援額の上限についても特に設けておりません が、JICTとしての投資の総額は前述の投資原資 を踏まえたものとなります。

支援額の下限・上限

● JICTは、官民ファンドとして比較的長い期間の 投資を行うことを想定していますが、支援期間に ついて特段の定めはありません※4 ※4 ただし、JICTの設立根拠法において、JICTの存続期間は2 0年間(2036年3月末まで)とされていることから、当該期間を踏 まえたものとなります。

支援期間

● 我が国の企業であれば、一社のみが出資する 場合でも支援対象となります※3 ※3 ただし、支援の判断に当たり、海外で展開する事業を通じて 他の我が国の企業にも便益をもたらすものであるかどうかを考 慮します。

支援の対象となる事業に出資する企業

(12)

11

支援対象事業の例 ① 通信

● 光ファイバ網を整備して現地の事業者に貸し出し、その運用 などを請け負う事業 ● ブロードバンド・携帯電話などの通信サービスを提供する事業 ● 光海底ケーブルを敷設・ 運用する事業 ● サーバなどを設置して データセンターを整備・ 運営する事業 ● スマートアグリ、遠隔医療など、ICTを利用した システムを構築し、サービスを提供する事業

(13)

12

支援対象事業の例 ② 放送・郵便

● 地上放送、衛星放送、CATVなどの放送サービスを提供する事業 ● CATV網を整備して現地事業者に 貸し出し、その運用やコンテンツ提供 などを請け負う事業 ● 衛 星 放 送 や C A T V の プ ラ ッ ト フォーム事業者を通じて放送番組 を放送する事業 ● 相手国郵便事業体と 共同事業契約を締結し て行う郵便事業 ● 相手国郵便事業体からの委託を受け、 郵便局間の郵便物の輸送を行う事業

便

(14)

13

<参考>

JICT設立根拠法における支援対象事業の構造

便

光ファイバ網を整備して現地事業者 に貸し出し、その運用やICTサービス 提供等を請け負う事業 ICTサービスの提供(スマートアグリ、 遠隔医療等) 衛星放送、IPTV、CATVサービスの 提供 プラットフォーム事業者を通じて放送 番組を放送する事業 相手国郵便事業体と共同事業契約を 締結して行う郵便事業 相手国郵便事業体からの委託を受け、 郵便局間の郵便物の郵送を行う事業 携帯電話サービスと一体的に 決済・認証等のプラットフォー ム機能を提供する事業 スマートアグリ等においてビッ グデータを収集し、分析する 事業 既放送番組を外国の放送事 業者に提供する事業 放送設備の定期検査・点検 事業 郵便設備の定期検査・点検 事業  海外における通信・ 放送・郵便事業に出 資する事業  各 国 の 通 信・ 放 送・ 郵便事業を統括する 事業  海外において通信・ 放送・郵便事業を行 う者との契約に基づ き、その事業に関わ る業務の一部を行う 事業  海外における通信・ 放送・郵便事業に関 わる人材育成事業

海外において行われる

通信・放送・郵便事業

海外において行われる 通信・放送・郵便事業を

支援する事業

電気通信事業・放送事業・ 郵便事業と

密接に関連し、

事業上の損益を共通する事業

密 接 関 連 密 接 関 連 密 接 関 連 明朝部分は該当する事業の例

(15)

14

支援のストラクチャー例 ①

海外JVの設立

海外子会社の設立

日本企業

JICT

出資 出資

日本企業

JICT

出資 出資

現地企業

出資

金融機関

融資

海外企業のM&A

JICT

日本企業

既存株主

株式の取得 出資

海外事業の法人化

法人化

日本企業

JICT

出資 出資

海外事業

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15

支援のストラクチャー例 ②

海外でICT事業を行う企業に投資する

ファンドへの出資

増資による海外事業の事業拡大

出資

日本企業

JICT

出資

出資 海 外 で I C T 事 業 を 行 う 企 業 出資 出資

JICT

海外政府・自治体向けサービス提供事業

日本企業

JICT

出資 出資

現地企業

出資

海外政府・自治体からの委託事業

金融機関

融資 サ ー ビ ス 提 供

日本企業

JICT

出資 出資

現地企業

出資

金融機関

融資 サ ー ビ ス 提 供

運 営 委 託

日本企業

他 の 企 業 出資

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16

支援実績① 香港・グアム間光海底ケーブル事業への支援

 本事業は、香港・グアム間に最新の光波長多重伝送方式を活用した設計伝送容量毎秒48テラビットの光海底ケーブル(2020年1月 使用開始予定)を敷設し、その資産及び使用権の販売等を行うもの。  アジア太平洋地域を中心に今後大幅な通信需要拡大が見込まれており、光海底ケーブル敷設において世界三指に入るNECがJICT の支援を受けて本事業に参画し、光海底ケーブルの回線運用事業における実績を蓄積することで、光海底ケーブルインフラ事業分野 全般における我が国の国際競争力が一層強化されるものと期待される。  また本事業は、グアムを経由し日/米/豪/アジア諸国をつなぐ新たな光海底ケーブルインフラを整備する構想の一部であり、環太 平洋の通信インフラを取り巻く災害・地政学リスクの軽減にも大きく貢献することが期待される。 事業スキーム 事業イメージ NEC 投資家 JICT 民間金融機関 新会社 出資 融資 ● JICTは、日本電気株式会社(NEC)とともに、香港・グアム間の光海底ケーブル事業に参画するため、同事業に 対して最大50.5百万米ドルを出融資することを決定。2017年1月20日に総務大臣の認可を取得。 日豪間ケーブル SEA-USケーブル (C)OpenStreetMap contributors 香港 各国の通信事業者等への 資産・使用権販売 グアム 台湾 ベトナム フィリピン (注)図中の黒線は今回敷設するケーブル。白線は将来的に延伸可能なルート。 BU1~BU3は延伸を想定して設置する分岐装置。 香港・グアム間 光海底ケーブル RTI Connectivity※ 光海底ケーブル資産 資金 ※ 米国資本の光海底ケーブル専門業者 光海底ケーブルの 管理、販売等の委託

(18)

17

支援実績② 日本・グアム・豪州間光海底ケーブル事業への支援

 本事業は、日本・グアム・豪州間に光波長多重伝送方式を活用した設計伝送容量最大毎秒36テラビットの光海底ケーブル(2019年 第4四半期使用開始予定)を敷設し、その資産及び使用権の販売等を行うもの。  アジア太平洋地域を中心に今後大幅な通信需要拡大が見込まれており、光海底ケーブル敷設において世界三指に入るNECがJICT の支援を受けて本事業に参画し、光海底ケーブルの回線運用事業における実績を蓄積することで、光海底ケーブルインフラ事業分野 全般における我が国の国際競争力が一層強化されるものと期待される。  また本事業は、グアムを経由し日/米/豪/アジア諸国をつなぐ新たな光海底ケーブルインフラを整備する構想の一部であり、環太 平洋の通信インフラを取り巻く災害・地政学リスクの軽減にも大きく貢献することが期待される。 事業スキーム 事業イメージ NEC 投資家 JICT 民間金融機関 新会社 RTI Connectivity※ 出資 融資 光海底ケーブル資産 資金 ● JICTは、日本電気株式会社(NEC)とともに、日本・グアム・豪州間の光海底ケーブル事業に参画するため、同 事業に対して最大44.5百万米ドルを出融資することを決定。2017年11月28日に総務大臣の認可を取得。 ※ 米国資本の光海底ケーブル専門業者 光海底ケーブルの 管理、販売等の委託 SEA-USケーブル (C)OpenStreetMap contributors グアム 日本 豪州 各国の通信事業者等への 資産・使用権販売 日本・グアム・豪州間 光海底ケーブル 2019年第4四半期 使用開始予定 香港・グアム 光海底ケーブル (建設中)

(19)

18

支援候補案件についての現状

1.支援候補案件数

● 設立(2015.11.25)から現在(2017.12.13時点)までに、多数寄せられた相談案件等のうち約80件について具体 的検討を実施中。 ● このうち2件については支援決定を行い、支援を実施中。8件については、社内の投資戦略会議における意 思決定を経て、本格的な支援検討を実施中。

2.事業展開国

● 案件の事業展開国としては、インドネシア、ミャンマー、 フィリピン、ベトナム等のASEAN諸国が約5割、これらを 含むアジアが約6割、南米が約1割となっている※

3.事業分野

● 案件の事業分野としては、通信分野が約8割、他が放送・ 郵便分野等となっている。 ASEAN諸国 ASEAN以外のアジア その他 通信 放送・ 郵便等 南米 ※ 事業展開国が未定となっているものを除いて算出。

(20)
(21)

20

JICTが投資に当たって目指すもの

日本の事業者のパートナーとして、

信用力・交渉力を補完、

海外投資リスクをシェアし、

ビジネスを実現します

個別企業の枠を超えた

多様なオプションを提示し、

事業のバリューアップに

貢献します

相手国政府・事業パートナーを

含む全てのステークホルダーとの

フェアでwin-winな関係を

目指します

1

2

3

(22)

21

投資に当たっての方針

● 投資先事業の展開に必要な資金額を算定した 上で、JICT全体のポートフォリオバランスを考慮し つつ判断します。

案件当たりの投資金額

● JICTには、民業補完の観点から、原則として日 本の事業者との間で最大の出資者とならないこと が求められており、この点を踏まえて出資比率を 判断します。

出資比率

● JICTの投資は、政府の策定した官民ファンドの 運営に係るガイドラインを踏まえつつ、総務省の定 めた支援基準に従って行います。

全般

● 投資に当たっては、JICTによる投資回収(Exit) の蓋然性が高いことが条件となります。 ● Exitの時期については、投資先事業が軌道に乗 るまでの中長期を想定しています。 ● Exitの形態としては、共同で投資を行う日本の事 業者や現地の事業者等による買取り、IPOや償還 を想定していますが、投資案件ごとに最適な方法 を選択します。

投資回収

● 普通株による出資を基本としつつ、必要に応じ、 優先株、転換社債、劣後ローンなど、投資先事業 の成功のために最適な手法を検討します。

投資の手法

● 投資に当たっては、一つの案件につきJICTの総 収入が総投資額を上回ることがKPIとして設定さ れていますが、必要となる具体的な収益率につい ては、案件に応じて判断します。

収益率

● 株主としての権利を適切に行使するほか、必要 に応じて役員や専門人材を派遣するなど、適切な 事業運営をサポートします。

出資後の関与形態

(23)

22

<参考>

政府の策定した官民ファンドの運営に係るガイドライン

1 運営全般 2.1 投資の態勢 ● 案件発掘等を行う主体は十分な能力を有しているか ● 執行部、投資に係る決定を行う組織を監視・牽制する仕組みが導入され、機能しているか。通常 の投資に係る決定を行う組織から上位の決定を行う組織への付議について、適切な仕組みのも と、機能しているか 等 2.2 投資方針 ● 投資方針、チェック項目等は、政策目的に沿って、適切なものか ● 投資に当たって、民間資金の呼び水効果、民業圧迫の防止、投資採算性等が検討されている か 等 2.3 投資決定の過程 ● 適切な手続による審査を経て投資に係る決定を行う組織で中立的な立場から決定されているか ● 案件の選別は適切に行われているか 等 ● 政策目的に沿って効率的に運営されているか、民業補完に徹しているか ● ファンド全体の業績評価について、ファンドの趣旨を踏まえ、中長期的な視点から総合的に実施されているか 等 2 投資の態勢及び決定過程 2.4 経営支援(ハンズオン) ● 経営支援を行うファンドにおいては適切に経営支援が行 われているか 2.5 投資実績の評価及び開示 ● モニタリングや時価評価は適切に行われているか ● 個別案件及びファンド全体において、政策目的との関係 で効果的な運用となっているか(運用目標や政策目的の 達成状況が事後検証可能な指標(KPI)等の設定、公表 等) 等 2.6 投資の運用方針の見直し ● 投資の運用実績の評価に基づき、運用方針の変更等が 適切に行われているか 等 3 ポートフォリオマネージメント ● 個別の案件でのリスクテイクとファンド全体での元本確保のバランスを取る ポートフォリオマネージメントは適切に行われているか 等 4 民間出資者の役割 ● 民間出資者に求める役割が明確化されているか ● 各ファンドは民間出資者に対して投資実績を適時適切に報告しているか 等 5 監督官庁及び出資者たる国と各ファンドとの関係 ● 政策目的の達成状況等について、必要に応じ国からの役職員出向を可能とする措置を講ずるなど、国と常時密接に意見交換を行うための態勢を構築しているか ● 投資決定時における適切な開示に加え、投資実行後においても、当該投資について適切な評価、情報開示を継続的に行い、国民に対しての説明責任を果たして いるか ● 各ファンドは、①投資内容(投資先企業名、事業内容、投資額等)、投資決定のプロセスや背景等、②投資実行後における、各投資先企業の財務情報や回収見込 額、将来見通しからの乖離等について、監督官庁及び出資者それぞれに適時適切に報告しているか ● 守秘義務契約により国への運用報告が妨げられる場合において、当該守秘義務契約の存在等について国に適切に報告しているか 等

(24)

23

<参考>

総務省の定めた支援基準

1 支援の対象となる対象事業が満たすべき基準 2 対象事業支援全般についてJICTが従うべき事項 (1) 政策的意義 ● 我が国の事業者に蓄積された知識・技術・経験の活用、我が国・海外 の通信・放送・郵便事業に共通する需要の拡大 ● ①通信・放送・郵便に係るインフラの整備とその運営・維持管理、又は ②①と当該インフラを活用したICTサービス・放送コンテンツの提供等を パッケージで実施 ● JICTによる支援の有効性 ● 我が国の外交政策・対外経済政策との調和 (2) 民間事業者のイニシアティブによる運営 ● JICTと協調した民間事業者からの出資等の資金供給 ● 原則として、JICTが我が国の事業者との間で対象事業者への最大出 資者とならないこと (3) 対象事業の長期収益性の確保 ● 対象事業者が適切な経営責任を果たすこと ● DDを通じた長期的な利益の確保の見込み ● 一定の期間内での資金回収が可能となる蓋然性 ● 撤退に関する事前の取決め (4) 他の公的機関との関係 ● JBIC・JICA・NEXI等との十分な連携・適切な役割分担 (1) 運営全般 ● 政策目的に沿った効率的運営 ● 民間事業者の活動を後押しする視点を踏まえた民業補完 ● 関係者間の適切なリスク共有を図った上での資金供給 ● 現地の我が国公的機関と連携した相手国政府等との交渉・調整 ● 支援継続の必要性等の年度ごとの検証と必要に応じた見直し ● 適切なリスク管理 等 (2) 投資規律の確保 ● 適切な情報開示の継続的な実施 ● 事業推進機能と事業性判断機能のバランスの取れた体制構築等 ● ファンドオブファンズの場合も政策目的を踏まえた投資が行われるよう な契約での担保と適切なフォローアップ 等 (3) JICTの長期収益性の確保 ● 総収入額が(出資者への適切な配当を含む)総支出額を上回ること ● 対象事業の収益悪化時の改善措置、保有株式売却等の方策検討 ● 「需要リスク」を踏まえた適切な分散投資 ● JICTの役職員等の派遣等の適切な事業参画・運営支援 (4) JICTへの民間出資者との関係 ● JICTの業務執行の方針について、必要に応じたJICTへの民間出資者 等からの意見聴取と運営への反映 等 (5) 政府の関係施策との連携 ● ベンチャー企業や地域経済を支える民間事業者の支援への配慮 等

(25)

24

<参考>

政府の官民ファンド幹事会におけるJICTのKPI

ファンド全体のKPI

個別案件のKPI

長期の投資収益率 ※ 「総収益」は、配当金及びEXITによる売却益の合計額とする。 JICT全体の長期収益性(総投資額に対する総収益※ JICTからの出資額に対するJICT及び日本企業からの総出資額の 比率 支援案件に参加する日本企業数(出資企業+受注関連企業) 日本の放送コンテンツの展開に資する海外放送局関連事業への投資 JICTで投資案件に携わりその経験を機構外で活かす者 民間資金の海外プロジェクトへの誘導効果 海外市場への参入促進 日本の放送コンテンツの海外展開 目利き人材の育成 長期の投資収益率 個別案件の長期収益性(総投資額に対する総収益※ 民間資金の海外プロジェクトへの誘導効果 JICTからの出資額に対するJICT及び日本企業からの総出資額の 比率 政策的意義 ① 我が国の知識・経験、技術・製品又は放送コンテンツが活用され ているか(2点) ② 複数の日本企業が参加しているか又はベンチャー企業もしくは 地方企業が参加しているか(1点) ③ 更なる日本企業の海外展開に資するものであるか(1点) ≪参考:KPIを測る時期≫ EXITした事業年度 ≪参考:KPIを測る時期≫ 出資を決定した事業年度末 ≪参考:KPIを測る時期≫ 出資を決定した事業年度末 ≪参考:KPIを測る時期≫ 機構発足から10年を経過した最初の事業年度末 1.0倍超 2.0倍以上 平均2社/件以上 2件/年以上 40人以上(平成47年度末の解散まで) 1.0倍超 2.0倍以上 ①~③の合計が3点以上

(26)

25

投資ファンドとしてのJICTの強み

JICTは、通信・放送・郵便分野に特化した投資ファンドであり、ファイナンスのエキスパートに

加え、これら分野での豊富な知見と経験を持つ多数のエキスパートを擁しています。

投資ファンドとしてのJICTには、次のような強みがあります。

総務省や在外日本大使館等との密接な連携を通じ、許認可の必要性等から相手国政府と

の関係が重要となる事業について、円滑な開始・継続をサポートします。

民間金融機関では資金提供が困難な高リスクの事業等について、相対的にご利用しやすい

資本コストのエクイティ資金を長期間にわたって提供することが可能です。

官民ファンドとして公的な性格を持つJICTは、複数の関係当事者の中でのhonest broker

(信頼される仲介者)の役割を果たすことが可能です。

個別企業の枠を超えた事業のバリューアップのため、多種多様な関係者同士をつなぐマッチ

ング機能を果たすことが可能です。

(27)

26

その他のJICTの特色

資金提供先

● JICTは投資ファンドであり、会社等に対する出資を基本とした支援を行います。 ● JICTは、外国政府に対して直接に資金(ODA等)を提供することを想定した機関 ではありません。

共同投資

● JICTは民業補完に徹することが原則であり、単独で投資を行うファンドではあり ません。 ● JICTの投資は、主体となって海外事業を展開するパートナー企業との共同投資 となります。

政策目的

● JICTの投資に当たっては、ファンドとしての収益性と共に、政策目的を達成する ことが求められています。 ● したがって、短期間でのExitによるキャピタルゲインを目指すのではなく、中長期 的な視点からパートナー企業の海外展開の成功を重視した投資を行います。

支援対象事業

● JICTの支援対象は、日本企業が海外で継続的にサービスを提供する事業です。 ● したがって、機器・番組の輸出のみを行うものについては、支援の対象として想 定しておりません。

(28)

27

支援決定プロセス

※1 デューディリジェンス実施の判断と事業委員会付議の判断に当たっては、社内の「投資戦略会議」において意思決定を行 うほか、JICTより関係政府機関等(監督官庁である総務省のほか、外務省、財務省、経産省、JICA、JBIC、NEXI)に対して 事前説明を行う。 ※2 海外通信・放送・郵便事業委員会(「事業委員会」)は、社外を含む全取締役で構成され(監査役も出席)、投資に関する 意思決定を行う。 ※3 JICTの設立根拠法において、総務大臣認可に先立ち、総務省より外務省、財務省、経産省に対して協議を行うこととされ ている。

数か月

数か月

数週間~1か月

● 投 資 実 行 ( 支 援 の 実 施 ) ● 総 務 省 に よ る 審 査 ・ 法 定 協 議※ 3 ● 総 務 省 へ の 認 可 申 請

● 事 業 委 員 会※ 2 付 議 の 判 断※ 1 ● デ ュ ー デ ィ リ ジ ェ ン ス 実 施

● 支 援 可 能 性 の 検 討 ( 適 宜 ヒ ア リ ン グ を 実 施 ) ● 秘 密 保 持 契 約 ( N D A ) 締 結 ● J I C T へ 相 談 ● デ ュ ー デ ィ リ ジ ェ ン ス 実 施 の 判 断※ 1 注)プロセスや期間イメージはあくまでも大まかな目安であり、案件の内容や事前準備・検討状況等により変動します。 期間イメージ

(29)

28

支援検討の進め方

案件の検討に当たっての外部アドバイザーの利用やデューディリジェンスに要する費用につ

いては、両者合意の上、共同で負担させていただく場合があります。

ご相談いただいた案件に関する情報については、秘密保持契約における合意の範囲内で、

必要に応じ総務省その他の関係政府機関に提供することがあります。

ご相談いただいた案件については、社内で複数名から成るチームを編成して支援に向けた検

討を進めます。

案件の検討に当たり、ご希望がある場合には、事業のバリューアップに貢献すると考えられる

関係企業とのマッチングをあっせんすることが可能です。

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基本会社情報

商号 株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構

(略称 JICT)

英文表記

Fund Corporation for the Overseas Development of Japan’s ICT and Postal Services Inc.

(略称 Japan ICT Fund)

設立 平成27年11月25日 本店 東京都千代田区内幸町1-2-1 日土地内幸町ビル10F 代表者 代表取締役社長 福田 良之 資本金 44億7,850万円(平成29年8月31日現在) 決算期 3月 URL http://www.jictfund.co.jp

周辺地図

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株主一覧

日本政府

日本テレビ放送網株式会社

日本電気株式会社

日本電信電話株式会社

日本放送協会

日本郵便株式会社

日本ユニシス株式会社

パナソニック株式会社

富士通株式会社

古河電気工業株式会社

三菱電機株式会社

株式会社インテック

株式会社テレビ朝日ホールディングス

株式会社テレビ東京ホールディングス

株式会社電通

株式会社東京放送ホールディングス

株式会社野村総合研究所

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ

株式会社フジクラ

株式会社フジ・メディア・ホールディングス

株式会社みずほ銀行

KDDI株式会社

住友商事株式会社

(五十音順、計23者)

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組織図

社 外 取 締 役

3 名

代 表 取 締 役 社 長

株 主

取 締

海外通信・放送・郵便事業委員会

総務企画部

コンプライアンス室 内部監査室 ● 経営方針の立案 ● 政府・株主等との連絡・調整 ● 総務・人事・法務・広報・会計 ● コンプライアンス確保 ● 内部監査

投資戦略部

投資管理部

● 投資案件の発掘 ● 投資案件の組成 ● 支援対象事業者のサポート ● 投資案件の審査 ● 投資案件のモニタリング ● 投資全体のポートフォリオ管理

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役員一覧

取締役会長

髙島 肇久

代表取締役社長

福田 良之

常務取締役

細井 浩之

社外取締役

栗原美津枝

社外取締役

中村 家久

社外取締役

三尾美枝子

監査役

梶川

主な経歴  (株)日本国際放送 社長  外務省 外務報道官  国連広報センター 所長  日本放送協会 放送総局特別主幹  同 報道局長 主な経歴  新光投信(株)取締役会長  みずほ証券(株) 取締役副社長兼執行役員  (株)みずほコーポレート銀行 常務執行役員 主な経歴  NTTデータ(株) グローバル事業本部 部長  日本電信電話(株) ワシントンDC事務所長  NTTコミュニケーションズ(株) ドバイ海外事務所長 (株)日本政策投資銀行 常勤監査役 住友商事(株) 執行役員 メディア事業本部長 キューブM総合法律事務所 代表弁護士 太陽有限責任監査法人 代表社員会長、公認会計士

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JICTについてのお問い合わせや、

投資に関するご相談は、

以下の連絡先へよろしくお願いします。

■ JICTについてのお問い合わせ

総務企画部

電話: 03-5501-0092

■ 投資に関するご相談

投資戦略部

電話: 03-5501-0093

参照

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2. 「早期」、「予防」の視点に立った自立支援の強化

独立行政法人福祉医療機構助成事業の「学生による家庭育児支援・地域ネットワークモデ ル事業」として、

 プログラムの内容としては、①各センターからの報 告・組織のあり方 ②被害者支援の原点を考える ③事例 を通して ④最近の法律等 ⑤関係機関との連携

支援級在籍、または学習への支援が必要な中学 1 年〜 3

⑤ 

本センターは、日本財団のご支援で設置され、手話言語学の研究と、手話の普及・啓