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性感ヨガレッスン:立ち読み版

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Academic year: 2021

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性感ヨガレッスン

~柔肌美女に囲まれて~

大泉りか

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レッスン ……… レッスン ……… レッスン ……… レッスン ……… レッスン ……… Contents 目次

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矢野 浩一郎

(やの こういちろう) 二十一歳の大学生。憧れの従姉で あるゆかりに勧められてヨガ教室 に通うことになる。

北上 沙里奈

(きたがみ さりな) ヨガ教室の経営者兼インストラ クター。はきはきとしたスポー ティーな美女で、筋肉質のしなや かな肉体を持つDカップバストの 二十九歳。

矢野 ゆかり

(やの ゆかり) 浩一郎の従姉。雑貨の輸出入の仕 事をしており、奔放快活な性格で アジア放浪旅行が趣味。細身なが らDカップバストを持つ二十四歳。

小林 梨香

(こばやし りんか) 十八歳の現役グラビアアイドル。 ムチムチした肉体にHカップの巨 乳。ダイエットと柔らかい身体を 手に入れるためにヨガ教室に通っ ている。

小川 可奈子

(おがわ かなこ) 健康と美容のためにヨガ教室に 通っている三十四歳の人妻。良妻 登場人物 Characters

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レッスン  

年上の美女ヨガインストラクターの筆おろし

「ううっ……女の人ばっかりだ……」   こう いち ろう は、窓ガラス越しに部屋の中を覗き込 で呟いた。   夕闇に包まれ 始めたこちら側とは裏腹、ぽっと明るいフロアの中にいるのは、ぴっ たりとした練習着を身につけてヨガレッスンに勤しむ女性たち。男性の姿はひとつも ない。 (まぁ、 想像はしていたけど……男な て、 やっぱりひとりもいない じゃ ないか……)   つい数日前のことだった。風邪をこ らせて寝込 でいた浩一郎のもとに、従姉の 矢野ゆかりが見舞いに来た。   その際に、アジア雑貨の輸入の仕事をしているゆかりが、つい最近出張でバ 島を 訪れ た際に知り合った白人女性に勧められて、毎朝のヨガを日課としたところ「めち くち 体調がいい」とかで、浩一郎にもヨガを勧めてきたのだった。   最初はヨガな て……と思っていたものの、肩こりも腰痛も治る、身体が軽い、痩 せるなど美辞麗句を並べ立てられ、もともとゆかりに密かに憧れの気持ちを抱いてい

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たことも手伝って少し心が動いた。   奇しくも季節は春。   何か新しいことを始めるのも悪くはないかと思っていた、大学三年になったばかり の帰り道。通りかかった道にヨガ教室の看板を見つけて中を覗き込 でみたのだった。 (これ は……僕には無理だよ、ゆかりねえさ   四月も中旬を迎え、桜の花はもう散ってしまったといっても、夜になるとまだ寒い。 病みあがりの身体に無理をさせてはいけないと思いながら、さっさとそこを立ち去ろ うとしたその時、ドアが内側から開いて女性が顔を出した。 ら、 君、 者?   っ、 っ。 で、 て。 ねっ?」   年の頃は二十代後半だろうか。さっぱりとしたショートボブに縁取られ た顔に、親 しみやすい微笑み。くる と動く大きな目が活発そうなイメージを与える。   贅肉がまるでないお腹が丸出しになった胸下丈のタンクトップにヨガパンツ。さっ きまで鏡の前でヨガポーズの見本を見せていたから、おそらくはインストラクターだ と思 われ た。胸元に玉の汗が浮かび、トップスにまで染みてうっすらと変色していた。 ぴったりとしたヨガパンツがむっちりとした尻に張り付いて、その丸みを惜しげもな

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く曝け出している。   悩ましささえも感 させる運動直後の姿に加え、鍛えられ た肉体が放つ健康的な色 気にどく と胸が高鳴ってしまう。 「いや……あの……そういう じゃ ……」 「チラシを見て来てくれ たのかしら。嬉しい ぁ。ね、ほら、入って入って、遠慮し ないで、ねっ?」   女性は、ほ ーっと見惚れ ている浩一郎の腕を強引に掴むと、ぐっと中へと引きず り込 でしまった。 (う っ、どうしよう……外から見てるだけのつもりだったのに……)   華奢だが、思いのほか強いその力に引きずられ るままに、教室内へと入るとむっと した熱気とともに、甘酸っぱい汗の匂いが鼻をくすぐった。 (な だか女の人だらけで緊張するよ……)   十人ほどだろうか。インストラクターの女性に連れ られ て教室内に足を踏み入れ 浩一郎に、皆、振り返って好奇を込めた視線を送る。 (ううっ……は、恥ずかしい……)   まるで女子高にでも紛れ だようだ。むずむず虫が騒ぎ立てるように身体が疼き、

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緊張のせいか胸がドクドクと高鳴る。 「あと十五分くらいでレッスンが終 るから、君はそこに座って見学してて」 「は……はい……」 (ど、どうしたらいいのかな……)   だか困ったことになってしまった。そう思いながらも、仕方なく壁際の隅に腰 を下ろすと、腰が据 らない思いでインストラクターへと視線を向けた。 「ねぇ、どうだった?」   レッスンが終 ると、インストラクターに呼ばれ 、教室の裏にある事務室へと連れ ていかれ た。 「ええっと……どうって……あの……」   正直に言えば、ほと ど授業風景を正視できていなかった。   なぜなら、レッスンに励む女性たちが、何から何までいやらしすぎるのだ。   上は四十代から下は十代らしき少女まで、さすがはヨガで身体を磨こうというモチ ベーションを持っているだけあって、皆、ルックスもスタイルもいい。   その上、ヨガ用のコスチュームというのは身体にぴったりとくっつくタイトなライ

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ンが基本らしく、ポーズを決めるたびにおっぱいやお尻がやたらと強調されてしまう のだから、童貞の浩一郎には刺激が強すぎるの一言だ。 「入会、してくれ るかしら?」 「あの……いきなりそ なことを言 われ ても……まだ決めかねるというか……」 「あらぁ、だって、 ざ見学に来てくれ だから、興味はある でしょ?」 「いえ……通りすがりに気になって覗いてみただけな で」 「ええっ……そうなの?   なぁ だ。 たしってば、てっきりチラシを見て来てくれ たのかと思ってた。ほら、これ の」   インストラクターは浩一郎を回りこ で、事務机の前に腰を下ろすと、机に重なっ ていた書類をまとめて拾い上げた。トン、と颯爽とした仕草でデスクに打ちつけた後、 差し出す。   ──う、う ぁ……谷間が……。   浩一郎よりも少し低くなった場所にいるために、タンクトップの襟ぐりから、深い 谷間が覗いてしまっていた。すべすべと陶器のような乳肌に釘付けになりそうな視線 を無理やりに剥がすと、書類に目を移す。 『男性会員様、モニター三ヶ月無料キャンペーン』

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  そこには、大きな文字でそう書か ていた。 たしはここのヨガ教室のオーナー兼、インストラクターの きた がみ 。よろしく ね。実は、 たし、男性会員を獲得したいと考えているのよ」 「は……はぁ……」 で、 の、 ロ。 ケ。 ー!   って思ったのに……なぁ だ、せっかく喜 だのにがっかりだ ぁ」   沙里奈はふう、とため息をつくと、ふてくされ たように机に頬杖をついて浩一郎を 見上げた。年上の女性に、そ なことを思うのはおかしいかもしれ ないが、表情がこ ろころと変わ る様が可愛らしい。 「……でもさ、君、覗いてたってことは、ちょっとくらいは興味があるのよね」 「あ、はい。あの……従姉に勧められ て……でも、ちょっと僕には無理かなぁ、な て」 「な で?   無理なことな てない よ。ね、いい じゃ ない。これ もいい機会だと思 って入会してくれ ないかな」 「いや、でも、まるっきり未経験ですし、身体も硬いし……」

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「誰だって最初は初めてだし、身体な てやっているうちにど 柔らかくなるか ら大丈夫!」 「で、でも……」 「それ に、ほら。今なら無料なのよ。いい じゃ ない。ねっ、 たしを助けると思って、 入会してくれ ない?   この通りだから、ねっ?」   沙里奈は椅子から跳ねるように立ち上がるとペコ と頭を下げた。   胸がぼ わん とバウンドして揺れ 、まるく開いたタンクトップの襟ぐりから深い谷間 がぐっと覗く。うっすらと血管の透けた白い肌がふるふると揺れ て、思 ず手を伸ば してしまいそうになるのをぐっと理性で押さえ込 だ。 「そ、そ な……あ、頭を上げてくださいよ」 「…… じゃ あ、入会してくれ る?」   ぷにりと寄った乳間に、視線を盗まれ ながらドギマギして言うと、沙里奈は上目遣 いで浩一郎の顔を覗き込 だ。 (ううっ……強引だけど……こ なふうに頼まれ たら断れ ないよ……)   もとより押しに弱い性格だ。 「は……はい……では……試しにということで」

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  こうして大学の授業の合間に、ヨガ教室へと通うことになったのだった。 「浩一郎く 、だいぶ慣れ てきたみたいね、けっこう素質、ある んじゃ ないの?」   沙里奈にやや強引に誘 われ て通い始めたヨガ教室だったが、二週間も経つとすっか り馴染むことができた。そして今日、六回目になるレッスンを終え、教室の隅で持っ てきたペットボトルの水を飲 でいると、同 くレッスンを終えたばかりの がわ が話しかけてきた。 「いやいや、僕な て……可奈子さ みたいにち ゃん と足も上がらなくって。お恥ず かしいです……」 「うふふ。 たしな て暇な主婦だから。暇さえあれ ばお教室に通っているせいよ」   可奈子はタオルで首筋の汗を拭うと、後ろでひとつに留めた髪飾りをさっと外した。 よく手入れ のされ たつやつやの髪がさらりと解けて、ふ りと甘ったるい香りが鼻を くすぐる。   可奈子は三十四歳。テレビなどで言 われ ているい ゆるセレブ妻というものだろう か。専業主婦だというが、いつも上品かつおし ゃれな服装をしていて、浩一郎の母親 やそこらで見かける、い ゆる“おばさ 主婦”とはまるで違う。

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  しなやかな身体のラインがはっきりと かるタイトな長袖のカットソーと、細身の ヨガパンツに包まれ たスタイルだって少しも崩れていない。それどころか、成熟して いるというに相応しい素晴らしいスタイルだった。   母性を感 させる大きなバストはいかにも柔らかそうで、その下の腹はぺた と平 らながら、女性らしいうっすらとした脂肪をまとっている。ぐっと張り出した尻はで かく、すっと優雅なカーブを描く柳腰が悩ましい。   年相応の落ち着きと色気を持った、可奈子のような成熟した女性に出会ったのは初 めてで、最初は物怖 して近づくことさえできなかった。   が、話してみると以外にも可奈子は気さくだった。   は、 使 う。 初めて授業を受けたその日に可奈子のほうから話しかけてくれて、それ以後、顔を合 すと日常会話をか す関係になった。 「あら、やぁね。暇な主婦だな て。毎日、いろ なお稽古ごとで忙しいなか、ち とヨガにも通ってくれ ていて、嬉しい   ヨガマットを片付けていた沙里奈が聞きつけて口を挟 だ。 「だって、最近、 たし、ヨガをしないとな だか調子悪いのよ。肩も凝るし、血の

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流れが滞っち うっていうか。こ な身体にして、沙里奈さ 。責任とってね」   それ を受け可奈子が、黒目がちの目で沙里那に っぽい視線を送る。 「そうそう、浩一郎く 。これ 、この間、言ってたボディク ーム。これ を塗ってか ンパを流すヨガをすると、身体が本当にすっきりするの。ぜひ、試してみて」 ぁ、ありがとうございます!」   可奈子が差し出してきたのは、小さなチューブに入ったボディク ームだった。透 明のパックに入れ られ て、おし ゃれ なシールで封され ている。   こうして物の受け渡しひとつするのでも、年上女性らしい気配りと育ちの良さが感 られ 、好感を覚えてしまう。 「あれ ぇ、う ぁ、いいなぁ。それ 、ハワイでしか売ってないヤツだぁ!」   手の中にち まりと納まっている年上女性からのプレゼントに、自然と浮かび上が る笑みを堪えていると、隣の少女が浩一郎の手元を覗き込 で、可愛らしい叫び声を あげた。   ──う ぁ、おっぱいのコだ……。   先ほどまで同 クラスでレッスンを受けていた少女だ。驚くほどにグラマラスな体 つきをしていたために、強く印象に残っている。

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  もうひとつ、少女の印象を深めていたのは、その年齢だ。     ヨガ教室に通っているのはやはり、社会人をしている や主婦が多い。浩一 郎は唯一の男であると同時に、今までのクラスでは常に一番年下だった。   が、目の前の少女は浩一郎よりもおそらく年下に見える。   童顔で、つぶらな瞳にほ のりピンク色の頬が可愛らしい。   しかし、裏腹にその下の身体は、十分に成長していた。フ ルのついた可愛らしい カットソーに包まれ た胸は、まるで 西 すい のようなボ ュームで、少女が身 ろぐたび にふるふると柔らかそうに揺れ る。   ──さっき遠くから見てても、すごいと思ったけど……近くで見るとよりすごい迫 力だ……。   あまり ろと見てはいけないと かってはいるのだが、男の さが かついつい視線 が向いてしまう。が、あまり見ていては目の毒でもある。股間に じんじん とした痺れ はし って、たちまち熱が籠もりは めるのが かった。これ はマズいと無理やりに視 線を上げると、今度は少女の愛らしい顔が目に入った。   ──あれ ……このコ……初めてだっけ?   見覚えがある気がした。しかし、同 大学にこ な可愛いコがいたら絶対に から

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ないはずはないし、高校時代の同級生とも違う。道端ですれ違ったとか、電車でよく 一緒になるというのも違う気がする。   ──誰だったっけかな? 「ねぇ、何の匂い?   バニラ?   ココナッツ?」   釈然としないでいる浩一郎の腕に、少女は無造作に身体を押し付けて尋ねてくる。   ──う っ……あ、当たってる……。   とした膨らみが腕に触れ 、全神経がそこに集中してしまう。が、少女はま るで気にする様子もなく、ぐいぐいと押し付けてくる。 ぇ、 て、 ね。 りん ロケでハワイに行った時に買ったことあるけど、めち くち いい匂いで気に入った だぁ。でも、もう使い終 っち って、日本 じゃ 手に入らないしって思ってた けど、いいなぁいいなぁ、ね、どこで手に入れ たの?」 「あ……あの……可奈子さ にいただいた だけど……」   ドギマギしながら応えると、顔のすぐ横で揺れ る薄茶色の髪の毛からシャンプーの 匂いが香った。続いて、思春期の少女独特の、少し甘酸っぱい汗の匂いが鼻をついて、 胸がドキドキとしてしまう。

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  しかし、あくまでも少女は無防備だった。大きな瞳を好奇心でキラキラと輝かせな がら至近距離のままだ。 「あっ、可奈子さ かぁ。なるほどっ!   ね、可奈子さ 、これ 、どこで買った すかぁ?」 「あぁ、それ 、夫がハワイにフライトに行った時に買ってきたの。まだ家にあるから、 梨香ち ゃん にもあげる 。今度持ってくる」 ぁっ!   本当ですかぁ」 「ええ。こ なものでよけれ ば。ね、沙里奈さ にも持ってくる ね」 「あら、ありがとう。嬉しい 。いいの?」 「いいのよ、 夫が出張に行くたびに買ってくる だも 使いきれ たモノ じゃ ない 「さすがはセレブ妻な だぁ。旦那さ 、パイロットな て、すっごいですよね !?」 「そ なことない よ。出張ばかりで寂しいも よ。梨里ち ゃん もまた、いつでもご 飯を食べにいらっし い」 「やったー!   可奈子さ 、お料理上手な だも 。嬉しいっ!」     は、 た。 浩一郎の腕からおっぱいが離れ 、ほっとしながらも、今度は、もう少し触れ ていたか

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ったと惜しむ思いが沸き起こる。と、少女が、くるりと浩一郎のほうへと向き直った。 「ね?   君が噂の彼だよね。この教室にモニターで入った初の男性っていう……」 「は……はい……そうですけど……」 「へぇっ。ヨガする男の人な て、ど なインドかぶれ の人かな~って思っていたら、 普通でよかったぁ!   っていうか結構カッコいいし!」 「あ、ありがとうございます……」   褒められ ているようだが、その勢いに押され てタジタジとしてしまう。 「相変 らず、梨香ち ゃん は元気ねぇ。いいなぁ、その若さ。 たしにもそ な頃が あった だけどなぁ」 「やぁだぁ。沙里奈さ ってば何いってる ですかぁ。梨香な てまだまだガキ よ。 に、 い!」   沙里奈も少女の快活とした様子に笑いを堪えて言うと、梨香がつ と唇を尖らせて 拗ねるような表情を作った。   ──それ にしても誰だっけ?   絶対に見覚えがあるのだが、どうしても思い出せずにもやもやとした気持ちだ。

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ー、なに?   梨香の顔に何かついてる?」   浩一郎の視線に気がついたのか、梨香が可愛らしく首をかしげた。 「いや……そう じゃ なくって……どこかで会ったこととかありますか?」 「会ったことはないと思うけど……もしかして雑誌とかで見てくれ たのかな?」 「雑誌?」   尋ね返すと、梨香はぽっと頬を赤らめて照れ たような笑みを浮かべた。 「う ……実は、梨香、アイドルやってまーす!」 「ア、アイドル !?」   芸能人をこ なに間近で見るのは初めてだ。驚きとともに、妙に得した気分を覚え ているのは、ミーハー心からだろうか。 「まぁ、そ なに売れ てるって けでもないけどね」 「で、でも雑誌とかテレビとか、出てる だよね。あと歌ったりとか」 「う 。ラブ組っていうグループにいる だ。それ でライブしたり、あとはグラビア をやったり」 「グラビア……」   ということは、水着姿になったりもしているのだろうか。

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  ──すごいなぁ……沙里奈さ は若いのに、ヨガ教室のオーナーだし。可奈子さ の旦那さ はパイロットだっていうし、梨香ち ゃん はアイドルだな て……な だか 別世界に来たみたいだ。 「浩一郎く ってば、やぁね、な でそ なボーっとした顔してるのよ。そ なに梨 香ち ゃん が気に入った?」 「いや、そういう んじゃ なくって……あのっ……」 「ええっ、なにそれ 、梨香はダメってこと?」   カルチャーショックにほ ーっとしている浩一郎に、沙里奈がからかうような視線 を向けた。慌てて打ち消すと、梨香がぷくっと可愛らしく頬を膨らませる。 「……あの……み な仲良くっていいなって思っただけですっ!」   今まで出会ったことのないタイプの女性たちと、こ なふうに知り合えて話せるだ て。   ──最初はヨガな てって思ったけど……始めてよかったな。   新鮮な思いにワクワクと弾む胸を落ち着かせるように、ミネラルウォーターを一口、 飲み下した。   

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「ねぇ、矢野く 、着替える前に、ちょっとお願いがあるの」   可奈子と梨香と別れ 、更衣室へと向かおうとしていると、ヨガマットを手に持った 沙里奈に呼び止められ た。何かと思ったら、浩一郎がヨガのポーズをとっている写真 が撮りたいという。教室のブログに載せるためだというが、正直いって照れ くさい。   しかし、無料のモニターという立場では断ることもできずに頷くと、床へと敷か たヨガマットの上に腰を降ろした。 「これ からどうやって上達していくかを見せるのも目的だから、無理しなくていいの よ」 「は、はい……」 あ、 る?   て、 静止して」 「はい……」   われ るがままにポーズを取ると、沙里奈は手に持ったカメラのシャッターを切る。   それ ほど難しいポーズではないが、インストラクターである沙里奈の前でマンツー マンでしていることを考えると妙に緊張してしまう。   ──ち ゃん とできてるかな……。

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  少しは慣れ たといっても、まだまだ初心者だ。教室の誰よりも身体だって硬い。不 恰好なポーズをとっているであろう自分の身体を、沙里奈に冷静な目つきで見回され ていることに恥ずかしさを覚えてしまう。 「少し顎が上がってる ね。もうちょっと下げてみて。それ で大きく深呼吸して、ゆ っくりゆっくり息を吐く」   沙里奈の指示にしたがって息を吐くと、背筋が伸びた。腰の辺りに痛み混 りの気 持ちよさが奔る。 「沙里奈さ 、また!」 「お先に失礼しまーす!」   そのまま数ポーズの撮影をこなしていると、着替えを終えた生徒たちが更衣室から 出てきて、そのまま帰っていった。全員が退室すると、妙な静けさが教室内へと奔る。   ──ううっ……緊張しち うよ……。   かすかな衣擦れ とはっはっという息遣いに混 り、時折沙里奈の押すシャッター音 が響く。   今日も沙里奈は、臍が丸出しのスポーツブラタイプのタンクトップにぴったりとし たパンツというヨガウェア姿だ。レッスン着とはいえ、相当な露出度で、とても外を

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歩けるような格好ではない。そ な煽情的な格好の美女とふたりきりという事実を今 更思い知らされて、緊張は高まっていくばかりだ。おまけに、写真を撮るために、屈 だり、膝を立てたりとするたびに、ピチピチのヨガウェアに包まれ た、むっちりし た身体が、どうだとばかりに主張をしてくる。ぴっちりと尻に張り付いたパンツは裂 けてしま ないかと心配になるほどだし、タンクトップの襟ぐりは大きく開きすぎて いるせいで、今にも大きな乳房がこぼれてしまいそうだ。 「あ……あの……沙里奈さ っていつからこの教室をやってる ですか?」 たし?   そうね、もう二年になるかしらね」   照れ 隠しに話しかけると、沙里奈はふっと視線を遠くにやって言った。 「その前はどこかのヨガ教室に通っていた ですか?」 「そうよ。 をしながら全米アライアンスの資格を取ったの。それ で一年で独立し たって け」 「ええっ…… だった ですか?」 たしが ておかしいかしら……はい、次は で瞑想のポーズ」   予想もつかない答えが返ってきたので、驚きの声をあげると、沙里奈は悪戯っぽい 顔で笑いながら、浩一郎の体勢を指示した。

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「痛たたたたっ」   胡坐といっても瞑想のポーズでは足の裏同士を合 せることを求められ る。股関節 にヒ とした痛みが奔って筋がひりっと伸びた。 「ふふふ。無理しなくていいから、ゆっくり呼吸して、思いっきり ラックス。そう そう。このポーズは交感神経が活発になるのよ……」   沙里奈は自らも浩一郎の隣に並ぶと、同 く胡坐を組 だ。そうして背筋をピンと 伸ばすとぽつりぽつりと言葉を継ぐ。   っていうか……広告代理店で働いていた だけど、激務とストレスで身体を壊 しち ったのよ。で、ヨガに出会って、思い切って転身したって け。情けない ね、憧れ て、ずっと勉強して、ようやく入った会社を五年もしないで退社だな て」 「なるほど……やっぱり社会人って大変な ですねぇ……あぁ、やだなぁ」   なに健康そのものといった沙里奈が転職を決意するだな て、ど なに過酷な 職場だったのだろう。来年の就職活動のことを思えば、浩一郎も人ごとではない。 「そうね……でも、後悔はしてない 。ヨガっていう新しい道を見つけられ たし。そ に、 い?   は、 社会に出るまでにできるだけたくさ の経験をすることよ。ヨガもそのひとつ。それ

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にね、ヨガは強い心を作るのにもいいの」 「心……ですか」 「そうよ、ストレスに強いハートが作れ 。だから、君は大丈夫。社会に出ても負 けない心と体にするために、 たしが特別にたーっぷり鍛えてあげるから」 「は……はい……」   嬉しいような、それ でいて照れ くさいような気分だ。 じゃ あ、今度はハトのポーズを取りましょう。 たしの動きを真似してね」   沙里奈は腰を上げると、浩一郎の正面に腰を下ろし、両脚を右側に流して横座りし た。そうして、右足の膝を床につけたまま、足を逆向きに立ててつま先を持ち上げる と、後ろに回した左手をその足首に引っ掛けて静止する。   ──う ぁ……お、おっぱいが……。   胸がつ と突き出した形になっているせいで、ただでさえ豊満なバストがより強調 され て見えた。もっこりと盛り上がった膨らみが呼吸に合 せて上下し、 U字型に開 いた首元から覗く谷間が、まるでできたてのゼ ーのようにふるふると震えている。   ヨガパンツの股間はふっくらと盛り上がって、布越しにうっすらと肉畝が浮き上が っているのさえも見える。きゅっと括れ たウエストからなだらかに続く、丸みを帯び

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たヒップラインが、 なまめ かしく少年の欲情をそそる。   ──ふ、ふたりきりで、こ なふうに身体を見せ付けられ て……ど、どうしよう… …。   股間がきゅ と痺れ るのが かった。   ──た、 ったらヤバいよ……。   に、 ら、 すぐにバレてしまうだろう。   ──う……ううっ……何か違うことを考えないと……。   しかし、焦る心中とは裏腹についつい視線は、大人の女性らしくほどよく熟成され た色香を放つ沙里奈のボディラインをなぞってしまう。   胸がざ ついて、股座にどく と血流が流れ 込むのが かった。 「はい、 じゃ あ、今度は浩一郎く が試してみて」   しかし、胸騒ぎの時間はそう長くはなかった。沙里奈はあっという間にポーズを解 いてしまったのだ。   ほっとすると同時に、少しがっかりした思いがこみ上げてくる。   ──でも、あれ 以上見てたらヤバかったしな……。

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  気を取り直して横座りすると、膝を床につけて足首を上へとあげる。と、股関節に 引き攣れるような痛みが奔った。 「……い、痛たたたたたっ!」   沙里奈がやっている時は、簡単そうだったが、実際に自分で試してみると、股関節 が硬いのか上手くできない。 「上げてないほうの足をもっと開いてみるとできる 「こ、こうですか……」 「そう、ちょっと待ってね。手伝ってあげるから……」   沙里奈は背後に回りこむと、後ろから手を回して左手を掴 だ。そうして、ゆっく りと浩一郎の右足のほうへと持っていく。 「ほら、もう少しで手が届く 、ほら、息をふーっと吐いて」 「ふ、ふ───っ」   あと ずか三センチほどで上げた右足のつま先を左手で掴めそうなのだが、そこが 伸びない。 「はい、が ばって」   背後から浩一郎の体勢をバックアップするために、沙里奈が背中にぐっと身体を押

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し付けた。   ──ううっ……く、苦しい……けど、背中に沙里奈さ のおっぱいが……触れ ってるよ……。   柔らかな感触が背中をぷにぷにと撫でる。さっき目にしたあの豊かな膨らみが触れ ているのだと思うと、またも興奮を覚えて胸がどくりと高鳴った。   先ほどまでのレッスンで汗を掻いたせいか、甘く熟れ た女らしい体臭が鼻をくすぐ る。とくとくという小さな鼓動に重ねて、薄生地を通して、沙里奈の温かな体温まで もが伝 ってくる。 「手を伸ばす んじゃ なくって、もう少し足を上げたほうがいいかもしれ ない ね」   と、 ひざまず だ。 ずか十センチほどの先に、整った顔が現れ てドキンとしてしまう。   ──う ……近すぎる!   上を向いた長い まつげ に縁取られ た瞳の光彩は薄く、見ていると引きこまれ そうだ。ほ ど化粧などしていないように見える肌はしっとりとキメ細かく、いかにもすべす べとしている。   さらには、その下に視線をずらすとまた圧巻の風景があった。深く開いた胸元から

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みっちりと詰まった谷間が覗いているのだ。   Dカップほどもあるだろうか。胸下までしか生地のないレッスン着のタンクトップ は、胸をひとかたまりのようにして包み込 で、ぱ と張りつめていた。   ブラジャーをつけている様子はなく、少し身動ぎするたびにぶる ぶる と誘うよ うに揺れる。股間に再び熱い滾りを覚えてごくりと喉を鳴らす。 「ほら、ここの股関節をもっと立てるようにしたら楽になるから」   沙里奈が太ももにぴとりと手を置いた。突然に身体に触れ られ て、ビクンと身体が 揺るいでしまう。   ── っ……や、やばい……。   沙里奈が太ももに置いた手を、そっと膝のほうへとずらした。指先がすっと肌の上 を滑ってぞくりとした快感が背中に奔る。 「あっ!」 「あら、痛かったかしら?」   ず声を漏らすと、沙里奈が心配そうに睫を揺らした。 「あっ……いえ……そういう んじゃ ない で……大丈夫です……」 …… ね。 ほぐ と、

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なポーズでも取りやすくなるし、新陳代謝もよくなって脚がむくみにくくなるの よ」   沙里奈はほっそりとした指先で、再び膝から内ももをゆっくりと撫であげた。   とした感触に皮膚が粟立って、股間がきゅ と熱くなる。   ── 、ど、どうしよう……。   股間がご りと硬くなったのが かった。   必死にヨガポーズを取りながらも、股間に目をやると、困ったことにむくりと盛り 上がってしまっていた。柔らかな薄地のスエットパンツを穿いているせいでその膨ら みは目立つ。まだ完全体とまでは行っていないからいいものの、これ 以上、勃起して しまっては、沙里奈にバレてしまいかねない。 「……ここも、苦しそうね」   と、沙里奈がすっと股間へと手を伸ばした。予想外の刺激にビクンと身体が震えた。   ──ううっ……バ、バレてる !?   恥ずかしさに顔がかっと熱くなったのも束の間、沙里奈が触れ たのは股間ではなく、 スレスレの内筋だった。ただでさえ壊れ そうに高鳴っている心臓がひとき ズキンと 鼓動して胸が苦しい。

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  ──こ、こ な蛇の生殺しみたいなの……。   当然、沙里奈に他意などはないに違いないが、それ にしてもまるで浩一郎を誘惑し、 翻弄しているかのような指の動きに、ハラハラと鼓動が高まっていってしまう。 「さ、沙里奈さ ……このポーズ、キツい で……あの……別のポーズ じゃ ダメです か?」 「でも、このポーズが見栄えがいいのよ。ほら、猫背になってる 。胸をち ゃん とも っと張ってごら なさい」   沙里奈はぐいと身体を前に倒して腕を伸ばすと、今度は浩一郎の胸板に触れ た。指 先がさっと乳首に擦れ てむず痒いような快感が奔った。 「ほら、そう。胸をち ゃん と張って……いい 。胸筋がきち と伸びてるのが かる。 、そのまま、もっと胸を突き出して……」   綺麗に手入れ のされ た指先でさ と胸の辺りを弄られ るたびに、下腹部がジン ジンと痺れていく。時折、まるでひっかくように乳頭に爪が触れ 、その甘い愉悦に声 が漏れ そうにさえもなってしまう。 「そう、いい 。そのまま……そのままよ…… ンパの流れ を整えるから……」   沙里奈は右手で浩一郎の胸板を撫でながら。左手を再び下腹部に戻した。そうして、

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太ももの股内に手を置くと、円を描くかのようにゆっくりと指先で揉み上げる。 「あぁっ……」 「うふふ、 ンパを解すと、気持ちがいいでしょう?」   ずため息を漏らすと沙里奈がくすりと笑った。その妖しげな微笑にぞくりと背 筋がおののいてしまう。 「あら……気持ちよすぎて、ココがこ なになっち ってる」 「あっ!」   沙里奈の手が きつ りつ にさっと触れ た。たった一瞬のことだったが、電流に打た たか のような甘い愉悦がビ と身体を撃った。 「乳首も、こ なだものね……」 「はっ……はうっ……」   薄いベージュのマニキュアを塗られ た爪先が、左の乳先の小さな突起をきゅっと掴 みあげた。今度こそ誤魔化しようのない喘ぎ声が漏れ て恥ずかしさに頭がくらくらし てくる。   ──さ、沙里奈さ 、どういうつもりな だ……。   まるで挑発するかのような沙里奈の態度に、悶々とした興奮が渦巻いてたまらない。

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「うふふ、こ なになってる んじゃ 、写真、撮れ ない じゃ ない……仕方がない ね」   今度こそ、沙里奈ははっきりとペニスに触れ た。   まっすぐに揃えた四本の指で根本からすーっと撫であげ、亀頭まで行き着くと、今 度は指先を折り曲げて筒にした手で根本まで擦り下げる。   根本まで行き着くと、今度はさっきよりも握りの力を強めてまた亀頭へと這い上が ってきた。カ 首の辺りを通りすぎる瞬間に、素早く手首をスナップするかのような 捻りまで加えられ、腰が勝手にぶるりと震える。 「あっ……あぁっ……さ、沙里奈さ 、そ なことされ たら……」   屹立を左手で弄くりながらも、右手では左乳首をくりくりと摘む。   沙里奈の、愛撫としかいいようのない淫らな手の動きに、頭がぼーっとして、ただ ただされ るがままになっていることしかできない。   ペニスに指先が往復するたびに、熱が高まっていく。精液を奥から誘い出すかのよ うなその動きに腰が浮き、睾丸がぐぐっと硬くなったのが かった。   ──や、やばいよ……こ んじゃ ……イっち う……。   オナニーの経験くらいはあるといっても、女性に触れ られ たことは一度もなかった ウブなペニスにとっては、ズボン越しの刺激であっても十分すぎる強さだった。

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  ひと目あった時に、我を忘れ て見惚れ てしまったほどの美貌と色香をあ せ持つ女 性に、身体中をいいように弄られ ているという事実に加え、年上女性ならではの巧緻 なテクニックに射精欲はひたすらに募っていく。 「あぁっ……き、気持ちよくって……ぼく……」   ──ううっ……もう……これ 以上我慢できない……。   このままいっそ、射精してしまいたいという欲望と、パンツの上から擦られ て達し てしまっては恥ずかしいという男としての矜持とがせめぎあう。 「ゆ、許してください、沙里奈さ ……」   乳頭で弾ける快感と、腰奥の疼きが限界を迎えるのを感 て許しを乞うと、沙里奈 は浩一郎の顔を悪戯っぽい顔で見上げながら、股間の手を太ももへとずらし、そうし て、ゆっくりと膝を折って突き上げた足首へとなぞっていった。   そろりそろりと這い上がっていく手のひらの感触に、必死に声を出すのを耐えてい ると、やがて、沙里奈の手は浩一郎の足首へと到達した。そうして、優しく足首に指 を回すと、そのまま、ゆっくりと床へと戻した。 「はっ……はぁああっ……」   横座りの体勢に戻った瞬間に、股間の強張りの一点を抜かして身体中の力が抜けた。

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頭の後ろに回す形で上げていた左手を脇に下ろすと大きく息を吐く。 「まだダメよ……チルアウトしないとね……」   緊張が解けた浩一郎の肩に手を置くと、沙里奈はぐっと力を込めた。   押し倒され る形でヨガマットの上に倒れ ると、沙里奈は浩一郎の腰の上に跨がって ぐっと上半身を押し付ける。   胸がぐっと押しつぶされ て、ふにゅりと上乳がタンクトップからはみ出した。股間 がぐっと力を持って、沙里奈の柔らかな太ももにめり込む。 「あの……チルアウトって……」 「身体の力を抜いて…… ラックスして頂戴」   沙里奈は浩一郎の頬を両手で包むと、頬骨の辺りにそっと唇をつけた。ふ りとし た唇のこそばゆい快感に身体がむずっと震える。   そのまま沙里奈は唇を横にずらすと、ちゅっちゅっと口づけながら、ゆっくりと耳 元へと移動させていく。やがて耳へと到達すると、浩一郎に覆いかぶさるようにして 囁いた。 「ねぇ、 たし、本当に君には感謝してるのよ。だって、勇気を出して、うちのヨガ クラブに来てくれ だもの」

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「そ、 な……勇気だな て……本当にたまたまタイミングが合ったというか……」 「それ にね。最初の男性会員がこ な可愛い男のコで、すごく嬉しい ……だからお 礼に……手でしてあげる」   ふーっと熱く湿った息が耳奥に吹き込まれ た。   りと身震いする浩一郎の右頬に手のひらが当てられ たかと思うと、そのまま首 筋から鎖骨をなぞり、胸板を降りていく。 「お、お礼な て……そ な……からかうのは止めてください」 「からかってな てない 。それ とも君はこういうの、嫌い?」 っ……あっ……」   耳朶が優しく甘噛みされ た。かすかな痛みとともにジンと甘い愉悦が耳裏に生まれ た。 「な……な でこ なこと……する ですか……」 「うふふ。こういうのが好きな女もいるのよ。男のコの気持ちいい顔を見ることが… …ね、浩一郎く は、すごく敏感な身体をしているのね。こうして、耳元を舐めたり とか……さっきだって乳首を触ったら声をあげち っていたし……」 「び、敏感とか……僕、自分ではよく からない ですが……あぁっ!」

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「ほら、また声を出した。ねぇ、君がエッチな身体を持ってるってこと…… たしが たっぷり教えてあげる」   耳穴に るりと熱い舌が り込 できた。   ぴち ぴち という水音が脳内で直接に響いて催淫する。耳の上部や耳朶を軽く くわ えられ て息をかけられ ると、すっと微風が通りすぎてさらに情欲を煽られ た。   ──み、耳ってこ なに敏感だった だ……。   普段、耳を意識することなど、よほどに寒い時と耳掻きをする時くらいだ。今まで 知らずにいた性感帯に新鮮な驚きを覚えてしまう。   唇と舌とで顔や耳や首元を愛撫され ながら、左手では身体を優しく撫でられ ている と、身体中が快楽に満たされ ていくのが かった。 「あ……あぁっ……あぁっ……」 「いいのよ、そう、もっと声を出して、君の感 てる姿、たっぷり見せて……」   情欲をくすぐるようなやや低音の囁きが心地いい。沙里奈の精緻な愛撫にうっとり と身体が とろ ける思いだが、しかし、これ ではあまりに情けない。   ──まるで僕のほうが女のコみたいだ……。   気持ちよくしてもらえるのは嬉しいが、沙里奈の身体に触れ たいという思いが強く

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あった。   ──触っても……怒られ ないよな……。   ヨガ教室といえども一応は『先生』であるし、何よりも八歳年上といえば十分に大 人だ。そ な大人の女性と、今まで話したことなどほと どない。それ が、こ なこ とになってしまうだな て……。   か、 も、 ……。 悶々と悩む浩一郎の身体にぴったりとくっつけられている沙里奈の身体は、戸惑いを 超えて躊躇の箍を外すに十分なほどに魅惑的だった。   ──ダメだ、やっぱり我慢できないっ!   上半身を倒したまま手を伸ばすと、腰に跨がった体勢の沙里奈の尻に触れ た。   インナーマッスルを感 させるぐっと張り出した女尻を手のひらで抱え込むと、ぷ りぷりとした弾力に満ちていた。少し力を入れ て指先を食い込ませると、まるでもぎ たてのマスカットのようにぷり と弾き返してくる。   ゆっくりと円を描くように擦ったり、手のひら全体でや と揉 でいると、や がて手にしっとりと馴染 でくるようだ。 っ……浩一郎く ったら……若いのにずいぶ とエッチな触り方するのね」

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「いや……あの……だって、沙里奈さ のお尻の感触が気持ちよくって……好きに触 ってたら、自然とこ な触り方になってしまった です……すみませ ……」 「謝らなくてもいいのよ……だって、気持ちいい   その言葉は本当らしく、沙里奈は膝をヨガマットの上についてつ とヒップを突き 上げると、まるでオネダ するかのように左右にくねらせた。   ──き、気持ちいいって……言ってくれ てる……!   単純なもので急に勇気のようなものが湧いてきた。それ ならば、と左手は尻に置い たまま、沙里奈に倣ってもう片方の手をウエストへと滑らせる。   しなやかに鍛えられ た筋肉が、バランスよくついた沙里奈の身体が描く曲線は、見 事の一言だった。きゅっと括れ たウエストにぺた この腹、うっすらと腹筋の割れ 腹部を指先でなぞると、沙里奈が甘い吐息を漏らした。   少しだけくすぐったがっているかのような鼻にかかった甘い声にズキズキと股間が 鼓動する。   そのまま胸丈のタンクトップに包まれ た胸を下から掬い上げると、手のひらにずっ しりとした量感が伝 ってきた。それ でいて、ふ と心もとないほどに柔らかい ことに驚いてしまう。

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  きゅっと指先を食い込ませるとくねりとひし げ、柔らかな乳肉が指の間からぷに っとはみ出す。手のひらの中で自在に形を変える乳房を揉み込 でいると、やがてそ の中心部がぽちりと硬くなってきたのがタンクトップ越しに かった。   ──ひょ、ひょっとして……これ ってノーブラ?   タンクトップの裾に指を掛けるとそのまま上へとずりあげる。すると、ぶる と揺 れながらも豊満な膨らみがふたつ、まろびでた。 「はぁ……すごい……これ が……沙里奈さ のおっぱい……」   初めて目にする女性のシンボルは想像していた以上に美しかった。   ふたつに割ったグレープフルーツをつけたようにま 丸で、その先端には小指の先 ほどの大きさの乳頭があり、そのま りをぐるりと乳輪が覆っている。色合いは淡い ベージュで真っ白いバストにアクセントを与えるようにぽちりと浮き上がっている。 「うふふ、そ なに目をま まるにして」   そういう沙里奈の声も、いつもより少しだけ興奮に上ずって聞こえた。 「だって……僕、女の人のおっぱいを生で見たのな て……初めてですから」 「あら、そうなの?   じゃ あ、童貞なのね」 「は……はい……」

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  未経験ということがバレては恥ずかしいと思う気持ちもあったが、自然と素直にな たのは、沙里奈が年上のせいだったかもしれない。自分と同 年だというのに経験 豊富だというのならば、失敗したら困るだとか、おかしなことをしてしまったら恥ず かしいだとか考えて、気が引けてしまうが、大人の女性ならば、何をしても笑って許 してくれる気がした。 「初めてが たしな て嬉しい たしが君に、新しい経験を与えてあげられ るの ね」   やはり沙里奈は優しかった。大きな目をすっと細めて微笑むと、浩一郎の頭をきゅ っと抱き寄せてくれ た。   ──う、う っ!   ……すごい光景だっ!   目の前の視界が乳房でいっぱいになった。   ただでさえ普通以上に豊かだというのに、沙里奈が上半身を下に向けているせいで、 さらにそのボ ュームが強調され ていた。すべすべと滑らかな肌はまるで極上のホイ ップク ームのようなキメの細かさで、沙里奈が息をするたびに、ふるふると揺れ 様が悩ましい。 「さ、触ってもいいですか?」

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「やぁね。さっきまで触ってたのに、今更そ なことを聞くの?」   ごくりと生唾を飲み下して尋ねると、沙里奈は熱っぽい声色でくすりと笑った。 「い、いや……な だか……緊張しち って……」 「いいのよ、君の好きなようにしなさい」 「は……はい……」   そろそろと手を伸ばすと、下から掬い上げるように手を当てた。   かすかに汗ば だしっとりとした肌が手のひらにぴったりと吸い付くようだ。先ほ どまでの生地越しとは違い、温かさがダイレクトに伝 ってくる。   ──こ、これ がナマのおっぱいの感触な だ……。   “胸”というパーツだというのに、自分とはまるで違う。なぜこ なにふにふ にと柔らかくて、魅惑的に膨ら でいるのかが不思議で仕方ない。 「うふふ。な て顔して触ってるの。可愛い」   沙里奈は優しく微笑むと、必死に胸を揉み込 でいる浩一郎の頬に手をぴとりと当 て、素早く唇を近づけた。   っとした物体が唇に一瞬押し付けられ て、すぐに離れ る。静電気が奔ったかの ように唇がひりっと痺れ て、その後、 じん と甘い感激が湧いてくる。

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  ──う っ!   キス……され った……。   むろ 浩一郎にとっては初めてのキスだ。   ──唇って……な て柔らかい だろう……。   感動に打ち震えていると、沙里奈が再び顔を近づけた。そうして互いの吐息がかか りあうほどに接近すると、上目遣いで見上げてふっと微笑む。 「本当は……手で出すだけって思ったけど……な だか気分が乗ってきち った   沙里奈はゆっくりと顔を近づけると、再び口づけてくれ た。柔らかな唇がと 、と ぶつかり合う。   今度はさっきのように離れ ることはなかった。   唇同士を密着させていると、かすかに開か た沙里奈の唇の間からにゅるりと舌が 這入り込 できた。甘い唾液が流れ できて、媚薬のように頭を痺れ させていく。 っ……ちゅっ」   沙里奈の舌は、浩一郎の口内を奔放に動いた。歯茎の端から端までをヌメヌメと行 き渡たったかと思うと、今度は上あごをレロ と舐めあげる。   ──あぁ、気持ちいい……。   蕩けそうな思いというのはこういう気分のことだろうか。先ほど身体を触られ た時

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であり、最終的にどのような被害に繋がるか(どのようなウイルスに追加で感染させられる

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