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せることで その課題を克服しようと試みるものである 1-2 協力内容本プロジェクトは 前フェーズで確立した コミュニティと行政が協働するプライマリー ヘルス ケアのメカニズム の自立発展性を強化するために バルー県 ブルクンバ県 ワジョ県の行政当局が 外部資金に頼らない通常予算を使用して村落レベルに

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Academic year: 2021

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評 価 調 査 結 果 要 約 表

評 価 調 査 結 果 要 約 表

評 価 調 査 結 果 要 約 表

評 価 調 査 結 果 要 約 表

1 . 案 件 の 概 要 国 名 : イ ン ド ネ シ ア共 和国 案 件 名:南 スラ ウ ェ シ 州地 域 保 健 運 営 能 力 向上 プロ ジ ェ ク ト フ ェ ー ズ2 分 野 : 保 健 援 助 形 態 : 技 術 協 力プ ロジ ェ ク ト 所 轄 部 署 : イ ン ド ネシ ア事 務 所 協 力 金 額 ( 評 価 時 点):2億9,000万 円 協 力 期 間 (R/D):2010年11月 ~ 2014年3月 先 方 関 係 機 関 : 中 央 政 府:保 健 省保 健 推進 セ ン タ ー 、内 務省 コ ミュ ニ テ ィ 村 落 開 発 総 局 ① 伝 統 社 会文 化開 発 局 ② 村 落 区 行政 局 南 ス ラ ウ ェ シ 州 政 府:地域 開 発 計 画 局、保 健 局、コ ミ ュ ニ テ ィ 振 興 ・ 村 落 ・ 区 行 政局 県 政 府:バ ル ー 県、ブ ルク ン バ 県 、ワ ジ ョ県 の 保健 局 、コ ミ ュ ニ テ ィ ・ 村 落 振 興 局、 地域 開 発 計 画 局 、 財 務管 理局 日 本 側 協 力 機 関 : なし 1 - 1 協 力 の 背 景と 概要 イ ン ド ネ シ ア 共 和 国(以下 、「 イ ン ド ネシ ア 」と記 す )は 、こ れ ま で 実 施し て き た 開 発 政 策 の 成 果 に よ り 、 国 全 体 と し て は 国 民 生 活 の 質 が 向 上 し つ つ あ る 一 方 で 、 地 域 間 の 開 発 格 差 が 顕 著 化 し て い る 。地 域 別 の 貧困 率 を み る と 、西 部 の ジャ ワ・バ リ(12.5% )や ス マ ト ラ(14.4% )に 比 べ 、東 部 の ス ラ ウ ェ シ(17.6% )、マ ル ク(20.5% )、ヌ サ ト ゥ ン ガラ(24.8% )、パ プ ア(36.1% ) は 高 い 数 値 を 示 し て お り 、 地 域 間 格 差 是 正 の た め に は 、 東 部 地 域 の 開 発 が 重 要 な 課 題 と な っ て い る 。 保 健 状 況 に 関 し て は 、 近 年 大 き く 改 善 さ れ て は い る も の の 、 主 要 な 保 健 指 標 値 は 近 隣 の ASEAN諸 国 と 比 較 し て低 い 水 準 に と ど ま って おり 、 乳 児 死 亡 率 ( 出 生1,000人 当 た り ) はマ レ ー シ ア6、 フ ィ リ ピン26、 タ イ13に 対 し て イ ンド ネ シ ア は31、 妊 産 婦死 亡 率 ( 出 産10万 件 当 た り )は マ レ ー シア62、フ ィ リ ピ ン 230、タ イ110に 対 し て イ ン ド ネ シ アは420、改 善 さ れ た 水 源 の 利 用 率 は マ レ ーシア 99% 、 フ ィ リ ピ ン 93% 、 タ イ 93% に 対 し てイ ン ド ネ シ ア は 80% にと ど ま っ て い る 。2001 年 か ら は 地 方 分 権 化 が進 めら れ 、 開 発 に 関 す る権 限、 人 員 、 財 源 等 の 地方 政 府 へ の 大 幅 な 移 譲 が 行 わ れ た 結 果 、 保 健 サ ー ビ ス の 提 供 も 地 方 政 府 の 管 轄 と な っ た 。 し か し 地 方 行 政 官 の 能 力 や 、 不 明 瞭 な 中 央 と 地 方 政 府 の デ マ ケ ー シ ョ ン 等 の 問 題 か ら 、 予 算 執 行 の 遅 れ や 行 政 サ ー ビ ス の 質 の 低 下 、 地 域 間 格 差 の 拡 大 な ど の 問 題 が 生 じ て お り 、 効 果 的 か つ 効 率 的 な 地 方 行 政 シ ス テ ムの 確立 は 今 な お 課 題の1つ であ る 。 こ う し た 背 景 を 受 け 、わが 国 は2007年2月 か ら2010年2月 ま で 、「 南 スラウ ェ シ 州 地 域 保 健 運 営 能 力 向 上 プ ロ ジ ェ ク ト 」 を バ ル ー 県 、 ブ ル ク ン バ 県 、 ワ ジ ョ 県 で 実 施 、 コ ミ ュ ニ テ ィ と 行 政 が 協 働 し て 地 域 保 健 の 向 上 に 資 す る メ カ ニ ズ ム を 開 発 ・ 実 施 し た 。 同 モ デ ル は 地 域 保 健 の 強 化 に 有 効 で あ る こ と が 確 認 さ れ た が 、 政 策 ・ 制 度 面 と 財 政 面 に お け る 自 立 発 展 性 の 確 立 が 課 題 と し て 残 さ れ た 。 本プ ロジ ェ ク ト は 、 フ ェ ーズ 1 で 開 発 さ れ た メ カ ニ ズム に 改 良 を 加 え る こと で イ ン ド ネ シ ア の 地 方 行 政 シ ス テ ム ( 計 画 策 定 及 び 予 算 執 行 ) に 内 部 化 す る と 同 時 に 、 コ ミ ュ ニ テ ィ レ ベ ル で 妊 産 婦 の 緊 急 事 態 へ の 対 処 、 基 礎 医 療 サ ー ビ ス 提 供 、 感 染 症 サ ー ベ イ ラ ン ス 、 生 活 習 慣 病 予 防 、防 災等の 活 動 を 推 進 す る 保健 省(Ministry of Health:MOH)の 国 家 プ ロ グ ラ ム で あ るDesa(dan Kelurahan)Siaga Aktif( デ サ シア ガ ア ク テ ィ フ)等 と 可能 な 限 り 整 合 性 を もた

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せ る こ と で 、 そ の 課題 を克 服 し よ う と 試 み るも ので あ る 。 1 - 2 協 力 内 容 本 プ ロ ジ ェ ク ト は 、 前 フ ェ ー ズ で 確 立 し た 「 コ ミ ュ ニ テ ィ と 行 政 が 協 働 す る プ ラ イ マ リ ー ・ ヘ ル ス ・ ケ ア の メ カ ニ ズ ム 」 の 自 立 発 展 性 を 強 化 す る た め に 、 バ ル ー 県 、 ブ ル ク ン バ 県 、 ワ ジ ョ 県 の 行 政 当 局 が 、 外 部 資 金 に 頼 ら な い 通 常 予 算 を 使 用 し て 村 落 レ ベ ル に お け る 自 主 的 な 保 健 活 動 を 実 施 す る 仕 組み (PRIMA-K メ カ ニ ズ ム )を 構 築 し 、3 県 の 全 コ ミュ ニ テ ィ が 同 メ カ ニズ ム を 用 い た 保 健 活 動の 展開 を 支 援 す る も の であ る。 (1) 上 位 目 標 ① 対 象 県 で プ ラ イマ リー ・ ヘ ル ス ・ ケ ア の質 が向 上 す る 。 ② コ ミ ュ ニ テ ィ と 行 政 が 協 働 す る プ ラ イ マ リ ー ・ ヘ ル ス ・ ケ ア の メ カ ニ ズ ム が 普 及 さ れ る 。 ③ コ ミ ュ ニ テ ィ と行 政が 協 働 す る 地 域 開 発メ カニ ズ ム が 強 化 さ れ る。 (2) プ ロ ジ ェ ク ト 目 標 対 象 県 で コ ミ ュ ニ テ ィ と 行 政 が 協 働 す る プ ラ イ マ リ ー ・ ヘ ル ス ・ ケ ア の メ カ ニ ズ ム が 確 立 さ れ る 。 (3) ア ウ ト プ ッ ト ① コ ミ ュ ニ テ ィ が 、 地 方 行 政 シ ス テ ム に 基 づ い て 、 主 体 的 に プ ラ イ マ リ ー ・ ヘ ル ス ・ ケ ア 改 善 (Primary Health Care Improvement:PHCI) 活 動

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を 実 施 す る 能 力が 強化 さ れ る 。 ② 保 健 セ ン タ ー(Health Centres:HC)及 び郡 事務 所(Sub-district office:SDO)が 、コミ

ュ ニ テ ィ 主 体 のPHCI活 動 を 技 術 的 に 支 援 する 能力 が 強 化 さ れ る 。 ③ 県 政 府 が 、 コ ミュ ニテ ィ 主 体 のPHCI活 動 を制 度 的 に 支 援 す る 能力 が強 化 さ れ る 。 ④ 州 政 府 が 、 コ ミュ ニテ ィ 主 体 のPHCI活 動 を監 督 し 、 周 知 す る 能力 が強 化 さ れ る 。 (4) 投 入 (2013年11月 現 在 ) 1) 日 本 側 総 投 入 額 :2億9,000万 円 専 門 家 派 遣 : 長期3名 短 期3名 ( 合計58.16人/月 ) 機 材 供 与 :1億2,344万 ル ピ ア 相 当 ロ ー カ ル コ ス ト 負 担:162億5,541万4,718ル ピ ア (1億4,186万1,004円 相 当 ) カ ウ ン タ ー パ ー ト (Counterpart:C/P) 研 修 受入 れ:53名 2) イ ン ド ネ シ ア 側 C/P配 置 :77名 土 地 ・ 施 設 提 供 : マカ ッサ ル 及 び 対 象3県 にお ける プ ロ ジ ェ ク ト 事 務所 (保 健 局 内 ) 及 び 光 熱 費 1 村 ・ 区 の 住 民 保 健 活 動 グ ル ー プ が 中 心 と な っ て 行 う コ ミ ュ ニ テ ィ レ ベ ル の 健 康 増 進 ・ 保 健 推 進 活 動

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現 地 活 動 費 : セ ミ ナー 、ワ ー ク シ ョ ッ プ 等に 3億 6,156万 7,000ル ピ ア (315 万 5,000 円 相 当 ) の ほ か 、C/Pの出 張 経 費 2 . 評 価 調 査 団 の 概要 日 本 側 担 当 分 野 氏 名 所 属 団 長 田 中 伸 一 JICAイ ン ドネ シ ア 事 務所 次 長 地 域 開 発 稲 葉 誠 JICAイ ン ドネ シ ア 事 務所 企 画 調 査 員 協 力 企 画1 榎 木 と も 子 JICAイ ン ドネ シ ア 事 務所 企 画 調 査 員 協 力 企 画2 イ ダ ・ ゴ サ ル JICAイ ン ドネ シ ア 事 務所 所 員 評 価 分 析 今 仁 直 美 グ ロ ー バ ル リ ン ク マネ ージ メ ン ト 株 式 会 社 研 究員 イ ン ド ネ シ ア 側 氏 名 所 属 drg. Rarit Gempari, MARS

Head of Division of Community Empowerment and Partnership

Health Promotion Center, Ministry of Health

dr. Marti Rahuyu Diah Kusuma

Staff of Division of Community Empowerment and Participation

Health Promotion Center, Ministry of Health

Drs. A. Irawan Bintang, MT

Head of Division of Organizational and Human Resources Development

BAPPEDA, South Sulawesi Province

M. Ilyas Acting Section Head of Human Resource Development

BAPPEDA, South Sulawesi Province

dr. H.A. Mappatoba, DTAS, MBA

Head Division of Community Health Health Office, South Sulawesi Province

Drs. Haryamin, APT, M.Kes

Head Section of Health Promotion and Community Empowerment

Health Office, South Sulawesi Province

Ir. H. Muhammad Kasim Alwi

Head BPMPDK, South Sulawesi Province

Ir. Musran A. Muchsin, M.Si

Head of Sub-Division of Programme BPMPDK, South Sulawesi Province

調 査 期 間 2013年11月24日 〜2013年12月20日 評 価 種 類 : 終 了 時 評価 3 . 評 価 結 果 の 概 要 3 - 1 実 績 の 確 認 (1) プ ロ ジ ェ ク ト 目 標の 達 成 状 況 97.8% の コ ミ ュ ニ テ ィ がPRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の問 題 分 析 → プ ロ ポ ーザ ル作 成 → 活 動 実 施 → 報 告 の 一 連 の「 サ イ クル 」を2回 完 了し て お り、指 標1( 対象 県 の80%以 上 がPHCI活 動 サ イ ク ル を 完 結 さ せて いる ) は 達 成 さ れ た 。現 在実 施 中 の 第 3 サ イ ク ルも ほ ぼ 同 程 度 の 達 成 率 が 予 測 さ れ る 。 プ ロ ジ ェ ク ト の 作 成 し た 「PRIMA-K 実 施 ガ イ ド ラ イ ン (「 サ プ リ メ ン

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ト 」) は 、 県 政 府 よ り 正 式 文 書 と し て 発 出 さ れ て お り 、PRIMA-K メ カ ニ ズ ム の 制 度 化 の た め の 公 的 文 書 と 位 置づ けら れ る こ と か ら 、コ ミ ュニ テ ィ と 行 政 が 協 働す るPHCの メカ ニ ズ ム が 確 立 す る と い う成 果2も 達 成 さ れ た と 判 断 され る 。 一 方 で 、指 標1の 高い 達成 度 に 関 し て は 、C/Pのキ ャ パ シ テ ィ を 補 完す るよ う に メ カ ニ ズ ム の 運 営 実 施 に た ずさ わっ たJICA雇 用 の 現 地 スタ ッ フ の 貢 献 が 大 きい ため 、プ ロ ジ ェ ク ト 終 了 後 は 幾 分 低 下 する こと が 予 想 さ れ る 。 (2) ア ウ ト プ ッ ト の 達成 状 況 ア ウ ト プ ッ ト1:コ ミ ュニ テ ィ が 地 方 行 政 シス テム に 基 づ い て 、主 体 的 に プ ラ イ マ リ ー ・ ヘ ル ス ・ ケ ア 改 善 (PHCI) 活 動 を 実 施 す る 能 力が 強 化 さ れ る 。 2013 年 度 は 全 367 の コ ミ ュ ニ テ ィ の う ち 、98.9% に お い て 本 プ ロ ジェ クト で 組 織 さ れ た コ ミ ュ ニ テ ィ レ ベ ルの 住民 保 健 活 動 グ ル ー プ(Health Working Group:HWG)の 計 画 し た 活 動 が 通 常 予 算 で 実 施さ れて い る 。2012 年 度 実 績で は 、 計 画 さ れ た 全活 動の 97.2% が 実 施 さ れ て お り 、 対 象 県 の 大 多 数 の コ ミ ュ ニ テ ィ に お い て 、 フ ァ シ リ テ ー タ ー の 支 援 を 受 け な が らPRIMA-Kサ イ ク ル に 乗 せ てPHCI活 動 を 実 施す る 能 力 が 備 わ っ てい るこ と が 示 唆 さ れ て い る 。一 方 でPRIMA-Kサ イ ク ル の 継 続 的 実施 には 、ま だ 全 体 の 半 数以 上のHWGが 技 術 面 ま た は 組 織 面 で の 支 援 を 必 要 と し て い る と 判 断 さ れ て お り 、 そ の 意 味 で は プ ロ ジ ェ ク ト 終 了 後 は コ ミ ュ ニ テ ィの 能力 強 化 を 継 続 的 に 実施 ・モ ニ タ ー し て い く 役割 を担 う HC と SDO フ ァ シ リ テ ー タ ー のキ ャパ シ テ ィ が 非 常 に 重要 であ る 。 ア ウ ト プ ッ ト2:保 健 セン タ ー(HC)及 び 郡 事 務所(SDO)が 、コ ミ ュ ニテ ィ 主 体 のPHCI 活 動 を 技 術 的 に 支 援す る能 力 が 強 化 さ れ る 。 各 コ ミ ュ ニ テ ィの HWG を 支 援 す る た め に 、HCと SDO の 職 員 数名 を ファ シ リ テ ー タ ー と し て 指 名・育 成 す る こと で 、HC及びSDOの コミ ュ ニ テ ィ を 支 援 する 能力 は 強 化 さ れ た。 し か し 当 該 職 員 の 異 動 に 対 す る 制 度 的 な 対 策 が 立 て ら れ て い な い た め 、 プ ロ ジ ェ ク ト が 進 行 す る に つ れ て フ ァ シ リ テ ー タ ー の 数 が 減 少 し 、 コ ミ ュ ニ テ ィ の 需 要 に 十 分 に 応 え る こ と が で き な く な り つ つあ る状 況 が 確 認 さ れ た。今 後のPRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 継 続 に は 、コ ミ ュ ニ テ ィ を 直 接 的 に 支 援 す る 郡 レ ベ ル の フ ァ シ リ テ ー タ ー が 非 常 に 重 要 な 要 素 と な る こ と か ら も 、 異 動 に よ る 人 材 プ ー ル の 縮 小 の 防 止 は も ち ろ ん 、 個 々 人 の モ チ ベ ー シ ョ ン や 技 術 力 を 維 持 す る た め にも 、フ ァ シ リ テ ー タ ー を制 度化 す る こ と が 望 ま れる 。 ア ウ ト プ ッ ト3:県 政 府が コ ミ ュ ニ テ ィ 主 体のPHCI活 動 を 制 度 的 に 支 援す る 能 力 が 強 化 さ れ る 。 対 象3県 に は 、 関 連4部 局 の 職 員 か ら 構 成 され る県 チ ー ム が 設 立 さ れ、JICAプ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム と 一 体 に なっ て、HWGが そ れ ぞ れ の 所属 す る コ ミ ュ ニ テ ィの 通常 予 算 で 保 健 活 動 を 実 施 す る 仕 組 み(「PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム 」)を構 築 し た 。メカ ニ ズ ム に関 す る 各 種 研 修 や オ リ エ ン テ ー シ ョ ン な ど 、 こ れ ま で 県 政 府 が 実 施 し て き た ル ー テ ィ ー ン の 活 動 に か か る 経 費 は 既 に 県 予 算 に 統 合 さ れ 、 県 チ ー ム メ ン バ ー の 能 力 も 研 修 等 を 通 じ て 確 実 に 向 上 し て い る と 判 断 さ れ る。そ の 一方 で 、PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム を 継 続 的 に 実 施し てい く た め に は、マ ネ ジ メ ン ト に い く つ か 課 題 が 残 さ れ て お り 、 ① 郡 レ ベ ル の フ ァ シ リ テ ー タ ー が 異 動 に よ り

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減 少 す る こ と へ の 対策 や、②PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 実 施 状 況 を 把 握す るた め の モ ニ タ リ ン グ の 枠 組 み の 策 定 、 ③ 県 チ ー ム 内 の コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 仕 組 み の 確 立 等 が 必 要 で あ る 。 こ れ ま でJICA側 ス タ ッフ が 担 っ て い た 役 割をC/P側 に 移管 す る た め に設立 さ れ た「 出 口 戦 略 」 の 進 捗 が 遅 れ て い る 背 景 に も 、 こ の よ う な 事 業 管 理 の 仕 組 み が 確 立 さ れ て い な い こ と が あ る と 考 え ら れ る。 ア ウ ト プ ッ ト4:州 政 府が 、コ ミ ュ ニ テ ィ 主 体のPHCI活 動 を 監 督 し 、周知 す る 能 力 が 強 化 さ れ る 。 活 動 を 行 う こ と で 能力 強化 を 図 る 本 プ ロ ジ ェク トに お い て 、 ア ウ ト プット 4 の 活 動 の ほ と ん ど は JICA チ ー ム に よ っ て 実 施 さ れ て お り 、 州 政 府 の 能 力 強 化 は 限 定 的 で あ る 。 特 に 「PHCI活 動 を 監 督 する能 力 」に 関 して は 、地方分 権 下 に お い て 行 政上 独立 し た 地 方 自 治 体 で あ る 県 の 事 業 を 監 督 す る 機 能 が 州 政 府 に お い て は 限 定 的 で あ る こ と も 、 本 ア ウ ト プ ッ ト の 発 現 に 影 響 し て い る 。 ま た 、 活 動 の 実 施 に よ っ て 能 力 の 強 化 を 図 る と い う 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 手 法 で は 、 周 知 ・ 普 及 に か か わ る 能 力 強 化 は モ デ ル の 有 効 性 が 検 証 さ れ て か ら よ う や く 着 手 す る こ と の で き る 活 動 で あ り 、 プ ロ ジ ェ ク ト 期 間 内 に 成 果 を 上 げ る の は 時 間 的 に 困 難 で あ る 。州 チ ー ムは2014年 に は 新 たに3~7の 県(「 新 規 県」)に おい てPRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 導 入 を 支 援 を す る こ と を 決 定 、 説 明 会 と 関 係 者 向 け 初 期 研 修 の 予 算 も 計 上 し て い る が 、 州 政 府 に と っ て 、 部 局 横 断 的 な チ ー ム を 組 ん で 、 別 個 の 自 治 体 で あ る 県 の 事 業 を 、 他 の 県 の 技 術 的 リ ソ ー ス を 利 用 し て 支 援 す る の は 初 め て の 経 験 で あ り 、 残 さ れ た プ ロ ジ ェ ク ト 期 間 に お い てJICAの 支 援 で 何 ら か の 枠 組み が設 立 さ れ る こ と が 望ま れる 。 3 - 2 評 価 結 果 の要 約 (1) 妥 当 性 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 政 策 的 、 ス テ ー ク ホ ル ダ ー の ニ ー ズ に 対 す る 妥 当 性 は 高 い 。 保 健 は イ ン ド ネ シ ア の 国 家 中期 開発 計 画(National Mid-Term Development Plan:RPJMN)(2010~2014 年 )に お け る11の 重 点分 野 の1つ で あ り 、南 スラ ウ ェ シ 州 及 び 対象3県の 中 期 開 発 計 画 に お い て も 重 視 さ れ てい る。地 方 分 権 後10年 以 上が 経 過 す る 現 在 で も地 方政 府 の 強 化 は 引 き 続 き 重 要 課 題 で あ り 、 国 か ら 村 に 財 源 と し て 交 付 さ れ る 村 落 交 付 金 (Village Allocation Fund:ADD) の 額 も 増 大 す る 傾 向 に あ る こ と か ら も 、 地 方 政 府 が 予 算 を 効 果 的 か つ 高 い 透 明 性 を も っ て 活 用 す る 仕 組 み が 求 め ら れ て い る 。 コ ミ ュ ニ テ ィ の 自 主 的 な 保 健 関 連 の 活 動 を 予 算 の 使 途 を 民 主 的 に 決 め る 全 国 統 一 シ ス テ ム ( ム ス レ ン バ ン ) に 乗 せ て 実 施 す る PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム は、保 健 及 び 地 方自 治 の 両方 の 分 野 に 貢 献 す ると いう 点 で も 妥 当 性 の 高 い も の で あ る 。 (2) 有 効 性 プ ロ ジ ェ ク ト 目 標 は高 いレ ベ ル で 達 成 さ れ てお り、PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 開 発・実 施 と い う 視 点 に お い て は 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 有 効 性 は 高 い と 思 わ れ る 。 し か し プ ロ ジ ェ ク ト 目 標 を 達 成 す る た め の ビ ル デ ィ ン グ ブ ロ ッ ク で あ る は ず の ア ウ ト プ ッ ト の 発 現 状 況 、 特 に 州 及 び 県 政 府 の 能 力 強 化( アウ ト プ ッ ト 2~4) に は 既 述 の と お り 課 題 が残 され て お り 、 こ れ は 「C/P側 がJICAの 支 援 を 受 け つ つ 自 ら 実 施す る」 こ と に な っ て い た活 動の 多 く を 、 プ ロ ジ

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ェ ク ト チ ー ム が「C/Pを巻 き 込 み つ つ も 率 先し て実 施 」し た こ と で、C/Pの 能 力 強 化 の 機 会 が 制 限 さ れ て し ま っ た た め と 考 え ら れ る 。 プ ロ ジ ェ ク ト で 強 化 さ れ る 行 政 側 の キ ャ パ シ テ ィ が 具 体 的 に 何 で ある のかPDM上 明確 で な く 、関 係 者 間 で 別 途 分 析・協議 さ れ る こ と も な か っ た こ と も 、 モ ニ タ リ ン グ や コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン と い っ た 事 業 管 理 シ ス テ ム の 強 化 の 必 要 性 が 看 過 さ れ た 要因 の1つ で あ る と 分 析 さ れ る。 (3) 効 率 性 約 3 年 の 間 に ① コ ミ ュニ テ ィ レ ベ ル の 自 発的 な保 健 活 動 を 公 的 予 算を 活用 し て 実 施 す る 仕 組 み(「PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム 」)を つ く り、②そ の 仕 組 み を 利 用 した 保健 活 動 の 実 施 を 対 象 3 県 の ほ ぼ す べ て のコ ミ ュ ニ テ ィ で 実 現さ せた こ と に 関 し て は 、高 い効 率 性 が 認 め ら れ る 。 そ の 貢 献 要 因 と し て は 、 ① 十 分 な 時 間 を か け て 県 ・ 州 レ ベ ル の 関 係 者 を 巻 き 込 ん で 入 念 な 計 画 策 定 を 行 った こと 、 ② 政 府 の 計 画 サイ クル と 合 致 さ せ る た めに 、計 画 で は C/P 側 が 実 施 す る こ と に なっ てい た 活 動 の 一 部をJICA側 で 実 施 し た こ と 、③コス ト や 言 葉 の 面 で 日 本 人 専 門 家 よ り 効率 性の 高 い 現 地 ス タ ッ フを 多数 投 入 し 、C/Pの キ ャ パシ テ ィ を 補 い な が ら 活 動 を 実 施 し た こと など が 挙 げ ら れ る 。しか しJICA側 がC/P側 の タ スク の 一 部 を 担 っ た こ と で 、 ア ウ ト プ ット の発 現 が 抑 制 さ れ る 結果 とな っ た こ と は 前 述 のと おり で あ る 。 (4) イ ン パ ク ト 1) 上 位 目 標 達 成 の 見 込み 保 健 に か か わ る 指 標の 値は 保 健 行 動 指 標 が バル ー県 で27.5%(2011)か ら46%(2012)、 ブ ル ク ン バ 県 で48.7%(2011)か ら53.3%(2012)、ワ ジ ョ 県 で18.3%(2011)か ら24.5% (2012) と 上 昇 傾 向 に あ る が 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 保 健 活 動 は 規 模 も 小 さ く 分 野 も さ ま ざ ま で あ る た め 、 設 定 さ れ て い る マ ク ロ レ ベ ル の 指 標 に 反 映 さ れ る 効 果 は ご く わ ず か な も の と 判 断 さ れ る 。 し か し プ ロ ジ ェ ク ト に よ っ て コ ミ ュ ニ テ ィ の 保 健 へ の 関 心 が 増 大 し 、 保 健 施 設 の 利 用 や HC が コ ミ ュ ニ テ ィ レ ベ ル で実 施 す る 活 動 へ の 参 加 が増 加 し て い る こ と が 報 告 さ れ て お り 、 現 在 採 用 さ れ て い る 指 標 に は 現 れ な い も の の 、 コ ミ ュ ニ テ ィ ・ ヘ ル ス の 向 上 に 一 定 の 貢 献 を す る も の と 考 え ら れ る 。 メ カ ニ ズ ム の 普 及 に 関 し て は 、 既 述 の よ う に 既 に い く つか の県 や 州 がPRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 導 入 に 強 い関 心を 示 し て お り 、 有 望 と 判 断 さ れ る 。 他 セ ク タ ー に お け る メ カ ニ ズ ム の 普 及 は 、 現 段 階 で は そ の 周 知 が あ ま り 行 わ れ て お ら ず 、その 実 現 に は よ り 積 極的・具 体 的 な 周 知 活 動 が有 用と 思 わ れ る が、 バ ル ー 県 の い く つ か の 村 で は パ イ ロ ッ ト ベ ー ス で 他 セ ク タ ー の コ ミ ュ ニ テ ィ レ ベ ル の 活 動 も ム ス レ ン バ ン に 乗 せ て 実 施 す る 試 み が 開 始 さ れ て い る と い う 報 告 も あ り 、 一 定 規 模 で の 実 現 は 可 能 で ある と見 込 ま れ る 。 2) そ の 他 の 正 の イ ン パク ト 保 健 に 関 す る 意 識 が 向 上 し た こ と で 、 住 民 の 保 健 事 業 へ の 寄 付 が 増 大 し て い る こ と 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト を 通 じ て 区 部 に お い て も 村 落 交 付 金 (ADD) と 同 様 の 予 算 が 流 れ る よ う に な っ た こ と 、 ム スレ ンバ ン を 活 用 す る 仕 組みが 1 つ の モ デ ル と な り、 他 セ ク タ ー を 巻 き 込 ん だ 同 様 の 仕 組 み を つ く る 試 み が 稼 動 し は じ め た こ と な ど も 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 波 及 効 果 と 位 置 づ け られ る。

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3) 負 の イ ン パ ク ト HCフ ァ シ リ テ ータ ー から は 、業 務 量 の増 大 が 負の イ ン パ ク ト と し て報 告さ れ た 。こ れ は フ ァ シ リ テ ー タ ー 業 務 が 公 に 認 知 さ れ て い る も の で は な く 、 労 力 の 割 に は 手 当 て が つ か な い た め 不 公 平 感 が 増 大 し つ つ あ る 兆 候 で あ り 、 そ の 業 務 を 公 式 に 組 織 化 す る こ と で 軽 減 が 図 れ る も の と思 われ る 。 (5) 持 続 性 財 政 面 で の 持 続 性 は非 常に 高 く 、ADDが 増 大 する 傾 向 に あ る こ と から も、 コ ミ ュ ニ テ ィ 及 び 県 の 行 政 が 、 保 健 チ ー ム が 草 の 根 レ ベ ル で 計 画 実 施 す る 活 動 が 有 用 で あ る と 判 断 す る 限 り 、 継 続 的 に 予 算 が 確 保 さ れ る こ と が 期 待 さ れ る 。 そ の 一 方 で 組 織 面 に お け る 持 続 性 に は 課 題 が 残 さ れ て い る 。 県 や 州 政 府 に モ ニ タ リ ン グ や コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン と い っ た メ カ ニ ズ ム を 管 理 す る 仕 組 み や ツ ー ル が 策 定 さ れ て お ら ず 、 そ れ が 中 間 レ ビ ュ ー 後 に 策 定 さ れ た 「 出 口 戦 略 」 の 実 施 の 障 害 と な っ て い る 。 県 チ ー ム は 現 在 「 プ ロ ジ ェ ク ト 終 了 後 の 体 制 」 を 設 計 中 で あ る が 、そ のな か で 上 記 の 問 題 への 対応 策 が 取 り 込 ま れ るこ とが 望 ま れ る 。 そ の 他 、 持 続 性 に 関 す る チ ャ レ ン ジ と し て は 、 保 健 チ ー ム の モ チ ベ ー シ ョ ン の 維 持 、 PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の ペ ー パ ー ワ ー ク の 煩 雑 性 の 軽 減 、2014年 に 予 定 さ れ て い る 大 規 模 な 村 長 選 挙 な ど が あ り 、 そ れ ぞ れ の 県 に は 継 続 的 に 状 況 を モ ニ タ ー し 、 状 況 に 応 じ た 対 策 を 柔 軟 に と っ て い くこ とが 求 め ら れ て い る。ま たJICAは そ のブ ラ ン ド 力を 活 用 し 、不定 期 で も 現 地 訪 問 に よ る モ ニ タ リ ン グ を 継 続 す る こ と に よ っ て 、C/P の モ チ ベ ー シ ョ ン を 維 持 し プ ロ ジ ェ ク ト 効 果の 持続 に 貢 献 す る こ と が期 待さ れ る 。 3 - 3 効 果 発 現 に貢 献し た 要 因 (1) 計 画 内 容 に 関 す るこ と フ ェ ー ズ 1 で 構 築 し たメ カ ニ ズ ム の 持 続 性を 向上 さ せ る 方 策 を 探 るた め、 準 備 段 階 よ り JICAは 中央 、 州 及 び 県政 府 の 関 係 者 と 何 度も 協議 を 重 ね た 。 そ の ため プロ ジ ェ ク ト 開 始 時 に は 既 に メ カ ニ ズ ム の 修 正 箇 所 が 明 ら か に な っ て お り 、 非 常 に 短 時 間 で メ カ ニ ズ ム の 再 構 築 並 び に ツ ー ル の 改 訂 が 可 能 で あ っ た 。 ま た 準 備 段 階 か ら 深 く 関 与 し て い た こ と で 県 レ ベ ル の 関 係 者 の オ ー ナ ー シ ッ プ と 改 訂 メ カ ニ ズ ム の 理 解 度 は 高 く 、 効 率 的 な プ ロ ジ ェ ク ト の 実 施 と 高 い 財 政 面 で の 持 続 性 に 貢 献 し て い る 。「 コ ミ ュ ニ テ ィ と 政 府 が 協 働 す る メ カ ニ ズ ム 」 は ど の セ ク タ ー で も 応 用 可 能 で あ る が 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト に お い て は そ の 切 り 口 を 、 開 発 ア ジ ェ ン ダ 上 優 先 事 項 で あ り 選 挙 時 の 公 約 の 上 位 に 置 か れ る こ と も 多 い 保 健 と し た こ と で 、 高 確 率 で コ ミ ュニ ティ ・ リ ー ダ ー の 支 持と 予算 配 分 を 得 る こ と に成 功し た 。 (2) 実 施 プ ロ セ ス に 関す る こ と プ ロ ジ ェ ク ト の C/P 側実 施 部 隊 で あ る 県 チー ム、 州 チ ー ム を 、 行 政組 織の 複 数 の 部 局 を 巻 き 込 ん だ 混 成 チ ー ム に し た こ と で 、 関 連 部 局 の 協 力 が 容 易 に 得 ら れ た ほ か 、 メ カ ニ ズ ム 実 施 に あ た っ て 直 面 す る 制 度 的 な 問 題 に も 迅 速 に 対 処 す る こ と が 可 能 で あ っ た 。 ま た 多 数 の 経 験 豊 富 な フ ァ シ リ テ ー タ ー を 現 地 ス タ ッ フ と し て 雇 用 し た こ と で 、367に 上 る コ ミ ュ ニ テ ィ の さ ま ざ ま なニ ーズ に 対 応 す る こ と が可 能と な っ た 。

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3 - 4 問 題 点 及 び問 題を 惹 起 し た 要 因 (1) 計 画 内 容 に 関 す るこ と 本 プ ロ ジ ェ ク ト の ア ウ ト プ ッ ト は 能 力 の 強 化 で あ る に も か か わ ら ず 、 そ れ ぞ れ の レ ベ ル で ど ん な 能 力 ・ 技 術 が 必 要 な の か 、 そ れ を ど の よ う な 方 法 で ど こ か ら ど こ ま で 伸 ば す 必 要 が あ る の か 、 と い った 分析 が 十 分 に 行 わ れ てお らず 、PDM上 で も 不 明 確で あ っ た 。 そ の た め 効 果 的 な 介 入 が 行 わ れ ず 、 結 果 と し て 必 要 な マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム の 強 化 が 看 過 さ れ 、 ア ウ ト プ ッ ト の 発 現 が 限 定 さ れ た ほ か 、 設 立 さ れ た メ カ ニ ズ ム の 持 続 性 に も 影 響 を 及 ぼ し て い る 。 ま た 多 数 の 現 地 ス タ ッ フ の 雇 用 に 関 連 し て 、 持 続 性 の 担 保 を 見 据 え た 出 口 戦 略 が プ ロ ジ ェ ク ト の 実 施 計 画 に 盛 り 込 ま れ て い な か っ た 。 現 地 ス タ ッ フ の 段 階 的 な 削 減 の 構 想 は あ っ た も の の 、政 府 間 の 合意文 書 で あ る 討 議 議 事録(Record of Discussions:R/D)や プ ロ ジ ェ ク ト・デ ザ イ ン・マ ト リ ック ス(Project Design Matrix:PDM)・活 動 計 画(Plan of Operations: PO) と い っ た プ ロ ジ ェ ク ト 実 施 の 手 引 き と な る 文 書 で は 言 及 さ れ て お ら ず 、 段 階 的 な 削 減 は 実 施 さ れ る に 至 らな かっ た 。 (2) 実 施 プ ロ セ ス に 関す る こ と プ ロ ジ ェ ク ト 開 始 時約 3 カ 月 と プ ロ ジ ェ ク ト半 ば約 1 年 に わ た っ て 日 本側の チ ー ム リ ー ダ ー が 不 在 で あ っ た 。PDM上 に 計 画 さ れ た 活 動 は実 施 さ れ た も の の 、PDMの 指 標 設 定 や 日 本 人 専 門 家 の 残 し た 提 言 の フ ォ ロ ー ア ッ プ 、 現 地 ス タ ッ フ の 段 階 的 削 減 を 含 む 出 口 戦 略 の 計 画 ・ 実 施 な ど 、PDM・POに 記載 さ れ て い ない課 題 へ の 対 策 が 手 薄と なっ た 。 さ ら に 現 地 ス タ ッ フ に 関 し て は 、 コ ミ ュ ニ テ ィ に お け る フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン 経 験 が 豊 富 で 現 場 で プ ロ ジ ェ ク ト を 動 か す こ と に 優 れ た 人 材 が 集 ま っ て お り プ ロ ジ ェ ク ト 目 標 達 成 の 原 動 力 と な っ た 一 方で 、「 行 政 機 関 の 能 力 強化 」に 関 す る 経 験 や 知 識は 乏し く 、能 力 強 化 の 一 環 と し て C/P が 実 施す べ き 業 務 の 一 部 を代 行す る 形 で プ ロ ジ ェ クト 運営 に か か わ っ た 結 果 、 成 果 の 発 現 が 抑 制 さ れ る こ と に な っ た 。 こ れ は 、 能 力 強 化 を め ざ す 本 プ ロ ジ ェ ク ト に お い て 「 だ れ の 何 を ど の よ う な 手 段 で 強 化 す る の か 」 が 共 有 さ れ て い な か っ た こ と の 影 響 で も あ る 。 3 - 5 結 論 本 プ ロ ジ ェ ク ト で は 前 フ ェ ー ズ で 策 定 さ れ た モ デ ル を 改 良 し 、 コ ミ ュ ニ テ ィ の 自 発 的 な 保 健 活 動 を ム ス レ ン バ ン と い う シ ス テ ム に 乗 せ る こ と で 村 予 算 ( 区 部 は そ れ に 相 当 す る 区 の 公 的 予 算 ) を 活 用 し て 実 施 す る メ カ ニ ズ ム を 設 立 し た 。 プ ロ ジ ェ ク ト は 「 地 方 自 治 」 と 「 コ ミ ュ ニ テ ィ ヘ ル ス 」 双 方 の 強 化 に 貢 献 す る も の で あ り 、 そ の 妥 当 性 は 高 い 。 指 標 か ら み る プ ロ ジ ェ ク ト 目 標 の 達 成 度 は 非 常に 高く 、 約 3 年 間 の 間 に 対象 3 県 の ほ と ん ど の 村・区 に お い て 同 メ カ ニズ ム を 活 用 し た コ ミ ュ ニ テ ィ 主 導 の 保 健 活 動 が 実 施 さ れ る よ う に な っ た 実 績 か ら は 、 本 プ ロ ジ ェ ク ト の 高 い 有 効 性 と効 率性 が う か が わ れ る 。 そ の 一 方 で 、 ア ウ ト プ ッ ト で あ る コ ミ ュ ニ テ ィ 、 郡 、 県 、 州 レ ベ ル の キ ャ パ シ テ ィ 強 化 に は 課 題 が 残 さ れ て お り 、 運 営 面 で の 持 続 性 を 担 保 す る た め に は 、 モ ニ タ リ ン グ や コ ー デ ィ ネ ー シ ョ ン の 仕 組 み を 含 め た プ ロ ジ ェ ク ト 終 了 後 の 運 営 体 制 を 、 残 り の プ ロ ジ ェ ク ト 期 間 で 可 能 な 限 り 整 え る 必 要 に 迫 られ てい る 。 財 政 面 の 持 続性 に関 し て は 、ADDが 増 加す る 傾 向 に あ る こ とか

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ら も 、 コ ミ ュ ニ テ ィ や 県 政 府 が 草 の 根 レ ベ ル の 保 健 関 連 活 動 が 重 要 と 認 識 す る 限 り 、 安 定 し た 持 続 性 が 発 揮 さ れ る と 考 え ら れ る 。 保 健 分 野 に お け る イ ン パ ク ト は 、 実 施 さ れ て い る 事 業 の 特 性 か ら 上 位 目 標 に 挙 げ ら れ て い る マ ク ロ レ ベ ル の 指 標 に は 反 映 さ れ な い 可 能 性 が 高 い が 、 PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の他 県 へ の 拡 大 普 及 は、州政 府 が 本 腰 を 入 れ て取 り組 み 始 め て い る こ とも あ り 、 近 年 中 に 実 現 す る 可 能 性 は 高 い 。 な お 、 州 政 府 に よ る こ れ ら 仕 組 み の 維 持 ・ 発 展 、 他 県 へ の 普 及 の 知 見 を 得、 さら な る 成 果 を 発 現 する ため に フ ォ ロ ー ア ッ プ協 力が 2014年6月 か ら6 カ 月 間 実 施 さ れ た 。 3 - 6 提 言 上 記 の 評 価 結 果 を 受け て、 終 了 時 評 価 は 以 下を 提言 す る 。 (1)PRIMA-Kプ ロ ジ ェク ト チ ー ム (2014年3月31日 プ ロ ジ ェ ク ト 終了 ま で ) ・PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム を 維 持 し て い く た めに 、対 象3県 ご と の マ ネジ メン ト 体 制 の 確 立 に 対 す る 技 術 支 援 ( 県知 事令 等 の 公 的 文 書 の 作成 等を 含 む ) ・「PRIMA-Kツ ー ル パ ッケ ー ジ ( 仮 称)」 の 作 成 (2) 対 象3県 チ ー ム ・PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム を 維 持 し て い く た めに 必要 な 以 下 を 含 む 組 織体 制の 整 備 ・ 部 局 横 断 的 な 協 働及 び調 整 体 制 の 整 備 ・ モ ニ タ リ ン グ シ ス テ ム の 整 備 ( 指 標 、 情 報 源 、 担 当 機 関 、 モ ニ タ リ ン グ 実 施 頻 度 、 情 報 の 流 れ を 明 確 に 示 した もの ) ・HC や SDO に よ る ファ シ リ テ ー タ ー の 正式 な任 用 と フ ァ シ リ テ ータ ーが 活 動 す る た め に 必 要 な 組 織 体 制 の 整備 ・PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 実 施 運 営 体 制 に かか る県 知 事 令 等 の 公 的 文書 での 位 置 づ け ・ 保 健 以 外 の セ ク ター にお け る 同 メ カ ニ ズ ムの 応用 の 検 討 (3) 南 ス ラ ウ ェ シ 州 チー ム ・PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム を 適 用 さ せ る た め に必 要な 以 下 を 含 む 州 内 の部 局横 断 的 な 調 整 ・ 州 内 他 県 へ の 同 メカ ニズ ム 普 及 の た め の 部局 横断 的 な ビ ジ ョ ン の 確立 ・同 メ カ ニ ズ ム 適用 に 必要 な 部 局 横 断 的 な 業務 の洗 い 出 し と 実 施 体 制、及び モ ニ タ リ ン グ ・ 報 告 シ ス テ ム の 整 備 ・ 上 記 に か か る 州 知事 令等 の 制 定 (4)MOH保 健 推進 セ ンタ ー

・PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム の 検 証 と 国 家 政 策 であ るDesa Siagaと の 有 機 的 な連 携 の 模 索 ・ 検 証 の 結 果 、 有 効と 認め ら れ た 場 合 の 同 メカ ニズ ム の 全 国 へ の 普 及

(5) 内 務 省

・ADD活 用 に よ る民 主 的で 透 明 性 の あ る 地 方自 治の 強 化 と Desa Siaga Aktifを 通 じ た コ ミ ュ ニ テ ィ の エ ン パ ワ ーメ ント の た め の 以 下 の 実施

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効 果 の 検 証 ・ 好 事 例 と し て の 全国 への 普 及 ・ 展 開 (6)JICA ・ 州 及 び3県 に 対 する モニ タ リ ン グ 及 び モ ラル ・サ ポ ー ト ・ 本 プ ロ ジ ェ ク ト の成 果と 教 訓 を 活 用 し た 将来 的な 技 術 協 力 の 可 能 性の 検討 3 - 7 教 訓 ・ プ ロ ジ ェ ク ト の 計 画 策 定 段 階 で 県 、 州 、 中 央 レ ベ ル の ス テ ー ク ホ ル ダ ー が 綿 密 な 協 議 を 重 ね る こ と で 、C/Pの オ ーナ ー シ ッ プ が 醸 成 され ると と も に 、確 立 す べき メカ ニ ズ ム の 具 体 的 な イ メ ー ジ が 関 係 者 と 共 有 で き る 。 ま た 、 プ ロ ジ ェ ク ト を 政 府 の 計 画 策 定 サ イ ク ル と 合 致 さ せ る こ と で、公 的 予 算を 活 用 し た 持 続 的 な仕 組み(「PRIMA-Kメ カ ニ ズ ム 」)をつ く る こ と が で き る 。 ・ 多 数 の 現 地 ス タ ッ フ を 活 用 す る プ ロ ジ ェ ク ト で は 、 現 実 的 な 「 出 口 戦 略 」 を プ ロ ジ ェ ク ト デ ザ イ ン に 組 み 込 む と 同 時 に 、 プ ロ ジ ェ ク ト の 実 施 に あ た っ て 根 幹 と な る 合 意 文 書 で あ る R/Dに 明 確 に 文 書化 し てお く こ と が 望 ま れ る。 ・「 能 力 強 化 」と い っ た漠 然 と し た 文 言 を 使用 する 場 合 に は 、① ど んな 能力 を ② ど こ ま で ③ ど の よ う な 手 法 で 強 化 す る の か が 自 明 的 な 指 標 及 び 活 動 を 設 定 す る こ と が 求 め ら れ る 。 プ ロ ジ ェ ク ト 開 始 当 初 に今 一度C/P側 と 細 部 に わた ってPDMとR/Dの 確 認 を行 い 、プ ロ ジ ェ ク ト の ア ウ ト プ ッ ト 及 び そ の た め の 手 法 を 確 認 ・ 合 意 す る ス テ ッ プ を 経 る こ と が 必 要 で あ る が 、 加 え て キ ャ パ シ テ ィ ア セ ス メ ン ト の 実 施 に よ り ス コ ー プ を 明 確 化 す る こ と も 推 奨 さ れ る 。

参照

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