平 成 28 年 度 事 業 報 告 に つ い て
(平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日) Ⅰ 事 業 概 要 Ⅱ 会 員 Ⅲ 就 業 Ⅳ 事 業 実 績 Ⅴ 会 議 の 開 催 Ⅵ 団 体傷害 保険等適 用事 故定款第 40 条第 1 項の規定に基づき別紙の議案を報告する。
Ⅰ 事 業 概 要
1 平成 28 年度事業のあらまし 公益社団法人葛飾区シルバー人材センターにおける平成 28 年度事業につ いては、本センターの基本理念である「自主・自立、共働・共助」を踏まえ、 新長期計画「かつしかシルバーオーロラ計画Ⅱ」の初年度として、計画事業 の積極的な展開を図ってまいりました。 (1) 会員状況 平成 28 年度末の会員数は 2,857 人と昨年同様 2,900 人を割り込んで おり、引き続き会員増強活動の強化が課題となっています。 (2) 契約状況 平成 28 年度の受注件数は 10,780 件で、契約金額は約 15 億 1,546 万円となりました。前年度と比較すると、件数で 471 件、契約金額では 約 3,760 万円の増加となりました。契約金額は、「かつしかシルバーオー ロラ計画Ⅱ」の中間年度(平成30年度)の目標である 15 億円を達成し ました。 配分金総額につきましては、約 13 億 4,988万円で前年度と比較して 約 2,850 万円の増加となりました。 (3) 就業状況 就業者実人員は 2,249 人で、前年度と比較して 57 人増加しました。 就業率も 2.4 ポイント増の 78.7%となり、中間年度(平成30年度)の 目標である 78.5%を達成しました。 (4) 新規事業等 平成 28 年度は、新基本計画「かつしかシルバーオーロラ計画Ⅱ」の初 年度として、計画の重点課題に掲げた「会員の増強」、「地域貢献活動の推 進」、「就業者数の拡大」に積極的に取り組みました。 まず、会員の増強を図るために、入会説明会を案内するための広報紙を 2 回発行するとともに、入会説明会 18 回のうち 2 回を日曜開催にするな どの取組みを開始しました。 また、就業者数の拡大を図るため、平成 28 年 5 月から就業相談員を配置し、111 人の会員の就業相談にきめ細かく対応しました。さらに、今後 の就業拡大が見込める、家事援助サービス事業を拡充するため、東京都の 補助事業を活用して、新たに家事援助コーディネーター(補助職員)を配置し ました。 また、地域貢献活動の推進を図るため、ボランティア活動に関する情報 の提供に努めました。 2 事業の実績 平成 28 年度は、前項の「1(4)新規事業等」で示した取組みを始め、広 報部会によるPR活動や総務部会による一般教養講座の開催、事業部会に おける新規事業の検討、安全管理部会における就業現場安全点検巡回、就 業開拓員による就業先の拡大などに取組みました。 こうした取組みを含め、平成 28 年度の事業の実績は次のとおりです。 1)会員を増強する (1) 入会促進策の拡充 ① 入会説明会のPR強化と日曜開催 新規入会者の拡充を図るため、入会説明会案内のための広報紙を 2 回発行しました。また、できるだけ多くの方が参加できるよう入会説 明会 18 回のうち 2 回を日曜開催とするなど、新たな取組みを開始し ました。 ② 家事援助サービス事業への体制強化 家事援助サービス事業拡充のため、都の補助事業を活用して、新た に補助職員を配置し、体制を強化しました。 ③ 新入会員研修会における就業案内の実施 新入会員研修会等の際に参加者に就業案内を行い、早期の就労促進 に努めました。 (2) PR 活動の強化 ① イベント会場等におけるPR活動 テクノプラザかつしかで開催された産業フェアに出店することによ り商業団体など区内の各種地域団体との連携を進めるとともに、イベ
ント会場で PR チラシを配布するなどシルバー人材センター事業の紹 介に積極的に取組みました。 ② 区民等への広報活動 シルバー広報紙「シルバーカラー」を葛飾区の広報紙「広報かつしか」 に折り込み配布するとともに、葛飾エフエムのスポット放送など各種 広報媒体を活用してPRを行いました。 ③ 会員以外の高齢者のシルバー事業への参加促進 シルバー人材センター事業への理解を深めていただくため、交通安 全講習会や研修親睦旅行等については、会員以外の区内高齢者の参加 受け入れを行いました。 (3) 先進シルバー人材センター活動等の研究 ① 他区シルバー人材センター活動の研究 今後の活動内容の向上を図るため、東京しごと財団や第 1 地域(葛 飾、墨田、江東、足立、江戸川の5区)のシルバー人材センターと情 報交換を行いました。 ② 会員活動への支援 体力の維持・向上と健康増進の動機づけ等を目的に、青戸からお花 茶屋方面へのウォーキング事業を実施しました。また、好評だったス マートフォンの初心者向け講習会を教養講座として実施しました。 ③ 高齢者施策に関する調査・研究 高齢者に関する国や都、さらに区の施策の動向等を注視しつつ、関 係事業の情報収集に努めました。 2)地域貢献活動を推進する (1) ボランティア活動への関心を高めるための活動 ① 会報誌による情報の提供 地域貢献活動情報の共有化を促進するため、会報「なかま」に活動 状況を掲載しました。 ② 地域貢献活動の拡充 ボランティア活動として恒例となった駅周辺の美化活動や高齢者福 祉施設への訪問活動などを拡大しました。
(2) 地域ニーズへの対応 ① 「ご近助隊」事業の継続実施 高齢者等の世帯からの様々な依頼に迅速に対応する、「ご近助隊」事 業を継続実施しました。 ② ボランティア活動実施要領の普及啓発 理事会等において、ボランティア活動実施要領の普及啓発に努めま した。 (3) 情報発信の強化 ① 会報による情報発信 個々の会員の活動状況を情報共有するため、会報「なかま」に紹介 ページを設けるなど充実を図りました。 ② 関連施策情報の提供 高齢者に関する国や都、区の施策情報を収集し、地域貢献活動につ なげる情報の提供に努めました。 3)就業者数を拡大する (1) 受注の拡大 ① 受注拡大に向けた広報活動の強化 区民、区内事業所等にシルバー人材センターを広く PR し、受注拡 大につなげるため、「シルバーカラー」を葛飾区の広報紙「広報かつし か」に折り込み配布しました。また、葛飾区ホームページへのバナー 広告掲出や葛飾エフエムのスポット放送など各種広報媒体を活用し てPRに努めました。 ② 家事援助サービス事業の拡充 今後就業拡大が見込める、家事援助サービス事業の拡充を図るため、 東京都の補助事業を活用して、新たに家事援助コーディネーター(補 助職員)を配置しました。 ③ 高齢者の就業に関する調査・研究 高齢者の就業に関する国や都、区の施策について情報の収集に努め ました。 ④ 就業開拓委員活動の強化
就業開拓委員が事業所等への訪問活動を行い、就業先の拡大に努め るとともに、理事と就業開拓委員による大口発注者等への発注継続の 要請活動を行いました。 (2) 就業率の向上 ① 就業相談員の配置 新たに就業相談員を配置し、会員の就業相談にきめ細かに対応しま した。また、入会説明会等の際にも参加者からの各種相談等に応じま した。 ② 新入会員研修会における就業案内の実施 新入会員研修会等の際に、参加者への就業案内を行いました。 ③ 専門講習会等の実施 会員の技能の向上を図るため、センター独自に、植木の剪定や刃物 研ぎ、家事援助サービス等の講習会、民間事業所就業者への接遇研修 会等を実施しました。また、東京しごと財団や全国シルバー人材セン ター事業協会等が開催する講習会等の周知を図りました。 ④ 就業職群別専門研修の実施 会員の能力や技術に則した就業を促進するため、植木の選定や刃物 研ぎ、家事援助サービス等の就業職群別の専門研修を実施しました。 4)安全適正就業を促進する (1) 安全意識の向上 ① 理事、就業開拓委員による就業現場訪問 発注者と就業会員の状況を把握するため、理事と就業開拓委員とが 就業現場の訪問を行いました。 ② 重篤事故防止啓発研修の実施 死亡や入院など重篤事故につながりやすい職種のグループに対し、 実事例等に基づく原因と対策を示す実践的な研修を実施しました。 ③ 安全就業基準の策定・周知 就業会員自身による就業現場での安全点検と確認を励行するため、 事故防止対策や安全就業基準の策定・周知に努めました。 ④ 講習会等の実施
就業会員に対する安全就業と健康管理教育の推進を図るため、自転 車安全講習会や体力測定会等を実施しました。 ⑤ 情報発信の強化 発生した事故状況を会員全員で共有するため、会報「なかま」に専 用コーナーを設けて情報発信に努めました。 (2) 安全管理部会等の活動強化 ① 財団等が開催する講習会等の活用 東京しごと財団や全国シルバー人材センター事業協会等が開催する 講習会等の周知を図りました。 ② 安全管理部会員による巡回指導 事故防止対策や安全就業基準の周知徹底を図るため、安全管理部会 員による就業現場への巡回指導を強化しました。 ③ 事故内容の分析による再発防止の研究・活用 事故を起こした会員に対し、安全管理部会員による事故発生状況確 認調査を実施しました。 5)組織運営体制を強化する (1) 会員による自主的、主体的な運営体制の強化 ① 諸会議の充実 6月の定時総会と毎月末の理事会等の情報の共有化を図るため、会 報「なかま」の充実を図りました。また、各地区においては、「地域 班会議」や「正副班長会」、「地区役員会」などを開催しました。 ② 会員参画の促進 会員のボランティア活動を拡充しました。また、理事会や各部会、 委員会等のセンター運営を通じた参画促進を図りました。 ③ 部会・委員会の活動強化 センターの事業運営の効率化や様々な課題に対応するため、専門部 会と各種委員会を適宜開催し、その役割の充実に向けた検討を行いま した。 (2) 職群別組織体制の拡充 ① 就業グループの充実
会員の能力や技術に則した就業を促進するため、就業職群別の専門 研修を実施しました ② 新たな事業開拓の検討 事業部会において、新たな事業開拓について検討しました。 (3) 部会等の組織活動の強化 ① 適正就業の推進 請負契約における不適切なケースを解消するために、就業内容の点 検を行いました。また、東京労働局や東京しごと財団による「適正就 業に関する立入調査」に適切に対応しました。 ② 適正な事務局運営 公益社団法人として、健全かつ効率的な事業運営を行うため、監事 や公認会計士による定期的な監査等を実施しました。また、事務局職 員のスキルアップを図るため、研修を実施しました。 ③ チームワークの醸成 役員、会員、地区役員の表彰を行いました。また、研修親睦旅行や 教養講座等を通じて、会員同士のコミュニケーションの活性化を図り ました。
Ⅱ 会 員
1 年齢別・性別構成(別表 1) ○会員総数2,857人中、男性が 2,077 人、女性が 780 人と約 72.7%が 男性会員です ○年齢別構成では、73 歳区分から 76 歳区分までの間が 200 人以上と、 全体の中での中心になっています ○最高齢は 96 歳の男性会員です 2 入退会状況(別表 2・3) ○年間入会者数は 325 人、退会者数は 339 人と平成 28 年度は 14 人の 減となりました○入会理由の 1 番は「生きがい、社会参加」で、次いで「経済的理由」と なっており、この 2 項目で 69.5%を占めています ○退会理由の 1 番は「病気(本人)」で、「加齢」「死亡」と続いています 3 地区別構成(別表 4) ○会員数の 1 番多い地区は北部ですが、西部もほとんど同規模で続いてい ます。また、会員数の 1 番少ない地区は、男女とも東部となっています ○就業意思はありませんが、会員として活動するゴールド会員は 15 人です
Ⅲ 就 業
1 就業実人員就業率(別表 5) ○就業実人員総数は 2,249人であり、男女の内訳は男性が 1,633人、女 性が616人となっています ○就業率は男性が 78.6%、女性が 79.0%で、全体では 78.7%です 2 就業延人員(別表 5) ○就業延実人員は 48,166 人で、延日人員は 336,607 人ですⅣ 事 業 実 績
1 配分金(別表 6) ○就業会員への配分金総額は、約 13 億 4,988 万円であり、前年度比約 2,850万円の増となっています 2 契約金額等(別表 6・7) ○総受託件数は 10,780件で、前年度比471件の増となっており、その うち民間からの受託が10,160件で約 94%を占めています ○総契約額は約 15 億1,546 万円で、そのうち公共からの契約が約 10 億 4,000 万円と約 69%を占めています○職群別就業実績では、1 番契約額の多いのが「管理群」で約 60%を占め、 2 番目は「一般作業群」となっています ○月別の契約額では、2 月を除くすべての月で前年同月を上回り、年間では 前年度比 2.5%の増となりました