1
’
he/aPan6s2 /e ”}’
nal げ Psychonomic Scienごe 1985,
VoL 4,
NQ.
2,
55−
65自動 的反
応 形
成
に
お
よ
ぼ
す
先 行
FT
訓
練
の
阻 害 効果
競
合
反
応 仮
説
の検
討
1)山
田 旦一
夫
京 都 大 学Retardation
of autoshapingby
prior
FT
traini
皿g
:Reexamination
of competing responsehypothesis
Tsuneo
YAMADA
Kyoto
Univ67sity
Two experiments were conducted in order to investigate the retardation Qf autoshaping
following pretraining with intermittent
US
(reinforcer )presentations,
and to examine the“
competing response ”hypothests
from
Staddon
’sideas
about ’‘adventitious reinforce 皿ent”
.
Six
homing
pjgeons wcre given 4 stages of training: (1)Unsignalled food delivery on afixed time (FT )schedule of 12
,
240r 36 sec.
(2)Autoshaping with a fixed intertrial interva工(
ITI
).
(3
)Automaintenance
on the 丘xedITI
with contextual cues changed,
(4
)Automainte−
nance on a variableITI.
Experiment
1.
(stagesl
and 2)was done in a black wooden cham・
ber,
and Experiment 2 (stages 3 and 4)was in agreen
Plexiglas chamber,
The
averagevalues of the interfoQd interval (IFI)for eacll sublect were fixed throughout the
4
stages.
Ten response c 】asses tllat occurred during the IFI were recorded
.
It was found that : (1
)Autoshaping
and automaintenance ofkey ・
approach responses were retardedby
prior FTtrainlng
.
(2)When retardation was found,
“
superstitious”
resl)onses,
developed during theFT
schedule,
continued to occur even when food delivery was signalled.
Most
of the re−
sponses were magazine
−
directed behaviors.
(3)Even in the presence of cempeting responses , the effects of the signal (CS )on behavior were clear (e.
g.
emergences Qf key−
directed responses,
cencentrations of terminal responses during signal presentatlon).
(4
)Acontrol group of 6additional pigeons were given only stages
2,3and
4.
They
autoshapedfaster
and respondedat a
h
土gher rate than the pretrained pigeQns during stages 2 and 3 but not during stage4.
The key
−
approach responses of the pretraining group increased on the variab 】e IT工,
not context−
changed,
automaintenance.
1皿plicationsfor
theories of retardation and “perform
・
ance ”
of autoshaping were
discussed
.
Key
words : autoshaping,
co皿 petingbehavior,
superstitiousbehavior,
fixed−
ti皿e schedulecontext
・
b
!ocking,
pigeons,
key・
approach responses.
ハ トの 自 動 的 反 応 形 成 (autoshaping ;
Brown
&Jenkins,1968
)Ic, 負の転移 効 果 (阻 害 効 果)を もたら 1) 本 論 文は,
著 者の修士論 文(昭 和56年度,
京 都 大 学) をもとにしてい る.一
部は, 日本基礎心 理学会 (1983 年 )お よ び 目本心 理学会 (1983年)に おいて発 表さ れ た,
論 文のf
’
i≡成にあた り御 指 導いた だいた神 戸 学 院 大 学 本 吉 良 治 教 授,
英 文ア ブス ト ラ ク トの 校 正 をお願い したニ ュ・
一
ヨ lt一
ク市立大 学 Sheila Chase 教 授に心か ら感 謝いた します.
2) 現 所 属は,
大 阪 大 学 人 間 科 学 部 行 動工学 講 座 す 先行訓練手続と して,
以下の ものが知られてい る.1..
正確に ラ ンダム な統制手 続 き (truly−
rando 皿 contro 】procedure ;Rescorla,
1967
;Wasserman
, Franklin & Ilearst,
1974
な ど),
2.
非 分 化 型 多 元ス ケジ.
z・
’
一
ル(Non
−
differential multiple schedu 正e ;Gamzu &Wil−
liams
,
1973 な ど), 3.
明 らか な 非 対 呈 示 (exPlicit unpairing ;Wasserman
& Molina,
1975 な ど),
4,
.
逆行性 条 件 づ け (backward conditioning ;Tomie
,
(
Inter
皿 ittent US presentations;Engberg ,
Hansen ,
Welker
&Thomas ,1972
な ど).
この よ うな手 続きを 自 動 的 反 応 形 成に 先立 ち経 験し たハ ト は,
キー
つ つ ぎ (Key−
pecking )反 応な どの, キー
を指 向し た反 応の形 成 が悪 くなり,
維 持の水準も低 下 する (例え ば,
Tomie,
1981).
なか で も,US3 )単独間 欠 呈示 操 作は,
阻 害 を もた らす 先 行 訓 練にCS3
)(あるい は そ れに か わる刺 激 )の呈 示が 必 要で ない ことを 示 し,CS −US
隨 伴 性の変 化に よらぬ 阻 害 過 程の可 能 性や CS−US
呈 示操 作に含まれるUS
そ の もの の 効 果を考える 上で重 要である,
こ の操 作に よ る阻害効果を説 明 する仮 説の ひ とつ に,
「競 合 反 応 (competing response )」 仮 説 (Schwartz
,
Reisberg & Vollmecke , 1974)がある
。
競合反応仮説 とは,
先 行 訓 練 中US
(機能的には強化 子)が間 欠 的 に呈 示 さ れ るこ とに よ り, 何らか の反 応が 「偶 発 的に強 化 (adventitious reinforcement )」 され,
優 勢なオペ ラ ン トが形成される,
この オペ ラン トは 後の 自動 的 反 応 形成で も維 持さ れ る ため,
その反 応 ト ポグラフ ィがキー
つ つ き反 応と同 時に実 行で ぎ ない もの である と阻害が 生じ る, とする仮説である,
競 合 反 応仮説は, 先 行 訓 練に よ る阻 害 効 果を問 題にす る場 合必ず一
つ の 可能 性と し て取 りあ げ られる に もか か わらず,
こ の 仮説その ものを検 証し ようとし た研 究は稀 である.
これは,
こ の仮 説が前 提と し てい る 「偶 発 的強 化」仮 説の妥 当 性に 聞題 が あるのに くわえ,
自動的反 応 形 成 をパ ブロ フ条 件づけの 1過程 と し て と ら え る こ と(Hearst &
Jenkins,
1974;Schwartz &Gamzu,
1977) が一
般 的に な るのに し た がい,
機 械 的 な 連 合 学 習の側 面 ば か りが 注 目され,
有 機 的な適 応 行 動とし て の 全 体性 (Staddon & SimInelhag,
1971)が見失 わ れ たことによ る と思われる.
Skinner
(1972,
原 著,1948
)は,
US 単 独 間 欠 呈 示の 結 果優 勢と な る反 応 (迷 信 行 動 )をr
偶 発 的 強 化」仮 説 に よ り説 明 し,
その過 程を オベ ラン ト形 成の典 型と み な し た.
そこ で,
競 合 反 応 仮 説を検証する さいには,
競 合 反 応がオペ ラン トで ある とい う前 提か ら,
自動 的 反 応 形 成に先 行し て, 競 合 する と思わ れ る反 応 (例 えば, ペ ダ ルふみ)を, オペ ラン ト条件づ けの行動形成 手 続 き (逐 次 接 近 法)を も ちいて獲 得させ て おく とい う方 法がと ら れてきた,
しか しなが ら,
ナ イー
ブな 被 験 体 同 様 すみ や か に 自動 的 反 応 形 成 が な された り (LQLordo,
McMi1一
3
) 本 論 文で は,
条件刺 激 (Conditioned
Stimulus,
CS
)お よ び無 条 件 刺 激 (Unconditioned Sti皿 ulus
,
US ) とい う術 語 を
,
操作的 な 意味で使用 する.
lan & Riley
,
1974),
むしろ促 進さ れる例 (学 習 性 勤勉 効 果,
1earned
industriousness
effect;Engberg etal
.
,1972
)も ある.
ま た, 阻 害 効 果が見 出され た揚 合 (Schwartz
et al.
,1974
)でも対照群との有 意差が十 分 で ない な ど,
阻 害 効 果を 立証し た研 究はない.
こ の よ う な結 果か ら, 競 合 反 応 仮 説の,
次の間題 点 が 明らか とな っ た.
それは,
(1
) US 単 独 間 欠 呈 示に よっ て優 勢 とな る競 合 反 応をオペ ラン トと し た仮定は 正 しい の か とい う 問 題であり,
(2
)そ の前 提に誤りが ない のな ら, 競 合反 応で ある ため の条 件とは何か とい う問 題である.
競 合 反 応を オペ ラン トと し た根 拠は Skinner の 「偶 発 的 強 化」仮 説にあるが,
偶 発 的な オペ ラ ン ト反 応が漸 進 的に増強さ れ る とい うこ の 考え方は,
その 妥当 性が 問 題に されるに 至っ て い る (Staddon & Simlnelhag,
1971 な ど).
こ の よ うに,
競 合反 応がオペ ラγ ト でない の であれ ば,
これ までの 検 証の失 敗はむ し ろ 当 然 で あ る、
し か し な が ら,StaddDn
ら は 「偶発的 強 化 」にか わ る 理論か ら,
迷信行動の少な く とも一
部 (終末反応)が オベ ラソ ト であ る と主張し てい る.
一
方,
競 合 反 応を オペ ラ ン トとする と,
反 応の競 創 生 の条件が 問題と な る.
競 含 反 応 仮 説は,
どの よ うなオペ ラγ トで も,
反 応 随 伴 性に よっ て維 持さ れ るかぎb
阻害 効 果をもつ と 主張するもの で はない.
ま た,
こ の よ うな 反 応の 任 意性ば さ きの検 証の 失 敗か ら も一
.
“
応 否 定 さ れ る.
これ まで の 検 証の 失 敗は形 成し た ペ ダル ふ み 反 応 が競 合 的でなか っ た との 結 論を導くが,
本 来,
こ の反 応 も, キー
つつ き反 応と同時に実行で き ない とい う物理 的 性 質を考 慮して決 定 さ れたこ とを考え る と,
反 応の競 合 性の定 義は 容 易でない,
迷信行 動は,
US 間 欠呈 示操 作 に おい て偶 然 出現し優勢と なっ たので は ない,
そ れぞれ の状 況に はその反 応が出 現し優勢と なる よ うな機 制が存 在し たの である (cf.
Staddon & Sim 皿 elhag ).
競 合 性の条 件と して
,
反 応 随 伴 性に よっ て維 持さ れ るこ と よ り も, どの よ うな反 応が な ぜ出現し たのか とい う獲 得時の 機制が 重要な意味をもつ 可能性 があり, 競合過程も一
つ とは かぎら な くな る,
そこ で,
本 実 験の 目的と して,
以下の問 題を とりあ げ る.
(1)これまでの 研 究で は,
自動 的 反 応 形 成に競 合的 な反 応 が 明確に記 述さ れてい ない.
しか し,
阻 害 効 果の 明 らか な US 単 独 間 欠 呈 示 操f
乍におい て優勢と な り,
自 動 的 反 応 形 成で も維 持さ れ る反 応は,一
応 競 合 的と考 え られ る,
そこ で, こ の よ う な反 応を記 述しその特性 を 明 らか にする.
(2
)これ ま で,
競 合 性の問 題は, お も に自 動 的 反 応形成 が どの 程 度 阻害さ れ るのか とい う量的側 面1
か ら分析されて ぎた.
そ こで, 本研究で は, 競合反 応が山田 自動 的 反 応 形 成に お よぼ す 先 行 FT 訓 練の阻 害 効 果 57 どの よ うな形で維 持される ときどの ような 阻害が生 ずる のか とい う観 察も行い
,
競 合 反 応も含め た行動パ タン の 特 徴とい う質的 側面か ら, 競合の機 制につ い て検 討 を加 え る.
(3
)競合反 応を制御し う る, い くつかの刺 激の中 か ら,
文脈刺 激,
時 間刺激を操 作し,
その効 果を検 討 す る.
〈実 験1
> K ソ 匪緊
:
1
(;cm )Fig
.
1 Experimental chamberUS 単 独 間 欠 呈 示 訓 練で 優 勢 となる競 合 反 応がある と すれ ば
,
手 続 きか らみ て,
そ れは迷 信 行 動といわ れ てき た もの と同じ である.
そこ で,
実 験 1で は,
迷 信 行 動の 存 在 が 明ら か な状 況で 自動 的 反 応 形 成 を 行 うこ と に よ り,
迷 信 行 動 が 競 合 反 応 となる可 能 性 を 検 証 する と とも に, その競 合 機 制につ い て の実 験 的 分 析を行う.
これま で,
迷 信 行 動の研 究は 主に限時 (Fixed−Time
; FT )ス ヶ ジ.
z一
ル で行わ れて いる.
そ こ で,
本実験で も 先行訓練はFT
ス ケ ジュー
ル を用い た.
先 行 訓練で定 型 化し た反 応パ タン を維 持 するた め,
自動的 反 応 形 成の強 化間 間 隔 (US
の呈示間隔)を FT スヶ ジュー
ル と同一
に した結 果
,
試 行 間 間 隔 (工nter−Trial
Interval
; ITI) は一
定と なる.
FT ス ケ t>”一
ル の 終 末 反 応は マ ガ ジン 取 付 面 を指 向し た反 応であるこ と が多い.
し た がっ て,fts
pm
とマ ガ ジン が 同一
而 に ある通常の オペ ラン ト箱で は,
この迷信 行 動が キー
指 向性 反 応と競合 する可能件は 低い (Tomie ,1976
).
ま た,
同一
而に キー
とマ ガ ジン が と りつ け ら れ てい た の で は,
そ れぞれ を指 向する反 応 を 識 別 するの が困 難である.
そこで,
本実験で は,
キー
と マ ガジン を 異 なる壁面に とりつ け,
実 験箱の 底面積も50 c皿 ×50cm と大 き くし た,
観察・
記 録にあたっ て は,
Staddon and Simme !hag (1971)の方 法を用い
,
IT
工お よび 試 行 中の反 応 を 可 能 な 範 囲で包 括 的に記 録 するこ と に ょり,FT
ス ケ ジ」
.
一
ル と 自動 的 反応 形 成の反 応パ タ ンを比 較で ぎる よ うに し た,
方 法 〔被験体 〕 実験 経験のないデン シ ョ パ ト12
羽,
実 験 期 間 中, 体 重は 自由摂食時の約8
% に維持さ れ た.
個 別飼育ケー
ジでの摂水 は 自由で ある.
〔実験装 置 〕 観 察 箱 中 央に 設 置 さ れたオベ ラン ト箱 内 のハ
トの行 動を,
観 察 窓 を 通して記 録 する.
(D
オベ ラソ ト箱 (Fig.
1 参 照) 大 きさは 50cm ×50cm ×33cm、
素材は側壁の1
面と 天井が無 色 透 明の ア ク リル板,
その他の面 は黒色ベ ニ ヤ 板 (厚 さ 7mm ).
マ ガ ジγ 開口部 (大 きさ4.
5cm ×6
cm )は,
ア ク リル 板 側 壁の対 面 (マ ガ ジン 側壁Maga ・
zine Wal1 )中央,
床 」二9〜
13.
5 c皿 の ところに ある.
反 応キー
(直径2.
5c
皿)は,
側 壁の一
面 (キー
側 壁 key wall )に取り付 けた.
キー
の 床か らの 高さ は 23 cm,
キー
とw ガ ジ ン面 との最 短 距離は32cm
であり, キー
と マ ガ ジソ 開口部との直線距 離は約40cm
と なる.
点 灯 時,
キー
は裏 側か ら黄 色光で照 射される.
キー
の点 灯と マ ガジン の動 作はマ イ クロ コ ソ ピ ュー
タ に よ り制御され る,
(2) 観察 箱 大 きさは 105cm ×85 cm ×95
cm.
素 材は側 壁 2面 と 床が黒 色べ= ヤ板, その他の側面は窃製 暗 幕 天井は白 色 半 透明のア ク リル板で,
照 明 (20W 螢 光 灯 7本 )は これ を通し て間 接 的に行う.
観察 窓 (大 きさ 12cm ×25 cm )に は,
ビデオ カ メラ の部分を除 ぎ,一
方 視 鏡がとり つ けてあるt
実験 中,
箱内の照 明 と外 部 雑 音マ ス キ ン グ のため の ホ ワイ トノイ ズは常 時呈 示 さ れ る.
〔実 験 手 続 〕 実 験は先 行 FT 訓練と自動的 反 応 形 成 (autoshaping )テ ス ト の 2場 面か ら なる.
先 行 訓 練 群 お よ び対照群の割 当は各6
羽である,
(1) 先 行 訓 練 先 行 訓 練 群は先 行 訓練と して限 時 (FT )強 化ス ケジュー
ルを 経 験 する.
強 化間間 隔 (12
秒・
24秒・
36秒の い ずれか),
総セ ッ シ ョ ン 数 (20 ない し40 セ ヅ シ ョ ン)は 被 験 体に よりことなるt1
セ ッ シ ョ ンは50
試行か ら な り,
1 日1セ ッ シ ョ ソ 行う.
強 化 子は麻の 実へ の 接 近 (マ ガ ジソ の作 動)3秒 間で,
作 動 中マ ガジン 内 部は キー
の照 射光と同色の光で照射さ れ る.
キー
は先 行 訓 練 を 通 じ点 灯 するこ と は ない.
対 照群で は FT 訓 練は行わず必要最小限 度の マ ガ ジン トレーニ
ン グに と ど め る.
(2) 自動 的 反 応 形 成 先 行 訓 練 終 了後, 自動 的 反応形成に移行する.
CS は キー
の点 灯6
秒 間,US
はマ ガ ジン の 作 動3秒 間で,
キー
の消 灯と同 時に マ ガ ジン か らの摂食が 可能とな る遅 延 条 件づけの手 続 きで ある (なお,1
回のCS −US
対呈 示 を試 行と よ び,
US が終 了し てか ら次のCS
が点灯する までを試 行 間 間 隔 ITI とする).
試 行 間 間隔は被験体ごTable
l
Types of behavior recorded 反 応 名 (略 号) Key−
pecking (Pk )Head
inmagaZlne
(Hm ) Pecking (P
) 定 義 キー
に接触する こ とに よリキー
背 面の マ イ ク P ス イ ッ チ が 作 動 するこ と マ ガ ジン開口部に取 り付けて あるフ ォ トセ ル (床に水平に 1.
5cm 間 隔で 2本)が作動 する こと 実 験 箱の壁,
天 井, 床に対す るつ つ き反 応.
キー
つ つ き反 応お よ びマ ガジン内のそ れは 含ま ない.
1
左右9
・齣 鷹 反 応.
反 応の † 記録方法 自動 方向無 自動 方向 無 手 動 方 向 有 114階
ω麟 鑒巍勇
畿
秀需
有1
移 動 反 応がふ くまれる場 合力判
1
多い・
1
Orientation
to (0
) 有 動 向 手 方 応 に き 応 お 羽 て 反 線 向 反 が , じ゜
向 中 の 動 部 と 生 る 指 正 体 移 頭 こ が あ る の 胴,
,
る い で す 部’
た と い う 件 対 頭 る ま こ て く 条 に は す.
ぬ し つ も 面 向 定 い わ 止 羽 と 壁 方 決 な な 静 , こ の の て 係 も ね き い 定 応 つ 関 と む た な 特 反 よ は を お ば い Moving to (MT ) 特定の壁 面に対する明 らか な 接近反 応.
移 動 方 向と胴 体の 正中線が平 行で ある場 合.
手動 方 向 有Moving
along (MA
) 有 動 向 手 方 型 体 に 沿.
に に る 稀 返 き 胴 れ は う 内 壁 れ は り 歩 と そ と い 以 を わ と 繰 饋 向 し 向 を m 骨 な こ も た 方 い 方 面 胸 行 る 度゜
つ 動 な の る ー , て 終 何 い 沿 移 直 応 い ら で し で に 多 に 垂 反 て か 態 に 向 右 が 面 応 が゜
し 壁 状 う 方 左 と 壁 反 線 合 動,
る よ一
,
こ の 動 中 場 移 は あ る が り る 定 移 正 い て く が け 動 あ れ 特 の の 近 つ 多 脚 つ 移 で さ Headmovements along (HM
) 壁に向っ て,
頭 部を 上下 左 右 に激し く動か す反応.
移動反 手 動 応が 生 じ てい ない こ とも 条 方 向 有 件.
Wing −
fiapping (W
)鶚灘
藩
髢
と び か か るよ 手 動 Preening (PR ).
纏畿
騨
羽 毛 体 表へ 手 動 † 反 応 記 録の欄に 「方 向 有」と書か れて いる反 応は, 反 応の種 類に加 えて,
その反 応の指 向 す る方 向 (Win ・
dow wall [略号; ww 〕,
Magazine wall 匚mw ],
Leftwa11 [
1w
],
Key
wal1 [kw ユ,
Ceiling
[c],
F
!oor [f]) も記 録 する.
略 号は,
大 文 字で反 応の種 類 を,
小 文 字 で反 応の方 向 を表し,
図3,
4,
5で使用するt とに一
定で,6
秒・18
秒・30
秒の いず れか であ り,
先行 訓 練 群にっ い ては,
その 強 化問 間 隔が先 行 訓練時と同じ に な る よ うに設定し た,
1
セ ッ シ ョ ン20試 行,
1
日1
セ ッ シ ョ ンで,41
ない し50
セ ヅ シ ョ ン行 う.
〔反応の 記 録 〕 記 録 すべ き反 応の カ テ ゴ リ
ー
(Tab
!e1
参 照)は Staddon &Simmelhag
(1971)の ものを参 考 に決 定し た.
キー
つ つ き反 応は キー
背 面の マ イク ロ ス イ ッチ の開閉に よっ て,
Head in magazlne 反 応はマ ガ ジ ン 開口部のphotocell
(床 と平 行に 1.
5 cm 間 隔で2
本) の開 閉に よっ て 自動 的に 記 録される.
そ れ 以 外の 反 応 は,
観察 者がマ イ コ ンに接 続したス イ ッチ (反 応 用8 コ ; 方向用 6コ ) を 手 動で開 閉 すること に よ り記 録し た,
結 果 〔自 動的 反 応 形 成の 阻害〕 (1
)キー
つ つ き反 応CS
呈 示中の キー
つ つ き反 応の獲得に つ い て は,
t
先 行 訓 練群・
対 照 群いずれ も, 基準 4)に到達し ない被 験 体が 過 半に のぼ り,
群 間の有意 差は検 出で きな か っ た (U
(6,
6>= 24,
NS ),
(2)キー
接 近 反応5)CS
呈 示中の キー
接 近反 応の 獲 得lcつ い て は (Table
Table 2 Acquisition of key
−
approach responseCondition
ofpretraining
Inter・
food interva1
1
奮.
s6己 24 sec 36 secSubject
Subject
Subject
Trials
Trials
Trials羆
λ
1。IN。【
3199
・ GR ・UP「
・4
CONTROLGROUP
3335
11
61
14
13
28
17
623 32 604206
3610
12
82
29
16
165
Note
; The scores represent the number of trials
before
subjects responded Qn 直ve consecutivetrials
,
Key−
approach response contains key−
peck・
ing
,
peckingkey
wall,114
turn to key wall,
皿oving to
key
wall,
nloving along key wall,
and
head
movements along key wall,
responsesin
Table
1.
4) 本実験では, 獲 得の基準と し て, 当該反 応の少 な く とも1
回出現し た試 行が 5回 連 続 する こと (Jenkins
,
Barnes & Barrera 1981)を用い た.
5) キー
接 近 反 応とは,
キー
側 壁に対 する接 近・
接触 反 応の ことで,Tabie
1
の キー
つ つ き 反 応, Peckingkey wall 反 応
,
1/4
turn to key wall 反 応,
Mov・
ing
tokey
wall 反応,
Moving
along key wall 反応,
Ilead
movements along key wall 反 応の 総 称山 田: 自動 的 反 応 形 成におよぼ す 先行
FT
訓 練の阻 害 効 果 59 02 ω田
佛
置
O 瓱 脚刷
匡
ヨ 哩一
匡
ト O田
儒 O 嵳匹
O田
2 口=
F一
;」
O =田
曽
Σ コ 置 = く 凶 盖 0t
””
..
o一
ず σ.
・.
■尸
‘
駄.
/ ■’
oO.
イ ●・
● tBNT幵OL PRETRAININGノ
●
e,
一
・
■・
丶
〆
● e−・
e Y 1.
o 05 t, 3。56 ,89 、。 1111162,
12 段 13 ρ4,
t4 ρ 15 20 25 30 35 40 45 50 SESSIONSFig.2 Acquisition
and maintenance of key−
apProach response
,
o ρ て FTschedule PIGEON a2 2 参 照),
基準4〕到達に要し た試 行 数にお い て,
先 行 訓 練 群が対照群に比べ有 意に 多か っ た (U (6,
6):
=
O, Pく.
001)、
維 持にっ いて は (Fig
.
2 参 照),
最終10
セ ッ シ ョ ン の 出 現 試 行 数につ き, 先行 訓 練 2 条件xITI 3条 件の 2要 因分 散 分 析を行っ た ところ,
先 行 訓 練 条 件のみ有 意 差が 検 出 され (F
(1,8
)=
17.
13,
pく.
01
;ITI
条件は F<1,
交互作用 は F(2,
6)=
2・
97 で ともに非 有 意 ),
先 行 訓 練 群は対 照群に比べ有 意に少 なかっ た.
〔先 行 訓 練 で定型 化 した 反 応パタン〕Fjg
・
3 上の グラ フはFT
スケ ジュー
ル最終5
セ ッ シ ョ ン の反 応生 起 確率の分布を 示し たものである.
これら の例に 代表さ れ る ように,
反 応の時間 的 分 化が明 白で,
強 化 終 了直後の 中間 活 動 (interim activity )と , 強 化 の接 近 と と もに 増加し強 化直前に最 大 となる終末反応 (terminal respense )の 区 別が 容 易で あっ た.
中間活 動は,
強 化 問 間 隔と も関係 す る が,
強 化 終 了後 10秒 前後 ま でに分 布し,
羽ば たき反 応, 箱内を一
周 する回転 反 応 (ハ
ト32・
35), その 回 転 反 応の部 分 反 応ともい え る キー
側 壁へ の転回反 応な ど が含まれる.
これに対して, 終末 反 応にい た る反 応系列は,
いずれの 被 験 体に おい て も,
マ ガ ジ ンを指 向し た反 応で
,
Moving along magazinewal1 反 応→ Head movements along nlagazine wall
反 応→
Pecking
magazine wall 反 応 (あ るい は, Headin magazine 反応6))とい
う系 列が典 型であっ た (ハ ト
32)
.
後 続 課 題の自動 的反応形成に おい て,CS
の呈 示さ れ る, 強化開始前6秒 間の時 間帯には, 活 発なPecking magazine wall 反 応か Moving along magazine wall反応が優勢と なっ た
.
0、
5 o MAmw1
幽
1
レ
6
唖, l ll b
ll
越 べ
一 へ声
MA ・w
/
ぎ
纛
ilil
<
l
AUT 。SH繍
G2°
3ρ 5eG PmW
ゆ
Hm ! 鰹!
°
丶一 四峨墓
疆 抽,
〆 6、
やー
盤
10 20 30 sec POST−
FOOD TIMEFig
.
3−1
Probability
Qf eachbehavior
as afunction of post
−
food time,
averaged overlast
5
sessionsof each
condition
(PRE
−
TRA
工NI
耳
G
group :Pigeon
32).
The
vert−
ical
line in
thegraph
of
autoshaping
indicates the ti皿e
CS
(key−
light) wasturned on
.
1.
O 0,
5 o ρ 1 05 o PIGEON 35 AUTOSHAPING〜
〆
鞦
1
ご
:
為
.
鏖 漏
. 10 20 gecPOST
−
FOODTIME
Fig.3−2
Probability
of eachbehavior
as afunction of post
−
food ti皿 e (PRETRAIN ・
ING group :
Pigeon
35).
〔自動 的反応 形 成で定 型 化した 反応パタン〕 自動 的 反 応 形 成 最 終
5
セ ヅ シ ョ ンの反 応 生起確 率の分 布 を Fig.
3 下 (先行訓 練 群)お よ びFig.4
(対 照 群)に 示 す.
対 照 群の分 布 を,
先 行 訓 練群の先行訓練時の 分布と比 較 すると, 前 者は, 優勢な反応系列の要素と し て必 ずキー
接 近・
接 触 反 応を含み , キー
点 灯 直 後に反 応の変 動が ある,
とい う特 徴を有し た.
た だ, どの時 期に どの反 応 が 出 現 するか に つ いて は, 強化間間 隔を通じ キー
指 向 性 反 応が優勢な もの (例.
ハ ト11
),
エTI 中は マ ガ ジン指向性 反 応が優 勢だ が, キー
点灯に と も ない キー
指 向 性 反 応 が 優 勢に なるもの (例.
ハ ト12
) , ITI 中は キー
指向性 反 応 が 優勢だ が,
キー
点灯に ともない マ ガ ジ ソ指 向性 反応が優 勢に な るもの (例.
ハ ト16
) , 以上 3 タ イブ があっ た.
これに対し て,
先 行 訓 練 群の分布で は,
キー
接 近反 応 が優勢な反応系 列の一
部 となる こと は な く, 最も優勢な 反 応の系 列 で み る かぎ り,
先 行 訓練時の反 応パ タン (つ まり, マ ガ ジ ン指向性 反 応)は維 持さ れ た.
し か し なが ら,
その よ うな被験 体に お い て も,CS −US
対呈 示の効 果は み られ, (最も 優勢にな ら なくて も)キー
指 向性 反 応 がキー
点 灯 中に 出現す る例 (Orientation to keywall 反 応
,ハ
ト32 ・35
のMoving
along key wal1反 応)や, 終末反 応の 出現が CS 呈 示中に集 中 する
よ うに な る例 〔
ハ
ト 32の Pecking magazine wal1 反 応お よびHead
in
magazine 反 応)があっ た.
終 末 反 応は強 化 子の予 測 性 (predictiveness )h
{高い時 期に出 現 する (Staddon, 1977)の で,
こ の 反 応の分布か らど の 刺 激に よ り制御さ れてい るかを推 測で きる.
〔UR
継続時間の変 化 〕 マ ガ ジ ン作 動 中 (US 呈 示中)の Head in magazine 反 応の 継 続 時 間は無 条 件 反 応 (UR
)の強度を反 映 す る と考え ら れ る.
こ の反 応の先 行 訓 練 中の変 化を 調べ る た め,
セ ッ シ ョ ン (反 応が安 定し た初 期の5
セ ッ シ ョ ン・
最終5
セ ッ シ ョ ンの 2条 件)×個 体差 (6
羽)の2
要 因 分 散 分析を行っ た とこ ろ,
セ ヅ ショ ン 間に差は み ら れ なか っ た (F
(1
,5
)=
1.
46,
NS ).
ま た, 自動的反応 形 成に お い て,
先 行 訓 練 条 件 間に差がある か ど うか を 調べ る た め,先行訓 練 条 作 (先 行 訓 練 群・
対照 群の2
条 件>X セ ヅ シ ョ ン (初 期5
セ ッ シ ョ ン・
最 終5
セ ヅ シ ョ ンの2
条件) の2
要 因 分 散 分 析 を 行っ た ところ,
先行訓練条 件 (F
(1
,10
)・
:7.
63,
p〈.
05) , セ ヅ シ ョ ン (F(1,
11) = 11.
75 , p <.
01
)は有意,
交 互 作痢
は非 有 意であっ た (F<1
).
先 行 訓 練 群は 対 照 群 よ り も,
ま た,
最 終 5セ ッ シ ョ ン 時は 初 期5
セ ヅ シ ョ ン 時 よ りも長かっ た.
1.
0 0.
5 o PIGEON 121
τ…
・M黙
配
、.mw…
ヂ
楓
瀞
婦
融
鑽
l o s MAmw 1.
O 0.
5 10 PIGEON 16 20ハ
ノ
1
《
c ド♂←
唾販捗 MA匕w 。
誕
も♂、
5巳c30 、.
…丶遠
HM叩1
縮
。灘
.W osec 10 20 30
POST
−
FOOD TIMEFig
.
4−
1 Probability of eachbehavior
as afunction of post
−food
time,
averaged over]ast 5 sessions of autoshaping (CONTROL
group :Pigeon 12
・
16).
The verticalline
in the graphs
indicateg
.
the tiエneCS
(key.
light)was turned on
・
0
、
0POST
−
FOOD 丁SMEFig
.
4−2
Probabllity
of eachbehavior
as a
function
of post−
foQd time (CONTROLgroup :Pigeon
11
)・
考 察 先 行 訓 練 として FT ス ケジa一
ル を経 験 すること に よ り,
キー
接 近 反応の獲得・
維持は阻害さ れ た,
し か し,
キー
っ っ き反 応につ いて は, 先 行 訓 練 群・
対 照 群とも獲 得基 準に到 達しない被 験 体が過 半に の ぼり, 群間の有 意 差は検 出で きな か っ た.
自動 的 反 応 形 成とい う現象は当 初, 代 表 的オペ ラン トと考えられてきた ハ ト のキー
つ つ き反応が (逐 次 接 近 法を用いな くても)自動 的に形 成 さ れる とい う点で注目 さ れていた,
し か し, パ ブ卩 フ 条件 づけとの類 似 性が 明 ら か と な りその1
過 程と される に至山田 自動 的 反 応 形 成に お よぼす 先行
FT
訓練の阻害効果 61っ て か らは
,
キー
つ つ き反 応 も,
「定 位一
接 近一
接 触 (Orientation一
Approach一
Contact)」とい う反 応 系 列の
一
部 とし て 位 置づけられるように なっ た (Hearst &Jenkins,1974
;Browne,
1976;LocurtQ,1981
;Lucas,
1975;
Wessells,
1974,
な ど),
し た がっ て, 自動 的 反 応形成の指標をキ
ー
つ つ き反 応に限定する恨拠は 明確で なくなっ て いる
.
キー
接 近 反 応 を 指 標 とし た先 行 訓 練 阻 害効 果の研 究に
,
Wasserman,
Franklin and Hearst(1974)がある
.
本 実 験と は先 行 訓 練の種 類が異な る(CS
とUS
の ラン ダム呈 示 ある い は非 対 呈 示 ) もの の,
キー
つ つ き 反 応を指 標1・
こし た場 合の 阻 害 効 果は キー
接 近 /後 退 反 応 を指標に し た 場合ほ ど 明瞭でな く, 本実験 と よ く似た傾 向を 示 し てい る,一
般に, キー
接近反 応の獲得は キー
つ つ ぎ反 応の獲 得に 先 行 す る (cf.
Brown
&Jenkins
,
1968
;Hearst
&Jenkins,1974
)な ど,CS −US
随 伴 性に対 する感 受 性は キ
ー
接 近 反 応の 方が高い と さ れ る(Wasserman
,
1981).
本実験の対 照 群に おいて
,
キー
つ つ き反 応の 出現 頻 度が 低 かっ た原 因と して は, キ
ー
とマ ガ ジ ンが離 れて いるこ と (cf
.
Hearst
&Jenkins
; vander
Schoot
,1981)
,
試 行 間 間 隔が一
定で,
し かも 短い こと (cf・
Gibboln
,
Baldock,
Locurto,
Gold & Terrace,
1977
)が考え られる
.
し か しな が ら,
これらの要 囚が単 独で 作用 し た と考 える に は阻 害の程 度が大 ぎい ので, 複 数の要 因 が作 用し たと考える のが妥 当と思われる.
先行 訓練であるFT
ス ケ ジュー
ルで み られた反 応パ タ ン は,
時 間 的 分 化が著し く中 間 活 動と終 末 反 応に区 別 できる,
中 間 活 動はV ガ ジンか ら遠ざ か る反 応 (回転 反 応 な ど)や情 動 的 な反 応 (羽ば たき反 応な ど)である の に対し,
終 末 反 応は マ ガジン を指 向し た反 応であ るとい っ た 特 徴 を 有し,
これま での観 察結 果 (Staddon
& Sim 皿 elhag,
1971;Blaine,
Innis&Staddon,1980
;Fenner
,
1980; Innis,
Sirn
皿 elhag−
Grant &Staddon,
1983など)と よく似たもの と なっ てい る
.
先行訓練の 終 末 反 応は,a’
b一
と離れたマ ガ ジン を指 向しUS
呈 示直 前 (CS が 呈 示 さ れ る時 間 帯 )に最 も優勢にな ること か ら, キー
つ つ き・
接 近 反 応にたい して十 分 競 合 的 と考 え られ る.
実 際,
この終 末 反 応が自勤 的 反 応 形 成におい て も維 持された場 合, キー
接 近反応の獲得は阻害さ れ優 勢な反 応に な る こ と は な い.
こ の事実は競 合反応仮 説を支持す るもの と思わ れ る.
し か し な が ら, な ん ら か の 形で,CS−
US とい う 関 係が学 習されることも明 らか である.
FT
スヶ ジュー
ルか らの反 応パ タ ンが維持さ れ る とい っ て も,
ほ とん ど変 化 な く 維 持される例は少 な く,
大 半の試行では FT スケ ジュー
ルのパ タ ンが出 現 する が,
一
部の試行で キー
接近 反 応 が優 越する 例 ,FT
ス ケ ジ ュー
ル の反 応 系 列にキー
接 近 反 応 が新たに組み込ま れ る 例 (ハ ト35),
反 応 系 列 とし て は FT ス ケ ジュー
ル の もの と変わ ら ないが,
終 末 反 応の 出現 時 期がC
$ (機能 的に は弁別 刺 激 )に よっ て 制 御 される ように な る 例, な ど が多い.
競 合 反 応が 存 在 するとい っ て も,CS
に い か に か かわ る か で さまざま な形態があ り, その阻害過 程を 同一
とする ことは困難で ある.
競 合 反 応 仮 説に対 立 する仮 説に 「US
馴 化」仮説があ る.
これは, 先行訓練中生ずる,US
に対 する慣れ を阻 害の原因 とするもの である (cf.
Mis
& Moore,
1973).
本 実 験におい て は,
マ ガ ジ ン作 動 中のUR
の継 続時 間を 検討し た が, 先行訓練中有 意に 減 少 する とか,
自動 的 反 応 形 成において先 行訓練群のそ れが対照群に く らべ有 意 に低い, とい っ た事 実は見い 出せなか っ た.
<実 験2
> FT ス ヶ ジュー
ルは, 偶 然的な背景 刺 激 (文 脈 刺 激 )を条 件づける操 作 (
To
皿ie,
Murphy ,
Fath
&Jackson
,
1980
)で も あ る し,US
終 了後経 過し た時 間を手がか り とする時 間 条 件づけの手 続で も ある.
し たがっ て,
実験1
の阻 害 効 果は,
文 脈 刺 激 阻 止仮 説 (To 皿 ie,
1976
)ある い は時 間 刺 激 阻 止 仮 説に よっ て も説明 可能である.
文脈刺 激阻 止仮 説に よ る と, 先 行 訓 練の さい,US
の 呈示に よっ て偶 然 的な背 景 刺 激が条 件づ け ら れ る.
こ の 刺 激 がのちの 自動 的 反 応 形 成に おいても存在 する と, 結 果と してCS
と複 合 (co皿 pound )さ れ るこ と に な り, 阻止 (blocking
;Kamin ,1969
)の機制に よっ てCS
の 条件づ け が妨 げら れ, キー
つ つ き反 応の出 現が阻 害され るこ と に な る.一
方の時 間刺激阻1ヒ仮説とは,US
星 示 後経過し た時間 がつ ぎの US 出 現を予測するの に有 効な 刺 激と な り,
後の 自動 的 反 応 形 成で は阻 止 刺 激の機 能を はたすとい う もの である (cf.
Straub
&Gibbon,1983
).
た し かに , 実験1
の 先行訓練では, 反応パ タ ン に時 間的 分 化のみ られる陂験 体が多かっ た.
これ らの被 験体にお い て は, な ん らかの形で経過時間 が 計 測 さ れ, 行動 を 制 御し てい るもの と考え ら れ る,
そこで,
実験2
で は,
これ らの刺 激に よ る阻害の可能性を 検討す る た めに
,
within・
subjectdesign
を も ちいた 自動的反 応維持手続 き7 )を行う
.
場面1で は, 実験箱 を 別の もの と交換 するこ と に よ り (文 脈刺激 変更デ ザ イ ン ;Tomie,
1976,
1981),
文 脈 刺 激 と US の連 合 を あ 7) 本実験の 自動 的 反 応 維 持とは, 手 続 的には実験1
の 自動的 反応形 成と同じで,
正あるいは負の反 応随伴性 を 操 作 的に設 定 するもの ではない.
らたな もの とし
,
場 面2で は, 試行間 間 隔を変 動させ る ことに よ り,
US 呈 示 後の一
定の時点 が有し て い たUS
との関 係 を解 消 する.
ま た,
文 脈 刺 激や時 閭刺激と競合 反応の関 係 も あ き らか でない の で,
これ らの操作に とも な う反応パタ ンの変化 も観察した.
方 法 〔被 験 体 〕 実 験 1で使 用し たハ ト11
羽.
〔実 験 装 置 〕 再 獲 得 訓 練は実 験1
のオペ ラン ト箱を, 文 脈 刺 激 変更条 件以降は新しい オペ ラ ン ト箱 を 用い る.
新し い オペ ラン ト箱の変 更 箇 所は,
黒 色ぺ=
ヤ板 製の側 壁3面が緑 色ア ク リ ル櫛 こ,
床 が 白色ア ク リ ル板に なっ た 点である,
〔実 験 手 続 〕 実 験1
終 了 後 あ るい は再 獲 得 訓 練 後,
新 しいオペ ラン ト箱で の 自動的反 応維 持 (文脈 刺激変更 条 件;CC 条 件 ),
つ い で試 行 間 間 隔 (ITI) が 不 定 限 時 (Var
孟ableTime
;VT
)の 自動的 反 応維持 (VT
条件) に移 行 する,
両条件とも,1
セ ヅ シ ョ ン 20試 行,1
日1
セ ッ シ ョ ン で14
セ ッ シ ョ ン行う.
直 前の 場 面 との相違 は,CC
条 件が新しい オペ ラ ン ト箱を使用する点,VT
条 件が 工TI を固 定か ら変動にする点で ある.
各 被 験 体 のITI
の平 均 をはじめ,
刺 激の 呈 示 方 法 な ど そ れ 以 外 の条 件は実 験 1,
2を通じて 同一
である,
結 果 〔キー
っ っき 反 応 〕 キー
点 灯 時の キー
つ つ き反 応の変 化 を検 討す る ため に,
1セ ヅ シ ョ ンあた りの出 現 試 行 数 の平 均につ い て, 先 行 訓 練 条件 (実 験1に おける先行訓 練の有無)× 自動的 反応維持の モー
ド (再獲得訓練 ある いは実験1
の最 終 5セ ヅ シ ョ ン,
CC 初 期2セ ッ シ ョ ン,
CC
最 終5
セ ッ シ ョ ン,
VT
初 期 2セ・
y ショ ン.
VT
最 終5
セ ッ シ ョ ン,
そ れ ぞ れの平 均の5
条 件 )の2
要 因 分 散 分 析を おこなっ た とこ ろ,
自動 的 反 応 維 持の モー
ドの みが有意であっ た (F(4,
40)=
2.
65,
P<.
05).
そこ で,
こ の条 件に 関して は t検 定 をお こない,
CC 初 期 2セ ッ シ ョ ン は CC 最終5
セ ヅ シ ョ ン (pく.
05 ),VT
初 期2セ ッ シ ョ ン (P〈.
02 ), VT 最終5
セ ッ シ ョ ン (Pく.
01 )に く らべ 有 意に低い との結果を え た,
し か し な が ら,CC ・
VT
両 条件 を通じ, キー
つ つ き反 応の まっ たく生 じない ものが4
羽,
出 現して もセ ッ シ ョ ン あた りの平 均が わず か1
試 行 未 満 とい うものが 2羽 あ り,
獲得し た とい える のは11
羽 中5羽で あっ た.
〔キー
接 近 反 応 〕 キー
点 灯 時の キー
接 近 反 応の変 化を 検 討 するため に, 1
セ ヅ シ ョ ン あた りの出 現試行 数の平 均にっ い て,
先 行 訓 練 条 件 (実 験1
で の 先 行 訓 練の 有 無 ) × 自動 的 反 応維持の モー
ド (再獲 得訓練 ある い は実 験 1 の最 終5セ ヅ シ ョ ン , CC 初 期2
セ・
y シ ョ ン , CG 最 終 5セ ッ シ ョ ン,VT
初 期2
セ ッ シ ョ ン,
VT 最終 5セ ヅ シ ョ v , それ ぞ れの平 均の 5条 件 )の 2要 囚分 散 分析を おこなっ たところ,
先 行 訓 練 条 件 (F (1,9
)=6.
34
, Pく・
05),
自動 的 反 応 維 持の モー
ド (F(4,
36)=
2.
80,
P<・
05)に有 意 差,
交互作用 に傾 向が見られた (F(4,
36)=
2.
45,.
05〈P<.
10).
そこで, 先行訓練条件別に 自動的 反 応 維 持の モー
ドにつ い て分散分析を おこ な っ た と こ ろ,
先行訓 練 群におい て の み有意 (F (4,
20)=
8,
98, pく.
Ol
)であっ た.
こ の 出現試 行 数の結 果を t検 定で分 析 す る と,VT
初 期2
セ ッ シ ョ ン・
VT
最終 5セ ッ シ ョ ン の2
条 件が他の3
条件よ りも有意に高かっ た (ps<.
05).
ま た, 自動的反 応 維持のモー
ド別に先 行 訓 練 条 件につ い て分 散 分 析を お こなっ た が,
再 獲 得 訓練・
CC 初期 2セ ッ シ ョ ン・CC
最 終5
セ ッ シ ョ ンで は 有意 (Fs
(1,9
)> 6.
24,
ps<.
05),
VT
初 期2
セ ッ シ ョ ン で は 傾 向に と ど ま り (F (1,
9)=
=
4.
06),VT
最終5
セ ヅ シ ョ ソで は非有 意 (F
く1
)だ っ た,
こ の場 合の有 意 差は先 行 訓 練 群の 出 現 試 行 数が対照 群の そ れに く らべ低い こ とに よ る.
〔反 応パタン の変 化 〕 CS 呈 示 中の反 応パ タン が 大 き く変 化し たの は,
先 行 訓練 群・VT
条 件に お い て である (Fig.5
参照).
対 照 群5
羽には,
CC・
VT 条 件 を 通じ,
大 きな変化は 見られ な か っ た.
ま た, 先 行 訓 練 群・
CC 門0.
32 e楡
o隷
ぼ
国0.
33 1.
0 Hnw NO.
36PmwTq
・
9 eq HM 嬲Akw, HMkw gh 幽 い 曳
職
50 O 研 1 O.
5 o Hr.
lrnvv HMt“輪 篭
w撚.
、
v
嫐
、箒
、 開0.
35 MAmw MAkW ぶ凝
・諌
翻
・ Pmw Pmw …磁
離
凝
難
闢0.
34 HMmwW 9porワ
1 3 6 1 3 6CC
VT
1 3 6 1 3 6CC
VT
Fig.5
Probability of eachbehavior
as a
function
of key−
on time (6
sec),
averagedover
last
5
sessions ofContext−Change
condition [left,
CC
]and /orITI
Variable・
Time condition [right
,
VT ] (PRETRAIN・
山田 :自動 的反 応 形 成に お よぼす先行 FT 訓 練の阻害効果 63 条 件で も
,CS
呈 示直後キー
に接 近 する ように なっ たハ
ト32 を除 き,
大 ぎ な変化 は見ら れ なか っ た.
考 察 本 実 験でCS
呈 示中の キー
指 向 性 反 応が有 意に増 大し 維 持さ れ たのはVT
条件に おい て である.
VT 条 件で は 初期の2
セ ヅ シ ョ ソ から有 意に増 加し,
最 終 的に は先 行 訓練 条件 間の差が なくな るに至 る,
し か し な が ら,
その一
方で,
先行訓 練 群の マ ガ ジン指 向 性 終 末 反 応 も十 分 維 持 さ れ,
キー
接 近 反 応がCS
全 呈 示時 間にわた り優 越 す る ことはな く,
こ うい っ た意 味で終 末 反 応は い ま だ競 合 的 といえる.
CC
条 件 移 行 直 後に は,
反 応パ タン の さ まざま な変動, す なわち,
キー
つ つ き反 応の減少 (当該反応が出現し て い た5
羽 すべ てにおい て),
以前の終 末 反 応の消 失,
時 間 に よ る分化の崩 壊,
Orientation to key wall 反 応の増加 などが みられ
,
文 脈 刺 激 変 更 とい う操 作 が 被 験 体に な ん ら かの影 響 をおよぼしたことは 明瞭である.
し か し な が ら, こ の よ うな変 化は必 ずしもキー
指向性反応の増加 の方 向に 動 くもの で も な く,CC
条 件14
セ ヅ シ ョ ン の 間に回復 するこ と が多か っ た.
CC 条 件で は,
反 応パ タンに大 きな変 動 がみ ら れ操 作 の有 効 性は明 白で あるの に,
大 半の被験体で9−
・
一
接近 反 応が増大しなか っ た.
ま た, 文脈刺激を変更せずUS
密 度 (単 位 時 間 あた りの強 化 頻 度)の等しいVT
条 件で キー
接 近 反応が増加 し た.
これ らの事 実は 「文 脈 刺 激 阻 止」仮 説に説 明 困 難 な 問 題 を提 出し て お り,
す くなくと も本実験で は,
こ の機制が阻 害の主 た る要 囚でない こと を 示唆してい る.一
方,
競 合 反 応 仮 説に問題がないわけ で はない.
CC 条 件 移 行 直後な ど,
競 合 反 応 と考 え られ る終 末 反 応が一
時 的に消 失し たこ とが あっ たが,
こ の と きキー
接 近 反 応は必 ずしも増 加しなか った,
また,
終 末 反 応 が すで に CS の制御下に あっ た被 験体 (ハ
ト 32 な ど)に おいて も,ITI
が不定になっ ただ けで,CS
呈 示中のキー
接近反応が増大し てい る.CS
呈示中に, な ん ら かの 反 応が overt な終末反応と し て存在 すること を,
競合 反 応の十 分条件とし た の で は,
上 記の点 を説 明 することは困難で, 終末反 応に 至 る ITI 中の反応 系列 や時間弁別の過程の関与が 示唆さ れ る.一
方,
時間 刺 激 阻止 仮説に お い て は, こ の ような時 間をつ くり だす 有 機 体の機 制が問 題 と なる.
本 実 験で問 題 とし た3つ の仮 説 は必 ずし も対 立 する もの で はな く,
複 合 的に作 用 する過 程 があっ ても 矛盾は しない.
そ れ ぞ れの仮説が精緻なも の とな るに し たがい , πい の関係 も明 らか に な る と思わ れ る.
総 合 考 察 本実験に よ り,
つ ぎの結 果が明 らか と なっ た,
(
1
)先行 訓 練とし て FT ス ケ ジュー
ルを用いた場合, 後続の 自動 的 反 応 形 成に阻害効 果が見 出さ れ た.
(2
) こ の FT ス ヶ ジュー
ル に おい て形成され,
自動 的 反 応 形 成の CS 呈 示中に も維持される迷 信 行 動 (す な わ ち,
競 合 反 応)は, い ず れもマ ガジン に対 する接 近・
接 触 反 応で
,
なか で も,Pecking
magazjne wall 反 応が典 型で あっ た
,
(3 > 競合反応が自動的反 応形成に お よ ぼす 阻 害の過 程は唯一
で はない,
競 合 反 応が存在する とCS
に関 する一
切の 学習が な さ れ な くな る わけではない,
ま たハ ト に は注視し たものを つ つ く生 得的 傾向があ り (cf.
Brown &Jenkins
,1968
),
CS−US
対塁 示の結 果キー
つ つ ぎ反 応が 必然 的に誘 発される わけで も ない.
むし ろ,
CS−
US 対呈 示の効 果が 明ら かである に もか かわらず,CS
に対 す る接 近・
接触反応 (“
sign・
tracking ” ;Hearst
&Jenkjns,
工974
)が十 分 発 現しない とい うのが, 本 実 験の 結 果であっ た.CS
が な ん ら かの行 動変化をひぎお こす ま でに多 くの試行数を要 する とい うだ けでな く,
その行 動 変化がCS
指 向性 反 応の形を と らな くなるわ けで,
阻 害 過程 に少なくとも2
つ の 側 面, つ ま り, CS が阻 止 (blocking
)さ れ る とい う連合 形 成 (association )の 阻 害と,
そのCS −
US 学 習が CS に対 する接 近・
接 触 反 応 とい う形で 発 現しない とい う反 応 遂 行 (performance ) の阻 害,
のある ことが示唆された,
(4
) 自動的 反 応 形 成の のち,
文脈刺 激つ いで時 間 刺 激 を 操 作し た.
その結 果,
キー
指 向性 反 応が増大し たの は時 間 刺 激 変 更 操 作におい て であっ た.
この とき, 競 合 反 応は減 少し ながら も なん ら かの 形で維 持さ れ, これ ら の刺激との 交互作 用が示唆された,
US
単 独 間 欠塁示に よ る阻 害 効 果を説明 す る仮 説の う ち,
「学習 性怠 惰症 」 仮 説 (“1earned
laziness”
;Eng・
berg
et al.
,
1972
)に は,
これ まで もい くつ かの反 証 が あ げられて い る (Tomie
,
1981;Balsam & Schwartz,
1981など)