憲法が保障する基本的人権③
1 基本的な人権を守るために 1. 参政権 □ウォーミングアップ 1) … 国民が政治に参加する権利。 2) … 日本国憲法の改正手続きに関する法律ともい う。投票権は満 3) 以上が持ち、国 民投票が行われた場合、改正に賛成する票が有 効投票の 4) であった場合に改正 が認められるとしている。 5) … 都道府県、市区町村のこと。地方議会は都 道府県議会と市区町村議会の2種類あり、こ れらに参加する議員も都道府県議会議員と市 区町村議会議員の2種類ある。 例)神奈川県議会と小田原市議会 など ※詳しくは「地方自治」で学習する 一人一人の人権が守られた、暮らしやすい社会を維持していくために、国民が 政治や裁判に参加し、監視する権利として 1) が認められている。 1) は、7つの権利から成り立っている。 ① 6) → 国会議員のような代表者などを選出する権利。満 3) 以上 の男女に与えられている。7) 、都道府県 8) や 市(区)町村長、9) への投票ができる。② 10) → 選挙に 11) 出来る権利。11) 出来る年齢は 議員の種類によって違う。詳しくは以下の通り。 議員の種類 10) 6) 国会 衆議院議員 満 12) 以上 議員 参議院議員 満 13) 以上 都道府県知事 満 13) 以上 満 3) 以上 市(区)町村長 満 12) 以上 都道府県・市(区)町村 議会の議員 満 12) 以上 ※選挙の日までに規定の年齢に達していれば、選挙権、被選挙権を持つこと が出来る。 ③ 憲法改正の 14) → 国会が 15) の発議をしたときに、国民が改正に賛成 ・反対の投票をする権利。詳しい手続きは 16) (日本国 憲法の改正手続きに関する法律)で定められている。 ④ 最高裁判所裁判官についての 17) → 最高裁判所の 18) に対して、国民が投票で審査を行う 権利。投票できるのは、満 3) 以上の国民。 18) に任命後、最初の 19) 議員選挙(その 後は 20) ごと)に行われる。この国民審査において 21) (辞めさせること)に賛成するものが 4) とな った場合、その裁判官は21) される。 (昭和24年から始まった制度だが、21) された裁判官はまだ一 人もいない。) ⑤ 地方自治特別法の 22) → 地方公共団体の住民による投票で、賛成・反対の意思を示す。 住民投票を行った特別法の例 ・広島平和記念都市建設法案(1949年) ・横浜国際港都建設法案(1950年) など。
⑥ 公務員の選定・罷免権ひ めん → ある人を公務員に選び(選定)、辞めさせる(罷免)権利。全ての公務員 を国民が選ぶことではない。 ○選定出来る公務員 23) 、24) 、25) 、 26) 、27) 、 法律の定めるその他の吏員 ○罷免出来る公務員ひ めん 国民審査による 28) の裁判官 ⑦ 29) → 国や地方公共団体に対して、さまざまな要望をする権利。年齢、国籍 を問わず、日本に住むすべての人に認められている。 人権侵害があった場合に苦情やその 救 済を訴えたり、国や地方公共きゆうさい 団体が定めた命令や規則によって不利益を受けた場合に苦情を訴えたり することができる。 2. 請求権 □ウォーミングアップ 1) … 国や地方公共団体に対して、基本的人権が侵害され たときに救済などを求める権利。 2) … 不注意や故意で損害を与える行為。 1) で請求出来る権利は3つある。 ① 3) (第17条) → 公務員の 2) などによって受けた損害の賠償を求める ことができる。 ② 4) (第32条) → 人権が侵害されたことを裁判所に訴えて、公正な裁判を受ける権利。 ③ 5) (第40条) こうそく
◇C型肝炎訴訟 手術の時など大量出血した時に使う血液製剤(血を止める薬)にC型肝炎のウ イルスが混ざっており、その感染した血液製剤を使用した人がC型肝炎の患者 となった事件に対する訴訟。 この血液製剤を使用してC型肝炎になった人は多く、ウイルスが入った血液 製剤の危険性は予測出来たはずだとして、この血液製剤の製造や輸入を認めた 厚生大臣(国)と製造・販売した製薬会社に対して、3) を 理由に訴えた裁判である。国と製薬会は被害者に謝罪し、「薬害肝炎救済法(2 008年)」や「肝炎対策基本法(2009年)」に基づき、被害者への救済を行ってい る。
3. 人権を守るためのしくみ 私たちの人権が侵害されないように、法務省の 1) 、各都道府 県の法務局、各市(区)町村の人権擁護委員によって、相談や監視を行うしくみが ある。 これらの機関では、2) ・3) ・4) の侵害などの相談 を受け付け、必要に応じて被害者の救済を行う。同時に、人権が尊重される社会 の実現を目指して、人権侵害を起こさないための啓発活動にも力を入れている。 また、地方公共団体には、児童虐待についての相談窓口、5) によ る暴力(ドメスティック・バイオレンス。DVとも言う)やセクシュアル・ハラス メントなどの被害にあった人への相談や支援体制も整えられている。 最近では、各地の民間団体による相談窓口や 6) での 相談受け付けも増えている。
2 人権侵害のない世界に 1. 世界各国の共通の基準 □ウォーミングアップ 1) … 世界に向けて基本的人権と自由の保障を 示した宣言。国際平和のためには、世界各 国で人権が尊重されることが重要であると いう考えから、採択された。 2) … 1) の内容を条約化し、 法的拘束力(守られない場合は何かしらのペ ナルティがある)を持ったもの。 3) … 条約に対する国家の最終的確認、あるいは同意 のこと。 人権の問題は、国の枠組みを越えた人類全体の問題となっている。1948年、 国連は 1) を採択。さらに、1966年に 2) を採択。性別、言語、宗教、出身などで人を差別してはならないと定めた。日本 は1979年に3) した。 2. 人権問題への国境を越える取り組み □ウォーミングアップ 1) … 先住民族や少数民族、難民、病気や障がいのある人たちな ど。ストリートチルドレンや少年兵など、子どもの人権侵害 も深刻な問題となっている。 2) … 民間によってつくられた国際的な協力組織。おもに、平和 や人権問題、環境問題など地球規模のテーマに取り組んでお り、国境を越えて活動している。3) 、 4) などがある。 国によって人権の保障にはさまざまな考えがあり、1) や 少数派の人たちが、人権侵害を受けやすい。国連、各国政府をはじめ、2) などの民間の団体などが、人権問題の解決を目指している。
◇人権を守るための国際的な条約 (1) 5) 1979年に国連で採択され、日本は1985年に 6) した。女子に対す る差別とはどのようなものかを規定して、政治的、経済的、社会的その他の分野 の活動における差別をなくすように求めている。 (2) 7) 1989年に国連で採択された。子どもの基本的人権を国際的に保障することを 目的とした条約。18歳未満の子どもを保護するとともに、子どもの権利として、 8) 権利、9) 権利などを保障している。 日本は1994年に 6) した。
3 自由と権利を守るために 1. 自由と責任/公共の福祉 □ウォーミングアップ 1) … それぞれの人権の調和をはかって、すべ ての国民の幸福を実現するための原理。 人権と人権のぶつかり合いを調整する役 割を持つ。 自由や権利は憲法によって保障されているが、個人の人権の主張には、ほか の人たちの権利を守るという責任が 伴 う。ともな 日本国憲法第12条では1) が定められている。日本国憲法では 2) を永久の権利として保障しているが、人間が社会の中で生活 している以上、他人の 2) も尊重すべきであって侵害すること は許されない。そのため、1) によって人権が 3) さ れる場合があることが 4) の自由などで規定されている。 人権の制限は、必要な範囲で最小限に行われなけらばならず、特に 5) の自由の制限は慎重に判断する必要がある。
2. 国民の権利と義務 私たちは、さまざまな権利を持つと同時に義務を負っている。 ◇国民の三大義務 ① 子どもに 1) ② 2) ③ 3) その他、天皇、国会議員や裁判官などの 4) には、特に憲法を尊 重し擁護することが義務づけられている。よう ご