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TOP10 Innovations A triple-junction compound solar module with a conversion efficiency of 31.17%. Source SHARP CORPORATION (

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(1)

NEDO のプロジェクトの一環で、シャープは変換効率 31.17% (デバイス面積 968cm2) の 3 接合型化合物太陽電池モジュールを開発した。シャープは既に同種 の技術を用いた個別太陽電池セルで 37.9%の変換効率を達成済みだが、 当該 装置の面積は1.047cm2 に留まっていた。この3 接合型化合物セルの使用により、 インジウム・ガリウム・リン (InGap)、ガリウム・ヒ素 (GaAs)、およびインジウム・ ガリウム・ヒ素 (InGaAs) の化合物による太陽電池の特性は、より広範な太陽光 スペクトルの収集に有用であることが示された。

3接合型化合物太陽電池モジュールで

変換効率31.17%を達成

機関

シャープ株式会社

2016年 5月

発表時期

A triple-junction compound solar module with a conversion efficiency of 31.17%.

Source ©SHARP CORPORATION

(http://www.sharp.co.jp/corporate/news/160519-a.html)

TOP10 Innovations

(2)

ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州立太陽エネルギー・水素研究センター (ZSW) は、薄膜太陽電池の性能向上に一歩貢献した。シュツットガルトに拠点を 置く当センター研究員らは、 最新技術により日本製電池の性能を 0.3% 上回る 22.6%の効率を達成、これは ZSW にとって 5 回目の世界記録更新となる。太陽 電池の性能向上ペースはスピードアップしつつあり、銅・インジウム・ガリウム・ セレン化合物製薄膜太陽電池 (CIGS) の性能は過去 15 年間のうち直近 3 年間で より急速に向上している。

薄膜太陽電池の世界記録を更新

機関

バーデン=ヴュルテンベルク州立

太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)

2016年 6月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

© 2017 Zentrum für Sonnenenergie- und

(3)

カネカは NEDO の「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」 プロジェクトにおいて、 高変換効率の結晶シリコン太陽電池 (ヘテロ接合バック コンタクト型) を開発し、 結晶シリコン太陽電池としては世界最高の変換効率 26.33% を実用サイズ (180cm2) で達成した。これは、これまでの世界最高記録 25.6%を約 0.7 ポイント更新するもので、セル変換効率 26%を世界で初めて突破 した。今回の成果は、カネカが開発した高品質アモルファスシリコンを用いたヘテロ 接合技術や、 電極の直列抵抗を低減させる技術、 太陽光をより効率的に利用できる バックコンタクト技術を組み合わせることにより実現したものである。

結晶シリコン太陽電池で世界最高の

変換効率26.33%を達成

機関

株式会社カネカ

2016年 9月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

Schematic device structure of record-breaking crystalline silicon solar cell (heterojunction back-contact type)

Source Kaneka Corporation/NEDO

Protection layer for light receiving surface Passivation layer for light receiving surface Crystalline Si substrate

i-type amorphous Si (a-Si)

p-type a-Si / n-type a-Si pattern Electrode pattern

(4)

米国・ハーバード大学教授のダニエル・ノセラ (Daniel Nocera) 氏とパメラ・ シルバー (Pamela Silver) 氏は、 太陽光、二酸化炭素および水から 10% 効率 で液体燃料製造プロセスを完成する装置の開発に成功した。自然の光合成で 約 1% の太陽エネルギーを植物を利用して炭水化物に変換するのに対し、 10 倍 も高効率のため、 化石燃料利用からの転換としての試金石となる可能性がある。 既存の人工光合成デザインを改良し、 水素酸化細菌ラルストニア・ユートロファ (Raistonia eutropha) とリン化コバルト水分解触媒を組み合わせた。

光合成を超えるCO

2

削減効率を有する

水分解生合成システム

機関

ハーバード大学

2016年 6月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

Schematic of hybrid bioelectrochemical system for CO2 fixation

Source Liu, C., B. C. Colon, M. Ziesack, P. A. Silver, and D. G. Nocera. 2016. “Water

Splitting-Biosynthetic System with CO2 Reduction Efficiencies Exceeding Photosynthesis.” Science 352 (6290) (June 2): 1210–1213. doi:10.1126/science.aaf5039.

https://dash.harvard.edu/handle/1/27304973

(https://dash.harvard.edu/bitstream/handle/1/27304973/aaf5039%20Manuscript%20rev %20complete.pdf?sequence=1)

(5)

東京工業大学とトヨタ自動車は、 NEDO のプロジェクトの一環で、 世界最高の リチウムイオン伝導率を持つ超イオン伝導体を発見した。また、 発見した超イオン 伝導体を応用して、 リチウムイオン電池の 3 倍以上の出力特性をもつ全固体電池 の開発に成功した。開発した全固体電池は従来のリチウムイオン電池では駆動が 困難な摂氏マイナス 30℃での低温や 100℃での高温でも効率的に使用可能で ある。全固体電池は、 従来のリチウムイオン電池より高いレベルで高出力特性 と高容量密度とを両立することが可能な有望な技術と考えられる。

硫化物超イオン伝導体を用いた

高出力全固体電池

機関

東京工業大学/トヨタ自動車株式会社 2016年 3月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

Source Kato et al. Nature Energy, 1, 16030 (2016)

Ragone plots of the cells prepared in this study and previously reported batteries and capacitors. Red dashed line indicates the specific energy E = 102 Wh kg-1 and specific power P = 10 kW kg-1. The devices powered by liquid electrolytes show the inverse relationship between specific

energy and power. The prepared all-solid-state cells simultaneously achieved high energy and power (E > 102 Wh kg-1 and P > 10 kW kg-1) which is difficult to achieve for conventional devices.

(6)

米国・ハーバード大学の研究チームは、無害・非腐食性、 かつ長寿命で低製造 コストの新フロー電池を開発した。フロー電池は pH 値で中性の有機電解質 分子を分解することにより、 使用 1,000 回を超えても容量の 1% を失うのみ で、 品質低下への課題を克服している。フロー電池の更なる研究により、 安全 でコスト効率がよく、 長寿命で高エネルギー貯蓄率の水性可溶性有機電解質の 開発へ繋がり、 変動性を伴う再生可能エネルギーのより大規模な展開へと貢献 する可能性がある。

最小限の保守で10年以上稼働できる

長寿命のフロー電池

機関

ハーバード大学

2017年 2月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

Fig. 2. A flow battery. (a) Schematic of a discharging metal-free organic flow battery

Source © Harvard School of John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences

(https://aziz.seas.harvard.edu/electrochemistry#metal-free)

Ion-selective Membrane

Porous Carbon Electrodes

Current Collector & Flow Field

e- e

-

Cl-Negolyte Reservoir Posolyte Reservoir

Pump Pump N+ N+ N+ N+ Cl -Cl -Fe N+ N+ Cl -Cl -Cl -Cl

(7)

-GE はドイツのマックス・ベーゲル・ウィンド社 (Max Bögl Wind AG) とタービン 供給に関する合意を締結し、世界初の揚水発電と風力発電を併せ持つ施設の建設 を発表した。ドイツ南部で実施されるこの 「ガリドルフ・プロジェクト」 は、 GE の 新型風力タービン 「3.4-137」 モデル 4 基と 16 メガワット規模の揚水発電装置で 構成される。風力発電は、 貯水池や揚水設備などを納める施設の上に建設される ため、 ブレード長まで含めた施設全高は約 246.5m となり、 現時点では世界で最も 高い風力タービンとなる。

揚水発電所に組み込まれた世界で

最も高い風力タービンを設置

機関

ゼネラル・エレクトリック(GE)/

マックス・ベーゲル・ウィンド

2016年 9月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

System configuration diagram for wind turbine integrated with pumped storage hydro

Source ©Max Boegl Wind AG

(http://www.ge.com/reports/unique-combo-wind-hydro-power-revolutionize-ren ewable-energy/ )

(8)

米国の ICM 社は、 米国農務省が出資するノースウェスト・アドバンスド・リニュー アブル・アライアンス (Northwest Advanced Renewables Alliance, NARA) プロジェクトの一環で、 木質バイオマスを原料とする再生可能バイオジェット燃料 の製造に成功し、 アラスカ航空の旅客フライトで使用された。NARA では、前処 理・粉砕・加水分解によりドクニンジンやロッジポールパインといった木質バイオ マスから発酵性の砂糖が製造された。その後、 ミズーリ州セントジョセフにある ICM 社と米国のジーヴォ社 (GEVO) が保有する実証プラントにおいて中間生成物 であるイソブタノールに変換され、テキサス州シルスビーのジーヴォ社が保有する 実証プラントにおいてジェット燃料に変換された。

廃木材から生産された

バイオ燃料によるフライト

機関

ICM / ノースウェスト・アドバンスド・

リニューアブル・アライアンス / ジーヴォ

2016年 11月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

An Alaska Airlines jet is fueled with renewable GEVO biofuel

(9)

米国のアネロテック社 (Anellotech) とサントリー・ホールディングスは、 サントリー の持続可能なビジネス活動に対するコミットメントの一環として、 低コストで 100% バイオ原料によるプラスチックを使用した飲料ボトルの開発と商品化を推進して きた。現在、 サントリーはミネラルウォーター 「サントリー天然水」 ブランドで 植物由来原料を 30% 使用しており、このパートナーシップにより 100% のバイ オボトル開発を目指す。サントリーのアネロテック社との連携は、 飲料ボトルに 使用される 100% バイオ原料によるポリエステル (ポリエチレン・テレフタレート、 「PET」) 製造の主原料であるバイオ・パラキシレンなどのバイオ香料の開発を推進 するものである。

飲料ボトル用に100%バイオベースの

プラスチックを開発

機関

アネロテック /

サントリーホールディングス株式会社

2016年 1月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

(Left) Inside of pilot plant located in Texas, USA. (Right) Outside view of pilot plant

(10)

ブロックチェーン技術を活用した家庭用太陽光電池の余剰分の peer to peer 取引が、 初めてニューヨーク州ブルックリンのマイクログリッド内で成功した。マイクログリッド のための peer to peer 取引プラットフォームを提供する米国の LO3 エナジー社 (LO3 Energy) は、 マイクログリッド制御システムの提供者として経験豊富なシーメンス・ デジタル・グリッド社 (Siemens Digital Grid) とのコラボレーションにより、 地域 エネルギー取引におけるブロックチェーン技術の活用を推進する。ブロックチェーン 技術は、 地域エネルギー源の peer to peer 取引を可能にし、 地域のエネルギー生産・ 消費のバランス化を図ることで、 低コストで地域の分散型電力資源を大規模展開する 可能性を提供する。2 社によるコラボレーションは、 ブロックチェーン技術を活用した 地域エネルギー取引を可能にするマイクログリッドの開発を促進する可能性がある。

ブルックリンにおけるブロックチェーン

技術を用いたPeer to Peer取引実証

機関

LO3エナジー / シーメンス

2016年 11月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

Picture of a Prosumer in Brooklyn Microgrid.

Source ©Brooklyn Microgrid Prosumer Participant

(11)

ドイツのソネン社 (Sonnen)、 オランダのテネット社 (TenneT)、 IBM 社はブロック チェーンを活用した系統運用のための定置用蓄電池を導入するパイロットプロジェ クトを開始した。ヨーロッパの最も大きな定置用蓄電システム提供会社のソネン社 は、 IBM 社が提供するブロックチェーン技術を用いた、 テネット社の系統運用のため の家庭用定置用蓄電池を提供する。変動性を伴う再生可能エネルギー源の更なる 導入に伴い、電力システムにおけるフレキシビリティの確保は、 系統運用において 重要な問題となるが、 この画期的なプロジェクトは電力システムのフレキシビリティ 向上に貢献する家庭用蓄電池の効果と、 そのためのブロックチェーン技術の活用の 可能性を探求するものである。

ブロックチェーン技術を用いた蓄電池の

ネットワーク化を開拓

機関

ソネン / テネット / IBM

2017年 5月

発表時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

SonnenBatterie eco. Source ©Sonnen

(12)

東芝はフランス・リヨンにおける NEDO のスマートコミュニティ実証プロジェクトの 一環として、ビル内の消費量を上回るエネルギーを生み出すポジティブ・エネルギー・ ビルディング 「HIKARI (ヒカリ) ビル」 の運転を開始した。太陽光発電、 蓄電池、 蓄熱材などを導入し、これらをエネルギー管理システムで制御することで、 こうした 取り組みが実現可能となった。フランスは全ての新規建造公共ビルに対し、 ポジ ティブ・エネルギー・ビルディング化する目標を掲げており、 NEDO は本実証事業 の成果を他都市・他国にも普及させることを目指している。

リヨンでポジティブ・エネルギー・

ビルディングの実証を開始

機関

株式会社東芝

2015年 9月∼

  2017年 2月

実証時期

TOP10 Innovations

ICEF2017

Positive energy building “HIKARI”

Source ©New Energy and Industrial Technology Development Organization (NEDO) (http://www.nedo.go.jp/english/news/AA5en_100016.html )

Fig. 2. A flow battery. (a) Schematic of a discharging metal-free  organic flow battery

参照

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