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中学生期における食生活,生活状況の変化と疲労自覚症状との関連

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Academic year: 2021

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平成10年12月15日 第45巻 日本公衛誌 第12号 1099

中学生期における食生活,生活状況の変化と

疲労自覚症状との関連

池田

順子

米山 京子 完岡 市光 目的 中学生の期間中に食生活,生活状況に変化が認められるか,そしてこのような変化を考慮 しつつ,中学生期の食生活,生活状況と疲労自覚症状との関連を検討することを目的とし た。 方法 宇治市の某中学校1年生727人を対象者として1年時と3年時の5∼6月に食生活,生活お よび疲労自覚症状を調査し,1,3年時共に調査できた624人について食生活,生活状況と疲 労自覚症状との関連を検討した。 結果 ①疲労自覚症状は男女共に1年時から3年時にかけて増加しその差は有意であった。 ②各種食品の摂取状況は1年時に比べ3年時では減少する傾向が見られ,食べ方では1年 時から3年時にかけて,朝食の喫食,昼・夕食の欠食や家族との夕食等において好まし いから好ましくない状態に移行する傾向が見られた。さらに,これらを総合して評価す るバランススコア,食生態スコアは男女共に3年時の平均値が1年時の平均値より小さ い値を示し,男子ではそれらの差は有意であった。 ③生活状況では3年時では,遊び時間,睡眠時間や家族の団欒回数が減少し,勉強時間や 「生活が楽しくない」,「悩みや心配が有る」の割合が増加した。 ④バランススコアと食生態スコアを総括した食パターン,および,生活状況は1年時から 3年時にかけて好ましくない方向に変化する傾向が見られ,それに伴い疲労自覚症状に は1年時から3年時にかけて増加の傾向が見られた。そして,3年時での疲労自覚症状 は,総括的食生活あるいは睡眠や心理面が関与する生活状況が1年時より3年時で悪 化,あるいは1年時から3年時迄悪い状態を維持の群では,1年時より3年時で改善, あるいは1年時から3年時迄良い状態を維持の群より多かった。 結論 疲労自覚症状には,食品の摂取頻度と食べ方から見た総括的食生活や生活状況が関与して いることが認められた。この結果は疲労自覚症状から健康状況を検討する場合,総括的食生 活と生活状況の両者を総合して考察する必要があることを示唆していると考えられる。 Key words : 食習慣,生活状況,食品摂取頻度調査,中学生,疲労自覚症状

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