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中学生の体型および自覚症状と健康意識との関連について

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Academic year: 2021

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平成9年2月15日 第44巻 日本公衛誌 第2号 131

中学生の体型および自覚症状と健康意識との関連について

門田新一郎

 中学生の健康の自己管理能力を養うためには,健康意識と心身の健康状態の諸要因との関連を明らかにす る必要があると考える。そこで,岡山市内の中学生410人(男子208人,女子202人)を対象に,健康状態の 客観的な指標である体型と主観的な自覚症状(不定愁訴)の訴えを取り上げ,健康意識との関連について検 討した。  健康意識では,「健康」11.7%,「まあ健康」65.1%,「やや不健康」23.2%となっていた。  ローレル指数の平均値は125.8(±18.1)となっていた。体型区分は,肥満傾向(145以上)12.4%,標準 (144∼110)73.4%,やせ傾向(109以下)14.2%となっており,女子に肥満傾向が多くなっていた。  産業疲労研究会の「自覚症状しらべ」30項目を用いて調査した,ふだんの自覚症状の平均訴え数は6.1 (±5.2)となっていた。この訴え数と体型との関連をみると,標準に比べて,やせ傾向に訴え数が多くなっ ていた。体型および自覚症状の訴え数と健康意識との関連をみると,体型よりも自覚症状の訴え数の方が健 康意識との関連が大きく,自覚症状の訴え数が多い者ほど「やや不健康」とした者が多くなっていた。また, 体型が標準でも「肥っている」と意識している者や,やせ傾向でも「健康」と意識している者がみられるな ど,中学生のやせ志向がうかがえた。  以上のように,中学生の健康意識には「やや不健康」とした者がかなりみられ,健康指標としての体型お よび自覚症状は健康意識に必ずしも正しく反映しているとは言えなかった。 Key words : 中学生,ローレル指数,体型,自覚症状,健康意識

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