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“Image-space control variates for rendering”の実装報告

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Academic year: 2021

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(1)Vol.2017-CG-167 No.2 2017/9/19. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. “Image-space control variates for rendering”の実装報告 山口 智也1,a). 概要:筆者は SIGGRAPH Asia 2016 で Rousselle らが発表した論文, “Image-space control variates for rendering”を実装し追実験を行っている. この論文の目的は. レンダリング分野における Control Variates の応用である. シーン内のオブジェクトの性質を変更 (以後, シーン編集と記す) は CG の作成現場では理 想的なシーンを作成するために, アーティストによって何度も行われる. Autodesk Maya 等の商用ソフト ウェアでは, シーンが少し編集されただけでも全体が再度レンダリングされる. 一方で, もし編集前のレン ダリング結果を上手く利用できれば, この計算コストを低減できる可能性がある.Rousselle らはシーン編集 後のレンダリングをより少ない時間で高い効率で行うための Control Variates を応用した. 提案手法を用 いることでシーン編集前に高品質な画像を生成しておけば, 編集後の結果画像において変化がない部分は 高品質な編集前の画像の結果を用いることが出来る.. 1. 概要 Rousselle ら [1] は, シーン編集に対してサンプル数の多 い編集前の高品質な画像 H0 と編集前のシーンをサンプル H0. 数を少なくしてレンダリングした低品質画像 H1 , 編集後の シーンをサンプル数を少なくしてレンダリングした低品質 画像 F1 を用いて, 編集後の高品質な画像 Result をより少. Re-use. ない計算コストでレンダリングする手法を提案した. 基本的な流れを実装結果とともに図 1 に示す. 手法は. H1. H0 , H1 , F1 から, Re-use(H0 − H1 + F1 ) を作り, Re-use と. Result. Re-render(F1 ) を合成し Result を得るというものである. 合成する際の, Re-use の重みを wuse , Re-render の重み. Re-render. を wren とする. 合成の重みは各ピクセルごとに Re-use, F1. Re-render の画素値の分散 Vuse , Vren と共分散 Co から算. 図 1 概要. 出する. wuse =. Vren − Co Vuse − Co , wren = Vuse + Vren − 2Co Vuse + Vren − 2Co. (1). 値であるため. これを満たさない場合に重みは wuse =. これらの重みはピクセル毎に異なることに注意する.. 2. 実装 各ピクセルごとの重みの計算時に分散, 共分散が必要な. Vren Vuse , wren = Vuse + Vren Vuse + Vren. (2). となる. また F1 , F1 − H1 の分散が 0 のとき wuse = 0 と なり望ましくないため, サンプル数に比例した重みとして いる.. ため画素値の他に, その二乗平均も出力するようにした. また. Rousselle ら [1] は実装の上で幾つかの例外処理を 行っていた. まず, 低サンプルの分散の計算には NL-means. filter を用いた. さらに, 各ピクセルの共分散行列が半正定 1 a). 参考文献 [1]. Rousselle, Fabrice, Wojciech Jarosz, and Jan Novk. ”Image-space control variates for rendering.” ACM Transactions on Graphics (TOG), 2016.. 早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科 森島研究室 [email protected]. c 2017 Information Processing Society of Japan ⃝. 1.

(2)

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