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会〕
東京三門医科大学々會第18回総門演説抄録
昭和27年10月25,26El
於東京女子医科大学臨床講堂
1. Alkyl−trimethylammonium halogeni− dsの合成(第二報) (薬局) (演) 川口正子他日名 東京女子医科大学々会下53回例会に於いてAlk・ y1・trimethylammonium halogenids及びPhenyl− alkyl・trimethyl−ammoniumhalogenidsの一丁’系列を合 成し其のヒヨリン作用に就いて述べたD余等は東大落 合教授指導の下に更にPyridinalkyl系E5 ilのTrime. thy1・ammoniumhaユogenidsの合成に志し,次の新化 合物を合成した。之等化合物のヒヨリン作用並に抗結 核作用については現在試験中である。 2−Dimethylaminomethyl−pyrl,din Pyridyl(2)一methyl−tri:nethylqmmoniumjodid 2−Djmethylamjnomethyl−4−chJor−pyridin 4−chlor−pyridyl(2)一methyl−trimethylammoniu− mjodid 2一(B−Dimethylamino−tithyl)一pyridin B−Pyridyl(2)一ttthyl−trimethylammoniumjodid 4−Dimethylaminoimethyl−pyridin Pyridyl( 4 ) 一methyl−trimethy!ammoniumjedid 2.歯髄失活剤「亜砒酸」貼布による今回骨壌死 の一例(歯科) 河西一秀
.患者は伊○恵○,10才6ケ月 女性, 下顎右側第一大臼歯め第二度蠕蝕の歯髄炎に対し,某 開業医に擾いて,歯髄失活剤「亜砒酸を貼布したるに 患者は10日を間し6,及び5」の頬側乳頭部に回瀾 歌潰瘍並に黒色壊疸を起し再来したるを当科に紹介せ られた。』 当科に於ては歯髄失活の目的に使用したる亜砒酸の 軟組織内に漏洩せる為に乳頭部に壊疸を起したるもの と.考え,乳頭部の壊疸部を切除し経過を観察した。 その後一週問を経過し「レントゲン」所見により抜 歯の必要を認め抜歯したるに歯根端歯槽骨を一塊とし て分離摘出した。 之は爾窩が凹解状をなし且つ亜砒酸が「セメント」 にて完全に封ぜられていた為外部漏怖したるものとは 考えられず,根端が慢性炎症の為拡:大せられている為 根端口より浸写し以外に早く歯槽骨並に歯齪乳頭部壊 死を起したるものと解せられるQ 之は根端部に慢性病窩の存在せる例であるが年齢的 に永久歯根未完成なるものに歯髄失活の目的に使用す る亜砒酸藤布は厳密なる根端部診査と貼布時聞を考慮 せねばならぬ;事が考えられる。 3.伝染病の死亡性比に関する研卑 (衛生) 松田摩耶子 死因統計を基麗として,腸チフス,赤痢,疫痢,麻 疹,百日咳,ジフテリア,流行性感冒の7種の伝染病に趨婆欝欝謡講譲濃:
年次的に全国,都鄙別,季節別に観察を行うと共に, 死亡率並びに季節指数との関係を併せ検討した。 1)伝染病によって死亡性比に著しい差異がある。 同一疾患に於いても年次的に差異があり,百日咳,麻 疹を除く伝染病ではそれが著しい。 2)伝染病によっては死亡性比の趨勢変化に上昇或 は下降の傾向の認められるものがある。 3)死亡率性比と死亡率とは都鄙の関係が逆であ る。すなわち伝染病死亡率は琉行性感冒を除き都市の 死亡率が農村よりも高率を示すが,死亡率性比ではそ の高低及び年次的推移とは無関係に,都市の死亡率性 比が農村のそれよりも低いb但し腸チフスのみは都市 に高い傾向がある。 4)死亡率性比と死亡数性比との関係は伝染病の種 類を問わず都市の死亡数性比が死亡率性比よりも常に 高い値を示し,全国に焚いてはや工高いが,農村に於 いては死亡数性比が死亡率性比より僅かに低い値を示 すG 一 18 一一19 5) 伝染病により死亡性比の季節変化に著しい差異 があり,同一疾患に於いても年次的に差異がある。 6)いずれの伝染病もその死亡性比の高低変化の強 弱に拘わらず,夏季に死亡性比が低くなる傾向が認め られる。 7)死亡性比の季節変化と死亡の季節指数(Pers− onsの連環指数法)とはジフテリアの順相関を除き, 逆相関の関係にある。 4.点滴隔靴罰乳見死亡率の時藁列的考察 第2報早期及び暁右軸兜死右 (衛生) 甕 君 代 先に1ケ月未満新生児死亡率にづき’,都道府県別に 年次的観察を行った。此度は1∼6ケ月の離乳前期の 早期乳児死亡と,6∼ユ2ケ月の離乳期にあたる晩期乳 児死亡につき,明治32年より全国,府県別及び都鄙 別に,最小自乗法による趨勢線をひき,年次的に観察 し,三生児死亡と併せ考察した。結果は次の如し。 1) 月令別乳児死亡率の高さの順序は,全国並に農 村的地方では,新生児,早期,晩期の順に高く,三者 は交ることがない。これに比し,大都市及び都市的 府県に於ては,大正或は昭駆の初め頃,早期乳児死亡 稀には晩期乳児死亡が新生児死亡を超えることが多 い0 2)明治より大正初期,新生児死亡率が上昇期にあ るものは勿論,既に下降期にある多くの県も,早期及 び魔期乳児死亡率はまだ停滞期或は上昇期にあり,大 正七年以後に下降をはじめるQ上昇度は早期死亡は初 めは緩く,ほゴ平坦に,後急峻な山をつくるが,晩期 死亡は徐々に上昇する。 3) 早期乳児死亡率は娩期乳児死亡率より,早く下 降の途につく県が多数みられる。即ち新生児期,早期, 晩期,の順に下降開始の順序がおくれる。この傾向は 大都市及び都市的府県に著しい。 4)下降率をみるに,全国及び農村的府県では死亡 率の高さの大なる順に大,即ち月令の若いほど下降率 が大である。これに比し,大都市及び都市的府県では・ 早期,晩期の下降率は大で,ez X“等しく,新生児死亡 が最:小である。 以上の様に,同一社会情勢下の乳児死亡率も,月令 により分析してみると,その推移は規則性あるずれを 示し,又地域的には都鄙による差異が認められる。 5.本郵都鄙保健状態の分斯 第4報 中権神経 藁の血管損傷による死亡 (衛生) 諸 岡 妙 子 「中枢神経系の血管損傷」による粗死亡率は明治末 年より大正初期にかけて都鄙共に下降する時期を持つ が,その後大正,昭和を通じて上昇線を辿る。戦後の 昭和22,23年には目立つた低下がみられるが,その後 は又もや増加して来た。全年度に於いて農村は都移よ り高位にあり,しかも上昇程度つよく,都都の間隔は だんだん拡がって来る。以上は年令構成を無祝した粗 死亡率によるみかけ上の事柄であるかb,これを昭和 5年全国人口を標準人口として,都梛の年令別人ロの 明かな明治41,大正2,9,14,昭和5,10年度につ いて訂正すると,都市では粗死亡率よりぐっと高く, 農村では粗死亡率よりやX低い訂正死亡率が得られ, その結果都鄙の関係は全く逆転し,あらゆる年度で, 都市の「中枢神経系の血管損傷」による死亡率は高く, 農村のそれは低くなり,訂正死亡率は大正初年以後次 第に都鄙の三二を狭めてくる。 性別死亡率は,都罫共に,男子は女子より遙かに高 率,殊に農村では男女の聞隔炉大きい。死亡率性比は 大正末期に頂点に達し,その後下降する。殆んどすべ ての年度で,男子死亡超過度は都市より農村に於いて 大である。 、年令別には,高年令となる程死亡率は高まり,すべ ての年令で男子が女子を凌ぐ,また殆んどあらゆる年 度,殆んどすべての年令階級で都市の死亡が農村より 大である。年次的には,都鄙別資料のある昭和13年 までは,O・一20,20∼40才のみが下降しているのみで 中年以後のいずれの階級でも,死亡率は上り気味であ る。 6. 論語尿のホルモン研究 (薬理) 左近さくら 去勢尿から性腺刺戟ホ.ルモゾを抽出する方法には従 来適確な抽出法が無かった。妊娠尿に適した方法は去 勢尿には無効であり,種々の濃縮法によれば毒性が高 い。 アセトンを65%の割合に加える事により無毒の 有効な粉末を得られた。同粉末により,去勢尿の生物 検定の規準を定めた。脳下垂体劉出ラジテを用い,同 ズ右効成分は脳下垂体性である事を確定した。脳下垂体 性性腺刺戟ホルモンでは卵集の出血点形成は無いと謂 われているものが,同粉末高単位使用により,出血点 の発現が認められる。 r 19 一一一