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年次報告書(第53期) IRライブラリー 過去の事業報告書 田中化学研究所|機能性化学材料

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Academic year: 2018

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(1)

BUSINESS

REPORT

2009

(2)

財務ハイライト

売上高 (単位:百万円)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

経常利益

当期純利益 1株当たり当期純利益

総資産 純資産

(単位:百万円)

(単位:百万円) (単位:円)

(単位:百万円) (単位:百万円)

1,000 800 600 400 200 0 △200 △400 △600 0 5,000 10,000 15,000 20,000 △500 2,000 1,500 1,000 500 0 △80 △40 0 40 80 0 2,000 4,000 6,000 8,000

第49期 第50期 第51期 第52期

20,653

17,462

20,117 24,042

第49期 第50期 第51期 第52期

248 124

427 865

第49期 第50期 第51期 第52期

14,235 14,787 15,161 14,408

第49期 第50期 第51期 第52期

378 263

1,137 1,720

第49期 第50期 第51期 第52期

19.04 8.76

34.55 69.93

第49期 第50期 第51期 第52期

5,887 5,913 6,233 6,942 第53期

23,859

第53期 △588

第53期 14,150

第53期△348

第53期 △47.54

(3)

 株主の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び 申し上げます。

 また、平素より格別のご理解とご支援を賜り、心から御礼申し 上げます。

 当社の第53期(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで) の報告書をお届けし、事業の概要についてご報告申し上げます。

事業の経過及び成果

 当事業年度のわが国経済は、世界的な金融危機が広がった2008 年秋以降、海外経済の急減速から輸出が大幅に減少した影響を受 け製造業を中心に企業収益は急速に悪化し、生産調整及び設備投 資抑制から雇用調整に至るなどの景気後退が急速に進行しました。  このような経済情勢の中、当社を取り巻く二次電池(リチウム イオン電池、ニッケル水素電池等)業界は、エネルギー、環境を キーワードとして2008年秋までは好調に市場拡大が進んでおりま

したが、世界同時不況の影響を受けて急速な需要の減少をきたしました。なお用途別、電池別には違 いがみられ、民生用小型電池タイプについてはニッケル水素電池からリチウムイオン電池へのシフト の影響をうけて減少傾向でありますが、環境対応車(ハイブリッド自動車)向けではニッケル水素電 池が継続使用されました。パソコン分野においてはデスクトップパソコンからノートパソコンへの置 き換えやミニノートパソコン向けなど民生用途の需要増加によりリチウムイオン電池の拡大が期待さ れておりましたが、総じて景気後退の影響を受け低調に推移いたしました。

 当社は当事業年度をスタートとする中期三ヵ年計画を遂行し、とりわけ成長商品ともくされるリチ ウムイオン電池向け三元系(ニッケル・コバルト・マンガン複合酸化物)正極材料の増産設備を中心 として積極的な設備投資を行い、第2四半期までは前年対比の販売量は増加基調で推移いたしました。 しかしながら、第3四半期からの急激な実体経済悪化の影響を受け、民生用途の需要が大幅に減少し たため当初販売計画は見直しを余儀なくされました。その結果、積極的に行ってきた設備投資のコス トや平成20年度税制改正(耐用年数の短縮化:主要設備12年→8年)により増加した減価償却費など の固定費、新規設備の量産試作運転に伴うコスト増、酸・アルカリ等の補助原料の値上げ等のコスト 増加要因を修正した販売計画で吸収することが困難な状況となりました。このため緊急措置として設 備投資の抑制、合理化を伴う製造コスト削減、役員報酬のカットなどの経費削減に取り組みましたが、 第4四半期においての二次電池業界のさらなる生産調整の影響を受け業績の悪化をきたしました。

株主の皆様へ

株式会社田中化学研究所

代表取締役兼社長執行役員

(4)

 さらに、当事業年度において当社の主原料であるニッケル、コバルトの国際相場が急激かつ大幅に 下落したことや円高の影響も加わり、在庫圧縮や購入価格と販売価格のマッチング実現に努めてまい りましたが、相場と在庫簿価との乖離が生じたことから期末たな卸資産の簿価切下げ161百万円を行っ ております。

 以上の結果、売上高23,859百万円(前年同期比0.8%減)、営業損失301百万円(前事業年度は営業利 益1,738百万円)、経常損失348百万円(前事業年度は経常利益1,720百万円)、当期純損失は588百万円 (前事業年度は当期純利益865百万円)となりました。

 なお、品目別売上高は次のとおりであります。 (ニッケル系製品)

 ニッケル系製品において小型二次電池用ニッケル水素電池向けは民生用途の需要減少や同用途向け においてリチウムイオン電池へのシフトが加速していることから輸出を中心に著しく減少しました。 一方、環境対応車(ハイブリッド自動車)向けにおいては原油価格高騰や環境配慮の観点から需要が 増加しました。またノートパソコンや携帯電話用途が主流のリチウムイオン電池向けでは従来のコバ ルト系より安全性、コスト面で優れている三元系(ニッケル・コバルト・マンガン複合酸化物)正極 材料に関して顧客ニーズにそった開発、製品化を促進させることができたことによりマーケットシェ アの拡大に寄与しております。しかしながら、第3四半期頃からの世界同時不況の影響を受けて需要 が急速に後退した結果、ニッケル系製品の全体販売数量は前年同期比5.2%の増加にとどまり、売上高 ではニッケル価格下落の影響もあり、前年同期比2.6%減少いたしました。 

(コバルト系製品)

 コバルト系製品は上述のとおり、リチウムイオ ン電池向け正極材料において三元系(当社セグメ ントではニッケル系製品に分類)が注目されてい ることを受けて、当社の販売は戦略的にコバルト 系から三元系にシフトさせており、コバルト系製 品の販売数量は減少いたしました。以上からコバ ルト系製品全体の販売数量は前年同期比32.8%減 少、売上高ではコバルト価格の影響から、前年同 期比8.5%増加いたしました。

+51.9%

-25.7% 電池種類別販売数量対比

■…ニッケル水素電池向け ■…リチウムイオン電池向け ■…ニカド電池向け

53期 52期

(単位:トン)

(5)

設備投資の状況

 当事業年度の設備投資額は3,451百万円で、生産能力及び生産効率改善対応の設備を中心に投資を行 いました。当期中に完成した主な設備は次のとおりです。

ニッケル系製品生産設備 2,459百万円

コバルト系製品生産設備 22百万円

原料溶解設備 106百万円

研究開発設備 81百万円

資金調達の状況

 当社は、設備投資資金の調達を行うため主要取引金融機関5行と総額5,000百万円のコミットメント ライン契約を締結しております。期末日現在、同契約に基づき2,200百万円を調達しております。

対処すべき課題

 当社は、成長性のある二次電池事業、特に民生用リチウムイオン電池正極材料に対して重点的に経 営資源配分を行い、当事業年度に行った増産設備の有効活用及び新たなる需要の獲得に要する一部の 設備増強を行うことにより、着実な事業拡大に取り組みます。また、ハイブリッド自動車等の環境対 応車関連は、現在主流であるニッケル水素電池材料供給体制の整備とともに将来的なリチウムイオン 電池材料の開発、事業化に取り組みます。これらの事業拡大を早期に行うため、技術部門は顧客開発 要望に対応した基礎開発から量産試作、製品化に至るまでのスピード対応及び製造技術力向上を促進 させ、営業部門は顧客ニーズ、事業方向性の把握に努め、製造部門は安定供給を前提とした生産シス テムの改善による高品質、低コスト化を達成させてまいります。

 今後とも、事業規模の拡大と安定した収益の確保に向け、経営施策を徹底することにより、社員一 人ひとりの意識向上を図り、企業体質をさらに強化すべく全力を注いでまいります。

 株主の皆様には、一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

(6)

個別財務諸表

貸借対照表 (単位:千円)

科 目 (平成20年3月31日現在)前事業年度 (平成21年3月31日現在)当事業年度

(資産の部)

流動資産 8,351,767 6,146,391

 現金及び預金 2,059,700 1,602,913  受取手形 23,924 8,633  売掛金 2,577,566 1,951,567  製品 1,155,942 −  商品及び製品 − 930,675  仕掛品 1,751,373 785,100  原材料 564,935 −  貯蔵品 14,194 −  原材料及び貯蔵品 − 122,444  前払費用 18,700 34,811  繰延税金資産 177,337 81,140  未収消費税等 − 304,992  未収還付法人税等 − 322,918  その他 8,092 1,193

固定資産 6,056,469 8,004,523 有形固定資産 5,752,986 7,623,882

 建物 887,200 999,371  構築物 60,522 57,300  機械及び装置 3,756,236 4,674,111  車両運搬具 9,430 4,998  工具、器具及び備品 66,123 44,368  土地 958,204 1,115,703  建設仮勘定 15,268 728,028

無形固定資産 28,614 66,979

 ソフトウエア 26,667 25,145  ソフトウエア仮勘定 − 39,886  電話加入権 1,947 1,947

投資その他の資産 274,868 313,661

 投資有価証券 87,148 125,794  関係会社株式 50,000 50,000  出資金 1,300 −  従業員に対する長期貸付金 2,183 1,896  長期前払費用 − 20,222  繰延税金資産 67,389 49,635  その他 67,299 66,564  貸倒引当金  △451 △451

資産合計 14,408,237 14,150,915

科 目 (平成20年3月31日現在)前事業年度 (平成21年3月31日現在)当事業年度

(負債の部)

流動負債 6,403,317 5,769,800

 支払手形 82,676 93,118  買掛金 2,530,817 1,088,568  短期借入金 100,000 2,500,000  1年内返済予定の長期借入金 159,992 855,036  1年内償還予定の新株予約権付社債 2,000,000 −  未払金 625,278 824,568  未払費用 25,181 36,367  未払法人税等 443,483 −  未払消費税等 111,362 −  預り金 19,225 12,656  賞与引当金 75,541 84,248  役員賞与引当金 26,950 −  工場閉鎖損失引当金 166,362 160,699  設備関係支払手形 34,458 112,159  その他 1,989 2,377

固定負債 1,062,527 2,179,077

 長期借入金 755,036 1,900,000  退職給付引当金 91,786 117,222  役員退職慰労引当金 215,705 −  未払役員退職慰労金 − 161,855

負債合計 7,465,844 7,948,878

(純資産の部)

株主資本 6,933,045 6,195,757  資本金 1,910,686 1,910,686  資本剰余金 2,528,329 2,528,329   資本準備金 2,528,329 2,528,329  利益剰余金 2,495,811 1,758,523   利益準備金 130,000 130,000   その他利益剰余金 2,365,811 1,628,523

   別途積立金 1,000,000 1,700,000    繰越利益剰余金 1,365,811 △ 71,476

(7)

(単位:千円) 損益計算書

株主資本等変動計算書 当事業年度(自平成20年4月1日 至平成21年3月31日) (単位:千円)

科 目

自平成19年4月1日前事業年度 至平成20年3月31日

当事業年度 自平成20年4月1日

至平成21年3月31日

売上高 24,042,358 23,859,222 売上原価 21,083,853 22,946,876 売上総利益 2,958,504 912,345 販売費及び一般管理費 1,219,696 1,213,947 営業利益 1,738,808 △ 301,601

 営業外収益 21,351 30,626  営業外費用 40,122 77,056

経常利益 1,720,036 △ 348,032

 特別利益 1 −

 特別損失 136,067 106,271

税引前当期純利益 1,583,971 △ 454,304

 法人税、住民税及び事業税 656,694 18,341  法人税等調整額 61,318 116,033

当期純利益 865,958 △ 588,679

キャッシュ・フロー計算書 (単位:千円)

科 目

自平成19年4月1日前事業年度 至平成20年3月31日

当事業年度 自平成20年4月1日

至平成21年3月31日

Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 678,186 812,572 Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 1,054,206 △ 3,353,801 Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー △ 507,898 2,091,592 Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 △ 37,108 △ 7,151 Ⅴ 現金及び現金同等物の減少額 △ 921,026 △ 456,787 Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 2,980,727 2,059,700 Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 2,059,700 1,602,913

株  主  資  本 評価・換算差額等 純資産

合計 資本金

資本剰余金 利益剰余金

自己 株式

株主 資本 合計

その他 有価証 券評価 差額金

評価・ 換算 差額等

合計 資本

準備金 資本 剰余金

合計 利益 準備金

その他利益剰余金 利益 剰余金

合計 別途

積立金 繰越利益剰余金

平成20年3月31日残高 1,910,686 2,528,329 2,528,329 130,000 1,000,000 1,365,811 2,495,8111,780 6,933,045 9,347 9,347 6,942,392 事業年度中の変動額

別途積立金の積立 700,000 △ 700,000 − − − 剰余金の配当 △ 148,608 △ 148,608 △ 148,608 △ 148,608 当期純損失 △ 588,679 △ 588,679 △ 588,679 △ 588,679 株主資本以外の項目の

事業年度中の変動額(純額) △ 3,068 △ 3,068 △ 3,068

(8)

株主メモ

役員の状況

 (平成21年3月31日現在)

会社概要

 (平成21年3月31日現在)

株式会社田中化学研究所 昭和32年12月

1,910,686千円

当社は、二次電池用及び一次電池用の正 極材料並びに金属表面処理・触媒用薬品 の製造販売を主な事業としております。 141名(前事業年度末比18名増)

主な事業内容

従 業 員 数

田 中   保

茂 苅 雅 宏

嶋 川   守

久 野 和 雄

上 野   學

小 林   晃

松 浦 正 則

代表取締役兼社長執行役員

取締役執行役員 取締役執行役員 取 締 役 常 勤 監 査 役 監 査 役 監 査 役

株式の状況 

(平成21年3月31日現在)

①発行可能株式総数 普通株式   47,000,000株

②発行済株式の総数 普通株式   12,384,800株

③株   主   数 4,333名

④ 発行済株式の総数の10分の1以上の数の株式を保有す る株主

株  主  名 持株数(株) 出資比率(%)

田中 保 1,264,200 10.21

ホームページのご案内

お知らせ

田中化学研究所ホームページ

http://www.tanaka-chem.co.jp 最新の当社IR情報等をご覧いただけます。 株券電子化によるご注意

⑴ 株券電子化に伴い、株主様の住所変更、買取請求その他各種お手続きに つきましては、原則、口座を開設されている口座管理機関(証券会社等) で承ることとなっております。口座を開設されている証券会社等にお問 合せください。株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)ではお取り扱いで きませんのでご注意ください。

⑵ 特別口座に記録された株式に関する各種お手続きにつきましては、三菱 UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記特別口座の口 座管理機関(三菱UFJ信託銀行)にお問合せください。なお、三菱UFJ 信託銀行全国各支店にてもお取次ぎいたします。

⑶ 未受領の配当金につきましては、三菱UFJ信託銀行本支店でお支払いい たします。

事 業 年 度 4月1日∼翌年3月31日 期末配当金受領株主確定日 3月31日

定 時 株 主 総 会 毎年6月 株 主 名 簿 管 理 人

三菱UFJ信託銀行株式会社 特別口座の口座管理機関

同 連 絡 先 三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部 〒530-0004 大阪市北区堂島浜一丁目1番5号 Tel:0120-094-777(通話料無料) 上 場 証 券 取 引 所 ジャスダック証券取引所

公 告 の 方 法 電子公告により行います 公告掲載URL

http://www.tanaka-chem.co.jp/koukoku.html (ただし、やむを得ない事由により、電子公告によるこ

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