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.1 の南北方向の溝を検 577

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奈文研ニュースNO.65

平城京右京三条ー坊二坪・朱雀大路の調査 (平城第577次)

奈良文化財研究所では、国土交通省が進めている 史 跡 朱 雀 大 路 跡 の 整 備 に と も な う 発 掘 調 査 を 、 2015年から続けてきました。今回の調査区は、奈 文研ニュースNO.64で、も紹介した平城第578次調査 区の、南方約150mの位置にあたります。平城京右 京三条一坊二坪における、朱雀大路西側溝と築地塀 の位置や規模を確認することを目的に、発掘をおこ ないました。調査期間は2016年12月2日から翌年1 月31日まで、調査面積は120ぱです。

調査の結果、東西の両肩に木の杭列をともなう、

幅3.1~3 .4m、深さ1. 0~ l.l mの南北方向の溝を検

出しました。この溝が朱雀大路西側溝とみられ、こ れまでの調査区で確認された西側溝の規模とほぼ 同一です。この溝のさらに西側には、幅約1mの平 坦な犬走りをはさんで、きめの細かい土を積んだ築 地塀の基礎とみられる土層を、幅 4.8~5.0mの範囲 で確認しました。さらに、築地塀より西側の坪内に ついても、南北4.5mx東西5mの範囲を発掘しまし たが、顕著な遺構はみっかりませんでした。

また、この溝の中からは、木簡や人形、和同開弥 や土器・瓦等の奈良時代の遺物も数多く出土しまし た。特に、木簡の中には「養老三年(719)Jの紀年 をもつものがみつかり、この溝の時期を知る手かが りになります。

本調査を通じて、平城宮朱雀門の正面周辺の様相 が、一層あきらかになりました。朱雀大路跡の整備 にともなう発掘調査は、これで一段落となります。

(都城発掘調査部庄田慎矢)

検出した朱雀大路西側溝と朱雀門(南から)

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