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放射線と免疫療法併用における

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Academic year: 2021

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(1)

放射線生物研究

Radiation Biology Research Communications

55(3), 248-263, 2020

- 248 -

<総 説> Review

放射線と免疫療法併用における

腫瘍微小環境中トリプトファン代謝競合の役割

京都大学複合原子力科学研究所1、University of Freiburg 2

渡邉 翼1, 2 *、鈴木 実1、Gabriele Niedermann2

(2020

7

1

日掲載決定

)

The role of metabolic competition for tryptophan in the tumor microenvironment in combination with radiotherapy and immunotherapy

1

Institute for Integrated Radiation and Nuclear Science, Kyoto University,

2

University of Freiburg, Germany

Tsubasa Watanabe

1,2

*, Minoru Suzuki

1

, Gabriele Niedermann

2

(Accepted for publication 1 July 2020)

インドールアミン酸素添加酵素(Indoleamine 2,3-dioxygenase, IDO)は肺、小腸、胎盤など多く の組織に分布し、必須アミノ酸の 1 つトリプトファンをキヌレニンに代謝する酵素である。1998 年 Science 誌にて David H. Munn 博士らが、異種マウス同士をメイティング(CBA 雌 x B6 雄)させ 妊娠した雌マウスに IDO 阻害剤を投与すると、母体リンパ球が胎児を異物と認識して胎児を排除し はじめ、流産に至ることを発表した。局所のトリプトファン濃度が末梢の免疫寛容に重要な役割を 果たしていることを示す。後に腫瘍は狡猾にもこのシステムを悪用するように、腫瘍微小環境中に はトリプトファンの代謝酵素が発現しており、免疫逃避に関わっていることがわかった。本総説で はトリプトファン代謝競合が免疫機能へ与える影響を俯瞰するとともに、特に放射線と免疫療法併 用下におけるトリプトファン代謝阻害による抗腫瘍効果と免疫機能への影響について述べたい。

キーワード:インドールアミン酸素添加酵素、免疫チェックポイント阻害剤、免疫放射線療法

* 〒590-0494 大阪府泉南郡熊取町朝代西 2 丁目

2, Asashiro-Nishi, Kumatori-cho, Sennan-gun, Osaka 590-0494, Japan

TEL: +81-70-451-2407, FAX: +81-70-451-2627, E-mail: [email protected]

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