国立国語研究所学術情報リポジトリ
国定読本用語総覧10 : 第六期『こくご』『国語』
昭和二十二年度以降使用 あ〜つ
著者 国立国語研究所
ページ 3‑973
発行年月日 1995‑07
シリーズ 国立国語研究所国語辞典編集資料 ; 10
URL http://doi.org/10.15084/00001623
◎﹃こくこ﹄﹃国語﹄昭和一一十二年度以降使用 第六期﹁あ〜つ﹈
国立国語研究所編
刊行のことば
国立国語研究所は︑その事業項目として国語辞典の編集を掲げている︒その一つは歴史的辞典であるが︑日本語の展開 発達を記述する基礎をなすものとして︑我々は日本大語誌とも名づけるべきものを構想した︒文献の上にたどられる限り
の日本語の足跡を︑用例として収集し︑整理しようとするものである︒
時代をかりに三百年︑百五十年︑五十年等に区切って見るとき︑一八五一年以後の時期は︑日本語が近代的発展をとげ
た︑著しい一時代である︒そして一九〇一年からの五十年は︑現代語の基礎の確立した時期と見ることができる︒我々は︑
まずこの五十年にしぼって︑用例収集の作業にとりかかった︒ここに取り上げる六種の国定読本は︑ちょうどこの時期に
使用されたものであって︑この時期の国語教育の基本教材であり︑その用語は︑それ自身発展しつつ︑国民的な現代語の
成立の基礎をなすということができる︒
ここで国定読本というのは︑明治三十七年四月から昭和二十四年三月までの間に使用された文部省著作の小学校用国語
教科書六種のことである︒その六種を使用時期に従って示すと次の通りである︒
第一期
第二期
第三期 第四期
第五期
第六期 明治三十七年より使用﹃尋常小学読本﹄︵今日イエスシ読本と俗称︶一〜八 明治四十三年より使用﹃尋常小学読本﹄︵今日ハタタコ読本と俗称︶巻一〜十二 大正七年より使用﹃尋常小学国語読本﹄︵今日ハナハト読本と俗称︶巻一〜十二 昭和八年より使用﹃小学国語読本﹄︵今日サクラ読本と俗称︶巻一〜十二 昭和十六年より使用﹃ヨ︑︑︑カタ﹄一〜二 ﹃よみかた﹄三〜四 ﹃初等科国語﹄一〜八︵今日アサヒ読本と俗
称︶昭和二十二年より使用﹃こくご﹄一〜四 ﹃国語﹂第三学年︵上下︶第四〜六学年︵各上中下︶︵今日みんな
いいこ読本と俗称︶
第一期国定読本については︑﹃国定読本用語総覧1﹄一冊にまとめ︑第二期国定読本から第六期国定読本まではそれぞれ
二分冊とする方針で刊行を進めてきている︒ このたび刊行するのは第六期国定読本の用語総覧の第一分冊であり︑﹁あ〜
つ﹂の部を収める︒ この作業は︑もともと︑この時期の用語を採集する方法の検討のために︑国語辞典編集準備室において試験的に行って
きたものであるが︑昭和六十三年十月に国語辞典編集室が新設され︑その室の事業として引き継がれた︒作業方法につい
ては︑最初手作業で行っていたものを︑第三期からコンピュータ利用方式に切り換えるなどしたが︑結果はほぼ当初の内
容と体裁を踏襲してきた︒今後も内容については一貫した方針を保持するつもりであるが︑第五期より体裁を部分的に改
めた︒すなわち︑約一万三千の見出しのうち︑特に使用頻度の高いもの︵五期では度数計〇〇以上︑六期では二五〇以上︶
約五十語についてのみ︑文脈を固定長方式にした︒いわゆるKWIC方式である︒四段組を三段組に改めたのは︑右の変
更に伴うものである︒文脈範囲指定に費やす研究者の時間を節約するのが目的であり︑読者諸賢の御理解をお願いする︒
この﹃国定読本用語総覧10﹄の編集作業及び諸本の調査にあたったのは︑室長 木村睦子︑調査員 林大︵名誉所員︶︑
貝美代子︑久池井紀子︑山田雅一︑乾とねである︒ 国定読本の諸本の調査にあたっては次の機関及び諸氏のお世話になったことを記して謝意を表する︒
国立教育研究所教育情報資料センター教育図書館︑東書文庫︑財団法人教科書研究センター附属教科書図書館︑山形
県立博物館教育資料館︑千葉県総合教育センター︑筑波大学附属図書館︑日本女子大学附属豊明小学校︑国立国語研
究所名誉所員芦沢節︑文化庁文化部国語課主任国語調査官安永実︑財団法人教科書研究センター附属教科書図書館
副館長中村紀久二︑山形大学教授石島庸男
また前九巻にひきつづき印刷刊行を引き受けられた三省堂にも謝意を表する︒
平成七年四月 国立国語研究所長
水 谷
修
説 (3)
解
翠 角
説
(一
jはじめに
︵二︶国定読本第五期から第六期へ
︵三︶第六期国定読本について
︵三.一︶﹃こくご﹄﹃国語﹄編集の考え方
︵三.二︶﹃こくご﹄﹃国語﹄各巻の編集
︵三・三︶書誌・底本
(一
j はじめに
国定読本の資料的意味と第一期国定読本の概要とについては﹃国定読 本用語総覧1﹄の解説に︑第二期国定読本の概要については﹃国定読本
用語総覧2﹄に︑第三期国定読本については﹃国定読本用語総覧4﹄に︑
第四期国定読本については﹃国定読本用語総覧6﹄に︑第五期国定読本
については﹃国定読本用語総覧8﹄に記したので︑ここでは︑第六期の
読本発行の事情と︑今回の作業対象である第六期国定読本の概要につい
て述べる︒
︵二︶ 国定第五期から第六期へ
ここでいう第六期国定読本とは小学校で昭和二十二年度と昭和二十三
年度に使用された﹃こくご﹄﹃国語﹄の合計十五冊である︒それ以前の読本が﹁サクラ読本﹂﹁アサヒ読本﹂等とよばれるのにたいし︑﹁みんない
いこ読本﹂とよばれるものである︒昭和十六年から順次使用された第五
期国定読本はすでに昭和二十年八月の終戦で使用停止になり︑昭和二十
年度後期と昭和二十一年度のいわゆる﹁墨ぬり教科書﹂﹁暫定教科書﹂を
経た後に使われた︒昭和二十二年度と二十三年度に全国で使用された唯
一の小学校国語教科書であり︑文部省著作である︒昭和二十四年度から
は︑民間の手による国語教科書の発行が始まり︑明治三十七年以来四十
五年間続いた一種類の教科書で統一された時代︵第三期に若干の例外あ
り︶は終わる︒第六期の始まる昭和二十二年四月一日は︑教育基本法︵法律第二十五 号︶.学校教育法︵法律第二十六号︶の施行の日であり︑それに基づく 九年間の義務教育と六三制開始の日でもある︒国民学校令︵昭和十六年
三月一日︶は学校教育法により廃止になった︒ 学校教育法第一条に︑ この法律で︑学校とは︑小学校︑中学校︑高等学校︑大学︑盲学校︑ 聾学校︑養護学校及び幼稚園とする︒とあり︑昭和十六年以来の国民学校初等科は小学校となった︒第十七条には︑小学校は︑心身の発達に応じて︑初等普通教育を施すことを目的と
する︒とある︒ 教科書については第二十一条で︑小学校においては︑監督庁の検定若しくは認可を経た教科用図書又 は監督庁において著作権を有する教科用図書を使用しなければならな
い︒ 前項の教科用図書以外の図書その他の教材で︑有益適切なものは︑ これを使用することができる︒とある︒ここでいう﹁監督庁﹂は同百六条で文部大臣としている︒学校 教育法施行規則︵昭和二十二年五月二十三日︑文部省令第十一号︒昭和
二十二年四月一日から通用︶第二十九条では︑小学校の教科用図書は︑文部大臣の検定又は認可を経たもの若しく
は文部大臣が著作権を有するものを使用しなければならない︒となっている︒ 教科については学校教育法施行規則第二十四条に︑ 小学校の教科は︑国語︑社会︑算数︑理科︑音楽︑図画工作︑家庭︑ 体育及び自由研究を基準とする︒とある︒ここに国民学校期に国民科の中の一科目とされていた国語は︑
解 説
(4)
独立した教科の位置を回復する︒ 学校教育法号二十一条を法的根拠として検定教科書の時代が始まる︒
昭和二十二年九月十一日に文部省は検定教科書制度実施を発表︑同年十
二月十九日の教科用図書委員会官制改正︑昭和二十三年二月三日の教科
用図書の検定の要領告示︑同年四月三十日の﹁教科用図書検定規則﹂改
正︑同年七月十日の﹁教科書の発行に関する臨時措置法﹂公布︑同年八
月十三日置﹁教科書の発行に関する臨時措置法施行規則﹂公布を経て同
年十一月十二日に検定合格教科書名︵日本書籍﹃太郎花子国語の本﹄三
年上二二年下︑ローマ字教育会﹃ローマ字の教室﹄二の巻︶を発表し︑
昭和二十四年四月検定教科書の使用開始となる︒ 昭和二十四年度以降も﹁みんないいこ読本﹂は︑﹁文部省としては︑よ
い検定教科書が出そろってくるまでは︑学校に不自由と不便とをかけな
いためにも︑あるいは一著作者としてみずからの著作発行や改訂をやめ
るわけにはゆか﹂ず︑﹁また現に新教科書の企画は進行途上にあるので︑
これは一応完成させる必要がある﹂ため︵文部時報第八四六号︶︑民間の
教科書とならんで発行されつづけたが︑次第に採用部数が減り︑のち発
行中止となる︒
︵三︶ 第六期国定読本について
︵三・一︶﹃こくご﹄﹃国語﹄編集の考え方
昭和二十年九月十五日に文部省は﹁新日本建設ノ教育方針﹂を公表し
た︒その中で教科書については﹁教科書ハ新教育方針二即応シテ根本的
改訂ヲ断行シナケレバナラナノーが差当リ訂正削除スベキ部分ヲ指示シテ
教授上遺憾ナキヲ期スルコトトナツタ﹂とある︒
昭和二十一年五月十五日置文部省は﹃新教育指針﹄を発行した︒その
﹁国語・国字を民主化すること﹂の中で﹁特に学校においては︑話し言葉
の教育に一そう力をそそぐとともに︑教科書.教師用書などに正しくわ
かりやすい国語・国字を用ひるやうにしたいものである︒﹂としている︒
第六期は編纂趣意書も教師用書も発行されなかった︒一方︑米国教育 使節団の示唆のもと︑﹁学習指導要領﹂が発行された︒﹃学習指導要領
一般編︵試案︶﹄が昭和二十二年三月二十口に発行されたが︑国語科の最
初の﹃学習指導要領 国語科編︵試案︶﹄が発行されたのは第六期開始後
八か月以上経た昭和二十二年十二月である︒﹁学習指導要領﹂編集と教科
書編集は平行して行われたという︒ ﹃学習指導要領 国語科編︵試案︶﹄の﹁第一見まえがき﹂には国語科
学習指導の範囲と目標について述べている︒
国語科学習指導の範囲は︑
国語科としての指導
︵一︶話すこと︵聞くことをふくむ︶
︵二︶つづること︵作文︶
︵三︶読むこと︵文学をふくむ︶
︵四︶書くこと︵習字をふくむ︶
︵五︶文法
二 連関をはかるもの
︵一︶全教科︑ことに社会科課程の諸単元
︵二︶学校生活の諸経験
︵三︶家庭その他︑一般社会生活の諸経験
としている︒
国語科学習指導の目標は次のように示している︒
国語科学習指導の目標は︑児童・生徒に対して︑聞くこと︑話すこ
と︑読むこと︑つづることによって︑あらゆる環境におけることばの
つかいかたに熟達させるような経験を与えることである︒
ところが︑これまで︑国語科学習指導は︑せまい教室内の技術とし
て研究せられることが多く︑きゅうくつな読解と︑形式にとらわれた
作文に終始したきらいがある︒今後は︑ことばを広い社会的手段とし
て用いるような︑要求と能力をやしなうことにつとめなければならな
い︒
説 (5)
解
︵三・二︶﹃こくご﹄﹃国語﹄各巻の編集
昭和二十年十月十三日︑文部省に教科書局が設置され︵勅令第五七〇
号︶︑国民学校の国語科の教科書は第一編修課が担当することになる︵文部省訓令︶︒国民学校が小学校となる昭和二十二年四月以降も第一編修
課の担当である︒教科書見が廃止される昭和二十四年五月三十一日まで
に﹃文部時報﹄は省内の職員抄録を三回載せている︒それにより次のと
おり知ることができる︒
◎昭和二十﹁年二月十五日現在︵第八二五号︶
教科書局長 有光次郎
図書監修官 大島文義︑山形寛︑金子平一︑戸田清︑竹下直之︑丸山
国雄︑久世誠一︑勝田守一︑松尾俊郎︑松田武夫︑木下広居︑関宙
市︑渡辺光︑岡銀次郎︑西村厳︑重松伊八郎︑石森延男︑湯沢幸吉
郎︑近藤唯一︑鈴木久春︑藤井信男︑丸山俊朗︑稲沼瑞穂︑豊田武︑
長谷川淳︑浅野三郎︑和田義信︑小池善雄︑谷口孝光︑松本彦三郎︑
永田義夫︑島田喜知治︑宍戸良平
調査官 広田栄太郎︑吉田澄夫
◎昭和二十一年十月二十日現在︵第八三五号︶
教科書局長 有光次郎
第一編修課
課長 石山修平
国語 石森延男︑藤井信男︑︵兼︶麓保孝
◎昭和二十二年六月二十五日現在︵第八四一号︶
教科書局長 稲田清助
第一編修課
課長 林伝次
国語 石森延男︑藤井信男︑関軒燈
文部省で新しい教科書︵国語とは限定していない︶の編集がはじまっ
たのは昭和二十一年一月ということである︒
六.三.三・四制を昭和二十二年度から実施すると決定するのは昭和
二十一年十二月末だが︑予算の了解もついて六・三制の二十二年四月からの実施が最終的に決定するのは二十二年二月二十六日である︒第六期の教科書発行着手前の経緯について︑昭和二十二年十二月に教
科書局庶務課長近藤唯一は次のように記している︒ ﹁よい教科書を編修する﹂ことは︑臨機的︑消極的には従来の教科書 を削除訂正する暫定本にはじまった︒この仕事は︑実際相当に手数の か\ることであったので︑かなりの時日を費した㌦め︑あと一箇年は暫定教科書のうち使えるものは使い︑だんだん新教科書の体系を確立
するほかあるまいと考えられた︒しかし︑新学制の問題が起ったのと前後して︑右の考方は御破算にして︑昭和二十二年度使用の分から全
面的に六︑三︑三の制度に即応する新教科書を作るということになつ たのは︑時相に昨年の後半期に入ってからのことであった︒取急いで 新教科書の基調たるべき社会調査︑生徒児童の生活︑興味︑能力等の 調査や学習指導要領や教科書の編修に着手したもの\︑一方において教科書の重要な基本になる学制そのもの︑及びこれに伴う教科課程も
まだ審議を終らない問に︑これと併行してやって行かねばならない情
態であったから︑新教科書の発行には順序の上からも︑時期的にも︑
非常な不便と無理があったことはおおいがたい事実である︒以上のよ
うに︑従来とは根本から趣きを異にする事情の下に︑小学校から新制 高等学校︑師範学校にわたってその全学年の教科書を︑一箇年に一一
二学年分ずつ作っていた陣容で︑一挙にやり遂げようというのであ
る︒弁解がましいが︑なみたいていの苦労でなかったことは︑ことさら申すもやぼな話であろう︒︵文部時報第八四四号︶
また石森延男は当時をふりかえって次のようにのべている︒
編集趣旨を定めることがなみたいていではなかった︒憲法もなし︑ 教育基本法もなし︑学習指導要領もなしのまつ暗闇のさ中のこと︑し
かも従来の教科書とは︑一変した世界を築かねばならない︒編集委員
としても次の諸氏に加ってもらったのもこのときである︒︵谷川徹
説
(6) 解
三・中野好夫・河盛好蔵・矢沢邦彦・輿水実・麻生磯次.片岡良一.
川端康成・岩淵悦太郎・佐藤信衛・西尾実・小林英夫.吉田精一.石
井庄司︒︶︵中略︶編集の方針は︑人間性に即して社会性を重んじると
いう単純素朴なことだけであった︒︵﹃言語生活﹄昭和四十年五月号
﹁占領下のころ﹂︶ また︑﹁国語の教科書を執筆した沖山光は︑﹁CIEは︑①明晰な思考︑
②生き生きとした話し方︑③簡潔な表現︑④楽しくわかりやすく︑の四
原則を示しただけで︑自由にかかせてくれました﹂と証言している︒﹂
︵竹前栄治﹃GHQ﹄一九八三年︑岩波新書︶という︒ また文部省は新国語教材を一般から募集した︒昭和二十一年四月九日
公募し︑当選者十二名の氏名文題は同年十月二十一日発表された︒十月
二十二日付けの朝日新聞によれば応募総数は一二二五点で採用は十二
点︑その当選者の内訳は児童生徒三遷︑訓導一名︑詩人二名︑作家型名︑
一般唱名である︒この発表内容は﹃学習指導要領国語科編︵試案︶﹄︵昭
和二十二年度︶巻末の参考二﹁小学校国語教科書における教材原作者な
らびに原典一覧表﹂に﹁けん賞入選﹂として掲載された十三点とは完全
には一致しない︒公募については三十年以上たってからの鼎談で︵石森︶
﹁募集したけれども︑一般の人から集まらなくて:::︒﹂︵井上︶﹁こうい
う形にしたわけですね︒立派な方ばかりですから︒﹂︵石森︶﹁そうです︒
一般の人に募集しても︑なかなか書けないでしょう︒﹂という発言もあ
る︒︵﹁﹃みんないい子﹄読本をめぐって1国語科教育学の歩み一﹂ ﹃国語
科学教育研究第七集﹄一九八一年六月︑明治図書出版︒﹃現代国語教育論
集成 石森延男﹄に再録︶︒ 第六期読本の最大の特徴は﹁当用漢字表﹂﹁現代かなつかい﹂の採用と
平仮名旧習である︒
○当用漢字表
提出された字種と字体は﹁当用漢字表﹂︵昭和二十一年十一月十六日公布︑内閣訓令第七号・内閣告示第三十二号︶による︒このため第五期に
は漢字表記された桶・垣・柿・汁などは仮名表記である︒
﹁当用漢字表﹂が簡易字体を本体として採用したために第六期から字
体が新しくなった漢字は次の五十三字である︒囲医栄誉円画会絵洋学関主観帰経軽鉱号残影辞実写図数声部削正続
具体台古点当読白墨変宝島万満予両礼労湾沢︵﹁沢﹂は振り仮名つき の提出︶︵以上第五期が旧字体︶ 独区︵以上第四期が旧字体︑第五期の提出なし︶ 権︵第三期が旧字体︑第四期・第五期の提出なし︶ なお︑研糸虫賛はすでに第五期以前から簡易字体が用いられた︒ ﹁当用漢字表﹂の字体の整理は昭和二十四年仁丹二十八日の﹁当用漢字字体表﹂︵内閣訓令第一号︑内閣告示第一号︶でおこなわれる︒このため︑﹁当用漢字字体表﹂で初めて簡易字体が採用される氣縣軍書來國などは︑
旧字体のままである︒ 昭和二十三年二月十六日に﹁当用漢字別表﹂︵教育漢字︶が発表された
︵内閣訓令第一号︑内閣告示第一号︶︒しかし︑その日以前に修正発行ま
で終わっていた二十三年度用の各学年の上巻は﹁当用漢字別表﹂をとり
いれることはできなかった︒二十三年度用の中巻と下巻については︑巻
末の一覧表において︑該当する漢字を○でかこんでたとえば﹁○でつつ
んだかん字は︑﹁とう用かん字べつ表﹂︵教育かん字︶にはいっていない
かん字です︒﹂︵﹃国語第四学年中﹄昭和二十三年四月二日修正印刷︑同
二十五日修正発行︶のような注記をほどこすことによってその旨をしめ
した︒
おなじ昭和二十三年二月十六日に﹁当用漢字音訓表﹂︵内閣訓令第二
号︑内閣告示第二号︶が発表されたが︑これも第六期には実現されてい
ない︒○仮名つかい
﹁現代かなつかい﹂︵昭和二十一年十一月十六日公布︑内閣訓令第八
号・内閣告示第三十三号︶による︒国定国語読本が国定第二期︵明治四 十三年︶から採用していた歴史的仮名つかいは︑昭和二十一年度末を
もって終了した︒
説 (7)
解 ○仮 名
国定読本では初めての平仮名先習である︒﹃学習指導要領 国語科編
︵試案︶﹄︵昭和二十二年度︶では﹁書きかた﹂の一︑二︑三学年における
目標の中で﹁主として︑ひらがなをまちがいなく書けるようにし︑進ん
では︑かたかなも書け︑漢字もまじえて書けるようにしていく︒﹂として
いる︒
つぎに︑国定第六期の文字の扱い・文語・候文・横書き・ローマ字に
ついて述べる︒
①五十音図
﹃こくご一﹄の巻末に平仮名の五十音・濁音・半濁音・拗音・濁拗音・
半濁拗音の表が掲げてある︒﹃こくご三﹂の巻末に同様の片仮名の表があ
る︒
②漢 字
各教科書の巻末に新出漢字の一覧表がある︒この一覧表では次の五字
が重複して提出されている︒
ま
た湯兄句外横
、さらに︑に載せられていない字が二十五字ある︒
各教科書の一覧表の新出字数︵重複提出の五字の修正後︶
現している一覧表外の字種は次のとおりである︒ ﹁第四学年中﹂と﹁第四学年下﹂﹁第三学年下﹂と﹁第四学年上﹂﹁第五学年下﹂と﹁第六学年上﹂﹁第三学年下﹂と﹁第四学年上﹂﹁第四学年下﹂と﹁第六学年中﹂﹁第五学年上﹂の一覧表十一字めの﹁着﹂は﹁看﹂の誤植である︒
本文中に振り仮名がなく用いられているにもかかわらず一覧表
と実際に出
国国国国国国国国国国国こごここ
書語語語語語語語語語語語くくくく
合
第第第第第第第第第第第四三ニー こごこご
名六六六五五五四四四三三
計
学学学学学学学学学学学 年年年年年年年年年年年 下中上下中上下中上下上
六八四
四三二五二五五四五八六四五三二 ェ三九四三六一三〇三七七一〇〇
新出字数
課定床慣退取舟者 労
一二 使 普傾 輪 重 覧
五 守 寝穴 表
状 昔 外
政 鼻 字
笠口
著 筆
亡♂」、
学年別の一覧表の漢字提出数を第五期と比較すると次のとおりである︒
合 計
第第第第第第
Z五四三ニー w学学学学学 N年年年年年
一三〇一
一二二二ニー
緕O二四七二 O四五四六九
第五期
六八四
一 一 一 一
Z三四五九五 緕O四〇八○
第六期
説 解
(8)
一覧表の六八四字とここにあげた二五字は︑すべて当用漢字表にふく
まれる︒このほか︑挿し絵にだけ出現する字に﹁郵﹂﹁龍﹂がある︒︵﹁郵﹂
は当用漢字︑﹁龍﹂は当用漢字外︶
③促音および拗音の表記
第六学年のおわり︵﹁国語 第六学年下﹂︶まで亭亭に小書きした︒
④分かち書き
第二学年のおわり︵﹃こくご 四﹄︶まで行われた︒
⑤送り仮名
全調査はしていないが︑たとえば第五期で﹁表す﹂﹁現れる﹂﹁集る﹂
と表記したものが﹁表わす﹂﹁現われる﹂﹁集まる﹂となっている︒少な
くとも﹁表わす﹂﹁現われる﹂﹁集まる﹂は文部省﹁送りがなのっけ方
︵案︶﹂︵昭和二十一年三月︶と矛盾しない︒
⑥外国の地名・人名及び外国語の表記
従来どおり促音・拗音は小書き︑長音は﹁1﹂を用いている︒第五期
と表記が異なるものには﹁︵第五期︶イタリヤ←︵第六期︶イタリア﹂﹁ピ
ヤノ←ピアノ﹂﹁バタ←バター﹂﹁ハンケチ←ハンカチ﹂などがある︒
⑦文語文 第五期までとは異なり︑文語文の課はない︵短歌・俳句の課をのぞ
く︶︒口語文の課の中の一部の文語文としては﹃国語 第四学年中﹄﹁二
あぶらぜみ﹂に﹁やがて死ぬけしきばみえずせみの声﹂があり︑それ以
降も例がある︒
⑧候 文
国定第六期には候文も﹁候﹂の語もない︒
⑨横書き・アラビア数字・英字
﹃国語 第四学年上﹄の﹁八 うさぎ日記﹂と﹃国語 第四学年中﹂の
﹁七 いねを育てて﹂は横書きである︒国定国語読本では初めてである︒
これらの横書きの本文中にアラビア数字と英字が出現する︒これも国定
国語読本では初めてである︒
⑩ローマ字 ローマ字教育の教材はのせていない︒昭和二十一年七月に﹁昭和二十 二年度からローマ字教育を行う﹂旨の文部大臣の発表があり︑昭和二十
二年二月二十八日に﹁国民学校におけるローマ字教育を行うについて﹂(「走ッ学校におけるローマ字教育実施要項﹂︶の通達があったが︑ローマ
字は非必修︵ローマ早教育を行うかどうかは学校ごとに決定する︶であ
り︑第六期の国語教科書では扱わない︒
︵三・三︶書誌・底本
第六期の教科書は発行前に連合国軍総司令部の検閲が必要であった︒
連合国軍総司令部の検閲は︑正式には昭和二十一年一月十七日の連合
国軍最高司令官総司令部覚書﹁日本教育制度管理政策二関スルー九四五
年十月二十二日付指令ノ適用二関スル件﹂に﹁尚文部省ハコレラスベテ
ノ教科書︑教師用参考書及教材ノ英訳ヲ検閲及認可ヲ受ケルタメ当司令
部宛提出ノコト﹂とあることにより始まる︒
通達の類では昭和二十一年四月九日に﹁本要領二依ル教科書ハ学校教
員︑生徒︑児童ノ需給数供給ノ予定日シテ其ノ奥付ニハ必ズ﹁﹀燈蔑︒<Φら
σ︽ζ一ぼω耳団oh国qロ8自︒口﹂ノ記入アルモノトス﹂︵発教三十七号︶とあ
り︑六月六日には﹁本年度新学期から使用すべき教科書用図書は︑聯合
国軍総司令部の許可を得て︑印刷発行した国定又は検定のものに限るの
であって︑その奥付又はとびらには﹁>O℃﹁o<Φ血9ζ一巳ω闘将oh国α¢o卑
鉱︒⇒﹂と附記してある︒﹂︵発教六十三号︶とある︒
石森延男は次のようにのべている︒
当時は︑編集といっても︑決定原稿はすべて英訳し︑タイプに四通
うち︑CIEの係官に提出︑検討があって修正され︑認可される︒さ
らに組版許可を得て︑印刷に回す︒見本が認められて︑はじめて正式
の印刷が許可される︒この手続きは︑まことにきびしく行われ︑もし
誤りがあれば︑文句なしに平せられた︒︵前掲﹃言語生活﹄︶
事前に提出する必要がなくなるのは戦後検定期にはいってからの昭和
二十五年九月十八日付覚書﹁日本教育制度の管理に関する最高司令官検
説 (9)
解
閲指令AG第三五〇号︵昭和二十年十月二十二日︶︵CIE︶の適用につ
いて﹂による︒
第六期の書誌上の特徴に次のことがある︒
国定第三期から国定第五期までは文部省原本があり︑見ることができ
たが︑第六期についてはまだ見ていない︒
国定第二期から第五期までは奥付にある符号により使用年度を特定す
ることができたが︑終戦時以降はこの符号がない︒
第六期の奥付には﹁>O冨︒<Φαげ︽ζ一巳のけ蔓oh国α醒8口︒口﹂と付記し
てあり︑その日付が印刷されてある︒
昭和二十三年八月十三日以降に発行された教科書の表紙には﹁文部省
著作教科書﹂と印刷してある︒これは﹁教科書の発行に関する臨時措置
法施行規則﹂︵昭和二十三年八月十三日︑文部省令第十五号︶の第一条に
﹁文部省検定済教科書﹂又は﹁文部省著作教科書﹂と表紙に記載すること
がさだめてあるためである︒
この期の底本は従来どおり︑初年度使用本を用いた︒ただし︑﹃国語
第六学年下﹄は昭和二十二年度量は発行されていないので︑二十三年度
用である︒初年度使用本の決定は各巻の奥付の日付の情報によった︒﹃国
語 第六学年下﹄以外の十四冊は二十三年度用の修正発行本があるの
で︑発行︑翻刻印刷︑翻刻発行の日付が二十二年度用として矛盾のない
ものは二十二年度用と判断した︒
この用語総覧の底本は以下のとおりである︒
こくご一 第一学年前期用 昭和二十二年二月二十日翻刻印刷
昭和二十二年三月十五日翻刻発行
東京書籍 芦沢節氏蔵本
こくご二 第一学年後期用 昭和二十二年九月三十日翻刻印刷
昭和二十二年十月十日翻刻発行
東京書籍 芦沢節氏蔵本
こくご三 第二学年前期用 昭和二十二年二月二十一日翻刻印刷
昭和二十二年三月十五日翻刻発行
こくご四 第二学年後期用国語 第三学年上国語 第三学年下国語 第四学年上国語 第四学年中国語 第四学年下国語 第五学年上国語 第五学年中国語 第五学年下国語 第六学年上 東京書籍 芦沢節氏蔵本昭和二十二年十月十四日翻刻印刷昭和二十二年十月二十五日翻刻発行東京書籍 芦沢節氏蔵本昭和二十二年三月三日翻刻印刷昭和二十二年三月二十日翻刻発行東京書籍 筑波大学蔵本昭和二十二年十一月七日翻刻印刷昭和二十二年十一月二十五日翻刻発行 日本書籍 国立教育研究所蔵本昭和二十二年三月五日翻刻印刷昭和二十二年三月二十日翻刻発行東京書籍 筑波大学蔵本昭和二十二年五月三十一日翻刻印刷昭和二十二年七月五日翻刻発行東京書籍 国立教育研究所蔵本昭和二十二年十二月十八日翻刻印刷昭和二十三年一月十日翻刻発行東京書籍 東書文庫蔵本昭和二十二年三月十一日翻刻印刷昭和二十二年三月二十日翻刻発行東京書籍 芦沢節氏蔵本昭和二十二年六月三十日翻刻印刷昭和二十二年七月二十日翻刻発行東京書籍 芦沢節氏蔵本昭和二十三年一月七日翻刻印刷昭和二十三年一月三十日翻刻発行日本書籍 国立教育研究所蔵本
昭和二十二年三月二十日翻刻印刷
説
解
(10)
国語 第六学年中
国語 第六学年下
昭和二十二年四月十日翻刻発行 東京書籍 芦沢節氏蔵本
昭和二十二年九月六日翻刻印刷昭和二十二年九月二十日翻刻発行 東京書籍 芦沢節氏蔵本
昭和二十三年八月二十三日翻刻印刷
昭和二十三年九月二十日翻刻発行
東京書籍 国立教育研究所蔵本
解説の執筆にあたっては以下の文献を参考にした︒
﹃文部時報﹄八二四号〜八六七号 昭和二十一年一月〜昭和二十四年十 二月
﹃学制八十年史﹄昭和二十九年三月 文部省
﹃近代日本教育制度史料﹄第十八巻 十九巻 二十三巻 二十五巻 昭 和三十二〜三十三年講談社
水谷三郎﹃教科書懇話会の歴史﹄昭和三十六年
﹃日本近代教育百年史 6﹄一九七四年三月 国立教育研究所
東京書籍株式会社社史編集委員会﹃近代教科書の変遷﹄昭和五十五年九
月 東京書籍株式会社
﹃国語教育史資料﹄第六巻 昭和五十六年四月 東京法令出版
﹃昭和戦後史 教育のあゆみ﹄一九八二年八月 読売新聞社
﹃戦後日本教育史料集成﹄第一巻 第二巻 別巻 一九八二年十月〜一
九八四年二月 三一書房
飛田隆﹃戦後国語教育史﹄昭和五十八年 教育出版センター
﹃有光次郎日記﹄平成一年八月 第一法規
﹃現代国語教育論集成 石森延男﹄一九九二年二月 明治図書
﹃学制百二十年史﹄平成四年十一月 文部省
﹃教科書年表﹄一九九三年二月財団法人教科書研究センター
(ll)
例
凡
凡
ロ伊
(一
j内容 ︵二︶底本 ︵三︶用語採集の範囲 ︵四︶見
出し語の立て方 ︵四二︶単位 ︵四・二︶読み ︵五︶見出し
語の注記 ︵五二︶見出し ︵五・二︶漢字 ︵五・三︶品詞
︵五・四︶人名・地名などの注記 ︵五・五︶度数 ︵五・六︶表記
︵五・七︶活用形 ︵六︶見出し語の排列 ︵七︶用例と所在
︵七・一︶用例文 ︵七・二︶所在 ︵七・三︶層別
(一
j 内 容
本書は︑昭和二十二年度から用いられた第六期国定読本﹃こくご﹄﹃國
語﹄︵いわゆるみんないいこ読本︒全十五冊︒︶の全用語を五十音順に排
列し︑その全用語のうちアからツの部までを収めたものである︒
︵二︶ 底 本
各種機関または個人の所蔵本を底本として用いた︒詳しくは本書所収
の解説参照︒
これまでは底本に忠実にしたがうことを宗とし︑編纂趣意書によって
改める以外に手を加えることをしなかった︒しかし︑この第六期国定読
本は︑戦後の混乱の中で非常に急いで編集され︑印刷されたものらしく︑
随所に誤植らしきものが見られる︒これまでの例にしたがって初年度使
用本を底本にしたところ︑多くの誤りが目についたため︑其の部分につ
いては二十三年度本を参照し︑改められている場合はそれに従った︒
︵三︶ 用語採集の範囲
底本のうち︑
①目録
②本文
③図版
の部分を用語採集の対象とした︒ただし︑③のうち︑判読しがたい語は
除いた︒表紙・扉・ページを示す数字・奥付などの部分は︑用語採集の
対象としない︒
なお︑六期については編纂趣意書も教師用書も存在せず︑したがって
読み方を指示するような資料はすくなくとも公には出されていないが︑
編集者らが調査した新出漢字と読み替えは︑テ以下の用例を収める﹃国
定読本用語総覧H﹄の巻末にまとめて付録とする︒
︵四︶ 見出し語の立て方
︵四二︶ 単 位
自立語は原則として文節から助詞・助動詞を切り離したものを一単位
とし︑助詞・助動詞は︑﹃現代語の助詞・助動詞−用法と実例﹄︵国立
国語研究所報告3︶を参考にして単位を決定した︒ただし︑
①形容動詞は立てない︒形容動詞の語幹にあたる部分を﹁形状詞﹂
として一単位とし︑語尾にあたる部分を助動詞とする︒
②サ変動詞﹁する﹂︑および﹁いたす・くださる・なさる・もうし
あげる﹂など意味上ほぼサ変動詞﹁する﹂にあたるものが︑体言
または体言相当のものにじかに接続している場合は切り離さな
い︒
例 凡
(12)
③助詞・助動詞を構成要素に持つ副詞・接続詞等の処理は別に行
う︒
④動植物名や固有名詞︵人名・地名・戦争名・課名・題名など︶は
全体で一単位とする︒
⑤同語形であっても品詞の異なるもの︑口語・文語などで活用の
異なるものは別見出しとして扱った︒ただし︑﹁会う﹂のように口
語五段活用と文語四段活用の終止形が同形で併存するものは︑一
つの見出しにまとめた︒
複合語などの後部にあらわれる要素については︑次のように切り出し
て見出しに立て︑5で︑主となる見出しを参照させて検索できるように
した︒ あいて←いろいろなあいて・はなしあいて
︵四・二︶ 読 み
五期までは︑漢字表記の読みを決定するにあたって︑編纂趣意書また
は教師用書に新出または読み替えとして提示されている漢字を参考にし
たが︑今回はそのような資料がなく︑編集者らの判断により︑普遍妥当
と思われる読みを採用した︒したがって読みが問題となるような場合
に︑証拠として用いることはできない︒
︵五︶ 見出し語の注記
各見出し語ごとに︑次のような事項を記した︒
例
見出し 漢字 品詞 度数 表記 後要素
L
うみ ﹇海﹈︵名︶ 81 うみ 海 ﹇▽みずうみ 用例
三454囹 ぼくは海をわたってきたかったのだ︒
所在︵巻・ページ・行︶ 層別
見出し漢字 品詞 度数 表記活用形
ささ・げる﹇捧﹈︵下一︶3 ささげる ︽⁝ゲ︾
十441 かれは︑五つぶの眞珠をいまはなきうめの
れいにささげて︑その成功をしらせた︒
︵五・一︶ 見出し
現代仮名遣いによって︑和語・漢語は平仮名︑外来語は片仮名で記し
た︒
活用語は終止形を見出しとし︑活用しない部分と活用する部分との間
に・︵中点︶を入れた︒
︵五・二︶漢字
語の識別のため︑必要に応じて︑見出し語にあたる漢字を注記した︒
︵五・三︶品詞
品詞は次の通りとし︑後に示すような略号を用いて示した︒なお︑助
詞と動詞は︑さらに︑細分類を行った︒
名詞︵名︶ 代名詞︵代名︶ 形状詞︵形状︶ 副詞︵副︶ 連体詞︵連
体︶ 接続詞︵接︶ 感動詞︵感︶ 助詞 動詞 形容詞︵形︶ 助動
詞︵助動︶
助詞は次のように分類し︑後に記すような略号を用いて示した︒
格助詞︵格助︶ 副助詞︵副助︶ 係助詞︵係助︶ 接続助詞︵接助︶
(13)
例
凡
並立助詞︵並助︶ 準体助詞︵準助︶ 終助詞︵終助︶ 間投助詞︵間
助︶また︑動詞は活用の種類によって分かち︑次のように示した︒
四段︵四︶ 五段︵五︶ 上二段︵上二︶ 上一段︵上一︶ 下二段︵下
二︶ 下一段︵下一︶ 力行変格︵力変︶ サ行変格︵サ変︶ ナ行変
格︵ナ変︶ ラ行変格︵ラ変︶
︵五・四︶ 人名・地名などの注記
見出し語の意味・用法について︑必要に応じて︑﹁人名・地名・課名・
話し手名﹂などの注記を加えた︒なおその場合には品詞は省略した︒
︵五・五︶ 度 数
見出し語ごとに︑その使用度数
︵用例の数︶を記した︒︵五・六︶表記
その見出し語の全用例について︑片仮名・平仮名・漢字や︑振り仮名
の有無などの表記の異なりを列挙した︒二種類以上の表記がある場合
は︑次の順とした︒
①片仮名 ②平仮名
③変体仮名
④漢字︵片仮名の振り仮名つき︶
⑤漢字︵平仮名の振り仮名つき︶
⑥漢字︵振り仮名なし︶
⑦アラビア数字
⑧ローマ字
︵五・七︶ 活用形
活用のある見出し語の用例について︑ 活用形の異なるものを列挙し
た︒ただし︑ここでいう活用形の異なりとは︑未然形・連用形などの別ではなく︑語形上の異なりをさす︒活用形を列挙する際︑活用しない部分︵見出しで︑中点・より前の部
分︶は一で記し︑活用する部分を︑原文通りの仮名遣いで︑片仮名によって示した︒ また︑二つ以上の活用形がある場合は︑五十音順に並べた︒︵六︶ 見出し語の排列
見出し語の排列は現代仮名遣いの五十音順とする︒ただし︑片仮名は
平仮名に︑濁音・半濁音は清音に︑小字︵アイゥェォ つやゆよ︶は普
通の仮名に︑長音符号﹁1﹂は直前の仮名の母音に︑それぞれ置き換え
たものとみなして︑一字目から順次︑五十音順に排列する︒
同じ仮名の連なりとなった見出しは︑次の各項を一字目から順に適用
して排列する︒
①清音←濁音←半濁音
②小文字←大文字 すなわち︑拗音←直音︑促音←直音
③普通の仮名←長音符号
以上によっても排列の決らないものは︑次の各項を順に適用して排列
する︒ ①次の品詞順とする︒
名詞←代名詞←形状詞←副詞←連体詞←接続詞←感動詞←助詞←
動詞←形容詞←助動詞
a名詞のなかでは次の順とする︒
課名←話し手名←人名←地名←それ以外の名詞
b助詞のなかでは次の順とする︒
格助詞←副助詞←係助詞←接続助詞←並立助詞←準体助詞←終
助詞←間投助詞
例 凡
(14)
c動詞のなかでは次の活用順とする︒
四段←五段←上二段←上一段←下二段←下一段←力変←サ変←
ナ変←ラ変
②漢字表記の付けられるもの︑付けられないものの順とする︒ a漢字注記の付けられるものについては︑字数の少ないものか
ら多いものの順とする︒字数が同じ場合は︑一字目の画数順と
し︑一字目が同画数の場合は︑﹃康煕字典﹄の順に並べ︑同字は
まとめたうえで︑二字目の画数順とする︒
b漢字表記の付けられないものについては︑
平仮名←片仮名︵外来語︶の順とする︒
︵七︶ 用例と所在
︵七二︶ 用例文
用例は︑仮名遣い・分かち書きなどまで︑できるだけ原文通りとした︒
漢字字体は︑対応する普通の明朝活字体とした︒
用例の長さおよび体裁は︑巻8から見出し語により二通りに分けた︒
すなわち出現頻度の高い語︵主として助詞・助動詞︶はKWIC形式と
し︑それ以外のものは︑従来通り可変長とした︒用例文の中間の一部を
省略する場合は︑︿略﹀のように示した︒
同一見出し語に含まれる用例は︑底本における出現順に排列した︒
用例中︑見出し語にあたる部分は太字で示した︒
なお︑五十音図・いろはは︑本文ではそれぞれ一部分を示すにとどめ︑
付録に全体の形を示す︒
︵七・二︶所在
用例は︑見出しにあたる語のはじまる位置によって︑底本の巻・ペー
ジ・行の順で所在を示した︒第六期国定読本は︑学年によって書名の表 記が﹃こくご﹄と﹃國語﹂に分れるが︑巻番号は通しで数える︒すなわ
ち︑﹃こくご﹄一〜四が巻一〜四に︑﹃世語﹄第三学年上下が巻五・六に︑﹃國語﹄第四学年上中下が巻七〜九に︑第五学年上中業が巻十〜十二に︑第六学年上中下が巻十三〜十五にあたる︒ なお︑図版中の語は︑ 五36図のように記し︑図版中の語であることが分かるようにした︒︵七・三︶層別
用例文の文体上の性格を次の三類八種に分類した︒①口語文 文語文 候文 ②散文 韻文 手紙文 ③地の文 会話文
以上のうち︑口語文・散文・地の文については注記せず︑それ以外は︑上記の分類の第一字目によって︑図國囲團囹のように区分を示し
た︒ただし第六期には候文は出てこない︒なお︑目録と図版中の語については︑原則として層別の表示を行わな
い︒あ一ああ 1
あ
あ ︵感︶25 三739園
四柵8囹 五105園
六225園
でしたか
六843園六922園
六968園 六972園 六977囹
六2園 七239園
七265園
七725 あ︑
九621園 九棚9園
九旧6囹 雨露1園
+1912園
十498園
ア あ﹁あ︑そうだ︑光だ︒﹂あ︑そうか︒
あ︑あそこにきれいなさくら︒
あ︑だれかと思ったら︑きりぎりすさん
あ︑つりばりをとられた︒ O
あ︑さようでございましたか︒
あ︑それにちがいない︒
あ︑これですっかりらくになりました︒
あ︑これだ︒
あ︑人がこっちをみている︒
あ︑わすれていた︒
あ︑そうか︒
ほたるだ︒
あ︑きたな︒
あ︑そうそう︒
﹁あ︑こうもりだな︒﹂
﹁あ︑びっくりした︒﹂
﹁あ︑きれいなにじ︒﹂
キントットガ ア ドコヘイッタノー
ーイコウ
十544園
﹁キントットガ﹂﹁アドコヘイッタノ﹂は︑そのことをいいあらわしています︒
十﹁116囹 あ︑大学のボートだ︒
十︻451園 ﹁あ︑まちがった︒﹂と︑大声でいい
ました︒
あ あ
六あ四 二 十十十 9 了8つ42三三一
麺10鵠あ鰐蓼
巽誕髭籍
﹁あ︑まちがった︒﹂とさけんだ弟よ︒あ︑おばさん︒
あ︑眞ちゃん︒
のつくことばを︑
みましょう︒﹂﹁あたま1足
あ1雨︑ゆき︑あられ︒
ああ
ああいうねじはもうなくなって︑あれ一
つしかないのだ︒
ああ ︵感︶53 アア ああ
一644園 ああ︑つかれた︒
一一543囹 ﹁ああ︑そのりんご︑いちろうにいさ
んからもらった︑のです︒﹂
三59圓
四187圓四635園
四柳1園四伽8囹
四榴1園 ました︒五538囹
五861園五938園
五958園六611園
あろう︒六159園
六269囹
六3310囹
六364園
六401園
みんなであ あごああ︑お日さま︒
﹁ああ︑かるいよ︒﹂
﹁ああ︑よかった︑よかった︒﹂
ああ︑みえる︑みえる︒
ああ︑だんだんちかづいてくる︒
ああ︑これははずかしいことを申し
ああ︑あれね︒
ああ︑そうか︒
﹁ああ︑きれいなお月さま︒﹂
ああ︑よかった︒
ああ︑なんというなさけない身のうえで
ああ︑助かった︒
ああ︑あたたかい︑あたたかい︒
ああ︑おどろいた︒
ああ︑またふいてくるよ︒
ああ︑いい考えがある︒ 六501圏 樂しいことがあるような︑ああ︑さわや かな朝の空︒六505圃考えごともできそうな︑ああ︑おおらか な査の空︒六509圃 きたないこともきえそうな︑ああ︑おご そかな夜の空︒
六606圃アアサワヤカナ七アサノソラー
五六906園 六佃2園 七189囹
八436囹八4711園 ああ︑おいしい水︒﹁ああ︑こわかった︒﹂
ああ︑とんでる︑とんでる︒
﹁ああ︑かわいいひめです︒﹂
ああ︑せいいっぱいはたらいて︑晩ごは
んもいただいた︒
八516囹 ああ︑﹃びんぼう﹄か︑﹃びんぼう﹄はう
ちじゃおことわりだ︒
八527囹 ああ︑﹃びんぼう﹄か︑﹃びんぼう﹄はう
ちじゃたくさんだ︒
八5310囹 ﹁ああ︑﹃びんぼう﹄か︒﹂
八754囹 ﹁ああ︑ありがたい︒﹂
九柵10園 ﹁ああ︑いいとも︒﹂くもは︑ちょう
ちょを手ばなしました︒
十1512園 ああ︑すきとおった青い色ですか︒
十一136 ああ︑われわれみんな︑遠い國から旅し
てきた旅人のような依違のする日だ︒
十一一179園 ああ︑こおろぎさんですか︒
十三611 ああ︑そのさかんな春のきざしは︑よも
にあらわれて︑目に見えぬかすみのようにたなび
いている︑
十三76 ああ︑季節のこういうのどかなとき︑こ
ういうしずかな午前にあって考える︑
十三418園 ああ︑リックサックも二つある︒
あああ一あいさつ 2
ああ︑
はもえつくしてしまって︑女の子のそばには︑
つい︑かたいかべしかのこっていなかった︒
十五181図魍 ああ︑日本︑まさに立つべし︒
十五632園 ああそうか︒
十五677 ああ︑なつかしい新島のおばさんだった︒
十五699 ああ︑新島のおじさんは︑私を京都まで
もつれて來て︑朝夕かわいがってくださったのだ︒
十五712囹 ああ︑満ぼうがいすにこしをかけて︑
ペンをにぎっている︒
十五755 ああ︑忘れもしない︑満面べにをさ
して語られたホランド博士のあの熱情のことば︒
十五763 ああ︑新島のおじさんが︑いまなお満ぼ
うを守っていてくださったのだ︒
十五冊3園 ああ︑そうだ︒
あああ ︵感︶1 あ︑あ︑あ
十609園 あかちゃんは︑﹁あ︑あ︑あ︒﹂といった︒
アール ←いちアールあまり・さんじゅうアール・な
んぜんアール
あい ﹇会﹈﹇▽めぐりあい
あい ﹇合﹈ ﹇▽おきあい・おしあい・おしあいする・
おつきあい・おつきあいする・ぐあい・しあい・し
りあい・つかみあい・つきあい・つづきぐあい・ば
あい・はなしあい・まげぐあい・わりあい
あい ﹇間﹈むたにあい
あい ﹇愛﹈︵名︶8 愛δことばのあい・ははのあ 十三465十三551囹十三6011園十四382園十四384囹+四6012園十四977 ああ︑ヨットのようだ︒ ああ︑よく來たね︒ ああ︑あれか︒ ああ︑いい音がする︒ ああ︑聞える︑夜明けの音樂が聞える︒ ああ︑やっと思いだした︒ そのときもとき︑ちょうどマッチ あ
い
十一166 ︑いちばん美しい花︑天と地にかがやく
ものの中で︑いちばん清らかな︑すみきったたま︑
それはおかあさまの愛です︒
十一181 朝も︑書も︑夜も︑流れやまぬ愛のしみ
ずに︑うるおされ︑やしなわれて︑のびていく命
のわか葉︒
十四46 それは︑フィリップの作品の中にみな
ぎっている大きな愛の氣持︑そこからさしてくる
とうとい光のためなのです︒
十五6010 長男に生まれて父母の愛を一身に集めて
いた身にとっては︑
十五753囹十五㎜8園
十五梱9
ます︒
+五麗−o囹 ﹁愛はにくしみよりも強い︒﹂ ﹃母の愛の喜び﹄です︒﹁母の愛の喜び﹂を手をたたいてむかえ
おかあさんたちの愛は︑喜びの中でも︑
いちばん美しい喜びなんですよ︒
あいいろ ﹇藍色﹈︵名︶1 あい色
十五546園 そのあい色のふうとうには見おぼえが
ある︒
あいうえお2アイゥエオ
六佃11 みんなアイウエオ︑カキクケコ という
五十音の中で︑ナニヌネノという一ぎょうの中に
はいっている音ばかりではないか︒
六麗6 そうして︑こんどは︑アイウ上層︑カキク
ケコから︑じゅんじゅんにいってみたところが︑
あいうえおく略﹀ ︵五十音図︶2 アイウ影響︿略﹀
あいうえおく略﹀
︻66図 あいうえおく略V
三18図 アイウエオ︿略﹀
あいこ ﹇相子﹈︵名︶5 あいこ 九987園 でも︑あいこだ︒﹂やまだ﹁なにがあいこ だ︒﹂たかぎ﹁じょうぎひろってやったじゃないか︒ 九988園 なにがあいこだ︒﹂たかぎ﹁じょうぎひ ろってやったじゃないか︒﹂やまだ﹁ぼくだって︑ すみをみつけてやったじゃないか︒﹂ 九9811園 だから︑あいこだ︒ 九995園 だから︑あいこだろう︒ 九9910園 よし︑じゃあ︑あいこになるように︑も う一つなぐってやる︒あいこくしゃたち ﹇愛国者達﹈︵名︶1 愛智者たち 十三183 いかにして︑漕運をもとどおりにするか︑ これが︑デンマルクの愛國者たちの心をくだいた︑ もっとも大きな問題でありました︒あいこでしょ︵感︶2あいこでしょ 一125圃 じゃんけんぽんよ︑あいこでしょ︒ 六枷2園 ﹁あいこでしょ︒﹂五ひきのうさぎさん たちは︑大きな声でじゃんけんをして︑おにをき めました︒
あいさつ 2あいさつ 一33
一247あいさつ 五529 ︹課名︺あいさつ⁝⁝⁝二十四十一 あいさつ﹇挨拶﹈︵名︶10 あいさつ与ごあいさつ
天略﹀︒﹂と︑あいさつをしていく人もあ
ります︒
十149 おとうさんのそばへきて︑あいさつをして
から︑﹁︿略﹀︒﹂とたずねました︒
十一417圏 丁場につどうたおとなりどうし︑え顔
にほころびあいさつをする︒
十一一895 ごく二軍な﹁ありがとう﹂というあいさ
つにしても︑
十一一896 感謝の心持をこめていうときと︑ただと
おり一ぺんのあいさっとしていうときとでは︑い
あいされかた一あいだ 3
いかたもかわってくるであろう︒
十五4410 ﹁たいへん嶢物がおすきのようですが︑
あなたは ﹂と︑あいさっともつかず︑返事と
もっかない答えかたをした︒
十五552 あいさつを終って︑用事をきりだすと︑
十五769 ﹁︿略﹀︒﹂と︑意外なあいさつをされた︒
十五794 私には︑あなたがた日本の小学校のみな
さんに︑このあいさつを送るだけの特別の権利が
あると信じます︒
十五8011 そう思いながら︑年よりの私は︑日本の
小学校のみなさんに︑はるかなあいさつを送り︑
あいされかた ﹇愛野﹈︵名︶1 愛されかた
十五615 ﹁︿略﹀︒﹂と︑必ず書きそえてあったの
を見ても︑その愛されかたがわかろう︒
あいしあ・う ﹇軒合﹈ ︵五︶ 2 愛しあう ︽ーウ・
ーッ︾ 十五㎜4園私は︑愛しあう人たちには︑いつでも
しんせつにいたします︒
十五搬1園 愛しあって生きていけ︒
あいじょう ﹇愛情﹈︵名︶4 愛情
十99 その少女のわけてくれたくりは︑むじゃき
な心からでた︑子どもらしい愛情のしるしでした︒
十一784 そうして︑あたたかい愛情のこもったこ
とばで︑しっかりするようにと病人をはげましま
した︒
十一787 病人がなんだかうれしそうにその話す声
に1愛情とかなしみとのまじりあった︑しみじ
みとしたそのちょうしに︑じっと耳をかたむけて
いるようにみえたからです︒
十一一425 これは︑ケラーのサリバン先生に対する
信頼と︑サリバン先生のケラーを思う愛情とが︑
一つになったおかげです︒ あいず ﹇合図﹈︵名︶3 あいず 七524 ﹁︿略﹀︒﹂しんばんの先生のあいずで︑ぼ くらは場所をこうたいした︒ 九佃2 ﹁︿略﹀︒﹂というあいずをされた︒ 十681 ふたりは︑それをあいずのようにして︑ぬ き足さし足で︑そっとおくのへやに近づき︑アイスクリーム ︵名︶一 アイスクリーム 十三327圏圓 おいしい︑おいしいアイスクリーム︒アイスクリームうり ︵名︶一 アイスクリーム挙り 十三327 アイスクリーム責りがやって來る︒あい・する ﹇愛﹈︵サ変︶12 愛する ︽ーサ・ーシ・一 スル︾ 十1710囹 おさな心にも︑ことばを愛することを 知って︑勉強したら︑どんなにしあわせでしょう︒ 十3710園 世界じゅうの人から愛される眞珠︑これ を︑人工で作りだすことはできないものだろうか︒ 十二3212 私は︑先生 ︿略﹀︑私を愛するため にきてくださった そのかたの両うでの中に強 くだきあげられました︒ 十二撹2 これをみても︑平和を愛した古代の人た ちの氣持がよくわかるではありませんか︒ 十四73團 ご自分にはまだ子どもたちがのこって いる︑子どもたちはじゅうぶん愛していてくれる︑十四93国宣にしても︑私にしても︑心からおか あさんを愛しているからだと︑
十四911團 自分を愛してくれる子どもたちのこと
を思って︑安らかに生きていてくださるのだと︑
思いたいのです︒
十五7410 神の目から見れば世界の人類はすべてそ
の愛する子どもなのだから︑人種的な区別など︑
あるべきはずはない︒
十五798 そうした風景から︑自分の國を愛すると いうことを学んでいる日本の子どもさんたちにも︑ 十五撹9囹 これは︑﹃両親を愛する幸福﹄で︑ 十五佃4囹 ﹃愛することの大きな喜び﹄ですよ︒ 十五伽8囹 みんな元氣で︑この学校を愛してくれ︒あいそ ﹇愛想﹈︵名︶1 あいそ 十五8512園 あいそのいい人たちだからね︒あいた ︵感︶1 あいた 九醜8囹 ﹁あいた︑あいたたたた︒﹂あいだ ﹇間﹈︵名︶77 あいだ 間■このあいだ 一一591園 みなさんの つかって いる つくえも︑ こしかけも︑長いあいだはたらいてきました︒ 三263 長いあいだかかって︑やっと切りたお すことができました︒ 三775園 あなたたちがねているあいだ︑お日 さまは︑よその國の子どもがあそべるように︑ 光をあげにいくのです︒ 三撹8 また︑小人のようだったおひめさまは︑ 三月ほどのあいだに︑すくすくとせいがのび て︑ 四354園 生徒さんが子どものげたのはなおを すげるあいだ︑かさをさしてあげたのですね︒
四M6園長いあいだ︑ほんとうにおせわにな
りました︒ 五373 このような木が︑たおれて土にうずまり︑ 長いあいだかかって石炭になったのです︒ 五525 ゆうごはんをまつあいだ︑私は︑まさごを うば車に乗せて︑はるおと大通りにでました︒ 六2610書芸のあいだに︑こんなにたきぎをあつめ ておいて︑よかったね︒ 六381 立ちならぶビルディングのあいだがら︑と びあがってくる親子のつばめ︒六412 ビルディングのあいだがら︑︿略﹀︑列をつ
あいだ一あいだ 4
くったつばめのむれが︑かかしの方へとんでくる︒
六549園 ﹁ここに立って︑お月さまを枝のあいだ
からみてごらん︒﹂
六5410 すると︑月は枝のあいだにじっとしていま
すが︑雲はさっさと走っていきます︒
六559 月は︑もうさっきの枝のあいだにはなくて︑
木をずっとはずれてしまっていました︒
六㎜9 おや︑だれかが︑しょうじのあいだがら顔
をだしている︒
六襯4 そのあいだに︑うさぎさんたちは︑手をつ
ないで︑そこをにげだしました︒
七386 私は︑人と人のあいだをかきわけていこう
としました︒
七457 それから︑二三どのおし問答が︑ふたりの
あいだにとりかわされた︒
七5211 ぼくらのほうのボールが︑よくあいてにあ
たって︑ちょっとのあいだに︑勝つことができた︒
七565 家と家とのあいだに︑ほそ長く光っていま
す︒八98 茶のまへにげこみ︑そこにすわっている私
のひざのあいだにもぐったり頭をつっこんだりし
ます︒八741 がんのむれが︑そろってあしのあいだがら
とびたった︒
八746 青いけむりが︑くらい木のあいだがら雲の
ようにたちのぼった︒
八7510 そのあいだも︑たまの音はあしのあいだに
鳴りひびき︑てっぽうはひきつづいて火ぶたを
きった︒
八7511 たまの音はあしのあいだに鳴りひびき︑
八879 あひるの子が︑きびしい冬のあいだ︑どん
なに苦しんだか︑ 八992 あいだを30㎝ぐらいずつあけ︑きそく正し く植えました︒八梱9 葉と葉のあいだがら︑新しい葉がたくさん でてきました︒八鵬5 花のさくのは︑1日にすこしのあいだだけ だと思いました︒八㎜1 ぼうのあいだにいねをはさんでこいたらよ くとれました︒八鵬8 いたといたのあいだにもみをいれ︑ゴリゴ りこすってもみがらをはじきました︒九364團 かこうがんの岩と岩とのあいだを流れ落 ちるしみずが︑せかれて︑たきになり流れになつ て︑九367国定のあいだ︑︿略﹀︑この谷まの流れには いって︑頭から水をあびるのが食しみでした︒九965 そのあいだに︑やまだがいきかける︒九佃9 水は大きなごろごろした石ころのあいだか ら︑ブツブツと音をたててわきだして︑九桝6 ある日のタがた︑このくもは︑木と木のあ いだに︑巣をかけました︒九槻9 くもが︑手でさすっているあいだに︑みつ ばちは︑︿略﹀︑にげていってしまいました︒十121園 旅の記念として︑本のあいだへでもはさ んでおきたいのです︒十339 このあいだに立って︑佐吉をはげましたり︑ なぐさめたりしたのは︑母であった︒十346 佐吉が︑はじめに目をつけたのは︑ぬのを 織るとき︑たて糸のあいだをぬっていく横糸で あった︒十735囹 じつは︑だんなさまのおるすのあいだ︑ 私どもは︑すもうをとって遊んでいました︒十一234 父親の生きているあいだは︑みんなはげ ましあって︑どうにかこうにか切りぬけてきまし たが︑十一738待っているそのあいだが︑少年にはたい へん長く思われました︒十一774 感謝するような色が︑そのひとみに︑ ちょっとのあいだうかぶようにみえました︒十一796 心を休めるような希望と︑胸をこおらせ るような失望とのあいだで︑たえずはらはらして いました︒十一8011囹 もうすこしのあいだですから︒十一854園ぼく︑ここに五日のあいだいました︒十一902 医者は︑病人の上にしばらくのあいだう つむいていましたが︑十一9210 なんと呼ぼうかと思っているうち︑五日 のあいだ呼びなれていた名が︑しぜんと口にの ぼってきました︒十二343それからいく日かのあいだに︑︿略﹀︑私 は︑﹁ピン﹂﹁コップ﹂﹁ぼうし﹂など︑たくさん のことばをつづることを覚え︑十二3612 水がいきおいよく流れているあいだに︑ 別の手に︑︿略﹀︑﹁水﹂という字を書いてくださ いました︒十二555 子どものときからききなれた傳説が︑そ のあいだにおりこまれているからである︒十二559 ただ人々のあいだで語り傳えられている だけで︑十三93 ものごとの原因と結果との関係や︑その 間に行われる法則を知って︑ととのった知識とし︑十三113 一つのことと他のこととの間に︑すこし のつながりもなく︑原因と結果との関係もないの に︑十三193 ダルガスは︑戦いの間︑橋をかけたり︑