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巻頭言

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Academic year: 2021

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(1)Title. 巻頭言. Author(s). 安川, 禎亮. Citation. 北海道教育大学大学院高度教職実践専攻研究紀要 : 教職大学院研究紀要 , 10. Issue Date. 2020-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/11168. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 巻頭言 北海道教育大学 教職大学院長 安 川 禎 亮 本学は、令和3年度から修士課程での教員養成機能を教職大学院(専門職学位課程)へ完全移行す るという大きな改革に向かって、様々な取り組みを進めています。今一度、教職大学院の目指すもの は何かという根幹を見つめなおすことが必要な時期ともいえるでしょう。 教職大学院は、教育現場の諸課題に対応する実践力のある教員の養成を目指す大学院です。学校現 場あるいは地域が、現在の教育に係る教員に求める実践的能力、問題解決能力を身につけさせ、学校 現場に生起する課題を解決へと導く力を養成することを目標としています。また、様々な経験や事例 を持ち寄り、理論的な検討を加え、理論と実践を常に往還しながら学校全体で、さらには学校と地域 で力を結集し、解決への道を探るというより高度な研究を目指すという目標も持っています。すなわ ち、実践的な指導力を備え、新しい学校づくりの有力な一員となる新人教員の養成と、確かな指導理 論と優れた実践力・応用力を備えた中核的中堅教員の養成という二つの目的を目指す教育研究組織と いえるでしょう。 『北海道教育大学学則40条第2項第5号』にある「学校教育における諸問題について、理論的・実 践的研究を深め、教師としての使命を自覚し、学校全体を俯瞰して問題解決にあたるための高度な専 門的能力及び実践力の形成を図り、授業実践力、学校・学級経営力、生徒指導力、協働遂行及び地域 教育連携力を備えた人材を養成する。 」 という理念に基づき、 本学では、 着実に実績を積んできました。 本研究紀要に、その研究の結実を見ることができます。特集1「教職大学院における双方向遠隔授 業システムの役割」では3本の論文、特集2「新教職大学院に向けての提言」では4本の論文、自由 投稿8本の論文が掲載されています。専任教員によるものもあれば、専任教員と現院生の共同研究も あります。また、教員と修了生の共同研究もあり、まさに学び続ける教員の育成の場ともなっていま す。 教職大学院での学びは、教員としての資質の向上とともに、人間性を高める期間でもあります。院 生同士、お互いの課題を自分のこととして受け止め、理論と実践を往還しながら研究することによっ て、視野が広がっていきます。多様な考え方を受け入れながら、確固たる理論に基づいて実践力を高 めていく、そのような教員は、子供たちにとって頼もしい存在であり、学校・地域を支えるリーダー として、成長し続けると確信しています。 すでに高度な専門性を身に着けた多数の修了生が、教育現場で中核的な役割を担い、全道各地で活 躍しています。さらに、自主的な研究会を立ち上げ、修了後も研究仲間としてお互いを支えあい、切 磋琢磨しあう場を築いている修了生達もいます。現在、研究会には院生の他に、現職教員、管理職、 養護教諭、SC、SSW、教育委員会指導主事、大学教員、学部生等が参加し、互いに講師やファシリテー ターとして、実践発表や講義、インシデントプロセス法などによる事例検討などが行われています。 まさに「学校現場に密着した教育と研究の推進」が具現化されている一例といえるでしょう。 教職大学院での深い学びを次につなげ、継続発展するには、一人でも多くの仲間と連携することが 重要です。それを実現化していくということは、教職大学院が教育研究組織として、大きな意義を果 たすことになるのではないでしょうか。 (2019年11月26日 記) ───────────────────── *1. 北海道教育大学ホームページ http://www.hokkyodai.ac.jp/intro/h31-newyear.html.

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