土壌汚染対策法の
調査・措置の概要
日本工営株式会社 中央研究所
項目
土壌汚染状況調査の概要
土壌汚染対策法に基づく要措置区域等の現状
土壌汚染状況調査の契機~区域指定の流れ
土壌汚染状況調査の概要
調査結果の評価の概要
土壌汚染対策法に基づく措置の概要
調査・対策に関する実態
区域の指定~措置実施の流れ
要措置区域等の考え方と指示措置等の概要
土地の形質の変更に係る施行方法の概要
認定調査の概要
土壌汚染対策法に基づく要措置区域及び
形質変更時要届出区域
(平成28年8月1日現在)
契機
件数
法第3条
504
(538)法第4条
243
(243)法第5条(旧第4条)
3
(3)法第14条
856
(946)法第4条・法第14条
34
(35)処理業省令第13条
2
(2)要措置区域
160
(178)形質変更時要届出区域
1,482
(1,589)このうち 自然由来特例区域(一部を含む)
113
(115)埋立地特例区域(一部を含む)
10
(11)埋立地管理区域
89
(96)環境省HP
http://www.env.go.jp/water/dojo/rm_area_161101.pdf総計1,642件
(1,767件:+125件)
注:( )内の数字は, 11月1日公表の数値区域指定(1,642件)の状況(都道府県別)
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 注:各政令市(111)の件数は,該当都道府県(47)に加算 大阪府 296 東京都 248 神奈川県 149 兵庫県 102 埼玉県 87 愛知県 82 福岡県 61 千葉県 59 新潟県 45 北海道 38 福島県 33 京都府 33 宮城県 32 山口県 30 茨城県 26 広島県 25 岡山県 24 都道府県, 政令市別の 一覧は, 次ページ参照区域指定の状況
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 ●大阪府 33 ●埼玉県 52 大阪市 160 さいたま市 8 堺市 31 川越市 9 岸和田市 1 川口市 7 豊中市 21 草加市 4 吹田市 12 越谷市 5 高槻市 13 所沢市 2 枚方市 11 ●愛知県 17 茨木市 7 名古屋市 54 八尾市 1 豊橋市 1 東大阪市 6 岡崎市 5 ●東京都 243 春日井市 3 八王子市 5 豊田市 2 ●神奈川県 15 ●福岡県 17 横浜市 70 北九州市 35 川崎市 26 福岡市 7 相模原市 4 久留米市 2 横須賀市 13 ●千葉県 25 平塚市 15 千葉市 8 小田原市 1 市川市 7 茅ヶ崎市 4 船橋市 10 厚木市 1 市原市 6 ●兵庫県 43 柏市 3 神戸市 18 ●新潟県 21 姫路市 5 新潟市 15 尼崎市 25 長岡市 5 明石市 4 上越市 4 西宮市 2 ●北海道 24 加古川市 5 札幌市 13 旭川市 1要措置区域及び形質変更時要届出区域の状況
(都道府県別)
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 注:各政令市(111)の件数は,該当都道府県(47)に加算している。 要措置区域(160件) 形質変更時要届出区域(1,482件) 東京都 25 埼玉県 21 千葉県 13 宮城県 12 京都府 11 神奈川県 9 山梨県 7 長野県 6 北海道 5 茨城県 5 栃木県 5 愛知県 5 大阪府 292 東京都 223 神奈川県 140 兵庫県 101 愛知県 77 埼玉県 66 福岡県 58 千葉県 46 新潟県 42 北海道 33 山口県 30 福島県 29 広島県 25 岡山県 23 京都府 22 茨城県 21 宮城県 20土壌汚染状況調査の契機
環境省:土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版) 図1.4-1を一部改変 都道府県知事の手続 土地所有者等の手続 調査実施者の手続 凡 例 土壌汚染状況調査 一次調査(基本となる調査) 二次調査(特例の調査) 有害物質使用特定施設の廃止の届出 (廃止日から30日以内) 一定規模以上の形質変更の届出 (着手の日から30日前まで) 命令発出基準への該当性判断 汚染のおそれの基準の該当性判断 調査命令の発出 調査命令の発出 義務発生 義務発生 義務発生 【法第3条】 【法第4条】 【法第5条】 土壌汚染状況調査結果の報告 調査義務の 一時的免除 調査の過程の全部 又は一部の省略土壌汚染状況調査の報告・区域の指定
環境省:土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版) 図1.4-1を一部改変 都道府県知事の手続 土地所有者等の手続 調査実施者の手続 凡 例 形質変更時要届出区域に指定 自然由来特例区域 埋立地特例区域 埋立地管理区域 (一般管理区域) 汚染状態に関する基準への適合性 (汚染状態に関する基準) 健康被害が生ずるおそれに関する 基準への該当性判断 (地下水基準) 要措置区域に指定 基準不適合 基準適合 規制対象外 該当しない 該当する 土壌汚染状況調査結果の報告 指定の申請 【法第14条】 汚染の除去等の措置の指示 【法第3,4,5条】 形質の変更を行う際は, 「形質の変更の届出」 (法第12条)が必要となる。 また,土壌の搬出を伴う 場合には,法第16条に よる届出も必要となる。指定の申請(法第14条)の留意事項
●指定の申請(自主申請)は,法第3条第1項,第4条第2項又は第5条第1
項の規定を受けない土地の区域について可能である(
土壌汚染状況調
査の義務が生ずるに至らない土地
)。
※
有害物質使用特定施設の廃止後
の申請は不可(法第3条の調査義務)
※ 形質の変更に係り,
法第4条第2項の調査命令が発出後
の申請は不可
(ただし,土壌汚染状況調査と同様の調査が行われていであれば,法に基づく
調査の結果とみなすことができる場合がある他,
地歴調査の入手・把握する
情報での一部
として活用することができる。)
●自主申請に係る調査結果は,公正かつ,
土壌汚染状況調査と同様の
方法
で行われる必要がある。
※ 地歴調査が行われていない指定の申請は,
地歴調査の省略
と扱われる。
(たとえ,全項目の分析を行ったとしても,全部対象区画において
土壌汚染が
存在するおそれが比較的多いと認められる土地
から試料採取されているか
判断ができず,土壌汚染状況調査と同様な調査とみなされないため。)
●自主申請は,
要措置区域等の指定を申請
するものであり,汚染が認め
られない区域を申請するものではない。
指定の申請(法第14条)の活用
環境省「土壌汚染対策法の自主申請活用の手引き」平成23年7月
~土地を所有管理している皆様、土地の開発・売買などをお考えの皆様へ~
【自主的な申請をするメリット】
①
自主的なスケジュール管理(法4条第1項申請の代用)
②
現場での対策措置の円滑化(見なし14条申請)
【形質変更時要届出区域等に指定されるメリット】
③
調査・措置の正当性の証明
④
汚染管理の信頼性の確保
⑤
汚染に関する情報の明確化
⑥
管理している土地の形質の変更の円滑化
⑦
自然由来特例区域,埋立地特例区域,埋立地管理区域の特例
⑧
基金の助成
環境省HP
http://www.env.go.jp/water/dojo/gl_app/tebiki.pdf要措置区域等の区分
区域の分類 定 義 土壌汚染状況調査の省略を行った場合 要措置区域 講じることが必要な区域人の健康に係る被害を防止するために汚染の除去等の措置を 第二溶出量基準不適合土壌含有量基準不適合 形質変更時要届出区域 一般管理 区域 をしようとするときの届出をしなければならない区域人為的な特定有害物質により汚染されており、土地の形質の変更 第二溶出量基準不適合土壌含有量基準不適合 埋立地 管理区域 ①都市計画法第8条第1項第1条に規定する工業専用地域内にある 土地であって公有水面埋立法の埋立て又は干拓により造成され たもの ②①に掲げる土地以外の土地であって当該土地又はその周辺の土 地にある地下水の利用状況その他の状況が工業専用地域内にあ る土地と同等以上に将来にわたり地下水の飲用利用等に係る要 件(規則第30条各号)に該当しないと認められるものであり、かつ、 公有水面埋立法による埋立て又は干拓により造成されたもの 第二溶出量基準不適合 土壌含有量基準不適合 埋立地 特例区域 昭和52年3月15日以降に公有水面埋立法による埋立て又は干拓 事業により造成された土地(廃棄物が埋め立てられている場所を除 く。)であり,かつ,当該土地の土壌の特定有害物質による汚染状態 が専ら当該造成時の水面埋立て用材料に由来すると認められるも の(当該土地の土壌の特定有害物質による汚染状態が土壌溶出量 基準又は土壌含有量基準に適合せず,かつ,第二溶出量基準に適 合するものに限る。) 土壌溶出量基準不適合 土壌含有量基準不適合 自然由来 特例区域 形質変更時要届出区域内の土地の土壌の特定有害物質による汚 染状態が専ら自然に由来すると認められるもの(当該土地の土壌の 第二種特定有害物質(シアン化合物を除く。)による汚染状態が土壌 溶出量基準又は土壌含有量基準に適合せず,かつ,第二溶出量基 準に適合するものに限る。) 土壌溶出量基準不適合 土壌含有量基準不適合 環境省:土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版) 表3.2-1を簡略化0 20 40 60 80 100 120 自然由来特例区域 (一部を含む) 埋立地特例区域 (一部を含む) 埋立地管理区域
自然由来特例区域等の指定件数の推移
2012年9月 2013年8月 2014年8月 2015年8月 2016年8月 区域指定件数 719 917 1,231 1,441 1,642 要措置区域 83 95 134 146 160 形質変更時要届出区域 636 822 1,097 1,295 1,482 自然由来特例区域 (一部を含む) 23 40 61 77 113 埋立地特例区域 (一部を含む) 1 5 6 8 10 埋立地管理区域 15 26 38 58 89環境省HP(過去のデータも使用)
http://www.env.go.jp/water/dojo/law/rm_area.pdf 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 形質変更時 要届出区域 要措置区域自然由来特例区域(一部指定を含む)
の状況(113件)
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 注:各政令市(111)の件数は,該当都道府県(47)に加算 形質変更時 要届出区域 自然由来 特例区域 大阪府 292 21 7.2% 埼玉県 66 14 21.2% 熊本県 15 10 66.7% 青森県 14 9 64.3% 福島県 29 8 27.6% 宮城県 20 6 30.0% 愛知県 77 4 5.2% 千葉県 46 4 8.7% 長崎県 16 4 25.0% 神奈川県 140 3 2.1% 福岡県 58 3 5.2% 福井県 10 3 30.0% 大分県 10 3 30.0% 秋田県 6 3 50.0% 詳細 次ページ自然由来特例区域の状況
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 形質変更時要届出区域 自然由来特例区域 自然由来特例区域 (一部) 特例区域の割合 ●大阪府 33 2 0 6.1% 大阪市 160 16 3 11.9% 堺市 31 0 0 岸和田市 1 0 0 豊中市 20 0 0 吹田市 12 0 0 高槻市 11 0 0 枚方市 11 0 0 茨木市 6 0 0 八尾市 1 0 0 東大阪市 6 0 0 ●埼玉県 40 6 3 22.5% さいたま市 7 2 0 28.6% 川越市 6 1 0 16.7% 川口市 6 1 0 16.7% 草加市 2 0 0 越谷市 4 1 0 25.0% 所沢市 1 0 0 ●熊本県 5 1 1 40.0% 熊本市 10 8 0 80.0% ●青森県 青森市 13 9 0 69.2% 八戸市 1 0 0 ●福島県 10 1 0 10.0% 福島市 1 0 0 郡山市 11 5 2 63.6% いわき市 7 0 0 ●宮城県 8 4 0 50.0% 仙台市 12 2 0 16.7%埋立地特例区域の状況(一部指定を含む)
(10件)
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 注:各政令市(111)の件数は,該当都道府県(47)に加算 形質変更時 要届出区域 埋立地 特例区域 埋立地特例区域 ・埋立地管理区域 埋立地 管理区域 岩手県 10 2 1 4 大阪府 292 3 0 18 長崎県 16 2 0 0 千葉県 46 1 0 11 福岡県 58 1 0 11 ※昭和52年3月15日以降に公有水面埋立法による 埋立又は干拓事業により造成された土地 (廃棄物が埋め立てられている場所を除く)埋立地管理区域の状況(89件)
環境省:土壌汚染対策法に基づく要措置区域等一覧(2016/8/1現在)から作成 注:各政令市(111)の件数は,該当都道府県(47)に加算 形質変更時 要届出区域 埋立地 管理区域 大阪府 292 18 福岡県 58 11 千葉県 46 11 山口県 30 11 神奈川県 140 7 兵庫県 101 6 岡山県 23 5 香川県 10 5 東京都 223 4 愛知県 77 4 岩手県 10 4土壌汚染状況調査(基本となる調査)
都道府県知事の手続 土地所有者等の手続 調査実施者の手続 凡 例 情報の入手・把握 試料採取等を行う区画の選定 試料採取等 調査対象地において土壌汚染のおそれが ある特定有害物質の種類の通知の申請 調査対象地において土壌汚染のおそれが ある特定有害物質の種類の通知 土壌汚染のおそれの区分の分類 (試料採取等対象物質の追加) 試料採取等対象物質の特定 法第4条・法第5条 法第3条 調査対象地の土壌汚染のおそれの把握(地歴調査) 調査実施者が通知の申請 を行わなかった場合, 土壌汚染状況調査結果を 報告した際,都道府県知 事が試料採取等対象物質 の不足を指摘し,再調査 を命ずる可能性あり。 (法第4条+法第14条) 調査の過程の全部又は一部の省略 二次調査 (特例の調査) 調査結果の評価(一次調査)土壌汚染状況調査(特例の調査)
都道府県知事の手続 土地所有者等の手続 調査実施者の手続 凡 例 基本となる調査 (自然由来汚染盛土) 調査結果の評価(二次調査) 試料採取等 試料採取等 試料採取等を行う区画の選定 試料採取等を行う区画の選定 改正法施行前 の人由来汚染 盛土で同質な 自然地層が10m 以浅に存在し ない場合 自然由来特例の調査 水面埋立地特例の調査 調査の過程の全部又は一部の省略試料採取等における留意点
(土壌ガス調査)
下の図は,土壌ガス調査に係る採取及び測定の方法を定める件(平成15 年環境省告示
第16号)に基づいた採取方法の状況を示したものである。このA~Eのうち,
正しいものは
いくつ
あるか。
環境省:平成25年度 土壌汚染調査技術管理者試験 午前問題18試料採取等における留意点
(土壌試料採取)
法の土壌汚染状況調査において,第二種特定有害物質及び第三種特定有害物質の土
壌試料を採取する深度に関する次のA~Dの図のうち,
正しいもの
の組み合わせはどれか。
環境省:平成24年度 土壌汚染調査技術管理者試験 午前問題15
自然由来特例の調査
これら三つの単位区画のうち、任意 の単位区画を試料採取等区画とする :調査対象地の最も離れた二つの単位区画を含む30m格子 :30m格子 :単位区画 :起点 :試料採取地点 :試料採取等区画 凡 例 :調査対象地の最も離れた二つの単位区画 0 m 11 m 10 m 9 m 8 m 7 m 6 m 5 m 4 m 3 m 2 m 1 m 12 m 0 m 11 m 10 m 9 m 8 m 7 m 6 m 5 m 4 m 3 m 2 m 1 m 12 m 土壌汚染のおそれが多い と認められる地層の位置 が明らかでない場合 試料採取位置 土壌汚染のおそれが多いと認めら れる地層の位置が明らかな場合 同じ重量混 合する 凡 例 自然由来の土壌汚染のおそれが多 いと認められる地層 注)地表面が舗装されている場合は、舗装や砕石下を基準とする 当該地層内 の任意の深 度の土壌 当該地層内に含ま れる、深さ1mごと の土壌 環境省:土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版) 図2.7.2-1,図2.7.3-1(一部)埋立地特例の調査
(第一種特定有害物質)
環境省:土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版) 図2.8.2-1,図2.8.3-1 これら三つの単位区画のうち、任意 の単位区画を試料採取等区画とする :30m格子 :単位区画 :起点 :試料採取地点(単位区画の中心) :試料採取等区画 凡 例 0 m 11 m 10 m 9 m 8 m 7 m 6 m 5 m 4 m 3 m 2 m 1 m 0 m 11 m 10 m 9 m 8 m 7 m 6 m 5 m 4 m 3 m 2 m 1 m 帯水層の底面 の土壌 難透水性の地 層の厚さ確認 のボーリング (試料採取なし) 試料採取位置 凡例 難透水性の地層 舗装・砕石埋立地特例の調査
(第二種,第三種特定有害物質)
環境省:土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第2版) 図2.8.2-2,図2.8.3-2 :30m格子 :単位区画 :起点 :試料採取地点(単位区画の中心) :試料採取等区画 凡 例 0 m 11 m 10 m 9 m 8 m 7 m 6 m 5 m 4 m 3 m 2 m 1 m 12 m 0 m 11 m 10 m 9 m 8 m 7 m 6 m 5 m 4 m 3 m 2 m 1 m 12 m 混合する 30m格子内の試料採取地点で、同じ深さの土壌を同じ重量混合する 舗装の有 無にかか わらず、 同じ深さ の土壌を 混合する 帯水層の底面 の土壌だけを 混合する 試料採取位置 凡例 難透水性の地層 30m格子内の混合試料 舗装・砕石調査結果の評価
•
第一種特定有害物質
調査の過程を省略しなかった場合,規則第9条第1項により,
土壌ガス濃度が検出された(又は地下水が地下水基準不適合で
あった)試料採取等区画の内,土壌溶出量基準に適合した単位
区画を除き,
一律の評価
を行うことになる。
•
第二種・第三種特定有害物質
調査の過程を省略しなかった場合,規則第9条第2項により,
土壌溶出量基準又は土壌含有量基準に不適合であった単位区
画について,
単位区画ごと
に,土壌溶出量基準及び土壌含有量
基準への適合性を評価することになる
(第三種特定有害物質は,土壌
溶出量基準のみ)
。
•
特例の調査結果の評価
調査の過程を省略しなかった場合,
自然由来特例の調査
においては,
土壌溶出量基準及び土壌含有量基準に適合であった30m格子を除き,
一律
の評価
を,
水面埋立地特例の調査
については,
30m格子ごと
の評価を行う。
調査を省略した段階別件数
(平成22年度~平成26年度)
平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 合 計 特定有害物質の種類を省略 6 5 5 4 6 26 1.2% おそれの区分の分類を省略 5 0 2 1 0 8 0.4% 試料採取等を行う区画の選定を省略 4 1 1 0 2 8 0.4% 試料採取等を行う区画の選定後に省略 11 0 4 0 0 15 0.7% 試料採取等の実施を省略 15 19 12 8 4 58 2.8% うち,土壌ガス調査又は地下水調査 1 4 1 0 0 6 0.3% うち,土壌ガスが検出された場合の ボーリング調査 7 7 7 5 3 29 1.4% うち,30m格子内の汚染範囲確定 のための追加的試料採取 7 8 4 3 1 23 1.1% 合計 41 25 24 13 12 115 5.5% 調査結果報告件数 430 444 386 390 436 2,086調査報告件数(2,086件)の内,115件(5.5%)で調査の省略が行われている。
環境省HP
http://www.env.go.jp/press/102794.html調査の過程の省略の段階と評価
(1) 調査対象地の土壌汚染のおそれの把握等の省略(地歴調査の省略)
調査対象地
全域
を,
すべての特定有害物質の種類
について,
第二溶出量基準及び
土壌含有量基準に不適合
であるとみなす。
(2) 試料採取等を行う区画の選定等の省略
対象外区画を除く
調査対象地の区域
を,
試料採取等対象物質
について,
第二溶出量
基準及び土壌含有量基準に不適合
であるとみなす。
(3) 試料採取等の省略
1) 第一種特定有害物質
・
以下の区域を除き
,
調査対象地の区域
を,当該試料採取等対象物質について,
第二溶出量基準に不適合
とみなす。
①土壌ガスが検出されなかった区画 ②ボーリング調査の結果がすべて土壌溶出量基準に適合した単位区画 ③対象外区画2) 第二種,第三種特定有害物質
・
以下の区域を除き
,
調査対象地の区域
を,
当該試料採取等対象物質について,
第二溶出量基準及び土壌含有量基準に不適合
とみなす。
①土壌溶出量基準及び土壌含有量基準に適合した全部対象区画 ②土壌溶出量基準及び土壌含有量基準に適合した一部対象区画 ③対象外区画項目
土壌汚染状況調査の概要
土壌汚染対策法に基づく要措置区域等の現状
土壌汚染状況調査の契機~区域指定の流れ
土壌汚染状況調査の概要
調査結果の評価の概要
土壌汚染対策法に基づく措置の概要
調査・対策に関する実態
区域の指定~措置実施の流れ
要措置区域等の考え方と指示措置等の概要
土地の形質の変更に係る施行方法の概要
認定調査の概要
土壌汚染状況調査・対策に関する実態調査結果
(平成26年度) -受注件数,受注高の推移-
(一社)土壌環境センター 公表資料
https://www.gepc.or.jp/04result/press26.htm
平成26年度
受注件数:8,000件
受注高:1,089億円
(会員企業113社へのアンケート結果) 注:10月14日に平成27年度の土壌汚染調査・対策事業受注実績が公表されています。(一社)土壌環境センター 公表資料
https://www.gepc.or.jp/04result/press26.htm
土壌汚染状況調査・対策に関する実態調査結果
(平成26年度)-受注件数-
(一社)土壌環境センター 公表資料
https://www.gepc.or.jp/04result/press26.htm
土壌汚染状況調査・対策に関する実態調査結果
(平成26年度)-受注高-
(479億円) (1,005億円) (21億円) (84億円)対策の実施内容
(平成22年度~平成26年度累計)
対策が実施された区域等 実施対策 要措置区域 対策実施件数 形質変更時 要届出区域 対策実施件数 対策実施件数 地下水等の摂取 によるリスク 地下水の水質の測定 124 171 295(15.4%) 原位置封じ込め 4 5 9(0.5%) 遮水工封じ込め 4 2 6(0.3%) 地下水汚染の拡大の防止 13 15 28(1.5%) 遮断工封じ込め 0 1 1(0.1%) 不溶化 原位置不溶化 4 3 7(0.4%) 不溶化埋め戻し 7 11 18(0.9%) 土壌汚染の除去 掘削除去 320 1,178 1,498(78.4%) 原位置浄化 83 65 148(7.7%) 直接摂取 によるリスク 舗装 12 74 86(4.5%) 立入禁止 15 48 63(3.3%) 土壌入換え 区域外土壌入換え 4 27 31(1.6%) 区域内土壌入換え 3 10 13(0.7%) 盛土 4 40 44(2.3%) その他 3 71 74(3.9%) 回答事例数 437 1,474 1,911 注1:1つの区域において,複数の対策が行われることがあるため, 回答事例数は要措置区域等指定件数とは一致しない。 注2:パーセンテージは,回答時例数に対する割合。 環境省HP http://www.env.go.jp/press/102794.html対策の実施内容
(平成22年度~平成26年度累計)
対策が実施された区域等 実施対策 VOC (第一種) 不適合 重金属等 (第二種) 不適合 農薬等 (第三種) 不適合 複合汚染 対策実施 件数 地下水等の 摂取による リスク 地下水の水質の測定 32(16.8%) 221(14.9%) 0 42(18.1%) 295 原位置封じ込め 1 2 0 6 9 遮水工封じ込め 2 1 0 3 6 地下水汚染の拡大の防止 15(7.9%) 2 0 11(4.7%) 28 遮断工封じ込め 0 0 0 1 1 不溶化 原位置不溶化 0 3(0.2%) 0 4(1.7%) 7 不溶化埋め戻し 0 10(0.7%) 0 8(3.4%) 18 土壌汚染の除去掘削除去 99(52.1%) 1,216(81.8%) 1 182(78.4%) 1,498 原位置浄化 78(41.1%) 14(0.9%) 1 55(23.7%) 148 直接摂取 によるリスク 舗装 1 71(4.8%) 0 14(6.0%) 86 立入禁止 2 51(3.4%) 0 10(4.3%) 63 土壌入換え 区域外土壌入換え 0 26(1.7%) 0 5(2.2%) 31 区域内土壌入換え 0 12(0.8%) 0 1(0.4%) 13 盛土 0 34(2.3%) 0 10(4.3%) 44 その他 5 61 0 8 74 回答事例数 190 1,486 3 232 1,911 環境省HP http://www.env.go.jp/press/102794.html 注1:1つの区域において,複数の対策が行われることがあるため, 回答事例数は要措置区域等指定件数とは一致しない。 注2:パーセンテージは,回答時例数に対する割合。実施された措置・対策技術の構成比の経年変化
(一社)土壌環境センター『平成27 年度土壌・地下水汚染の措置・対策時の技術適用に関するアンケート』 調査結果(平成26 年度実績),技術委員会 技術実態集計分科会から引用