奈良教育大学学術リポジトリNEAR
身分的階層Kasteと?育 ―特に未解放部落と?育に ついて―
著者 松本 喜一郎
雑誌名 奈良学芸大学紀要
巻 5
号 1
ページ 81‑94
発行年 1955‑12‑15
URL http://hdl.handle.net/10105/5001
身分的階層Kaste と 教育
‑特に未解放部落と教育について‑
f.‑: こ >i一 一 IS
序 読
教育が社会的なものであることを明らかにしたのは近代の教育研究の大きな業績の‑ILつで mm.
‑ ∴ 1.・‑*∴相i‑;.土J*‑'1'Jr.:‑」'・蝣;;.1イ二 つてJ..くtktさff'/w.き*.* 1 、'1純金ヱ 的に甘明∴・叙: '・
が盆大されるに到っている。
教育は一種の社会現象であり、社会が*.体的に保持している放本機能であると考えられる。
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うちにおいてのみ生起し、社会を通してのみこの機能を発揮する。かくて社会は教育によっ てその生命を維持することができるのであるO
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このことは教育が社会的基頚の上に進行する過程であり、社会によってその方向や進捗が 規定されるのみでなく、教育は社会の特続や更新を促すものであることを示しているもので ある。
しかも教育研究のRealismusは教育の現実を更に具体的K,把捉することに目ざましく進 んでいる。即ち教育現象はその生起する社会の構造と社会生描型式の機制と圧力によっ7:お しすiめられるものとして把えているo
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ある。その社会的変化に対する遅滞性はこれをめぐって、偏見と差別と離隔を現存せしめ、
対立と緊痕と紛雫を激化し、現代人の要求不充足と人樋の胃清と反社会的行動と社会的浪理 を犯さしめている。のみならずこのような社会的不安定と一環の危機をはらむ身分的階潜を めぐって進行する人間形成の過程はそれを支える人間の蹄近代性‑の逆行的形成過程.として おしすiむものたらしめられている。
このような身分的階暦の現存をめぐって煤威される社会問題や社会的危機の克服のために 社会がその機能を傾けることは必然的であり、社会の存旗、更新、改造、発展のために教育
に期待を寄せることは自然である。
即ち身分的階暦をめぐって統茸する社会問題の根本的解決のための教育が提唱され、そ
の強 を含む教育の普及連動が展開されるのは社会的意味をもっている。それは稔体社会
global society白身の保韓と再建の諜顔であり,社会の教育計画の課題でもあるからである0
米国における新しい教育として提唱されている相互集団教育intergroup education あ 3印m るいは日本における同和教育はこのような意味をもった頓型の教育である。もちろんこれら
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のfL.二甘.'ふ‑ii 、的恥骨I.: 、・t‑n‑ 'こrI蛸与替tK'‑r‑一里ナo V二「fl.・・・;‑喪二よ‑ J‑l'二にナO.rT!ii'.y 'サ
皮膚的解決や勉理をのみ意図する教育ではない。むしろこのような階暦や集団の存在によっ て生する社会的分裂 social cleavage の根瀕をなしてレ、る制度的、構主即勺、文化的な遅滞
の一形態としての身分的階暦の解滑に導くための、人間の社会的形成過程への親御を意図す る教育である。
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身分的階層Kaste, casteが現代社会に今侍存凄することはこれを承認するとしてもそれ が如何なる本質の社会階層であるかは所詮が必ずしも一定していない0
Max. Weberによれば身分的窄暦は社会階層Stand, status groupが極端な閉鎖性を 帯びるに到ったものであると見なしている。したがって KasteとStand, status group
(琵l)
とは本質的には同じであるがL社会階層の閉鎖性の得度によってKasteとなるものと考えて いるo このようなKaste の閉鎖性は社会階層の所有する生活の特殊な形式若しくはスタイ 7L‑ Lebensfiihrung を有するばかりでなく、不可避な種類のものを除いては人格的な交際 personlicfaer Verkehrから離隔するO もちろんその長も人格的な接触と交渉をもつ通癖も 身分的階層間においては遮断され、完垂な同族的結播 V∂llige Endogaraie になることを
意味している。
社会階層がその閉鎖性を極度に進展せしめる最も麟著な軌ま社会階層がethnischなもの として見られる差異Djfferenzを帯びる時 Kaste 的な構造に達するものを考えれるのが 一般である.
しかし身分的階暦化はethnischな階層化であるとすることに対しては異論があるo C.
H. Cooleyはcasteの発達する条件として社会の構成分子の間に見られる非類似unlikeness をあげ、非塀似の有力なものに人樺による差異、人種の相接によるものでなく征服や移民に
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とによって生じた非塀似を指摘している Cooleyのこの見解は同時に身分的階唐化の原因
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tc関する主張と見ることができる。したがってethnicなもののみが身分的階層化の原閑で ないことを認めるものである。
本来同質的なものも社会機能social function の抱当が分化するにしたがって夫々臭っ
た上下の社会的位匿を占める社会的集団を組成し、特殊な集団的な共通わ意識や伝親あるい
は生活型式をもつにいたり、おのづから他の集団をつくったものたちとの問の関係や交渉が
隔絶し、生活の交渉や通解が自己の所属する集団内に限定されることが著しくなると集団問
の閉鎖性は増大してcaste的な性格を各々の集団が帯びることになるのは必然的である0
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叉このような集団の性格や集団間の関係が caste 的な懐向を帯びるにいたることはその 集団の帯甲る嘩格や特徴が攻寄に ethnic な差異に近似したものになり、更に事実として ethnicなものがそれに付賭するとそれがやがて凡てethnic stratification と考えられる
ようになることもあり得ることである。
けだし、 casteの起源は単純な要因のみによる事は少く、又その発達にはさまざな条件が 轄合するこ,とが考えられる.しかも人間が広い意味での社会共同生拓の方式として caste system をつくる所以は人間性の中に見出される一棟の欲求に発することを認めねばならな
い。その欲求は身体的、心理的、能力的あるいは文化的ないしは生活条件において薪著な葺 異を有するものと personal な生括の交渉をもち、血液の混清cross‑breedingをもたら すことを拒否ないし回避しようとする欲求である.しかもこれらの欲求は根本的には人間の 自己採存あるいは子孫の繁栄に関連する欲求から荻生する一種の社会的欲求であることは云
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Cooleyのcasteの生起、ならびに発達の要田ないし条件としての差異の思想に関連して、
かれはそのような差異が世襲inheritanceと競畢competition によって生することを指 摘し7:いる。かれによればこの二者は caste の原理caste principle と考えられるもの
t蝣.'r.1
であるがこの二者が錯綜して差異を極璃なものとし社会階層のcaste的性格を形成して行 くものと見ている。即ち優勝劣敗の陶汰的競季selective struggleによって獲得された世 襲的卓越乃至差異 hereditary dis′unctionsがJLでの親等VC.投入せられ、これによる親等 の結果は、獲得される利益や特権の差異を更に著しくする。それらの差異が更に催襲せられ ることの反復によって達に牲恒久化するというqンである。かれの世事と寅年の概念は極めて 広義のものであるo親等には戦等埠もちろん平時における闘率や平和的な無意識のうちに行 われている寮等が含まれる。凝:雫によって樺得せられるものには有形的なものから無形なも のも色合せられるC官、特掠、事業、罷業技術から文化.教育、道徳的理想その他の生活型
.式等、 l! i I‑・;n‑/‑R'"fM ￨BjJ‑.J二Wlii'lt t‑‑‑:i:V‑'ftr!蝣': ':∴ ∴・.め・二、/、・*.'.‑> .・*よi *蝣m
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益や特梅にはcasteのrasteたる所以の、獲得せられ世襲せられるもの即ち社会的確位や 役割および階層所属そのものをも含められるべきであらう。
caste的な差異によって社会階暦が進化せしめる閉鎖性はMax Weberがのべているよ うに(蹄述)各々の身分的階暦所属君にとつIt不可避のものを挽いては他の階層のものとの personal な交際即ち生活の交渉や交通を回避したり、在香する債向、したがってその最も
、1.甘」'T;.fi:・T・沖{,t;'‑'il‑:‑if‑s^: ‑t.f.‑￨.']";.r5:M‑.‑J‑‑v,も ',A.丁,J'よ・‑}たtir:m%はさ.tぎ+ h蝣蝣' 別discriminationや離隔segregationに表現される。
Gunner MyrdalはアメT)カに怠けるニグロと白人との問に見られる差別、ないし懸隔の 型を馨頓して、竃BlJの序5(f TheRank Order ofDiscrimintionsとして示している。その
(r̲只)
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動や作法に関する差別.即ち親密な人格的personalな交際の閉鎖0 3 、公共確奴の利用に あける離隔および差別0 4 、公権の剥奪. 5、泣延における差別o警官及び盤寅による盤的o
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1㌦:い'・帖∴tkf"¥¥:k言ョ,zt:ftZ 1 it?‑y‑v<';‑¥、V.^I'^‑irl.V'tfj.'t.Ef、y.‑c‑i. 。 ∫ Lかも Myrdalはこのような差BEJや離隔はむしろ白人階層に普及している葺別の序列観で あるとし、 「白人の持っている差別の序別」と呼んでいるe
傭Myrdalはこのような差別と離隔は白人の階層にみなぎる非融合主要Anti‑Amalga^
mation Dctorineの表現と考えている。したがって白人と黒人の階層間の差別や離隔は上
(証9)
暦casteの白人階層の閉鎖性に基くものであるということがセきる。もちろんこのような
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しているタイプのものであるかもしれない。しかしそれは‑グロがこのような差別や敵情に 表現され7:いる白人階層の閉鎖性を打破することを断念しているからなのである。しかもこ
れは¥'a >、v'iJI‑.**:';・、Iiミド:*:*.・!・ナL m.・"..u i減廿''fL'‑Mfiて;j't!':i.f!二十・二?:* ‑・'*V'tf '‑
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形成されたニグロのノヾ‑ソナl)チ‑のもつ思考や感情の型式による受容なのであるo Myrdalの上にのべた差別の序列や非軸全章蓑に関する立論はアメT)カの白人とニグロの 問につくられているcaste systemに関するものであるけれどもcasteの閉鎖性が高度に
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caste の閉鎖性が上層階暦を構成する優勢集団domihant groupないし多数者廉図 majority groupの非融合主藁によって高められて行くものであることも一般的な通則であ
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るのが通例であり、特に政治的、経済的、文化的な決定力 power of decision making を握っている。上層階暦はこれによって caste system を支持する制度をつくり、習律 mores を喋成し、閑撃を支配するととができるのである。
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閉鎖的な社会階衛としてのKaste の本質は如何なるものであるか。 Weberは酸に地べ たように社会階層を地位的集団と考えた Kaste はその特殊な形態である。しかもこの増
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の社会的栄誉soziale Ehreの差異的分配differenze Verteilungによる階膚化のもたら した社会的秩序(組織) soziale Ordnungの単位と考えている。
Weber の社会的栄誉は社会的威信 Prestige あるいは尋敬 Achtung ないしは勢望 Einflassであって一種の社会的な力soziale Machtである。
この社会的栄誉は他の政治力 poltische Machtおよび経済的力 okonomische Macht
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て、それに参加する者の抵枕を排しても実現し得る概会として捉えられているものである.
社会・階骨は増位的集団 st云ndishe Gruppe と考え、これを埠靖的階級 okonomische Klasseや政党Parteiと明確に区別してとらえているところが Weberの考察の特色であ
る。しかもそれが上述7)ような彼の社会階層の捉え方の普遍性と抽象性に対する批判の生れ る所以でもあると思われる。
社会階暦を社会増位集団として理解するならば、各々の社会地位集団においてその構成分 子の占める社会的確位は如何に解すべきであるか WeberにE‑したがえば差異のある社会的 栄誉著しく抹信望が配分される社会階層的位置であるが、社会的確位を占める社会階層人は
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楯与され、他との疎隔と排他の基礎の上に特埠な方法で精神的、物質的財を独占することが 許される。しかし他方社会的確位を占めるものはそqI職位に特殊な生fiァの様式で生活するこ
とが舶寺され、特殊な駁撃に従事することが要求される Weberは社会的確位を占める ものがこのような社会的位匿に.遅かれるものであることを指摘してS伝ndische Lageとし た。しかもこのような倍達はWeberによれば社会的栄誉7)構極的、および持越的な社会
し,:III)
的評価soziale Einsch云tzung によって決定される人間の生活蓮余の凡ての特有の成分、
jede typische Komponente des Lebensschicksals von Menschen からなるもので
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を占めるに足る資格 Qaali云t をもつものが定るのであるから階骨的位藍は社会階暦におけ る特定の場所という概念であるよりは人格的な資格personljche Qualitat,と考えるべき
ものであるO
¥Veber のこのような社会的地位についての考え方は、かれの社会階層観がそうであるよ うに経済的秩序における位定や法的秩序に.おける位置に極めで密接な関連をもつことを指摘 している。これは社会的地位の概念を捉える上に極めで署要な見解であるということができ
㌔ l ∴. 、#./'∴ 、' tl:・蝣肯(:.二.‑・概:V.・<!.'イl′:;:、・r'一・∴vVi‑h;・・; ∴ 汁tf'‑.‑J一・・、ti.
会的栄誉(信望)の組織における傭人の位畳 the position of the individnal in the prestige system と解せられている点はいさ」か見解が狭く、且つ彼の概念が抽象化され
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・、:I.一・〆 、 1時、 l一体:‑lVifcfii†‑サ' 、L:∫ :"i..:'.V・サ・蝣'.‑ '" r^.‑.'il'J‑'i":≡;':∴ rf.^Tfttf
の事象にそのま1適合しないものをもっている。
現実の社告においてはかれの貴張するような純粋な社会的地位や社会階暦は存在しない。
社会的階暦化はむしろ経済的ないし汝的秩序と未分化'c行われている場合が少くない。
(Weber はこを三つの秩序の埼接な関盛として詮明しているが) 。分化の程安も時代の練
会によって著しく具るものをもっている。 Weberはこれを‑一応‑‑一様に明瞭に分化したもの
として把捉しているものである。
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expectationの寄せられる社会的位毘socalpositionであるという太質に畳きかえるこ
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甘・':;ii∴ヾ‑.・ノ寺蝣"ji.ViVj汀触L二よoV‑'>‑Cj.:,守.ち'蝣>/^一・‑I訂".i.I蝣ミ1':.二ミ川、矧fi‑j‑c別‑irヲ冨i なものがあり、合理的で進歩的なものもあるO身分的社会地位や階骨は伝統的ないし回顧的
retrospectiveな基準によっで決定'される場合に生成ナる社会的劫位や階暦であるというと, とができる。
(3)
J:I:、IVirt‑,:?い.IIV:irt.Vv?!:'‑!,*∴I.・/>中.一・I‑‑,.‑;、子蝣‑n‑r‑1子′..Jさい ・I.、IV‑5Ct‑Xi一的恥甘t・.
:・'サ・蝣'."'∴:蝣蝣.n::/j‑f.‑'‑C.'t'J二・::≡‑,):‑:<‑'‑TV"ii'MV櫛に吋:‑こ;'/:/.!蝣::がLIit に考案したところを回想し7:も容易に観取し得るところである。
三I.'蝣".蝣∴:汁.‑.!.蝣;*:蝣:¥!T‑.A^v/f∴I‑'‑、'iWi'‑.‑i‑lW'蝣‑・:ナL・'、'∴:蝣'・'I'<‑i‑**、Mmri‑' おいて進行するものと他の階層にあいて進行する人間形成道程にわけで考察することができ
る。
rt「ii':.主軌.・二lH:口を:蝣.:ォ.r‑.¥5h!転tzr卜:一一.:T一汁‑蝣c"?甘J'‑Ji‑'上iLJやr?it*:#pサ¥する:tr.j‑:す.、規 代社会における相互依存の協力体制と人間関係および規模の放火されたimpersonalなコ
ミヱニーケシヨンは人間の行動環境を拡大しており身分的区分線を超えて人間形成の過桂を 広く進行せしめているからである。
‑'蝣'・'!'l'‑I.'**.*守十‑:打I'i'iiが遮.':蝣・蝣:.<∴.i・・‑.}い紺・::<、'*i‑‑.¥日.i''i二.fti*を・さモ・LTモ'Tr
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・'','i',7ミ1i'r;キJ'こ:‑r.‑.?;/:.・::一・一一、ご<‑‑.n>‑1ニ;;j;,V;''蝣蝣ミ.i;f?,‑'一二!.‑.''蝣蝣、‑一蝣'>:r.i川;.!;*‑・蝣 れる人間のパーソナ.)チ‑が内融勺分裂を含んだものとして形成されることになる。身分的:
円.廿‑V一二二・;.‑・.1潤:皆t""..'‑':ニー「*.r二%¥'}‑‑?J*.'/‑.‑''・"iVj^vK^.v.:汀・戊!蝣,'こ0‑'サ‑こt‑.0,‑
のようにして形成され.る人間は身分階暦由な学界人marginalmanということができる。
(琵12)
このmarginalman枚分裂したノて‑ゾナ.)チ‑をもつのみならず、′その表魂形式・も疲数で
3
多様であるO身分階層・所属が明確で、その変更が勉めで困難であり、パーソナルな生活の交 渉が拒否をれ、したがって親密な人間関係の形成が不可能な階層社会における人間の基礎的 形成は所属身分的階潜で主として行われる。このような人間は斬属聡暦で形成されたノて‑ソ ナ1)チ‑を基礎として社会の形成的影響yC.反応する。この場全、形成的影響が所属身分的階 暦のものと著しく異る場合にはそれによるノて‑ソナ1)チ‑の新しい形成は極めて困難である。
これは所属身分的階層以外の階層が既成のパーソナl)テ一に即応してわづかに部分的に行動 環境behavioralenvironmentとされるに過ぎないか、あるいは叉それが容易に行動環 i‑'∴'
・">/‑、、、一.‑.'.;・‑・:一蝣‑一一・′I‑.丁‑‑!‥.11*‑J一・詛 J'".t17.ド「蝣i.'‑I加j;'蝣:・;蝣蝣:.wiナ>∴
こと.は既成のノて‑ソナ1)チ‑の甚だしい改造を迫られるからであるともいえる。
‑*."・:抑<・蝣';・'‑・‑、、.'・i)蝣蝣・蝣‑:、自己蝣.蝣'・''',:ナ・・?:.一蝣」∴:過、「j'.' 人averageman,あるいは承認された/圭一ソナリテ‑approvedpersonalityであり得
でも所属階層外に患い塙は度々異常人abnormalmanあるいは型はづれの人間atypical manになる。atypicalな人間の社会的評価の基準が所属階督以外の階暦によって決定さ a‑¥;∴蝣IIr.‑..'二:‑'一蝣''Iてi;i.!i:ラ:ォ;‑Kく、./・',,'V柑UJ‑Aミ'ト二はrr蝣r*蝣
‑:j・J‑¥、潜恥∴・.ミ・j>:こサA一・、'i‑コ・.'lJl二 離隔や差BTJされる原因になる。
A‑t,:11*f唐蝣?:'.‑のようた・・‑、/ナIJデーvJf?蝿ナノ二:,r々Cl、・m‑':m藤潜が掛サ・蝣・蝣・r.‑‑'湖 骨的な生活型式Lebensform,Lebensf山irungを所有し、これによって生活行動すること
t:?サ湖恥掛二よ・軌¥'
.‑:4‑て・かちて*.'・'.'、。:&>.I?7代は柑維髄′.Il.1:鋭甘‑.けJ∴‑f!
しい程、異質性が増大するにいたるのみならず、異質性が菅しければ著しい程、身分的暦の 閉鎖性は願菅となって上述した人間形成の過程に対する身分的階暦の規制力を著しくする0
‑・?・・蝣nりfli*寸;!Lfcr‥・・'J呂jflvjijc.^rl;.*‑.‑I:!:St't‑.∴No!‑/カ/蝣‑‑,i;11、11'∴・:‑・"ft'J ffriftll*.‑トふけろコニューV‑ち.‥ゴンt二王ナ1W二耽1こて∴丁.〜J、∴i".,'・'.;こ.二さ・;t"‑一・、ユ
‑ケ‑シヨンの極めて有力な原始的通路はpersonalな人間関係である。身分的階層はこれ
、.1甘言1‑...V.、一・一I」'一・*')‑!.・く疋i'v.‑riT・:‑<'obVr.i可・‑T‑JHiiSiV''、i^'.'.'Hs.‑.f‑.蝣'・形 成が自由で高度にpersonalなものが形成される。階層間のimpersonalな人間関係ある
いは人間関係を通路としないゴミ‑ニケ‑シヨンはノ1‑ソナ1)チ‑の中核的形成tT.馨与する ことが比較的僅少である。このことは下暦の身分的階層において族著であると云わねばなら 也.卸ち、下層階暦においてはコミニニケ‑シヨンは概して素朴な形式において行われるO 近代的なコミニニケ‑シヨンの手段は所有することが少く、叉利用する能力を有することが 少いからである。下層の階層人は狭い生活の広い範囲において限定された人間関係を通路と する直接的な原始的コミ‑ニケ‑シヨンを反復することに制約され、且つそれに止まってV.
gサ
ー・/蝣・的V't!*1.‑!・・サ'V;‑.;;:‑';r.;地^rfv一.)蝣・・1ニー・蝣;:‑:i^柑∴・PC':j‑i・・1i∴HVW:
・:‥.;';;<%‑;¥i.,¥t.;>t/.i‑‑:サ1的耶サ!':tミ!V二i!ォ」.i".」iR一札.1/:、柑芦け・oftft'
範坪を限定をするD i.;:13、
社会的役割socialroleを割当られる疫割assi如edrole,ascribedroleと掛録する
役割achievedro王eにわけで考えるならば身分的階暦サー"・人間の役割を蛍撃的、非合理的 .:∴lVjfV¥亡・I‑.、へ・L‑‑.i:..'トtIP..':'・:ミ∴く
、・蝣K:'.‑・av??i*::‑'限。:'.:輔?.1ベ育Et‑
.y'・蝣)‑*蝣蝣,一蝣・一蝣蝣‑
は下暦身分的階暦の人間に.対する役割において著しいと云わねばならないo
・Il^‑.‑;I‑‑.・̲.v‑JT・蝣HJ‥、蝣・fl:蝣'.V;‑蝣・'.iVJ','J.∴*>>",'‑*"‑;,‑′言‑:.∴t文、lr.uT)を '1;∴∴∴一一L::、・,'';!LIlLL蝣J!i・‑.社′"W:.'.;‑*こ十‑・K‑1gーA‑.'+・...二11f*
(行動型式)を習得し、能力や態度、技術を獲得することtE,努力めるものであるからである。
人間が学習する意欲や学習内容に対する関心はそ014邑う社会的役割に.よっで決定される。こ のようにして人間扱社会的役割の如何に.よっ‑C社会に貯えられてレ、る文化や生桶整式の中か ら自己の役割K,適切なものを選択し、学習し、r=1らを形成する。
:"JこW;y・i'¥蝣'蝣r:‑1?:ミ:一里′.'.Iち;'・;.蝣<蝣r、・'一岬.FA'油!?!・・‑Is・'、∴;i.!i約、
助長を加えるものといわねばならないo
社会的地位が低く、社会的役割の著しく限定された下暦身分的階替人の人々が社会のさま ヤ・v‑‑':ン蝣fi二'L‑.ミこJr.し三V‑K触‑.、.'.二VI.".一・蝣';'A‑'、AI*TII寸/,J‑/,,‑,!'‑
・ft・‑,ナ!sV‑'∴、∴.'・t∴.""">''手i・it.'wT.‑‑i¥‑>r.‑!H'蝣]'TT∴・;.*!ミIrJi∴、
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Vi",c:I)ナ肝lfijォ一.・寺、「,'社会的'三:I*:fT'.ftトi.1:・ji'i∴o:<:蝣:I‑'‑.・蝣.蝣・!」>」‑:蝣:‑..」。
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ヽ 意識ないしは劣等感、自己嫌悪感、硬磁感等の身分階層・的感情が併せて習得.されるOこれら
'・も.・!、r';v!^1蝣?.,障轍r.vi・蝣?・・蝣、せ.一 LI収.l‑‑らJflf'R絹h二ます十."ォ∴ユ<'蝣蝣‑・LA・!.、
‑<'.・ヽは他苗wl‑i.'kf‑;V‑Ak':ふ'Vll・.'.呈/・・二!一蝣>‑'‑':丁∴・′.''‑<(ucさ・‑<;¥で;Vj.‑.
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:.nr‑>'..ぎ・一・ほ/了KjV.軌1.TNi:I̲I"1rト.・:蝣‑<r.Uミi'lWi>′ト.がィ、ノ・1'' に外ならぬ.それが青少年に触摸し、あるいは伝達される機会を祷つにつれて膏幼年に特性 に応じて攻寄に習得されて行くのである。身分的階骨組轍のうみ出したこのような偏見や差 別あるいは身分的陣暦感情が習得されるのはすべてacculturationの法則をこえるもので はないo
l・U‑y.'^'‑i‑:鵜*iLこ・.:..・'蝣>蝣i'.*.‑.ナZfJ'W恥,TG二二!'.・蝣'・蝣‑ft:'..‑㍗?.<&削.:ま、II、闇il沖監7'Mi*.
は如何なる ものであらうかo r:・・一'‑jji,‑;
vilitl引鮮IrIで蝣.:蝣;]ir:‑^;‑v「:Mu¥‑>;>‑?.jrft>v!
i.‑..㌔::I・蝣"i'l::せ!.yr‑>ズI'l>かはA‑m‑M,≒・.
WJTLき.臥*!‑I甘ht:I蝣:.""ft式、Anfi'i袖;VjJ也['・蝣.・・:育.TJfl)、よ.‑.tひA':ft'iSfWの縫i即即′l(fせず
の条件)によってi'tfcせられれる。
一蝣?"¥¥'y';甲*n:?∴捉汁**!*蝣}蝣*‑・了二}・頂r;∴.T・∴・・':‑1ZV∴一i柑<>.n],部.."・N.'l‑.".;蝣*:?I:I ましめるのであるから療育構造も‑それに即応して夫々興った柿講によって概して人間形成を
行わしめる。教育櫓濃は形式的教育formaleducationと非形式的教育informaleducation および広葉に非形式的教育を解する場合に包合せられる形成sozialeAssimilation,soziale Formation,(.無意図的人間形成)によって構成せられるものであるが、形式的教育が稔
:川:I:・∴?二、は.:、一二‑.'Ii・、‑:Y'tf:'・'・‑‑I:.'!・・かご蝣・.J‑;1・.1ト,u∴:uTi;Z.‑.・‑.
・I*∴ミT̲.㌔‑ノ蝣*{蝣y‑‑てi¥"、∴一圭^*蝣一一一!ト.(:i・'・的.'.'蝣;*>蝣、:A‑"‑V誉Il一三寸.二一一J segregationせられ、夫々異ったL開設により、分離した計画に塞き、教育の別勺、内容を異
にして行われるo (琵T4)
身分的障唐を敬えるrtf‑‑通の形式的教育が行われるとしても、その形式的教育の中で進行す
・・二・一.;.1'T;^;‑li上‑・,'j・'蝣・蝣・iT.∴‑てゴ*J・f‑‑I.‑*‑',‑'?:・三、.・‑;・・・・‑.""'Hi"蝣一
・二.:L吋!∴・:‑、:**̲,‑‑‑*I'二.*..・、Ill.;'‑'':'蝣蝣∵.ほ.J一・*>
‥i;・・蝣吋‑I:I.A.‥̀蝣.T'C'‑':I:.A‑!i';鞘r吋のwv.こし.・'二が‑二一・、二'二∴.ごt<‑一・'蝣年′:と ころであるが、成人と青少年の生活型式的距離は身分的階層によって興っているO叉身分的
階層の生活型式と形式的教育(特に学校教育および社会教育)の教育内容との距離も身分的 階膚によって異る。この生活型式の距離の押遣は身分的階層によって教育構造を異にするこ と.こて.C‑1・っ
:・‑'.‑J∴:潤二;蝣ォ?・村外蝣vv;・・‑:::.I'.'‥.'丁蝣.'.・;.蝣i!!矧.I‑・*・‑.!テ:*蝣蝣:・!ォft*:'い㌻:;
限度において益々明確なものにする。社会的地位に対する社会的甥符にこたえ、役割の連行
∴こ:l"fc‑二一・'J」¥.!.i'
iK一子iI)二=・nr‑>'軒:百や'"蝣・'.'蝣蝣'.ト∴[‑∴‑',J'i.'I 獲得せられ得るか否かによって教育の構造を異にするからである。
身分的階層は癖津的階級okonomischeKlasseと密接に関連し、或叫ま復命するもので あるが形成される青少年がどのような経済的条件の下に立たされているか、あるいはどのよ
・蝣蝣:'‑.‑yこ下.二二.(‑∴か二:ぎ・:・,*蝣'・'>蝣'二°l:・?̲・・し' ・∵ー*・=,・;亨k.一・"・'mT^iP:J、
、.‑Jこ′二・、∴ぬるでの こJ.サごjlJ、蝣<'.‑a‑￨u;':ど奴,*.V;r:f′.I:I:一一叩.:㌔.:,*¥ ,̀・:?,日、f.v.'・
であるからである。
このようにして教育の構按は下層の身分的階層においては形成による人間形成過程に放任
'∴・:領一諺.∴ト一、‑・f.*^.'、∫.':ど;V.v'¥こ/て当.・∴寸‑か・二.・y.‑.・.ざ、∴I‑:"".;',・.*さll:
しい距離を持たない非形式的教育あるいけこ低水準の形式的教育によって人間形成が行われる 傾向を錦くもっている。形式的教育の施設の利用は、したがって下層身分的階層にあいては
・蝣蝣'.'I''・し'・*‑蝣]'、"t*・*.I;'!i:: 「什"‑(I'‑?
uy.ミ¥‑'J手.二才**.'*・*‑IH:・.':ドK.二'蝣;irL/:.'k∴>iてLr‑‑,
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・ふ:'rだ1・ い隔替!∴*Y"・'t‑こJl.言、'一・!"一・1し:二l‑<.y.汁∴VAIf.1∴役 の範囲が拓く、獲得の自由が並太されていることにもよるものである0
(4)
:J上/I‑^連日十稚さ丁.'ナ?‑*「・:Vj^一騨‑:ti主を{Ty二>蝣‑‑i"rjivwか.二・∴、・一・/‑',.I‑逮 であるが、日本社会における身分的階層について、もちろh>この論述が該当するものと考え
.::・n:∴、‑鰍'・‑':""・iV;・:'"';千丁ミ・‑‑.'""‑∴:、・/・・一‑・・;・・・:∴l言l"・*‑:∴、
':ニ:vr<';'<.W‑i¥:
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二∴り:一層.二J＼、十:...!・;」トi;:':?7^;!二部..‑.I‑..二;・蝣*・"'・vJIftV‑'‑Ti;'‑:I.1**lへilて′11¥‑、
口十丁∴＼∴:ど:I.・て∴::Lモ'
,‑}、二、:ij・・:v.>二「tt.'C‑.'蝣蝣*蝣!・̲'二二
会I1‑‑.J‑l蝣蝣蝣I:.:J:<"∴t‑iこ.i:;ギ∴・!.^iLT̲nI/::∴一日 :松LJ::丁.‑.お:n‑Vj・lllj‑V.湖Jl・
上下に区分する身分線は攻寄にその傾斜が水平線horizontallineから垂直線vertical 王ineに移行しつiあるのみならず、その区分線が身分的階層に原体社会を分断する額域を 狭ぽめつiある.未解放部落の下層身分的階層と上層階暦としての一般社会との階層的憂異 (註15)
I:':蝣・一蝣・'.pr/rtfJI・v.'一・「)ltTt'I∵「∴もたらfJ二一二t.、て、∴!・::i.‑vl‑:‑^"/}'蝣'."蝣rrt‑1‑・'・."vv 層は下層の身分的な階層ということが適切であるとも云える。
0
末解放部落がethnisheGliederungによって生じたものであるか否かは必ずしも明瞭で
JL は・v>.、.,「;‑{‑::・モ蝣M?(W7;cノ附￨:.VJ珊宅は*sL.:こ.lLJ..Jこ二二I一才Ji・、湖?:;w'・蝣;・即!:・ミ の結論を基ガとして運動を展開しているものが少くない。
未解放部落を生成した原因は単純ではないかも知れないeけれどもそれは一般部落につい ても同様なことが云われ得る。しかし徳川封建制変とそれが強化した身分階層的文化や社会 慣習がそれを明瞭な身分的階層集団として現今の未解放部落の原型にまで進化せしめ、細管 な差異と閉鎖性を積ったことは明瞭である。これがethnischeなGliederungに3:るも (5tlォ)
のであるとする因襲的偏見prejudicesを誤って一般化することにあづかつてカがあること も認めなければならないo
未解放部落が一般社会から離惰されている事情枚印度におけるJtasteや米国における白 人とニグロの関係のように現今においては厳しいものは憂琶存していないKastePrinzip は未解放部落および一般社会壷交配しているけれどもインドのKasteに見られるような 下層身分的階層例えばSudra特にParia‑Volkerに対するpersonalな接触の極端な排
除や差別感は未解放部落と一般社会との間に按見られないし、米国のニグロ対白人間におい
て見られる、‑‑‑グロ按とグロの箪畳に拘束せよ、KeeptheNegrointheirplace,とか
Anti‑AmalgmatfonDoctrineのj票語Separatebutequalという米国民主々議と炭
噂.'1‑ 1ミ:^蝣^ヂレこ き.'f'J'cv ‑^JI'i i‑JそこたI‑'?":" V言!‑"・蝣'.ft'T 二日十‡[.蝣蝣蝣‑ ‑ J. 1 、‑〜:.T‑'<?'て公・V二
と問題にされる程のものでなくなっているO
未解放部落は下層身分的階唐を構成する‑軽の少数者集団 minority group であるが Louis Wirthがいうところの同堵撃assimilationist ‑typeの集団であるというべく、
(こLIT)
未解放部落は一般社会階層との和合同化を諌め、叉それが可能な身分階層的差異を持つに過
ぎない'i.r罰..変貌し.‑ 一蝣.mvur・! '‑ ‑ォ*'二 一Ilj、 tL'魔紙よこ.iこさ し‑‑‑#. 1こナ1・'一・蝣>
●⊥1日ごせ‑J.v'・^.Vr'‑'r?;ち‑!.半一二'‑*・."I"*I*'∴ :叫∴‥..; ‑':・"v;:・::管:ll∴.'蝣一蝣・/ :和一T::,l‥・ .ざ‑.'1 i‑t.こ,.'.;;,,二よ.! ‑*‑ 、y一二、.I:.'∴‑.;ナi.'1:主蝣:<X"::て‑¥.1 ***蝣二:、 。ほ、=r‑,': ‑:・' : 'r問.
蝣ft・1‑..Jこ・二上.'i.o!こ一°.、.酢 二 ∴ し 、つ: l<蝣ォ.;蝣;,'蝣.・"!・",‑.∴?:、・∴ ∴ 、 i ‑.
的教育は身甘白'・}聯骨組組や斗分的恥骨生活蝣f‑IJ式0m‑そし‑'4 M?三和するパーソ十') v‑ ‑?f.;埼
I IT'.盲 ′.rsL・. ・∴‑て.,二 ・'な̀ド∴ ・ ‑りl一 一 ∴'"', '蝣'蝣''蝣''v.ii‑r、 ^f.'l へ。・
i.y‑‑.:: :it,:;‑l‑Jj :fil;/'‑*}.一 二蝣M '‑I.‑‑‑ {工せ' .w蝣'蝣r':.r::i‑'"∴ ; ち:丁' r=.
∴:ftl;1‑'1丁悼組ざU<'.'.ご∴摘'l':'号M,∴Wc.‑.jy?. >:ユ : :一二.∴工 二.・‑ 、'、・ I ‑I ‑ ・ : 、̲‑*・*‑*'
なければならないO
(5
‑':て・1蝣j.I'V態的ト:∴判lL杜蝣'‑1‑ *∴、・‑‑‑サi‑ v、1.ミ 昔・‑a:‑㌔,∴ i‑ ; 、汁I r!一I''''?i.・ ∴‑:
らし、現代的人間の著しい要求不満足と挫折と社会的緊張と混乱を生んでいることOその胎 近代性や非合理性ないしは非人間性は等しく認められているところである。
このような社会的秩序や組織の灰社会性ないしは非近代性、あるいはこのような社会秩序 や組織そのものを打破しようとする旋策や教育が意識され、意図されるようになって来てい
′二 蝣:*・:蝣:・‑''‑'‑ t冊.Tこ.'またい∩
i町'・'蝣r.r‑1耳.‑.町沌し"".・*(I.I.1‑. 'I '.‑ '二!・‑'.・i'j'n,".;*.そこ一 二、、、こ/・が川;',7*; :v.'':丁∴l I..!
r一一、ォー・*‑ I I阜国rn^'‑ft訂ドrz主旨、,rJT 、、、∴ 「r‑1;/:‑/ ヾ! tf.,!‑￨川l:ないし・∴ I;・蝣:‑::::蝣 vr.l (‑vi‑ivこJ ‑こい才.ぶるせ こv'**‑^
。.す. :‑?∴*o ∴: liftW;"S*二vli‑r'‑^ !こJ'j'r、ivj.il,J替うiLrvた1.、し蝣]<三 打鴻・二∴:・L二∴こ い・" *+‑こそ、'.>‑'.*、ニ!ンIl"'"‑!'*ニー蝣・¥n.i <寸*:、ヒlほろ・一一i'吋†蝣:b!‑.t′・'ii'J、 I鳩tev;.‑‑;1ユ'::し・二、こ
れを支えようとする人間を改造することにつとめ、身分的階層を可及的早靭k崩壊せしめ、
・'.* 、: こ・蝣・‑"蝣, rォ!v:甜iViiY.‑;.'三.T̲・も'蝣・蝣‑・I."こ!L.・'(" こ ト':、ナ'y・".: '‑‑:ラ:∵ こきか日で
Li:、<:o
こ.' A‑fc‑t青は†.す'..A ‑nU'UIJ.ここL.・こ ・蝣**! ∴>'k.Y:.こ才・い・ 「 、ムーーt工うー
ている身分的階層的人間形成過程に対応しこれを統御する活溌な械能を持った現実的教育
functional realistic education でなければならないC.社会生活における身分的階層の拘
束と圧力によって部的されている形成過程を度外視する解放教育は非現実的孤立的教育であ
って無意味であるoLかもこのような教育は人間の改造ないし変化を促すchangepeople の教育である。
(註18)
If:!、i:I̲車・・‑:‑*とTの・.一￨V.‑‑‑.チ‑).凧a:.上部:朋:蝣{∴t.・・:汁̲IT' ,f::こu‑モ如二子こrTM'J.こ稚.・・こ∴
・'̲二机蝣':bx'*Z‑こa;‑;h'j教酌二'.Ji'V・蝣̲・こ部‑';席;t;c‑;.:'wh二itド;V;‑:u七j.,;:'、・:.'}的11蝣">こ、K 育・・怖、付1[*.ォ."ど?rj、‑I.*I.*tl.
.'蝣/.'.蝣.vL樟V‑'‑‑'t^".'.‑.礼::‑、軍.†にLもな川Iミ;.蝣!・
勤でもないO人間の改造、人間のよE)よい社会的成長を促進することを直接の目的とすると masx.
・̲f^、'、r':.Y:r.‑!%"・蝣;ォーrtざ‑し.デ!:背旗':ト＼の;蝣[一'c̲二蝣*‑*.TIlリil‑!蝣・・:.(?.ト、i'.?^‑.1‑こtI /S;*#ftへご:':i:・]・}*帖でサ"r・**‑C.こ.涼J‑v.t‑い.、て:・/・∴*./.*申>・"1‑::汗は7了,',.二t、解
放部落をめぐって現存しているprejudicesやdiscriminationを一般人ならびに部落民 の主観ないし意識から一時的に除去することを問題にするのでは足らないO偏見や差別を生 む横線となるところの、しかもそれらを合王削ヒする理由となるところの未解放部落の生活の 実願や、そのような生活に表現せられている未解放部落民に見られるパーソナリテ‑の型、
ならびにこれらの差別され得る契態を日本社会の現実にうみ出さざるを得ない社会共同生活 一・!>‑、!tこrdt.∴:i:川、主、・'一腰、社会I,''MiN・さ、>‑・・"!iすら一l∴ニーf‑fi∴VIF、
(琵ZZ)
:ト,*1、は蝣'..<こf,,二,"'>'T;‑ドニ?・'.・・・',/.一蝣㌻‑;:.';‑.iU;;:r,ii'1遇蝣*.I.、'∴.告、汁 般社会人の生治態度やパーソナ.)チ‑ゐ型そのものを問題にする教育でなければならない。
ち.!:‑*・!二Kfl.二.1‑・蝣.!>*‑‑tt‑.'.'"v皆唖は:朋子V)一二J:;"I:.1′I‑.;,こ.∴蝣t...:>..'蝣
増.Rを汽i・;i.i‑?‑.‑‑'‑たft‑'1‑∴i・.∴一丁fI.町二†・‑.r'lf‑'.'・irWf'j蝣"一蝣・‑<:>.!き′・て・、:'二・二蝣・'I:
伺生活を営み得るものである。このことは多数者集団が自らの生活や行動の型式、ならぴそ れらがもたらす必然的累積的結果に対する無反省と無自覚、看過、喪意を生む結果をもたらす
守/'二二,I./::ち‑‑ササー't一軒汁‑のftだ∴ト鞍';・''蝣<町写I':モミ二十7.ヂ岬で>.・・:..''蝣/:・
蝣、:
十、‑も:.tt:〜).,t:1.‑y¥∴する.ft.千てここ.;、子こ萌汗ご?.!:>v:v.,¥‑'Vzi:‑:‑‑?;・」,.=・‑‑.v‑..‑;‑:一蝣‑蝣‑:∴I 応し得る社会性あるいは部落解教への意欲ないし能力の啓増は勿冷、一般人の偏見や幕別を
敢てする生活態度や行動様式、ならびにかれらの意識の鷹穂をなすAnti‑Amalgamation
Dctrinel∴WK‑tf.1:'i・;.‑.S(toせLF:・∴蝣;**蝣*て*;+4∴'!さ.・、JL.:∴・う'{・い'一・'‑'.Sl
":V;;?'押相I.‑‑".二!"‑",‑社:'・・il‑f‑l.t...音v;サ、蝣::]蝣:/.:、Jl式∴打破T: トー':・*.こi‑.'^.'J:‑メ
】闇ta:
視しようとする意欲を昂揚しなければならない。したがってこの程わ教育の対象は夫々の身 ::!]・・;・憎":17.;祉!>I.*:*fォti‑¥す・?.̲[ぐ軒・::i.;、!」:l、‑・7‑・′=‑.!‑‑・.蝣':ミ する教育の性路をもつことが必要であるOこのため教育の凡ての卿面に患レ、てその教育的意 図が十分含められなければならない。
I‑1し、‑"・Z'Vj‑V,‑て蝣ir:fl&tf亡‑̲チ:二rI・トニTL'*.*・/*I・''"1'>r*'.‑...v‑.'(iト蝣*}蝣'、リ;Jトrv./‑..、I I‑デtrrf‑w二号二1一・二.‑̲ゼLJI:、っ7甘.:解陵へ:'j'."・J'r;'i:"*・・.>'.!:?‑蝣?!;V:一VXl/‑'r;p二・￨V*i一 骨によって実現することは困難である。部落民の多数は一般的形式的教育の領域に入り込ん
で来ないし、一般人はamalgamationやassimilationの教育的努力を敬遠する傾向を
・ ム,
もっている.しノたがってこの埠の教育的努力は現実に依奪している教育の構i&K即応して各 々の階層の生活や意欲に近接した形式化しないさまざまな非形式的教育ならびに形式的教育 として行われることが肝要である。
(註2J)
;.i .:>'.・‥・、芋:1、・ ・卜 Mi‑▲ 社'一丁蝣.* '̲i'・!Kj.!:軌二∴h:蝣・二∴ 二:∵丁
であるQ このような教育は未解放部落を温存する身分的階層に仇存して社会生活を営む伝統r 的生清型式や慣習、あるいはそれに相関する人間のパーゾデ1)チ‑の型に立ち向う教育であp るからこのよ5'な教育は当然・一種の社会的な resis由nee が予想ざれz教育である占 しか
し蝣一蝣蝣II
