尼崎運河 での水環境改善 に向けた新 しい曝気手法 に関する現地実験
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(2) 1247. 尼 崎運河 で の水環 境改 善 に向 けた新 しい曝気手 法 に関 す る現 地実験 (1) 実験 方 法 微 細 気 泡 石 よ り発 生 す る気 泡 径 お よ び 溶 存 酸 素 改 善 効 率 につ い て の 室 内 実 験 を行 っ た.図‑1に 0.14m,高. 示 す よ うに 直 径. さ1.00mの 円 柱 水 槽 に,濾 過 を施 し た現 地 海 水. 14Lを 入 れ,散 気量0.10L/minに お け る気 泡 径 の計 測 を行 っ た.計 測 は 水 中 で プ レパ ラー トに気 泡 を 付 着 させ,顕. 微. 鏡 を 用 い て 行 っ た.ま た,溶 存 酸 素 改 善 効 率 の計 測 は, 窒 素 曝 気 に よ り無 酸 素 状 態 と した 現 地 海 水14L(水 14.3℃,塩. (a)微 細気 泡石. 温. 分25psu)に 対 し円 柱 底 付 近 か ら散 気 し,多 項. 目 水 質 計(Hydrolab. DS‑5)を 用 い て 行 っ た.散. 0.03,0.05,0.10L/minと. 気量 は. した.散 気 開 始 後 の水 中 のDOを. 10秒 間 隔 で 連 続 計 測 した. (2) 実 験 結 果 お よ び 考 察 図‑2に 気 泡 径 の頻 度 分 布 を 示 す.図‑2(a)の 石 に よ る気 泡 は 概 ね 直 径250μm以 直 径20μm前. 後 で あ った.こ. (辻 村 ら,2005)と. 微 細 気泡. 下 で あ り,ピ. 同 等 で あ った.一. 方,図‑2(b)に. 汎 用 品 は 前 者 で 僅 か に認 め られ た 直 径250μm以 のが20%程. ー クは. (b)汎 用 品. れ は他 の微 細 気 泡 発 生 装 置. 図‑2. 気 泡 径 の 粒 径 頻 度(散. 気 量0.10L/min). 示す 上のも. 度 あ り,目 視 で も そ の 差 異 は明 らか で あ っ た.. つ ぎ に,散 気 中 の 溶 存 酸 素 飽 和 率(以 下,飽 記)の 経 時 変 化 を 図‑3に 示 す.飽. 和 率 と表. 和 率 は,い ず れ の 散 気. 量 に お い て も図‑3(a)に 示 す 微 細 気 泡 石 に よ る も の が 図‑ 3(b)に 示 す 汎 用 品 の 結 果 よ り も早 く上 昇 した.例 気 量 が0.10L/minの と き,汎. えば散. 用 品 に比 して 約 半 分 の 時 間. で飽 和 状 態 に達 した.こ れ よ り本 研 究 で は微 細 気 泡 石 を. (a)微細気泡石. 現 地 実 験 に用 い る こ と と した.ま た,微 細 気 泡 石 と汎 用. 図‑3. (b) 汎 用 品. 飽 和率 の経 時変化. 品 の い ず れ の場 合 も,散 気 量 の 違 い に よ り飽 和 率 の時 間 変 化 に 差 異 が 認 め られ,こ. こで は散 気 量 が多 い ほ うが 飽. 和 率 は常 に高 い傾 向 を 示 して い た.し か し,効 率 の観 点 か ら見 る と図‑4に 示 す 微 細 気 泡 石 を 用 い た と きの,供 給 酸 素 量 と溶 解 酸 素 量 の 比 か ら算 出 した溶 解 率 の 経 時 変 化 で は,散 気 量 が少 な い ほ うが 溶 解 率 は高 い傾 向 を示 して い た.鯉 渕 ら(2004)の 報 告 で も同 様 の傾 向 が 示 さ れ て い た.田. 中 ら(2006)に よ る と,こ れ は散 気 量 が 増 加 す る ほ. ど上 昇 流 が 卓 越 す る た め気 泡 の 滞 留 時 間 が 減 少 し,溶 解. 図‑4. 溶解率 の経 時変 化. 図‑5. 飽和 率 と溶解 率 の変化. せ ず に水 面 か ら放 出 さ れ る気 泡 が 増 加 す るた め と指 摘 さ れ て い る.ま た,図‑5の. 通 り飽 和 率 と溶 解 率 の 関 係 を整. 理 した と ころ,飽 和 率 が低 い ほ ど溶 解 率 は高 くな る こ と が わ か っ た. 以 上 よ り,曝 気 を効 果 的 に行 うた め に は,一 概 に 散 気 量 を多 くす れ ば よ い もの で はな く,溶 解 率 が 散 気 量 と飽 和 率 に よ って 変 化 す る こ とを 考 慮 す る必 要 が あ る と考 え た.そ. こで,本 実 験 で 求 め た 図‑5に 示 す 関 係 よ り,任 意. の条 件 に お け る溶 解 率 を 散 気 量,飽. 和 率 の 関 数 と して 回. 帰 分 析 に よ り算 出 し,つ ぎ に こ れ を 用 い て あ る 時 刻 の 飽. 図‑6. 散 気量 ごとの飽和 率 の経 時変化. 和 率 の変 化 量 を求 め る こ とで,微 細 気 泡 石 を用 い た 場 合. に 最 も飽 和 率 が 上 昇 す る こ とが わ か る.こ の 結 果 は 図‑3. の飽 和 率 の 経 時 変 化 を 求 め た.図‑6に. の 結 果 と矛 盾 して い な い こ とか ら,こ の よ う な簡 便 な方. 結 果 を示 す.こ れ. に よ る と散 気 量 が0.10L/min前 後 で 曝 気 す る と,30分. 後. 法 で は あ る が,散 気 量 と飽 和 率 に対 す る相 対 的 な 曝 気 効.
(3) 1248. 海. 岸. 工. 学. 論. 文. 集. 第55巻(2008). 果 を 予 測 で き る と判 断 した. 3. 現 地 実 験 (1) 現 地 実 験 概 要 2007年10月12日. に 尼 崎 運 河 内 の 北 堀 運 河(図‑7参 照)に,. 図‑8に 示 す3種 の実 験 系 を 有 す る 実 験 施 設 を 設 置 した. 実 験 系A,Bに. は,図‑9に. 図‑7. 示 す微細 気泡 石 と同材質 の. 散 気 盤 を そ れ ぞ れ 底 層(水 深3.3m),中. 実 証実 験地 点. 層(水 深2.8m)に. 設 置 した.実 験 系Cは コ ン トロ ー ル 系 と し散 気 は 行 わ な か った.散 気 盤 へ の加 圧 は陸 上 に設 置 した コ ンプ レ ッサ ー を 用 い,流 量 計 に よ り散 気 量 を調 節 で き る よ う に した. 各 系 と も コの 字 型 の矢 板 に 備 え っ け,各 系 間 の 影 響 が 少 な くな るよ う に した。 (2) 実 験 方 法 2007年11月28日. に 現 地 実 験 を行 った.散. 気 量 を0.25,. 0.60L/minと し,そ れ ぞ れ の 定 常 状 態 に お け る 水 質(DO, 塩 分,水 温 の 鉛 直 分 布)を 多 項 目 水 質 計(ALEC 6,Hydrolab. DS‑5)を 用 い て 計 測 した.ま. 実証 実 験施 設 の概要. 図‑9. 散気盤. AAQ118. た,同. 気 して い な い 時 の水 質 を 測 定 した(以 下,散. 図‑8. 様 に散. 気 な し時 と. 表 記). (3) 実 験 結 果 図‑10,図‑11に 分 布 を示 す.散. 各 散 気 条 件 に お け る密 度 とDOの. 鉛直. (a) 散 気 な し時. 気 量 を0.25L/minと し た と き,図‑10(b)に. (b) 0.25L/min. 図‑10. (c) 0.60L/min. 密 度 σtの鉛 直 分 布. 示 した密 度 は,散 気 な し時 と比 較 して 密 度 構 造 の 変 化 は 小 さ く,底 層 水 の 吸 い 上 げ は ほ とん ど生 じて い なか った と考 え られ る。 そ して こ の と きDOは 実 験 系A,Bと. もに. 水 深2m以 深 に お い て5mg/Lに 改 善 して お り,曝 気 の効 果 が あ っ た こ とが わ か る.曝 気 効 果 を 評 価 す るた め,曝 気 開 始 前 と のDOの 変 化 量 の鉛 直 分 布 を 図‑12に 示 す.こ. れ. に よ る と実 験 系A,Bに. 気. の効 果 に よ りDOが. お い て は 全 水 深 に お い て,曝. 改 善 して い た こ と が わ か る.な. 実 験 系Cの 表 層 に お け るDO上 と考 え た.一 方,散. (a) 散 気 な し 時. (b) 0.25L/min. 図‑11. お,. DOの. (c) 0.60L/min. 鉛 直分 布. 昇 は一 次 生 産 に よ る もの. 気 量 を0.60L/minと. した と き は,密. 度 は 図‑10(c)に よ る と0.25L/minと 比 べ て 水 深2m付. 近で. 低 く,表 層 付 近 で 高 くな っ て い た.こ の と き 図‑11(c)に 示 すDOは. 水 深2m以. 1.5m以 浅 で は7mg/Lか. 深 で は 改 善 して い る も の の,水. 深. ら5mg/Lま で 減 少 して い た.こ. れ. らは散 気 に伴 い発 生 す る強 い上 昇 流 に よ り鉛 直 混 合 が 生 じた た め と考 え られ る.こ の と き図‑12(b)に よ る と,水 深1.5m以 浅 に お け るDOが. 減 少 した こ とが わ か る.こ. の. (a) 散 気 量0.25L/min 図‑12. (b) 散 気 量0.60L/min. 曝 気 に よ るDOの. 変化 量. よ う な場 合,底 層 の硫 化 水 素 を含 む 水 塊 が 表 層 ま で 吸 い 上 げ られ,青 潮 な ど が 発 生 す る こ と も あ る た め,本 運 河 にお け る散 気 量 と して は適 して い な い と考 え た. 以 上 よ り,散 気 量 を0.25L/minと. した 場 合 は,実. 験を. 行 っ た秋 ・冬 季 に お い て,現 地 に お いて 水 塊 構 造 非 破 壊 型 曝 気 と して機 能 さ せ る こ と が 出 来 た と言 え る. 室 内 実 験 の結 果 を基 に 求 め た,現 地 実 験 系 にお け る散 気 量 ご との 飽 和 率 の経 時 変 化 を図‑13に 示 す.こ. こ で は,. 図‑13. 散 気量 ご との飽和 率 の経 時変 化.
(4) 尼 崎運 河で の水環 境改 善 に向 けた新 しい曝気手 法 に関 す る現 地実 験. 1249. 簡 単 の た め散 気 盤 が 設 置 して い る矢 板 に 囲 ま れ た水 塊 が. お け る付 着 生 物 の 被 度(%)を. 海 水 交 換 せ ず,拡 散 も しな い と仮 定 して 概 算 した.結 果. Cは 水 深0.5mか. に よ る と,0.13L/minで. ら水 深2.5mま で を 調 査 対 象 と した.. 散 気 し た場 合,30分. 間 で飽和 率. は80%程 度 ま で 上 昇 す る こ と に な る.各 散 気 量 の結 果 を. 目視 観 察 した.実 験 系A,. ら水 深3.0mま で,実. 験 系Bは 水 深0.5mか. 実 験 開 始2ヶ 月 後 お よ び3ヶ 月 後 の付 着 生 物 被 度 の経 月. 比 較 す る と0.13L/min辺 りで も っ と も飽 和 率 が 上 昇 し た. 変 化 を図‑14に 示 す.図‑14(a)に. 結 果 で あ る こ と か ら,現 地 に お い て0.13L/minに 近 い 散. は,実 験 系Cに お い て,付 着 生 物 は水 深1.5m以 深 で は認. 気 量 で あ る0.10L/minと し,運 用 した.と. め られ ず,貧 酸 素 化 の影 響 に よ り生 物 が 生 息 し うる水 深. ヵ月 間 で散 気 盤 を覆 うよ う に藻 類,付. こ ろ が,約1. 着性二枚貝 等が付. 示 す 実 験 開 始2ヶ 月 後 で. 帯 が 表 層 の み に 限 られ て い た.し か し,こ の と き の 実験. 着 し,目 詰 ま りに よ り散 気 が 困 難 な 状 況 に な っ た(写 真 ‑1) .こ の た め,水 塊 構 造 非 破 壊 型 曝 気 と して 機 能 しっ っ,. 系A,Bで. 連 続 的 に使 用 で き る散 気 量 は0.10L/minか. 物 生 息 域 の 限 界 で あ っ た水 深1.5m以 深 へ の生 息 域 拡 大. ら0.60L/min. は,水. 深1.5m以. 深 に着 目す る と フ ジツ ボ類. (Balanus spp.)と 多 毛 類 泥 巣 が と も に付 着 して お り,生. ま で の 間 に あ り,本 実 験 で は0.25L/minで は そ の よ う に. が み られ た.図‑14(b)に. 機 能 さ せ う る こ と を確 認 した.な. 系Cに お い て も貧 酸 素 化 が 解 消 して い た た め,水 深1.5m. お,本 実 験 は一 般 的 に. 示 す 実 験 開 始3ヶ 月 後 に は実 験. は生 物 の活 性 が 低 い秋 ・冬 季 に お い て 実 施 さ れ た もの で. 以 深 で 生 物 が付 着 しは じめ て い る.こ れ に 対 して実 験 系. あ り,今 後,春. A,Bで. ・夏 季 に お いて も継 続 的 に実 験 を 行 う必. カ ワ ヒバ リガ イ(Xenostrobus. 要 が あ る と考 え て い る.. られ た.そ 4. 生 物 生 息 域 拡 大 効 果. ウロエ ン. securis)の 被 度 の 増 加 が み. こで フ ジツ ボ 類 お よ び コ ウ ロエ ンカ ワ ヒバ リ. ガ イ に つ い て 種 ご と に ま とめ た被 度 の経 月 変 化 を図‑15. 現 地 実験 にお い て 曝 気 を 継 続 的 に 行 い,深 さ方 向 へ の 生 物 生 息域 拡 大 を試 み た.毎 月,散 い て水 深50cm間. は と くに 中 層 に お い て フ ジ ツ ボ 類,コ. 気 盤 直 上 の矢 板 に お. 隔 で 設 定 した コ ドラ ー ト(15×20cm)に. に 示 す.コ. ウ ロ エ ンカ ワ ヒバ リガ イ は富 栄 養 化 海 域 にお. け る優 占種 で あ り,海 洋 生 物 の 中 で も比 較 的 高 い生 産 力 を 持 って お り,フ. ジ ツボ に お いて も濾過 食 者 で あ るた め,. 水 質 浄 化 能 力 の 利 用 可 能 性 が あ る.フ 始2ヶ 月 後 か ら3ヶ 月 後 に か けて,い. ジ ツ ボ類 は実 験 開. ずれの実験系 にお い. て も底 層 ま で 生 息 範 囲 は拡 大 し た が,水. 深2.0m以 浅 に. お いて 被 度 が 大 幅 に減 少 し,相 対 的 に は減 少 傾 向 が み ら れ た.同 時 期 に本 運 河 の 前 面 に位 置 す る尼 崎 港 で 行 わ れ た 調 査 で は,フ. ジ ツ ボ類 の 大 幅 な減 少 は見 られ な か った.. こ の差 異 に つ いて は,フ. (a) 散 気 量0.10L/min. 写 真‑1. 付 着 した こ とな ど が理 由 の 一 つ で あ る と考 え た. 一方 ,コ ウ ロ エ ンカ ワ ヒバ リガ イ は生 息 範 囲,被. (b) 散 気 量0.25L/min. も に増 加 した.同. 散 気量 の違 い によ る曝気状 況. (A). (B). (b) 実 験 開始3ヶ. (B). (a) 実 験 開 始2ヶ. 月 後(2007年12月). (b) 実 験 開始3ヶ. 月 後(2008年1月). (C). 月後(2008年1月). 図‑15. 図‑14. 付着生 物 の被度 の経 月変 化. 度と. 時期 の 尼 崎 港 に お い て も増 加 傾 向 を 示. (C). (a) 実 験 開 始2ヶ 月 後(2007年12月). (A). ジ ツ ボ を基 盤 と して 他 の生 物 が. フ ジツボ類 お よび. コ ウ ロ エ ン カ ワ ヒバ リ ガ イ の 被 度 の 経 月 変 化.
(5) 1250. 海. して い た.さ. 岸. 工. 学. 論. 文. らに,本 運 河 と同 様 の 水 環 境 特 性 を有 す る. 集. 第55巻(2008) し,上. 昇 流 に よ っ て 鉛 直 混 合 が 生 じ る こ と が わ か っ た.. 洞 海 湾 に お け る コ ウ ロ エ ンカ ワ ヒバ リガ イ の 個 体 群 動 態. ま た,現. に 関 す る 報 告(小 濱 ら,2001)で. 握 す る た め に,室. は,現 存 量 は1年 間 を通. して安 定 して お り,貧 酸 素 化 しや す い水 域 に お いて も同. 地 実 験 を 実 施 す る 際,最. 内 実 験 の 結 果 を 基 に,現. 効 果 的 で あ る と 推 算 し た.そ. た2006年8月. た と こ ろ,散. リガ イ が 被 度75%と. ウ ロ エ ンカ ワ ヒバ. 高 い密 度 で 分 布 して い た.以 上 よ り,. 地実 験系 にお. け る 散 気 量 と 飽 和 率 の 関 係 か ら,0.13L/min前. 様 の傾 向 を示 して い た.本 運 河 にお い て兵 庫 県 が 実 施 し の付 着 生 物 調 査 で は,コ. も効 果 的 な散 気 量 を把. 後 が最 も. こ で,0.10L/minで. 散 気 し. 気 盤 に 藻 類 ・付 着 二 枚 性 等 が 付 着 し 目 詰 ま. り が 発 生 し た.以. 上 よ り,秋. ・冬 季 の 尼 崎 運 河 に お い て,. 本 運 河 に お い て コ ウ ロ エ ンカ ワ ヒバ リガ イ が 主 要 生 物 の. 水 塊 構 造 非 破 壊 型 曝 気 と し て 機 能 さ せ う る に は,散. ひ とっ で あ り,曝 気 に よ りそ の 生 息 域 が 拡 大 した こ と か. を0.10〜0.60L/minの. ら,本 曝 気 手 法 の 目的 で あ る物 質 循 環 の活 性 化 を 本 種 に. か っ た.. て行 え る可 能 性 が あ る こ と が わ か っ た.し か し,実 験 開 始3ヶ 月 後 で の評 価 で あ り,生 物 種 が 遷 移 途 中 で あ る可 能 性 が あ る こ とか ら,今 後 継 続 して 調 査 を行 う必 要 が あ る と考 え る.. 生 物 生 息 域 の 拡 大 効 果 に つ い て は,曝 系 で,水. 2006年8月. 出量 に関 す る環 境 影 響 負 荷. 度 の 拡 大 が 確 認 さ れ た.ま. の 付 着 生 物 調 査 に お い て も,コ. に よ っ て,本. 本 手 法 を現 地 で展 開 す る際 の環 境 負 荷(CO2排 概 算 した.散. 気 量0.25L/minと. した 場 合,本. 出 量)を. 研 究 で用 い. 現 地 実 験 と 同 様 の 配 置 で,本. 出 力0.75kw,吐. あ た り のCO2排. 340個 分 を稼 働 す る こ とが 可 能 で あ る.そ 河(総 延 長1996.25m)の. 気盤. ウロエ ンカワ. ウ ロ エ ンカ ワ ヒバ リガ イ. 手 法 の 目的 で あ る物 質 循 環 の活 性 化 を 図 れ. 開 し た 場 合 のCO2排. あ れ ば,散. た,. る 可 能 性 が あ る こ と が わ か っ た.. た 日立 製 の コ ン プ レ ッ サ ー(「エ ア ー パ ンチ 」PA800S, 出 し空 気 量85L/min)で. 気 を行 って い る. 質 浄 化 能 を有 す る フ ジ ツボ 類 や コ ウ ロエ ン カ ワ. ヒバ リ ガ イ の 生 息 域,被. ヒバ リ ガ イ が 優 占 し て お り,コ. 5. CO2排. 気量. 範 囲 に 設 定 す る必 要 が あ る こ とが わ. 手法 を北堀運河 全域で展. 出 量 は4607kgCO2/yearで. あ り,1世. 帯. 出 量 以 下 で あ る こ と が わ か っ た.. こ で,北 堀 運. 直 立 護 岸 に沿 っ て,現. 地実 験施. 謝 辞:本. 研 究 は. 「尼 崎 シ ー ブ ル ー 事 業 計 画 技 術 検 討 会. 設 と同 様 に 散 気 盤 を3m間 隔 で 設 置 し,散 気 量0.25L/min. (兵 庫 県)」. で稼 働 した 場 合,コ. ンプ レ ッサ ー2機 で 理 論 上 は ま か な. 皆 様 か ら は 多 大 な ご協 力 を 頂 い た.こ. う こ とが で き る.こ. こで,使 用 電 力 量 に電 力 会 社 が 公 表. の 一 貫 と し て 行 わ れ た も の で あ り,関. 係者 の. こ に 記 し て,深. く. 謝 意 申 し 上 げ る.. して い るCO2排 出量 に 関 す る 原 単 位 を乗 じてCO2排 出 量 を求 め た と こ ろ,4607kgCO2/yearと のCO2排 出 量(約5277kgCO2/year)(温 ン ト リオ フ ィス,2008‑06‑30参. な り,1世. 帯 あた り. 室 効 果 ガ スイ ンベ. 照)以 下 で あ る こ とが わ. 考. 文. 献. nir‑j.html, 参 照2008‑06‑30.. か っ た.. 鯉 渕 幸 生 ・磯 部 雅 彦 ・佐 々木 淳 ・藤 田 昌史 ・五 明美 智 男 ・栗原 明 夫 ・田 中真 史 ・Mohammad Islam・ 鈴 木 俊 之(2004): 貧酸. 6. お わ り に. 素 水 改 善 に向 けた 現 地 微 細 気 泡 実 験, 海 岸 工 学 論 文 集, 第51 巻, pp.1156‑1160.. 本 研 究 で は,曝 気 対 象 を 直 立 護 岸 壁 面 近 傍 に 限定 し, 主 に付 着 生 物 生 息 域 の 拡 大 と物 質 循 環 の 活 性 化 に よ る浄 化 機能 の 向上 を 目的 とす る"水 塊 構造 非 破 壊 型 曝気 手 法" を提 案 し,室 内 実 験 お よ び現 地 実 験 よ り そ の性 能評 価, 現 地 に お け る適 応 性 と運 用 方 法,効. 果 の 検 証,お. よ び環. 境 負 荷 の評 価 を 行 った.. 他 の微 細 気 泡 発 生 装 置(辻 村 ら,2005)に. よ る気 泡 と同 等. で あ る こ と,曝 気 は溶 解 率 が 高 い散 気 量 で 行 う と効 果 的 で あ る こ とが わ か っ た。 尼 崎 運 河 に お け る 現 地 実 験 で は,散. 気 量0.25L/minで. 度 構 造 を維 持 しつ つ 全 水 深 でDOの. 増. 加 が 見 られ水 塊 構 造 非 破 壊 型 曝 気 と して 機 能 す る こ とが わ か った.一 方,0.60L/minで. 小 濱 剛, 門 谷 茂, 梶 原 葉 子, 山 田 真 知 子(2001): ム ラサ キ イ ガ イ お よ び コ ウ ロ エ ン カ ワ ヒバ リガ イ の個 体 群 動 態 と過 栄 養 海 域 に お け る環 境 との 関 係, 日本 水 産 学 会 誌, 67(4), pp.664‑671. 佐 々 木 洋 之 ・佐 々 木 淳 ・ 武 田 真 典 ・岡 野 崇 裕 ・足 立 有 平(2006):. 閉. 鎖 性 水 域 にお け る マ イ ク ロバ ブ ル発 生 装 置 を用 い た溶 存 酸 素 供 給効 果 の把 握,海 岸 工 学 論 文 集, 第53巻, pp.1171‑1175. 田 中 真 史 ・佐 々木 淳 ・柴 山知 也 ・磯 部雅 彦(2004): 窪地 海 域 を対 象 と した 微 細 気 泡 エ ア レ ー シ ョ ンに よ る貧 酸 素 水 塊 改 善 効 果 の. 室 内実 験 の 結 果 か ら,微 細 気 泡 石 か ら発 生 す る気 泡 は,. 曝 気 した 場 合,密. 参. 温 室 効 果 ガ ス イ ンベ ン ト リオ フ ィス: 日本 の温 室 効 果 ガ ス 排 出 量 デ ー タ(オ ン ライ ン), http://www‑gio.nies.gojp/aboutghg/nir/. は,1.5m以. 浅 でDOが. 減少. 解 析, 海 岸 工 学 論 文 集, 第51巻, pp.1161‑1165. 田 中 陽二, 磯 部 雅 彦, 鯉 渕 幸 生, 五 明美 智 男, 大 野 嘉 典(2006): 新 浜 湖 に お け る水 環 境 特 性 と微 細 気 泡 に よ る 曝 気 効 果 の 検 討, 海 岸 工 学 論 文 集, 第53巻, pp.1166‑1170. 辻村 太 郎 ・京 藤 敏達(2005): 風 波 に よ る マ イ ク ロ バ ブ ル の分 散 ・ 拡 散 とマ イ ク ロバ ブル 浄 化 法 の 効 果 に関 す る研 究, 海 岸 工 学 論 文 集, 第52巻, pp.1121‑1125. 森紗 綾 香 ・上 月 康 則 ・中 西 敬 ・上 嶋 英機(2007):. 尼 崎 運 河 の水. 質 ・底 質 環 境 につ いて, 第41回 日本 水 環 境 学会, p.596..
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出版情報:九州大学, 2018, 博士(人間環境学),
沢工 業大学准教授 環境 ・建築学部 環境土木工学科 金沢工 業大学大学院 工学研究科
……… 小山 明 大学院芸術工学研究科 教授 橋本 英治 芸術工学部 まんが表現学科 教授 藤山 哲朗 芸術工学部 環境デザイン学科 教授 大内 克哉
長崎大学工学部 学生会員 ○関 重樹 長崎大学工学部 正会員 奥松俊博 長崎県土木部 正会員 中 忠資 長崎大学工学部 フェロー 岡林隆敏 長崎大学大学院
環境・エネルギー 大阪大学大学院 工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 助教 工学.. 近畿大学 理工学部
徳島大学大学院 学生会員 ○大西 慎也 徳島大学 正会員 野田 稔 徳島県立阿南工業高等学校 松川 将大 徳島大学 フェロー 長尾 文明.
DEIM Forum 2016 E4-1 SIFT 特徴量のクラスタリングに基づく特定物体認識手法 大関 陽裕 † 大野 将樹 ‡ 獅々堀 正幹 ‡ †徳島大学