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レールガス圧接機の緊張下での性能確認試験 東日本旅客鉄道株式会社

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅵ‑301. レールガス圧接機の緊張下での性能確認試験 東日本旅客鉄道株式会社. 正会員. ○佐竹 宣章. 東日本旅客鉄道株式会社. 正会員. 鈴木 紀彦. 東日本旅客鉄道株式会社. 正会員. 佐々木. (現. 亨. 仙建工業株式会社). 1.はじめに 新幹線の通トンレール交換が予定され、大量のレール溶接施工が 必要である。現行 1 日当り約 50 分/口程度かけて施工しているエン クローズアーク溶接作業についても現行の人力作業から機械化に より短時間で安全性が高く、高品質な溶接方法への変更が求められ ている。そのために、事前に施工現場へ運搬したレールを 1 日当り の交換延長へ 1 本化するために行う 2 次溶接とレール交換当日に行 う 3 次溶接が可能で溶接作業時間を短縮できる効率的なレール溶. 図-1 開発したレールガス圧接機(TGP-8). 接機械の開発を 2010 年度から行い、3 次溶接を可能な緊張ガス圧 接機(TGP-8 型:図-1)を開発した。今回開発した溶接機械の実用化に向けて取組んだ緊張下での性能確認試験つ いて報告する。 2.性能確認試験の目的. 発電機を電力源とした緊張ガス圧接の際、電動油圧ポンプのインチング動作に伴う突入電流により、発電機 のブレーカおよびガス圧接機の電動油圧ポンプのサーマルが働き、圧接が中断される事象が確認された。上記 の事象に対してインバーターを取り付けることで、無緊張下での事象の改善が確認された。 本試験では緊張器の緊張力を発生させる状況を模擬し、緊張下での性能確認試験を行い、突入電流抑制効果 の確認及びブレーカ・サーマルの作動が無く、インチング動作による電源断事象が発生しないことを検証する。 また、操作性に問題がないことも検証する。 3.性能確認試験の内容 溶接の評価試験を実施する場合は、溶接部を中心に 1.5mのテストピースを製作し、曲げ試験等を実施するが、 レールに高い緊張力を与えるには、基地線等においても、相当な延長が必要になることから、現実として、緊張力 をかけて溶接したテストピースでの溶接評価試験は、JR東日本では実施されていなかった。現在、技術が進み緊 張ガス圧接等の溶接技術が生まれてきていることか. 油圧シリンダの動き ガス圧接機(a). ら、緊張溶接の評価試験が求められてきている。. アンカー. アンカー. スプリング機構(b) 油圧シリンダ. レール緊張器. 本試験を行うには、緊張力をかけて溶接した条件 での溶接評価試験を実施するための設備の構築が課 題であった。 この課題に対して、次のような機構を考案、構築し て、評価試験をすることとした。. レールRaからレールR bを引離す力 (レール軸力を模擬: 治具A). レールガス圧接機の評価試験機(図 2)は、スプリン. レール(Rb). レール(Ra). 開先量 25 ㎜を接合模擬:治具B レールRbの動き. 図 2 レールガス圧接機評価試験. グ機構部<加圧部>(図 a)にある油圧シリンダを作動. 機. させて他方のレール(図 Rb)を一方のレール(図 Ra)に向けて圧接するとともに、伸縮機構部(図 b)(軸力負荷スプリ ング)で他方のレール(図 Rb)を一方のレール(図 Ra)から引き離すような負荷をかけた状態で、レールガス圧. キーワード レールガス圧接機、軸力負荷スプリング(ガススプリング)、圧縮力-時間曲線 連絡先. 〒331-8513 埼玉県さいたま市北区日進町 2-479. ‑601‑. JR 東日本. テクニカルセンター. TEL048-651-2389.

(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅵ‑301. 接機(図 C)でレールRa,Rbを溶接して繋ぐことができる。この伸縮機構部(図 b)(軸力負荷スプリング)による 他方のレール(図 Rb)を一方のレール(図 Ra)から引き離す負荷は、実際の軌道工事現場で緊張器によって伸ばしたレ ールが収縮する軸力に相当するので、本実施形態の評価試験機(図1)を用いることで、実際の軌道工事現場でレー ルを緊張器で伸ばして溶接することと同様の溶接を行うことを可能とした。(特許申請中) 3-1.治具 A 用ガススプリング性能確認試験 レール緊張力を模擬するために今回、治具 A として軸力負荷スプリン グ(ガススプリング)を使用した。レール緊張力はレールの設定温度を基準 に作業当日のレール温度との差が影響する。よって、1 年を通して緊張力 の差が大きい夏場(低軸用)と冬場(高軸用)の 2 通りの軸力負荷スプ リングが必要であり、今回、万能試験にて圧縮荷重を負荷する試験を実 施した。その際の縮量測定した荷重-ストローク特性を図 4 に示す。高 軸用及び低軸用共にカタログ値を参考にガススプリングのストローク量. 図 3 治具 A(軸力負荷スプリング). (レール緊張力想定)を測定した。結果、カタログ値と同様に荷重を徐々 にかけることによりストローク量も比例し増加していることを確認した。 よって、高軸用及び低軸用ともに今回の試験結果を今後のガス圧接機の 試験時. に使用し、レール緊張力の参考値とすることとした。. 3-2.治具 B 性能確認試験 圧接機使用時及び緊張器使用時共に「圧縮量-時間曲線」の範囲内に収 まっていることを確認した。よって、圧接力 18t を模擬できる治具であ ると判断した。 3-3.緊張下での性能確認試験 2 種類(高軸力及び低軸力)の軸力負荷スプリングを用い、試験体及び使. 図 4 荷重-ストローク特性. 用電源については無軸力下と同様な条件下で試験を実施した。試験結果としては、圧縮量 25 ㎜到達時に「圧縮量時間曲線」の範囲内に収まってことを確認した。(図-5参照) また、無軸力下同様、発電容量の小さい 4.5kVA(ガソリン式)を使用しても発電機のブレーカ及びガス圧接機の サーマルが作動することは無かった(図-6参照)。. 高軸力. 高軸力. 図-5有軸力下での性能確認試験結果. 図-6電力及び電圧の測定結果. 4.まとめ 今回実施した緊張下を想定した試験においても、無緊張下試験と同様、不具合発生時より発電容量の小さい 4.5kVA(ガソリン式)の発電機を使用したが、発電機のブレーカ及びガス圧接機のサーマルが作動しなかった。ま た、電気特性も規格範囲内であり、緊張下においても問題無く使用できることを確認できた。 操作性に関しても、圧縮量が「圧縮量-時間曲線」の範囲内に入っているため、問題ないと判断できることがで きた。今後は、レールガス圧接機(TGP-8 型)を使用してのレール交換+設定替の実施工段階へ移行に向けて更な る検証を行っていく予定である。. ‑602‑.

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