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学校管理下における障害事例の分析

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安 全 教 育 学 研 究 第8巻 第1号 〈2008>21-29

学校管理下 にお ける障害事例 の分析

長 谷 川 ち ゆ 子*、 堀 清 和**、 南 哲**

受 理:2008年6月20日

Analysis of injury accidents under school supervision

Chiyuko HASEGAWA, Kiyokazu HORI and Satoshi MINAMI

Abstract

In this study, we reviewed literature concerning injury accidents under school supervision to clarify preventive measures at schools.

Results were as follows.

1. Numbers of injury accidents decreased progressively during 17 years from 1989 to 2005.

The decrease would be resulting from measures carried out at schools against accidents. However, serious accidents did not decrease in numbers. Schools should take new measures against serious accidents.

2. A lot of injury accidents occurred in the high schools, next the junior high schools and the elementary schools. Numbers of accidents among boys were three times as many as those among girls.

3. 44.7% of injuries were dental injuries, 56.8% of which corresponded to grade 14 of handicaps. 4. 72.0% of handicaps from grade 1 to 7 were troubles concerning nerve or mind.

In conclusion, preventive measures against injuries should be made taking different method according to school classes and educational activities into consideration. These results suggest that support of family are important for their children who have severe handicaps.

Keywords : school safety, safety education, crisis-management manual, commuting

キ 「 ワー ド:学 校 安全 、 安 全 教 育 、 危 機 管 理 マ ニ ス アル ・登 下校 1.研 究 目的 障 害 事 故 は 当 事 者 に大 き な 衝 撃 と悲 しみ を 与 え、 本 人 や 家 族 の 入 生 や 生 活 を一 変 させ る 重 大 な 出来 事 に な りや す い 。 この た め 教 育 関係 者 は 、 学校 管 理 下 に お け る 児 童 生徒 の 障 害事 故 防止 に最 善 を尽 くす こ とが 必 要 とな る。独 立行 政法 人 日本 ス ポ ー ッ振 興 セ ン ター (以下 ス ポ ー ツ振 興 セ ン タ ー と略 す)の 事 例 集 に よ る と、 学 校 管 理 下 にお け る児 童 生 徒 の 障害 事 故 は減 少 傾 向 にあ るが 、 障 害 事 故 は 自 己実 現 へ の夢 を砕 く重 大 事 に な りや す い こ とか ら、 障 害 事 故 防 止 へ の 更 な る取 り親 み が望 まれ る 。 そ れ に は、 教 育 活 動全 体 で 安全 教 育 を展 開す る こ とが 重 要 で あ るが 、 と くに発 達 段 階 か ら見 た 児 *湊 川短期大学、**関 西福 祉科学大学

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22 長 谷 川 ちゆ 子 ・堀 清 和 ・南 哲 童 生 徒 の 事 故 分 析 資 料 は あ ま り見 あ た ら な い の で 、 学 校 管 理 下 にお け る障 害 事 故 の 発 生状 況 や 特 徴 を的 確 に把 握 す る こ とが 必 要 とな る。 本 研 究 は、 ス ポ ー ツ振興 セ ン ター の 「学 校 の管 理 下 の 死 亡 ・障 害」事 例 集 か ら、障 害 事 故 の概 要 、 障 害 種 別 、 障 害 程 度 な どに つ い て分 析 し、 校 種 ・ 学 年 ご との 障 害事 故 の実 態 を 明 らか に して、 事 故 防止 の重 点 目標 や事 故 防止 対 策 の立 案 に必 要 な基 礎 資 料 を得 た い と考 え、次 の よ うな研 究 を 行 っ た 。 2.方 法 1)分 析 資 料 (1)ス ポ ー ツ振 興 セ ンタ ー刊 行 の 「学 校 の 管 理 下 の 災 害 」 の17か ら20ま で の 負 傷 ・疾 病 の基 本 統 計 ・}と 「学 校 管 理 下 の 死 亡 ・障 害 」 事 例 集 の平 成3年 度 版(元 年 度 分事 例 〉 か ら平 成18年 度 版(17年 度 分 事 例)・}ま で を、 障 害 事 故 の 分析 資料 と した。 なお 、 平 成U年 度 と12年 度 分 の死 亡 ・障 害 の ま とめ で は、 全 事 例 が 記 載 され て い な い こ と や 、 平 成14年 度 以 降 は 障 害 程 度 が 記 載 され て い ない こ とか ら、 平 成 元 年 度 か ら10 年 間 を ま とめ 、基 礎 デ ー タ と した。 2)分 析

[至匠コ"

〈平 成 元 年 度 か ら紛 年 間 の 障 害 事例 〉 (1)事 例 集 の 「障 害 編 」 か ら、 小 学 校 、 中学 校 、 高 等 学 校 の 事 例 を対 象 に、 事 例 毎 の 番 号 と、 年 度 、 学 年 、 性 別 、 障 害 程 度(等 級)、 障害 種 別 、 場 合 に つ い て 必 要 な カ テ ゴ リー に分 け 、 そ れ を分析 の 対 象 と した。 「障害程度j、r障害種別」および 「場合」の区分 は、 日本 スポー ッ振興セ ンターの区分 に準拠 した。 ・障 害 の程 度 は 最 も重 い1級 か ら、14級 ま で規 定 さ れ て い る。 ・場 合 の区分 は教 科等 、特 別活 動 、課 外指 導 、 休 憩 時間、 通学 中(登 校 、下 校)に 区分 した。 ・障害 種 別 は精 神 ・神 経 障 害 、視 力 ・眼球 運 動 障 害 、 歯 牙 障 害 、 醜状 障 害 、 胸 腹 部 臓 器 障 害 、 上 肢 切 断 ・機 能 障 害 、 手 指 切 断 ・機 能 障 害 、 下 肢 切 断 ・機 能 障 害 、足 指切 断 ・機 能 障 害 、聴 力 障害 、 脊 柱 障 害 、 そ し ゃ く機 能 障害 に分 け た。 (2)学 年 ・性 別 障 害 事 例 件i数及 び学 年 別 障 害 程 度 別 件 数 、 学 年 劉 障 害種 別 件 数 及 び 学 年 別 場 合 別 件 数 を ま と め 、学 年 段 階 に お け る障 害 発 生 の特 徴 を調 べ た 。 (3)1級 か ら7級 の 重 度 障害 事 例 に つ い て 、 受 傷 直 前 の 具 体 的 状 況 を把 握 す る た め 、30字 程 度 の 短 文 に ま とめ た も の を学 年 毎 の 一 覧 表 に した 、

〈平 成 元年 度 か ら17年 間 の障 害 事 例 〉 (1)死 亡 ・障 害 ・負 傷 の件 数 お よ び 発 生 率 の 年 次 推移 を見 た。 (2)重 度 障害(1か ら7級)件 数 と年次 推移 を見 た。 (3)1級 か ら3級 の障 害 事例 を精 査 した。 3)分 析 方 法 表 計 算 ソ フ トMSExcelを 用 い 、先 に 分 類 した カテ ゴ リ毎 の単 純 集誹 や ク ロ ス集 計 を行 っ た 。 3.結 果 1分 析1の 結 果1 〈平 成 元 年 度 か ら10年 間 の障 害 事 例 〉 表1学 年別性別障害発生件数

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学校 管理下 における障害 事例 の分析 1)学 年 別 。性 劉 ・校 種 別 の 障 害 件 数 学 年 別 男 女 劉 の 障害 件 数 を表1に 示 した。 学 年 別 で は 、 小 学1年 の262件 か ら増 加 し、 中学2年 で 大 き く増 え て1,107件 に な り、 ピs-一・・一・・クの 高 校2 年 で は1,394件 と な っ て い た。 男 女 比 は 約3対1 で 、 男 子 が 最 も 高 率 だ っ た の は 、 高 校2年 の 83.5%、 次 い で 高校1年 の81.0%で あ っ た 。校 種 別 の 件 数 は小 学 校2,640件 、 中学 校3,004件 、 高 等 学 校3,506件 合 計9,150件 で あ っ た 。 2)障 害 種 劉 と事 例 件 数 学 年 別 の 障 害 の種 別 を 図1に 示 した。 小 学1年 ∼4年 は醜 状 障害 が多 く、 小 学5年 ∼ 高 校3年 で は 歯 牙 障害 が多 か った 。 さ らに 中学1年 ∼ 高 校 2年 は視力 ・眼球 運動 障 害 も多 く、精 神 ・神 経 障害 は小 学6年 ∼高 校3年 まで件 数 の増加 が み られ た。 23 3)障 害程 度 と事例 件 数 図2に 学 年 別 障 害 程 度 別 件 数 を示 した 。 どの 学 年 に お い て も14級 が 多 く、 重 度 障 害 は 中 学1年 か ら増 加 し、 高校2年 が最 多 で あ っ た 。全 事 例 で も 14級 が56.8%と 多 く、8級 、12級 、13級 は8∼ 9%、9級 か ら11級 は3∼4%で あ った 。1級 か ら7級 まで の 重 度 障害 は515件 で 全 体 の5,6%で あ っ た。 4)障 害 の 場 合 と事 例 件 数 学 年 別 場 合 別 事 例 件 数 を 図3に 示 した 。 小 学1 年 か ら4年 まで は休 憩 時 間 中 に多 く、5年 と6年 は教 科 ・特 別 活 動 中 と休 憩 時 間 中 が 約 半 々 で あ っ た 。 中 学1,2年 で は課 外 指 導 中 が 多 く、 中 学3 年 で は教 科 ・特 別 活 動 中 と休 憩 時 間 中が 多 か っ た。 図1学 年別障害種別件数 全 事 例 の 障 害 種 別 は 、 歯 牙 障 害 が4,089件 (44.7%)、 次 い で 視 力 ・眼 球 運 動 障 害 がL637件 (17.g%)、 醜 状 障 害 が1,253件(13.7%)で あ り、 以 下 、 手 指 切 断 ・機 能 障 害684件(7,5%)、 精 神 ・ 神 経 障 害614件(6.7%)、 胸 腹 部 臓 器 障 害314件 (3.4%)、 上 肢 切 断 ・機 能 障 害231件(25%)、 下 肢 切 断 ・機 能 障 害169件(1.8%)、 聴 力 障 害78件 (0.9%)、 脊 柱 障 害44件(0.5%)、 足 指 切 断 ・機 能 障 害28件(O.3%〉 、 そ し ゃ く 機 能 障 害 他9件 (O.1%)で あ っ た 。 図3学 年別場合別件数

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24 長 谷 川 ち ゆ 子 ・堀 清 和 ・南 哲 高校 はす べ て の 学 年 にお い て課 外 指 導 中が 多 か っ た 。登 下校 中 は 、 小 学1年 か ら3年 と 中学1年 及 び 高校 に多 か っ た 。 全 事 例 で は、 課 外 指 導 中が2,838件(31.0%〉 と 最 多 で 、 休 憩 時 間 中2,548件(27,8%)、 教 科 指 導 中1,524件(16.7%)、 特 別 活 動 中 が1,264件 (13.8%)、 下校 中 が564件(6.2%)、 登 校 中 が395件 (4.3%)、 そ の 他 が17件(0.2%)で あ っ た。 5)学 年 段 階 にお け る場 合 別 障害 事 例 の 特徴 学 年 段 階 に お け る場 合 別 障 害 事 例 件 数 と障 害 種 別 をみ る と、 小 学1,2年 で は休 憩 時 や 特 盟 舌 動 等 に発 生 した 外 貌 ・露 出 部 分 の 醜 状 障 害 と視 力 眼 球 運 動 障 害 が 多 く、 小 学3,4年 で は休 憩 時 の 歯 牙 ・醜 状 障 害 が 多 くみ られ た 。 小 学5年 で は 、 特 別 活 動 中 に も歯 牙 ・醜 状 障 害 が 多 くみ ら れ 、 小 学6年 で は 歯 牙 障 害 に 続 い て 眼 球 障 害 の 多 発 が 見 ら れ た 、 中 学 校 で は 課 外 指 導 中 の 歯 牙 ・眼 球 障 害 と、 休 憩 時 の歯 牙 ・眼 球 ・醜 状 の 障 害 が 多 か った 。 高 校 で は課 外 指 導 中 に 歯 牙 ・眼 球 障 害 が 多 発 して い た。 6)重 度 障 害(1級 か ら7級)件 数 と受 傷 直 前 の 状 況 重 度 障 害515件 中371件(72.0%)が 精 神 ・神 経 障 害 で あ っ た 。 表2は 、 学 級 指 導 等 に 活 用 す る資 料 と して、 学年 刷 に重 度 障 害 の状 況 を ま とめ た も の で あ る。類 似 した事 例 が2例 以 上 あ っ た もの と、 1例 だが 今 後 注 意 を喚 起 したい 事 例 を抽 出 した。 精 神 ・神 経 障 害 は、小 学校 で は 鉄 棒 か ら の落 下 、 顔 面 や 頭 を 強 打 す る な どが あ っ た 。 体 育 や 課 外 活 動 中 を 含 め て プ ー ル で の飛 び 込 み に よ る も の 表2学 年劉 ・重度 障害件数 と主 な状況 ○上 級生 に逆さ に体 を持ち上 げられる(休 ・神1)。 足掛 け回 りを し、鉄棒か ら落下する(休 ・神1)。 教 室 に戻ろ うと して壁で顔 面を打つ(休 ・眼1)。 自分の 傘の柄が足 にひ っか か り転倒 する(下 ・上6)。 ○フ.レィルームで急 に動けな くな る(休 ・神1)。 フ.一ルに飛 び込み底 で頭 を打 つ(課 ・神1)。 階 段手す りか ら落 下する(休 ・神3)。 体 育:1跡 ンタッチで隣の班 の走者 と顔 面衝突 する(教 神3)。 友 人の投 けた 消 し]'ムが 目にあた る(休 ・眼4)。 鬼 ご っこで ひさ しに隠れよ うと して転 落する(休 ・神5)。 ○級友 の投げた 箱の下敷 きになる(特 神1)。]ンビネーションヅ ムか ら落下す る(休 ・下5)。 理科:"旧 一ルランプ の火が上 蓄に燃え移 り顔 をやけ どする((教 醜7). 生活:シ ュレッダ ーに指を吸 い込 まれ る(教 ・手7)。 ○体育:縄 眺び20回 後に倒れ る(教 神1)。 ブラ刀 の勢 いが つき]ンクリ略 の壁で頭 を打 つ(休 ・神1)。 プールで溺れ る(教 ・神3)。 曲げ(い た竹ひ ごが折 れて眼 に刺さる(下 ・眼4)、 体育館 のマット上でプ ロレスご っこし跳 び箱の角 で頭 を打つ(休 ・神5)。 スキー:ローブ.をつか もうと して腕 を巻き込 まれ る(課 ・上5)。 社会見 学:トイレの 外壁 ガラス戸 に手 力物 た る(特 ・醜7)。 理科:iJlb]・一ルランプが 到れてや けどをす る(教 ・醜7)。 ○体育:走 り高跳 びで頭か らマットへ落 ドす る(教 神1)。 級 友たち 力特 ぢ上 げた]`→ぱ ストカ囑 れ て頭 にあた る(休 ・神1)。 水 泳のスタートの練習 中アーib底で頭を打 つ(課 ・神1)。 ドッチガール中逃けた 児 童の手か9RIこあた る(休 ・眼2)。 家 庭:〕刈の火 がEプllンに燃 え移 り顔 をやけ どする(教 醜4)。 焼 却場で 缶が爆発 して火捌 刺こ燃え移 る(休 ・醜7)、 ○水泳 記録会 の練習後ふ ざけてフ"一&に飛 び込み底 で頭 を打つ(特 神1)、 遊動 円木 から滑 り落 ち、起 き上 が った時 に頭 に遊i具力筋 た る(休 ・神De 追 いかけ ご っこを して石像台座 で頬を打 つ(休 ・神1)。 家庭:級 友 にか らか われ投 げた 鋏が眼 にあた る(教 眼4)。 すわ ろ うと した時イスを引かれて後 頭部 を机で打 つ(休 ・神5)。 入学式 の準備 中転落防 止用手す りか ら落 ドする(特 胸7)。

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学校管理下 にお ける障害事例の分析 OA"レー:他校 体育館の2階 ギヤラリーでかテンにもた れ転落 する(課 神1)。 柔道:乱 取 りで頭 を打 つ(課 神1)。 走 って 飛び 込みプール底で頭 を打 つ(教 神1)。 アイ跡 ッケー:練習 中2人 が もつれて 万ンスに衝 突す る(課 神1). 首の 後を蹴 られて3カ月後 に しびれ が出る(特 ・神1). 校内マラリン大会 で倒れ る(特 神3)。 上 級生の傘 の先 が眼 にあたる(休 ・眼4)。 早朝 練習:会話 中それた野 球のガ噛 力顎 部 にあた る(課 ・聴6)。 机 を運搬中戸 に当た りが ラス片力噸 に刺さ る(課 醜7)。 不燃 物置き場 のワックスに火をつ けそ れが 本に燃え移 る(特 醜7)、 ○水泳:フ ライング して プール底で頭 を打 つ(課 神1)。 ラグ ビー加 クル衡 調 して頭 を打つ(課 神1)。3階 か ら中庭 に飛 び降 りる(休 神1)。 そ う じ中 ひさ しに降 りよ うと して転 落する(特 ・神1)。 理:薬品 を瓶 で混合 中爆発 しやけ どする(教 醜4)。 集 塵機 にゴミを入れ よう として手 を入れ る(特 ・上5)。 自転 車で 下校中か ブで転倒 する(下 ・胸5)。 美 術の 授業中振 り上げた ほうきで蛍光 灯が割 れ破片 力報 に入る(教 眼6)。 ○平均 台で肩か らマットへ転落 する(教 神1)。 シャワーがわ りにフe・一・ルに飛 び 込み底 で頭を打 つ(教 ・神1)。 ストレッチなどの運動 衡 本が麻痺す る(教 神1)。 鉄棒 の練習 中頭か ら落Fす る(教 ・神1)。 教室で 暴れて 転び眼 を打つG木 眼2)。 友 だち とけんかにな り殴 られ る(休 ・神3)。 技術1自 動 かんな盤 に手を巻 き込まれ る(教 ・上5)。 スキー:何度 も転倒 し翌 日立 てな くな る(特 神5)。 輯 到時スキーの先 力電艮にあ たる(特 ・眼6)。 ○ラグ ビー:タックル時{紡 に倒 れて 頭を打 つ(課 ・神1)。 体操=跳馬で頭 から落下 する(課 神1)e 騎馬戦 で組み合 い、 同時に倒れ る(特 神D。 柔道:試合中 に頭を打 つ(課 神1)。 Asイク:急ブレキか け転 倒 し、自動車 と衝 突す る(登 神1)、 スキー中 に建 物に衝突 する(課 ・神1)。 スタートの練習 中プ諦 底で頭 を打つ(教 ・神1)。 A"スケットポ ール大会で 衝突 し鼻骨骨折 の治療 後座 位 が困難 になる(特 ・神1)。 野 球=守 備練習 中にガールカ魍 に あたる(課 眼4)。 ラグ ビー:タックルで 下腿骨 を骨折 した 。御 黍関 節下 を切 断す る(課 下5)。 ホッケーのスティックカ亀艮にあたる(言果 眼6)。 ○野球:打 者 のボールが 則頭部にあ たる(課 ・神1)e 体 操1ヅ ヤンプの補 強練習中 頭か ら落 下する(課 ・神1)。 4段 の跳 び箱を跳 び頭部か ら落下す る(教 神1)。 ラグビ ー一:スクラムカ鰯 れて下敷 きにな る(課 ・神1)。 スキー:ヅ ヤンプの踏 み切 りが合 わず頭か ら落下 する(課 ・神1). プラットll-hで足を滑 らせ列車 の側面で打 つ(登 神1)。 修学 旅行 中ホテルで 側頭部 を強打され る(特 ・神1)。 地 区大会:スタートでプー-1レに飛び 込み底で頭 を打つ(教 神1)。 掃除 中マットにつま ずき]ンクリートで頭 を打つ(特 ・神1)。 原 付 に乗 り1が一ドレールにあ たる(下 ・上6)。 棒 倒 しで腹 部 を打 つ(特 胸7)。 ○ラグビー:スクラム中 に首 を圧迫 される(課 神1)。 自由 練習で高 く飛び 込みアール底 で頭を打 つ(課 ・神1)。 体操:ミニトランガリンで 宙返 り後蕗 下す る(課 ・神1)。 体育=ピ ラミッドが つぶれて 下敷きにな る(教 ・神1)e 窓 がラスをふ こうと して ひさ しか ら転落す る(特 神1)。 修 学旅 行で けいれん起 こ し、Pタイルで後頭 部を打 つ(特 ・神1>, 高 く飛 び込みアール底で頭 を打つ(教 神1)、 気分が 悪 くな り線 路に転落(登 下5)。 部 室で殴 り合 いを した翌 日意識が なくな る(休 ・神5)、 授 業終わ りのあ いさつ後 杁を引かれ て尻もち をつ く(教 蕎7)。 25

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26 長 谷 川 ち ゆ子 ・堀 清 和 ・南 哲 表317年 間の障害発生件数 の推移 が44件 あ り、 小 学1年 、3年 を 除 い て ど の学 年 に も起 こ っ て お り、 特 に 中 学3年 で は15件 趨 き て い た 。 さ ら に 中 学 校 の 部 活 動 で は柔 道 や ア イ ス ホ ッケ ー な ど の 種 目、 首 を蹴 られ る や 掃 除 中 の 転 落 な どが あ っ た 。 高 等 学 校 で は ラ グ ビ ー 部 の タ ッ ク ル 時 、 体 操 部 の ジ ャ ン プ 時 や 宙 返 りの 練 習 時 、 野 球 の ボ ー ル が 側 頭 部 に あ た る な どが あ っ た。 視 力 ・眼球 障 害 は、 小 学 校 で は壁 で 顔 面 を強打 す る や ドッチ ボー ル中 に友 だ ち の指 が 眼 に あ た る な どが あ り、 中学 校 で は傘 の先 が あ た るや 蛍光 灯 の破 片 に よ る もの が あ っ た 。 1級 か ら3級.の 最 も重 い 障 害261件 につ い て運 動 種 目で多 か った の は、 水 泳 が52件 、 ラグ ビーが 45件 、 柔 道 が30件 、 体 操 が23件 、 野 球 が8件 な ど で あ った 。 水 泳 中 にプ ー ル に飛 び込 ん だ こ とに よ る障 害 事 故 につ い て 年 度 を追 っ て み る と、 平 成 元 年 の4件 か ら平 成7年 に は6件 に増 え、 平 成10年 で4件 起 こっ て い た 。 分 析2の 結 果 〈平 成 元 隼 度 か ら17年 間 の 障 害 事例> 1)死 亡 ・障 害 ・負 傷 件 数 と発 生 率 の 年 次 推 移 平 成 元 年 か ら17年 間 の 学 校 管 理 下 に お け る死 亡 ・障害 ・負 傷 の 件 数 と発 生 率 の年 次 推 移 を 表3に 示 した 。障 害事 例 件数 と加 入 者 数 に対 す る割 合 は、 平 成 元 年 が1,181件(O.O◎49%)で 、 平 成10年 度 は 769件(0.0039%〉 、 平 成16年 は528件(0.0029%〉 と減 少 して い た 。 死 亡 件 数 お よ び加 入 者 数 に対 す る 割合 も減 少 して い た が 、 同加 入 者 数 に対 す る負 傷 件 数 お よ び 発 生 率 は 、 平 成 元 年 の1,07L685件 (4.4%)か ら2,052,006件(11.3%)と3倍 近 い増 加 とな っ て い た。 2)学 校 種 別 と重 度 障 害(1級 か ら7級)件 数 の 年 次 推 移 1級 か ら7級 の重 凌 障 害 件数 を 図4に 示 したが、 小 学校 は平 成 元年 疫か ら9年 度 まで の年 平均10.6件 に対 して、 平成10年 度 以 降 は年平 均4.0件 と減少 して い た。 中学校 は平 成11年 度 まで の 年平 均 が16.8件 で

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学校 管理下における障害事例 の分析 図4重 度 障害(1級 か ら7級)の 発 生 件 数 あ ったが 、平成12年 度以 降 は6,7件に減 少 した。 しか し高 等 学 校 で は年 度 に よ っ て変 動 が あ り、 年 乎 均 24.9件と他の校 種 に比べ て多 か っ た。 3)1級 か ら3級 の校 種 別 障害 種 別 件 数 平 成元 年 か ら17年 間で全事 例 の 掲載 と障害 種 劉お よび障 害程 度が 記 され てい た年 度 に か ぎ って、最 も 重 い1級 か ら3級 の障害 件数 を表4に ま とめ た。 神 経 精 神 障害 が258件 で視 力 ・眼 球 運 動 障 害 他 が12件 あ った 。 障 害程 度 の 内訳 は 、 精 神 ・神 経 障 害 の1級(常 に介 助 が 必 要)が215件 、2級(随 27 時介 助 を要 す る)が7件 、3級(終 身 労 務 に支 障 を きたす)が36件 あ っ た。 視 力 ・眼 球 運 動 障 害 他12件 の 内訳 は 、 視 力 ・眼 球 運 動 障 害 の1級(両 眼 が 失 明)が5件 、2級 (一 眼 が 失 明 し、 他 眼 の 視 力 が0.02以 下 に減 じた も の)が4件 、3級 く一 眼 が 失 明 し、他 眼 の 視 力 がO.06以 下)が1件 、 下 肢 機 能 障 害 の2級(両 下 肢 を そ れ ぞ れ 足 関簾 以 上 で失 っ た もの)が1件 、 上 肢 機 能 障 害 の2級(両 上 肢 をそ れ ぞ れ腕 関 節 以 上 で 失 った もの)が1件 あ っ た 。 小 ・中学 校 で は神 経 ・精 神 障審 が 減 少 し て い る の に比 べ 、 高等 学 校 で は 年 度 に よ っ て増 減 が み ら れ た 。 4.考 察 1)平 成 元 年 度 か ら10年 間 の 障害 事 例 に つ い て ①10年 間 の障 害 件 数 は、 同 じ年 度 の10年 間 の学 校 管 理 下 に お け る 死 亡 件 数2,648件 の3,5倍 で あ っ た 。 死 亡 事 故 で は登 下 校 中 の 件 数 が 全 事 例 の 43.4%を 占 め 、 交 通 事 故 に よ る もの が 多 く3>、障 害 事 故 の 場 合 は959件(10.5%〉 と少 な か っ た 。 こ れ は 、 交 通 事 故 の 場 合 、 自 動 車 損 害 賠 償 保 障 法 表41級 か ら3級 の重 度 障 害 の 事 例 件 数

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28 長 谷 川 ち ゆ子 ・堀 清 和 ・南 哲 が 優 先 さ れ る こ とか ら、 登 下 校 時 に お け る件 数 が 少 な い と考 え られ 、 実 際 の 障 害 件 数 は もっ と 多 い と推 察 され た 、 また 、 障 害 件 数 が 課外 活 動 中 や男 子 に多 い こ と か ら、 そ の背 景 を探 る た め、 教 育 活 動 の 区 分 で 再 度 検 討 した 結 果 、表5の よ うに な り、 課 外 活 動 中 の 男 子 の件 数 が 女 子 の44倍 とい う多 さ で あ っ た。 指 導 者 に は性 差 を含 め て生 徒 個 々 の 体 力 、技 能 、 運 動 量 に つ い て の配 慮 が 求 め られ、 よ り高 い 指 導 力 が 要 求 され る と考 え られ た 。 ② 学年 段 階 にお け る障 害事 例 の 特徴 障 害事 故 の発 生 傾 向 を学 年 段 階 別 障 害 事 例 の特 徴 (表2)か ら見 る と、 小 学 校 で は休 憩 時 間 中 に多 く、危 険 か ら身 を守 る方 法 、 休 憩 時 間 中 の過 ご し 方 につ い て の指 導 が 特 に重 要 で あ る。 中学 校 及 び 高 校 で は、 課 外 指 導 中 の 歯牙 ・眼 球 障 害 が 多 い こ とか ら、 そ の 防止 策 を講 じる こ とが 急 務 で あ る 。 校 種 や 学 年 に応 じた事 故 防 止対 策 の重 点 課 題 が 明 確 に な っ た。 ③ 重 度 障 害事 例 小 学校 ユ,2年 で は 、 運 動 や 身 の こ な し方 の 未 熟 さが 障 害事 故 に結 びつ い た と思 わ れ る事 例 が あ っ た 。 中 学校 で は、 掃 除 中や2階 の カ ー テ ン に も た れ て転 落す る な ど、 危 険 を予 知 し、 そ の危 険 か ら身 を守 る能 力 が十 分 備 わ っ てい な い と思 わ れ る 事 例 が あ り、 危 険 を予 知 し危 険 を 回避 す る ス キ ル を 身 につ け させ る こ とが 必 要 で あ る。 中学 校 、 高 等 学 校 で は課 外 活 動 中 の重 度 障 害 が 多 く、 ラ グ ビー な どの 運 動 量 の 多 い も のや 、 柔 道 の 技 や 体 操 な どの 難 度 の 高 い もの に多 か っ た。 部 活 動 の指 導 にあ た っ て は 、競 技 中 に起 こ り うる 障 害 事 故 や 危 険 につ い て 十分 周 知 させ る こ とが 必 要 で あ る。 競 技 の ル ー ル を守 る こ とや 、 事 故 防止 の た め の ル ー ル を付 け抽 え る こ と も、 指 導 と して 大 事 で あ る 。 教 科 体 育 や課 外 指 導 中 に多 く起 こ っ て い た プー ル で の飛 び込 み に よ る障 害 事 故 は、 児 童 生 徒 へ の 指 導 と教 師 側 の 努 力 で 確 実 に 防が な け れ ば な らな い 。 そ の た め に は 、 口頭 に よ る指 導 の み な らず 、 児 童 生 徒 自身 の 安 全 能 力 を高 め る た め の安 全教 育 を教 育 課程 に組 み 込 ん で 実 施 す る こ とが重 要 で あ る と考 え る4)。 2)平 成 元 年 度 か ら17年 間 の 障 害 事例 につ いて ① 学 校 管 理 下 に お け る17年 間 の 死 亡 ・障 害 ・負 傷 平 成 元 年 か ら17年 間 の 学 校 管理 下 に お け る負 傷 件 数 の増 加 傾 向 か ら推 測 す る と、 障 害 件 数 も増 撫 して い る の で は な い か と予 想 した が 、 負 傷 件 数 の 増 加 は 、 必 ず し も障 害事 故 の 増 加 につ なが る も の で は な か っ た 。 障 害件 数 は どの 校 種 に おい て も減 少 傾 向 に あ っ た が、 高等 学 校 で は ユ級 か ら7級 の 重 度 障 害件 数 は減 少 して い な か っ た こ とか ら、 さ らな る安 全 対 策 が 必 要 で あ る。 ② 重 度障 害 にお け る児 童 生徒 及 び保護 者 へ の支援 重 度障 害 の精 神 ・神 経 障 害 の4級 か ら7級 にお い て は軽 易 な労 務 以 外 の労 務 が で きず 、3級 で は終 身労 務 に支 障 を きた し、2級 で は 随時 介 助 を要 し、 1級 で は常 に介 助 を必 要 とす る最 も重 度 の 障 害 で あ る。 障 害 の 種 別 と障 害 程 度 で は、 特 に1級 か ら3級 に お け る 障 害 の 実 態 を重 く受 け 止 め る必 要 が あ る。1級 か ら3級 の 障 害 は270件 あ り、 そ の 中 で 神 経 ・精神 障 害 は252件 で93%を 占め て いた 。 重 度 の 障 害 を負 っ て し ま った 場 合 、 教 育 上 の特 別 な支援 が 必要 にな って くる。 平 成19年4月 か ら 「特 別 支 援 教 育 」 が 学 校 教 育 法 に 位 置 づ け ら れ 、 す べ て の学 校 にお い て 、 障 害 の あ る幼 児 、児 童 生 徒 へ の 支援 が行 わ れ る こ と にな っ てお り、 障害 に 応 じた 十分 な教 育 的 配慮 が 望 まれ る。 神 経 ・精 神 障害1級 の場 合 は寝 た き りの状 態 が 推 測 され る こ とか ら、 些 活 面 にお い て も全 面 介 助 が 必 要 に な る た め、 家 族 へ の生 活 支 援 の在 り方 につ い て も適切 な対応 が 搭 要 で あ る と考 え る。

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学校管理下 にお ける障害事例の分析 5.ま とめ 本 研 究 は、 障害 事 故 を防 止 す る た め学 校 管 理 下 にお け る児 童 生 徒 の 障 害事 故 の実 態 に つ い て 資 料 分 析 を行 い、 障害 発 生 の特 徴 を学 校 種 別 、 学 年 段 階 別 、 障 害 種 劉 に明 らか に した い と考 え て 次 の よ う な研 究 を行 った 。 そ の 結 果 、 次 の こ とが 明 らか に なっ た 。 ① 平 成 元 年 度 か らの10年 間の校 種 別 障 害 事 故 件 数 を 見 る と、発 生 率 で は高 等 学校 が最 も多 く、 次 い で 中学 校 、 小 学 校 の 順 で あ った 。 障 害事 故 の 性 別 発 生 件 数 の男 女 比 は3対1で あ っ た。 障 害 の 種 別 で は 、 歯 牙 障 害(44.7%〉 が 最 も多 く、 次 い で視 力 ・眼 球 運 動 障 害(17.9%)、 醜 状 障= 害(13.7%)の 順 で あ った 。 障 害 の程 度 で は、14 級 が56,8%を 占 め 、1級 か ら7級 の重 度 障 害 の 中 で は、 神 経 ・精 神 障 害 が72.0%を 占め て い た 。 ② 平 成 元 年 度 か ら17年 間 の 障害 事 故 件 数 は年 々 減 少 して お り、 学 校 の安 全 教 育 や 安 全 管 理 対 策 へ の努 力 が うか が わ れ た が、 重 度 障 害 事 故 の発 生件 数 は 減 少 して い る とは い え な い ・)ので 、 さ らな る 対 策 が 必 要 で あ る。 以 上 の 結 果 か ら、 障害 事 故 の予 防 に は、 校 種 や 学 年 段 階 に よる児 童 生 徒 の 実 態 や 教 育 活 動 の 内 容 等 を踏 ま え た 防止 対 策 を立 て る こ とが 必 要 だ と考 え る。 ま た、 重 度 の障 害 を負 った 児 童生 徒 へ の 支 援 につ い て は、 家 族 へ の 生 活 支 援 の 重要 性 が 示 唆 され た 。 今 後 は、 この 障 害 事 故 の 実 態 分析 か ら得 た 資 料 を、 学 年 段 階 や 重 症 度 に応 じた 障害 事 故 防止 対 策 の 立 案 に 役 立 て た い 。 な お 、分 析2の 概 要 は 第8 回 日本 安全 教 育 学 会 で発 表 した。 29 6.引 用 文 献 1)日 本 ス ポ ー ツ振 興 セ ン ター:「 学校 の 管 理 下 の 災 害 」 負 傷 ・疾 病 の 基 本 統 計17(2000年 〉 ∼21(2008年> 2)日 本 ス ポ ー ツ振 興 セ ン ター:学 校 理 下 の 死 亡 ・障 害 事 例 集 平 成3年 度版(1991年)∼ 平 成18年 度 版(2006年) 3)長 谷 川 ち ゆ子 他:学 校 管 理 下 に お け る死 亡事 故 発 生 の 実 態,学 校 保 健 研 究:46(6):p 663-673,2005 4)藤 井 真 癸 他:安 全 能 力 の 概 念 と構 造,安 全 教 育 学 研 究:7〈1>:p3-152007 5)長 谷 川 ちゆ 子 他:学 校 管 理 下 にお け る 障害 事 例,日 本 安 全 教 育 学 会 大 会 第8回 大 会 予 稿 集:p60-61,2007

参照

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