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今なんじ(時計)(2)

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Academic year: 2021

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(1)

算数科学習指導案(個別の指導計画)

1. 単元 今なんじ(時計)(2) 2. 対象児への個別の支援の立場 WISC-Ⅲ(個別の知能検査)の検査結果から,対象児の特徴的な知的機能としては, (1) 見たり聞いたりした情報の相互関係を認識する能力および各要素を一つにまとめてい く能力に強みがある。 (2) 事実や思考内容,観念などを言葉で理解したり,表現したりする能力や,数を扱う能力・ 注意集中力・短期記憶の能力や,正しく早く処理する能力に弱みがある。 (3) 一般的事実についての知識量が少ない。 (4) 物事の本質を概念的に理解する力が弱い。 (5) 計算力が弱い。 (6) 物事の本質を視覚的に見極める力が強い。 (7) 視覚刺激に素早く反応する力や時間的な順序を認識する力に強みがある ことが示唆された。このことから,対象児への援助方法として,絵や写真,対象物などの視 覚的な手がかりを提示することや,同じ内容を繰り返すことなどが必要と考えられる。また対 象児に課題を与える場合には,課題の数を少なく,数回に分けることによって注意集中する力 が持続できるような配慮が必要と考えられる。 3. 本単元指導の立場 時計の学習において対象児は,時計を見て○時,○時半という時刻を読みとることができる ようになっている。また,5 分単位の補助目盛りを手がかりにして 5 分単位の時刻まで読みと ることができるようになってきている。しかし,5 分単位の補助目盛りの提示なしで 5 分単位 の目盛りを読みとり,5 分単位の時刻を読むことができるようになるまでにはいたっていない。 そこで,本単元においては,時計の図カードから時間と分の目盛りを対応させて○時 5,10, 15,……55 分と 5 分単位の時刻を読みとることができるようにしたい。そのために,補助的な 目盛りとして 5,10,15,…と 5 分単位の目盛りを必要に応じて提示し,視覚的に理解できる よう支援したり,自分の日常生活を題材にした「○○せいかつ時計」づくりの活動を設定して時 刻を読みとらせたりする。 4. 目標 (1) 時刻に関心を持ち,日常生活の中で時計を見て進んで時刻を読みとろうとする。 (2) 時計の 1 から 12 までの目盛りと 5 分,10 分,15 分と分の目盛りを対応させて,5 分単位の 時刻を読んだり,デジタル表示で書いたりすることができる。

(2)

5. 単元計画(約 9 時間) 学習活動と内容 主な支援 配時

1.

時計の図カードから,時刻を読む。 ○ 時計の図カードの短針と長針から時刻 を読む。 ・ ○時,○時半 ・ ○時 15 分,45 分 ・ ○時 10 分,20 分,30 分,… ・ ○時 5 分,15 分,25 分,…

2.

生活時計づくりをする。 ○ なかよし キャンプの生活時計づくりを する。 ・ 5 分単位の時刻を読む。 ○ 5 年生社会見学時計をつくろう。 ・ 5 分単位の時刻を読む。 ○ 学校生活の時計をつくろう。 ・ 5 分単位の時刻を読む。 ○ 6 年生修学旅行の時計をつくろう ・ 5 分単位の時刻を読む。

3.

日常の生活の様子を表した絵カードと時計 の図カードを対応して時刻を考える。 ○ 日常生活 絵カードと時計の図カードを 時間の流れを考えて,5 分単位の時刻を 考える。

4.

時計の図カードから,時刻を読む。 ○ 時計の図カードの短針と長針から時刻 を読む。 ・ ○時,○時半 ・ ○時 15 分,45 分 ・ ○時 10 分,20 分,30 分,… ・ ○時 5 分,15 分,25 分,… ○時刻を正確に読むことができたと きに賞賛する。 ○5 とびの電車カードを提示する。 ○フラッシュカードを使って,時刻 「○時 5 分,10 分・・・50 分,55 分」を確認する。 ○時計の図と時刻カ ー ドを準備す る。 ○時刻カードと時計の 図を準備す る。 ○日常生活絵カードと時計の図カー ドをそれぞれ準備する。 ○時刻を正確に読むことができたと きには賞賛する。 1 1 1 2 1 本時 2 1

(3)

時計の図から時刻を読む学習のスモール・ステップ ① ○時の時刻を読むことができる。 ② ○時半の時刻を読むことができる。 ③ ○時 15 分・45 分の時刻を読むことができる。 ④ 10 分単位で時刻を読むことができる。 ⑤ 5 分単位で時刻を読むことができる。 6. 主眼 ○ 時刻を示した時計の図カードから「○時 5 分,10 分,15 分,・・・,45 分,50 分,55 分」の時刻を読んだり,デジタル表示で書いたりすることができる。 ○ 修学旅行のスケジュールと自分の学校生活を対応して時刻を読みとることができる。 7. 授業仮説 ○ 時計の 1 から 12 までの目盛りと 5 分,10 分,15 分と分の補助目盛りを対応させた時 計の図を提示し,視覚的に理解できるよう支援していくことによって,○時 5 分,10 分,15 分と 5 分単位の時刻を読むことが定着できるであろう。 8. 準備 修学旅行のスケジュールプリント,時計の図カード(フラッシュカード), 学習の流れ図

(4)

9. 展開 学習活動と内容 主な支援 配時

1.

前時までの学習を想起し,本時学習のめあてを つかむ。 ○ 前時までの学習を想起する ・○○生活時計をつくって,○時○分を考え た。 ○ 本時学習のめあてをつかむ。 おにいちゃんのしゅうがくりょこう時計をつくろう

2.

「お兄ちゃんの修学旅行時計」を作る。 ○ 時計の図を 5 分ごとに長針の仲間わけをす る。 ・○時 5 分,10 分,15 分,20 分,・・・ ○ 修学旅行のスケジュールの時刻にあった時 計の図を選ぶ。 ・7:15 集合:時刻にあった時計の図を選ぶ。 ○ デジタル表示で時刻を書く。 ・7:30,8:30,9:55,・・・

3.

「お兄ちゃんの修学旅行時計」と自分の学校生活 を対応して,時刻を読みとる。 ○ 自分の学校生活にふり返って,時計を読む。 (修学旅行) 《A 児の学校生活》 ・9:55 JR 広島駅 → 2 校時の授業中 ・10:20 原爆ドーム前 → ふれあいタイム

4.

本時学習をまとめ,次時の学習について話し合 う。 ○ 本時学習をまとめる。 ・ 修学旅行時計づくりをした。 ○ 次時学習について話し合う。 ・ 絵カードから時刻を考える。 ○前時までに作成した「○○時計」を提示す る。 ○学習の流れ図から,本時学習のめあてを 確認する。 ○長針毎の仲間わけ→時刻にあった時計の 図を選ぶという学習の見通しを確認する。 ○「分の読み方」カードを提示して,時刻と 時計の図が対応しているか確認させる。 ○時計の図の横の下線の部分に記入するよ う助言する。 ○修学旅行時計と前時学習までに作成した 学校生活時計を対応させて時刻を考える よう助言する。 1 分 2 分 5 分 10 分 10 分 15 分 2 分

(5)

記録用紙 記録者( 小 先生) 学習活動と内容 分析細目と分析方法 児童の発言・反応と分析

1.

前時までの学習を想起し,本時学 習のめあてをつかむ。 ○ 前時までの学習を想起する ・○○生活時計をつくった。 ○ 本時学習のめあてをつかむ。 おにいちゃんのしゅうがくりょこう時 計をつくろう

2.

「お兄ちゃんの修学旅行時計」を作 る。 ○ 時計の図を 5 分ごとに長針の 仲間わけをする。 ・○時 5 分,10 分,15 分,・・・ ○ 修学旅行のスケジュールの時 刻にあった時計の図を選ぶ。 ・7:15 集合:時刻にあった時計 の図を選ぶ。 ○ デジタル表示で時刻を書く。 ・7:30,8:30,9:55,・・・

3.

「お兄ちゃんの修学旅行時計」と自 分の学校生活を対応して,時刻を 読みとる。 ○ 自分の 学校生活 に ふ り返っ て,時計を読む。 (修学旅行) 《A 児の学校生活》 ・9:55JR 広島駅→2 校時

4.

本時学習をまとめ,次時の学習に ついて話し合う。 ○ 本時学習をまとめる。 ・ 修学旅行時計づくり ○ 次時学習について話し合う。 →【分析細目 1】 ○時刻にあった時計の図 を正確に選ぶことがで きたか(観察・ノート)。 →【分析細目 2】 ○時計の図を見て,デジ タル表示で時刻を書く ことができたか(観察・ ノート)。 →【分析細目 3】 ○修学旅行時計と前時学 習までに作成した学校 生活時計を対応させて 時刻を考えることがで きたか(観察・ノート)。 ○時計の図を正確に選んだ時刻 ○つまずきの様子とつまずきの原 因と考えられること ○修学旅行時計から自分の生活の 時刻を考えることができたこと ○つまずきの様子とつまずきの原 因と考えられること

参照

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