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働くということを見つめよう

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Academic year: 2021

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第1学年総合的な学習の時間(進路)学習指導案

指導者 ○○ ○○

1 単元 働くということを見つめよう

2 指導観

○ 非正規雇用者が増加するといった雇用環境の変化の中で、子どもたちが将来に不安を感じたり、学力の

低下とともに勤労観・職業観の希薄化等が社会問題化したりしていることが平成 20 年 1 月に公表された中

央教育審議会答申で述べられている。また、新学習指導要領では、旧学習指導要領において重要視された

「自己の生き方」を考えさせることを引き継いでいる。しかし、この継続は、単なる踏襲ではなく、総合

的な学習の時間において積極的に取り入れる活動の事例の中に、職場体験活動が組み入れられるなど、キ

ャリア教育推進の必要性を意識した内容となっている。

しかし、これまでの在籍校での進路を主題とする総合的な学習の時間を振り返ってみると、職業の内容

や高校の概要の知識を習得し感想を書くだけであったり、職場体験活動においては体験することが目的と

なっていたりするなど、生徒自身が自己の生き方を考える時間として十分に活用できているとは言えない

状況が見られた。

第1学年の進路を主題とする本単元は、勤労観の育成に焦点をあて、

「働く人を観る体験」活動を取り入れる。こ

の体験活動は、職場体験活動のように実際に仕事を体験するのではなく、仕事をしている人の行動、会話、

目線などの姿を観察し、分析する活動である。まず、生徒は役割の捉え方の自己課題を持ち、その解決の

ため、職場の中で仕事をしている人一人に影のように張り付く。生徒は、その仕事をしている人が職場の

中でどのような役割を持っているのか、その役割を果たしているときの「気持ち」

「大切にしていること」

「意識していること」

「工夫」はどんなことかを観察・分析していく。そこで、生徒は、自ら役割の新たな

視点に気付くことから、今まで持っていた日常生活の中の「役割を果たす」という考えに、集団をよくす

るための視点や相手の立場に立った視点を加え自己課題を解決することができる。さらに、生徒は、新た

に気付いた役割の視点で自分の役割を見直すことで、日常生活でそれを生かしながら役割を遂行しようと

する態度を身に付けることができると考える。

○ 本学年の生徒に「働くということ」の考え、自分の役割の捉えの把握、総合的な学習の時間で身につけ

る資質や能力についての調査を行った。

「あなたは、今働いていますか」の質問に対し 66%の生徒が「働いている」と答えた。その理由は、

「委

員会活動・当番活動」

「家での手伝い」がほとんどであった。また、学校で自分の役割があると回答したの

は 72%、役割を果たすとき「相手のことを考えている」

「集団のことを考えている」と回答したのは、そ

れぞれ 79%、81%であった。その理由は「与えられたことを最後までやっているから」

「係活動などを行

うことで人に迷惑をかけていないから」などといった記述であった。これら二つのことから、生徒は、役

割を自分から気付いて果たす必要性や協力して果たす必要性があるといった視点で捉えることができてお

らず、また役割を果たす価値も十分に持っていないと考えられる。

また、小学校での総合的な学習の時間で育む資質・能力については、総合的な学習の時間への興味・関

心が高いのに対し、問題解決能力は4段階の評定尺度では、他の資質・能力に比べ低い数値になっている。

このことから、生徒は、自己課題を意識して、課題を解決する力が十分に育っていないと考えられる。

○ 本単元では、

「働く人を観る体験活動」で新たに気付いた役割の視点をもとに、生徒が、集団(学年)をより

よくするため、自己の役割を見直したり新たに役割を見出したりすることをねらいとする。そこで、

まず、集団がよい方向に向かうため、役割を果たすということに自己課題を持ち、次に、解決に向

けた答えを予想したり、体験活動を通して分析したりしながら、役割の新たな視点に気付き、さら

に、それを生かして集団をよりよくすることに喜びを感じ、集団の一員としての自覚を持ち、役割

を遂行しようとする態度を身に付けさせるため、各段階において以下の工夫を行う。

段階 手だて 課題把握段階 ① 他 者 と の 役 割 の 捉 え 方 の 違 い に 気 付 き 、 そ れ を 生 か し た 課 題 設 定 を さ せ る た め 二 つ の 学 習 の 場 を   設 定 す る 。 一 つ は 「 集 団 の 中 の 役 割 」 を 題 材 と し た 道 徳 の 時 間 に 生 徒 が 書 い た 気 付 き を 一 覧 に   し て 提 示 す る こ と 、二つは、あ る 社 会 人 に 社 会 で の 役 割 の 捉 え 方 を 聞 い た 「 社 会 人 イ ン タ ビ ュ ー ビ   デ オ 」 を 視 聴 さ せ る こ と で あ る 。 課題追究段階 ② 役 割 の 捉 え 方 を 広 げ る た め に 、 2 回 の 働 く 人 を 観 る 体 験 を 設 定 す る 。 ③ 見 落 と し て い た 役 割 の 新 た な 視 点 に 気 付 か せ た り 、 気 付 い て い た 役 割 の 新 た な 視 点 を 整 理 さ せ た   り す る た め に 、 生 徒 は 、 追 究 課 題 の 答 え を 出 す 前 に 、 教 師 と の 対 話 を 行 う 。 課題解決段階 ④ 生 徒 が 、 自 分 の 「 働 く と い う こ と 」 の 考 え を 持 ち 、 こ れ か ら の 役 割 と の か か わ り 方 の 目 標 を 定   め る た め 、 役 割 試 行 期 間 を 設 け る 。 ⑤ 役 割 を 試 行 し て い る こ と の 価 値 を 感 じ さ せ る た め 、 役 割 試 行 期 間 中 に 「 勤 労 ・ 奉 仕 」 を 主 題 と し   た 道 徳 の 時 間 を 設 け る 。

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班で検討した考え 3 目 標 ○ 役割を見つめる(見つめ直す)ことに対する自己課題(追究課題)を設定し、観察の視点を明確にして、働 く人を観る体験活動に取り組み、追究課題解決のための情報を収集し、追究課題に対しての自分の考えを持つ ことができる。 【問題解決能力】 ○ 働く人を観る体験活動を通して得た情報と役割試行期間で得た情報を整理し、自己の考えを主張したり、他 者の考えを受け入れたりすることができる。 【学び方やものの考え方】 ○ 働く人を観る体験活動Aで気付いた役割の新たな視点を、評価をもとにした働く人を観る体験活動Bを行う ことで、付加・修正をすることができる。 【主体的・創造的・協同的な態度】 ○ 追究課題解決の考えを生かし、自らの役割を見出し、遂行しようとすることができる。 【主体的・創造的・協同的な態度】 ○ これからの自分が、どのように役割とかかわっていくかを明らかにすることができる。 【自己の生き方】

4 指導計画・評価計画(40時間)

《課題把握段階》

段階のねらい:他者との役割の捉え方の違いをもとに、役割の捉え方の自己課題(追究課題)を設定する。

学習活動・内容 指導上の留意点(○)、評価(◇) 時数 (1) 「働くということ」について、自分なりの考えを出す。 ・「働くということ」の意味 ・「今、働いているか」の答え (2) 「働くということ」について班で検討した考えをみん なで共有する。 ・「働くということ」の考え方とその捉え方の違い (3) 役割というキーワードを使って、「働くということ」をまとめる。 ・「働くということ」のキーワード ・役割とは (4) これまでの自分の役割を振り返り、今の自分が大切に していることを明らかにする。 ・役割の認識 ・自分の役割とは ・役割を果たすとき大切にしていること ○ 「働くということ」の捉 え方に個人差があること に気付かせるために、事前 調査の結果を提示する。 ○ 生徒の考えを評価する ため、説明の中でのよい 視点は黒板に板書を行 う。 ○ 「働くということ」と「役 割」がつながるように、「働 くということ」のキーワード探 しに取り組ませた後、役割を果たしている理由を自分の 言葉で記述させる。 ○ それぞれの場面で役割があることを認識するため、書 き出した役割を、立場の違いから色ペンで分類させる。 (7) 総合 1~2 道徳1 「役割」と「働くということ」をつなげた考え 提示した事前調査の結果 掃除という役割を果たすことが、 働くということかな・・・ 2 (ねらい) 集団生活向上のため、役割を果たすことの意味や必要性を自覚する。 道徳 資料名「フレデリック」 内容項目 4-(4) 集団の中の役割 (道徳1での、生徒の集団の中での役割の気付き) ・役割を果たすことには、自分への楽しみがある。 ・自分にしかできない役割がある。 1 (ねらい) 「働くということ」の捉えを交流し、その意味を役割という言葉を通して理解する。

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(1) 役割に対する友達の考えを共有し、自分との役割を果 たす価値の違いを明らかにする。 ・役割を果たす価値 (2) インタビュービデオを視聴し、社会人との役割の捉え 方の広さの違いに気付く。 ・役割を広く捉えること (3) 働く人を観る体験活動を知る。 ・働く人を観る体験活動とは (4) 調査内容を踏まえた、自己課題を設定する。 ・役割の捉え方で追究したいこと(追究課題) ・調査する内容 (1) 調査内容に対する結果を予想をする。 ・追究課題の確認 ・調査内容の確認 ・場所と場面の予想 ○ 友達との役割を果たすときの価値観の違いに気付かせ るため、道徳の時間後に各自が書いた、役割を果たすこ との気付きを一覧にして提示する。 ○ 社会での役割の捉えの広さに気付かせるため、事業所 の方に役割の捉え方についてインタビューしたビデオ を、役割を広く捉えたポイントごとに、3段階に分けて 視聴させる。 ※ 事業所の方とインタビューの内容についての打ち合わ せを事前に行った。事業所の方のインタビューに対する 答えが、仕事の詳しい中身まで及ばないこと、また生徒 が疑問を持てる範囲の答え方に留めることを、打ち合わ せてインタビューを行った。 ○ 課題追究段階での働く人を観る体験活動をイメージさ せるため、働く人を観る体験活動がどのようにして行わ れるかがわかるビデオを作成し、視聴させる。 役割を広く捉えたポイント(インタビューの内容) ・決められたことをするだけでは役割を果たしたことに はならないこと ・組織の中では、役割とは1人で果たすものではないこと ・役割とはただ果たせばよいものではなく、効率的に行 うものであること ○追究課題と調査内容の関係を明確にするために、2つの モデルを示す モデル1 <追究課題>学級の中で、決められてない役割をできる ようになるポイントを明らかにしよう。 <調査内容>働いている人が、自分の役割を見つけるた めに意識していることを見つけよう モデル2 <追究課題> 役割を果たすことが、楽しくなるために 必要なことを明らかにしよう。 <調査内容>お客さんに喜んでもらうためにはどのよ うな工夫があるか見つけよう。 ○ 調査内容に対する結果の見通しを持たせるため、働く 人を観る体験活動をイメージさせ「どんな場面」の「ど んな姿」か、そこで「どんなことがわかりそうか」を予 想させる。 総合 3~4 総合 5~6 仲間の気付きに対する疑問 「役割を果たす楽しみ」 って、どんなことだろう? 決められたことをする だけでは、役割を果たした ことにならないの!? 生徒Aのインタビューに対する疑問 生徒 A の追究課題とその調査内容 3 (ねらい) 他者との役割を果たす価値や役割の捉え方の広さの違いに疑問を持ち、それらを解決するための 追究課題とその調査内容を設定できる。 4 (ねらい) 自分の追究課題と調査内容を修正し、課題追究への見通しを持つことができる。

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・予想される結果 ※ 体験する事業所を決める際には、どこの事業所に行き たいかの生徒への希望取りはせず、生徒に自分の追究課 題を解決できそうな職種を選ばせた。 ※ 働く人を観る体験活動は、働いている人に付いてまわ る活動であるため、1つの事業所につき生徒を2名とした。 ◇ 調査内容に対する結果を予想した、役割の捉え方の自 己課題を設定できたか 【問題解決能力】

《課題追究段階》

段階のねらい:働く人を観る体験活動を通して、役割の新しい視点に気付き、追究課題を解決する。

(1) 事業所でのマナーを考える。 ・事業所でのマナー (2) 体験場所(事業所)に応じて、調査内容と結果の予想 を見直す。 ・調査内容の適正 ・結果の予想の適正 ・自己紹介の内容 (3) 事業所への事前訪問での説明内容の確認と修正を班の 中で行う。 ・説明の仕方 ・相互評価 ・説明内容の修正 (4) 事業所に訪問し、追究課題及び調査内容の説明をする。 ・追究課題の共有 (1) 働く人を観る体験活動を通して気付く役割の視点の確 認をする。 ・働いている人を観るときの視点 ・人がしている仕事を見るときの視点 (2) 体験カードの記入の方法を確認する。 ・観察のポイント ・体験カードの記入の仕方 ○ マナーを考えさせるために、事業所の方にマナーにつ いてインタビューしたビデオを視聴させる。 ○ 事業所への説明がスムーズにできるようにするため、 働く人を観る体験活動カード及び説明原稿を作成する。 ○ 体験での実際のイメージを持たせるために、同じ事業 所に行くグループで、調査結果の予想をさせる。 ○ 体験に行く事業所での結果の予想が持てない生徒に は、事業所ごとに考えられる「場面」と「姿」の例を準 備する。 ○ 事業所で追究課題を主張できるようになるため、班の 中で事業所での追究課題等の説明を行わせ、相互評価を させる。 ○ 働く人を観る体験活動がスムーズに行われるように、 事業所ごとの実施時間、注意事項、服装、持ってくるも のの確認を行わせる。 ※ 事業所には、あらかじめ体験に行く生徒の追究課題、 調査内容を知らせ、生徒が調査内容の結果を導きやす い人に、生徒が観る人を決めてもらうようにお願いを した。 ○ 働く人を観る体験活動が、働くということ(人の姿) に焦点化されるよう、人がしている仕事を見たときとの 気付く視点の違いをプレゼンで示す。 ○ 調査内容を意識した体験活動にのぞめるように、デパ ートで働いている人のビデオを視聴させ、実際に体験カ ードの記入をさせる。 (16) 総合 7~10 総合 11~12 5 (ねらい) 働く人を観る体験活動カードの作成を通して、追究課題と調査内容について、事業所の方に説明 できるようになる。 6 (ねらい) 働く人を観る体験活動の観察のポイントを再確認し、調査内容を意識して体験にのぞめるようにする。

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(1) 各事業所にて、働く人を観る体験活動Aにのぞむ。 ・追究課題解決に必要な視点 (1) 働く人を観る体験活動Aを振り返り、気付いた視点を 整理し、追究課題の仮の答えを出す。 ・働く人を観る体験活動Aの振り返り ・気付いた視点の整理 (2) 働く人を観る体験活動Aで気付いた視点について意見 の交流を行い、事業所から評価してもらう内容をまとめ る。 (1) 各事業所にて、働く人を観る体験活動Bに取り組む。 ・体験Aの考えの付加・修正 (2) 2回の働く人を観る体験活動を振り返り、追究課題解 ※ 体験Aでは、事業所の方に出来る限り生徒自身の観 察・分析から、役割の視点に気付かせることを尊重して もらった。しかし、生徒が疑問に思い質問した時や、事 業所側から説明の必要性を感じた場面に対しては、適時 その役割の意味についての説明を加えて頂いた。 ※ 働く人を観る体験活動の実施依頼の際には、教師は事 業所の人に体験内容の説明とともに、実施方法、手順の 調整を行った。 ○ 気付いた視点についての意見の交流を行うために、体 験 A の振り返りの時間を取る。 ○ 追究課題の仮の答えを出させるために、気付いた視点 の中で、追究課題解決の考えにつながる視点を書き出さ せる。 ○ 観察のポイントを意識した意見の交流とするため、話 し合いの視点を示す。 <話し合いの視点> ・説明者の役割の考えに気付いた場面、姿をイメージで きたか ・説明者の予想以外の考えはないか ・どの予想が一番大切か ○ 体験Aの考えに付加や修正ができるようにするため、 体験Bに前に、事業所からの評価をもらう場面を設定す る。 ○ 追究課題の解決の考えとして気づいた役割の視点をま 総合 13~16 総合 17~18 総合 19~21 働く人を観る体験Aの様子 生徒 A が働く人を観る体験Aで記入したカード 生徒 A の追究課題の仮の答え 生徒 A に対する事業所からの評価 7 (ねらい) 予想した調査内容をもとに働く人を観る体験活動Aに取り組み、役割の新しい視点に気付く。 8 (ねらい) 働く人を観る体験活動Aで気付いた役割の視点について、グループで意見交流を行い、気付いた 視点を整理する。 9 (ねらい) 事業所からの評価をもとにした働く人を観る体験活動Bに取り組み、体験Aの考えに付加、修正を行う。

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決の考えをまとめる。 ・追究課題の解決の考え (3) 気付いた役割の視点について教師との対話を行い、そ の後追究課題の答えを出す。 ・追究課題の解決 とめるため、追究課題解決カードに記入させる。 ○ 役割の新しい視点で見落としているものに気付かせたり、 気付いた役割の新しい視点を整理させたりするために、追究 課題解決カードをもとに教師との対話を行う。 ◇ 働く人を観る体験活動 A で気付いた新しい役割の視点 を、評価をもとにした働く人を観る体験活動 B を行うこ とで、体験 A の考えに付加したり修正したりすることが できる。 【主体的・創造的・協同的な態度】 ◇ 働く人を観る体験活動で気付いた役割の新しい視点を もとに、追究課題に対しての自分の考えを持つことがで きる。 【問題解決能力】

≪課題解決段階≫

段階のねらい:

「働くということ」の考えをもとに、これからの自分と役割とのかかわり方を明らかにする。

(1) 追究課題解決の考えを生かした試行する役割を考 え、グループで交流する。 ・試行する役割の具体的な行動 ・試行する役割の効果 ○ 役割を遂行する価値に気付かせるため、新しい視点で 自分の役割を見直させた役割を試行する、5日間の役割 試行期間を設定する。この役割試行期間は、学校生活の 中で実行していくことができる役割を遂行していく期間 とする。 ○ グループの交流で試行する役割の内容が改善されるよ う、交流する視点を用意する。 交流の視点 ①役割の視点は納得できるか。 ②役割の視点が生かせる場面や行動は他にはないか。 (17) 総合 22~23 役割試行宣言用紙に記入 みんなの気持ちを考え、 トイレに花瓶をおいて、毎 日水をかえよう! 追究課題解決カードのモデル 生徒 A の追究課題の答え 10 (ねらい) グループで意見の交流を行いながら、追究課題解決の考えを生かして、自分が役割試行期間に取り組む役割 の内容を決めることができる。 働く人を観る体験カードNo.1 働く姿を観させていただいた人の名前( 三中 由希さん ) ① どんな場面で みそ工場の機械が止まった場面で ② どんな姿から 周りの様子に気づき、自分の仕事を中断してかけよる姿 から ③○をつけて記入しよう。 ・どんな気持ちか (本人・相手) ・何を大切にしているか ・意識していること ・工夫していること ・味噌づくりが中断してしまうと大変だ、助けてあげよ うという気持ち。 ・まわりの様子に気をつけることを大切にしている。 ・自分のことだけでなく、一緒に働いている人のことを 意識している。 ・以前こわれたときには、どうやってなおったかおぼえ ておく工夫があると思う。 ④ このことはどんなよさが あるのか 周りの人のことや周りの状況に気をつければ、自分か ら役割を見つけることができる。 飯塚第三中学校 1年 氏名 三中 隆信 事業所での調査内容 働くときどんなことに気をつけて役割をさがしているか見つける 事業所名: 吉村味噌工場 調査内容のキーワード その場に応じた役割 働く人を観る体験の視点のモデルとしたプリント

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(2) 班の中で、自分の役割を宣言する。 ・学年での自分の役割(役割試行宣言) ・相互評価 (1) 役割試行期間の自己評価を行い、役割試行期間に気 付いた役割の新たな視点を明らかにする。 ・役割実行期間の自己評価 (2) 追究課題設定から追究課題解決までの中での、気付 いた役割の新しい視点を確認する。 ・役割の新しい視点の確認 (3) 「働くということ」の自分の考えを表し、そのキャ ッチコピーをつくる ・「働くということ」の考えの表現 ・「働くということ」のキャッチコピー (1) 発表に使うポスターの作成を行う。 ・説明の資料の検討 (2) 自分が担当するグループの人の発表原稿をもとに、 質問や意見を考える。 ・他者の考えに対する質問、意見 ③具体的な行動は、本人が考えている以外にないか。 ○ 自分が試行する役割に対しての、他者の感じ方を知る ため、試行する役割の内容を相互評価させる。 ○ 相互評価を有効に活用できるよう、相互評価後、役割 試行宣言を修正する時間を設ける。 ◇ 役割の新しい視点を取り入れた学校で行う自分の役割 を決め、その試行を宣言することができる。 【主体的・創造的・協同的な態度】 ○ 役割試行期間に気付いた役割の視点を明らかにするた め、役割試行期間の振り返りノートの中で、役割を果た したときの気持ちや工夫を表した言葉に蛍光ペンで線を 引かせる。 ○ 追究課題解決カードの役割の視点の中で、今の自分に とって大切な視点を明らかにするため、追究課題解決カ ードの中で大切な視点に蛍光ペンで線を引かせる。 ○ 「働くということ」の自分の考えのよさをアピールす るために、キャッチコピーをつくらせる。 ○ 説明を聞く相手に関心を持たせるため、追究課題の設 定から追究課題の解決までの過程は1枚のポスターで説 明させ、役割試行期間から「働くということ」を導き出 した過程は4コマ紙芝居で説明を行わせる。 ○ 発表会での意見の交流が、今後の行動目標に生かされ るように、質問、意見の視点を示す。 2日間 + 道徳2 + 3日間 総合 25~26 総合 27~36 <生徒の「働くということ」の考えの記述例> ・礼儀を大切にし、その人の気持ちにあわせて動くこと ・笑顔を大切にし、みんなのためになること <キャッチコピー> ・あなたの気持ちで対応します ・その感謝がぼくの励み 11 (ねらい) 自分の仕事に工夫を加えていくことで、役割を果たしていく主人公の姿から、「働くということ」 の意味を考える。 道徳 資料名「ぼくの仕事は便所そうじ」 内容項目 4-(5) 「勤労・奉仕」 (道徳2での生徒の感想) ・役割は、自分のためだけでなく、みんなのために果たしていくことが大切だと思った。 ・どんな仕事でも、やりがいを持ってしていくことが必要だと思った。 (「働くということ」の考え) 時と場合に応じて仕事内容を変え、自分だけで なくみんなのために頑張る (キャッチコピー) 喜びをあなたと私ではんぶんこ 生徒Aの「働くということ」の考えと、そのキャッチコピー 13 (ねらい) 追究課題の設定から役割試行期間までの役割の追究過程を発表し、意見の交流を行うことで、今後の 自分と役割とのかかわりを明らかにする参考とすることができる。 12 (ねらい) 追究課題の設定から役割試行期間までの間で気付いた新しい役割の視点を明確にし、「働くというこ と」の考えを自分の言葉で表現することができる。

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(3) 発表リハーサルを行う。 ・発表の仕方 (4) 学習成果の発表を行う。 ・「働くということ」の考えの広がり (1) 中学校生活と将来の自分の役割の目標を立てる。 ・中学校生活での自分の役割とのかかわり方 ・将来の自分の役割のかかわり方 (2) 班員の目標を読み、コメントを記入する。 ・他者の役割の理解 (3) 2年生の職場体験で、「働くということ」でさらに追 究したいことを考える。 ・職場体験で追究していきたいこと (4) 学年の先生、事業所からの評価を聞く。 ・先生からの評価 ・事業所からの評価 (5) 事業所へのお礼の手紙を書く。 ・感謝の表明 質問、意見の視点 ・「働くということ」の考えや「キャッチコピー」を使っ てできることは、他にないか。 ・自分が取り入れたいと思った役割を果たす工夫や考え はないか。 ・相手に取り入れてほしい役割を果たす工夫や考えはな いか。 ○ 自分が担当するグループの発表原稿をもとに、事前に 質問や意見を考えさせる。 ○ 生徒が、自分の考えを主張できる発表とするため、教 師は個々に評価を行っていく。 ○ 意見の交流が活発に行われるように、8人を1グルー プとしたポスターセッション形式で行う。 ○ これからの自分の役割とのかかわりを考える必要性を 感じさせるため、これまでの学習の場面を振り返るスラ イドを視聴させる。 ○ 生徒同士で目標を共有させるため、班員のカードに決 意に対する応援や協力のコメントを記入させる。 ○ 職場体験活動を通して追究したい役割の視点を考えさ せるため、追究課題解決カードの中の役割の視点の見直 しをさせる。 ○ 生徒のこの学習に対する姿勢や課題を解決した過程に ついての評価を行うため、学年教師と事業所の人(ビデ オ)から話をしてもらう。 ○ 事業所の人に、生徒が、働く人を観る体験活動で気付 いた視点をどのように生かしていったかを知ってもらう ため、自分の「働くということ」の考えが導けた経緯が わかる内容で記述させる。 ◇ 働く人を観る体験活動を通して得た情報と役割試行期 間で得た情報を整理し、自分の考えを主張したり、他者 の考えを受け入れたりすることができる。 【学び方やものの考え方】 ◇ これからの自分が、どのように役割とかかわっていく かの具体的な行動目標を定めることができる。 【自己の生き方】 総合 37~38 これまでの学習を振り返る 生徒Aのこれからの行動目標 14 (ねらい) 自分の「働くということ」についての考えをもとに、これからの生活における具体的な行動の目標 を立てる。(自己の生き方を考える)

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5 授業①【4,5/40時間】(単元計画3) (1) 主眼: 他者との役割を果たす価値や役割の捉え方の広さの違いに疑問を持ち、それらを解決するための追究課題とその調 査内容を設定できる。 学習活動・内容 指導上の留意点 形態 配時 1 役割に対する友達の考えを共有し、自分との役割を 果たす価値の違いに気付く。 ・役割を果たす価値への疑問 ・本時のめあて 他の人との集団の中での役割の考えに疑問を持 ち、自己課題を設定しよう。 2 事業所の人をインタビューしたビデオの視聴から、 社会との役割の捉え方の広さの違いに気付く。 ・役割の意味 ・役割を果たすとはどういったことか ・役割の捉え方の広さへの疑問 3 働く人を観る体験活動を知る。 ・働く人を観る体験活動とは 4 調査内容を踏まえた、自分の課題を設定する。 ・役割の捉え方で追究したいこと(追究課題) ・調査する内容 モデル1 <追究課題>学級の中で、決められたことでない 役割をできるようになるポイントを明らかにし よう。 <調査内容>働いている人が、自分の役割を見つ けるために意識していることを見つけよう モデル2 <追究課題> 役割を果たすことが、楽しくなる ために必要なことを明らかにしよう。 <調査内容>お客さんに喜んでもらうためには どのような工夫があるか見つけよう。 5 本時の学習内容をまとめ、次時について確認する。 次時:調査内容に対する見通しをたてる。 <働く人を観る体験活動をする理由> ・「役割」や「役割を果たす」ことの新たな考えを自 分自身で気付くため。 ・社会という組織の中から役割の新たな考えに気付 き、その考えを生かした役割を、学級の中で実行 できるようになるため。 <働く人を観る体験活動での観察の視点> ・職場で役割を果たしている人の姿から自分で予想 し答えを出す。(働いているときの「気持ち」「意 識していること」「そのための工夫」) ・人がしている仕事に目を向けるのではなく、仕事 をしている人に目を向ける。 ○ 役割についての、自分の考えと友達のもっている考 えの違いに気付かせるため、「役割を果たす」ことに関 する友達の気付きを一覧にして提示し、それらの気付 きを生徒が意識している段階ごとに色分けさせる。 青・・・意識してやれている 黄・・・大切だと思いながら、できていない 赤・・・意識の中に全くない ○ 社会人との役割に対する考え方の違いに気付かせる ため、役割を広く捉えたポイントごとに3段階に分け ビデオを視聴させる。 ○ インタビュービデオの疑問箇所の振り返りをさせる ため、インタビュー内容をプリントにして、疑問箇所 に線を引かせる。 ○ 課題追究段階での働く人を観る体験活動をイメージ させるため、働く人を観る体験活動がどのようにして 行われるかがわかるビデオを作成し、視聴させる。 ○ 働く人を観る体験活動を理解させるため、生徒の質 問に答え、働く人を観る体験活動が必要な理由と働く 人を観る体験活動での観察の視点を明確にしていく。 ○ 学習活動1、2での他者との役割の捉えの疑問の中 で一番追究したい疑問を追究課題として設定させるた め、ペアを組ませ、その疑問を解決することで学級の 中でどのようなことができるのかを話し合わせる。 ○ 調査内容が追究課題を解決できる内容になるため、 追究課題と調査内容か関係を示す二つのモデルを示 す。 ○ 生徒の課題が、追究できる課題となっているかを確 認するため、教師は個別にチェックし、不十分である 生徒には、質問をしていき課題を修正させる。 ○ 課題が追究できるものとなっているか確認させるた め、次時の最初に、個人でできるチェック項目を設け 個 個 一斉 個 ↓ (班) 一斉 20 20 15 40 5

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る。 授業② 【39、40/40時間】(単元計画14) (1) 主眼: 自分の「働くということ」についての考えをもとに、これからの生活における具体的な行動の目標を立てる。 (自己の生き方を考える) 学習活動・内容 指導上の留意点 形態 配時 1 友達の「働くということ」の考えを知り、本時 のめあてを確認する。 ・本時のめあて これからの自分と役割とのかかわり方を明らか にしよう。 2 中学校生活と将来の自分の役割の目標を立て、友 達の目標にコメントをする。 (1)中学校生活と将来の自分の役割の目標を立てる。 ・中学校生活での自分と役割とのかかわり方 ・将来の自分と役割のかかわり方 (2)班員の目標を読み、コメントを記入する。 ・他者の役割の理解 3 2年生の職場体験で追究したいことを考える。 ・職場体験で追究していきたいこと ・2年生の職場体験では、工場の仕事を体験して、 周りの人と協力するために必要なことを追究し たい。 ・2年生の職場体験では、接客を体験して、お客さ んに満足してもらうためにはどうしたらよいか を追究したい。 ・2年生の職場体験では、相手を笑顔にするにはど うしたらいいかを追究したい。 4 この単元を通しての学年の先生、事業所からの評 価を聞く。 ・先生からの評価 ・事業所からの評価 5 事業所へのお礼状を書く。 ・感謝の表明 ○ これからの自分の役割について考える必要性を 感じさせるため、これまでの学習の流れとこの学 習で導いた各個人の考えをスライドにして振り返 らせる。 ○ 生徒が導いた「働くということ」の価値を理解 させるため、数名の生徒の「働くということ」を 導いた過程に対して評価を行う。 ○ 生徒各人の「働くということ」の考えが生かさ れた行動目標となるため、「働くということ」の考 えやそのキャッチコピーの見直しを行わせ、他に 大切にしている視点を確認させる。 ○ 中学校生活と将来の自分と役割とのかかわり方 を考えさせるため、教師がいくつかのモデルを示 す。 ・将来は、周りの人と協力ができ、みんなを喜ば せることができる人になるため、中学校生活で は、係の人とアイディアを出し合い、学級のみ んなが喜ぶ係活動をしていきたい。 ・将来は、周りの人を元気にすることができる人 になるため、中学校生活では、授業で積極的に 意見を出して、授業を盛り上げたい。 ○ 生徒が立てた目標に対して生徒同士で、認め合 えたり、励ましたりさせるため、班員同士でカー ドにコメントを記入させる。 ○ 職場体験をイメージさせるため、今年の2年生 の職場体験の写真を提示する。 ○ 職場体験活動を通して追究したい役割の視点を 考えさせるため、生徒各人の追究課題解決カード の中の役割の視点の見直しをさせる。 ○ この単元終了時で考える生徒各人の職場体験活 動での課題を設定させるため、いくつかの課題記 入例を提示する。 ○ ここまでの生徒のこの学習に対する姿勢や自己 課題を解決した過程を評価するため、学年教師と 事業所の人が話をする場を設ける。 ※事業所の人からの話は、事前にビデオ撮影を行っ た。また、職場体験学習に向けての心構えにも少 し話して頂いた。 ○ 事業所の方に生徒の学習の成果がわかるように するため、自分の「働くということ」の考えに至 った経緯も書かせる。 一斉 個 班 個 一斉 個 15 15 15 15 10 30

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 (4)学習前後の生徒の自由記述の比較

覚的に行っていた節がある。当時の他の授業を思い起こしても,「答えは学習者が考える

「問題の所在」という形で明記する。この手続き によって見いだした問題が新しいものであること を他の研究者に説明することが必要となる。この

指導に当たっては,次の二つを大切にする。一つ目は書こうとする題材に必要な事柄を集める方法を身

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■オジサン・オバサンには聞こえない音がある?