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「平和」についての考えを意見文としてまとめ、新聞に投稿しよう!「平和のとりでを築く」

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Academic year: 2021

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全文

(1)

単元計画 (全19時間)

第1時 「平和」についての考えを意見文にまと め、新聞に投稿することについて話し合い、 学習計画を立てる。 (1) 第2時 難語句について辞書などを使い調べ る。 (1) 第3時 すらすら読めるように多様な音読練 習をする。 (1) 【評価の規準】 「読みの観点」を知り、「平和」についての考 えを意見文としてまとめることができる。 新聞に投稿することについて関心を高め、学習 の見通しをもつことができる。

第6学年国語科学習指導案

「平和」についての考えを意見文としてまとめ、新聞に投稿しよう!

「平和のとりでを築く」

指導者 ○○ ○○

第 1 次

(3時間)

学習の見通しをもち、教材文の内容をお おまかに理解する。

読みの観点

要旨:筆者が一番伝えたいことは? 自分の考え:筆者の主張に対する自分の考えは?

指導にあたって

1学期に行った修学旅行や平和集会、また、歴史 学習、日々の世界情勢に関する報道などをもとに、現 在も平和な世の中が脅かされつつある現状を子ども なりに認識させる。そして、自分の伝えたいことを意見 文にして、新聞に投稿することを知らせ、学習への意 欲をもたせる。 そのために、段落構成や要旨、文の役割などを学 習する必要性をもたせる。 そして、「遺跡」、「記念碑」など重要な語句について は、意味調べの際にきちんと押さえさせるようにする。 また、音読をする際すらすら読めるようにするだけで なく、第2次で必要となる接続語や指示語、文末表現 などに印を付けるようにしておく。

子どもの実態について

これまでの説明文の学習において、文末表現や接 続語・指示語、文の軽重などから中心文を絞り込み、 それをもとに要旨を捉えさせる指導を行ってきた。 その結果、学級の約3分の2の子どもが要旨を捉え るための手がかりとなる中心文は捉えられるよう になってきた。しかし、中心文と他の文や段落との 関係を考えて、要旨を正確に捉えることのできる子 どもはまだ少ない。 また、筆者の考えに対して、自分の立場を明確に して考えを述べることのできる子どもも少ない。こ のことは、自分の生活経験や読書経験と比較させ て、自分の考えをもつことができるようにする指導 が十分ではなかったことに起因すると考える。 今後は、文と文、段落相互の関係などを押さえた 上で要旨を解釈したり、それに対する自分の考えを 明確にしたりしながら読むことができるようにす るための指導の工夫が必要である。

教材について

本単元は、文章の要旨を読み取り、筆者の主張を つかむとともに、それについて自分なりの意見をも つことをねらいとしている。 中心教材である「平和のとりでを築く」は、事実 と意見が明確に区別されるとともに、断定的な文末 表現を意図的に使ったり、「原爆ドーム」を様々な 表現に置き換えたりするなど叙述に特徴があり、要 旨を解釈するための手がかりとなる中心文を容易に 捉えることができる。また、異なる立場の考えを位 置付けて自分の考えに説得力を持たせるなど文章構 成の工夫も見られる。したがって、「平和のとりで を築く」を学習することによって、事実と意見との 関係を押さえて要旨を捉えたり、構成の効果を考え て自分の考えを表現したりする力を育成する上で適 した教材である。 また、筆者の主張が、既習や生活経験をもとに考 えることのできる平和に関する内容であるため、中 心教材「平和のとりでを築く」は児童の興味・関心 を喚起するとともに、自分の立場を明確にしながら 考えを読む力を育成する上でも効果的な教材であ ると考える。

(2)

第 1 時 初発の感想をもとに、読みの課題をつくる。 (1) 第2時 意味段落を作り、文章構成をつかむ。(1) 第3時 第1段落の筆者の考えを読み取る。 (1) 第4時 第2・3段落の年表を作り、筆者の考えを 読み取る。 (2) 第5時 本時 第4段落の筆者の考え(要旨)を読み取 る。 (1) 第6時 筆者の考えに対する自分の考えを文にま とめ、交流する。 (1) 第7時 本文全体の述べ方の特徴とその効果につ いて考える。 (1) 【評価の規準】 事実と意見との関係を押さえて要旨を捉えさせると ともに、それに対する自分の考えをもつことができる。 第1時 世界や世の中のことで自分が今感じて いたり、思ったりしていることなど題材を決 める。 (1) 第2時 伝えたいことを簡単にまとめ仮の要旨を 作る。 (1) 第3時 具体例など資料を集め、要旨を確定す る。 (2) 第4時 文章構成を考え、説明文を書く。 (2) 第5時 「平和」などについて考えたことを発信す る。 (2) 【評価の規準】 自分の考え(要旨)を表すために必要な材料を収 集し、文章全体の効果を考えて「平和」などについて 考えたことを意見文としてまとめることができる。

第2次

(8時間)

「平和のとりでを築く」の要旨を読み取り、 自分の考えをもつ。

目標

○ 「平和」について関心をもち、進んで文章を読み自分の考えを意見文としてまとめ新聞に投稿する ことができる。(関心・意欲・態度) ○ 事実と意見との関係を押さえて要旨を捉え、それに対する自分の考えを明確にしながら読むことが できる。(読むこと) ○ 自分の考えを表すために必要な事柄を収集したり、文章全体の構成の効果を考えたりして書くこと ができる。(書くこと)

指導にあたって

最初に、初発の感想から学習計画を立てる。その後、 事実と意見の文を明確にさせ、大まかな単元構成をつか ませるようにする。第1段落の意見の文より、今後の説 明文の流れを理解させる。第2・3段落の事実の文をも とに年表を作らせる。その際、時を表す言葉などに着目 させながら考えさせるようにする。要旨を読み取る場面 では、事実が書かれている文と筆者の思いが書かれてい る文に分け、文末表現や接続語、指示語、キーワードな どを手がかりとして中心文を選ばせる。その中心文をも とに要旨をまとめさせる。また、異なる立場の考えを位 置付けて自分の考えに説得力をもたせるなど文章構成 の工夫にも目を向けるようにさせる。 一人学びでは、自分なりの考えがもてるように、文末 表現や接続語、指示語、キーワードなど着目させる。ワ ークシートなどを活用させ、取り組みやすくする。 協同学びでは、グループや全体で自分の考えを交流さ せる。根拠などを明確にしながら発表させるようにす る。その際、交流の視点を焦点化させるようにする。

第3次

(8時間)

平和などについての問題意識をもち、自 分の考えを発信する。

指導にあたって

「平和のとりでを築く」の表現形式を活用して、「平 和」などについて考えたことを意見文としてまとめさせ るようにする。 そこで、自分が今、世界の人々や世の中に向かっ て伝えたいこと、訴えたいことを考え短い文(仮の要 旨)を書かせる。そのことが説得力をもつように、イン ターネットや新聞、本などから具体例などの材料を集 めさせる。その材料をもとに、もう一度要旨を考えて まとめさせる。そして、文章構成を考え適切で必要な 材料を選び、意見文を書かせる。 一人学びでは、ワークシートを使い、仮の要旨や選 んだ材料(2つ)、確定した要旨、文章構成を書き込 むようにする。その際、第2次で学習したことを想起さ せ、事実の文と意見の文の役割はっきりさせたり、接 続語や指示語の使い方を考えたりさせるようにする。 協同学びでは、同じ班でアドバイスをし合い、よりよ い文章にしていくようにさせる。その際、視点として、 段落役割や接続語、文末表現などに目を向けさせ る。

(3)

本時の学習

1 主眼

まとめの段落を事実の書かれている文と意見が書かれている文に分け、キーワードや文末表現な どを根拠として中心文を絞り込んだり、なぜ心に平和のとりでを築く必要があるのかという視点を 加えたりすることで、要旨を読み取ることができるようにする。

2 展開

学習活動 指導上の留意点 評価の観点 1 前時までの学習を振り返り、学習 内容を確認する。 2 本時学習のめあてを確認する。 3 要旨を読み取る。 (1) 要旨をまとめるために、中心 文を考える。 (2) 中心文を手がかりに自分な りに要旨をまとめる。 一人学び (3) 各自がまとめた要旨につい て意見交流する。 協同学び (4) 要旨を修正する。 4 本時学習のまとめをする。 5 次時の学習を知る。 ○ 目的を明確にさせ、学習内容を把握さ せる。 ○ 文末表現、題名との関係、原爆ドーム の表し方の変化に着目させて中心文を絞 り込む。 ○ 「心に平和のとりでを築くための世界の 遺産」という叙述に着目させ、なぜ心に平 和のとりでを築く必要があるのかという視 点を加えて要旨をまとめるように助言す る。 ※ 主張の意図がつかめない児童に対して は、生活経験、既習経験、今日の平和を 脅かす世界情勢などを想起しながら、筆 者の主張を考えるように促す。 ○ 共通点、相違点をもとに発言内容を組 織し、交流の視点を焦点化する。 ○ 次時では、筆者の考えに対する自分の 考えを書くことを知らせる。 ○ 平和のとりでを築 くとは、どんな心が 必要であるかを明確 にして要旨をまとめ ることができる。

第6学年1組

指導者

○○ ○○

筆者が伝えたいことは何かまとめよう。 【学習内容のまとめ】 (例)戦争は人の心の中で生まれるものであるから、原爆ドームは、その人の心の中に二 度と戦争をおこしてはいけないという心を築かせるための世界の遺産である。 【読み方のまとめ】 中心文をもとに機械的に要旨をまとめるだけでなく、言葉の裏側にある筆者の思いを 読み取ることで、より深く要旨を捉えることができる。

参照

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